JP5093757B2 - フィールド優先度別端末キャッシュ格納システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、項目のフィールドの優先度別に格納できる、端末キャッシュ格納システム、端末キャッシュ格納方法及び端末キャッシュ格納プログラムに関する。
本発明と関連するキャッシュ格納システムの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のキャッシュ格納システムは、サーバとクライアントを有している。サーバは、共有データ算出処理手段と応答処理手段とを有する。クライアントは、要求メッセージ送信処理手段と応答メッセージ受信処理手段とを有する。サーバで管理する共有データには共有データ識別子が割り当てられている。クライアントの要求メッセージ送信処理手段ではこの共有データ識別子を指定して、サーバの応答処理手段に要求を行う。サーバの応答処理手段は共有データ識別子を共有データ算出処理手段に渡して、返された共有データをクライアントの応答メッセージ受信処理手段に返す。クライアントの応答メッセージ受信処理手段は、受信した共有データを共有データ識別子と共にキャッシュに格納する。共有データの中に複数のフィールドが存在する場合であっても、全フィールドを同時にサーバから取得してキャッシュに格納される。
特開2003−216476号公報
上述した本発明と関連するキャッシュ格納システムには、以下の問題点があった。
第1の問題点は、特定フィールドのサイズが大きいデータをキャッシュする場合にデータアクセスのレスポンスが低下するということである。なぜならば、常にサーバからデータの全フィールドを取得して端末キャッシュに格納することによりサーバとの通信量が増大し、その処理が完了するまでデータアクセスが可能とならないためである。
第2の問題点は、特定フィールドのみ利用頻度が高いデータをキャッシュに格納する場合にキャッシュの利用効率が低下するということである。
その理由は、常にデータの全フィールドを端末キャッシュに格納することにより利用頻度の低いフィールドであっても、項目の数だけ格納されるためである。
そこで、本発明は特定フィールドのサイズが大きいデータをキャッシュする場合に、データアクセスのレスポンス向上させることが可能な、フィールド優先度別端末キャッシュ格納システム、端末キャッシュ方法及び端末キャッシュプログラムを提供することを目的とする。
更に、本発明は他の目的として、特定フィールドのみ利用頻度が高いデータをキャッシュに格納する場合にキャッシュの利用効率を向上させることが可能な、フィールド優先度別端末キャッシュ格納システム、端末キャッシュ方法及び端末キャッシュプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、システムとしてデータを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムであって、前記携帯端末が、当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、を備え、前記データ管理サーバが、前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、を備えることを特徴とするキャッシュシステムが提供される。
本発明の第2の観点によれば、方法としてデータを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するシステムにおけるキャッシュ方法であって、前記携帯端末の端末側フィールド優先度情報テーブルにより、当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するステップと、前記携帯端末のキャッシュ格納状態情報テーブルにより、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するステップと、前記携帯端末のフィールドキャッシュに、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するステップと、前記携帯端末の第1のキャッシュ制御手段が、アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求するステップと、前記データ管理サーバのサーバ側フィールド優先度情報テーブルにより、前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するステップと、前記データ管理サーバのデータテーブルに、前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するステップと、前記データ管理サーバが、前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得ステップと、前記データ管理サーバが、前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照ステップと、前記携帯端末の第2のキャッシュ制御手段が、前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納するステップと、前記携帯端末が、前記第2のキャッシュ制御ステップが最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得ステップと、を備えることを特徴とするキャッシュ方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、携帯端末としてデータを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記携帯端末であって、当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、を備えることを特徴とする携帯端末が提供される。
本発明の第4の観点によれば、サーバとしてデータを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記データ管理サーバであって、前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、を備えることを特徴とするデータ管理サーバが提供される。
本発明の第5の観点によれば、第1のプログラムとしてデータを有するデータ管理サーバと、前記サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記携帯端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、を備えることを特徴とする携帯端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第6の観点によれば、第2のプログラムとしてデータを有するデータ管理サーバと、前記サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記データ管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、
前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、を備えることを特徴とするデータ管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、優先度の高いフィールドを取得した時点でフィールド単位でのデータアクセスが可能となることから、データアクセスが可能となるまでのサーバとの通信量が低減され、データアクセスのレスポンスを向上させることが可能となる。
[実施形態1]
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると本発明の第1の実施形態は、データ管理サーバ1と、ユーザが使用する携帯端末2とを有する。
データ管理サーバ1と携帯端末2は、通信回線3を介して接続され通信を行う。通信回線3の例としては、例えばインターネットが挙げられる。
データ管理サーバ1は、データ管理ソフトウェア11と、データベース12とを有する。
携帯端末2は、パケット通信などの通信機能を有していており、インターネットなどの通信回線3に接続可能な携帯電話等である。
携帯端末2は、データ利用ソフトウェア21と、データアクセスソフトウェア22と、データアクセスソフトウェア22が生成するアクセッサ23と、データアクセスソフトウェア22が利用可能なストレージ24とを有する。
図2はデータ管理サーバ1の構成例を示す図である。図2を参照するとデータ管理ソフトウェア11は通信手段111と、データ参照手段112と、フィールド優先度情報取得手段113とを有する。
データベース12は、データの項目のフィールド毎に優先度を管理するフィールド優先度情報テーブル121と、携帯端末2が使用するデータを、項目IDをキーとして格納するデータテーブル122とを有する。
また、フィールド優先度情報テーブル121とデータテーブル122は、データを、「メールデータ」、「アドレスデータ」、「スケジュールデータ」等のデータ種別毎に別々に用意するものである。なお、図2ではフィールド優先度情報テーブル121とデータテーブル122が1セットしか記載していないが、データ種別が複数の場合は、複数のセットが存在する。
図3は携帯端末2の構成例を示す図である。図3を参照するとデータ利用ソフトウェア21はメーラーやアドレス帳やスケジューラ等のアプリケーションであり、データアクセスソフトウェア22を介してサーバで管理しているデータにアクセスする。
データアクセスソフトウェア22は、アクセッサ取得手段221と、キャッシュ制御手段222と、サーバ通信手段223とを有する。アクセッサ23は、フィールドデータ取得手段231を有する。
ストレージ24は、フィールド優先度情報テーブル241と、キャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを有する。
フィールド優先度情報テーブル241は、データのフィールド毎に優先度を管理する。キャッシュ格納状態情報テーブル242は、項目IDをキーとして優先度毎にキャッシュ格納状態を管理する。優先フィールドキャッシュ243は、サーバから取得したデータのうち「優先度=優先」のフィールドをキャッシュする。通常フィールドキャッシュ244は、サーバから取得したデータのうち「優先度=通常」のフィールドをキャッシュする。
フィールド優先度情報テーブル241は、データ管理サーバ1のフィールド優先度情報テーブル121と同一の内容となる。キャッシュ格納状態情報テーブル242の格納状態は優先度毎に、格納済/要求中/未格納のいずれかの状態が記録されている。また、本実施形態では優先フィールドキャッシュ243と通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数は同一とする。また、フィールド優先度情報テーブル241とキャッシュ格納状態情報テーブル242と優先フィールドキャッシュ243と通常フィールドキャッシュ244は、データを、「メールデータ」、「アドレスデータ」、「スケジュールデータ」等のデータ種別毎に別々に用意するものである。なお、図3ではこれらのキャッシュやテーブルを1セットしか記載していないが、データ種別が複数であれば複数のセットが存在する。
データ管理ソフトウェア11の各手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
通信手段111は、携帯端末2のデータアクセスソフトウェア22との通信に関する処理を行う。データアクセスソフトウェア22から要求を受信した場合、受信した要求が、データ参照要求であればデータ参照手段112に渡し、データ参照手段112から返されたデータ参照応答を携帯端末2に返信する。
データ参照手段112は、通信手段111から渡されたデータ参照要求から取得したデータ種別と優先度をフィールド優先度情報取得手段113に渡し、優先度に対応するフィールド一覧を取得する。そして、優先度に対応するフィールド一覧とデータ種別とデータ参照要求から取得した項目ID若しくは検索条件を使用してデータ種別に対応するデータテーブル122を検索する。そして、優先度に対応するフィールドのみを取得してデータ参照応答を生成し、通信手段111に返す。
フィールド優先度情報取得手段113は、渡されたデータ種別に対応するフィールド優先度情報テーブル121を検索対象とする。そして、検索対象としたフィールド優先度情報テーブル121内の渡された優先度と一致するフィールドを検索し、要求元にフィールド一覧を返す。
データアクセスソフトウェア22の各手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
アクセッサ取得手段221は、データ利用ソフトウェア21からのデータへのアクセス要求を受け付けて、キャッシュ制御手段222にデータ種別と、項目ID若しくは検索条件を渡して処理が完了するのを待つ。そして、キャッシュ制御手段222の処理が完了したら、データ種別と項目IDに対応するアクセッサ23を生成し、データ利用ソフトウェア21に返す。アクセッサ23は生成時に紐付けられたデータ種別と項目IDのフィールドへのアクセスに使用される。
キャッシュ制御手段222は、アクセッサ取得手段221から渡されたのがデータ種別及び項目IDの場合、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242を項目IDをキーとし検索し、レコードが存在しかつ優先フィールドが格納済であれば処理完了としてアクセッサ取得手段221に返す。一方、それ以外の場合は、サーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1へ「優先度=優先」のデータ参照要求を行う。
一方、アクセッサ取得手段221から渡されたのがデータ種別及び検索条件の場合、キャッシュ格納状態情報テーブル242をチェックせずにサーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1へデータ参照要求を行う。その後、データ管理サーバ1からデータ参照応答を受信した場合、データ参照応答から「優先度=優先」とデータ種別と項目IDを取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242に項目IDのレコードを登録し、優先フィールドの格納状態を格納済に、通常フィールドの格納状態を未格納に設定する。また、データ種別に対応する優先フィールドキャッシュ243に項目IDのレコードを登録し、データ参照要求から優先フィールドの値を取得して該当するフィールドに設定し、項目IDをアクセッサ取得手段221に返す。
更に、キャッシュ制御手段222は、フィールドデータ取得手段231からデータ種別と項目IDとフィールドの名前を渡された場合、データ種別に対応するフィールド優先度情報241を検索して指定フィールドの優先度を取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242を項目IDをキーとして検索し、優先度に対応する格納状態を取得する。格納状態が格納済であれば優先度に対応するフィールドキャッシュからフィールドの値を取得してフィールドデータ取得手段231に返す。格納状態が要求中であればデータ管理サーバ1からデータ参照応答を受信するのを待つ。格納状態が未格納であればサーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1へ優先度に応じたデータ参照要求を行う。
サーバ通信手段223は、データアクセスソフトウェア22内の他の手段から受信した要求をデータ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11に対して送信し、データ管理ソフトウェア11から返信されてきた応答を要求元の手段に返す。
アクセッサ23のフィールドデータ取得手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
フィールドデータ取得手段231は、データ利用ソフトウェア21からデータのフィールドへのアクセス要求を受け付けて、キャッシュ制御手段222にアクセッサ23と紐付けられたデータ種別と項目IDと指定されたフィールドを渡してフィールドの値を受け取り、データ利用ソフトウェア21に返す。
次に、図1乃至図8及び図9、図10のフローチャートを参照して本発明の第1の実施形態の動作について詳細に説明する。
まず、準備段階のシステムの動作について説明する。
最初に、データ管理サーバ1において利用するデータ種別の項目のフィールド毎に優先度を決定して、フィールド優先度情報テーブル121に登録する。図4は、メールデータの場合のフィールド優先度の設定例を示している。また、データ種別のスキーマ情報に従ってデータテーブル122を生成し、データを登録する。
次に、携帯端末2にはデータ利用ソフトウェア21とデータアクセスソフトウェア22を事前にインストールしておく。インストールは通信回線3経由でデータ管理サーバ1からダウンロードしたり、図1には記載していないPC(Personal Computer)とケーブル等で接続してダウンロードしたり、携帯端末2で使用可能な外部媒体を使用して行うものとする。
次に、データアクセスソフトウェア22はインストール時の情報を利用して、ストレージ24にフィールド優先度情報テーブル241とキャッシュ格納状態情報テーブル242と優先フィールドキャッシュ243と通常フィールドキャッシュ244を生成する。
本実施形態では優先フィールドキャッシュ243と通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数は同一とする。なお、優先フィールドキャッシュ243と通常フィールドキャッシュ244において項目の格納可能な件数が上限に達し、新しい項目を格納するために格納済の項目を削除することになる場合が考えられる。この際、削除する項目を判断するための方法に関しては、既知のLRU(Least Recently Used)アルゴリズムを利用してもよく、その他、独自アルゴリズムを利用するなどしてもよく特に手法を問わない。
ここからは、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21がアクセッサ23を取得する時のシステムの動作について説明する。
最初に、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21を起動して、ユーザが画面表示を確認してデータの参照が必要となる操作を行う。そして、データ利用ソフトウェア21は参照したいデータをデータ種別と、項目ID若しくは検索条件で指定して、データアクセスソフトウェア22のアクセッサ取得手段221に要求する(ステップA1)。
次に、アクセッサ取得手段221はキャッシュ制御手段222に指定されたデータ種別と、項目ID若しくは検索条件を渡す。
そして、キャッシュ制御手段222は渡されたのがデータ種別と項目IDの場合、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242を項目IDをキーとし検索し、レコードが存在しかつ優先フィールドが格納済であれば項目IDをアクセッサ取得手段221に返し、ステップA3乃至ステップA5の処理を行わずにステップA6の処理に移行する。
一方、アクセッサ取得手段221から渡されたのがデータ種別と検索条件の場合、キャッシュ格納状態情報テーブル242をチェックせずにステップA3の処理に移行する(ステップA2)。
次に、キャッシュ制御手段222はサーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11の通信手段111へデータ参照要求を行う。データ参照要求には優先度として「優先」を設定し、指定されたデータ種別と項目ID若しくは検索条件を設定する(ステップA3)。
次に、データ管理ソフトウェア11の通信手段111は受信したデータ参照要求をデータ参照手段112に渡す。データ参照手段112は、通信手段111から渡されたデータ参照要求から取得したデータ種別と「優先度=優先」という情報をフィールド優先度情報取得手段113に渡し、「優先度=優先」のフィールド一覧を取得する。そして「優先度=優先」のフィールド一覧とデータ種別と、データ参照要求から取得した項目ID若しくは検索条件を使用してデータ種別に対応するデータテーブル122を検索する。そして、「優先度=優先」のフィールドのみ取得し、データ参照応答を生成して通信手段111に返す。通信手段111は渡されたデータ参照応答を携帯端末2のデータアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223に返信する(ステップA4)。
次に、データアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223は受け取ったデータ参照応答をキャッシュ制御手段222に渡す。キャッシュ制御手段222はデータ参照応答から「優先度=優先」とデータ種別と項目IDを取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242に項目IDのレコードを登録し、優先フィールドの格納状態を格納済に、通常フィールドの格納状態を未格納に設定する。また、データ種別に対応する優先フィールドキャッシュ243に項目IDのレコードを登録し、データ参照要求から優先フィールドの値を取得して該当するフィールドに設定し、項目IDをアクセッサ取得手段221に返す。図5は、メールデータで項目IDが101、102,103の「優先度=優先」のフィールドを格納したときの例を示している(ステップA5)。
次に、アクセッサ取得手段221はデータ種別と項目IDに対応するアクセッサ23を新規に生成してデータ利用ソフトウェア21に返す(ステップA6)。
次に、キャッシュ制御手段222は並行してデータ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242で、通常フィールドの格納状態が「未格納」となっているレコードを取得し、格納状態を「要求中」に更新する。そして、キャッシュ制御手段222は、サーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11の通信手段111へデータ参照要求を行う。データ参照要求には優先度に「通常」を設定し、データ種別と項目IDを設定する(ステップA7)。
次に、データ管理ソフトウェア11の通信手段111は受信したデータ参照要求をデータ参照手段112に渡す。データ参照手段112は、通信手段111から渡されたデータ参照要求から取得したデータ種別と「優先度=通常」をフィールド優先度情報取得手段113に渡し、「優先度=通常」のフィールド一覧を取得する。そして「優先度=通常」のフィールド一覧とデータ種別と、データ参照要求から取得した項目ID若しくは検索条件を使用してデータ種別に対応するデータテーブル122を検索し、「優先度=通常」のフィールドのみ取得してデータ参照応答を生成して通信手段111に返す。通信手段111は渡されたデータ参照応答を携帯端末2のデータアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223に返信する(ステップA8)。
次に、データアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223は受け取ったデータ参照応答をキャッシュ制御手段222に渡す。キャッシュ制御手段222はデータ参照応答から「優先度=通常」という情報とデータ種別と項目IDを取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242から項目IDのレコードを取得し、通常フィールドの格納状態を「格納済」に設定する。また、データ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244に項目IDのレコードを登録し、データ参照要求から通常フィールドの値を取得して該当するフィールドに設定する(ステップA9)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242で通常フィールドの格納状態が「未格納」のレコードが存在するかチェックし、存在しなければ処理を終了する。格納状態が「未格納」のレコードが存在する場合、ステップA7乃至A9の処理を繰り返し行う。
図6は、メールデータで項目IDが101の「優先度=通常」のフィールドを格納し、項目IDが102の「優先度=通常」のフィールドをサーバへ要求しているときの例を示している。また図7は、メールデータで項目IDが101、102、103の「優先度=通常」のフィールドを格納し、格納状態が「未格納」のレコードが存在しないときの例を示している。また図8は、データ利用ソフトウェア21から新たなデータ参照の要求があり、メールデータで項目ID101、102のレコードを削除し、項目ID91、92の「優先度=優先」のフィールドを格納したときの例を示している(ステップA10)。
ここからは、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21がアクセッサ23を使用してフィールドの値を取得する時のシステムの動作について説明する。
最初に、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21はフィールドを指定して、アクセッサ23のフィールドデータ取得手段231に要求する(ステップB1)。
次に、フィールドデータ取得手段231は、アクセッサ23と紐付けられたデータ種別と項目IDと指定されたフィールドをキャッシュ制御手段222に渡す。キャッシュ制御手段222は、渡されたフィールドをキーとしてデータ種別に対応するフィールド優先度情報テーブル241を検索して指定フィールドの優先度を取得する。「優先度=優先」の場合はステップB3の処理に移行し、「優先度=通常」の場合はステップB4の処理に移行する(ステップB2)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応する優先フィールドキャッシュ243を項目IDをキーとして検索し、指定フィールドの値を取得してフィールドデータ取得手段231に返し、ステップB4〜ステップB9の処理を行わずにステップB10の処理に移行する(ステップB3)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242を項目IDをキーとして検索し、「優先度=通常」に対応する格納状態を取得する。格納状態が「格納済」の場合はステップB9の処理に移行し、格納状態が「要求中」の場合はステップB8の処理に移行し、格納状態が「未格納」の場合はステップB6の処理に移行する(ステップB4、B5)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242の処理中の項目IDのレコードの格納状態を「要求中」に更新する。そしてサーバ通信手段223を介してデータ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11の通信手段111へデータ参照要求を行う。データ参照要求には優先度に通常を設定し、データ種別と項目IDを設定する(ステップB6)。
次に、データ管理ソフトウェア11の通信手段111は受信したデータ参照要求をデータ参照手段112に渡す。データ参照手段112は、通信手段111から渡されたデータ参照要求から取得したデータ種別と「優先度=通常」という情報をフィールド優先度情報取得手段113に渡し、「優先度=通常」のフィールド一覧を取得する。そして「優先度=通常」のフィールド一覧とデータ種別とデータ参照要求から取得した項目ID若しくは検索条件を使用してデータ種別に対応するデータテーブル122を検索し、「優先度=通常」のフィールドのみ取得してデータ参照応答を生成して通信手段111に返す。通信手段111は渡されたデータ参照応答を携帯端末2のデータアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223に返信する(ステップB7)。
次に、データアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223は受け取ったデータ参照応答をキャッシュ制御手段222に渡す。キャッシュ制御手段222はデータ参照応答から「優先度=通常」という情報とデータ種別と項目IDを取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報242に項目IDのレコードの格納状態を「格納済」に更新する。また、データ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244に項目IDのレコードを登録し、データ参照要求から通常フィールドの値を取得して該当するフィールドに設定する(ステップB8)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244を項目IDをキーとして検索し、指定フィールドの値を取得してフィールドデータ取得手段231に返す(ステップB9)。
次に、フィールドデータ取得手段231はキャッシュ制御手段222からフィールドの値を受け取り、データ利用ソフトウェア21に返す。データ利用ソフトウェア21は渡されたフィールドの値を画面表示や操作等に利用する(ステップB10)。
上述した第1の実施形態では携帯端末2として携帯電話を使用する場合について説明したが、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能であって、かつ通信機能を有していてインターネットなどの通信回線3に接続可能な端末についても適用可能である。
また、第1の実施形態ではデータ管理サーバ1と携帯端末2がインターネット(通信回線3)で接続される場合について説明したが、セキュリティを高めるためにデータ管理サーバ1とインターネット(通信回線3)との間にファイアウォールを設置するように構成してもよい。
また、第1の実施形態ではデータの格納にデータ管理サーバ1のデータベース12を利用する場合について説明したが、ファイルシステムを利用するように構成してもよい。
また、第1の実施形態ではデータ種別毎にフィールド優先度情報テーブル121を用意する場合について説明したが、複数のデータ種別を一つのフィールド優先度情報テーブル121で利用するように構成してもよい。その場合、フィールド優先度情報テーブル121にはデータ種別がキーとして追加されることになる。
また、第1の実施形態ではデータ種別毎にフィールド優先度情報テーブル241とキャッシュ格納状態情報テーブル242を用意する場合について説明したが、複数のデータ種別を、一つのフィールド優先度情報テーブル241とキャッシュ格納状態情報テーブル242で利用するように構成してもよい。その場合、フィールド優先度情報テーブル241とキャッシュ格納状態情報テーブル242にはデータ種別がキーとして追加されることになる。
また、第1の実施形態では優先度を優先/通常の二段階に設定する場合について説明したが、優先度を数値で表現することにより多段階の優先度を使用するように構成してもよい。その場合、フィールド優先度情報テーブル121、241の優先度情報を数値で優先度を設定することになる。また、キャッシュ格納状態情報のレコードは、優先フィールド、通常フィールドという列ではなく、使用する優先度の数に応じて優先度1〜Nの列を用意して格納状態を管理することになる。また、フィールドのデータを格納するキャッシュも優先フィールドキャッシュ243、通常フィールドキャッシュ244という構成ではなく、使用する優先度の数に応じて優先度1フィールドキャッシュ〜優先度Nフィールドキャッシュを用意して対応するフィールドの値を格納することになる。
また、第1の実施形態ではステップA7乃至A9においてキャッシュ格納状態情報テーブル242で通常フィールドの格納状態が未格納となっている項目IDに関して、一つの項目毎に処理を行っているが、複数の項目IDをまとめて処理するように構成してもよい。その場合、携帯端末2とデータ管理サーバ1間で送受信可能なメッセージサイズ以下となるよう項目数を算出することとなる。
また、第1の実施形態ではデータ利用ソフトウェア21から一つの項目にアクセスする場合について説明したが、複数の項目にアクセスするよう構成してもよい。その場合、データ利用ソフトウェア21からアクセッサ取得手段221へはデータ種別と項目IDリストを渡して、処理結果としてアクセッサ23のリストを受け取ることになる。また、データ利用ソフトウェア21はアクセッサ23のリストから利用したい項目IDに対応するアクセッサ23を選択して、該当するアクセッサ23のフィールドデータ取得手段231を使用することになる。また、データアクセスソフトウェア22からデータ管理ソフトウェア11へデータ参照要求は複数の項目IDに関して処理するようになる。このように構成する場合は、携帯端末2とデータ管理サーバ1間で送受信可能なメッセージサイズ以下となるよう項目数を算出することとなる。
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施例の効果は、「優先度=優先」のフィールドを取得した時点でフィールド単位でのデータアクセスが可能となることにある。この結果、データアクセスが可能となるまでのサーバとの通信量が低減され、データアクセスのレスポンスも向上する。
その理由は、最初に「優先度=優先」のフィールドをサーバから取得してキャッシュに格納した時点でデータへのアクセスをフィールド単位で可能とし、並行して「優先度=通常」のフィールドの取得を行うためである。特に、データの一覧表示などのデータアクセスの初期段階では使用されない、サイズの大きいフィールドの優先度を低く設定することにより、データアクセスが可能となる時間が短縮される。
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態と同じ構成である。データ管理サーバ1は、第1の実施形態と同じ構成である。
携帯端末2は、第1の実施形態と同じ構成であるが、優先フィールドキャッシュ243の項目の格納件数が通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数より多い点のみ異なる。
データ管理ソフトウェア11の手段は、第1の実施形態と同じ動作を行う。
データアクセスソフトウェア22の手段は、第1の実施形態と同じ動作に加えてキャッシュ制御手段222に新しい動作が追加されている。
キャッシュ制御手段222は、データ管理サーバ1から該当項目の「優先度=通常」のフィールドを取得する前に通常フィールドキャッシュ244の未使用レコードを確保するために格納済の項目を削除する。また、第1の実施形態では要求された項目の「優先度=優先」のフィールド格納後にアクセッサ23を要求元に返すのと並行して、要求された全ての項目の「優先度=通常」のフィールドをデータ管理サーバ1から取得して格納しているが、本実施形態では通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数が上限に達した時点で「優先度=通常」のフィールドの取得を中止する。また、アクセッサを使用して要求された項目のフィールドの「優先度=通常」で、かつデータ管理サーバ1から該当項目の「優先度=通常」のフィールドを取得した場合、通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数が上限に達していれば格納済の項目を削除して新たに取得した項目の「優先度=通常」のフィールドを格納する。なお、通常フィールドキャッシュ244から削除する項目の判断方法に関しては既知のLRUアルゴリズムの利用や独自アルゴリズムなど特に手法を問わない。
次に、図1乃至図3、図11乃至図16及び図17,図18のフローチャートを参照して本発明の第2の実施形態の動作について詳細に説明する。
まず、準備段階のシステムの動作について説明する。
データ管理サーバ1の動作は、第1の実施形態の動作と同じである。図11にデータ種別が、アドレスデータの場合のフィールド優先度の設定例を示している。
携帯端末2は、優先フィールドキャッシュ243の項目の格納件数が通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数より多い点のみ第1の実施形態と異なる。図12は、アドレスデータで項目IDが201、202の「優先度=優先、通常」のフィールドが両方とも格納されているときの例を示している。
ここからは、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21がアクセッサ23を取得する時のシステムの動作について説明する。
最初に、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21を起動して、ユーザが画面表示を確認してデータの参照が必要となる操作を行ってから、アクセッサ23を新規に生成してデータ利用ソフトウェア21に返すまでの動作は第1の実施形態のステップA1乃至A6と同じ動作となる。図13は、ステップC5においてアドレスデータで項目IDが203、204、205の「優先度=優先」のフィールドを新たに格納したときの例を示している(ステップC1乃至C6)。
次に、キャッシュ制御手段222は並行してデータ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244の、未使用レコードを確保するために、ステップC5で受け取ったデータ参照応答から項目IDの数を取得し、通常フィールドキャッシュ244の未使用レコードの数と格納件数の上限を使用してチェックする。
通常フィールドキャッシュ244の未使用レコードの数が項目IDの数より大きい場合、ステップC8の処理に移行する。
通常フィールドキャッシュ244の未使用レコードの数が項目IDの数より小さく、かつ通常フィールドキャッシュ244の格納件数の上限が項目IDの数より大きい場合、未使用レコードの数が項目IDの数と一致するまで通常フィールドキャッシュ244から格納済の項目を削除する。
通常フィールドキャッシュ244の未使用レコード数が項目IDの数より小さく、かつ通常フィールドキャッシュ244の格納件数の上限が項目IDの数より小さい場合、通常フィールドキャッシュ244から全ての格納済の項目を削除する。
図14は、通常フィールドキャッシュ244の未使用レコード数が項目IDの数より小さく、かつ通常フィールドキャッシュ244の格納件数の上限が項目IDの数より小さい場合に全ての格納済の項目を削除したときの例を示している(ステップC7)。
次に、データ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11へデータ参照要求を行ってから、携帯端末2のデータアクセスソフトウェア22がデータ参照応答を受け取って項目の通常フィールドの値を通常フィールドキャッシュ244に格納するまでの動作は第1の実施形態のステップA7〜A9と同じ動作となる(ステップC8〜C10)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応するキャッシュ格納状態情報テーブル242で、通常フィールドの格納状態が「未格納」のレコードが存在するかチェックし、存在しなければ処理を終了する。一方、格納状態が「未格納」のレコードが存在する場合、ステップC12の処理に移行する(ステップC11)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244の項目の格納件数が上限に達しているかチェックし、格納件数が上限に達していれば処理を終了する。一方、格納件数が上限に達していない場合、ステップC8〜C11の処理を繰り返し行う。図15は、アドレスデータで項目IDが203、204の「優先度=通常」のフィールドを格納し、格納件数が上限に達しているときの例を示している(ステップC12)。
ここからは、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21がアクセッサ23を使用してフィールドの値を取得する時のシステムの動作について説明する。
最初に、携帯端末2のデータ利用ソフトウェア21が指定フィールドの値を要求してから、データ管理サーバ1のデータ管理ソフトウェア11が「優先度=通常」のデータ参照応答を返信するまでの動作は第1の実施形態のステップB1乃至B7と同じ動作となる(ステップD1乃至D7)。
次に、データアクセスソフトウェア22のサーバ通信手段223は受け取ったデータ参照応答をキャッシュ制御手段222に渡す。キャッシュ制御手段222は、データ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244の格納件数が上限に達しているかチェックし、格納件数が上限に達していない場合はステップD10の処理に移行する。一方、格納件数が上限に達している場合、通常フィールドキャッシュ244から格納済の項目を削除する(ステップD8、D9)。
次に、キャッシュ制御手段222はデータ参照応答から「優先度=通常」という情報とデータ種別と項目IDを取得し、データ種別に対応するキャッシュ格納状態情報242に項目IDのレコードの格納状態を格納済に更新する。また、データ種別に対応する通常フィールドキャッシュ244に項目IDのレコードを登録し、データ参照要求から通常フィールドの値を取得して該当するフィールドに設定する。図16は、アドレスデータで通常フィールドキャッシュ244から項目IDが203のレコードを削除し、項目IDが205の「優先度=通常」のフィールドを新たに格納するときの例を示している(ステップD10)。
次に、データアクセスソフトウェア22が、指定フィールドの値をデータ利用ソフトウェア21に返して、データ利用ソフトウェア21が渡されたフィールドの値を画面表示や操作等に利用するまでの動作は第1の実施形態のステップB9及びB10と同じ動作となる(ステップD11、D12)。
第1の実施形態に他の構成として記載した内容は第2の実施形態にも適用可能である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同一の効果を奏する。さらに、本実施形態の効果は、データのフィールドに設定する優先度毎に異なる格納件数で別々のキャッシュに格納できることにある。この結果、キャッシュ内に「優先度=優先」のフィールドを多く格納することが可能となり、キャッシュの利用効率が向上する。
その理由は、優先度フィールドキャッシュの格納件数を多くし、通常フィールドキャッシュの格納件数を少なくし、利用頻度の高いフィールドを「優先度=優先」に設定することにより、利用頻度の高いフィールドのキャッシュ内に占める割合が増えるためである。
上述した本発明の実施形態は以下の効果を奏する。
第1の効果は、優先度の高いフィールドを取得した時点でフィールド単位でのデータアクセスが可能となることにある。この結果、データアクセスが可能となるまでのサーバとの通信量が低減され、データアクセスのレスポンスも向上する。
その理由は、最初に最も高い優先度のフィールドをサーバから取得してキャッシュに格納した時点でデータへのアクセスをフィールド単位で提供すると共に、並行して段階的により低い優先度のフィールドの取得を行うためである。特に、データの一覧表示などのデータアクセスの初期段階では使用されない、サイズの大きいフィールドの優先度を低く設定することにより、データアクセスが可能となる時間が短縮される。
第2の効果は、キャッシュ格納状態情報テーブルを参照すれば項目データの優先度毎のキャッシュ格納状態を把握できることである。
その理由は、キャッシュ格納状態が変更されるたびに、キャッシュ格納状態情報テーブルの内容を、「未格納」、「要求中」、「格納済み」と逐次更新するからである。
第3の効果は、データのフィールドに設定する優先度毎に異なる格納件数で別々のキャッシュに格納できることにある。この結果、キャッシュ内に優先度の高いフィールドを多く格納することが可能となり、キャッシュの利用効率が向上する。
その理由は、優先度の高いキャッシュの格納件数を多くし、優先度の低いキャッシュの格納件数を少なくし、利用頻度の高いフィールドに高い優先度を与えることにより、利用頻度の高いフィールドのキャッシュ内に占める割合が増えるためである。
なお、本発明の実施形態であるフィールド優先度別端末キャッシュ格納システム、システムを構成する携帯端末及びサーバは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
本発明によれば、サーバでデータを管理し、端末でデータをキャッシュして参照するといった用途に適用できる。管理及びキャッシュの対象とするデータとしては例えば、PIM(Personal Information Manager)データが好適である。特に、サイズが大きいフィールドを持つPIMデータや、フィールド毎の利用頻度の差が大きいPIMデータをキャッシュして参照するようなケースについて有効である。
本発明の第1の実施形態にかかる端末キャッシュ格納システムを示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる端末キャッシュ格納システムにおけるデータ管理サーバを示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる端末キャッシュ格納システムにおける携帯端末を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態においてフィールド優先度情報テーブル121、241においてメールデータの場合のフィールド優先度の設定例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において「優先度=優先」のフィールドを格納する場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第1の実施形態において「優先度=通常」のフィールドをデータ管理サーバ1へ要求中の場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第1の実施形態において「優先度=通常」のフィールドで格納状態が未格納のレコードが存在しない場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第1の実施形態において格納済の項目を削除してデータ管理サーバ1から取得した新たな項目の「優先度=優先」のフィールドを格納する場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第1の実施形態において携帯端末のデータ利用ソフトウェアがアクセッサを取得する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において携帯端末のデータ利用ソフトウェアがアクセッサを使用してフィールドの値を取得する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態においてフィールド優先度情報テーブル121、241においてアドレスデータの場合のフィールド優先度の設定例を示す図である。 本発明の第2の実施形態において準備段階のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第2の実施形態において「優先度=優先」のフィールドを格納する場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第2の実施形態において通常フィールドキャッシュ244の未使用レコードを確保する場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第2の実施形態において「優先度=通常」のフィールドを格納し、格納件数が上限に達している場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第2の実施形態において通常フィールドキャッシュ244から格納済の項目を削除してデータ管理サーバ1から取得した新たな項目の「優先度=通常」のフィールドを格納する場合のキャッシュ格納状態情報テーブル242と、優先フィールドキャッシュ243と、通常フィールドキャッシュ244とを示す図である。 本発明の第2の実施形態において携帯端末のデータ利用ソフトウェアがアクセッサを取得する際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において携帯端末のデータ利用ソフトウェアがアクセッサを使用してフィールドの値を取得する際の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 データ管理サーバ
2 携帯端末
3 通信回線
11 データ管理ソフトウェア
12 データベース
21 データ利用ソフトウェア
22 データアクセスソフトウェア
23 アクセッサ
24 ストレージ
111 通信手段
112 データ参照手段
113 フィールド優先度情報取得手段
121 フィールド優先度情報テーブル
122 データテーブル
221 アクセッサ取得手段
222 キャッシュ制御手段
223 サーバ通信手段
231 フィールドデータ取得手段
241 フィールド優先度情報テーブル
242 キャッシュ格納状態情報テーブル
243 優先フィールドキャッシュ
244 通常フィールドキャッシュ

Claims (18)

  1. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムであって、
    前記携帯端末が、
    当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、
    アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、
    前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、
    前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、を備え、
    前記データ管理サーバが、
    前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、
    前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、
    前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、
    前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、
    を備えることを特徴とするキャッシュシステム。
  2. 請求項1に記載のキャッシュシステムであって、項目のフィールドの名前を指定してフィールドの値を要求された場合、前記フィールドデータ取得手段は指定されたフィールドの名前を前記第1のキャッシュ制御手段に渡し、前記第1のキャッシュ制御手段は前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して指定された前記フィールドの優先度を取得して前記キャッシュ格納状態情報テーブルの指定された前記フィールドの優先度に対応する格納状態をチェックし、格納状態が格納済であれば前記第1のキャッシュ制御手段は優先度に対応するフィールドキャッシュからフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が要求中であれば前記第1のキャッシュ制御手段は前記データ管理サーバから応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに要求された前記フィールドが格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が未格納であれば前記第1のキャッシュ制御手段は指定された前記フィールドの優先度で前記データ管理サーバにフィールドの取得を要求して応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返すことを特徴とするキャッシュシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のキャッシュシステムであって、
    前記フィールドキャッシュが優先度に応じて格納件数の上限が異なり、かつ前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した場合、前記第1のキャッシュ制御手段がより低い優先度の前記フィールドキャッシュの未使用レコードを確保してから、より低い優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求し、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納し、前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達した時点で該当優先度のフィールドの取得を中止し、更により低い優先度のフィールドの取得に処理を移行することを特徴とするキャッシュシステム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のキャッシュシステムであって、
    前記フィールドデータ取得手段で指定されたフィールドの優先度が最も高い優先度ではない場合、前記第1のキャッシュ制御手段が指定された前記フィールドの属する優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求して、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達しているかチェックを行い、上限に達していれば前記フィールドキャッシュの格納済の項目を削除し、新たに取得したフィールドを前記フィールドキャッシュに格納することを特徴とするキャッシュシステム。
  5. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するシステムにおけるキャッシュ方法であって、
    前記携帯端末の端末側フィールド優先度情報テーブルにより、当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するステップと、
    前記携帯端末のキャッシュ格納状態情報テーブルにより、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するステップと、
    前記携帯端末のフィールドキャッシュに、当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するステップと、
    前記携帯端末の第1のキャッシュ制御手段が、アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求するステップと、
    前記データ管理サーバのサーバ側フィールド優先度情報テーブルにより、前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するステップと、
    前記データ管理サーバのデータテーブルに、前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するステップと、
    前記データ管理サーバが、前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得ステップと、
    前記データ管理サーバが、前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照ステップと、
    前記携帯端末の第2のキャッシュ制御手段が、前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納するステップと、
    前記携帯端末が、前記第2のキャッシュ制御ステップが最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得ステップと、
    を備えることを特徴とするキャッシュ方法。
  6. 請求項5に記載のキャッシュ方法であって、項目のフィールドの名前を指定してフィールドの値を要求された場合、前記フィールドデータ取得ステップは指定されたフィールドの名前を前記第1のキャッシュ制御手段に渡し、前記第1のキャッシュ制御手段は前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して指定された前記フィールドの優先度を取得して前記キャッシュ格納状態情報テーブルの指定された前記フィールドの優先度に対応する格納状態をチェックし、格納状態が格納済であれば前記第1のキャッシュ制御手段は優先度に対応するフィールドキャッシュからフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が要求中であれば前記第1のキャッシュ制御手段は前記データ管理サーバから応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに要求された前記フィールドが格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が未格納であれば前記第1のキャッシュ制御手段は指定された前記フィールドの優先度で前記データ管理サーバにフィールドの取得を要求して応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返すことを特徴とするキャッシュ方法。
  7. 請求項5又は6に記載のキャッシュ方法であって、
    前記フィールドキャッシュが優先度に応じて格納件数の上限が異なり、かつ前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した場合、前記第1のキャッシュ制御手段がより低い優先度の前記フィールドキャッシュの未使用レコードを確保してから、より低い優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求し、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納し、前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達した時点で該当優先度のフィールドの取得を中止し、更により低い優先度のフィールドの取得に処理を移行することを特徴とするキャッシュ方法。
  8. 請求項5乃至7の何れか1項に記載のキャッシュ方法であって、
    前記フィールドデータ取得ステップで指定されたフィールドの優先度が最も高い優先度ではない場合、前記第1のキャッシュ制御手段が指定された前記フィールドの属する優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求して、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達しているかチェックを行い、上限に達していれば前記フィールドキャッシュの格納済の項目を削除し、新たに取得したフィールドを前記フィールドキャッシュに格納することを特徴とするキャッシュ方法。
  9. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記携帯端末であって、
    当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、
    アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、
    前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、
    前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  10. 請求項9に記載の携帯端末であって、項目のフィールドの名前を指定してフィールドの値を要求された場合、前記フィールドデータ取得手段は指定されたフィールドの名前を前記第1のキャッシュ制御手段に渡し、前記第1のキャッシュ制御手段は前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して指定された前記フィールドの優先度を取得して前記キャッシュ格納状態情報テーブルの指定された前記フィールドの優先度に対応する格納状態をチェックし、格納状態が格納済であれば前記第1のキャッシュ制御手段は優先度に対応するフィールドキャッシュからフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が要求中であれば前記第1のキャッシュ制御手段は前記データ管理サーバから応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに要求された前記フィールドが格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が未格納であれば前記第1のキャッシュ制御手段は指定された前記フィールドの優先度で前記データ管理サーバにフィールドの取得を要求して応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返すことを特徴とする携帯端末。
  11. 請求項9又は10に記載の携帯端末であって、
    前記フィールドキャッシュが優先度に応じて格納件数の上限が異なり、かつ前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した場合、前記第1のキャッシュ制御手段がより低い優先度の前記フィールドキャッシュの未使用レコードを確保してから、より低い優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求し、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納し、前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達した時点で該当優先度のフィールドの取得を中止し、更により低い優先度のフィールドの取得に処理を移行することを特徴とする携帯端末。
  12. 請求項9乃至11の何れか1項に記載の携帯端末であって、前記フィールドデータ取得手段で指定されたフィールドの優先度が最も高い優先度ではない場合、前記第1のキャッシュ制御手段が指定された前記フィールドの属する優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求して、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達しているかチェックを行い、上限に達していれば前記フィールドキャッシュの格納済の項目を削除し、新たに取得したフィールドを前記フィールドキャッシュに格納することを特徴とする携帯端末。
  13. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記データ管理サーバであって、
    前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、
    前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、
    前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、
    前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、
    を備えることを特徴とするデータ管理サーバ。
  14. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記携帯端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    当該携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理する端末側フィールド優先度情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別にキャッシュ格納状態を管理するキャッシュ格納状態情報テーブルと、
    当該携帯端末で使用するデータを項目単位で優先度別に該当するフィールドのみ格納するフィールドキャッシュと、
    アクセスを要求されたデータの前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して最も高い優先度から段階的に項目のフィールドの取得を前記データ管理サーバに要求する第1のキャッシュ制御手段と、
    前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納する第2のキャッシュ制御手段と、
    前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した時点でデータの項目のフィールド単位でのアクセスを可能とするフィールドデータ取得手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムであって、前記携帯端末は、項目のフィールドの名前を指定してフィールドの値を要求された場合、前記フィールドデータ取得手段は指定されたフィールドの名前を前記第1のキャッシュ制御手段に渡し、前記第1のキャッシュ制御手段は前記端末側フィールド優先度情報テーブルを参照して指定された前記フィールドの優先度を取得して前記キャッシュ格納状態情報テーブルの指定された前記フィールドの優先度に対応する格納状態をチェックし、格納状態が格納済であれば前記第1のキャッシュ制御手段は優先度に対応するフィールドキャッシュからフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が要求中であれば前記第1のキャッシュ制御手段は前記データ管理サーバから応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに要求された前記フィールドが格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返し、格納状態が未格納であれば前記第1のキャッシュ制御手段は指定された前記フィールドの優先度で前記データ管理サーバにフィールドの取得を要求して応答を受信するまで待機して優先度に対応するフィールドキャッシュに格納された時点でフィールドの値を取得して要求元に返すことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項14又は15に記載のプログラムであって、前記携帯端末は、前記フィールドキャッシュが優先度に応じて格納件数の上限が異なり、かつ前記第2のキャッシュ制御手段が最も高い優先度の項目のフィールドを対応する前記フィールドキャッシュに格納した場合、前記第1のキャッシュ制御手段がより低い優先度の前記フィールドキャッシュの未使用レコードを確保してから、より低い優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求し、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュに格納し、前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達した時点で該当優先度のフィールドの取得を中止し、更により低い優先度のフィールドの取得に処理を移行することを特徴とするプログラム。
  17. 請求項14乃至16の何れか1項に記載のプログラムであって、前記携帯端末は、
    前記フィールドデータ取得手段で指定されたフィールドの優先度が最も高い優先度ではない場合、前記第1のキャッシュ制御手段が指定された前記フィールドの属する優先度のフィールドを前記データ管理サーバに要求して、前記第2のキャッシュ制御手段が前記データ管理サーバから受信した応答から項目のフィールドを取得して優先度に対応する前記フィールドキャッシュの格納件数が上限に達しているかチェックを行い、上限に達していれば前記フィールドキャッシュの格納済の項目を削除し、新たに取得したフィールドを前記フィールドキャッシュに格納することを特徴とするプログラム。
  18. データを有するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバとネットワークを介して相互に接続されている携帯端末とを備え、前記データ管理サーバから取得したデータを前記携帯端末のキャッシュに格納するキャッシュシステムにおける前記データ管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記携帯端末で使用するデータの項目のフィールド毎の優先度を管理するサーバ側フィールド優先度情報テーブルと、
    前記携帯端末で使用するデータを項目単位で全フィールド格納するデータテーブルと、
    前記サーバ側フィールド優先度情報テーブルを参照し前記携帯端末から指定された優先度に属するフィールドの一覧を取得するフィールド優先度情報取得手段と、
    前記データテーブルから優先度に属するフィールドの一覧に含まれるフィールドのみ取得して前記携帯端末に送信するデータ参照手段と、
    を備えることを特徴とするデータ管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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