JP5084671B2 - 形状推定システム、センタサーバ、形状推定方法、及び、形状推定プログラム - Google Patents

形状推定システム、センタサーバ、形状推定方法、及び、形状推定プログラム Download PDF

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本発明は、センサネットワークにおける各センサの検出結果により、検出対象の周長や大きさなどの形状に関する情報である形状情報を推定する形状推定システム、センタサーバ、形状推定方法、及び、形状推定プログラムに関する。
小型の無線通信機能を備えるセンサ(以下、センサノードとも称する)をさまざまな場所に数多く分散させ、センサネットワークを構成し、さまざまな場所の状態を計測して、計測結果を色々なアプリケーションに使おうという試みが盛んに行われている(例えば、非特許文献1、2)。
そのような状況下において、検出対象物の大きさや、形状の推定、及び推定した情報に基づき検出対象物の種別を判定することが考えられている。例えば、ある領域に進入する車両の大きさや、形状を推定し、推定した情報に基づき、検出対象物の車両の種別を判定することや、有毒ガスを検出することにより、有毒ガスの広がりを推定することなどがある。
このようなセンサネットワークにおいて、センサの位置を予め定めて配備するか、あるいは、配備後にGPS(Global Positioning System)などを用いてセンサが配置された位置が特定できていれば、分散配置された各センサの検出結果により形状推定を行うことができる。
Ian. F. Akyildiz他著、"A survey on sensor networks"、IEEE Communication Magazine、第40号第8集、pp.102−114、2002年8月 Ben. W. Cook他著、"SoC Issues for RF Smart Dust"、Proceedings of the IEEE、第94号第6集、pp.1177−1196、2006年6月
上述したようなセンサネットワークにおいて、個々の決められた位置にセンサを配備する場合、センサ設置時に位置を把握しなければならないという手間が生じる。また、個々のセンサを適当に配備後、センサに付随するGPSなどで、自律的にセンサ位置を特定し、登録する場合、個々のセンサにGPSが必要となるなどの付加コストが発生する。
これに対し、個々のセンサ位置が特定できない状況下における検出対象物の形状推定を行う場合、例えば、個々のセンサにおける検出対象物の検出部分の面積の情報に基づき、全センサの面積の情報から検出対象物の面積(大きさ)を推定する方法が考えられる。
しかしながら、この場合、各センサにおいて検出対象物の検出部分の面積を取得する構成が必要となる。さらに、推定した検出対象物の面積に基づき、検出対象物の形状を推定する場合、検出対象物が長方形であるのか、ドーナツ型のように内周側に空洞が存在する形状なのかなどの形状の概略に関する形状種別情報が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、位置が特定されないセンサの検出対象物の検出有無の情報により、検出対象物の検出部分の面積情報、形状種別情報、形状種別情報に応じた形状判定関数を用いずに、検出対象物の形状情報を推定する形状推定システム、センタサーバ、形状推定方法、及び、形状推定プログラムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおいて、前記複数のセンサのそれぞれは、自装置における検出可能範囲である所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出する検出部と、前記検出部が検出する検出対象物の有無を示す検出結果を前記センタサーバに送信する送信部とを備え、前記センタサーバは、前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報(例えば、実施形態における平均密度a)とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部と、前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部とを備えることを特徴とする形状推定システムである。
また、本発明は、前記センサそれぞれの位置が特定されていないことを特徴とする。
また、本発明は、前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報が、前記センシングエリアの周長又は面積のいずれかであることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数のセンサが、センシングエリアとして異なる面積を検出可能範囲とする複数の種類のセンサからなり、前記センタサーバの前記データ処理部が、前記センサの前記複数の種類ごとに前記検出対象物の前記形状情報の推定値を算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記センタサーバの前記データ処理部が、次式M(i)=a(i)×{S+r(i)×L+πr(i)}(ただし、M(i)は種類i(ただし、1≦i≦前記センサの種類数)の前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、a(i)は前記種類iのセンサの前記設置密度情報、r(i)=Ls(i)÷2π、r(i)=Ss(i)÷π、Ls(i)は前記種類iのセンシングエリアの周長、面積Ss(i)は前記種類iのセンシングエリアの面積、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長)による連立方程式に基づき前記検出対象物の周長Lと、面積Sとの推定値を前記形状情報の推定値として算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記複数のセンサの前記複数の種類が、少なくとも3種類であり、前記センタサーバの前記データ処理部が、次式M(i)=a(i)×{S+r(i)×L+cr(i)}(ただし、M(i)は種類i(ただし、1≦i≦前記センサの種類数)の前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、a(i)は前記種類iのセンサの前記設置密度情報、cは定数、r(i)=Ls(i)÷2π、r(i)=Ss(i)÷π、Ls(i)は前記種類iのセンシングエリアの周長、面積Ss(i)は前記種類iのセンシングエリアの面積、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長)による連立方程式に基づき前記検出対象物の周長Lと、面積Sと、定数cとを前記形状情報の推定値として算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記検出対象物の面積Sが既知である場合、前記センタサーバの前記データ処理部が、次式M=a×{r×L+S+πr}(ただし、Mは前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、aは前記センサの前記設置密度情報、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長、r=Ls÷2π、r=Ss÷π、Lsは前記センシングエリアの周長、面積Ssは前記センシングエリアの面積)に基づき前記検出対象物の周長Lの推定値を前記形状情報の推定値として算出することを特徴とする。
また、本発明は、前記検出対象物の周長Lが既知である場合、前記センタサーバの前記データ処理部は、次式M=a×{r×L+S+πr}(ただし、Mは前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、aは前記センサの前記設置密度情報、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長、r=Ls÷2π、r=Ss÷π、Lsは前記センシングエリアの周長、面積Ssは前記センシングエリアの面積)に基づき前記検出対象物の面積Sの推定値を前記形状情報の推定値として算出することを特徴とする。
また、本発明は、所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出し、検出結果をセンタサーバに送信する複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおけるセンタサーバであって、前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部と、前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部とを備えることを特徴とするセンタサーバである。
また、本発明は、複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおける形状推定方法であって、前記複数のセンサのそれぞれが、自装置における検出可能範囲である所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出する検出過程と、前記検出部が検出する検出対象物の有無を示す検出結果を前記センタサーバに送信する送信過程とを有し、前記センタサーバが、前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶過程と、前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信過程と、前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理過程とを有することを特徴とする形状推定方法である。
また、本発明は、所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出し、検出結果をセンタサーバに送信する複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおけるセンタサーバのコンピュータを、前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部、前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部、前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部として機能させることを特徴とする形状推定プログラムである。
本発明によれば、複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおいて、複数のセンサがそれぞれ、所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出して検出結果をセンタサーバに送信し、センタサーバが、複数のセンサから受信する検出結果に基づき算出する検出対象物を検出した検出センサ数と、複数のセンサの所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの複数のセンサの設置密度情報とに基づき、検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出することとした。
これにより、本発明の形状推定システムは、検出対象物の検出部分の面積を測定する機能を備えるセンサではなく、検出対象物の有無を検出するセンサを適用して検出対象物の形状情報の推定値を算出することができるため、応用、適用先が広がるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態による形状推定システム1を図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態による形状推定システム1の構成を示す概略ブロック図である。形状推定システム1は、センタサーバ装置401、検出対象物の有無を検出するセンサ装置としてのm個のセンサノード装置201−1〜201−mを備え、検出対象物の形状情報を推定する。ここで、形状情報とは、例えば、検出対象物の面積(サイズ)や、検出対象物の外周の長さ、検出対象物の凹凸の数など、検出対象物の形状に関する情報である。以下、形状推定システム1における検出対象物の面積を面積S、外周の長さを周長Lと表す。また、センサノード装置201−1〜201−mは、設置密度aで分散して各々設置位置が特定されずに設置されている。
m個のセンサノード装置201−1〜201−mはそれぞれ、検出対象物の有無を検出するセンサとしての検出部101と、検出結果をセンタサーバ装置401に送信する通信部102と、電源供給を行う電源部103とを備える。検出部101は、所定の面積(以下、面積Ss)のセンシングエリアを検出可能範囲として、このセンシングエリア内に検出対象物の一部でも含まれている場合を検出対象物があることとして検出し、検出対象物の有無を示す情報を検出結果として通信部102を介してセンタサーバ装置401に送信する。以下、m個のセンサノード装置201−1〜201−mの総称として、センサノード装置201とも記載する。
センタサーバ装置401は、通信部301と、データ処理部302と、記憶部303と、入出力部304と、電源部305とを備えるコンピュータ端末である。
通信部301は、センサノード装置201−1〜201−mから送信される検出結果を受信する通信処理を行う。
データ処理部302は、通信部301が受信した検出結果に基づき、検出対象物の形状情報の推定値を算出する検出対象物の形状情報の推定値の算出処理部である。
記憶部303は、データ処理部302において形状情報の推定値の算出処理に用いられる情報(パラメータ)を記憶する。記憶部303が記憶するパラメータとして、センサノード装置201−1〜201−mのセンシングエリアの半径r、周長Ls、面積Ss、センサノード装置201−1〜201−mが設置されている平均密度aなどがあり、推定対象の形状情報に応じてパラメータとして記憶する情報が異なる。
入出力部304は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ボタンやキーなどによりユーザからの情報の入力を受け付ける入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイへの表示を行う出力部とを備える入出力装置である。
電源部305は、センタサーバ装置401の各部を駆動させるための電力を供給する。
次に、センタサーバ装置401のデータ処理部302における形状情報の推定処理の詳細について具体例を示し、図2を参照して説明する。ここでは、検出対象物の代表例として、全ての内角が180度未満の角を有する凸多角形として凸n角形(ただし、nは3以上の整数)の形状情報の推定値の算出方法について説明する。また、センサノード装置201−1〜201−mは、例えば、半径rの円内を検出可能範囲とするセンシングエリアを有するものとする。
図2は、凸n角形の検出対象物と、この検出対象物を検出するセンサノード装置201−1〜201−mが存在する範囲を示す存在可能領域(検出可能領域)Dとを示す図である。同図に示すように、存在可能領域Dの面積s(D)は、検出対象物の面積Sと、検出対象物の各辺l1〜lnに外接するセンシングエリアの半径rを高さとする長方形の面積と、中心角が角度θ1〜θnの扇形の面積とを加算した次式で表せる。
面積s(D)=S+rL+πr(θ1+θ2+・・・+θn)/2π=S+rL+πr{(π−Φ1)+(π−Φ2)+・・・+(π−Φn)}/2π=S+rL+πr…(式1)
ここで、センサノード装置201−1〜201−mを平均密度aで分散させて設置した場合、検出対象物を検出する検出センサ数M(ただし、Mは、0≦M≦mの整数)の期待値E[N]は、次式で表せる。
期待値E[N]=a×s(D)=a(S+rL+πr)…(式2)
上記の(式2)における平均密度a、センシングエリアの半径r、半径rの自乗rは、本実施形態において既知の値である。したがって、(式2)における未知数、すなわち、推定対象の形状情報は、検出対象物の面積Sと、検出対象物の周長Lとの2つの情報となる。センタサーバ装置401において、データ処理部302は、上述の(式2)に基づき推定対象の形状情報を算出する。
以下、このような推定対象の形状情報の算出手順について、凸多角形の検出対象物の周長Lの推定値を算出するパターン、凸多角形の検出対象物の面積Sと周長Lとの双方の推定値を算出するパターン、形状が未知の検出対象物の面積Sと周長Lとの双方の推定値を算出するパターンの3パターンの推定方法について説明する。
<ケース1;凸多角形の検出対象物の周長Lの推定値の算出手順>
ケース1として、センタサーバ装置401のデータ処理部302が、検出対象物の面積Sと凸多角形であることとが既知であり周長Lの推定値のみを算出する場合の処理手順について、図3を用いて説明する。
センタサーバ装置401の入出力部304は、オペレータの操作に応じて、ケース1において既知情報となるセンサノード装置201の平均密度a、センシングエリアの半径r、半径rの自乗r、検出対象物の面積Sをパラメータとして入力を受け付け(ステップS101)、記憶部303に書き込む(ステップS102)。
入出力部304は、オペレータからの操作による検出処理の実行指示の入力を受け付けると、センシング処理の実行要求を通信部301を介してセンサノード装置201に送信する(ステップS103)。センサノード装置201−k(ただし、kは、1からmの整数)において検出部101は、検出対象物の検出処理(センシング)を実行し(ステップS104)、検出結果をセンシング結果J(k)としてセンタサーバ装置401に送信する(ステップS105)。センシング結果J(k)=1は、「検出対象物を検出した」ことを示し、J(k)=0は、「検出対象物を検出しなかった」ことを示す。
センタサーバ装置401において、通信部301がセンサノード装置201からセンシング結果J(k)を受信し(ステップS106)、データ処理部302は、検出対象物を検出した検出センサ数Mを次式に基づき算出する(ステップS107)。
検出センサ数M=J(1)+J(2)+・・・+J(m)…(式3)
データ処理部302は、記憶部303が記憶するパラメータとして、センサノード装置201の平均密度a、センシングエリアの半径r、半径rの自乗r、検出対象物の面積Sを記憶部303から読み出す(ステップS108)。データ処理部302は、読み出したパラメータと、対象物の検出センサ数Mとに基づき、周長Lの推定値を算出する(ステップS109)。
具体的には、データ処理部302は、上述した(式2)を周長Lについて変形し(式3)に基づき算出した検出センサ数Mを期待値E[N]の推定値として用いた式である次式を用いる。
周長L=(M/a)−S−πr…(式4)
データ処理部302は、上記の(式4)に、算出した検出センサ数Mと、記憶部303から読み出したパラメータの値とを代入することにより、周長Lの推定値を算出する。データ処理部302は、算出した周長Lの推定値を形状情報として入出力部304に出力し、入出力部304の出力部が形状情報を出力する(ステップS110)。
なお、上述の処理手順のステップS105において、センサノード装置201は、検出対象物の少なくとも一部がセンシングエリア内に存在すると検出した場合にのみセンシング結果J(k)をセンタサーバ装置401に送信することでもよい。
以上の処理により、予め検出対象物の面積Sが既知の場合、センタサーバ装置401が周長Lの推定値を算出し、出力することができる。また、面積Sと、周長Lの推定値との比率に基づき、検出対象物が細長い形状であるか、円形に近い重心から外周までの距離が外周上の複数の点においてある程度近い形状であるかなどをオペレータが判断することが可能になる。
<ケース2;凸多角形の検出対象物の面積Sと周長Lとの推定値の算出手順>
次に、ケース2として、データ処理部302が、凸多角形であることが既知である検出対象物について、面積Sと周長Lとの双方の推定値を算出する場合の処理手順を図4を用いて説明する。
ケース1と異なる点は、検出対象物の面積Sが未知であり、センサノード装置201−1〜201−mが、第1の面積のセンシングエリアを有する第1の種類のセンサと、第2の面積のセンシングエリアを有する第2の種類のセンサとの2種類のセンサを備えている点である。ケース2において、センサノード装置201−1〜201−mは、いずれも円形のセンシングエリアを有する。また、第i(ただし、i=1、2)の種類のセンサの平均密度a(i)と、センシングエリア半径r(i)は、既知情報である。
ケース1と同様に、センタサーバ装置401の入出力部304は、オペレータの操作に応じて、ケース2において既知情報となるセンサノード装置201の第1の種類のセンサ及び第2の種類のセンサの平均密度a(1)、a(2)、センシングエリアの半径r(1)、r(2)、半径の自乗r(1)、r(2)をパラメータとして入力を受け付け(ステップS201)、記憶部303に書き込む(ステップS202)。
入出力部304は、オペレータからの操作による検出処理の実行指示の入力を受け付けると、センシング処理の実行要求を通信部301を介してセンサノード装置201に送信する(ステップS203)。第iの種類のセンサノード装置201−k(ただし、kは、1からmの整数)において検出部101は、検出対象物の検出処理を実行し(ステップS204)、検出結果をセンシング結果J(i;k)としてセンタサーバ装置401に送信する(ステップS205)。ここで、センシング結果J(i;k)=1は、「検出対象物を検出した」ことを示し、J(i;k)=0は、「検出対象物を検出しなかった」ことを示す。
センタサーバ装置401において、通信部301がセンサノード装置201からセンシング結果J(i;k)を受信し(ステップS206)、データ処理部302は、全ての種類のセンサについて、検出対象物を検出した第iの種類の検出センサ数M(i)を次式に基づき算出する(ステップS207)。
検出センサ数M(i)=J(i;1)+J(i;2)+・・・+J(i;m_i)…(式5)
ここで、m_iは、第i種類のセンサの総数であり、m_1とm_2とを加算した値がセンサ数mである。
データ処理部302は、記憶部303が記憶するパラメータとして、センサノード装置201の平均密度a(1)、a(2)、センシングエリアの半径r(1)、r(2)、半径の自乗r(1)、r(2)を検出対象物の面積Sを記憶部303から読み出す(ステップS208)。データ処理部302は、読み出したパラメータと、算出した対象物の検出センサ数M(i)とに基づき、検出対象物の面積Sの推定値と周長Lの推定値とを算出する(ステップS209)。
具体的には、データ処理部302は、上述した(式2)について、センサの種類ごとの次式を連立方程式として用いる。なお、上述の(式4)と同様に、算出した第iの種類の検出センサ数M(i)を期待値E[N(i)]の推定値として用いる。
検出センサ数M(1)=a(1)×{S+r(1)L+πr(1)}…(式6)
検出センサ数M(2)=a(2)×{S+r(2)L+πr(2)}…(式7)
データ処理部302は、上記の(式6)及び(式7)の2つの式に、算出した検出センサ数M(i)と、記憶部303から読み出したパラメータの値とを代入し、連立方程式として、面積Sの推定値と周長Lの推定値との2つの未知数を算出する。データ処理部302は、算出した面積Sの推定値と周長Lの推定値とを形状情報として入出力部304に出力し、入出力部304の出力部が形状情報を出力する(ステップS210)。
なお、センサノード装置201−1〜201−mの各々が、いずれの種類のセンサであるかの情報は、予め各センサノード装置201−1〜201−mが自センサの種類を示す識別情報として種類「i」を記憶しており、この種類「i」の識別情報を含むセンシング結果をセンタサーバ装置401に送信することでもよい。また、各センサノード装置201−1〜201−mに予め固有の識別情報が付与されており、センタサーバ装置401の記憶部303が、センサノード装置201−1〜201−mの識別情報に対応付けて種類「i」を記憶することでもよい。この場合、センサノード装置201−1〜201−mは、自センサの識別情報を含むセンシング結果をセンタサーバ装置401に送信する。
また、ケース2において、センサノード装置201−1〜201−mのセンサの種類は2種類であることとして説明したが、これに限られず、3種類以上であってもよい。この場合、センサの種類と同数となる連立方程式数が未知数の数よりも多いため、連立方程式の解となる面積Sの推定値と周長Lの推定値とが一意に定まらない場合がある。このような場合には、例えば、算出した値の平均値を面積Sの推定値と周長Lの推定値とすることや、(L,S)空間における各連立方程式で決まる直線までの距離の最小化によって形状情報の推定値を算出する。
<ケース3;形状が未知の検出対象物の面積Sと周長Lとの推定値の算出手順>
次に、ケース3として、データ処理部302が、検出対象物が必ずしも凸多角形ではない検出対象物について、面積Sと周長Lとの双方の推定値を算出する場合の算出方法について説明する。
まず、凸形状ではない検出対象物についての存在可能領域Dの面積s(D)の算出式について説明する。凸形状ではない検出対象物の面積Sと、周長Lとを用いて、存在可能領域Dの面積s(D)の値は、次式の範囲で表せる。
面積s(D)≦S+rL+πr…(式8)
上述の(式8)に基づき、凸形状ではない検出対象物についての存在可能領域Dの面積s(D)をモデル化した次式の近似式を用いることができる。
面積s(D)=S+rL+cr…(式9)
ここで、cは、形状に依存した係数である。具体例として、例えば、正方形のブロックを組み合わせた形状の検出対象物について説明する。この正方形の一辺は、半径rのセンシングエリアの直径2rより大きい辺である。図5は、正方形のブロックを5つ組み合わせた形状の検出対象物の例を示す図である。同図に示すように、検出対象物は、凸部Cv1〜Cv7の7つの凸の内角と、凹部Cc1〜Cc3の3つの凹の内角とを有する。
このように、正方形のブロックを組み合わせた形状の検出対象物における存在可能領域Dの面積Sc(D)は、次式で表せる。
面積Sc(D)=S+rL+(凸の内角の数)×(πr)/4−(凹の内角の数)×r=S+rL+{(凸の内角の数)×(π/4)−(凹の内角の数)}r…(式10)
上記の(式10)を図5に示す対象物に対して適用した場合を次式に示す。
面積Sc(D)=S+rL+{7×(π/4)−3}r=S+rL+(7π/4−3)r…(式11)
上記の(式11)と(式9)とを比較することにより、図5に示す検出対象物の形状に依存した係数cは、次式で表すことができる。
係数c=7π/4−3…(式12)
また、凸多角形とは限らない形状の検出対象物の他の例として、例えば、面積S’、周長L’、検出可能領域D’の物体にn個(ただし、nは0以上の整数)の半径R’(ただし、R’は、センシングエリアの半径rより大)の穴があいた検出対象物が考えられる。ここで、穴があけられていない場合の物体の検出可能領域D’の面積s(D’)は次式で表せる。
面積s(D’)=S’+rL’+c’r…(式13)
この物体に半径R’の穴がn個あいており、面積S、外周を示す周長Lの検出対象物についての検出可能領域Dの面積s(D)を次式で表せる。
面積s(D)=S+rL+(c’−n)πr…(式14)
上述したように、凸多角形とは限らない形状の検出対象物についても、検出可能領域Dの面積s(D)は、検出対象物の面積S、周長L、センシングエリアの半径rに基づく値である。
次に、上述した(式9)を用いて、データ処理部302によって検出対象物が必ずしも凸多角形ではない検出対象物について、面積Sと周長Lとの双方の推定値を算出する方法について説明する。ケース1、ケース2と異なる点は、検出対象物の形状が凸多角形であるか否かが未知であり、センサノード装置201−1〜201−mが、第1の種類のセンサと、第2の種類のセンサとに加えてさらに、第3の面積のセンシングエリアを有する第3の種類のセンサとの3種類のセンサを備えている点である。ケース3において、センサノード装置201−1〜201−mは、いずれも円形のセンシングエリアを有する。また、第i(ただし、i=1、2、3)の種類のセンサの平均密度a(i)と、センシングエリア半径r(i)は、既知情報である。
ケース1、2と同様に、センタサーバ装置401の入出力部304は、オペレータの操作により入力され、ケース2において既知情報となるセンサノード装置201の第1の種類のセンサ及び第2の種類のセンサの平均密度a(1)、a(2)、a(3)、センシングエリアの半径r(1)、r(2)、r(3)、半径の自乗r(1)、r(2)、r(3)をパラメータとして記憶部303に書き込む。
以下、図4のステップS204〜S210と同様に、センタサーバ装置401において、オペレータからの検出処理の実行指示の入力に応じて、通信部301がセンシング処理の実行要求をセンサノード装置201に送信する。第iの種類のセンサノード装置201−kにおいて検出部101は、検出対象物の検出処理を実行し、検出結果をセンシング結果J(i;k)としてセンタサーバ装置401に送信する。
センタサーバ装置401において、通信部301がセンサノード装置201からセンシング結果J(i;k)を受信し、データ処理部302は、全ての種類のセンサについて、検出対象物を検出した第iの種類の検出センサ数M(i)を(式5)に基づき算出する。
データ処理部302は、記憶部303が記憶するパラメータとして、センサノード装置201の平均密度a(1)、a(2)、a(3)、センシングエリアの半径r(1)、r(2)、r(3)、半径の自乗r(1)、r(2)、r(3)を検出対象物の面積Sを記憶部303から読み出す。データ処理部302は、読み出したパラメータと、算出した対象物の検出センサ数M(i)とに基づき、図4のステップS209と同様に、3種類のセンサごとの3つの連立方程式を用いて検出対象物の周長L、面積S、係数cの推定値を算出する。
具体的には、データ処理部302は、算出した第iの種類の検出センサ数M(i)を期待値E[N(i)]の推定値として用いた(式9)に基づく次式の連立方程式により、形状情報の推定値を算出する。
検出センサ数M(1)=a(1)×{S+r(1)L+cr(1)}…(式15)
検出センサ数M(2)=a(2)×{S+r(2)L+cr(2)}…(式16)
検出センサ数M(3)=a(3)×{S+r(3)L+cr(3)}…(式17)
データ処理部302は、上記の(式15)、(式16)、(式17)の3つの式に、算出した検出センサ数M(i)と、記憶部303から読み出したパラメータの値とを代入し、3元の線形連立方程式として、面積S、周長L、係数cの3つの未知数の推定値を算出する。データ処理部302は、算出した面積S、周長L、係数cの推定値を形状情報として入出力部304に出力し、入出力部304の出力部が形状情報を出力する。
また、ケース3において、センサノード装置201−1〜201−mのセンサの種類は3種類であることとして説明したが、これに限られず、4種類以上であってもよい。この場合、センサの種類と同数となる連立方程式数が未知数の数よりも多いため、連立方程式の解となる面積S、周長L、係数cの推定値とが一意に定まらない場合がある。このような場合には、例えば、算出した値の平均値を面積S、周長L、係数cの推定値とすることや、(L,S,c)空間における各連立方程式で決まる直線までの距離の最小化によって形状情報の推定値を算出する。
上述したように、ケース3において、例えば、図5の正方形のブロックの組合せによって表される検出対象物は、上述の(式10)に示す係数cが{(凸の内角の数)×(π/4)−(凹の内角の数)}となる。したがって、データ処理部302が算出した係数cから、凸の内角の数と、凹の内角の数とをオペレータが推測することが可能になる。
なお、上述したケース1〜3のいずれにおいても、センサノード装置201による検出対象物のセンシング処理及びセンタサーバ装置401による形状情報の推定値の算出処理を異なるタイミングで複数回行い、時間ごとにセンタサーバ装置401が推定値を出力することが好ましい。
また、ケース1として、検出対象物の面積Sが既知であり、検出対象物の推定対象の周長Lが未知の値である場合を例に説明したが、これと逆に、検出対象物の周長Lが既知である場合についても同様にして未知の面積Sの推定値を算出することが可能である。
また、任意の凸形状の検出対象物は、凸多角形として近似することができるため、上述のケース1、2において、凸n角形における形状情報の推定値の算出を適用することが可能である。
また、上述したケース1〜3において、センサノード装置201−1〜201−mは、円状の範囲であるセンシングエリアを有する場合を例に説明したが、これに限られず、いずれの形状の範囲をセンシングエリアとするセンサでもよい。この場合、種類iのセンサのセンシングエリアの半径r(i)、センシングエリアの半径の自乗r(i)を次式に置換することで形状情報の推定値を算出する。
半径r(i)=Ls(i)/2π…(式18)
(i)=Ss(i)/π…(式19)
ただし、Ls(i)は、種類iのセンサのセンシングエリアの周長であり、Ss(i)は、種類iのセンサのセンシングエリアの面積である。
なお、(式18)、(式19)は、センシングエリアの形状に依存しない一般式であり、これらをセンシングエリアが半径rの円に適用すると、上述のケース1〜3の各式に一致する。
また、上述したケース2、3において、センサノード装置201−1〜201−mに適用する異なる種類のセンサは、センシングエリアの面積が異なるセンサであれば良いため、例えば半円状の範囲をセンシングエリアとするように検出範囲の一部をマスキングした同一の種類のセンサなどでも適用可能である。
以上、上述したように、データ処理部302は、センサノード装置201−1〜201−mのセンシングエリアの周長Ls、面積Ss、平均密度a、検出対象物を検出したセンサ数Mの情報に基づき、上述の方程式により、推定対象の検出対象物に関する形状情報の推定値を算出することができる。形状推定システム1は、検出対象物の検出部分の面積を測定する機能を備えるセンサではなく、検出対象物の有無を検出するセンサをセンサノード装置201−1〜201−mに適用して検出対象物の形状情報の推定値を算出することができるため、応用、適用先が広がる。また、検出対象物の形状情報を推定する場合の判定関数を用いずに直接検出対象物の周長や面積の推定値を算出することができるため、検出対象物の形状を予め絞り込める場合や、推定値の算出の処理時間が短いような単純な判定関数である場合に限られず、広く応用、適用が可能になる。
なお、上述のセンタサーバ装置401、センサノード装置201−1〜201−mは、内部にコンピュータシステムを有している。そして、センタサーバ装置401の通信部301、データ処理部302、センサノード装置201−1〜201−mの検出部101、通信部102の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、図3、4に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図1に示すセンタサーバ装置401の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、検出対象物の形状情報の推定値を算出する処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による形状推定システム1の全体構成を示すブロック図である。 同実施形態における凸n角形の検出対象物における検出可能領域Dを示す図である。 同実施形態におけるケース1の動作フローを示す図である。 同実施形態におけるケース2の動作フローを示す図である。 同実施形態における正方形の複数のブロックによる凸ではない検出対象物の一例を示す図である。
符号の説明
1 形状推定システム
201−1〜201−m センサノード装置
101 検出部
102 通信部
103 電源部
401 センタサーバ装置
301 通信部
302 データ処理部
303 記憶部
304 入出力部
305 電源部

Claims (11)

  1. 複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおいて、
    前記複数のセンサのそれぞれは、
    自装置における検出可能範囲である所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出する検出部と、
    前記検出部が検出する検出対象物の有無を示す検出結果を前記センタサーバに送信する送信部とを備え、
    前記センタサーバは、
    前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部と、
    前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部と
    を備えることを特徴とする形状推定システム。
  2. 前記センサそれぞれの位置が特定されていないことを特徴とする請求項1記載の形状推定システム。
  3. 前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報は、前記センシングエリアの周長と面積とを含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の形状推定システム。
  4. 前記複数のセンサは、
    センシングエリアとして異なる面積を検出可能範囲とする複数の種類のセンサからなり、
    前記センタサーバの前記データ処理部は、
    前記センサの前記複数の種類ごとに前記検出対象物の前記形状情報の推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の形状推定システム。
  5. 前記センタサーバの前記データ処理部は、
    次式
    M(i)=a(i)×{S+r(i)×L+πr(i)}
    (ただし、M(i)は種類i(ただし、1≦i≦前記センサの種類数)の前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、a(i)は前記種類iのセンサの前記設置密度情報、r(i)=Ls(i)÷2π、r(i)=Ss(i)÷π、Ls(i)は前記種類iのセンシングエリアの周長、面積Ss(i)は前記種類iのセンシングエリアの面積、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長)
    による連立方程式に基づき前記検出対象物の周長Lと、面積Sとの推定値を前記形状情報の推定値として算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の形状推定システム。
  6. 前記複数のセンサの前記複数の種類は、少なくとも3種類であり、
    前記センタサーバの前記データ処理部は、
    次式
    M(i)=a(i)×{S+r(i)×L+cr(i)}
    (ただし、M(i)は種類i(ただし、1≦i≦前記センサの種類数)の前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、a(i)は前記種類iのセンサの前記設置密度情報、cは定数、r(i)=Ls(i)÷2π、r(i)=Ss(i)÷π、Ls(i)は前記種類iのセンシングエリアの周長、面積Ss(i)は前記種類iのセンシングエリアの面積、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長)
    による連立方程式に基づき前記検出対象物の周長Lと、面積Sと、定数cとを前記形状情報の推定値として算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の形状推定システム。
  7. 前記検出対象物の面積Sが既知である場合、
    前記センタサーバの前記データ処理部は、
    次式
    M=a×{r×L+S+πr
    (ただし、Mは前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、aは前記センサの前記設置密度情報、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長、r=Ls÷2π、r=Ss÷π、Lsは前記センシングエリアの周長、面積Ssは前記センシングエリアの面積)
    に基づき前記検出対象物の周長Lの推定値を前記形状情報の推定値として算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の形状推定システム。
  8. 前記検出対象物の周長Lが既知である場合、
    前記センタサーバの前記データ処理部は、
    次式
    M=a×{r×L+S+πr
    (ただし、Mは前記センサのうち前記検出対象物を検出した検出センサ数、aは前記センサの前記設置密度情報、Sは前記検出対象物の面積、Lは前記検出対象物の周長、r=Ls÷2π、r=Ss÷π、Lsは前記センシングエリアの周長、面積Ssは前記センシングエリアの面積)
    に基づき前記検出対象物の面積Sの推定値を前記形状情報の推定値として算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の形状推定システム。
  9. 所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出し、検出結果をセンタサーバに送信する複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおけるセンタサーバであって、
    前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部と、
    前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部と
    を備えることを特徴とするセンタサーバ。
  10. 複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおける形状推定方法であって、
    前記複数のセンサのそれぞれが、
    自装置における検出可能範囲である所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出する検出過程と、
    前記検出部が検出する検出対象物の有無を示す検出結果を前記センタサーバに送信する送信過程とを有し、
    前記センタサーバが、
    前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶過程と、
    前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信過程と、
    前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理過程とを有する
    ことを特徴とする形状推定方法。
  11. 所定のセンシングエリア内における検出対象物の有無を検出し、検出結果をセンタサーバに送信する複数のセンサとセンタサーバとを備える形状推定システムにおけるセンタサーバのコンピュータを、
    前記複数のセンサの前記所定のセンシングエリアに関する情報と、面積あたりの前記複数のセンサの設置密度情報とを含む前記センサの情報を記憶する記憶部、
    前記複数のセンサから送信される前記検出結果を受信する受信部、
    前記受信部が受信する前記検出結果に基づき算出する前記検出対象物を検出した検出センサ数と、前記センサの情報とに基づき、前記検出対象物の形状に関する形状情報の推定値を算出するデータ処理部
    として機能させることを特徴とする形状推定プログラム。
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