JP5086725B2 - 無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義してアクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置に関する。
本発明は特に、定期的にデータを送信しながら移動を行う無線通信装置(ノード)が双方向にデータ交換する場合の低消費電力メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)に関する。
無線機器における無線ハードウェアの消費電力の低減は、重要な要求事項である。無線通信システムにおいて、特に省電力メカニズムが必要とされるアプリケーションの例としては、アクティブ電子タグシステムやセンサネットワークシステムなどが挙げられる。これらのアクティブ電子タグやセンサネットワークにおけるセンサノードなどは、携帯性、設置の容易/柔軟性が求められており、通常は小型の電池を内蔵した電池式ノードである。
これらのアクティブ電子タグシステムやセンサネットワークシステムなどのアプリケーションは、低トラフィックを特徴としている。アクティブ電子タグシステムでは、通常はアクティブ電子タグ自身のID(識別情報)を含む小さなデータの送信が行われる。また、非特許文献1に示されるようなZigBee(登録商標)を用いたセンサネットワークシステムにおいても、センサノードは、小さなセンシングデータの間欠的な送信を行うことが多い。
近距離無線通信規格として下記の非特許文献1に示されるようなZigBee(登録商標)では、ビーコン信号を同期信号として一定周期内の所定期間をアクティブ期間(スーパーフレーム期間)、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う。また、他の従来例として下記の特許文献1には、多数の無線通信ノードが基地局や制御局などの他のノードを介することなく直接非同期の無線通信を行うアドホック通信システムとして、各無線通信ノードが送信するビーコン信号の直後に受信区間を設け、残りを未使用期間とする方法が提案されている。また、下記の特許文献2には、各無線通信ノードが送信するビーコン信号を同期信号として一定周期のスーパーフレーム期間を設定する場合に、ビーコン信号を送信するタイムスロットを決定する方法が提案されている。
省電力無線通信を可能とする非特許文献1では、衝突の発生を回避する手段として二つの手法が定義されている。以下に、そのうちの一つの手法を示す。図14でCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)により空きタイムスロットを検出して送信する手順を示す。CSMA/CAでは、無線チャネルの空き状態を確認する処理をCCA(Clear Channel Assessment)と呼ぶ。図14に示す手法では、このCCAを各タイムスロット内で行い、無線通信を行っているノードを検知した時には送信をやめることで、衝突の発生を回避することができる。最初のアクティブ期間AP1(タイムスロット=0,1〜7)では、ノード1はノード2、3に対してタイムスロット=1でデータを送信し、ノード2はノード1、3に対してタイムスロット=4でデータを送信し、ノード3はノード1、2に対してタイムスロット=6でデータを送信している。次のアクティブ期間AP2(タイムスロット=0,1〜7)では、ノード3はノード1、2に対してタイムスロット=1でデータを送信し、ノード2はノード1、3に対してタイムスロット=5でデータを送信し、ノード1はノード1、3に対してタイムスロット=7でデータを送信している。
二つには、タイムスロットの予約を要求してきたノードに対して、コーディネータが各ノードに対してタイムスロットの割り当てを実施することで、衝突発生の回避を保証する手法である。非特許文献1では、ネットワークの立ち上げと維持、各ノードの送信タイミングの指定などを行うコーディネータの制御下にノードを置くネットワーク構成を取ることができる。この場合、各ノードはコーディネータの指示するタイミングでデータを送信するので衝突を発生しない。
また、ZigBee(登録商標)は、ACK機能を持つことデータ到達確認を実現している。ACKを受信できない場合には、データパケットの再送を行うことで、データパケット到達の信頼性を上げている。データパケットをユニキャストした場合には、データパケット送信先でデータ受信が完了するとACKを送信先の特定を行わずに即座に送信する。ACKには受信データのシーケンス番号のみを含めることで、ACKメッセージ作成の時間を短縮している。この2つの特徴より、データ到達確認を完了するまでの時間を短縮している。また、ブロードキャスト時には、他のノードが転送したブロードキャストデータを受信することで、自ノードが送信したブロードキャストパケットに対するACKと判断することで、データ到達の確認が取れるようになっている。これはパッシブACKと呼ばれている。パッシブACKを用いることで、ACKメッセージ作成に必要とする時間をなくし、データ到達確認を完了するまでの時間を短縮している。
また、特許文献1では、周辺ノードがデータを送信しているタイミングを記録し、データ送信タイミングの衝突を避けて自ノードのデータ送信のタイミングを決定する手法が開示されている。この手法は、一定の周期(スーパーフレーム)でデータを送信するノード間でデータ交換を行うシステムであり、データ送信開始前にスーパーフレーム内でのスキャンを行い、周辺ノードがデータを送信しているタイミングを避けて自ノードのデータ送信のタイミングを決定する。以降、決定した送信タイミングでデータ送信を実行し続ける。
IEEE802.15.4 特開2006−121332号公報(要約書)
しかしながら、上記の手法は、移動を行う通信ノードが双方向にデータ交換する通信システムにおいてノードが密集している場合には、必ずしも適用できる手法ではない。非特許文献1における一つ目の手法は、送信タイミングを各ノードのランダム性に依存して選択しているので、分散制御での送信を可能としている。しかし、一回のアクティブ期間内のタイムスロット数の倍のノードが相互の伝播範囲内に存在した場合に、通信が全くできない状態となる可能性がある。同一タイムスロット内において同一タイミングでCCAを実施した2つのノードの組が、タイムスロットの数だけ存在すると、そのアクティブ期間内では通信が可能であったノードが存在できないことになる。これは、同一の無線伝播範囲内に密集して存在するノードの数が増えれば増えるほど、通信が不可能となる可能性が高まる。
非特許文献1における二つ目の手法は、送信路を保証しているので、コーディネータからタイムスロットの割り当てを受けたノードは確実にデータを送信できる。しかし、この保証機能は、ネットワークトポロジがコーディネータを中心としたスター型である場合に限定されている。ノードが移動することでノードの存在位置を固定できない通信システムにおいては、コーディネータという特殊な機能を持つノードを常に近隣に持つことはできない。また、コーディネータが移動ノードの近隣に常に存在したとしてもノードが移動する通信システムにおいてスター型トポロジの構成を行うことは非常に困難である。スター型トポロジを形成するための制御データの交換においても衝突を回避できなくては、データ送信を開始するができないことが問題となる。
また、データ送信のたびにタイムスロットの割り当てをコーディネータから受けなくてはならない。したがって、移動ノードがタイムスロットの割り当てを受けるために行うデータ交換においても衝突を回避できなくては、データ送信を開始することができないという問題を生じる。
また、ZigBee(登録商標)のACK機能も、定期的にデータを送信しながら移動を行うノードが密集している場合に用いることは困難である。ユニキャスト時には、データパケット内に記載された送信先のノードが、ACKを送信することでデータ到達の確認を取れるようにしているが、電子タグシステムのようなデータパケット内に送信先の情報を持たないシステムでは、データパケットを受信した複数のノードの中からACKを送信するノードを特定できないため、ACKが出せない。また、ACKを送信するノードを特定せずにデータパケットを受信したすべてのノードがACKを送信したとすると、送信衝突を起こす。ブロードキャスト時には、他のノードからパッシブACKを受信する必要があるが、電子タグシステムのようなデータパケットを転送しないシステムにおいては、パッシブACKの受信を期待することができない。このため、移動ノードが密集した状態では、ZigBee(登録商標)のACK機能を用いて、自ノードが送信したデータの到達を確認することができない。
特許文献1における手法では、データを送信するノードが増え続けると、スーパーフレーム内での送信タイミングの空きが少なくなり、データを送信できないノードが発生する。また、同時にスキャンを行い、同じ送信タイミングを選択したノード同士は、それ以降必ず送信衝突が発生する。したがって、移動するノードが集まり、ノードの通信可能範囲内の密集度が上がった場合に、データ送信要求を持つノードに対する送信機会を減らしてしまう。また、繰り返し送信衝突を発生していても、送信タイミングを変更する仕組みを持たないので、受信エラーを起こしたデータを再度送信する機会を持つことができない。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、無線通信装置が密集した状態での衝突を防止することができる無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信方法において、
前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定するステップと、
前記代表ノードとして決定された第1の無線通信装置が、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信するステップと、
前記代表ノードとして決定されなかった第2の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信するステップと、
前記第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを送信した後に前記データパケットを受信した場合に確認メッセージを送信するステップと、
前記第2の無線通信装置が、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止するステップとを、
備えたことを特徴とする。
この構成により、無線通信装置が密集した状態での衝突を防止することができる。
また、本発明は上記目的を達成するために、一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信システムにおいて、
前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定する手段と、
前記代表ノードとして決定された第1の無線通信装置が、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信する手段と、
前記代表ノードとして決定されなかった第2の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信する手段と、
前記第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを送信した後に前記データパケットを受信した場合に確認メッセージを送信する手段と、
前記第2の無線通信装置が、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止する手段とを
備えたことを特徴とする。
この構成により、無線通信装置が密集した状態での衝突を防止することができる。
また、本発明は上記目的を達成するために、一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信システムにおける前記無線通信装置であって、
前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定する手段と、
前記代表ノードとして決定された場合、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信し、前記代表ノード広告メッセージを送信した後にデータパケットを受信した場合に確認メッセージを送信する手段と、
前記代表ノードとして決定されなかった場合、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信し、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止する手段とを、
備えた構成とした。
この構成により、無線通信装置が密集した状態での衝突を防止することができる。

また、前記確認メッセージを送信した後に、前記データパケットを受信しなかった場合、又は衝突検知タイムスロット数が基準値以下の場合に、次のアクティブ期間における前記代表ノード広告メッセージの送信を停止し、
前記データパケットの送信を停止した後に前記代表ノード広告メッセージを受信しなかった場合に、次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を再開する構成とした。
この構成により、無線通信装置が密集しなくなった場合にデータパケットの送信を再開することができる。
また、前記代表ノードを決定する場合、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出して、代表ノード候補となることを宣言する代表ノード候補宣言メッセージを次のアクティブ期間に送信し、前記代表ノード候補宣言メッセージを受信して所定の手法に基づいて前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定する構成とした。
この構成により、代表ノードを簡単に決定することができる。
また、前記代表ノードとして決定した無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する場合に、次に代表ノード候補となる優先度を下げる構成とした。
この構成により、一部の無線通信装置が頻繁に代表ノードとなって自データパケットを送信できなくなることを防止することができる。
本発明によれば、低消費電力を実現する移動ノードが密集した状態で送信衝突の発生頻度が上がりデータパケットの到達率が低下した場合に、自ノードが送信したデータパケットを受信したノードの存在を確認できる。また、周辺ノードへのデータパケット到達を確認できたノードが一時的にデータ送信を停止することで、同一タイムスロットの使用を試みるノードの数を減らすことができる。したがって、データパケットの受信確認を行いながら、データパケット送信の成功率を上げることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置を示す説明図である。図1(a)は、ノード1(Node 1)とノード2(Node 2)、ノード2とノード3(Node 3)が通信可能な範囲に位置し、ノード1とノード3が通信可能な範囲に位置しないことを示している。この場合には、本発明では図1(b)に示すように、ノード2が代表ノード(DesiGnated Node、以下、DGN)に状態遷移する。ここで、図1(a)、(b)の状態をそれぞれ、スペアモード(Spare Mode)、デンスモード(Dense Mode)と言う。
また、本発明では、一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ(インアクティブ)期間と定義して、アクティブ期間を図2に示すように複数のタイムスロット(=0,1〜7)に分割し、複数の無線通信装置(ノード)の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う際、最初のタイムスロット=0を管理用スロットとし、また、以降のタイムスロット=1〜7のそれぞれをデータ送信用スロット(=1〜7)及び制御用スロット(=1〜7)と定義する。管理用スロット(=0)は、DGNがDGN広告メッセージを送信し、また、衝突を許す。データ送信用スロット(=1〜7)はDGNとならなかったノード(通常ノード)がランダムに選択してデータ(パケット)を送信し、DGNはデータ送信用スロット(=1〜7)でデータを受信すると、直後の制御用スロット(=1〜7)で確認メッセージ(ACK)を送信する。制御用スロット(=1〜7)はまた、DGNがランダムに選択して制御パケットを送信する。
図3は制御用メッセージのフォーマットを示し、メッセージの種類(Type)と送信元のノードIDにより構成される。Typeは次のメッセージの種類を示す。
00:CDGN(Candidate of DGN:代表ノード候補)宣言メッセージ
01:DGN広告メッセージ
11:ACK
<第1の実施の形態>
図4、図5は第1の実施の形態の代表ノード候補(CDGN)の動作を説明するためのフローチャートである。図4において、まず、CSMA/CDによりタイムスロットの使用率及び使用タイムスロットの衝突率により、Dense Mode(DM)に遷移してCDGNとなるか否かを判定する(ステップS1、S2)。CDGNとならない場合には通常ノードへと遷移し(ステップS3)、次いで終了する。他方、CDGNとなると判定した場合には、CDGN宣言メッセージを生成し(ステップS4)、次いでCDGN宣言メッセージを送信する制御用スロット(=1〜7)を決定する(ステップS5)。次いでタイムスロットのタイミングが、CDGN宣言メッセージを送信する制御用スロットか否かを判定し(ステップS6)、そうであればCDGN宣言メッセージを送信し(ステップS7)、他方、そうでなければ図5に詳しく示す受信処理を実行する(ステップS8)。ステップS8の受信処理では、図5に詳しく示すように受信パケットがCDGN宣言メッセージか否かを判定し(ステップS31)、そうであればそのCDGN宣言メッセージを記録し(ステップS32)、他方、そうでなければ受信パケットをデータパケットとして処理する(ステップS33)。
図4に戻り、ステップS9では最終スロット(=7)か否かを判定し、そうでなければステップS6に戻り、他方、そうであればステップS10に進み、受信(及び送信)したCDGN宣言メッセージから所定の手法(後述)でDGNを決定する。次いで自ノードがDGNとなるか否かを判断し(ステップS11)、DGNとならない場合にCDGNからDense Mode(DM)の通常ノードに遷移し(ステップS12)、次いで終了する。他方、DGNとなる場合にはDGN広告メッセージを生成し(ステップS13)、次いで次のアクティブ期間のタイムスロット=0でそのDGN広告メッセージを送信する(ステップS14)。次いでデータパケットを受信したか否かを判断し(ステップS15)、受信した場合にそのデータパケットを受信した制御スロットでACKを送信する(ステップS16)。次いで最終タイムスロット=7か否かを判断し(ステップS17)、そうでなければステップS15に戻り、他方、そうであればステップS18に進む。
ステップS18ではアクティブ期間中にデータパケットを受信しなかったか否かを判断し、受信した場合にはステップS14に戻って引き続きDGNとしての動作を継続し、他方、受信しなかった場合にはステップS19に進む。ステップS19では次のアクティブ期間でDGN広告メッセージの送信を停止し、次いで次のアクティブ期間でデータパケットを送信するタイムスロットを決定する(ステップS20)。DM中は自ノードからのデータパケット送信を行っていないので、ステップS20データパケットを送信するタイムスロットを決定する。次いで自ノードの送信タイムスロットのタイミングか否かを判断し(ステップS21)、そうであればデータパケットを送信し(ステップS22)、他方、そうでなければ図5に詳しく示す受信処理を実行する(ステップS23)。次いで最終タイムスロット=7か否かを判断し(ステップS24)、そうでなければステップS21に戻り、他方、そうであればステップS25に進む。ステップS25では次のDense Mode(DM)となる機会でCDGNとなる優先度を下げ、次いでDMを終了し(ステップS26)、次いでこの処理を終了する。
次に図6を参照して通常ノードの処理について説明する。まず、データパケットを送信するタイムスロットを決定し(ステップS41)、次いで自ノードがデータパケットを送信するタイムスロットのタイミングか否かを判断する(ステップS42)。そして、そうであればデータパケットを送信し(ステップS43)、他方、そうでなければ図5に詳しく示す受信処理を実行する(ステップS44)。次いで、最終タイムスロットか否かを判断し(ステップS45)、そうでなければステップS42に戻り、他方、そうであればステップS46に進む。
ステップS46では制御スロットでCDGN宣言メッセージを受信したか否かを判断し、受信していなければステップS41に戻り、他方、受信していれば受信したCDGN宣言メッセージの中から所定の手法(後述)でDGN(他のノード)を決定する(ステップS47)。以降、通常ノードはSMからDMへと状態遷移している。次いでデータパケット送信を停止中か否かを判断し(ステップS48)、停止中の場合には図5に詳しく示す受信処理を実行し(ステップS49)、次いでステップS56に進む。他方、ステップS48においてパケット送信を停止中でない場合には、データパケットを送信するタイムスロットを決定し(ステップS50)、次いで自ノードがデータパケットを送信するタイムスロットのタイミングか否かを判断する(ステップS51)。そして、そうであればデータパケットを送信し(ステップS52)、次いで制御スロットでACKメッセージを受信した否かを判断する(ステップS53)。そして、そうであればデータパケットの送信を停止し(ステップS54)、次いでステップS56に進む。他方、ステップS53においてACKメッセージを受信しなかった場合にそのままステップS56に進んでデータパケットの送信を停止しない。ステップS51においてデータパケット送信タイムスロットでない場合には図5に詳しく示す受信処理を実行し(ステップS55)、次いでステップS56に進む。
ステップS56では最終タイムスロットか否かを判断し、そうでなければステップS48に戻り、他方、そうであればステップS57に進む。ステップS57ではタイムスロット=0でDGN広告メッセージを受信したか、もしくはタイムスロット=0で衝突を検出したか否かを判断し、いずれかであればステップS48に戻ってDMを継続し、他方、いずれでもなければデータパケットの送信を再開し(ステップS58)、次いでステップS41に戻る。このとき、通常ノードはDMを終了し、SMへと状態遷移している。
図7、図8は第1の実施の形態のノード1、2、3の動作例を示す。ここで、紙面の都合上、図7はアクティブ期間AP1、AP2を示し、図8はアクティブ期間AP3、AP4を示す。
<アクティブ期間AP1>
(1)前のアクティブ期間で衝突を検知してCDGNへの遷移を決定したノード1は、アクティブ期間AP1の制御スロット=1でCDGN宣言メッセージを送信し、
(2)前のアクティブ期間で衝突を検知しないノード3は、アクティブ期間AP1のデータ送信スロット=4でデータパケットを送信し、
(3)前のアクティブ期間で衝突を検知してCDGNへの遷移を決定したノード2は、アクティブ期間AP1の制御スロット=7でCDGN宣言メッセージを送信する。
(4)(5)(6)ノード1、2、3は、受信及び送信したCDGN宣言メッセージの中から所定の手法(例えばノードIDが最小のノード)で代表ノード(DGN)を選出し、ここでは、ノードIDが最小のノード1をDGNとして選出する。ここでCDGNへと遷移していたノード2は通常ノードへと遷移する(図4のステップS10〜S12)。以下、アクティブ期間AP2〜AP4まで、代表ノードとなるノード1を「代表ノード1」と記載する。同様に、代表ノードとはならずに通常ノードであるノード2及びノード3を「通常ノード2」及び「通常ノード3」と記載する。
<アクティブ期間AP2>
(7)代表ノード1はアクティブ期間AP2の管理用スロット=0でDGN広告メッセージを送信し、
(8)通常ノード2はアクティブ期間AP2のデータ送信スロット=4でデータパケットを送信し、
(9)代表ノード1はアクティブ期間AP2の制御スロット=4でACKを送信する。通常ノード2はデータ送信スロット=4で送信したデータパケットに対し、制御スロット=4でACKを受信したので、次にアクティブ期間AP3でのデータパケット送信を停止する(図6のステップS50〜S54)。
(10)通常ノード3はこのACK(宛先はないがノード2宛)を受信するが、同じデータ送信スロット=4でデータパケットを送信していないので破棄する。
(11)通常ノード3はアクティブ期間AP2のデータ送信スロット=7でデータパケットを送信し、
(12)代表ノード1はアクティブ期間AP2の制御スロット=7でACKを送信する。通常ノード3はデータ送信スロット=7で送信したデータパケットに対し、制御スロット=7でACKを受信したので、次にアクティブ期間AP3でのデータパケット送信を停止する(図6のステップS50〜S54)。
(13)通常ノード2はこのACK(宛先はないがノード3宛)を受信するが、同じデータ送信スロット=7でデータパケットを送信していないので破棄する。
<アクティブ期間AP3>
(14)(15)代表ノード1はアクティブ期間AP2の終了後、図4のステップS18(データ送信ノードの存在の判定)でDMを維持するかの判定を行い、この場合にはアクティブ期間AP2でデータ送信ノードが存在するのでDM維持と判定し、次のアクティブ期間AP3の管理用スロット=0でDGN広告メッセージを送信する。
(16)(17)通常ノード2、3はアクティブ期間AP2でACKを受信した(図6のステップS53でYes)ので、次のアクティブ期間AP3のデータパケットの送信を停止
する(図6のステップS54)。また、アクティブ期間AP2の管理用スロット=0でDGN広告メッセージを受信している(図6のステップS57でYes)ので、DMを維持する。
<アクティブ期間AP4>
(18)(19)代表ノード1はアクティブ期間AP3の終了後、同じく図4のステップS18(データ送信ノードの存在の判定)でDMを維持するかの判定を行い、この場合にはアクティブ期間AP3でデータ送信ノードが存在しないので、アクティブ期間AP4でのDGN広告メッセージの送信を停止し(ステップS19)、アクティブ期間AP4のデータ送信スロット=2で自ノードのデータパケットを送信する。
(20)(21)通常ノード2、3はアクティブ期間AP3でDGN広告メッセージを受信している(図6のステップS57でYes)ので、DMを維持する。
(22)代表ノード1は次のDense Mode(DM)となる機会でCDGNとなる優先度を下げ(図4のステップS25)、次のアクティブ期間からデータパケット送信を開始する。
(23)(24)通常ノード2、3はアクティブ期間AP4でDGN広告メッセージを受信していないのでDM終了と判定し、次のアクティブ期間からデータパケット送信を開始(再開)する。
<第2の実施の形態>
次に図9は第2の実施の形態の代表ノード候補(CDGN)の動作を説明するためのフローチャートである。第2の実施の形態では、CDGN宣言メッセージを同じアクティブ期間の管理用スロット(=0)と制御スロットの両方で送信する。図9において、まず、ステップS101〜S104はそれぞれ図4のステップS1〜S4と同じであるので、説明を省略する。ステップS104においてCDGN宣言メッセージを生成すると、データパケットを送信するタイムスロットを決定する(ステップS105)。次いでCDGN宣言メッセージを送信する制御スロットを決定し(ステップS106)、次いでCDGN宣言メッセージを管理用スロット=0で送信する(ステップS107)。
次いでデータパケットを送信するタイムスロットのタイミングか否かを判断し(ステップS108)、そうであればステップS109に進み、他方、そうでなければステップS111に進んで図5に詳しく示す受信処理を実行し、次いでステップS112に進む。ステップS109ではデータパケットを送信し、次いでデータパケットの送信を停止し(ステップS110)、次いでステップS112に進む。ステップS112ではCDGN宣言メッセージを送信する制御スロットのタイミングか否かを判断し、そうであればCDGN宣言メッセージを送信し(ステップS113)、次いでステップS115に進む。ステップS112でCDGN宣言メッセージを送信する制御スロットでなければ図5に詳しく示す受信処理を実行し、次いでステップS115に進む。ステップS115では最終タイムスロットか否かを判断し、そうであればステップS108に戻り、他方、そうでなければステップS116に進む。
ステップS116では受信(及び送信)したCDGN宣言メッセージからDGNを決定し、次いで自ノードがDGNとなる場合にはDGN広告メッセージを生成し(ステップS117→ステップS118)、次いでステップS120に進む。ステップS117において自ノードがDGNとならない場合にはCDGNからDense Mode(DM)の通常ノードに遷移し(ステップS119)、次いで終了する。ステップS120ではDGN広告メッセージをタイムスロット=0で送信し、次いでデータパケットを受信したか否かを判断し(ステップS121)、受信した場合にはデータパケットを受信したデータ送信用スロットの直後の制御スロットでACKを送信する(ステップS122)。次いで最終タイムスロットか否かを判断し(ステップS123)、そうでなければステップS121に戻り、他方、そうでなければステップS124に進む。
ステップS124では、衝突を検知するタイムスロット数が基準値より減少したか否かを判断し、減少していない場合にはステップS120に戻ってDMを継続し、他方、減少した場合にはステップS125に進む。ステップS125では、次のアクティブ期間でDGN広告メッセージの送信を停止し、ステップS126では次のDMとなる機会でCDGNとなる優先度を下げ、次いでDMを終了し(ステップS127)、次いでこの処理を終了する。
次に図10を参照して第2の実施の形態の通常ノードの処理について説明する。図10ではステップS42−1〜S42−6の処理が図6に示すステップS42〜S44と異なっている。まず、データパケットを送信するタイムスロットを決定し(ステップS41)、次いでタイムスロット=0でCDGN宣言メッセージを受信したか、もしくは衝突を検出したか否かを判断する(ステップS42−1)。いずれかであればステップS42−2に進み、他方、いずれでもなければステップS42−4に分岐する。ステップS42−2ではデータパケット送信を停止し、次いで図5に詳しく示す受信処理を実行し(ステップS42−3)、次いでステップS45に進む。ステップS42−4では自ノードがデータパケットを送信するタイムスロットか否かを判断し、そうであればデータパケットを送信し(ステップS42−5)、次いでステップS45に進む。他方、そうでなければ図5に詳しく示す受信処理を実行し(ステップS42−6)、次いでステップS45に進む。CDGN宣言メッセージの存在は、自ノードの周辺にノードが密集しており送信衝突が発生している検知したノードが存在していることを意味しているので、ステップS42−1でYESと判定されたノードは直ちにデータパケット送信を停止して(ステップS42−2)、新たな送信衝突を発生させる原因を作ることを避ける。
ステップS45〜S47の処理は図6と同じであるが、ステップS47とS48の間にステップS47aが追加されている。ステップS47において、受信したCDGN宣言メッセージの中から所定の手法でDGNを決定すると、ステップS47aではデータパケットの送信を再開し、次いでステップS48に進む。ステップS48以下の処理は、図6と同じであるので説明を省略する。
図11、図12は第2の実施の形態のノード1、2、3の動作例を示す。同じく紙面の都合上、図11はアクティブ期間AP1、AP2を示し、図12はアクティブ期間AP3を示す。
<アクティブ期間AP1>
(1)前のアクティブ期間で衝突を検知してCDGNへの遷移を決定したノード1は、アクティブ期間AP1の管理用スロット(=0)でCDGN宣言メッセージを送信し、
(2)前のアクティブ期間で衝突を検知してCDGNへの遷移を決定したノード2も同じく、アクティブ期間AP1の管理用スロット(=0)でCDGN宣言メッセージを送信し、
(3)前のアクティブ期間で衝突を検知しなかったノード3は、アクティブ期間AP1の管理用スロット(=0)での衝突を検知する。
(4)ノード1はアクティブ期間AP1のデータ送信用スロット(=4)でデータパケットを送信し、
(5)ノード1はアクティブ期間AP1の制御用スロット(=4)でCDGN宣言メッセージを送信し、
(6)ノード2はアクティブ期間AP1のデータ送信用スロット(=6)でデータパケットを送信し、
(7)ノード2はアクティブ期間AP1の制御用スロット(=6)でCDGN宣言メッセージを送信する。
(8)(9)ノード1、2は、受信(及び送信)したCDGN宣言メッセージの中から所定の手法(例えばノードIDが最小のノード)でDGN(代表ノード)を選出し、ここでは、ノードIDが最小のノード1をDGNとして選出する。
(10)ノード3は、アクティブ期間AP1の管理用スロット(=0)での衝突を検知したので、アクティブ期間AP1でのパケット送信を停止する(図10のステップS42−1→S42−2)。また、制御用スロット(=4、6)で受信したCDGN宣言メッセージの中から所定の手法(例えばノードIDが最小のノード)でDGNを選出し、ここでは、ノードIDが最小のノード1をDGNとして選出する。ここでCDGNへと遷移していたノード2は通常ノードへと遷移する(図9のステップS116〜S119)。以下、アクティブ期間AP2〜AP4まで、代表ノードとなるノード1を「代表ノード1」と記載する。同様に、代表ノードとはならずに通常ノードであるノード2及びノード3を「通常ノード2」及び「通常ノード3」と記載する。
<アクティブ期間AP2>
(11)代表ノード1はアクティブ期間AP2の管理用スロット(=0)でDGN広告メッセージを送信し、
(12)通常ノード2はアクティブ期間AP2のデータ送信用スロット(=4)でデータパケットを送信し、
(13)代表ノード1はアクティブ期間AP2の制御用スロット(=4)でACKを送信する。通常ノード2はデータ送信スロット=4で送信したデータパケットに対し、制御スロット=4でACKを受信したので、次にアクティブ期間AP3でのデータパケット送信を停止する(図10のステップS50〜S54)。
(14)通常ノード3はこのACK(宛先はないがノード2宛)を受信するが、同じデータ送信スロット=4でデータパケットを送信していないので破棄する。
(15)通常ノード3はアクティブ期間AP2のデータ送信用スロット(=7)でデータパケットを送信し、
(16)代表ノード1はアクティブ期間AP2の制御用スロット(=7)でACKを送信する。通常ノード3はデータ送信スロット=7で送信したデータパケットに対し、制御スロット=7でACKを受信したので、次にアクティブ期間AP3でのデータパケット送信を停止する(図10のステップS50〜S54)。
(17)通常ノード2はこのACK(宛先はないがノード3宛)を受信するが、データ送信スロット=7でデータパケットを送信していないので破棄する。
(18)代表ノード1は図9に示すステップS124〜S127において、DMを維持するか否かを判定し、例えば衝突検知スロット数が減少したらDM終了と判定し、次のアクティブ期間AP3でのDGN広告メッセージの送信を停止する。また、次のアクティブ期間AP3でのデータパケット送信を再開する。
(19)(20)通常ノード2、3はACKを受信したので、DM中はデータパケットの送信を停止する。但し、DGN広告メッセージを管理用スロット(=0)で受信しなくなったらデータパケット送信を再開する。
<アクティブ期間AP3>
(21)通常ノード2はアクティブ期間AP3のデータ送信用スロット(=1)でデータパケットを送信し、
(22)通常ノード1はアクティブ期間AP3のデータ送信用スロット(=3)でデータパケットを送信し、
(23)通常ノード3はアクティブ期間AP3のデータ送信用スロット(=6)でデータパケットを送信する。
(24)通常ノード1は次のDM遷移の機会ではCDGMとなる優先度を下げる。
(25)(26)通常ノード2、3はアクティブ期間AP3では管理用スロット(=0)でDGN広告メッセージを受信しなかったので、データパケット送信を再開し、(21)及び(23)においてデータパケットの送信を行った。
図11は本発明に係る無線通信装置(ノード)10の構成を示す。各タイムスロット上のキャリアは無線アンテナ11を経由して受信され、次いで無線受信手段12により復調されて衝突検知手段13と、CDGN宣言メッセージ解析手段14と、DGN広告メッセージ解析手段15と、ACK解析手段16とデータパケット解析手段17に印加される。各タイムスロット上のキャリアの衝突は衝突検知手段13で検知され、検知された衝突発生スロット19aが情報記憶手段19に記憶される。また、各タイムスロット上のCDGN宣言メッセージはCDGN宣言メッセージ解析手段14で解析され、解析されたCDGN宣言メッセージ19cが情報記憶手段19に記憶される。情報記憶手段19にはまた、使用されていたスロット数19bと、自ノードのDGNに決定したノードのID19dと、CDGNに遷移する優先度19eが記憶される。
また、各タイムスロット上のDGN広告メッセージと、ACKとデータパケットがそれぞれDGN広告メッセージ解析手段15と、ACK解析手段16とデータパケット解析手段17により解析される。解析されたDGN広告メッセージとACKに基づいて、「データパケット送信停止の制御手段」18によりデータパケット送信停止が判断される。「CDGN遷移の判定手段」20は情報記憶手段19に記憶されている衝突発生スロット19aと、「使用されていたスロット数」19bに基づいてCDGNに遷移するかを判定し、また、「CDGNに遷移する優先度」19eを下げる。「DGN遷移の判定手段」21は情報記憶手段19に記憶されているCDGN宣言メッセージ19cに基づいてDGNに遷移するかを判定する。
「DGN広告メッセージの送信制御手段」22は、「DGN遷移の判定手段」21がDGNに遷移すると判定した場合にDGN広告メッセージを生成し、「CDGN宣言メッセージ送信制御手段」23は「CDGN遷移の判定手段」20がCDGNに遷移すると判定した場合にCDGN宣言メッセージを生成する。また、「データパケットの送信制御手段」24は、「データパケット送信停止の制御手段」18がデータパケット送信を停止すると判定した場合にデータパケット送信を停止し、「ACKの送信制御手段」25はデータパケット解析手段18により解析されたデータパケットに基づいてACKの送信を制御する。これら送信制御手段22〜25により生成されたメッセージ等は、無線送信手段26により変調されて無線アンテナ11を経由して送信される。
なお、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブ ル・プロセッサーを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えば、バイオ技術の適用などが可能性としてあり得る。
本発明は、無線通信装置が密集した状態での衝突を防止することができるという効果を有し、無線通信ネットワークの小型の電池式ノード、特に交換するデータの小さい電子タグシステムのほか、他のネットワーク機器に適用することができる。
本発明に係る無線通信方法、無線通信システム及び無線通信装置を示す説明図 本発明に係るタイムスロットの構成を示す説明図 本発明に係る制御用メッセージの構成を示す説明図 本発明に係る無線通信装置が代表ノード候補の場合の第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート 図4のパケット受信処理を詳しく説明するためのフローチャート 本発明に係る無線通信装置が通常ノードの場合の第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート 第1の実施の形態の動作例を示す説明図 第1の実施の形態の動作例を示す説明図 本発明に係る無線通信装置が代表ノード候補の場合の第2の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート 本発明に係る無線通信装置が通常ノードの場合の第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート 第2の実施の形態の動作例を示す説明図 第2の実施の形態の動作例を示す説明図 本発明に係る無線通信装置の第1、第2の実施の形態を示すブロック図 CSMA/CDにより空きタイムスロットを検出して送信する手順を示す説明図
符号の説明
10 無線通信装置(ノード)
11 無線アンテナ
12 無線受信手段
13 衝突検知手段
14 CDGN宣言メッセージ解析手段
15 DGN広告メッセージ解析手段
16 ACK解析手段
17 データパケット解析手段
18 データパケット送信停止の制御手段
19 情報記憶手段
19a 衝突発生スロット
19b 使用されていたスロット数
19c CDGN宣言メッセージ
19d 自ノードのDGNに決定したノードのID
19e CDGNに遷移する優先度
21 DGN遷移の判定手段
22 DGN広告メッセージの送信制御手段
23 CDGN宣言メッセージ送信制御手段
24 データパケットの送信制御手段
25 ACKの送信制御手段
26 無線送信手段

Claims (12)

  1. 一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信方法において、
    前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定するステップと、
    前記代表ノードとして決定された第1の無線通信装置が、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信するステップと、
    前記代表ノードとして決定されなかった第2の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信するステップと、
    前記第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを送信した後に前記データパケットを受信した場合に確認メッセージを送信するステップと、
    前記第2の無線通信装置が、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止するステップとを、
    備えたことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記第1の無線通信装置が、前記確認メッセージを送信した後に、前記データパケットを受信しなかった場合、又は衝突検知タイムスロット数が基準値以下の場合に、次のアクティブ期間における前記代表ノード広告メッセージの送信を停止するステップと、
    前記第2の無線通信装置が、前記データパケットの送信を停止した後に前記代表ノード広告メッセージを受信しなかった場合に、次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を再開するステップとを、
    さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記代表ノードを決定する場合、前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出して、代表ノード候補となることを宣言する代表ノード候補宣言メッセージを次のアクティブ期間に送信し、前記代表ノード候補宣言メッセージを受信及び送信した複数の無線通信装置の各々が、所定の手法に基づいて前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  4. 前記代表ノードとして決定した第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する場合に、次に代表ノード候補となる優先度を下げることを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
  5. 一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定する手段と、
    前記代表ノードとして決定された第1の無線通信装置が、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信する手段と、
    前記代表ノードとして決定されなかった第2の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信する手段と、
    前記第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージを送信した後に前記データパケットを受信した場合に確認メッセージを送信する手段と、
    前記第2の無線通信装置が、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止する手段とを、
    備えたことを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記第1の無線通信装置が、前記確認メッセージを送信した後に、前記データパケットを受信しなかった場合、又は衝突検知タイムスロット数が基準値以下の場合に、次のアクティブ期間における前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する手段と、
    前記第2の無線通信装置が、前記データパケットの送信を停止した後に前記代表ノード広告メッセージを受信しなかった場合に、次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を再開する手段とを、
    さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記代表ノードを決定する場合、前記複数の無線通信装置の各々が、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出して、代表ノード候補となることを宣言する代表ノード候補宣言メッセージを次のアクティブ期間に送信し、前記代表ノード候補宣言メッセージを受信及び送信した複数の無線通信装置の各々が、所定の手法に基づいて前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定することを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信システム。
  8. 前記代表ノードとして決定した第1の無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する場合に、次に代表ノード候補となる優先度を下げることを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 一定周期のスーパーフレーム期間内の任意の期間をアクティブ期間、残りをスリープ期間と定義して前記アクティブ期間を複数のタイムスロットに分割し、複数の無線通信装置の各々が各タイムスロットを使用して時分割で双方向通信を行う無線通信システムにおける前記無線通信装置であって、
    前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出し、前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定する手段と、
    前記代表ノードとして決定された場合、前記代表ノードとなることを広告する代表ノード広告メッセージを送信し、前記代表ノード広告メッセージを送信した後にデータパケットを受信した場合に確認メッセージを送信する手段と、
    前記代表ノードとして決定されなかった場合、前記代表ノード広告メッセージを受信した場合にデータパケットを送信し、前記データパケットを送信した後に前記確認メッセージを受信した場合に次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を停止する手段とを、
    備えた無線通信装置。
  10. 前記確認メッセージを送信した後に、前記データパケットを受信しなかった場合、又は衝突検知タイムスロット数が基準値以下の場合に、次のアクティブ期間における前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する手段と、
    前記データパケットの送信を停止した後に前記代表ノード広告メッセージを受信しなかった場合に、次のアクティブ期間におけるデータパケットの送信を再開する手段とを、
    さらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記代表ノードを決定する場合、前記各タイムスロットにおける通信状態に基づいて複数の無線通信装置が密集した状態を検出して、代表ノード候補となることを宣言する代表ノード候補宣言メッセージを次のアクティブ期間に送信し、前記代表ノード候補宣言メッセージを受信して所定の手法に基づいて前記複数の無線通信装置の1つを代表ノードとして決定することを特徴とする請求項9又は10に記載の無線通信装置。
  12. 前記代表ノードとして決定した無線通信装置が、前記代表ノード広告メッセージの送信を停止する場合に、次に代表ノード候補となる優先度を下げることを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置。
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