JP5092081B2 - カリカーペナールの製造方法 - Google Patents
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Description
−4,4a,7,8−テトラメチル−1,2,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−2−オールをアセチル化し、得られる下記式(3)
エチニル)−6−イソプロペニル−2,3,6−トリメチルシクロヘキサノールを酸で処理することにより環化させ、得られる下記式(6)
本工程は式(5)の化合物を酸で処理することにより環化させ、従来文献に未記載の新
規な式(6)で表されるジエノンを得る工程である。
本工程は式(6)の化合物の二重結合を還元して、従来の文献に未記載の新規な式(7)で表されるエノンを得る工程である。
濃縮、溶媒抽出、クロマトグラフィー等により単離精製するか、又は単離精製することなく次工程に付すことができる。
本工程は、式(7)の化合物のカルボニル基を還元し、式(2)で表されるアルコールを得る工程である。
本工程は、式(2)の化合物の水酸基をアセチル化し、式(3)で表されるアセテートを得る工程である。
次工程に付すことができる。
本工程は、式(3)の化合物のアセトキシ基を還元的に除去し、従来の文献に未記載の新規な式(4)で表される化合物を得る工程である。
本工程は、式(4)の化合物のアセタール保護基を脱保護し、目的とする式(1)で表されるカリカーペナールを得る工程である。
本工程は、d−プレゴンからプレゴンオキシドを合成する工程であり、例えば、Mutti,S.et al.Tetrahedron Lett.1996,37,3125.等の文献記載の方法に準じて行うことができる。
本工程は、工程7で得られるプレゴンオキシドのカルボニル基のα位をアルキル化する工程であり、該アルキル化は通常のアルキル化方法、例えば、「新実験化学講座14 有機化合物の合成と反応II」(丸善株式会社、1977年)等に記載の方法に準じて行うことができる。
本工程は、工程9で得られる化合物の末端オレフィンを酸化開裂し、次いで生じるアルデヒドをアセタール化する工程であり、末端オレフィンの酸化開裂は、例えば、オゾン酸化、Lemieux−Johnson酸化などの通常用いられる方法により行うことができ、例えば「新実験化学講座15 酸化と還元I−1」(丸善株式会社、1976年)等に記載の方法に準じて行うことができる。また、本工程におけるアセタール化は、通常のアセタール化反応に従い、例えば、「新実験化学講座14 有機化合物の合成と反応V」(丸善株式会社、1978年)等に記載の方法に準じて行うことができる。
本工程は、工程10で得られる化合物のエポキシドを還元する工程であり、該還元はそれ自体既知の方法、例えば、Firouzabadi,H.et al.Tetrahedron Lett.2005,46,4107.、Mandal,A.K.et al.tetrahedron 1988,44,2293.、Miyashita,M.et al.Tetrahedron 1997,53,12469.、Patra,A.
et al.Tetrahedron Lett.2003,44,2355.等の方法または「新実験化学講座15 酸化と還元II」(丸善株式会社、1977年)等に記載の方法に準じて行うことができる。
本工程は、工程11で得られる化合物のメチル化を行う工程であり、該メチル化は通常のメチル化方法、例えば、「新実験化学講座14 有機化合物の合成と反応II」(丸善株式会社、1977年)等に記載の方法に準じて行うことができる。
本工程は、工程12で得られる化合物にエトキシアセチレンより誘導されるアセチリドを求核付加する反応であり、そのアセチリドの付加反応は通常の方法、例えば、「新実験化学講座14 有機化合物の合成と反応I」(丸善株式会社、1977年)等に記載の方法に準じて行うことができる。本工程で使用されるエトキシアセチレンはそれ自体公知の化合物であり、例えば、Organic Syntheses,Coll.Vol.4,p.404(1963)等の方法により別途合成したものを用いることができ、また、市販品(例えば、エチル エチニル エーテル、50%ヘキサン溶液 アクロスオーガニクス社)を使用することもできる。
500mL反応容器に、(2S,3R,6s)−2−(2,2−ジメトキシエチル)−1−(エトキシエチニル)−6−イソプロペニル−2,3,6−トリメチルシクロヘキサノール(3.3g,9.6mmol)、メタノール(330mL)及びp−トルエンスルホン酸(2.0g,10.6mmol)を仕込み、室温下終夜撹拌する。反応液を濃縮後、エーテルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで順次洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、減圧濃縮し、得られる残渣(2.7g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すると、表題の(4aS,7R,8S)−8−(2,2−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2(4aH)−オン(906mg)が得られる。収率32%。
(物性データ)
[α]20 D:+8.2(CHCl3,c=2.575).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.80(d,3H,J=7.2Hz),1.09(s,3H),1.36(s,3H),1.36−1.45(m,1H),1.55−1.75(m,3H),1.90−2.10(m,3H),1.99(br,3H),3.24(s,3H),3.27(s,3H),4.28(dd,1H,J=5.6,1.2Hz),6.07(s,1H),6.31(br,1H).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.18,19.40,24.27,26.30,27.57,33.95,36.40,41.95,43.65,43.92,52.41,102.50,125.71,126.01,167.77,171.98,186.78.
IR (film) νmax cm−1:2951,1660,1625,1452,1385,1192,1117,1048,1006,898.
MS:292(1,M+),213(13),204(19),189(48),175(12),159(27),145(18),129(13),119(14),105(17),88(70),75(100),58(13),47(13).
500mL反応容器にリチウム(300mg,40mmol)を仕込み、−78℃で撹拌する。そこにアンモニア(約200mL)を溜め、−78℃/0.5hr撹拌する。そこに実施例1で得られたジエノン(600mg,2.0mmol)のTHF(100mL)溶液を−78℃/20minで滴下する。滴下後速やかに、塩化アンモニウムを添加し反応を終了させる。室温まで昇温しアンモニアを気化させた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテル抽出する。有機層をブライン洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプアップすることにより得られる残渣(800mg)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題の(4aR,7R,8S)−8−(2,2−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチル−4a,5,6,7,8,8a−ヘキサヒドロナフタレン−2(1H)−オン(100mg)が得られる。収率15%。
(物性データ)
[α]20 D:−5.8(CHCl3,c=1.095).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.77(s,3H),0.85(d,3H,J=6.8Hz),1.09(s,3H),1.34(ddd,1H,J=12.5,9.7,7.5Hz),1.45−1.54(m,2H),1.55−1.65(m,1H),1.57(dd,1H,J=15.3,4.4Hz),1.66(dd,1H,J=15.3,5.6Hz),1.80(ddd,1H,J=12.5,3.2,3.2Hz),1.86(d,3H,J=1.6Hz),1.94(dd,1H,J=13.6,3.2Hz),2.31(dd,1H,J=17.6,13.6Hz),2.53(dd,1H,J=17.6,3.2Hz),3.22(s,3H),3.24(s,3H),4.37(dd,1H,J=5.6,4.4Hz),5.69(br,1H).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.04,17.44,18.26,18.90,26.90,35.40,35.47,36.87,38.43,39.97,39.99,46.56,51.79,53.27,101.57,125.51,172.15,200.37.
IR (film) νmax cm−1:2930,1670,1617,1437,1380,1325,1279,1191,1118,1048.
MS:294(1,M+),204(22),189(29),123(13),109(13),85(28),75(100),55(14),41(15).
500mL反応容器にリチウム(173mg,25mmol)を仕込み、−78℃で撹拌する。そこにアンモニア(約230mL)を溜め、−78℃/0.5hr撹拌する。そこにt−ブチルアルコール(478μL,5mmol)のTHF(10mL)溶液を同温下で加え、次いで実施例1で得られたジエノン(368mg,1.25mmol)のTHF(10mL)溶液を−78℃/5minで滴下する。滴下後アンモニア還流下で1hr反応後、塩化アンモニウムを添加し反応を終了させる。室温まで昇温しアンモニアを気化させた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテル抽出する。有機層をブライン洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプアップすることにより得られる残渣(369mg)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、8−(2,2−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチルオクタヒドロナフタレン−2(1H)−オン(232mg)が得られる。収率63%。
50mL反応フラスコに、アルゴンガス雰囲気下で、実施例2−2−1で得られたケトン(198mg,0.67mmol)を仕込み、−78℃で撹拌する。そこに、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの1.0MTHF溶液(1.3mL,1.34mmol)を−78℃/15minで滴下する。滴下後、−40℃で2hr撹拌し、トリメチルシリルクロリド(255μL,2.0mmol)とトリエチルアミン(28μL,0.2mmol)のTHF(20mL)溶液を−78℃/5minで滴下する。滴下後、同温下で0.5hr撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテル抽出する。有機層をブライン洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプア
ップすることによりシリルエノールエーテル(280mg)が得られる。50mL反応フラスコにこのシリルエノールエーテル(280mg)とアセトニトリル(28mL)及び酢酸パラジウム(195mg)を仕込み、室温下で終夜撹拌する。反応液を濃縮後得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題の(4aR,7R,8S)−8−(2,2−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチル−4a,5,6,7,8,8a−ヘキサヒドロナフタレン−2(1H)−オン(193mg)が得られる。収率98%。
50mL反応フラスコに、アルゴンガス雰囲気下で、実施例2で得られたエノン(100mg,0.34mmol)、CeCl3・7H2O(166mg,0.44mmol)及び99%エタノール(6.4mL)と塩化メチレン(6.4mL)の混合溶液を仕込み、−78℃で撹拌する。そこに水素化ホウ素ナトリウム(19mg,0.51mmol)を同温下5分間で滴下する。同温下10分間撹拌の後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を注入し、室温に昇温する。加水し塩化メチレンで4回抽出し、得られる有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプアップすることにより得られる残渣(115mg)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題の(2R,4aR,7R,8S,8aR)−8−(2,2−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチル−1,2,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−2−オール(100mg)が無色結晶物として得られる。収率99%。
(物性データ)
mp:84.0−85.0℃
[α]20 D:+8.7(CHCl3,c=1.360).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.72(s,3H),0.83(d,3H,J=7.2Hz),1.04(s,3H),1.15(ddd,1H,J=12.6,9.9,7.3Hz),1.25−1.47(m,5H),1.52−1.65(m,2H),1.61(br,3H),1.70(dt,1H,J=12.6,3.2Hz),1.73(dd,1H,J=15.2,6.0Hz),2.06(brdd,1H,J=10.8,6.0Hz),3.27(s,3H),3.29(s,3H),4.21(m,1H),4.40(dd,1H,J=5.6,4.0Hz),5.21(br,1H).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.18,17.80,17.93,20.01,27.25,29.67,36.28,36.90,38.20,38.73,40.48,45.91,51.83,53.26,69.32,101.96,125.51,147.58.
IR (KBr) νmax cm−1:3203,2961,2940,2911,2874,1452,1118,1041,981,906.
30mL反応フラスコに、実施例3で得られたアリルアルコール(100mg,0.33mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(0.83g,6.6mmol)及び塩化メチレン(8mL)を仕込み、0℃冷却下撹拌する。そこに無水酢酸(155μL,1.7mmol)を同温下で滴下する。同温下15分間撹拌の後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液する。得られる水層の塩化メチレン抽出を3回行う。有機層を合わせ無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮することにより得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題の(2R,4aR,7R,8S,8aR)−8−(2,2
−ジメトキシエチル)−4,4a,7,8−テトラメチル−1,2,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−2−イル アセテート(111mg)が無色油状物として得られる。収率99%。
(物性データ)
[α]20 D:+60.5(CHCl3,c=1.190).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.72(s,3H),0.83(d,3H,J=6.8Hz),1.06(s,3H),1.18(ddd,1H,J=12.6,8.7,6.2Hz),1.38−1.64(m,6H),1.62(br,3H),1.70(dd,1H,J=15.1,5.5Hz),1.71(dt,1H,J=12.6,3.2Hz),2.01−2.08(m,1H),2.05(s,3H),3.28(s,3H),3.34(s,3H),4.41(dd,1H,J=5.7,4.3Hz),5.16(br,1H),5.29−5.33(m,1H).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.20,17.88,19.79,21.48,25.30,27.20,36.12,36.88,38.26,38.73,40.48,45.79,51.97,53.54,72.23,102.04,120.28,149.55,170.92.
IR (film) νmax cm−1:2955,1732,1448,1372,1242,1120,1049,1019,986,966.
100mL反応フラスコに、アルゴンガス雰囲気下で、リチウム(17mg,2.4mmol)を仕込み、−78℃で撹拌する。そこに、液体アンモニア(約50mL)を溜め、−78℃で5分間撹拌する。そこに実施例4で得られたアセテート(100mg,0.30mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液を−78℃で2分間で滴下する。同温にて1.5時間撹拌後、塩化アンモニウムを脱色するまで少量ずつ加え反応を停止する。室温まで昇温しアンモニアを気化させた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテル抽出する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプアップすることにより得られる残渣(97mg)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題の(3R,4S,4aR,8aR)−4−(2,2−ジメトキシエチル)−3,4,8,8a−テトラメチル−1,2,3,4,4a,5,6,8a−オクタヒドロナフタレン(59mg)が無色油状物として得られる。収率70%。
(物性データ)
[α]20 D:−41.2(CHCl3,c=1.180).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.70(s,3H),0.83(d,3H,J=6.8Hz),0.99(s,3H),1.15−1.22(m,1H),1.35−1.48(m,4H),1.58(brd,3H,J=2.0Hz),1.57−1.73(m,5H),2.00(m,2H),3.29(s,3H),3.30(s,3H),4.42(t,1H,J=4.8Hz),5.18(br,1H).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.23,17.86,18.03,18.90,20.01,26.73,27.55,36.69,37.19,38.35,38.55,40.68,47.27,52.27,53.05,102.36,120.61,144.29.
IR (film) νmax cm−1:2954,2830,1448,1381,1191,1119,1076,1050,989,961.
MS:249(1,[M+−MeO]),190(19),175(67),147(13),132(13),119(20),107(36),95(46),85(51),75(100),67(19),55(38),41(36),29(11).
20mL反応フラスコに、実施例5で得られたアセタール(50mg,0.18mmol)及び80%酢酸(4mL)を仕込み、室温で1hr撹拌する。そこにトルエンを加え、減圧濃縮する。得られる残渣に飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え、エーテル抽出を4回行う。有機層をブライン洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。乾燥剤をろ別後、減圧濃縮、ポンプアップすることにより得られる残渣(40mg)を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると、表題のカリカーペナール([(1S,2R,4aR,8aR)−1,2,4a,5−テトラメチル−1,2,3,4,4a,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−1−イル]アセトアルデヒド)(38mg)が無色結晶物として得られる。収率91%。
(物性データ)
mp:49.0−50.0℃
[α]20 D:−58.5(CHCl3,c=0.905).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.81(s,3H),0.95(d,3H,J=6.8Hz),1.00(s,3H),1.16−1.24(m,1H),1.42−1.77(m,7H),1.57(br,3H),1.96−2.05(m,2H),1.16(dd,1H,J=14.6,3.2Hz),2.46(dd,1H,J=14.6,3.6Hz),5.18(brs,1H),9.83(dd,1H,J=3.6,3.2Hz).
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 16.27,17.21,17.92,18.94,19.87,26.56,27.30,36.42,38.42,39.03,41.67,49.36,51.74,120.55,143.61,203.88.
IR (KBr) νmax cm−1:3010,2995,2959,2868,2833,1713,1456,1389,1075,1039.
MS:234(3,M+),190(39),175(100),147(18),133(10),121(29),105(25),91(22),81(17),69(13),55(19),41(24).
Claims (5)
- 下記式(2)
- 式(2)の化合物を、下記式(5)
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JP2010053039A (ja) | 2010-03-11 |
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