JP5097717B2 - 香料送達のための粘着付与ポリマー組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られるコポリマーをベースとする揮発性材料(例えば、香料)を組み込んで持続的に放出することが可能な、粘着付与ポリマー組成物に関する。特に、揮発性材料が揮発性の異なるいくつかの構成成分で形成された組成物である場合、本発明の組成物は、揮発性材料の全ての構成成分を長時間にわたって均一に放出させることができる。揮発性の異なる多数の構成成分から典型的に構成された香料の場合、本発明は、異なる揮発性に基づく構成成分の分離を避けて、香料の特徴全てを長時間持続送達させることができる。本発明の組成物は、空気清浄装置、防臭剤、良い香りのする物体、殺虫剤など、又は包装内に長持ちする芳香を放つヘッドスペースを作製する必要がある場合のように、環境内での揮発性材料の持続的な送達が望まれる様々な用途を見出すことができる。
揮発性成分を吸収及び放出することができるポリマー組成物は、特に香料送達に関して当該分野において周知である。
GB1558960(ナガエ(Nagae))には、傘に用いられる、香料放射PVCフィルムが記載されている。
米国特許第4618629号(T.バーネット社(T. Burnett & Co, Inc))には、粒子状芳香剤運搬樹脂が中に組み込まれた芳香剤放射ポリウレタンフォームが記載されている。該樹脂は、ポリマーのリスト(ポリオレフィン、ポリエステル、PVC及び類似物、ポリアミド、セルロースポリマー)から選択され得る。
香料送達のためのポリマー組成物の一般的利用には、例えば、空気清浄装置が含まれる。これらは、典型的には、GB2286531(ケルコ(Kelco))や米国特許第3969280号(ジョンソン・アンド・ジョンソン(Johnson & Johnson))に記載されているもののような架橋多糖ポリマー(デンプン、アルギネート又はCMC)から通常得られる水性ゲルの形態である。
これら及びその他の文献は長持ちする揮発性材料送達を提供することを主張しているが、多くの理由から、依然として決して十分に満足いくものではない。
第一に、これらポリマー組成物は、殆どの場合、組成物の総重量の最高10%という非常に限定された量の揮発性材料しか通常は組み込んで放出することができない。
第二に、これらポリマー組成物は、揮発性材料の、異なる揮発性を有する様々な構成成分を均一に放出することはできない。例えば、10個を超える様々な構成成分を有し得る香料を考えるならば、より揮発性の高い構成成分が最初に放出され、少ししてから揮発性のより低い特徴のみが知覚されるため、使用者が香料の全特徴を感知することはない。実際に、上述のポリマー組成物は、現代の香料産業に次第に望まれつつある、より高度な香料を一貫して送達するということが単に可能ではないため、一般的には、シトロネロールのような単一の揮発性物質から通常成る単純な香料を送達するのに使用される。
第三には、純粋なポリマー材料は、変形し難く、しかも一般には成形するのに高温を要する。そのため、揮発性材料が溶融物に導入されるときは必ず、その材料が高温のために大量に失われる。
第一及び第二の問題は、フィルメニッヒ(Firmenich)により米国特許第4734278号で一部検討されており、揮発性活性物質(香料、防臭剤、殺虫剤など)の持続放出を提供する、ブロックポリエーテル−アミド系樹脂(例えば、ペバックス(Pebax)(商標))の成形体が記載されている。アトケム(Atochem)によって改良が成されており、PCT国際公開特許WO9726020A1には、ペバックス(Pebax)(商標)+複合香料(すなわち、5構成成分を超えるもの)で製造された改良された芳香性樹脂が記載されている。このような樹脂は、長期にわたって、揮発性成分の分離が低減された複合香料を送達することができる。
第三の問題は、当業者に周知のように、ポリマー混合物の加工温度を低下させる可塑剤の使用によって一部のみが解決されている。この解決法は、例えば、熱可塑性ポリアミド樹脂、スルホンアミド可塑剤を含む可塑剤/溶媒系、及び芳香剤を含む組成物から得られる透明な芳香剤放出物品を記載する米国特許第4552693号のエーボン(Avon)により適用されてきた。これらの組成物中で可塑剤を使用する利点は、いわゆるホットメルト組成物に関して知られているように、比較的低温で前記組成物を加工(成形、押出、成膜)できる可能性である。
改良されたさらなる組成物は、プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)に譲渡された欧州特許出願第1,153,169号に記載されており、これには、揮発性の異なる、放出中に分離しない数種の成分から構成された揮発性材料を組み込んで長期間にわたって持続放出でき、並びに好ましくはホットメルト技術を用いて、物品に容易に加工及び形成することもできる、ポリマー材料が記載されている。
揮発性材料を送達できるポリマー組成物を製品に組み込むときのもう1つの関連問題は、例えば溶融状態で適用されるときの、基材に対するポリマー組成物の付着性である。実際には、多くの場合、このポリマー組成物は、高速加工ラインで基材(例えば、包装の内側表面、又は空気清浄装置の支持表面)に適用される必要がある。この状況では、ポリマー組成物がホットメルトとして適用できるだけでなく、このポリマー組成物が、ポリマー組成物を基材上に固着させるためにポリマー組成物より先に接着剤ストリップのような追加的な付着供給源又は追加的なホットメルト接着剤が基材に適用されることを必要とせずに、所望の適用位置に留まるのに十分な付着力を有することも明らかに望ましい。従来技術での材料は、様々な揮発性材料を送達する能力と、溶融状態での有効な付着特性との間で妥協点を見出さなければならない。
本発明は、引用される欧州特許出願第1,153,169号に記載の利点と同じ利点を提供し、増大した(imcreased)付着特性をさらに有することによりさらに改善されたポリマー組成物を記載している。
本発明の組成物は、好ましくはホットメルト技術によって実際に容易に加工できると同時に、改善された付着特性を示すことが可能である。これは、驚くべきことに、異なる揮発性のいくつかの成分で構成される揮発性材料を組み込んで長時間持続的に放出するそれらの能力に関する性能の損失なしに、及び放出の間にこれらの成分が分離することなく達成される。本発明の組成物の先行技術のものと比べた場合のさらなる利点は、ホットメルトとして適用する場合の組成物の溶融状態の粘度が、工業生産工程中の製品に組み込む必要がある場合の適用をより容易にすることである。
本発明は、
a)エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られるコポリマーと、
b)粘着付与剤と、
c)揮発性材料と、を含むポリマー組成物に関する。
驚くことに、a)エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られるコポリマーと、b)粘着付与剤と、c)揮発性材料と、を含む組成物は、従来技術の組成物と比べると、前記揮発性材料をより持続した様式で長時間、すなわち、より一定の放出速度で、より長い期間、放出する能力を有することが分かった。前記揮発性材料が揮発性の異なるいくつかの構成成分で構成されている場合、本発明の組成物は、揮発性材料の全ての構成成分を、構成成分の異なる揮発性に基づくそれらの分離を避けて、またそれと同時に、上に適用されるときほとんどの基材(プラスティックフィルム、フォーム、厚紙等)に溶融状態で良好な付着を有して、長時間にわたってより均一に放出させる。
従来、ホットメルトとして使用することのできるポリマー組成物は、かなりの量の可塑剤のような希釈剤を含む。驚くべきことに、本発明の組成物は非常に低い適用温度、典型的には100℃より低い、また一部の例では、所望であれば、さらに70℃より低い適用温度のホットメルトとして配合され得る。少量の可塑剤を含むか、又は可塑剤を全く含まない。これは、粘着付与剤の特定の選択、及び本発明の組成物の成分の特定の組み合わせによると考えられる。加工温度が高いほど、組成物の製造中、及びその後の典型的には溶融状態の基材への適用中に、組み込まれる揮発性材料のかなりの量が蒸発により消失する危険性が大きくなるので、これは揮発性物質を組み込むのに使用される材料にとって特に望ましい特性である。
本発明の組成物は、配合者が、エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られる全てのコポリマーの中からコポリマーを選択することができ、さらに粘着付与剤が、極性及び特性の異なる広範囲の好適な材料の中から選択できることから、送達され得る揮発性材料の点から見ると、非常に柔軟性が高い。以下で詳細に説明するように、多数の添加物もこの配合に導入することができる。粘着付与ポリマーマトリックス(コポリマー、粘着付与剤、任意に他のポリマー又は添加物)に対するこのような配合の柔軟性によって、その極性特徴を非常に正確に調整することが可能である。このことは、粘着付与ポリマーマトリックスに導入されることによって本発明によるポリマー組成物を生成し得るいかなる揮発性材料との相溶性をも最大限にすることができる。いかなる理論にも束縛されるものではないが、粘着付与ポリマーマトリックスと揮発性材料との間でのある程度の極性の適合は、揮発性材料を上手く組み込んで持続送達を提供するために必要であると考えられる。
従って、本発明のポリマー組成物のコポリマー及び粘着付与剤及び任意の添加物は、粘着付与ポリマーマトリックスの極性が揮発性材料の極性と実質的に適合するように選択することができ、この場合、それらの極性は当該分野で既知の一方法で評価できる。
エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られる全てのコポリマーが、本発明に適している。
「エーテル基を含むモノマー」という用語には、少なくとも1個の酸素原子が、別の酸素原子と結合していない2個の異なる炭素原子に結合しているモノマー全てが含まれ、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びテトラメチレンオキシドなどのような環式エポキシド構造中に酸素原子を含むものが挙げられる。「エーテル基を含むモノマー」という用語には、分子内にエーテル基を含有し、さらに重合される可能性のある分子、オリゴマー又はポリマーも含まれる。
ほとんどの場合、前記コポリマーは、ポリエーテル基及び非ポリエーテル基を含む。このようなコポリマーは、ブロックコポリマー及び非ブロックコポリマーの両方であり得、またポリマー構造上にポリエーテル基をグラフト化することによって形成されたコポリマー、側鎖内又は架橋内にポリエーテル基を含むコポリマー、及びエーテルモノマーが非エーテルモノマーとランダムに共重合したコポリマーも、本発明に好適なコポリマーである。エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られる好ましいコポリマーのうち、本発明に好適なものは、例えば、ポリエーテルアミドコポリマー、ポリエーテルエステルコポリマー、ポリエーテルウレタン、スルホン化ポリエーテルエステルコポリマー、ポリエーテルエステルアミドコポリマー、ポリエーテルアクリレートと他のアクリル性モノマー/オリゴマーとの重合によって形成されるコポリマーなどである。
ポリエーテル基がコポリマーに存在するとき、好ましいポリエーテル基は、2個を超える炭素原子を含有するモノマーを有するものであり、より好ましいのは、3個を超える炭素原子を含有するモノマーを有するものである。最も好ましいポリエーテル含有基は、ポリプロピレングリコールであり、さらにより好ましいのはポリテトラメチレングリコールである。
本発明に好適なコポリマーにエーテル基を含むモノマーは、前記コポリマーの総重量の少なくとも5%、好ましくは少なくとも10%、より好ましくは少なくとも15%に相当する。
本発明において好ましいコポリマーは、ポリ−エーテル−アミドブロックコポリマー(例えば、ペバックス(Pebax)(商標))、ポリ−エーテル−エステル−アミドブロックコポリマー、ポリエーテルポリエステルブロックコポリマー(例えば、ハイトレル(Hytrel)(商標))、ポリエーテルブロックを含有するポリウレタンコポリマー(例えば、エスタン(Estane)(商標))又はこれらの混合物である。この種類の様々なコポリマーのうち、好ましいのは、上述のように好ましいポリエーテル基を有するものである。従って、最も好ましいコポリマーは、ポリエーテル基がポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールであるものである。
本発明の第二の必須成分は、粘着付与剤である。粘着付与剤、さもなければ「粘着付与剤樹脂」又は「粘着付与樹脂」と呼ばれるものは、通常そのようなものとして販売され、また材料の付着特性を改善するためにホットメルト接着剤で使用される材料である。良い粘着付与剤はコポリマーと相溶性があり、コポリマーに対する分子量が低く、コポリマーのTgより高いTgを有するので、それらがポリマー組成物に導入されると、この組成物のTgは上昇する。本明細書での使用に好ましい粘着付与剤は熱可塑性材料であり、少なくとも200℃まで安定しており、室温で非晶質ガラスであり、50℃より高い、好ましくは80℃〜125℃の間に含まれるTgを有する。好ましくは、本明細書で使用する粘着付与剤の分子量は、8.3E−22〜3.3E−21g(500〜2000ダルトン)である。
粘着付与剤は一般に、多環構造を有する有機化学物質であり、脂肪族炭化水素ではないものが好ましい。より好ましいのは、芳香族粘着付与剤、及び分子中に酸素原子を含む粘着付与剤である。最も好ましい粘着付与剤は、室温で固体である、ロジン及びその誘導体である。
本発明の第三の必須成分は、本発明の組成物に組み込まれ、次に本発明の組成物から持続送達される、揮発性材料である。
材料は、もしそれが使用条件下で蒸気を発生させる場合に揮発性であると通常は定義され、好ましくはその蒸気圧は、室温で少なくとも13.3Pa(0,1mmHg)である。
本発明で使用できる揮発性材料は、例えば、フレーバー、防臭剤、殺虫剤、フェロモン、芳香、防虫剤(repelling agents)であり、最も有利には、香料である。
本発明によってもたらされる利益は、揮発性材料が香料である場合に特に関連する。香料は、典型的には、揮発性の異なる多数の構成成分から構成される。本発明は、構成成分がそれらの異なる揮発性に基づいて分離することを避けて、香料の香り全てを長時間持続送達させる。本発明の好ましい実施形態では、揮発性材料は、好ましくは複数の構成成分、より好ましくは5つを超える構成成分で構成される香料である。
本明細書で使用するとき、香料という用語は、いかなる発香性材料をも意味する。一般に、このような材料は、室温での大気圧よりも低い蒸気圧によって特徴付けられる。本明細書で使用される香料は、ほとんどの場合、室温で液体であるが、当技術分野で既知の様々な樟脳系香料のように固体であることもできる。アルデヒド、ケトン、エステル、アルコール及びテルペンなどの材料を含む多種多様な化学物質が、香料製造業での使用において知られている。様々な化学構成成分の複雑な混合物を含む天然起源の植物油及び動物油並びに滲出物が、香料としての使用で知られており、このような材料を本明細書で使用することができる。本明細書において、香料は、それらの組成が比較的単純であり得るか、又は天然及び合成の化学構成成分の極めて高度で複雑な混合物を含むことができ、全てが任意の所望の香りをもたらすように選択される。
本発明で使用できる典型的な香料は、例えば、ビャクダン油、シベット及びパチョリ油などのような特殊な材料を含有する木質/土壌性の基剤を含む。他の好適な香料は、例えば、淡い花の芳香剤、例えば、バラ抽出物、スミレ抽出物などである。香料は、例えば、ライム、レモン及びオレンジなどのような望ましい果実の香りを提供するように配合することができる。
要するに、心地よい香り又は他の望ましい香りを発する、化学的に相溶するいかなる材料も、本発明において香料として使用することができる。
香料の材料は、S.アークタンダー(S.Arctander)、香料、香味料、及び化学物質(Perfume Flavors and Chemicals)、第I巻及び第II巻、アーサー(Aurthor)、ニュージャージー州モントクレア(Montclair, N.J.)、並びにメルクインデックス(Merck Index)、第8版、メルク社(Merck & Co., Inc.)、ニュージャージー州ラーウェイ(Rahway, N.J.)にさらに完全に記載されている。
好ましくは、本発明の揮発性材料は、前記揮発性材料を構成する化学物質が粘着付与ポリマーマトリックス中に化学的に溶解するのを可能にする形態で本発明のポリマー組成物を得るために提供される。典型的には、これは液体の形態で粘着付与ポリマーマトリックスに提供される。特に、非揮発性の種(例えば、香料前駆体(pro-perfumes))に共有結合された揮発性の種を含む、カプセル封入された揮発性材料及び化学物質は不適切であり、好ましくは、本発明による揮発性材料としての本明細書での使用から除外される。いかなる理論にも束縛されるものではないが、揮発性材料の放出が揮発性材料と粘着付与ポリマーマトリックスとの間での分子レベルの相互作用と関係があることから、本発明のポリマー組成物の有利な特性を、揮発性材料が粘着付与ポリマーマトリックス中に可溶化されたときに見ることができると考えられる。従って、揮発性材料がポリマーマトリックスと分子レベルで混合するのを妨げるカプセル封入のような方式は、本発明における揮発性材料としての使用には好ましくはなく、好ましくは除外される。
相溶性可塑剤又は可塑剤のブレンドを、本発明による組成物中にコポリマーの最高で50重量%の濃度で任意に存在させることが可能である。好ましくは、可塑剤の濃度はコポリマーの10重量%より低く、さらにより好ましくは本発明の組成物は本質的に可塑剤を含まない。当業者には既知のように、用語「相溶性」とは、分離した相を形成することなくマトリックス中で安定して配合することの可能な材料を指す。用語「可塑剤」は、熱可塑性ポリマー材料の分野の当業者には既知のように、ポリマー材料に導入されて当該材料をより柔らかく、より可撓性にする材料の部類を定義している。より具体的には、可塑剤は、ポリマーのガラス転移温度(Tg)を低下させることによりもたらされる可撓性及び加工性を増大させる。
粘着付与剤を参照して既に上述したように、相溶性の異なる可塑剤の異なる極性(当業者に既知のいずれかの方法、例えば水/オクタノール分配係数を用いて測定可能)は、揮発性物質の極性とのより良好な適合をもたらすために、ポリマーマトリックスの極性を調整するのに用いることができる。
好ましくは、本発明のポリマー組成物は、前記ポリマー組成物の5重量%〜75重量%、より好ましくは10重量%〜50重量%の、エーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのモノマーとから得られるコポリマー;前記コポリマーの20重量%〜150重量%、好ましくは70重量%〜120重量%の相溶性粘着付与剤;及びポリマー組成物の10%を超える、好ましくは20%を超える、より好ましくは30%を超える揮発性材料を含み、この揮発性材料は、好ましくは前記ポリマー組成物の最大90重量%まで含まれる。
本発明のポリマー組成物は、組成物の加工性及び機械的特徴、並びにこのようなポリマー組成物から形成される物体の粘着性;光、酸素及び熱によるエージングに対する耐性、目に見える外観などのような他の特徴もさらに改善するために、追加の任意成分をさらに含んでもよい。
こうした任意成分は、それらの特性を改善する、例えば付着性又は基材との相溶性を向上させるために配合に含まれることができる、他のコポリマーを含んでもよい。この目的に好ましい任意のコポリマーは、スチレンと少なくとも1つの他のビニル又はアクリルモノマーとのコポリマー、ポリ(ビニルアルコール)のコポリマー、ポリアミド、ポリエーテルアミドコポリマー、ポリエステルアミドコポリマー、ポリエステル、ポリエーテルエステルコポリマー、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ(ビニルピロリドン)のコポリマー、ポリアクリレート、ポリビニルエーテルのコポリマーなどである。
本発明のポリマー組成物は、好ましくは熱可塑性ポリマー組成物である。これらは、熱可塑性ポリマー組成物を製造するためのいかなる既知の方法を用いて製造することもでき、典型的には、ポリマーを溶融する工程と、その後、粘着付与剤、存在する場合にはその他の任意成分、及び揮発性材料を均質にブレンドして均質な塊を形成する工程とを含み、次いで該塊を冷却すると本発明によるポリマー組成物が得られる。熱可塑性組成物の中でも好ましいのは、溶解温度及び粘度が低く、そのためにホットメルトとして加工することができるものである。これらの系では、ブレンド時のみならず、その後の溶融状態での適用時にも揮発性材料の損失が最小限度に抑えられる。
他のポリマー又はコポリマー、充填剤、架橋剤、顔料、染料、酸化防止剤及び他の安定化剤などのようなさらなる任意成分を添加して、組成物に所望の特性をもたらすこともできる。
本発明のポリマー組成物は、中間工程又は最終工程のどちらかとして、ポリマー溶液を用いて調製されてもよい。この種の調製は当業者には周知であり、典型的には、選択されたポリマー、粘着付与剤、任意成分及び揮発性材料を有効な溶媒に溶解する工程と、溶液又はゲルを調製するために必要ならば加熱する工程とを含む。溶媒は、その後、蒸発によって除去することができる。
あるいは、本発明のポリマー組成物は、水性エマルション又は分散液の形態で調製することができる。
ポリマーの水性エマルション又は分散液を得るための技術は、当業者には周知である。例えば、選択されたポリマー、粘着付与剤、任意成分、及び揮発性材料は熱可塑性材料として共にブレンドされることができる。得られた溶融物はその後、好ましくはその融点を超える温度において、混合することによって水に分散させることができる。当業者に既知の界面活性剤及び/又は安定化系を使用して、得られたエマルション又は分散液を安定化することができる。
あるいは、前もって作られた水性ポリマー分散液又はエマルションを、選択された粘着付与剤、任意成分、及び揮発性材料とブレンドすることができる。これは、成分をポリマー分散液若しくはエマルションに直接添加することによって、又は例えば香料粘着付与剤及び任意成分の水性分散液を形成して、これをポリマー分散液若しくはエマルションとブレンドすることによって行うことができる。どちらの手順も、本発明によるポリマー組成物の水性分散液の形成をもたらす。次いで、水を蒸発によって除去することができる。
あるいは、コポリマーを、粘着付与剤、任意成分、及び/又は揮発性材料の存在下で水分散液中で直接形成することも可能である。この方法は、分散した揮発性材料及び/又は粘着付与剤及び任意成分を含有する、水中のモノマー又はプレポリマーの溶液又は分散液を伴い得る。次いで重合を開始してポリマー分散液を形成することができる。あるいは、必要に応じて、揮発性材料、粘着付与剤又は任意成分を、後で添加して、本発明による分散したポリマー組成物を製造することもできる。
本発明のポリマー組成物は、それらのレオロジー及び付着特性のために、選択された基材に溶融状態で適用し、基材に直接付着するのに特に有用である。例えば、それらは、芳香を放つヘッドスペースを作るために揮発材料、例えば香料を放出することによって密閉容器内のヘッドスペースを適切に改良するために、容器の内側表面の好適な位置に適用することができる。こうした適用は容器の製造中に容易に達成することができる。この実施形態では、本発明のポリマー組成物を、従来式のホットメルトデリバリーシステムに適用する。これらのシステムは、典型的には溶融ユニットを含み、該溶融ユニットは、加工可能な粘度を有するのに必要な温度でホットメルトを維持する。溶融ユニットは、典型的には、ホットメルトがグルーガン又はノズルに達するまでホットメルトをホースを通じて送り込むことができるポンピングシステムを含む。ノズルは、接着剤の所望の適用形態(コーティング、ストライプ、ビーズ等)によって異なる幾何学形状を有することができる。典型的な実施形態では、グルーガンとしてスロットノズルを用いることができる。
揮発性材料、特に異なる揮発度の成分を含む複合芳香剤の長期間の放出が望まれる場合はいつでも、本発明のポリマー組成物を異なる用途に使用できる。例えば、それらは、空気清浄装置(室内清浄剤、車内清浄剤、トイレ用のリムブロックなど)、瓶、箱、袋などのような包装内の芳香を放つヘッドスペース供給、洗浄/乾燥システム(タンブラー乾燥機、食器洗浄機、ドライクリーニングシステムなど)、洗濯洗剤、衣類仕上げ剤、在宅ケア製品、パーソナルケア製品(防臭剤、制汗剤、シャンプー、コンディショナー、化粧品、皮膚保湿剤、メークアップなど)、香りの良い芳香剤、香りの良いコーティング、フィルム、ラミネート、衛生物品(女性用ケアパッド、パンティライナー、おむつ、靴の中敷きなど)、香りの良いインク、香りの良い3次元物体、消毒剤送達、殺虫剤送達、防虫剤送達、フレーバー送達などに使用することができる。
本発明の組成物を以下の実施例を用いて説明する。
(実施例1)
24.75部のぺバックス(Pebax)(商標)2533、(アルケマ(Arkema)(フランス)より入手可能なポリエーテルアミドコポリマー)、14.75部のフォラル(Foral)85−E(イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical)より入手可能なロジンエステル粘着付与剤)、及び0.5部のイルガノックス(Irganox)(商標)B225(チバ・ガイギー(Ciba Geigy)(スイス)より入手可能な酸化防止剤)をシグマブレードミキサーに加えて160℃の温度まで加熱する。均質な塊が得られるまで成分を混合する。次に温度を、混合物が依然として融解している点(約120℃)まで下げ、60部のオイゲノール(Eugenol)(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldric)から入手可能な香料材料)を粘着付与ポリマー混合物に添加する。該成分を均質な混合物が得られるまで混合し、その後、得られた材料をミキサーから取り出し、香りを放つブロックとして形成し、室温まで冷却する。
(実施例2)
24.75部のぺバックス(Pebax)(商標)2533、(アルケマ(Arkema)(フランス)より入手可能なポリエーテルアミドコポリマー)、14.75部のフォラル(Foral)85−E(イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical)より入手可能なロジンエステル粘着付与剤)、及び0.5部のイルガノックス(Irganox)(商標)B225(チバ・ガイギー(Ciba Geigy)(スイス)より入手可能な酸化防止剤)をシグマブレードミキサーに加えて160℃の温度まで加熱する。均質な塊が得られるまで成分を混合する。次に温度を、混合物が依然として融解している点(約120℃)まで下げ、60部のシス−3−ヘキセニルサリチラート(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldric)から入手可能な香料材料)を粘着付与ポリマー混合物に添加する。該成分を均質な混合物が得られるまで混合し、その後、得られた材料をミキサーから取り出し、香りを放つブロックとして形成し、室温まで冷却する。
(実施例3)
14.75部のぺバックス(Pebax)(商標)2533、(アルケマ(Arkema)(フランス)より入手可能なポリエーテルアミドコポリマー)、24.75部のフォラル(Foral)85−E(イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical)より入手可能なロジンエステル粘着付与剤)、及び0.5部のイルガノックス(Irganox)(商標)B225(チバ・ガイギー(Ciba Geigy)(スイス)より入手可能な酸化防止剤)をシグマブレードミキサーに加えて160℃の温度まで加熱する。均質な塊が得られるまで成分を混合する。温度を、混合物が依然として融解している点(約120℃)まで下げ、60部のオイゲノール(Eugenol)(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldric)から入手可能な香料材料)を粘着付与ポリマー混合物に添加する。該成分を均質な混合物が得られるまで混合し、その後、得られた材料をミキサーから取り出し、香りを放つブロックとして形成し、室温まで冷却する。
(実施例4)
14.75部のぺバックス(Pebax)(商標)2533、(アルケマ(Arkema)(フランス)より入手可能なポリエーテルアミドコポリマー)、24.75部のフォラル(Foral)85−E(イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical)より入手可能なロジンエステル粘着付与剤)、及び0.5部のイルガノックス(Irganox)(商標)B225(チバ・ガイギー(Ciba Geigy)(スイス)より入手可能な酸化防止剤)をシグマブレードミキサーに加えて160℃の温度まで加熱する。均質な塊が得られるまで成分を混合する。次に温度を、混合物が依然として融解している点(約120℃)まで下げ、60部のシス−3−ヘキセニルサリチラート(シグマ・アルドリッチ(Sigma Aldric)から入手可能な香料材料)を粘着付与ポリマー混合物に添加する。該成分を均質な混合物が得られるまで混合し、その後、得られた材料をミキサーから取り出し、香りを放つブロックとして形成し、室温まで冷却する。

Claims (5)

  1. a)ポリテトラメチレングリコールエーテル基を含む少なくとも1つのモノマーと、エーテル基を含まない少なくとも1つのポリアミドモノマーとから得られるコポリマーと、
    b)ロジン及びその誘導体から選択される粘着付与剤と、
    c)揮発性材料と、を含むポリマー組成物であって、
    前記組成物が可塑剤を含まない、ポリマー組成物。
  2. 前記粘着付与剤のTgが50℃より高い、請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 前記コポリマーが、前記ポリマー組成物の5重量%〜75重量%であり、前記粘着付与剤が、前記コポリマーの20重量%〜150重量%であり、前記揮発性材料が、前記組成物の全重量の10%を超える、請求項1に記載のポリマー組成物。
  4. 前記揮発性材料が香料である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  5. 前記香料が、アルデヒド、ケトン、アルコール、テルペン又はエステルを含む、請求項4に記載のポリマー組成物。
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