JP5095702B2 - データ整形プログラム、データ整形方法、データ整形装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、表形式の表示では、各銘柄について指数を把握することはできるが、その指数の全体感をつかむことは困難である。例えば、図19にある指数値PBRが「0.93」であったとして、検索対象全体に対してその指数値がどの程度の順位にあるかをこの表に基づいて把握することは容易ではない。
以下の説明では株式指標を例として第1の実施の形態のデータ整形方法に基づいて実現される表示方法(以下、表示方法という)を説明するが、本発明はこの対象に限定されるものではない。
図1に示す表示方法では、株式指標として「出来高」を選定して、対象とする市場の全銘柄中での指定銘柄の順位を表している。
以下同様にしてそれぞれのグループを表す矩形領域を作成する。
なお、それぞれのグループ毎に表示色を変えることが望ましい。他のグループとの識別性を高める効果と共に、例えば、銘柄数の多い順番、あるいはグループの並び順に暖色系から寒色系に変化させるなどで、視覚効果をより一層高めることができる。
図2では、表示する領域をマス目に区分し、それぞれのマス目に上述の矩形領域を配置する。例えば、左上のマス目には指標「PBR」についての分類結果を表示し、右上のマス目には指標「出来高」についての分類結果を表示し、左下のマス目には指標「配当利回り」についての分類結果を表示し、右下のマス目には指標「移動平均乖離率」についての分類結果を表示している。なお、指定銘柄の順位はそれぞれの矩形領域において星印で表されている。
この表示方法では、それぞれのグループを配置する方法が上述の渦巻きパターンでの表示方法と異なっている。以下、上述と同様の参照符号を引用して説明する。
以下同様にしてそれぞれのグループを表す矩形領域を作成する。
この逆L字パターンでの表示においても、上述の渦巻きパターンでの表示の効果と同様の効果を奏することができ、複数の指標についても表示の空間領域を有効に利用して無駄なく、検索対象全体を俯瞰的に表示することができる。
図3(2)は、複数の指標について逆L字パターンで表示する例を示す図である。
図3(2)では、指標aを表す矩形領域11、指標bを表す矩形領域12、指標cを表す矩形領域13及び指標dを表す矩形領域14が表示されている。矩形領域12は、矩形領域11の右辺を対称軸として左右に反転した逆L字パターンで表示される。矩形領域13は、矩形領域11の下辺を対称軸として上下に反転した逆L字パターンで表示される。矩形領域14は、矩形領域12の下辺を対称軸として上下に反転した逆L字パターンで表示される。なお、矩形領域14は、矩形領域12の右下の点Oの周りに180度回転した図形としても表される。
ユーザが例えば、銘柄を指定して株価表示を入力すると図4に示す表示がされる。図4に示す表示は、データ部20とパターン部21とで構成される。
選択された銘柄は星印で位置が表示される。なお、株価の前日比は+18円であるため右下の領域(指標「前日比(+)」)に星印が表示され、左下の領域(指標「前日比(−)」)には星印はない。
ユーザが例えば、銘柄を指定して株価表示を入力すると図5に示す表示がされる。図5に示す表示は、中心に設けられたデータ部20とその周辺に配されたパターン部21とで構成される。
例えば、図6(3)に示す4つのマス目を選択する場合、図6(1)の選択例1に示すように、ドラッグ&ドロップによってマス目を選択しても良い。図6(2)の選択例2に示すように、プルダウンメニューにより縦横それぞれのマス目を選択しても良い。
例えば、指定銘柄の印は1つのブロックに表示する。2つのブロックの表示パターンは同じ表示パターンを採用する。一方の表示パターンは、他方の表示パターンと線対称となるように配置する、などの少なくとも一つを採用する。
図7(1)の選択例1に示すように、プルダウンメニューにより対象市場を選択しても良い。図7(2)の選択例2に示すように、対象市場を一覧表示した選択画面を表示し、ユーザに任意に選択させても良い。ユーザは、図7(3)に示すように縦断的に対象市場を選択しても良く、図7(4)に示すように横断的に対象市場を選択しても良い。
表示する対象とは、「指数」、「期間」、「表示パターン」などである。「指数」には、「出来高」、「RCI」、「PBR」などがある。「期間」は、指数を計算する期間であり、時間、日次、週次、月次、年次などがある。「表示パターン」は、渦巻き、逆L字、デフォルトを選択することができる。デフォルトは、指標毎に予め定められたパターンである。
図8(3)に示す選択方法では、ブロック毎に対象とする指数、期間、パターンをプルダウンメニューから選択する。
図9(1)は、銘柄レポートを表示する際の態様(効果)を選択するための表示効果選択ボックスを示している。この表示効果選択ボックスでは、表示効果指数を選択して、その指数の値によって銘柄レポートを表示する際の態様(効果)を選択することができる。
例えば、表示効果指数として「前日比」を選択し、効果内容として、「プラスなら右表示」、「マイナスなら左表示」と選択する。
図10(1)は、前日比がプラスの場合の表示態様を示す図である。銘柄レポートは前日比がプラスであるためパターン表示ブロックの右側に表示される。図10(2)は、前日比がマイナスの場合の表示態様を示す図である。銘柄レポートは前日比がマイナスであるためパターン表示ブロックの左側に表示される。
また、この表示態様に加えて、別の指標による表示効果を併せて表現することができる。例えば、表示効果選択ボックスで、更に表示効果指数として「始値」を選択し、効果内容として、「始値よりもプラスなら赤表示」、「始値よりもマイナスなら青表示」と選択する。そうすると、銘柄レポートの地色が赤または青で表示される。
このようにして複数の指標を一目で把握することができる。
上述のように予めマウスの右クリックにサブメニューを割り付けておくことで、各種レポート、各種データ、各種チャートなど各種個別の情報を選択して表示することができる。この個別情報は、パターン表示ブロックに替えて表示しても良く、パターン表示ブロックに並べて表示しても良く、パターン表示ブロックに重ねて表示しても良い。また、個別情報の表示から、パターン表示に復帰することができる。
このように、パターン表示が行われた後、ユーザ操作に基づいて個別情報の表示を可能としたことで「一覧性」とともに「検索性」にも優れた表示方法を提供することができる。
図12(1)は、パターン表示での錯覚現象を説明する図である。この図では、グループAとグループEを比較した場合、グループEが小さいと判断される場合がある。実際は、この図のグループは全て同じ量である。このような錯覚現象は表示するグループ数が多くなると発生しやすい。
図中の点線は、指数のパターン表示毎に定められる標準線である。この標準線は、全件数を全グループ数で除算し、それぞれのグループに等しい件数が含まれるとした場合に求められる小矩形領域の表示パターンの線である。
パターン表示に併せて標準線を表示することで、グループそれぞれが標準サイズから見てどの程度大きいか小さいかが一目で理解できるため、錯覚を防止することができる。
表示システムは、複数のユーザ情報処理装置1、サーバ2、通信回線3、複数の外部情報処理装置4及び専用通信回線5を備えている。
処理部Aは、ユーザ情報処理端末1からの例えば、指標、期間を指定した表示指示に基づいて、必要なデータを取得する。処理部Aは、データベース8を検索するが、必要に応じて外部情報処理装置4、内部情報処理装置7にデータ提供を求める。
図14は、処理部Bの概略の動作手順を示す図である。この動作手順は、指標毎のデータについて実行される。
図15は、面積比率の算出を説明するための具体例を示す図である。ボックスAの面積比率は、ボックスAの件数÷ボックスA〜Eの合計件数とする。ボックスBの面積比率は、ブロックからボックスAを除いた面積を100として計算する。即ち、ボックスBの面積比率は、ボックスBの件数÷ボックスB〜Eの合計件数とする。ボックスCの面積比率は、ブロックからボックスA、Bを除いた面積を100として計算する。即ち、ボックスCの面積比率は、ボックスCの件数÷ボックスC〜Eの合計件数とする。以下、ボックスD,Eについても同様に計算する。
ステップ06において、計算した結果を保存する。
図16は、処理部Cによるボックスの配置位置を計算する手順を示す図である。この手順では、ボックスをパターンXとパターンYとに分類し、それぞれのパターンについて配置位置を計算する。ここで、パターンXは、例えば図1のAグループ、Cグループで示されるようにボックスの上下方向(Y方向)は固定され、左右方向(X方向)に変化することで占有面積を確定するタイプのパターンである。
逆にパターンYは、例えば図1のBグループ、Dグループで示されるようにボックスの左右方向(X方向)は固定され、上下方向(Y方向)に変化することで占有面積を確定するタイプのパターンである。
図17は、処理部Dによる指定銘柄の表示位置を計算する手順を示す図である。
ステップ13において、ボックスのパターン(パターンX、パターンY)に対応して指定銘柄を表示する位置を計算する。
処理部A〜処理部Dの処理をそれぞれの指標について繰り返して実行することによってブロックごとの表示データが作成される。
コンテンツは、他のコンテンツと識別するための識別情報の下に各種データを備えている。例えば、識別情報として「銘柄コード」をもち、各種データとして「前日比」、「騰落率」、「出来高」、「売買代金」などを備えた構成である。
さらに全国でのA君の成績を表しても良い。
上述の逆L字パターンでは、ブロックの左端から始まって左上から右下の方向にボックスを配しているが、この形態に限定されず、ブロックの任意の辺から始まってボックスを配しても良い。
以上説明した実施の形態のデータ整形方法によれば、次の効果を挙げることができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (6)
- データ整形プログラムにおいて、
コンピュータに、
所定のデータを含み順位付けられる複数のデータを取得するステップ、
取得した複数のデータを順位付けられた複数のグループに分類するステップ、
それぞれのグループに含まれるデータの件数に基づきグループごとの比率を求めるステップ、
矩形領域内に前記グループに対応する小矩形領域を渦巻きパターン又は逆L字パターンを形成するように順位付けて配置するステップ、
前記所定のデータの属するグループに対応する小矩形領域の前記所定データの順位を表す位置に所定の図形をマークするステップを実行させ、
前記グループに対応する小矩形領域の面積は、ほぼ前記矩形領域の面積に前記グループごとの比率を乗じた値であることを特徴とするデータ整形プログラム。 - 前記形成された矩形領域とともに、前記所定データに関する個別情報を形成するステップをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のデータ整形プログラム。
- 前記形成された矩形領域の形成後においてユーザの操作によって前記所定データに関する個別情報を形成するステップをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のデータ整形プログラム。
- 前記矩形領域は、前記渦巻きパターン又は逆L字パターンを線対称とした図形あるいは回転した図形を含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のデータ整形プログラム。
- 取得手段、分類手段、比率手段、配置手段及び図形付与手段を有するデータ整形装置のデータ整形方法であって、
所定のデータを含み順位付けられる複数のデータを取得手段によって取得するステップと、
取得した複数のデータを順位付けられた複数のグループに分類手段によって分類するステップと、
それぞれのグループに含まれるデータの件数に基づきグループごとの比率を比率手段によって求めるステップと、
矩形領域内に前記グループに対応する小矩形領域を渦巻きパターン又は逆L字パターンを形成するように順位付けて配置手段によって配置するステップと、
前記所定のデータの属するグループに対応する小矩形領域の前記所定データの順位を表す位置に所定の図形を図形付与手段によってマークするステップとを備え、
前記グループに対応する小矩形領域の面積は、ほぼ前記矩形領域の面積に前記グループごとの比率を乗じた値であることを特徴とするデータ整形方法。 - 所定のデータを含み順位付けられる複数のデータを取得する手段と、
取得した複数のデータを順位付けられた複数のグループに分類する手段と、
それぞれのグループに含まれるデータの件数に基づきグループごとの比率を求める手段と、
矩形領域内に前記グループに対応する小矩形領域を渦巻きパターン又は逆L字パターンを形成するように順位付けて配置する手段と、
前記所定のデータの属するグループに対応する小矩形領域の前記所定データの順位を表す位置に所定の図形をマークする手段とを備え、
前記グループに対応する小矩形領域の面積は、ほぼ前記矩形領域の面積に前記グループごとの比率を乗じた値であることを特徴とするデータ整形装置。
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