JP5095561B2 - 送受共用回路 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ異なる受信周波数帯域および送信周波数帯域を有する2台の無線機が1つの共用端子を共用して送受信するための送受共用回路に関するものである。
第3世代携帯電話方式(3G)の一つである「W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)」の高速データ通信規格「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」をさらに進化させたLTE(Long Term Evolution)と呼ばれる 携帯電話の高速なデータ通信仕様が提案されている。LTEは、スーパー3Gとも呼ばれ下り100Mbps以上/上り50Mbps以上の高速通信の実現を目指しており、W−CDMA方式の標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTEの標準化が進められている。LTEは、広帯域化によるマルチパス発生で相互干渉が増えるのを防ぐ「VSF−OFCDM」など、第4世代移動体通信(4G)の候補となっている技術をいち早く導入しており、3Gと同一の周波数帯(3Gの周波数を活用)、周波数帯域幅(1.25M/2.5M/5M/10M/20MHz)を活用することで、4Gへの円滑な移行も見据えている。
LTEにおいて3Gの周波数を活用する場合の受信周波数帯域と送信周波数帯域とを図2を参照して説明する。図2は横軸が周波数とされており左側が低域、右側が高域とされている。受信周波数帯域は低域側に配置されており、受信周波数帯域と離隔されて高域側に送信周波数帯域が配置されている。受信周波数帯域は、受信周波数帯域を3つに分割したFBr1,FBr2,FBr3の3つの受信帯域からなり、送信周波数帯域は、送信周波数帯域を3つに分割したFBt1,FBt2,FBt3の3つの送信帯域から構成されている。この場合、3Gの携帯電話方式が使用する周波数帯域が、FBr1,FBr3の2つの受信帯域とFBt1,FBt3の2つの送信帯域とされ、LTEの携帯電話方式が使用する周波数帯域が、FBr2の受信帯域とFBt2の送信帯域とされる。図2に示すように、LTEにおいて3Gの周波数を活用していることから、携帯電話通信網における無線で送受信を行っている基地局や中継局においては既存のアンテナを3GとLTEとで共用することができる。そして、アンテナと3Gの第1の無線機およびLTEの第2の無線機との間に送受共用回路を接続することにより、受信周波数帯域の信号を第1の無線機およびLTEの第2の無線機とに振り分けると共に、3Gの第1の無線機およびLTEの第2の無線機からの送信帯域の信号を合成して共用端子から出力できるようにしている。
従来の送受共用回路の一例の構成を示す回路ブロック図を図3に示す。以下の説明において、「3dBハイブリッド回路」は、4端子を有しており、1つの端子に入力された信号が2つの端子に等分配されて出力されるが残る1つの端子には出力されず、等分配されて出力される2つの端子の内の1つの端子には入力信号と同相で出力され、他の1つの端子には90°遅れて出力されるものとする。
図3に示す送受共用回路100において、共用端子101には例えば共用アンテナが接続され、受信帯域がFBr1,FBr3、送信帯域がFBt1,FBt3とされている3G用の無線機A(104)が第1端子102に接続され、受信帯域がFBr2、送信帯域がFBt2とされているLTE用の無線機B(105)が第2端子103に接続されている。この送受共用回路100はCIB(CONSTANT IMPEDANCE BANDPASS-FILTER)型の共用回路とされており、その動作について説明すると、共用端子101に入力された共用アンテナ等からの3つの受信帯域FBr1,FBr2,FBr3からなる受信周波数帯域FBrの受信信号は、第2のCIB111に入力される。第2のCIB111は、3dBハイブリッド回路111a,111dとバンドパスフィルタ(BPF)111b、111cからなり、3dBハイブリッド回路111aの端子Hに入力された受信周波数帯域FBrの受信信号は、端子Gと端子Fに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Gに出力されると共に90°遅れて端子Fに出力される。
端子Gには送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされているBPF111cが接続されているため、受信周波数帯域FBrの受信信号はBPF111cで反射して再び端子Gに入力され、端子Hと端子Eに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Hに出力されると共に90°遅れて端子Eに出力される。また、端子Fにも送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされているBPF111bが接続されているため、90°遅れている受信周波数帯域FBrの受信信号はBPF111bで反射して再び端子Fに入力され、端子Hと端子Eに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている受信周波数帯域FBrの受信信号は、同相で端子Eに出力されると共にさらに90°遅れて端子Hに出力される。すなわち、端子Fおよび端子Gからの受信周波数帯域FBrの受信信号は端子Eにおいて共に90°遅れるようになり同相で合成されて端子Eから出力され、端子Fと端子Gからの受信周波数帯域FBrの受信信号は端子Hにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。
また、第1のハイブリッド回路111aの端子Eから出力された受信周波数帯域FBrの受信信号は第1のCIB110に入力される。第1のCIB110は、3dBハイブリッド回路110a,110dとバンドパスフィルタ(BPF)110b、110cからなり、3dBハイブリッド回路110aの端子Dに入力された受信周波数帯域FBrの受信信号は、端子Bと端子Cに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Cに出力されると共に90°遅れて端子Bに出力される。端子Cには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされているBPF110cが接続されているため、受信帯域FBr2の受信信号はBPF110cを通過するが、BPF110cで阻止される受信帯域FBr1,FBr3の受信信号はBPF110cで反射されて再び端子Cに入力され、端子Aと端子Dに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Dに出力されると共に90°遅れて端子Aに出力される。
さらに、端子Bにも受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされているBPF110bが接続されているため、90°遅れている受信帯域FBr2の受信信号はBPF110bを通過するが、BPF110bで阻止される受信帯域FBr1,FBr3の受信信号はBPF110bで反射されて再び端子Bに入力され、端子Aと端子Dに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は、同相で端子Aに出力されると共にさらに90°遅れて端子Dに出力される。すなわち、端子Bおよび端子Cからの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Aにおいて共に90°遅れるようになり同相で合成されて端子Aから出力され、端子Bと端子Cからの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Dにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。これにより、第1のハイブリッド回路110aの端子Aから出力された受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は、送受共用回路100の第1端子102から出力されて無線機A(104)に入力される。
そして、3dBハイブリッド回路110dの端子Qに入力されたBPF110bからの90°遅れている受信帯域FBr2の受信信号は、端子Pと端子Sに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている受信帯域FBr2の受信信号は、同相で端子Pに出力されると共にさらに90°遅れて端子Sに出力される。また、3dBハイブリッド回路110dの端子Rに入力されたBPF110cからの受信帯域FBr2の受信信号は、端子Pと端子Sに2分配されて出力される。この場合、受信帯域FBr2の受信信号は、同相で端子Sに出力されると共に90°遅れて端子Sに出力される。すなわち、端子Qおよび端子Rからの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Pにおいて共に90°遅れるようになり、同相で合成されて端子Pから出力され、端子Qと端子Rからの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Sにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。3dBハイブリッド回路110dから出力された受信帯域FBr2の受信信号は、受信帯域FBr2のみを通過帯域とするBPF112に入力され、BPF112を通過した受信帯域FBr2の受信信号は送受共用回路100の第2端子103を介して無線機B(105)に入力される。
次に、無線機A(104)から送信された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、送受共用回路100の第1端子102に入力され、第1のCIB110における3dBハイブリッド回路110aの端子Aに入力される。端子Aに入力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、端子Bおよび端子Cに2分配されて出力される。この場合、送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、同相で端子Bに出力されると共に90°遅れて端子Cに出力される。端子Bには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされているBPF110bが接続されているため、送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF110bで反射されて再び端子Bに入力され、端子Aと端子Dに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Aに出力されると共に90°遅れて端子Dに出力される。さらに、端子Cには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされているBPF110cが接続されているため、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF110cで反射されて再び端子Cに入力され、端子Aと端子Dに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は同相で端子Dに出力されると共にさらに90°遅れて端子Aに出力される。
すなわち、端子Bおよび端子Cからの送信帯域FBt,FBt3の送信信号は端子Dにおいて共に90°遅れるようになり同相で合成されて端子Dから出力され、端子Bと端子Cからの送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は端子Aにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。これにより、第1のハイブリッド回路110aの端子Dから出力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、第2のCIB111の3dBハイブリッド111aの端子Eに入力される。
そして、端子Eに入力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、端子Fおよび端子Gに2分配されて出力される。この場合、送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、同相で端子Fに出力されると共に90°遅れて端子Gに出力される。端子Fには送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされているBPF111bが接続されているため、送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF111bで反射されて再び端子Fに入力され、端子Eと端子Hに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Eに出力されると共に90°遅れて端子Hに出力される。さらに、端子Gには送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされているBPF111cが接続されているため、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF111cで反射されて再び端子Gに入力され、端子Eと端子Hに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は同相で端子Hに出力されると共にさらに90°遅れて端子Eに出力される。
すなわち、端子Fおよび端子Gからの送信帯域FBt,FBt3の送信信号は端子Hにおいて共に90°遅れるようになり同相で合成されて端子Hから出力され、端子Fと端子Gからの送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は端子Eにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。これにより、無線機A(104)から送信された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、第2のCIB111の3dBハイブリッド111aの端子Hから出力されて、送受共用回路100の共用端子101から、アンテナ等に向けて出力されるようになる。
また、無線機B(105)から送信された送信帯域FBt2の送信信号は、送受共用回路100の第2端子103に入力され、BPF112では阻止されるが、通過帯域FBpが送信帯域FBt2とされているBPF113を通過して第2のCIB111における3dBハイブリッド111dの端子Kに入力される。端子Kに入力された送信帯域FBt2の送信信号は、端子Lおよび端子Mに2分配されて出力される。この場合、送信帯域FBt2の送信信号は、同相で端子Lに出力されると共に90°遅れてM端子に出力される。端子Lには通過帯域FBpが送信帯域FBt2のみとされているBPF111bが接続されているため、送信帯域FBt2の送信信号はBPF111bを通過して3dBハイブリッド回路111aの端子Fに入力され、端子Eと端子Hに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Eに出力されると共に90°遅れて端子Hに出力される。さらに、M端子にも通過帯域FBpが送信帯域FBt2とされているBPF111cが接続されているため、送信帯域FBt2の送信信号はBPF111cを通過して3dBハイブリッド回路111aの端子Gに入力され、端子Eと端子Hに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている送信帯域FBt2の送信信号は同相で端子Hに出力されると共にさらに90°遅れて端子Eに出力される。
すなわち、端子Fおよび端子Gからの送信帯域FBt2の送信信号は端子Hにおいて共に90°遅れるようになり同相で合成されて端子Hから出力され、端子Fと端子Gからの送信帯域FBt2の送信信号は端子Eにおいて互いに逆相とされて相殺されるようになる。これにより、無線機B(105)から送信された送信帯域FBt2の送信信号は、第2のCIB111の3dBハイブリッド111aの端子Hから出力されて、送受共用回路100の共用端子101から、アンテナ等に向けて出力されるようになる。
図3に示す送受共用回路100は、受信周波数帯域用のCIBと送信周波数帯域用のCIBとを必要とするため、複雑な回路構成となって回路規模が大きくなると共にコストが高くなるという問題点があった。
そこで、本発明はハイブリッド回路とバンドパスフィルタとを組み合わせる送受共用回路としても、回路規模を小さくすることのできる送受共用回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の送受共用回路は、3つの受信帯域からなる受信周波数帯域の内の低域と高域の受信帯域を第1受信帯域とすると共に、該受信周波数帯域と離隔された3つの送信帯域からなる送信周波数帯域の内の低域と高域の送信帯域を第1送信帯域とする第1の無線機と、前記受信周波数帯域の内の中域の受信帯域を第2受信帯域とすると共に、前記送信周波数帯域の内の中域の送信帯域を第2送信帯域とする第2の無線機と、前記第1の無線機が接続された端子Aと、該端子Aに入力された信号が同相で出力される端子Bと、前記端子Aに入力された信号が90°遅れて出力される端子Hと、前記端子Aに入力された信号が出力されない端子Gとを有する第1ハイブリッド回路と、該第1ハイブリッド回路の前記端子Bに一端が接続された前記第2受信帯域のみを通過させる第1受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信帯域のみを通過させる第1送信用バンドパスフィルタと、前記第1ハイブリッド回路の前記端子Hに一端が接続された前記第2受信帯域のみを通過させる第2受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信帯域のみを通過させる第2送信用バンドパスフィルタと、前記第1受信用バンドパスフィルタおよび前記第1送信用バンドパスフィルタの他端が接続された端子Eと、該端子Eに入力された信号が同相で出力されると共に前記第2の無線が接続された端子Fと、前記端子Eに入力された信号が90°遅れて出力される端子Rと、前記端子Eに入力された信号が出力されないと共に前記第2受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信用バンドパスフィルタの他端が接続された端子Lとを有する第2ハイブリッド回路と、前記第2ハイブリッド回路の前記端子Rに接続された終端抵抗とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明の送受共用回路では、ハイブリッド回路とバンドパスフィルタとを組み合わせる送受共用回路としても、上記構成のように組み合わせ方を従来と異ならせることにより送受共用回路の回路規模を小さくすることができる。
本発明の実施例の送受共用回路の回路構成を示す回路ブロック図を図1に示す。なお、以下の説明における「3dBハイブリッド回路」は、4端子を有しており、1つの端子に入力された信号が2つの端子に等分配されて出力されるが残る1つの端子には出力されず、等分配されて出力される2つの端子の内の1つの端子には入力信号と同相で出力され、他の1つの端子には90°遅れて出力されるものとする。
図1に示す送受共用回路1は、アンテナと3G用の第1の無線機およびLTE用の第2の無線機との間に設けられて、アンテナにより受信された受信信号を3G用の第1の無線機およびLTE用の第2の無線機とに使用する周波数帯域別に振り分けると共に、3G用の第1の無線機およびLTE用の第2の無線機からの送信信号を合成してアンテナから放射できるようにしている。この場合の3G用の第1の無線機およびLTE用の第2の無線機の受信周波数帯域および送信周波数帯域は図2に示すとおりとされている。すなわち、3G用の第1の無線機が使用する周波数帯域は、2つの受信帯域FBr1,FBr3と2つの送信帯域FBt1,FBt3とされ、LTE用の第2の無線機が使用する周波数帯域は、受信帯域FBr2と送信帯域FBt2とされている。
本発明の実施例の送受共用回路1において、共用端子10には例えば3GとLTEとで共用する共用アンテナが接続され、受信帯域がFBr1,FBr3、送信帯域がFBt1,FBt3とされている第1の無線機A(13)が第1端子11に接続され、受信帯域がFBr2、送信帯域がFBt2とされている第2の無線機B(14)が第2端子12に接続されている。この送受共用回路1はCIB(CONSTANT IMPEDANCE BANDPASS-FILTER)型の共用回路とされており、第1の3dBハイブリッド回路15、受信用のバンドパスフィルタ(BPF)16,18、送信用のバンドパスフィルタ(BPF)17,19,第2の3dBハイブリッド回路20および終端抵抗21から構成されている。共用端子10は3dBハイブリッド回路15の端子Gに接続され、第1の無線機A(13)の送受信端子が接続された第1端子11は第1の3dBハイブリッド回路15の端子Aに接続されている。また、3dBハイブリッド回路15の端子Bは並列接続されている受信用のBPF16および送信用のBPF17の端子Mと端子Cに接続され、3dBハイブリッド回路15の端子Hは並列接続されている受信用のBPF18および送信用のBPF19の端子Pと端子Jに接続されている。
さらに、並列接続されている受信用のBPF16および送信用のBPF17の端子Nと端子Dは第2の3dBハイブリッド回路20の端子Eに接続され、並列接続されている受信用のBPF18および送信用のBPF19の端子Qと端子Kは第2の3dBハイブリッド回路20の端子Lに接続されている。そして、3dBハイブリッド回路20の端子Fは第2端子12に接続され、この第2端子12に第2の無線機B(14)が接続されている。また、3dBハイブリッド回路20の端子Rは終端抵抗21に接続されている。
本発明の実施例の送受共用回路1の動作について説明すると、共用端子10に入力された共用アンテナ等からの3つの受信帯域FBr1,FBr2,FBr3からなる受信周波数帯域FBrの受信信号は、第1の3dBハイブリッド回路15の端子Gに入力され、端子Bと端子Hに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Hに出力されると共に90°遅れて端子Bに出力される。端子Bには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF16の端子Mと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF17の端子Cが接続されているため、90°遅れている受信周波数帯域FBrのうちの受信帯域FBr2の受信信号はBPF16を通過して端子Nから出力され、第2のハイブリッド回路20の端子Eに入力される。また、90°遅れている受信周波数帯域FBrのうちの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号はBPF16およびBPF17で反射して再び端子Bに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Aに出力されると共にさらに90°遅れて端子Gに出力される。
さらに、端子Hにも受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF18の端子Pと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF19の端子Jが接続されているため、受信周波数帯域FBrのうちの受信帯域FBr2の受信信号はBPF18を通過して端子Qから出力され、第2のハイブリッド回路20の端子Lに入力される。さらに、受信周波数帯域FBrのうちの受信帯域FBr1,FBr3の受信信号はBPF18およびBPF19で反射して再び端子Hに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Gに出力されると共に90°遅れて端子Aに出力される。すなわち、端子Bおよび端子Hに再び入力された受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Aにおいて共に90°遅れて出力されるようになり同相で合成されて端子Aから出力され、端子Bと端子Hに再び入力された受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は端子Gにおいて互いに逆相とされて出力されるようになって、相殺される。3dBハイブリッド回路15の端子Aから出力された受信帯域FBr1,FBr3の受信信号は、第1端子11を介して第1の無線機A(13)に入力される。
ところで、第2の3dBハイブリッド回路20の端子Eに入力されたBPF16から出力された90°遅れている受信帯域FBr2の受信信号は、端子Fと端子Rに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている受信帯域FBr2の受信信号は、同相で端子Fに出力されると共にさらに90°遅れて端子Rに出力される。また、3dBハイブリッド回路20の端子Lに入力されたBPF18から出力された受信帯域FBr2の受信信号も、端子Fと端子Rに2分配されて出力される。この場合、受信帯域FBr2の受信信号は、同相で端子Rに出力されると共に90°遅れて端子Fに出力される。すなわち、端子Eおよび端子Lから3dBハイブリッド回路20に入力された受信帯域FBr2の受信信号は端子Fにおいて共に90°遅れて出力されるようになり、同相で合成されて端子Fから出力され、端子Eと端子Lから入力された受信帯域FBr2の受信信号は端子Rにおいて互いに逆相とされて端子R出力されるようになって、相殺されるようになる。端子Rには終端抵抗21が接続されている。3dBハイブリッド回路20の端子Fから出力された受信帯域FBr2の受信信号は、送受共用回路1の第2端子12を介して第2の無線機B(14)に入力される。
これにより、送受共用回路1の共用端子10に入力された受信周波数帯域FBrの受信信号の内の受信帯域FBr1,FBr3の受信信号が第1の無線機A(13)に振り分けられると共に、受信帯域FBr2の受信信号が第2の無線機B(14)に振り分けられて入力されるようになる。
次に、第1の無線機A(13)から送信された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は送受共用回路1の第1端子12を介して第1の3dBハイブリッド回路15の端子Aに入力され、3dBハイブリッド回路15の端子Bと端子Hに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Bに出力されると共に90°遅れて端子Hに出力される。前記したように、端子Bには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF16の端子Mと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF17の端子Cが接続されているため、送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF16およびBPF17で阻止されると共に反射されて、再び端子Bに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Aに出力されると共に90°遅れて端子Gに出力される。
さらに、端子Hにも受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF18の端子Pと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF19の端子Jが接続されているため、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号はBPF18およびBPF19で阻止されると共に反射されて、再び端子Hに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は同相で端子Gに出力されると共にさらに90°遅れて端子Aに出力される。すなわち、端子Bおよび端子Hに再び入力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は端子Gにおいて共に90°遅れて出力されるようになり同相で合成されて端子Gから出力され、端子Bと端子Hに再び入力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は端子Aにおいて互いに逆相とされて出力されるようになって、相殺される。3dBハイブリッド回路15の端子Gから出力された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号は、送受共用回路1の共用端子10から共用アンテナ等に向けて出力されるようになる。
また、第2の無線機B(14)から送信された送信帯域FBt2の送信信号は送受共用回路1の第2端子12を介して第2の3dBハイブリッド回路20の端子Fに入力され、3dBハイブリッド回路20の端子Eと端子Lに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Eに出力されると共に90°遅れて端子Lに出力される。前記したように、端子Eには受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF16の端子Nと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF17の端子Dが接続されているため、送信帯域FBt2の送信信号はBPF17を通過して、第1の3dBハイブリッド回路15の端子Bに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、同相で端子Aに出力されると共に90°遅れて端子Gに出力される。
さらに、端子Lにも受信帯域FBr2のみが通過帯域FBpとされている受信用のBPF18の端子Qと、送信帯域FBt2のみが通過帯域FBpとされている送信用のBPF19の端子Kが接続されているため、90°遅れている送信帯域FBt2の送信信号はBPF19を通過して第1の3dBハイブリッド回路15の端子Hに入力され、端子Aと端子Gに2分配されて出力される。この場合、90°遅れている送信帯域FBt2の送信信号は同相で端子Gに出力されると共にさらに90°遅れて端子Aに出力される。すなわち、第1の3dBハイブリッド回路15の端子Bおよび端子Hから入力された送信帯域FBt2の送信信号は端子Gにおいて共に90°遅れて出力されるようになり同相で合成されて端子Gから出力され、端子Bと端子Hから入力された送信帯域FBt2の送信信号は端子Aにおいて互いに逆相とされて出力されるようになって、相殺される。3dBハイブリッド回路15の端子Gから出力された送信帯域FBt2の送信信号は、送受共用回路1の共用端子10から共用アンテナ等に向けて出力されるようになる。
これにより、送受共用回路1の第1端子11に入力された第1の無線機A(13)から送信された送信帯域FBt1,FBt3の送信信号と、送受共用回路1の第2端子12に入力された第2の無線機B(14)から送信された送信帯域FBt2の送信信号とは、合成されて送信周波数帯域FBtの送信信号として共用端子10から出力されるようになる。
以上説明した本発明にかかる送受共用回路は、アンテナと3G用の第1の無線機およびLTE用の第2の無線機との間に設けられるとして説明したが、これに限ることはなく第1の無線機および第2の無線機における受信周波数帯域および送信周波数帯域が多バンドとされている場合に適用することができる。また、送受共用回路における共用端子はアンテナに接続することに替えて有線の通信網に接続するようにしてもよい。
本発明の実施例の送受共用回路の回路構成を示す回路ブロック図である。 LTEと3Gの携帯電話方式が使用する受信周波数帯域と送信周波数帯域を示す図である。 従来の送受共用回路の一例の構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1 送受共用回路、10 共用端子、11 第1端子、12 第2端子、13 無線機A、14 無線機B、15 3dBハイブリッド回路、16,17,18,19 BPF、20 ハイブリッド回路、21 終端抵抗、100 送受共用回路、101 共用端子、102 第1端子、103 第2端子、104 無線機A、105 無線機B、110a,110d 3dBハイブリッド回路、111a,111d 3dBハイブリッド回路

Claims (1)

  1. 3つの受信帯域からなる受信周波数帯域の内の低域と高域の受信帯域を第1受信帯域とすると共に、該受信周波数帯域と離隔された3つの送信帯域からなる送信周波数帯域の内の低域と高域の送信帯域を第1送信帯域とする第1の無線機と、
    前記受信周波数帯域の内の中域の受信帯域を第2受信帯域とすると共に、前記送信周波数帯域の内の中域の送信帯域を第2送信帯域とする第2の無線機と、
    前記第1の無線機が接続された端子Aと、該端子Aに入力された信号が同相で出力される端子Bと、前記端子Aに入力された信号が90°遅れて出力される端子Hと、前記端子Aに入力された信号が出力されない端子Gとを有する第1ハイブリッド回路と、
    該第1ハイブリッド回路の前記端子Bに一端が接続された前記第2受信帯域のみを通過させる第1受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信帯域のみを通過させる第1送信用バンドパスフィルタと、
    前記第1ハイブリッド回路の前記端子Hに一端が接続された前記第2受信帯域のみを通過させる第2受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信帯域のみを通過させる第2送信用バンドパスフィルタと、
    前記第1受信用バンドパスフィルタおよび前記第1送信用バンドパスフィルタの他端が接続された端子Eと、該端子Eに入力された信号が同相で出力されると共に前記第2の無線が接続された端子Fと、前記端子Eに入力された信号が90°遅れて出力される端子Rと、前記端子Eに入力された信号が出力されないと共に前記第2受信用バンドパスフィルタおよび前記第2送信用バンドパスフィルタの他端が接続された端子Lとを有する第2ハイブリッド回路と、
    前記第2ハイブリッド回路の前記端子Rに接続された終端抵抗とを備え、
    前記第1ハイブリッド回路において、前記端子Bに入力された信号は同相で前記端子Aに出力されると共に90°遅れて前記端子Gに出力され、前記端子Hに入力された信号は同相で前記端子Gに出力されると共に90°遅れて前記端子Aに出力され、前記端子Gに入力された信号は同相で前記端子Hに出力されると共に90°遅れて前記端子Bに出力され、前記第2ハイブリッド回路において、前記端子Fに入力された信号は同相で前記端子Eに出力されると共に90°遅れて前記端子Lに出力され、前記端子Lに入力された信号は同相で前記端子Rに出力されると共に90°遅れて前記端子Fに出力されることを特徴とする送受共用回路。
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