JP5098058B2 - 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、及び、情報提供プログラム、並びに、コンピュータ読取可能記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、及び、情報提供プログラム、並びに、コンピュータ読取可能記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、概して、ユーザによる問題解決を支援するための情報を当該ユーザに提供するシステムに係り、特に、ユーザによる問題解決を高効率化させるとともに、ユーザのスキル習得及びスキルアップ(熟練度向上)を実現するシステム、装置、方法、及び、プログラム、並びに記録媒体に関する。
従来、ユーザによる問題解決を支援するための情報を当該ユーザに提供する装置及び方法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、射出成形分野に特化して問題解決を支援するものとして、「熟練成形技術者の持つ経験と勘とを十分に活用」し、「成形品の成形不良状況に対して適切な対策案をより効率的に導出する」ことを狙いとした「射出成形機における射出成形技術の支援方法」が開示されている(段落番号0018)。
特許文献2には、同じく射出成形分野に特化して問題解決を支援するものとして、「適切かつ信頼性の高い成形不良対策をユーザに提示すること」を狙いとした「射出成形支援装置」が開示されている(段落番号0005)。
特許文献3には、製品製造分野に特化して問題解決を支援するものとして、「不具合の対策支援を効率よく行うこと」を狙いとした「1以上の実体・・・から生産される製品に関わる生産システムに生じる不具合に対する対策を支援する不具合対策支援装置」が開示されている(段落番号0001及び0015)。
特開平07−024894号公報 特開2006−289874号公報 特開2007−241861号公報
特許文献1には「・・・不良項目が複数ある場合、優先的に対処すべき不良項目(以下、「注目不良」という。)を決定する。この注目不良は、基本的には前記成形情報として入力された不良優先度情報で定めた優先順位に基づいて決定する・・・」と記載されている(段落番号0043)。
すなわち、特許文献1に開示された方法によれば、一度に1つの不良項目(注目不良)に対する対策のみが表示されるに過ぎず、ユーザは複数の不良(項目)を漏れなく考慮した対策を実施できない。
また、特許文献1には「・・・この『R−2』は、対策案の『修正』を示すもので、対策番号2に対応する対策案の逆の対策を行なう。例えば、対策番号2に対応する対策案が射出速度を速くしていくような内容の対策であれば『R−2』によって、射出速度を遅くしていくような内容の対策を実施する。」とも記載されている(段落番号0101)。
このように一の不良に対する一の対策を実施中に他の不良が発生した場合に当該一の対策とは逆方向の(逆向きの)別の一の対策を実施するものとすると、ユーザは、これら対策間で行き来を繰り返す、いわゆる「堂々巡り」の状態(或いは、「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず」という状態)に陥り、製造不良対策を効率的に実施することができない。
換言すれば、特許文献1に開示された方法では、採り得る複数の対策に関して、対策間に存在し得るトレードオフ関係を考慮することができない。
また、特許文献1〜3において、ユーザは提示された対策が採られる理由を学習することができない。特に、特許文献2のように、システムが学習機能を持つ場合、ユーザは益々学習によるスキル取得又はスキルアップができなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ユーザによる問題解決を高効率化させるとともに、ユーザのスキル習得及びスキルアップ(熟練度向上)を実現する情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、及び、情報提供プログラム、並びに、コンピュータ読取可能記録媒体を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、問題を解決するための情報をユーザに提供する情報提供システムであって、上記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて格納するデータベース装置と、ユーザ端末を通じてユーザにより上記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の上記解決策情報を上記データベース装置から読み出して、上記ユーザ端末に表示するように構成されたコンピュータ装置とを含み、当該コンピュータ装置が、上記ユーザ端末を通じてユーザにより2以上の上記問題に関する情報が指定されたときに、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の上記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に上記ユーザ端末に表示するように構成された、情報提供システムである。
上記第一の態様によれば、複数種類の問題が発生したときに、ユーザが各問題に対する解決策候補を相互に参照することができるようになるため、複数種類の問題が発生したときであっても一度に一の問題についての解決策候補しかユーザに提示されない場合と比べて、ユーザは発生した複数種類の問題すべてについての解決策候補を参照しながら採用すべき問題解決策を選択できるようになる。
これにより、ユーザは、例えば、一の問題についての1以上の解決策候補と他の問題についての1以上の解決策候補とを比較することにより、一の問題に着目して一の問題解決策を実施した場合に、それが他の問題について問題を改善する方向に作用するのか、或いは、悪化させる方向に作用するのか、を知ることができる。したがって、単に一の問題についてのみ1以上の解決策候補をユーザに教示・提示するだけの場合と比べて、発生している複数の問題のいずれに対しても有効となり得る適切な問題解決策をユーザが効率良く選択することができるようになる。
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、上記第一の態様に係る情報提供システムであって、上記コンピュータ装置が、更に、上記2以上の問題に関する情報の各々についての上記1以上の解決策情報を上記ユーザ端末に表示するとき、上記2以上の問題のうちの一の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、上記2以上の問題のうちの他の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが所定の関連性を有する場合には、当該関連性についてユーザに情報提供するように構成された、情報提供システムである。
上記第二の態様において、上記所定の関連性を有する場合とは、例えば、一方の解決策情報の実施が他方の問題を悪化させるという関係にある場合や、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関係(例えば、トレードオフ関係など)にある場合(例えば、一方の解決策情報と他方の解決策情報とが同一のパラメータ数値を相対する方向へ増減させる場合など)などである。
また、上記第二の態様において、上記コンピュータ装置は、例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように上記ユーザ端末に表示する(例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方をハイライト表示する、或いは、同一のパラメータの変更を内容とする解決策情報を他の解決策情報とは異なる同一の色で表示する、など)ことによって、上記関連性についてユーザに情報提供する。
上記第二の態様によれば、発生した複数種類の問題の各々に対して1つ以上ずつ表示された解決策候補群のうち、既述のような関連性を有する解決策候補が他の解決策情報から容易に区別・識別できるようにユーザに対して表示されるため、ユーザの認知限界を支援することができる。
すなわち、ユーザは、上記のような視覚的表示による支援により、多くの情報について記憶及び/又は理解していなくても、互いに影響する解決策候補・互いに影響しない解決策候補を容易に考慮し、解決策を判断することができるようになるため、適切な問題解決策をより一層効率良く選択することができる。
なお、上記第一及び第二の態様においては、上記データベース装置が、上記問題に関する情報と上記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて格納するように構成され、上記コンピュータ装置が、更に、当該コンピュータ装置により上記ユーザ端末に表示された上記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報が上記ユーザ端末を通じてユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した上記解決策関連情報を上記データベース装置から読み出して、上記ユーザ端末に表示するように構成される、ようにしてもよい。
ここで、上記解決策関連情報とは、例えば、A)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報、B)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報、C)当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施する際に注意すべき事項(例えば、当該解決策を実施する前に確認すべき事項など)を示す情報、及び/又は、D)上記A)〜C)のいずれにも該当・対応しないが、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策(又は、その実施)との関連性が比較的高いノウハウを示す情報、などを含む。
上記目的を達成するための本発明の第三の態様は、製品を製造するユーザに情報を提供する情報提供装置であって、上記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて格納する情報格納手段と、ユーザにより上記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の上記解決策情報を上記情報格納手段から読み出して、表示する解決策情報表示手段とを有し、上記解決策情報表示手段が、ユーザにより2以上の上記問題に関する情報が指定されたときに、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の上記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に表示するように構成された、情報提供装置である。
上記第三の態様によれば、複数種類の問題が発生したときに、ユーザが各問題に対する解決策候補を相互に参照することができるようになるため、複数種類の問題が発生したときであっても一度に一の問題についての解決策候補しかユーザに提示されない場合と比べて、ユーザは発生した複数種類の問題すべてについての解決策候補を参照しながら採用すべき問題解決策を選択できるようになる。
これにより、ユーザは、例えば、一の問題についての解決策候補と他の問題についての解決策候補とを比較することにより、一の問題に着目して一の問題解決策を実施した場合に、それが他の問題について問題を改善する方向に作用するのか、或いは、悪化させる方向に作用するのか、を知ることができるため、適切な問題解決策を効率良く選択することができる。
上記目的を達成するための本発明の第四の態様は、上記第三の態様に係る情報提供装置であって、上記解決策情報表示手段が、更に、上記2以上の問題に関する情報の各々についての上記1以上の解決策情報を表示するとき、上記2以上の問題のうちの一の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、上記2以上の問題のうちの他の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが所定の関連性を有する場合には、当該関連性についてユーザに情報提供するように構成された、情報提供装置である。
上記第四の態様において、上記所定の関連性を有する場合とは、例えば、一方の解決策情報の実施が他方の問題を悪化させるという関係にある場合や、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関係(例えば、トレードオフ関係など)にある場合(例えば、一方の解決策情報と他方の解決策情報とが同一のパラメータ数値を相対する方向へ増減させる場合など)などである。
また、上記第四の態様において、上記解決策情報表示手段は、例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように表示する(例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方をハイライト表示する、或いは、同一のパラメータの変更を内容とする解決策情報を他の解決策情報とは異なる同一の色で表示する、など)ことによって、上記関連性についてユーザに情報提供する。
上記第四の態様によれば、発生した複数種類の問題の各々に対して1つ以上ずつ表示された解決策候補群のうち、既述のような関連性を有する解決策候補が他の解決策情報から容易に区別・識別できるようにユーザに対して表示されるため、ユーザの認知限界を支援することができる。
すなわち、ユーザは、上記のような視覚的表示による支援により、多くの情報について記憶及び/又は理解していなくても、互いに影響する解決策候補・互いに影響しない解決策候補を容易に考慮し、解決策を判断することができるようになるため、適切な問題解決策をより一層効率良く選択することができる。
なお、上記第三及び第四の態様においては、上記情報格納手段が、上記問題に関する情報と上記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて格納するように構成され、上記解決策情報表示手段が、更に、当該解決策情報表示手段により表示された上記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報がユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した上記解決策関連情報を上記情報格納手段から読み出して、表示するように構成される、ようにしてもよい。
ここで、上記解決策関連情報とは、例えば、A)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報、B)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報、C)当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施する際に注意すべき事項(例えば、当該解決策を実施する前に確認すべき事項など)を示す情報、及び/又は、D)上記A)〜C)のいずれにも該当・対応しないが、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策(又は、その実施)との関連性が比較的高いノウハウを示す情報、などを含む。
上記目的を達成するための本発明の第五の態様は、製品を製造するユーザに情報を提供する情報提供方法であって、上記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて、コンピュータにより実現される情報格納手段に予め格納しておき、ユーザ端末を通じてユーザにより上記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の上記解決策情報を上記情報格納手段から読み出して、上記ユーザ端末に表示するとともに、ユーザにより2以上の上記問題に関する情報が指定されたときには、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の上記解決策情報をユーザが相互参照可能に表示する、情報提供方法である。
上記第五の態様によれば、複数種類の問題が発生したときに、ユーザが各問題に対する解決策候補を相互に参照することができるようになるため、複数種類の問題が発生したときであっても一度に一の問題についての解決策候補しかユーザに提示されない場合と比べて、ユーザは発生した複数種類の問題すべてについての解決策候補を参照しながら採用すべき問題解決策を選択できるようになる。
これにより、ユーザは、例えば、一の問題についての解決策候補と他の問題についての解決策候補とを比較することにより、一の問題に着目して一の問題解決策を実施した場合に、それが他の問題について問題を改善する方向に作用するのか、或いは、悪化させる方向に作用するのか、を知ることができるため、適切な問題解決策を効率良く選択することができる。
上記目的を達成するための本発明の第六の態様は、上記第五の態様に係る情報提供方法であって、上記2以上の問題に関する情報の各々についての上記1以上の解決策情報を上記ユーザ端末に表示するとき、上記2以上の問題のうちの一の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、上記2以上の問題のうちの他の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが、一方の解決策情報の実施が他方の問題を悪化させるという関係にある場合や一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関連性(例えば、トレードオフ関係など)を有する場合(例えば、一方の解決策情報と他方の解決策情報とが同一のパラメータ数値を相対する方向へ増減させる場合など)には、当該関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように上記ユーザ端末に表示する(例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方をハイライト表示する、或いは、同一のパラメータの変更を内容とする解決策情報を他の解決策情報とは異なる同一の色で表示する、など)、情報提供方法である。
上記第六の態様によれば、発生した複数種類の問題の各々に対して1つ以上ずつ表示された解決策候補群のうち、既述のような関連性を有する解決策候補が他の解決策情報から容易に区別・識別できるようにユーザに対して表示されるため、ユーザの認知限界を支援することができる。
すなわち、ユーザは、上記のような視覚的表示による支援により、多くの情報について記憶及び/又は理解していなくても、互いに影響する解決策候補・互いに影響しない解決策候補を容易に考慮し、解決策を判断することができるようになるため、適切な問題解決策をより一層効率良く選択することができる。
なお、上記第五及び第六の態様において、上記問題に関する情報と上記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて上記情報格納手段に予め格納しておき、上記ユーザ端末に表示された上記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報がユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した上記解決策関連情報を上記情報格納手段から読み出して、表示する、ことが好ましい。
ここで、上記解決策関連情報とは、例えば、A)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報、B)当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報、C)当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施する際に注意すべき事項(例えば、当該解決策を実施する前に確認すべき事項など)を示す情報、及び/又は、D)上記A)〜C)のいずれにも該当・対応しないが、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策(又は、その実施)との関連性が比較的高いと考えられるノウハウを示す情報、などを含む。
上記目的を達成するための本発明の第七の態様は、問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて格納するデータベースと協働するコンピュータによって実行されたときに、当該コンピュータに、上記製品を製造するユーザに情報を提供させる情報提供コンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、上記コンピュータによって実行されたときに、当該コンピュータを、ユーザにより上記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の上記解決策情報を上記データベースから読み出して、表示するとともに、ユーザにより2以上の上記問題に関する情報が指定されたときには、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の上記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に表示する解決策情報表示手段として機能させる、情報提供コンピュータプログラムである。
上記第七の態様によれば、複数種類の問題が発生したときに、ユーザが各問題に対する解決策候補を相互に参照することができるようになるため、複数種類の問題が発生したときであっても一度に一の問題についての解決策候補しかユーザに提示されない場合と比べて、ユーザは発生した複数種類の問題すべてについての解決策候補を参照しながら採用すべき問題解決策を選択できるようになる。
これにより、ユーザは、例えば、一の問題についての解決策候補と他の問題についての解決策候補とを比較することにより、一の問題に着目して一の問題解決策を実施した場合に、それが他の問題について問題を改善する方向に作用するのか、或いは、悪化させる方向に作用するのか、を知ることができるため、適切な問題解決策を効率良く選択することができる。
なお、上記第七の態様において、上記解決策情報表示手段は、更に、上記2以上の問題に関する情報の各々についての上記1以上の解決策情報を表示するとき、上記2以上の問題のうちの一の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、上記2以上の問題のうちの他の問題についての上記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関連性を有する場合には、当該関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように表示する(例えば、上記所定の関連性を有する解決策情報双方をハイライト表示する、或いは、同一のパラメータの変更を内容とする解決策情報を他の解決策情報とは異なる同一の色で表示する、など)、ように構成されることが好ましい。
上記目的を達成するための本発明の第八の態様は、請求項20又は21記載の情報提供コンピュータプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能記録媒体である。
上記第八の態様において、上記コンピュータ読取可能記録媒体には、上記情報提供コンピュータプログラムに加えて、更に、上記データベースも記録されていることが好ましい。
本発明によれば、ユーザによる問題解決を高効率化させるとともに、ユーザのスキル習得及びスキルアップ(熟練度向上)を実現する情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、及び、情報提供プログラム、並びに、コンピュータ読取可能記録媒体を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。下記実施例では、問題を解決することが求められる場面の一例として製造業の製品製造工程における問題対策を挙げ、さらに、問題対策が行われる製造工程の一例としてプラスチック射出成形による成形工程を挙げる。
なお、プラスチック射出成形自体の概念、手法、及び必要な設備等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
また、本明細書において、「熟練者」と言った場合、必ずしも、実年齢が高い人や、会社における入社年次が古い人や、能力が高いとの社内評価を受けている人といった、いわゆる「ベテラン」や「実力者」と呼ばれる人々を指すことが意図されているわけではなく、対象領域の広狭や技術的難度/深度にかかわらず、対象となる工程(下記の一実施例ではプラスチック射出成形による成形工程)について何らかの経験・ノウハウを持っている人であればあらゆる人が含まれ得る。
以下、図1〜20を参照して、本発明の一実施例に係る情報提供システムについて説明する。本実施例に係る情報提供システムは、プラスチック射出成形による成形工程の作業者によって、成形工程において発生し得る製造不良(成形不良、不具合)への対策について支援を得るのに用いられる。以下において単に「不良」と言った場合、特段の断りがなければ、上記「製造不良」のことを指すものとする。
図1は、本実施例に係る情報提供システム100の概略構成図である。
本実施例に係る情報提供システム100は、アプリケーションサーバ101と、データベース(DB)サーバ102と、アプリケーションサーバ101に対してクライアントマシンとして機能する端末103と、これら構成要素を通信可能に接続するネットワーク104とを含む。
本実施例において、端末103は、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)であり、プラスチック射出成形を行なっている作業者が作業の前後又は作業中に操作し、参照するのに便利な位置に配置されることが望ましい。
また、本実施例において、ネットワーク104は、例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)である。代替例として、ネットワーク104は、インターネットなどの公衆網であってもよい。
アプリケーションサーバ101は、ネットワーク104を通じて装置外から起動可能な情報提供アプリケーションプログラムを備える。ここで、本実施例に係る情報提供アプリケーションは、主たる機能として、画面表示機能モジュール101aと、被加工物特性把握支援機能モジュール101bと、不良対策候補表示機能モジュール101cと、不良対策詳細情報表示機能モジュール101dと、を含む。これらモジュール各々の機能・作用効果については後に詳述する。
データベースサーバ102には、1)例えば情報提供システム100のユーザによりデータベースサーバ102に登録された、製造に用いられる被加工物に関する情報(被加工物情報)と、2)熟練者、又は、熟練者から聴き取り調査した者等の熟練者思考分析者によりデータベースサーバ102に登録された不良対策情報と、が予め記録保持されているようにする。
データベースサーバ102に格納される情報のコンテンツの一例を図2に示す。図2(a)は被加工物情報のコンテンツ例を、図2(b)は不良対策情報のコンテンツ例を、それぞれ示している。
図2(a)に示したように、本実施例において、データベースサーバ102に記録保持される被加工物情報は、例えば、被加工物特定情報と、被加工物特性情報と、当該被加工物について発生しやすい不良に関する情報と、を含む。本実施例において、被加工物特定情報は、一例として、被加工物種類情報と、被加工物グレード(等級)情報とから構成されるものとする。
しかしながら、本発明に係る被加工物種類情報は、必ずしもこのような実施形態に限定されるわけではなく、被加工物特定情報の内容は、被加工物に応じて適宜選択されることが望ましい。例えば、代替例として、被加工物が種類情報のみによって特定されるようにしてもよく、或いは、少なくとも種類情報を含む3つ以上の情報によって特定されるようにしてもよい。
また、本実施例における被加工物特性情報とは、例えば被加工物が樹脂の場合、例えば粘性や固化速度などのパラメータに関する情報である。本実施例においては、一例として、被加工物特性情報が、3つのパラメータ(特性X、特性Y、特性Z)によって表されるものとしたが、本発明は必ずしもこのような実施形態に限定されるわけではなく、被加工物の特性を表すパラメータの種類及び数は、被加工物に応じて適宜選択されることが望ましい。
また、図2(b)に示したように、本実施例において、データベースサーバ102に記録保持される不良対策情報は、不良種類情報と、不良発生状況情報と、対策内容情報と、を含む。また、本実施例において、対策内容情報には、必須項目の一例として、当該不良を解決するための対策候補の対策種類を表す情報(対策種類情報)と、当該対策を実施すべき理由に関する情報(対策理由情報)と、当該対策を採用すべきか否かを判断する基準に関する情報(判断基準情報)と、が含まれる。さらに、本実施例において、対策内容情報には、任意項目の一例として、当該対策を実施する際に注意すべき事項(例えば、当該対策を実施する前に確認すべき事項など)に関する情報(注意事項情報)と、これまでに述べたいずれの情報にも含まれないが当該対策(又は、その実施)との関連性が比較的高いと考えられるノウハウに関する情報(関連ノウハウ情報)と、が含まれる。
なお、当業者には明らかなように、本実施例に係る不良対策情報は、データベースサーバ102への登録者である上述の熟練者又は熟練者思考分析者が不良対策ノウハウとして利用できる可能性があると判断した情報である。したがって、本実施例において「不良対策情報」と呼んでいる情報は、結果論として見れば、必ずしもノウハウとしての利用可能性や有用性が高くない情報も含まれ得る。
ところで、上述のように、本実施例に係るデータベースサーバ102に記録保持される不良対策情報は、熟練者自身によって登録されてもよく、熟練者から聴き取り調査をした者等の熟練者の思考を分析する者によって登録されてよい。しかしながら、現実的には、熟練者自身に上述のような不良対策情報を入力・登録してもらうことは困難である場合が多いと考えられる。なぜなら、経験豊富な熟練者であっても、自身の持っている経験やノウハウが頭の中で体系的には整理できていない場合が多いと考えられるからである。
それでは、熟練者に聴き取り調査をする者等の熟練者分析者であれば熟練者の持つノウハウを体系的に整理できるかというとこれも簡単ではない。なぜなら、熟練者自身の頭の中が整理されていない以上、直接的に正面から問題解決策を尋ねる質問を単純に重ねていっても、熟練者から体系立った回答は得られないと考えられるからである。
より具体的に説明する。例えば、プラスチック射出成形の熟練者に「成形工程でバリが発生するという問題を解決するための対策としては、どのような方法が考えられるか?」と質問すれば、「例えば、射出速度を下げる、樹脂を入れすぎない、保圧を下げる、樹脂温を下げる、型温を下げる、などの方法が考えられる。」といった回答が得られると考えられる。
しかしながら、続いて、「では、どのようなときには射出速度を下げることによってバリの解消を図るべきで、どのようなときには保圧を下げることによってバリの解消を図るべきか?」といった複数の対策の中から一の対策を選択する絞り込みのロジックについて質問すると、多くの熟練者が「いろいろなケースが考えられるので、一概には言えない」と回答すると思われる。
あるいは、熟練者は、「こういう場合にはこの対策、あういう場合にはあの対策・・・」と自らの経験に基づいて、いくつかの状況・場面において適切な対策を示してくれるかもしれない。しかしながら、このような回答をヒアリングし、文書等にまとめたとしても、別の人(特に、非熟練者)が使えるノウハウとはならない可能性が高い。換言すれば、熟練者から非熟練者へノウハウ(技能・技術)を伝承する媒体としては十分に役立たない可能性が高い。
なぜなら、上記のように「状況・場面」に「採るべき対策」が関連付けられて提示されたとしても、「状況・場面」をどのように定義するかが熟練者任せであれば、人によって或いは同じ人であっても聴くたびごとに異なった定義がされる可能性があり、非熟練者が当該「採るべき対策」を使うべき「状況・場面」を特定できないおそれがある。
また、仮に、非熟練者が熟練者の定義した「状況・場面」を特定できたとしても、当該状況・場面と同一の状況・場面でない限り当該対策は使えない(又は、使えるという判断ができない)。
さらに、仮に、同一の状況・場面に遭遇したとしても、「採るべき対策」のみが情報として非熟練者に伝えられるのであれば、非熟練者はその対策を採るべき理由(或いは、熟練者がその対策を採った理由)を学ぶことができず、したがって、熟練者の思考ロジックを学ぶ(或いは、なぞる)ことができないため、他の状況・場面において応用させることができない。
このように、「採るべき対策」のみを熟練者からヒアリングし、ノウハウとして非熟練者に情報提供しても、非熟練者のスキル取得又はスキルアップ(熟練度向上)にはつながらないと言える。
では、熟練者の不良対策ノウハウを的確に引き出し、不良対策情報として本実施例に係るデータベースサーバ102に格納するにはどのようにすればよいか。本願発明者は、上述のように自らの知識・ノウハウを頭の中で体系的に整理できていないと思われる熟練者であっても、実際に不良が発生してしまった現物(ここでは成形品)を見れば、知っている複数の対策の中から採用すべき一の対策を選択することができる点に着目した。
本願発明者がいわゆる熟練者に不良が発生してしまった現物を見せながら聴き取り調査を行なったところ、熟練者は、不良が発生した状況に関する情報を観察又は収集し、得られた不良発生状況情報に基づいて対策を絞り込んでいることが分かった。
これを、上述のプラスチック射出成形を例に挙げて、図3〜6を参照して説明する。
上述のように、プラスチック射出成形の熟練者は、例えば、成形工程で発生したバリを解消するための対策として、射出速度を下げる、樹脂を入れすぎない、保圧を下げる、樹脂温を下げる、型温を下げる、などの方法を知っている(図3)。
バリが発生した現物を見た熟練者に本願発明者が聴き取り調査を行なったところ、熟練者は、まず、バリが発生したタイミング(時点、時期、工程)に着目していた。これは、一例として、保圧時と射出時とに分類される。そして、熟練者は、経験上、発生タイミングごとに適切な対策を知っていた(図4)。
ここで、仮に、バリが保圧時に発生したものであると、次に、熟練者は、バリが発生した場所(領域、部位)に着目していた。これは、一例として、最終充填部付近と、ゲート付近と、全体的なものとに分類される。そして、熟練者は、経験上、発生場所ごとに適切な対策を知っていた(図6)。
換言すれば、上記プラスチック射出成形工程におけるバリという製造不良に関する一例の場合、本願発明者が聴き取り調査した熟練者は、発生タイミングと発生場所という2つの不良発生状況情報に基づいて、知っている複数のバリ対策の中から1つの対策に絞り込み、抽出していたことになる。
1つの対策に絞り込むのに必要な不良発生状況情報は上記のように2種類とは限られず、被加工品などによって様々であろう。
いずれにしても、本願発明者は、上述のように、熟練者への聴き取り調査から、熟練者が体系立って説明することは困難であるが、実際に不良が発生した物を見れば適切な一の対策を考えることができる、という思考プロセスの背後には不良発生状況に対する要素分析が存在しているとの知見を得た。
そこで、本実施例に係るデータベースサーバ102に格納される不良対策情報は、熟練者に実際に不良が発生した物を見せて、どのような不良発生状況情報に基づいて対策を決定しているかを中心として聴き取り調査した結果を入力・登録しておくことが望ましい。
次いで、図7示したフローチャート、及び、図8〜20に示した端末103のユーザインターフェース画面例を参照して、本実施例に係る情報提供システム100による製造不良対策支援処理の流れを説明する。
図7に示すフローチャートは、例えば、アプリケーションサーバ101が立ち上がっている状態で、ある製品の製造工程に携わっている作業者(情報提供システム100のユーザ)が端末103を通じてアプリケーションサーバ101内の情報提供アプリケーションを起動したときに開始される。
情報提供アプリケーションが起動されると、画面表示機能モジュール101aが初期画面を表示する。初期画面の一例を図8に示す。
本実施例において、情報提供アプリケーションのユーザインターフェース画面は、まず、被加工物特定情報入力・表示欄801と、被加工物特性情報表示欄802とを含む。これら被加工物特定情報入力・表示欄801及び被加工物特性情報表示欄802は、被加工物特性把握支援機能モジュール101bにより管理される。
ここでは、本実施例に係るデータベース装置102に格納された被加工物情報の被加工物特定情報に対応させて、被加工物特定情報入力・表示欄801には、被加工物種類情報を入力・表示する欄801aと、被加工物グレード情報を入力・表示する欄801bとが設けられる。ユーザによる被加工物種類情報入力・表示欄801aへの被加工物種類情報の入力及び被加工物グレード情報入力・表示欄801bへの被加工物グレード情報の入力については、選択可能な被加工物種類情報及び被加工物グレード情報をユーザがそれぞれプルダウンメニュ(図示せず)の中から選択できるようにしておく。ここで、選択可能な被加工物種類情報及びグレード情報とは、対応する被加工物特性情報及び/又は発生しやすい不良に関する情報がデータベースサーバ102に予め格納された被加工物種類情報及びグレード情報である。
また、本実施例に係るデータベースサーバ102に格納された被加工物情報の被加工物特性情報及び発生しやすい不良に関する情報に対応させて、被加工物特性情報表示欄802には、被加工物特定情報欄801に入力された情報により特定された被加工物について発生しやすい不良に関する情報を表示する欄802aと、被加工物特定情報欄801に入力された情報により特定された被加工物の特性Xについての情報を表示する欄802bと、被加工物特定情報欄801に入力された情報により特定された被加工物の特性Yについての情報を表示する欄802cと、被加工物特定情報欄801に入力された情報により特定された被加工物の特性Zについての情報を表示する欄802dとが設けられる。
被加工物特性把握支援機能モジュール101bは、ユーザにより、被加工物種類情報入力・表示欄801a及び被加工物グレード情報入力・表示欄801bのプルダウンメニュ(図示せず)から被加工物種類情報及び被加工物グレード情報が選択されると、選択された被加工物種類情報及び被加工物グレード情報により特定された被加工物について発生しやすい不良に関する情報、並びに、当該特定された被加工物の特性Xについての情報、特性Yについての情報、及び、特性Zについての情報を、データベースサーバ102に格納された被加工物情報の発生しやすい不良に関する情報及び被加工物特性情報から読み出して、発生しやすい不良表示欄802a、特性X表示欄802b、特性Y表示欄802c、及び、特性Z表示欄802dにそれぞれ表示する。
本実施例に係る情報提供アプリケーションのユーザインターフェース画面は、更に、不良情報入力・表示欄803、対策情報表示欄804、「不良情報クリア」ボタン805、及び「ステータスクリア」ボタン806を含む。これら不良情報入力・表示欄803、対策情報表示欄804、「不良情報クリア」ボタン805、及び「ステータスクリア」ボタン806は、不良対策候補表示機能モジュール101cにより管理される。
不良情報入力・表示欄803には、選択入力された不良情報に識別用のIDを付与する不良ID表示欄803aが設けられる。また、ここでは、本実施例に係るデータベース装置102に格納された不良対策情報の不良種類情報及び不良発生状況情報(タイミング及び場所)に対応させて、不良情報入力・表示欄803には、不良種類情報を入力・表示する欄803bと、不良発生タイミング情報を入力・表示する欄803cと、不良発生場所情報を入力・表示する欄803dとが設けられる。ユーザによる不良種類情報入力・表示欄803bへの不良種類情報の入力、不良発生タイミング情報入力・表示欄803cへの不良発生タイミング情報の入力、及び、不良発生場所情報入力・表示欄803dへの不良発生場所情報の入力については、選択可能な不良種類情報、不良発生タイミング情報、及び不良発生場所情報をユーザがそれぞれプルダウンメニュ(図示せず)の中から選択できるようにしておく。ここで、選択可能な不良種類情報、不良発生タイミング情報、及び不良発生場所情報とは、対応する対策内容情報がデータベースサーバ102に予め格納された不良種類情報、不良発生タイミング情報、及び不良発生場所情報である。
対策情報表示欄804には、不良種類表示欄804aと、対策候補情報表示欄804bと、ステータス表示欄804cとが含まれる。
本実施例に係る情報提供アプリケーションのユーザインターフェース画面は、更に、不良対策詳細情報表示機能モジュール101dにより管理される対策詳細情報表示欄807を含む。対策詳細情報表示欄807は、ユーザが対策詳細情報を閲覧したい不良情報のIDを入力するための不良ID入力・表示欄807aと、対策情報に識別用のIDを付与する対策ID表示欄807bと、対策候補情報表示欄807cと、対策理由情報表示欄807dと、「対策理由詳細情報」ボタン807eと、当該対策を採用すべきか否かを判断する際に用いられるべき判断基準を示す情報を表示する判断基準情報表示欄807fと、当該対策を実施する際に注意すべき事項(例えば、当該対策を実施する前に確認すべき事項など)を示す情報を表示する注意事項表示欄807gと、表示欄807d、807f、及び807gに示された情報のいずれにも該当・対応しないが、当該対策との関連性が比較的高いノウハウを示す情報を表示する関連ノウハウ表示欄807hと、「関連ノウハウ詳細情報」ボタン807iと、を含む。
本実施例に係る情報提供アプリケーションのユーザインターフェース画面は、更に、画面表示機能モジュール101aにより管理される「すべてクリア」ボタン808及び「閉じる」ボタン809と、を含む。
図8に一例を示した初期画面において、上記の各入力欄・表示欄は、いずれも空欄(又は、未入力)の状態となっている。
図7に戻る。初期画面が表示されているとき、情報提供アプリケーションは、ユーザによって被加工物を特定するための情報(被加工物特定情報)が被加工物情報入力・表示欄801へ入力されるのを待機している状態である(ステップS701)。
ユーザにより被加工物情報入力・表示欄801のプルダウンメニュの中から1つの被加工物を特定する情報が選択されると(ステップS701の「YES」)、被加工物特性把握支援機能モジュール101bは、当該特定された被加工物の特性情報をデータベースサーバ102から読み出して、被加工物特性情報表示欄802に表示する(ステップS702)。すなわち、被加工物情報入力・表示欄801に被加工物特定情報が選択入力されると、被加工物特性情報が被加工物特性情報表示欄802に自動的に表示される。ステップS702において被加工物特性情報表示欄802に被加工物特性情報が表示された状態のユーザインターフェース画面の一例を図9に示す。
次いで、ユーザにより不良情報入力・表示欄803に不良情報が選択入力されると(ステップS703の「YES」)、選択した不良情報に対応した対策情報が表示される(ステップS704)。ステップS704において不良情報表示欄804に一の不良情報が表示された状態のユーザインターフェース画面の一例を図10に示す。
次いで、ユーザにより不良情報入力・表示欄803に別の不良情報が追加的に選択入力されると(ステップS705の「YES」)、追加選択した不良情報に対応した対策情報が表示される(ステップS704)。2度目のステップS704において不良情報表示欄804に合計2つの不良情報が表示された状態のユーザインターフェース画面の一例を図11に示す。
本実施例において、図11に一例を示すように、複数の不良情報について、各々に対する1以上の対策が表示されたとき、表示された対策の中の2つが、一方の対策の実施が他方の不良を悪化させるという関係にある場合や、一方の対策の実施が他方の対策の実施に影響を与えるという関連性(例えば、トレードオフ関係など)を有する場合、より具体的には、例えば、一方の対策と他方の対策とが同一のパラメータ数値を相対する方向へ増減させる場合(例えば、樹脂温度を上げる・下げる)などには、当該関連性を有する対策すべてがその他の対策と視覚的に識別されるように、例えば、それら関連性を有する対策すべてをハイライト表示する、或いは、同一のパラメータの変更を内容とする対策を他の対策とは異なる同一の色で表示する、などして表示する。このような視覚的効果により、ユーザの認識限界が支援され、ユーザは一度に多くの情報を記憶及び/又は理解していなくても、トレードオフ関係等の関連性を持ち、採用すると堂々巡りとなり得る対策を視覚的に容易に認識し、検討対象から除外することができるようになる。
1以上の不良情報が選択入力された状態で不良情報のいずれかが選択されると(ステップS706の「YES」)、選択された不良情報に対応した対策詳細情報が表示される(ステップS707)。図12は、図11の状態からヒケが選択された場合のステップS707処理後のユーザインターフェース画面の一例を示している。
次いで、ユーザによって対策情報にステータスが設定されると、ステータスが設定された対策情報が他の対策情報から容易に区別できるように識別表示される(ステップS709)。図13は、ステップS709の処理の一例を示している。この例では、ヒケの対策詳細情報を閲覧したユーザが、「樹脂温度、金型温度を上げる」という対策候補情報のステータス表示欄804cに、例えばプルダウンメニュから選択するなどして、検討対象から除くという意味の「除」というステータスを付与し、これによって「樹脂温度、金型温度を上げる」という対策候補情報の表示色が黒色から灰色に変化したところを示している。このような視覚的効果により、ユーザの認識限界が支援され、ユーザは一度に多くの情報を記憶及び/又は理解していなくても、検討時に検討すべき項目だけを容易に考慮することができるようになる。
次いで、図14にユーザインターフェース画面の一例を示すように、ユーザ操作によりポインタPによって対策理由詳細ボタンが押下されると(ステップS710の「YES」)、図15にユーザインターフェース画面の一例を示すように、押下された対策理由の詳細情報が別ウィンドウ1501として画面手前に表示される(ステップS711)。この対策理由詳細情報表示ウィンドウ1501は、「閉じる」ボタン1501aをポインタPで押下することによって閉じられる。
次いで、図16にユーザインターフェース画面の一例を示すように、ユーザ操作によりポインタPによって関連ノウハウ詳細ボタンが押下されると(ステップS712の「YES」)、図17にユーザインターフェース画面の一例を示すように、押下された関連ノウハウの詳細情報が別ウィンドウ1701として画面手前に表示される。この関連ノウハウ詳細情報表示ウィンドウ1701は、「閉じる」ボタン1701aをポインタPで押下することによって閉じられる。
次いで、図18にユーザインターフェース画面の一例を示すように、ステータスクリアボタン806がポインタPによって押下されたか否かが判定される(ステップS714)。押下された場合(ステップS714の「YES」)、すべての対策情報のステータスがクリアされ、例えば図12に一例を示したような画面状態に戻る(ステップS715)。
ステータスクリアボタン806が押下されなかった場合(ステップS714の「NO」)、次いで、不良情報クリアボタン805が押下されたか否かが判定される(ステップS716)。押下された場合(ステップS716の「YES」)、すべての不良情報とそれらに付与されたステータスとがクリアされ、例えば図9に一例を示したような画面状態に戻る(ステップS717)。
不良情報クリアボタン805も押下されなかった場合(ステップS716の「NO」)、次いで、すべてクリアボタン808が押下されたか否かが判定される(ステップS718)。押下された場合(ステップS718の「YES」)、被加工物関連情報、並びに、すべての不良情報及びそれらに付与されたステータス、がクリアされ、例えば図8に一例を示したような初期画面に戻る(ステップS719)。
すべてクリアボタン808も押下されなかった場合(ステップS718の「NO」)、次いで、閉じるボタン809が押下されたか否かが判定される(ステップS720)。押下されなかった場合(ステップS720の「NO」)、処理フローはステップS705に戻り、ユーザからの不良情報の入力を待機している状態となる。
他方、閉じるボタン809が押下された場合(ステップS720の「YES」)、本アプリケーションが終了する。
このように、本実施例によれば、複数種類の問題(不良)が発生したときに、ユーザが各問題に対する解決策(対策)候補を相互に参照できるため、ユーザは発生した複数種類の問題すべてについての解決策候補を参照しながら採用すべき問題解決策を選択できるようになる。
これにより、ユーザは、一の問題についての1以上の解決策候補と他の問題についての1以上の解決策候補とを比較することにより、発生している複数の問題のいずれに対しても有効となり得る適切な問題解決策をユーザが効率良く選択できる。
また、本実施例によれば、発生した複数種類の問題の各々に対して1つ以上ずつ表示された解決策候補群のうち、トレードオフ関係等にある解決策候補が他の解決策情報から容易に区別・識別できるようにユーザに対して表示されるため、ユーザの認知限界を支援することができる。
なお、上記一実施例においては、一例として、データベース102がアプリケーションサーバ101とは別体として設けられる場合について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。例えば、変形例として、アプリケーションサーバ101内のローカルストレージ内に被加工物情報と不良対策情報とが記録保持されるようにしてもよい。
本発明は、上記一実施例において例示したようなプラスチック射出成形だけでなく、あらゆる製造業に適用可能であるだけでなく、サービス業を含めたあらゆる業種・職種に適用可能である。なぜなら、あらゆる業種・職種に熟練者の経験が活かされあノウハウが存在するからである。
本発明の一実施例に係る情報提供システムの概略構成図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいてデータベースサーバに格納される情報コンテンツの一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいてデータベースサーバに不良対策情報として格納されることが望ましい熟練者の思考プロセスを説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいてデータベースサーバに不良対策情報として格納されることが望ましい熟練者の思考プロセスを説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいてデータベースサーバに不良対策情報として格納されることが望ましい熟練者の思考プロセスを説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいてデータベースサーバに不良対策情報として格納されることが望ましい熟練者の思考プロセスを説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムによる製造不良対策支援処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る情報提供システムにおいて端末を通じてユーザに提示されるユーザインターフェース画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 情報提供システム
101 アプリケーションサーバ
101a 画面表示機能モジュール
101b 被加工物特性把握支援機能モジュール
101c 不良対策候補表示機能モジュール
101d 不良対策詳細情報表示機能モジュール
102 データベースサーバ
103 端末
104 ネットワーク

Claims (23)

  1. 問題を解決するための情報をユーザに提供する情報提供システムであって、
    前記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて格納するデータベース装置と、
    ユーザ端末を通じてユーザにより前記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の前記解決策情報を前記データベース装置から読み出して、前記ユーザ端末に表示するように構成されたコンピュータ装置と、
    を含み、
    前記コンピュータ装置は、前記ユーザ端末を通じてユーザにより2以上の前記問題に関する情報が指定されたときに、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の前記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に前記ユーザ端末に表示するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 請求項1記載の情報提供システムであって、
    前記コンピュータ装置は、更に、前記2以上の問題に関する情報の各々についての前記1以上の解決策情報を前記ユーザ端末に表示するとき、前記2以上の問題のうちの一の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、前記2以上の問題のうちの他の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが所定の関連性を有する場合には、当該関連性についてユーザに情報提供するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  3. 請求項2記載の情報提供システムであって、
    前記所定の関連性を有する場合とは、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関係にある場合である、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  4. 請求項2又は3記載の情報提供システムであって、
    前記コンピュータ装置は、前記所定の関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように前記ユーザ端末に表示することによって、前記関連性についてユーザに情報提供する、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の情報提供システムであって、
    前記データベース装置は、前記問題に関する情報と前記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて格納するように構成され、
    前記コンピュータ装置は、更に、当該コンピュータ装置により前記ユーザ端末に表示された前記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報が前記ユーザ端末を通じてユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した前記解決策関連情報を前記データベース装置から読み出して、前記ユーザ端末に表示するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  6. 請求項5記載の情報提供システムであって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  7. 請求項5記載の情報提供システムであって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  8. 製品を製造するユーザに情報を提供する情報提供装置であって、
    前記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて格納する情報格納手段と、
    ユーザにより前記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の前記解決策情報を前記情報格納手段から読み出して、表示する解決策情報表示手段と、
    を有し、
    前記解決策情報表示手段は、ユーザにより2以上の前記問題に関する情報が指定されたときに、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の前記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に表示するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  9. 請求項8記載の情報提供装置であって、
    前記解決策情報表示手段は、更に、前記2以上の問題に関する情報の各々についての前記1以上の解決策情報を表示するとき、前記2以上の問題のうちの一の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、前記2以上の問題のうちの他の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが所定の関連性を有する場合には、当該関連性についてユーザに情報提供するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  10. 請求項9記載の情報提供装置であって、
    前記所定の関連性を有する場合とは、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関係にある場合である、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  11. 請求項9又は10記載の情報提供装置であって、
    前記解決策情報表示手段は、前記所定の関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように表示することによって、前記関連性についてユーザに情報提供する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  12. 請求項8乃至11のいずれか一項記載の情報提供装置であって、
    前記情報格納手段は、前記問題に関する情報と前記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて格納するように構成され、
    前記解決策情報表示手段は、更に、当該解決策情報表示手段により表示された前記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報がユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した前記解決策関連情報を前記情報格納手段から読み出して、表示するように構成される、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  13. 請求項12記載の情報提供装置であって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  14. 請求項12記載の情報提供装置であって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  15. 製品を製造するユーザに情報を提供する情報提供方法であって、
    前記問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とを関連付けて、コンピュータにより実現される情報格納手段に予め格納しておき、
    ユーザ端末を通じてユーザにより前記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の前記解決策情報を前記情報格納手段から読み出して、前記ユーザ端末に表示するとともに、ユーザにより2以上の前記問題に関する情報が指定されたときには、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の前記解決策情報をユーザが相互参照可能に表示する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  16. 請求項15記載の情報提供方法であって、
    前記2以上の問題に関する情報の各々についての前記1以上の解決策情報を前記ユーザ端末に表示するとき、前記2以上の問題のうちの一の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、前記2以上の問題のうちの他の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関連性を有する場合には、当該関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように前記ユーザ端末に表示する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  17. 請求項15又は16記載の情報提供方法であって、
    前記問題に関する情報と前記解決策情報の組み合わせの各々について、更に、解決策関連情報も関連付けて前記情報格納手段に予め格納しておき、
    前記ユーザ端末に表示された前記1以上の解決策情報のうちの一の解決策情報がユーザにより指定されたときに、当該一の解決策情報に対応した前記解決策関連情報を前記情報格納手段から読み出して、表示する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  18. 請求項17記載の情報提供方法であって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を実施すべき理由を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  19. 請求項17記載の情報提供方法であって、
    前記解決策関連情報は、当該解決策関連情報が関連付けられた問題に対して、当該解決策関連情報が関連付けられた解決策を採用すべきか否かの判断基準を示す情報である、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  20. 問題に関する情報と当該問題についての解決策情報とが関連付けて格納されたデータベースと協働するコンピュータによって実行されたときに、当該コンピュータに、前記製品を製造するユーザに情報を提供させる情報提供コンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータによって実行されたときに、当該コンピュータを、
    ユーザにより前記問題に関する情報が指定されたときに、当該問題に関する情報についての1以上の前記解決策情報を前記データベースから読み出して、表示するとともに、ユーザにより2以上の前記問題に関する情報が指定されたときには、当該2以上の問題に関する情報の各々についての1以上の前記解決策情報を、ユーザが相互参照可能に表示する解決策情報表示手段、
    として機能させる、
    ことを特徴とする情報提供コンピュータプログラム。
  21. 請求項20記載の情報提供コンピュータプログラムであって、
    前記解決策情報表示手段は、更に、前記2以上の問題に関する情報の各々についての前記1以上の解決策情報を表示するとき、前記2以上の問題のうちの一の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報と、前記2以上の問題のうちの他の問題についての前記1以上の解決策情報の中の一の解決策情報とが、一方の解決策情報の実施が他方の解決策情報の実施に影響を与えるという関連性を有する場合には、当該関連性を有する解決策情報双方がその他の解決策情報と識別されるように表示する、ように構成される、
    ことを特徴とする情報提供コンピュータプログラム。
  22. 請求項20又は21記載の情報提供コンピュータプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能記録媒体。
  23. 請求項22記載のコンピュータ読取可能記録媒体であって、
    前記情報提供コンピュータプログラムに加えて、更に、前記データベースも記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能記録媒体。
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