JP5097250B2 - ネットワークシステム - Google Patents
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Description
このようなネットワークシステムでは、ノード間で共通の通信規格に準拠してメッセージの送受信が行われる。この通信規格の一つに、全ノードが共通の時間と通信スケジュールを持ち、各ノードが決まった時間にメッセージの送受信を行う、時分割多重方式がある。
このようにして、同期メッセージを受信した全ノードは、同期ノードと同期することができる。そして同期したノードは、制御メッセージの送受信を開始できるようになる。制御メッセージは、同期メッセージと同様に、タイムスロットで送受信される。したがって、制御メッセージが衝突しないように、各ノードに異なるタイムスロットを割り当てなくてはならない。
したがって、識別子を設定すべきスレーブノードに加えて、識別子設定を行うマスタノードが必要であり、これらの処理に関する開発工数がかかるという問題があった。
さらにまた、全スレーブノードの識別子設定後に、一部のスレーブノードを交換するなどして、識別子設定済みのスレーブノードと識別子未設定のスレーブノードが混在した場合、識別子設定済みのスレーブノードと、識別子未設定のスレーブノードを区別できないマスタノードは、全スレーブノードの識別子設定を再度実行する必要があり、全識別子の再設定に時間がかかるという問題があった。
図1は、この発明の実施の形態1による、全ての識別子設定対象ノードの識別子が設定されていない状態のネットワークシステムを示す構成図である。
図1において、このネットワークシステムでは、同期ノード101(第一のノード)と、識別子設定対象ノードA102、B103、C104(第二のノード)が、通信プロトコルFlexRayに準拠して動作するチャネルA105(第一の通信線)の通信線を介してデイジーチェーン接続される。
ネットワークシステムは、同期ノード101と識別子設定対象ノードA102、B103、C104とが、複数のタイムスロットで構成される通信スケジュールに従って、タイムスロット内で、このタイムスロットに割り付けられた番号(以下、タイムスロット番号)を持つメッセージを送受信する時分割多重通信方式のネットワークシステムである。
同期ノード101と、識別子割り当てを完了した識別子設定対象ノードA102、B103、C104は、同期すると、夫々制御メッセージを送受信して、各ノード101〜104での処理に必要な情報をやり取りする。
各識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子設定テーブル115、116、117、タイムスロット設定テーブル118、119、120は夫々同一のものである。ここでは便宜上、識別子設定対象ノードを、同期ノード101との接続順に識別子設定対象ノードA102、識別子設定対象ノードB103、識別子設定対象ノードC104として区別しているが、初期状態では、識別子が未設定であるため、自ノードの接続箇所を判断することはできない。
例えば、識別子設定対象ノードA102は、自ノードの識別子を設定すると、スイッチ124をオンにし、次段の識別子設定対象ノードB103とチャネルA105を介して接続される。
図2において、識別子設定テーブル115、116、117を示し、受信したメッセージのタイムスロット番号と、識別子を対応付けている。例えば、タイムスロット番号1と2のメッセージを受信した場合は、識別子をaに、タイムスロット番号1と2と3のメッセージを受信した場合は識別子をbに、というように、通信制御手段111、112、113が識別子を設定するのに用いる。
図3において、タイムスロット設定テーブル118、119、120は、対応する識別子設定テーブル115、116、117で設定した識別子と、送信に使用するタイムスロット番号及び受信に使用するタイムスロット番号を対応付けたテーブルである。
例えば、識別子設定テーブル115、116、117を用いて識別子aを設定した通信制御手段111、112、113は、タイムスロット番号を参照して、自ノードの制御メッセージの送信タイムスロットを3、受信タイムスロットを1、2、4、5、6として設定する、というように、通信制御手段111、112、113が、自ノードのメッセージ送受信用のタイムスロットを設定するのに用いる。
なお、本実施の形態1では、識別子設定対象ノードA102、B103、C104が識別子設定後に送信するメッセージは1つとしているが、1つ以上であってもよいし、これらのタイムスロット番号が連番になっている必要も無いことはいうまでもない。
図5において、101〜105、110〜126は図1におけるものと同一のものである。図5では、識別子設定対象ノードB、Cの識別子が設定されていない状態を示している。
図6において、101〜105、110〜126は図1におけるものと同一のものである。図6では、識別子設定対象ノードBの識別子が設定されていない状態を示している。
図7において、101〜105、110〜126は図1におけるものと同一のものである。図7では、同期ノードが複数存在する場合のものである。すなわち、同期ノード101と同じ構成の同期ノード2(701)を有し、同期ノード2(701)は、同期ノード101と同様に、通信制御手段702と同期メッセージ設定手段703とを有している。
同期ノード101と同期ノード2(701)は、それぞれ同期メッセージを1つずつ送信するようになっている。
実施の形態1のネットワークシステムの識別子設定対象ノードA102において、電源投入やリセットなどで初期化してから、識別子設定処理を終了するまでの手順を、図4のフローチャートに沿って説明する。
通信制御手段111が、自ノードの記憶手段121を参照する。識別子が格納されていない場合には、スイッチ124はオフであり、識別子が未設定であるため、ST402へ進む。
記憶手段121に識別子が格納されており、自ノードの識別子が設定済みである場合には、ST408へ進む。
ST402
通信制御手段111は、全タイムスロットでメッセージを受信するように設定する。これにより、他の識別子設定対象ノードとメッセージが衝突しない。
ST403
通信制御手段111は、チャネルA105を介して、タイムスロット1と2で同期メッセージを受信するまで待機する。タイムスロット1と2で同期メッセージを受信すると、同期ノード101に同期し、ST404へ進む。
ST404
通信制御手段111は、所定の期間、チャネルA105を介してメッセージの受信を行う。この期間は、各メッセージの送信間隔に応じて設定すればよい。
ST405
通信制御手段111は、識別子設定テーブル115を参照し、受信したメッセージのタイムスロット番号と関連付けられる自ノードの識別子を設定する。そして、設定した識別子を自ノードの記憶手段121へ格納する。
ST406
通信制御手段111は、タイムスロット設定テーブル118を参照し、ST405で設定した自ノードの識別子と関連付けられる送信用及び受信用メッセージのタイムスロット番号を設定し、このタイムスロットでメッセージの送受信を開始する。
ST407
通信制御手段111は、自ノードに備え付けられたスイッチ124をオンにする。これにより、次段の識別子設定対象ノードB103がチャネルA105と接続される。
識別子設定済みの識別子設定対象ノードA102の通信制御手段111は、タイムスロット設定テーブル118を参照し、自ノードの識別子と関連付けられる送信用メッセージのタイムスロット番号及び受信用メッセージのタイムスロット番号を設定する。
ST409
通信制御手段111は、チャネルA105を介して、タイムスロット1と2で同期メッセージを受信するまで待機する。タイムスロット1と2で同期メッセージを受信すると、同期ノード101に同期し、ST410へ進む。
ST410
通信制御手段111は、設定した送信用及び受信用のタイムスロットでメッセージの送受信を開始する。
識別子設定対象ノードA102は、ST401において、自ノードの識別子が設定されていないため、ST402へ進む。ST402では、全タイムスロットでメッセージを受信するように設定する。
識別子設定対象ノードA102は、初めからチャネルA105を介して同期ノード101と接続されているため、ST403において、タイムスロット1と2で同期ノード101が送信する同期メッセージを受信すると、同期ノード101と同期する。
続いて、ST404において、所定の期間、メッセージの受信を行う。ここでは同期ノード101とのみ接続しているため、同期ノード101が送信するタイムスロット番号1と2の同期メッセージのみ受信することになる。
さらに、ST406において、図3のタイムスロット設定テーブル118を参照し、ST405で設定した自ノードの識別子aより、自ノードのメッセージ送信用タイムスロット番号を3、受信用タイムスロット番号を1、2、4、5、6に設定し、メッセージの送受信を開始する。
その後、ST407において、自ノードのスイッチ124をオンにし、次段の識別子設定対象ノードB103とチャネルA105を介して接続する。
識別子設定対象ノードB103は、自ノードが初期化された直後は、図1に示すように、前段の識別子設定対象ノードA102のスイッチ124がオフであるため、同期ノード101や識別子設定対象ノードA102と接続されていない。
したがって、ST403において、タイムスロット1と2で同期メッセージを受信するまで待機する。続いて、前述のとおり、識別子設定対象ノードA102の識別子aが設定され、スイッチ124がオンになると、図5に示すように、識別子設定対象ノードB103はチャネルA105を介して同期ノード101や識別子設定対象ノードA102と接続される。そして、同期ノード101がタイムスロット1と2で送信する同期メッセージを受信するようになると、同期ノード101と同期する。
次に、ST405において、図2の識別子設定テーブル116を参照し、タイムスロット番号1、2、3のメッセージを受信した場合の自ノードの識別子としてbを設定する。そして、この識別子bを自ノードの記憶手段122へ格納する。
さらに、ST406において、図3のタイムスロット設定テーブル119を参照し、ST405で設定した自ノードの識別子bより、自ノードのメッセージ送信用タイムスロット番号を4、受信用タイムスロット番号を1、2、3、5、6に設定し、メッセージの送受信を開始する。
その後、ST407において、自ノードのスイッチ125をオンにし、次段の識別子設定対象ノードC104とチャネルA105を介して接続する。
このときの各ノードの状態を図6に示す。このとき、識別子設定対象ノードA102は同期ノード101との通信を継続し、またスイッチ124はオンのままであるため、識別子設定対象ノードB103は、ST404において、チャネルA105を介して同期ノード101が送信するタイムスロット番号1と2の同期メッセージと、識別子設定対象ノードA102が送信するタイムスロット番号3のメッセージを受信することになる。
したがって、前述の識別子設定対象ノードB103の識別子設定フローと同じ手順でST405において自ノードの識別子bを設定することができる。
また、識別子設定対象ノードB103がST407において、自ノードのスイッチ125をオンにすると、次段の識別子設定対象ノードC104が、チャネルA105を介して接続される。次段の識別子設定対象ノードC104は、識別子cを設定済みであるため、ST401からST408へ進み、ST408で送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、ST409で同期メッセージを受信して同期ノード101と同期すると、ST410で直ちに送信用及び受信用のタイムスロットでメッセージの送受信を開始し、このフローを終了する。
このとき、識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子a、b、cは、夫々記憶手段121、122、123へ格納されている。したがって、スイッチ124、125、126はオンであり、ST401からST408へ進む。ST408で送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、ST409で同期メッセージを受信して同期ノードと同期すると、ST410で直ちに送信用及び受信用のタイムスロットでメッセージの送受信を開始し、このフローを終了する。
なお、識別子設定対象ノードA102とC104など、一部の識別子設定対象ノードのみが記憶手段を備えており、電源を遮断すると識別子の再設定が必要になる識別子設定対象ノード(例えばB103)が混在している場合であっても、前述の通り、これらの再設定が必要な識別子設定対象ノードB103でのみ図4のフローチャートST402〜407を実行すればよく、記憶手段121、123を備えた識別子設定対象ノードA102、C104では、これらの処理を実行する必要はない。
また、各識別子設定対象ノードA102、B103、C104は、識別子設定完了後に識別子設定完了メッセージを送信する必要が無く、直ちに夫々の制御に必要なメッセージの送受信を開始することができる。
例えば、図7に示すように、同期ノード101、同期ノード2(701)が同期メッセージをそれぞれタイムスロット1、2で送信する場合であっても、識別子設定対象ノードA102、B103、C104における識別子設定のフローに影響は無い。
図8は、この発明の実施の形態2による識別子設定完了検出ノードが接続されたネットワークシステムを示す構成図である。
図8において、101〜105、110〜126は図1におけるものと同一のものである。図8では、全識別子設定対象ノードの識別子が設定されていない状態を示している。
図8では、識別子設定完了検出ノード801(第三のノード)が追加されている。
識別子設定完了検出ノード801は、識別子設定対象ノードA102、B103、C104の最終段である識別子設定対象ノードC104の次段に接続されている。実施の形態1で示したように識別子設定対象ノードC104の識別子cが設定され、スイッチ126がオンになると、識別子設定完了検出ノード801は、チャネルA105を介して他のノード101〜104と接続される。
通信制御手段802は、他の通信制御手段111〜113と同様に、同期メッセージを受信すると同期ノード101と同期し、メッセージの送受信が可能になる。
識別子設定完了検出手段803は、同期メッセージを受信したことを検出すると、全識別子設定完了メッセージを送信するよう、通信制御手段802へ指示する。
ST901
識別子設定完了検出ノード801は、チャネルA105を介して、タイムスロット1と2で同期メッセージを受信するまで待機する。タイムスロット1と2で同期メッセージを受信すると、同期ノード101に同期し、ST902へ進む。
ST902
同期メッセージを受信すると、識別子設定完了検出手段803は、全ての識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子設定が完了したことを検出し、通信制御手段802へ全識別子設定完了メッセージの送信を指示する。
ST903
通信制御手段802は、全識別子設定完了メッセージを送信し、識別子設定完了検出処理を終了する。
また、識別子設定完了検出ノード801内での制御に識別子設定完了検出結果を反映させることもできる。
さらにまた、他のノード101〜104が全識別子設定完了を知る必要が無ければ、識別子設定完了検出ノード801が全識別子設定完了メッセージを送信する必要は無い。
図10は、この発明の実施の形態3によるチャネルAとチャネルBが接続されたネットワークシステムを示す構成図である。
図10において、101〜105、110〜126は図1におけるものと同一のものである。図10では、全識別子設定対象ノードの識別子が設定されていない状態を示している。
図10では、チャネルA105に加え、チャネルB1001(第二の通信線)の通信線が追加されている。各ノード101〜104は、チャネルA105とチャネルB1001の両方に接続されている。
チャネルB1001は、通信プロトコルFlexRayに準拠し、チャネルA105と共通の通信スケジュールに従って動作する。
図11(a)は、チャネルAとチャネルBを用いた本実施の形態3のタイミングチャートであり、図11(b)は、チャネルAのみを用いた場合のタイミングチャートである。
図11において、Sは同期ノードが送信する同期メッセージ、Aは識別子設定対象ノードAが送信するメッセージ。Bは識別子設定対象ノードBが送信するメッセージ、Cは識別子設定対象ノードCが送信するメッセージである。
(a−2) 識別子設定対象ノードA102、B103、C104が、チャネルB1001を介して同期メッセージを受信し、同期ノード101と同期する(図4のフローチャート ST403)。
(a−3) 識別子設定対象ノードA102は、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、所定の期間、メッセージを受信すると、自ノードの識別子a、そして送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、メッセージの送信を開始する(図4のフローチャート ST404〜406)。
(a−4) 識別子設定対象ノードA102は、スイッチ124をオンにし、次段の識別子設定対象ノードB103がチャネルA105と接続される。
(a−6) 識別子設定対象ノードB103は、スイッチ125をオンにし、次段の識別子設定対象ノードC104がチャネルA105と接続される。
(a−7) 識別子設定対象ノードC104は、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、所定の期間、メッセージを受信すると、自ノードの識別子c、そして送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、メッセージの送信を開始する(図4のフローチャート ST404〜406)。これにより全ての識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子設定が完了する。
(a−8) 識別子設定対象ノードC104は、スイッチ126をオンにする。
(b−1) 識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子が未設定である(図4のフローチャートST401〜402)。
(b−2) 識別子設定対象ノードA102が、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、同期ノード101と同期する(図4のフローチャート ST403)。
(b−3) 識別子設定対象ノードA102は、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、所定の期間、メッセージを受信すると、自ノードの識別子a、そして送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、メッセージの送信を開始する(図4のフローチャート ST404〜406)。
(b−4) 識別子設定対象ノードA102は、スイッチ124をオンにし、次段の識別子設定対象ノードB103がチャネルA105と接続される。
(b−6) 識別子設定対象ノードB103は、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、所定の期間、メッセージを受信すると、自ノードの識別子b、そして送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、メッセージの送信を開始する(図4のフローチャート ST404〜406)。
(b−7) 識別子設定対象ノードB103は、スイッチ125をオンにし、次段の識別子設定対象ノードC104がチャネルA105と接続される。
(b−8) 識別子設定対象ノードC104が、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、同期ノード101と同期する(図4のフローチャート ST403)。
(b−9) 識別子設定対象ノードC104は、チャネルA105を介して同期メッセージを受信し、所定の期間、メッセージを受信すると、自ノードの識別子c、そして送信用及び受信用のタイムスロット番号を設定し、メッセージの送信を開始する(図4のフローチャート ST404〜406)。これにより全ての識別子設定対象ノードA102、B103、C104の識別子設定が完了する。
(b−10) 識別子設定対象ノードC104は、スイッチ126をオンにする。
一方、実施の形態3によれば、図11(a)に示すように、同期ノード101がチャネルB1001を接続して同期メッセージを送信することにより、識別子設定対象ノードB103、C104も、前段のスイッチ124、125の状態に依らず、同期ノード101と同期することができる。
したがって、前段のスイッチ124、125がオンになり、チャネルA105で接続したときには、同期ノード101と同期するための時間は必要なく、直ちにメッセージを受信し、識別子設定に入ることができる。
また、識別子設定対象ノードB103が故障するなどして、識別子設定対象ノードC104がチャネルA105を介してメッセージを送受信できなくなっても、チャネルB1001を介して通信を継続することができる。
図12は、この発明の実施の形態4によるネットワークシステムの各識別子設定対象ノードの通信制御手段による識別子設定処理を示すフローチャートである。
図12においては、チャネルBで受信したメッセージのタイムスロット番号を参照する場合の識別子設定処理であり、図4のフローチャートと同じステップ番号のものは同じ処理を行うため、その説明を省略する。
図13において、本実施の形態4の識別子設定テーブル115、116、117は、受信しないメッセージのタイムスロット番号と、識別子を対応付けている。例えば、タイムスロット番号3のメッセージを受信していない場合は、識別子をaに、タイムスロット番号4のメッセージを受信していない場合は、識別子をbに、というように、通信制御手段111、112、113が識別子を設定するのに用いる。
ここで、識別子設定対象ノードA102、B103、C104に識別子が割り当てられていない状態では、識別子設定対象ノードA102は、タイムスロット番号4、5のメッセージも受信していないことになるが、図12のフローチャートのST405での識別子設定時には、識別子設定テーブル115、116、117の上から走査し、最初に条件にあてはまった識別子を自ノードの識別子とすることとする。
ST1201
同期ノード101に同期した識別子設定対象ノードA102、B103、C104の通信制御手段111〜113は、同期メッセージを、チャネルA105を介して受信したかどうか確認する。
チャネルA105を介して受信している場合、前段までの識別子設定対象ノードの識別子が設定され、識別子が設定された識別子設定対象ノードのスイッチがオンであることを示している。したがって、ST404へ進み、自ノードの識別子設定に入る。
一方、ST403で同期ノード101に同期したが、同期メッセージを、チャネルA105を介して受信していない場合、同期メッセージはチャネルB1001のみを介して受信したことになり、前段の識別子設定対象ノードの識別子が設定されておらず、スイッチがオフであることを示している。したがって、自ノードの識別子設定を行うことはできない。この場合はST1202へ進む。
なお、ST1201での条件分岐の実施タイミングは、ここでは特に規定しない。一定の時間周期で実行するものや、メッセージ受信割込で実行するものであってもよい。
識別子設定対象ノードA102、B103、C104の通信制御手段111〜113は、チャネルB1001を介して、他の識別子設定対象ノードからメッセージを受信しているかどうか確認する。
受信している場合は、すでに識別子を設定した識別子設定対象ノードが存在していることになり、ST1203へ進む。
受信していない場合は、まだ他の識別子設定対象ノードに識別子が設定されていないことになる。したがって、ST1201へ戻る。
ST1203
チャネルB1001を介して受信したメッセージのタイムスロット番号を用いて、このタイムスロット番号を受信しない識別子を、自ノードの識別子設定テーブルから削除する。前述のとおり、ST405においては識別子設定テーブルを上から走査し、最初に条件に当てはまった時点で走査を終了し、識別子を設定するが、ST1203においては、受信したメッセージ毎に識別子設定テーブルを走査し、条件に当てはまった識別子を削除する。
続いてST1202において、識別子設定対象ノードC104は、チャネルB1001で識別子設定対象ノードA102が送信しているタイムスロット3のメッセージを受信できるため、ST1203へ進む。そして、ST1203において、図13に示す識別子設定テーブル117から、タイムスロット番号3においてメッセージを受信しない識別子、すなわち識別子aを削除することができる。その後、ST1201へ戻る。
このため、チャネルA105を介して受信したメッセージのタイムスロット番号のみを用いる場合よりも、設定するまでの時間を短くすることができる。
図14は、この発明の実施の形態5によるチャネルAとチャネルBが接続されたネットワークシステムを示す構成図であり、識別子設定対象ノードBのスイッチがオフになった状態を示している。
図14において、101、105、110〜126、1001は図10におけるものと同一のものである。
図14では、図10の構成に加えて、識別子設定対象ノードA1301(図10の102に対応)、B1302(図10の103に対応)、C1303(図10の104に対応)が、それぞれ通知メッセージ送信手段1311、1312、1313を備えたものである。
通知メッセージ送信手段1311、1312、1313は、識別子設定後に、チャネルA105を介して同期メッセージを受信しなくなると、チャネルB1001を介して、これを通知するための通知メッセージを送信するよう、それぞれ通信制御手段111、112、113へ指示する。
一方、識別子設定対象ノードA1301、B1302は、チャネルA105を介した同期メッセージの受信を継続するため、この通知メッセージは送信しない。
102、1301 識別子設定対象ノードA
103、1302 識別子設定対象ノードB
104、1303 識別子設定対象ノードC
105 チャネルA
110、111、112、113、702、802 通信制御手段
114、703 同期メッセージ設定手段
115、116、117 識別子設定テーブル
118、119、120 タイムスロット設定テーブル
121、122、123 記憶手段
124、125、126 スイッチ
701 同期ノード2
801 識別子設定完了検出ノード
803 識別子設定完了検出手段
1001 チャネルB
1311、1312、1313 通知メッセージ送信手段
Claims (6)
- 第一の通信線を介してデイジーチェーン接続される第一のノードと1つ以上の第二のノードが、複数のタイムスロットで構成される通信スケジュールに従って、上記タイムスロット内で、このタイムスロットに割り付けられた番号(以下、タイムスロット番号)を持つメッセージを送受信する時分割多重通信方式のネットワークシステムであって、
上記第一のノードは、
上記通信スケジュールに従ってメッセージを送受信する第一の通信制御手段、
及び上記通信スケジュールに従って上記第一のノードと上記第二のノードとを同期して通信させるための同期メッセージを生成し、上記第一の通信制御手段を介して送信する同期メッセージ設定手段を備え、
上記第二のノードは、
上記通信スケジュールに従ってメッセージを送受信する第二の通信制御手段、
全ての第二のノードで共通になるように予め生成され、上記第二の通信制御手段により受信するメッセージのタイムスロット番号によって当該第二のノードに割当てられる識別子が決められるように形成された識別子設定テーブル、
全ての第二のノードで共通になるように予め生成され、上記識別子とこの識別子が割当てられた第二のノードがメッセージの送信及び受信に利用するタイムスロット番号とを対応付けたタイムスロット設定テーブル、
及び自ノードの識別子が未設定の場合は、次段のノードに繋がる上記第一の通信線を切断し、自ノードの識別子が設定済みの場合は、次段のノードに繋がる上記第一の通信線を接続するスイッチを備え、
上記第一のノードは、予め自ノードに割り当てられたタイムスロットで、上記第一の通信線を介して上記同期メッセージを送信し、
上記第二のノードは、上記同期メッセージを受信した場合に上記第一のノードと同期するように構成され、
自ノードの識別子が未設定の場合には、上記第一の通信線を介して受信したメッセージのタイムスロット番号に基づき、上記識別子設定テーブルを用いて自ノードの識別子を設定するとともに、
この設定した識別子に基づき、上記タイムスロット設定テーブルを用いて自ノードがメッセージの送信及び受信に利用するタイムスロット番号をそれぞれ設定し、この設定した送信用のタイムスロット番号を有するメッセージを上記第一の通信線を介して送信することを特徴とするネットワークシステム。 - 最終段の上記第二のノードに上記第一の通信線を介して第三のノードが接続され、
上記第三のノードは、
上記通信スケジュールに従ってメッセージを送受信する第三の通信制御手段、
及びこの第三の通信制御手段により上記第一の通信線を介して上記同期メッセージを受信した場合に、全ての上記第二のノードの識別子の設定が完了したことを検出する識別子設定完了検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 - 上記第二のノードは、自ノードの識別子を設定した場合に、この設定した識別子を格納する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワークシステム。
- 上記第一のノードと第二のノードとは、上記第一の通信線と共通の通信スケジュールに従ってメッセージを送受信する第二の通信線により接続され、
上記第一のノードは、上記第二の通信線を介して、上記同期メッセージを送信し、
上記第二のノードは、上記第一のノードによって送信された上記同期メッセージを上記第二の通信線を介して受信した場合に、上記第一のノードと同期することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のネットワークシステム。 - 上記第二のノードは、自ノードの識別子が未設定の場合に、上記第二の通信線を介して受信したメッセージのタイムスロット番号を用いて、このタイムスロット番号と関連付けられる識別子を上記識別子設定テーブルから削除することを特徴とする請求項4記載のネットワークシステム。
- 上記第二のノードは、自ノードの識別子を設定した後に、上記第一の通信線を介して上記同期メッセージを受信しなくなった場合に、上記第一の通信線を介する同期メッセージを受信しなくなったことを通知する通知メッセージを、上記第二の通信線を介して送信する通知メッセージ送信手段を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5記載のネットワークシステム。
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