JP5095652B2 - Optical combiner - Google Patents
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Description
本発明は、光コンバイナに関する。 The present invention relates to an optical combiner.
ファイバレーザーや光増幅器等の光学装置は、励起光用半導体レーザーの光を光ファイバに入射して高エネルギーのレーザー出力を得る。これらは、レーザーマーカーや溶接加工等に用いられている。 An optical device such as a fiber laser or an optical amplifier obtains a high-energy laser output by injecting light of a semiconductor laser for excitation light into an optical fiber. These are used for laser markers, welding, and the like.
高いレーザー出力を得るために、光コンバイナを用いて複数の半導体レーザーの光を1本の光ファイバに入射することが行われている(例えば、特許文献1)。 In order to obtain a high laser output, light from a plurality of semiconductor lasers is incident on one optical fiber using an optical combiner (for example, Patent Document 1).
光コンバイナは、複数の光ファイバ心線と、例えば石英ガラス製の筒状部材と、からなる。光コンバイナは、例えば、複数の光ファイバ心線の先端において被覆層が剥がされて光ファイバが露出した状態で、それらが束ねられて筒状部材の一端側から挿入された構造を有する。筒状部材の一端側においては各光ファイバが1本ずつ独立していると共に他端側においては複数本の光ファイバ及び筒状部材が溶融一体化した溶融部に形成されている。そして、光ファイバ心線の各入射端側には半導体レーザーがそれぞれ接続される一方、出射端側には、例えばダブルクラッドファイバ等の光学デバイスが接続される。
ところで、光ファイバ同士が接続された部分や光ファイバの出射端においては、フレネル反射により戻り光が生じ、戻り光は光コンバイナの他端側から一端側に伝送されることが知られている。戻り光は、溶融部からそれぞれの光ファイバ及び筒状部材に分かれて進入する。このうち、光ファイバ内に進入したものは光ファイバの入射端に接続された半導体レーザー装置内に入り、一方、筒状部材に進入したものは筒状部材の一端側端面から漏光する。 Incidentally, it is known that return light is generated by Fresnel reflection at a portion where the optical fibers are connected to each other and at the emission end of the optical fiber, and the return light is transmitted from the other end side of the optical combiner to one end side. The return light enters the optical fiber and the cylindrical member separately from the melting part. Among these, the one that entered the optical fiber enters the semiconductor laser device connected to the incident end of the optical fiber, while the one that entered the cylindrical member leaks light from one end surface of the cylindrical member.
近年の高エネルギーのレーザー出力の要求に伴い、筒状部材の端面から漏光する戻り光も高エネルギー化している。そして、高エネルギーの戻り光が光ファイバ心線の被覆層に照射されて発熱することにより、被覆層が溶けたりする等の損傷を受ける問題が生じる。 With the recent demand for high-energy laser output, the return light leaking from the end face of the cylindrical member has also been increased in energy. Then, the coating layer of the optical fiber core wire is irradiated with high-energy return light and generates heat, thereby causing a problem of damage such as melting of the coating layer.
本発明は、光コンバイナにおいて、筒状部材の端面からの漏光により光ファイバの被覆層やその他の部品が損傷を受けるのを抑制することを目的とする。 An object of the present invention is to suppress damage to an optical fiber coating layer and other components due to light leakage from an end surface of a cylindrical member in an optical combiner.
本発明の光コンバイナは、各々、光ファイバとそれを被覆する被覆層とを有し、その一方の端部において該被覆層が剥がされて該光ファイバが露出した複数本の光ファイバ心線を備え、該それらの一方の端部の複数本の光ファイバが束ねられて該筒状部材にその一端側から挿入されて他端側で該筒状部材と溶融一体化したものであって、
上記筒状部材は、他端側から一端にかけて拡径し、他端側から一端に伝送される光の光路をコンバイナ光軸から離れる方向に曲げて当該光を出射する拡径部を有し、
上記複数本の光ファイバ心線の心線束の半径をT,及び上記筒状部材の一端と上記被覆層との光軸方向の距離をLとしたときのtan −1 (T/L)で表される角度θ1が、上記他端側から一端に伝送される光の出射方向とコンバイナ光軸とのなす角度θ2以下であることを特徴とする。
Each of the optical combiners of the present invention has an optical fiber and a coating layer that covers the optical fiber, and a plurality of optical fiber core wires that are exposed by peeling off the coating layer at one end thereof. Provided, a plurality of optical fibers at one end thereof are bundled and inserted into the cylindrical member from one end side thereof, and melted and integrated with the cylindrical member at the other end side,
The cylindrical member has a diameter-expanding portion that expands from the other end side to one end, bends the optical path of light transmitted from the other end side to the one end in a direction away from the combiner optical axis, and emits the light.
Expressed by tan −1 (T / L) where T is the radius of the core bundle of the plurality of optical fibers and L is the distance in the optical axis direction between one end of the cylindrical member and the coating layer. angle θ1 is found shall be the equal to or less than the angle θ2 between the emission direction and the combiner optical axis of the light transmitted to one end from the other end.
本発明の光コンバイナは、筒状部材の外周面がすりガラス状に形成されていてもよい。 In the optical combiner of the present invention, the outer peripheral surface of the cylindrical member may be formed in a ground glass shape.
本発明の光コンバイナによれば、筒状部材には、他端側から一端側に伝送される光が該筒状部材の軸に沿って出射するのを規制する手段が設けられているので、筒状部材の端面からの漏光により光ファイバの被覆層やその他の部品が損傷を受けるのを抑制することができる。 According to the optical combiner of the present invention, the cylindrical member is provided with means for restricting light transmitted from the other end side to the one end side from being emitted along the axis of the cylindrical member. It is possible to suppress damage to the coating layer of the optical fiber and other parts due to light leakage from the end face of the cylindrical member.
以下、実施形態及び参考技術を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments and reference techniques will be described in detail with reference to the drawings.
《実施形態》
<光コンバイナ>
図1は、実施形態に係る光コンバイナ10を示す。この光コンバイナ10は、例えば、レーザーマーカーの光増幅器や溶接用のファイバレーザーのダブルクラッドファイバに接続されて用いられる。
"Implementation-shaped state"
<Optical combiner>
Figure 1 illustrates an
光コンバイナ10は、複数の光ファイバ心線11と筒状部材12とで構成されている。複数の光ファイバ心線11のそれぞれは、光ファイバ心線11の一方の端部から被覆層13が所定長だけ剥がされて光ファイバが露出した構成を有し、その一方の端部において、複数本の光ファイバ14が束ねられて筒状部材12の一端側から挿入されている。そして、筒状部材12の他端側では、筒状部材12と複数本の光ファイバ14とが溶融一体化されて溶融部15を構成している。この光コンバイナ10は、外力からの保護やアイセーフの目的で、筒状部材12が覆われるようにアルミ等の保護筐体(図示せず)に収容されている。なお、複数本の光ファイバ心線11が束ねられた心線束16や、光コンバイナ10の他端側に接続された光学デバイス等は、例えば保護筐体を貫通するように保護筐体の壁面で固定されている。
The
光ファイバ心線11は、光ファイバ14が被覆層13で被覆された構成を有する。光ファイバ心線11は、例えば、心線全長が1〜10m(溶融部15を含む)、及び心線径が240〜260μmにそれぞれ形成されている。
The optical
光ファイバ14は、例えば石英ガラスで形成されており、ファイバ中心の高屈折率のコアとその周りを被覆する低屈折率のクラッドとを有する。光ファイバ14は、ゲルマニウム等をドープして高屈折率化した石英でコアを形成し且つ純粋石英でクラッドを形成したものであってもよく、また、純粋石英でコアを形成し且つフッ素等をドープして低屈折率化した石英でクラッドを形成したものであってもよい。光ファイバ14は、例えば、被覆層13が剥がされて露出した部分のファイバ長が0.5〜5mmである。複数の光ファイバ14は、好ましくは、最密構造に束ねられている。
The
光ファイバ14が信号光用光ファイバである場合、光ファイバ14は一般的にはシングルモードファイバで構成されており、例えば、ファイバ径が123〜127μm、及びコア径が10〜60μmにそれぞれ形成されている。
When the
また、光ファイバ14が励起光用光ファイバである場合、光ファイバ14は一般的にはマルチモードファイバで構成されており、例えば、ファイバ径が123〜127μm、及びコア径が80〜115μmにそれぞれ形成されている。
When the
被覆層13は、例えば、ウレタンアクリル樹脂、紫外線硬化型樹脂、シリコーン樹脂、ナイロン樹脂等で形成されており、単一層で構成されていてもよく、また、複数層で構成されていてもよい。被覆層13は、層厚さが例えば55〜65μmに形成されている。
The
複数本の光ファイバ心線11の被覆層13は、束ねられて心線束16を構成している。心線束16は、例えば、複数本の光ファイバ心線11が互いに最密構造となるように束ねられたものである。心線束16は、例えば径が0.75mm程度である。心線束16は、被覆層13の端面から複数本の光ファイバ心線11が保護筐体によって束ねられている部分までの長さが、例えば3〜20mmである。
The
これらの光ファイバ14が挿入される筒状部材12は、例えば石英ガラス等で形成されている。筒状部材12は、一端側に、他端側から一端にかけて拡径する拡径部Kが形成されている。拡径部Kは、直線的に径が広がっていても、図1に示すように滑らかに曲線的に広がっていてもよい。筒状部材12は、例えば、全長が3〜10mm(溶融部15を除く)、及び内径が380〜400μmにそれぞれ形成されている。
The
ここで、図2のように、複数本の光ファイバ心線11の心線束16の半径をT,及び筒状部材12の一端側端面17と被覆層13との光軸方向距離をLとしたときのtan−1(T/L)で表される角度の大きさをθ1とする。θ1は、例えば10〜30度である。また、筒状部材12の一端側端面17が外向きに延びる方向が筒状部材12の軸方向に対してなす角度、すなわち、筒状部材12の他端側から一端に伝送される光の出射方向と光コンバイナ10の光軸のなす角度の大きさをθ2とする。θ2は、例えば20〜50度である。筒状部材12の壁面内を伝送された光は、筒状部材12の内周面の接線のうち、光コンバイナ10の光軸と同一平面上にある接線の方向に向かって出射される。
Here, as shown in FIG. 2, the radius of the
θ1とθ2とが等しいとき、筒状部材12の一端側端面17から出射される戻り光は、心線束16の被覆層13に向かって直進するように出射されることがない。さらに、θ2がθ1より大きいとき、筒状部材12の一端側端面17から出射される戻り光は、さらに外向きに出射されることになるので、さらに心線束16の被覆層13から離れた方向に向かって直進するように出射される。これより、θ2はθ1以上、すなわち、θ1はθ2以下となっている。
When θ1 and θ2 are equal, the return light emitted from the
溶融部15は、複数の光ファイバ14と筒状部材12とが溶融一体化して構成されている。筒状部材12内部では光ファイバ14のそれぞれのコアが長さ方向に延び、筒状部材12の他端側端面18では、1本の光ファイバ14のコアが中心に位置付けられ且つそれを他の複数本の光ファイバ14のコアが囲むように位置付けられたコア配置が露出している。
The
以上の構成の光コンバイナ10は、例えば、複数本の光ファイバ心線11の端部にそれぞれ半導体レーザーが取り付けられる一方、筒状部材12の他端側端面18にフィルタモジュールや光ファイバブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating:FBG)、ダブルクラッドファイバ等の光学デバイスが順に接続されて、ファイバレーザーを構成する。そして、複数の光ファイバ心線11に入射された光は、溶融部15で合わせられて、フィルタモジュールやFBGを経てダブルクラッドファイバに進入し、高出力のレーザー光としてファイバレーザーの出射端から取り出される。
In the
このとき、光学デバイス同士の接続端やダブルクラッドファイバの出射端においてフレネル反射等が起こって入射端側に戻る方向に伝送される戻り光が生じ、戻り光は、筒状部材12の溶融部15から筒状部材12や複数の光ファイバ14に分かれて進入する。
At this time, return light transmitted in the direction returning to the incident end side due to Fresnel reflection or the like occurs at the connection end of the optical devices or the output end of the double clad fiber, and the return light is transmitted to the
本実施形態においては、拡径部Kが、戻り光が筒状部材12の軸に沿って出射するのを規制する。すなわち、筒状部材12の壁面内に進入して他端側から一端に伝送される戻り光は拡径部Kにおいて進行方向が光コンバイナ10の光軸から離れる方向に光路が曲げられ、筒状部材12の一端においては、光軸方向から外方に向かって発散する方向に出射される。従って、戻り光は、光ファイバ心線11の被覆層13を照射することなく放出されることになり、結果として、戻り光によって光ファイバ心線11の被覆層13が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the present embodiment , the enlarged diameter portion K restricts the return light from being emitted along the axis of the
なお、本実施形態では拡径部Kが一端側端面17を含むように構成されているとしたが、例えば、参考技術1として図3及び4に示すように、拡径部Kは一端側端面17を含まないように設けられていてもよい。この構成によれば、戻り光は、筒状部材12の軸に沿って伝送されずに、拡径部Kにおいて光コンバイナ10の光軸から離れる方向に光路が曲げられて、拡径部Kを通過した後も光コンバイナ10の光軸から遠い位置で伝送される。そのため、他端側端面18から光ファイバ心線11の被覆層13に向かって出射されることがなく、結果として、戻り光によって光ファイバ心線11の被覆層13が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the present embodiment , the enlarged diameter portion K is configured to include the one end
<光コンバイナの製造方法>
次に、本実施形態に係る光コンバイナ10の製造方法を説明する。この製造方法では、複数本の光ファイバ心線11と、筒状部材12を構成する筒状のキャピラリと、円錐形状の部材からなる拡径部材と、が用いられる。キャピラリは、例えば、内径が400〜1000μm、外径が500〜1200μm、及び長さが10〜20mmである。拡径部材は、例えばイリジウム等の金属製の部材であって、例えば、底面の径が1〜3mm、及び底面から先端までの長さが10〜20mmである。
<Manufacturing method of optical combiner>
Next, a method for manufacturing the
(キャピラリ調製工程)
まず、拡径部材の頂部をキャピラリの一端から内部に挿入する。そしてこの状態でキャピラリの端部を加熱する。加熱によりキャピラリが溶融すると同時に拡径部材をキャピラリの内部に押し込むことにより、キャピラリの一端が拡径部材の母線に沿って拡径されて、筒状部材12の拡径部Kを構成する拡径部分が形成される。
(Capillary preparation process)
First, the top of the diameter-expanding member is inserted from one end of the capillary. In this state, the end of the capillary is heated. When the capillary is melted by heating and the diameter-enlarged member is pushed into the capillary at the same time, one end of the capillary is expanded along the generatrices of the diameter-enlarged member, and the diameter-enlarged portion constituting the diameter-enlarged portion K of the cylindrical member 12 A part is formed.
なお、上記の方法の他の方法によって筒状部材12の拡径部Kを構成する拡径部分を形成してもよい。例えば、キャピラリの一端を加熱溶融して封止し、他端側から空気等を送って加圧しながら加熱すると、加熱したところが膨張する。この膨張部分を切断して拡径部Kとなる形状を設けることができる。
In addition, you may form the enlarged diameter part which comprises the enlarged diameter part K of the
(光コンバイナ作製工程)
まず、光ファイバ心線11の一端から所定長だけ被覆層13を剥がして、光ファイバ14を露出させる。そして、光ファイバ14が露出した部分をキャピラリの拡径部分が形成された側から挿入して、複数の光ファイバ14が筒状部材12内で所定配置で束ねられた状態となるようにする。
(Optical combiner manufacturing process)
First, the
続いて、キャピラリの長さ方向の中央部分を側面からアーク放電等で加熱して溶融させ、それらの間隙をコラプスしつつ一体化させる。そして、冷却後、溶融一体化した部分の側面にノッチを入れて切断する。ここで形成される切断面が、筒状部材12の他端側端面18、つまり、光コンバイナ10の接続端面を構成する。光コンバイナ10の接続端面では、筒状部材12内に複数本の光ファイバ14の各コアが所定配置となるように配されたコア配置が露出している。
Subsequently, the central portion in the longitudinal direction of the capillary is heated and melted by arc discharge or the like from the side surface, and the gaps are integrated while collapsing. Then, after cooling, a notch is formed in the side surface of the melt-integrated portion and cut. The cut surface formed here constitutes the other end
以上の工程により、本実施形態に係る光コンバイナ10が製造される。
The
《参考技術2》
<光コンバイナ>
図5及び6は、参考技術2に係る光コンバイナ20を示す。この光コンバイナ20は、筒状部材22の形状を除いて実施形態のものと同一構成である。なお、図5は光コンバイナ20のうち筒状部材22のみを示している。
<< Reference Technology 2 >>
<Optical combiner>
5 and 6 show an
筒状部材22は、他端側端面28が、他端側から一端側に伝送される戻り光を外向きに全反射する面に形成されている。具体的には、一端側の端面の外縁部分から中心に向かうにつれて、光コンバイナ20の内部に入り込む傾斜を有する斜面に形成されている。戻り光が他端側から一端側に伝送された後一端側端面27で全反射するためには、斜面は、光コンバイナ20の光軸に対して43度以下の角度で設けられていることが好ましい。
The
参考技術2においては、戻り光を外向き全反射する面である筒状部材22の一端側端面27が、戻り光が筒状部材22の軸に沿って出射するのを規制する手段を構成する。このため、筒状部材22の壁面内に進入して他端側から一端側に伝送される戻り光は、筒状部材22の一端側端面27で全反射され、光コンバイナ20の外部に出射される。従って、光ファイバ心線21の被覆層23を照射することなく放出されることになり、結果として、戻り光によって光ファイバ心線21の被覆層23が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the reference technique 2, the
<光コンバイナの製造方法>
次に、参考技術2に係る光コンバイナ20の製造方法を説明する。
<Manufacturing method of optical combiner>
Next, a method for manufacturing the
(キャピラリ調製工程)
まず、筒状のキャピラリを準備する。このキャピラリの先端面を、研磨フィルム、酸化セリウム等の研磨材等を用いて研磨し、参考技術2の光コンバイナ20の筒状部材22の一端側端面27の形状に形成する。
(Capillary preparation process)
First, a cylindrical capillary is prepared. The tip end face of this capillary is polished using a polishing film, an abrasive such as cerium oxide, etc., and formed into the shape of the
(光コンバイナ作製工程)
上記キャピラリ調製工程で調製したキャピラリを使用することを除いて実施形態と同一の方法で光コンバイナ20を作製する。
(Optical combiner manufacturing process)
To produce an
《参考技術3》
<光コンバイナ>
図7及び8は、参考技術3に係る光コンバイナ30を示す。この光コンバイナ30は、筒状部材32の形状を除いて実施形態のものと同一構成である。なお、図7は光コンバイナ30のうち筒状部材32のみを示している。
<<
<Optical combiner>
7 and 8 show an
筒状部材32は、参考技術2の光コンバイナ20と同様に、他端側端面38が、他端側から一端側に伝送される戻り光を外向きに全反射する面に形成されている。具体的には、一端側の端面を光軸に対して所定の角度を有する平面で切断したような斜面に形成されている。戻り光が他端側から一端側に伝送された後一端側端面37で全反射するためには、斜面は、光コンバイナ30の光軸に対して43度以下の角度で設けられていることが好ましい。
As with the
参考技術3においては、戻り光を外向き全反射する面である筒状部材32の一端側端面37が、戻り光が筒状部材32の軸に沿って出射するのを規制する手段を構成する。このため、筒状部材32の壁面内に進入して他端側から一端側に伝送される戻り光は、筒状部材32の一端側端面37で全反射され、光コンバイナ30の外部に出射される。従って、光ファイバ心線31の被覆層33を照射することなく放出されることになり、結果として、戻り光によって光ファイバ心線31の被覆層33が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the
<光コンバイナの製造方法>
参考技術3に係る光コンバイナ30は、参考技術2と同一の方法で製造することができる。
<Manufacturing method of optical combiner>
The
《参考技術4》
<光コンバイナ>
図9及び10は、参考技術4に係る光コンバイナ40を示す。この光コンバイナ40は、筒状部材42の形状を除いて実施形態のものと同一構成である。なお、図9は光コンバイナ40のうち筒状部材42のみを示している。
<< Reference Technology 4 >>
<Optical combiner>
9 and 10 show an
この光コンバイナ40は、筒状部材42の一端側端面47に反射膜Hが設けられている。反射膜Hは、高反射膜(HR膜:High Reflection膜)であることが好ましい。高反射膜Hは、例えば厚さが5〜10μmである。
In the
高反射膜Hは、例えばSiO2膜とTa2O5膜とが交互に40層程度積層された、誘電体多層膜の構成を有する。この高反射膜Hは、信号光(波長1070nm程度)と励起光(915nmまたは970nm)の波長でHR特性を満足するものである。 The highly reflective film H has a configuration of a dielectric multilayer film in which, for example, about 40 SiO 2 films and Ta 2 O 5 films are alternately stacked. This highly reflective film H satisfies the HR characteristics at the wavelengths of signal light (wavelength of about 1070 nm) and excitation light (915 nm or 970 nm).
参考技術4においては、筒状部材42の一端側端面47に設けられた反射膜Hが、戻り光が筒状部材42の軸に沿って出射するのを規制する手段を構成する。このため、筒状部材42の壁面内に進入して他端側から一端側に伝送される戻り光は筒状部材42一端側端面47の反射膜Hで反射されて、再び筒状部材42の壁面内を一端側から他端側に向かって伝送される。つまり、戻り光は筒状部材42の一端側から放出されることがなく、結果として、戻り光によって光ファイバ心線41の被覆層43が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the reference technique 4, the reflective film H provided on the one
<光コンバイナの製造方法>
次に、参考技術4に係る光コンバイナ40の製造方法を説明する。
<Manufacturing method of optical combiner>
Next, a method for manufacturing the
(キャピラリ調製工程)
反射膜は、真空蒸着法やイオンビーム(EB)蒸着法等の公知の方法により蒸着形成することができる。このとき、筒状部材42の内部に蒸着物が進入しないように、一端側端面47から筒状部材42の中空部分にロッドを挿入して蒸着を行ってもよい。或いは、蒸着マスクで筒状部材42の中空部分を覆うようにして蒸着を行ってもよい。また、筒状部材42の内部への蒸着物の進入を無視して反射膜を蒸着形成してもよい。
(Capillary preparation process)
The reflective film can be deposited by a known method such as a vacuum deposition method or an ion beam (EB) deposition method. At this time, vapor deposition may be performed by inserting a rod from one end side end face 47 into the hollow portion of the
(光コンバイナ作製工程)
上記キャピラリ調製工程で調製したキャピラリを使用することを除いて参考技術3と同一の方法で光コンバイナ40を作製する。
(Optical combiner manufacturing process)
The
《参考技術5》
<光コンバイナ>
図11は、参考技術5に係る光コンバイナ50の筒状部材52を示す。この光コンバイナ50は、筒状部材52の形状を除いて実施形態のものと同一構成である。
<< Reference Technology 5 >>
<Optical combiner>
FIG. 11 shows a
この光コンバイナ50は、筒状部材52の外周表面に細かい傷による凹凸が設けられており、すりガラス状となっている。
This
すりガラスの凹凸は、筒状部材52の外周面にランダムに設けられている。凹凸が設けられるピッチは、戻り光の波長程度であることが好ましく、例えば500〜1500nmである。凹凸の凹部の深さは、例えば500〜1500nmである。筒状部材52の溶融部55の外周面がすりガラス状に形成されていると、溶融部55を一端側から他端側に伝送されている光をも筒状部材52の外側に散乱してしまうことになり、光コンバイナ50の伝送効率が低下する。
Roughness of the frosted glass is randomly provided on the outer peripheral surface of the
参考技術5においては、筒状部材52のすりガラス状に形成された外周面が、戻り光が筒状部材52の軸に沿って出射するのを規制する手段を構成する。このため、筒状部材52の壁面内に進入して他端側から一端側に伝送される戻り光は、すりガラス状の外周面でミー散乱が生じて、筒状部材52の外側に放出されて一端側にまで到達しない。従って、戻り光が光ファイバ心線51の被覆層53を照射するのが低減されることとなり、結果として、戻り光によって光ファイバ心線51の被覆層53が損傷を受けるのを抑制することができる。
In the reference technique 5, the outer peripheral surface formed in a ground glass shape of the
<光コンバイナの製造方法>
次に、参考技術5に係る光コンバイナ50の製造方法を説明する。
<Manufacturing method of optical combiner>
Next, a method for manufacturing the
(キャピラリ調製工程)
まず、キャピラリの外周面をすりガラス状に形成する。このとき、例えば酸化アルミニウム製の研磨フィルムでキャピラリの外周面を擦ってもよく、弗化水素酸等で表面を溶解させて凹凸を作ってもよい。
(Capillary preparation process)
First, the outer peripheral surface of the capillary is formed in a ground glass shape. At this time, for example, the outer peripheral surface of the capillary may be rubbed with a polishing film made of aluminum oxide, or the surface may be dissolved with hydrofluoric acid or the like to form irregularities.
(光コンバイナ作製工程)
上記キャピラリ調製工程で調製したキャピラリを使用することを除いて実施形態と同一の方法で光コンバイナ50を作製する。
(Optical combiner manufacturing process)
To produce an
なお、キャピラリの外周面の全面がすりガラス状になるように凹凸が設けられているが、キャピラリに光ファイバ心線51が挿入された後溶融一体化する工程において、加熱により溶融部55におけるキャピラリ表面が溶解されて傷が消失する。このため、溶融部55では、外周面がすりガラス状に形成されていることに起因して伝送される光が外部に散乱されることはない。
The concaves and convexes are provided so that the entire outer peripheral surface of the capillary becomes ground glass, but in the step of melting and integrating after the optical fiber core wire 51 is inserted into the capillary, the capillary surface in the
以上説明したように、本発明は光コンバイナについて有用である。 As described above, the present invention is useful for an optical combiner.
H 反射膜
K 拡径部
10,20,30,40,50 光コンバイナ
11,21,31,41,51 光ファイバ心線
12,22,32,42,52 筒状部材
13,23,33,43,53 被覆層
14,24,34,44,54 光ファイバ
17,27,37,47,57 一端側端面
18,28,38,48,58 他端側端面
H Reflective film K Expanded
Claims (2)
上記筒状部材は、他端側から一端にかけて拡径し、他端側から一端に伝送される光の光路をコンバイナ光軸から離れる方向に曲げて当該光を出射する拡径部を有し、
上記複数本の光ファイバ心線の心線束の半径をT,及び上記筒状部材の一端と上記被覆層との光軸方向の距離をLとしたときのtan −1 (T/L)で表される角度θ1が、上記他端側から一端に伝送される光の出射方向とコンバイナ光軸とのなす角度θ2以下であることを特徴とする光コンバイナ。 Each having an optical fiber and a coating layer covering the optical fiber, the optical fiber including a plurality of optical fiber core wires, the optical fiber being exposed by peeling off the coating layer at one end thereof, An optical combiner in which a plurality of end optical fibers are bundled and inserted into the cylindrical member from one end side thereof, and is fused and integrated with the cylindrical member on the other end side,
The cylindrical member has a diameter-expanding portion that expands from the other end side to one end, bends the optical path of light transmitted from the other end side to the one end in a direction away from the combiner optical axis, and emits the light.
Expressed by tan −1 (T / L) where T is the radius of the core bundle of the plurality of optical fibers and L is the distance in the optical axis direction between one end of the cylindrical member and the coating layer. optical combiner angle θ1 that is, the angle θ2 less characterized der Rukoto the emission direction and the combiner optical axis of the light transmitted to one end from the other end is.
上記筒状部材の外周面がすりガラス状に形成されていることを特徴とする光コンバイナ。 The optical combiner according to claim 1 ,
An optical combiner characterized in that the outer peripheral surface of the cylindrical member is formed in a ground glass shape.
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