JP5082985B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、および、撮像装置の制御プログラム - Google Patents
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Description
上記構成によれば、許容される手ぶれ回転角を、角速度検出装置からの検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出し、算出されたシャッタ速度に基づいて撮像素子を制御して撮像を行うとともに、撮像を行う際に、撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減するか、または、撮像素子によって撮像された画像に対して画像処理を施すことにより手ぶれを軽減する。このため、様々な種類の手ぶれを確実に軽減することが可能となる。
上記構成によれば、算出手段は、撮像素子の縦方向または横方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を、縦方向または横方向の軸周りの対応する角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する。このため、撮像素子の横方向または縦方向の軸周りの手ぶれを確実に軽減することができる。
上記構成によれば、算出手段は、撮像素子の撮像面の法線方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を、法線方向の軸周りの対応する角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する。このため、手ぶれ軽減手段では軽減することが困難な、撮像素子の法線方向の軸周りの手ぶれについても軽減することができる。
上記構成によれば、算出手段は、光学系を制御することにより手ぶれを軽減する手ぶれ軽減手段による軽減範囲を超える手ぶれが生じた場合に、当該超えた部分に基づいてシャッタ速度を算出する。このため、手ぶれ軽減手段による軽減範囲を超える手ぶれが生じた場合に、その程度に応じたシャッタ速度が計算されて、手ぶれが軽減されることから、速度が速い手ぶれや振幅が大きい手ぶれにも対応することができる。
上記構成によれば、環境光が所定の輝度よりも高い場合には、撮像装置またはユーザによって設定されたシャッタ速度に基づいて撮像素子に撮像を行わせ、環境光が所定の輝度よりも低い場合には、算出手段によって算出されたシャッタ速度に基づいて撮像素子に撮像を行わせ、手ぶれ軽減手段が撮像された画像に対して画像処理を施すことにより手ぶれを軽減する。このため、手ぶれ軽減が困難である環境光の輝度が低い状態では、算出手段によって算出されたシャッタ速度に基づいて撮像が行われるので、そのような状態の場合であっても手ぶれを確実に軽減することができる。
上記方法によれば、許容される手ぶれ回転角を、角速度検出装置からの検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出し、算出されたシャッタ速度に基づいて撮像素子を制御して撮像を行うとともに、撮像を行う際に、撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減するか、または、撮像素子によって撮像された画像に対して画像処理を施すことにより手ぶれを軽減する。このため、様々な種類の手ぶれを確実に軽減することが可能となる。
上記プログラムによれば、許容される手ぶれ回転角を、角速度検出装置からの検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出し、算出されたシャッタ速度に基づいて撮像素子を制御して撮像を行うとともに、撮像を行う際に、撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減するか、または、撮像素子によって撮像された画像に対して画像処理を施すことにより手ぶれを軽減する。このため、様々な種類の手ぶれを確実に軽減することが可能となる。
図1は、本実施形態に係る撮像装置10の概略構成を示すブロック図である。撮像装置10(請求項中「撮像装置」に対応)は、撮像素子11(請求項中「撮像素子」に対応)、輝度検知部12、プロセッサ13(請求項中「制御手段」に対応)、格納部14、ユーザ・インタフェース15、手ぶれ防止部30、および、光学手ぶれ軽減部50(請求項中「手ぶれ軽減手段」に対応)を有している。ここで、撮像素子11は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等によって構成され、被写体の光画像を対応する画像信号に変換して出力する。なお、撮像素子11は、図3を参照して後述する撮像部40に内蔵されている。輝度検知部12は、例えば、フォトダイオード等によって構成され、被写体の輝度を検知し、検知した輝度に対応する信号を出力する。プロセッサ13は、格納部14に格納されているプログラム等に基づいて、撮像素子11の感度、焦点距離、絞り、露光時間等を設定し制御する。格納部14は、例えば、半導体メモリによって構成され、プロセッサ13が実行するルーチン、プログラム、オブジェクト・コンポーネント、データ構造等のプロセッサ13が読み取り可能なコードを格納する。ユーザ・インタフェース15は、操作ボタン等および表示部によって構成され、ユーザの操作に応じた情報を生成して出力するとともに、情報を表示する。手ぶれ防止部30は、後述するジャイロセンサによって検出された角速度および許容される回転角に基づいて、シャッタ速度を算出し、プロセッサ13に出力する。光学手ぶれ軽減部50は、手ぶれ防止部30に内蔵されているX軸およびY軸のジャイロセンサの出力に基づいて、図3を参照して後述する撮像部40のレンズ43を図示せぬアクチュエータによって駆動することにより、手ぶれを光学的方法によって軽減する。
ここで、X軸ジャイロセンサ31aは、例えば、振動ジャイロセンサによって構成され、撮像素子11の撮像面の横方向(走査線の方向)に対応するX軸を中心とする角速度を検出して出力する。Y軸ジャイロセンサ31bは、同じく、振動ジャイロセンサによって構成され、撮像素子11の撮像面の縦方向(走査線に直交する方向)に対応するY軸を中心とする角速度を検出して出力する。Z軸ジャイロセンサ31cは、同じく、振動ジャイロセンサによって構成され、撮像素子11の撮像面の法線方向に対応するZ軸を中心とする角速度を検出して出力する。アナログ−デジタル変換部32aは、X軸ジャイロセンサ31aから出力される角速度を示すアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。アナログ−デジタル変換部32bは、Y軸ジャイロセンサ31bから出力される角速度を示すアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。アナログ−デジタル変換部32cは、Z軸ジャイロセンサ31cから出力される角速度を示すアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。プロセッサ33は、格納部34に格納されているプログラムを実行し、アナログ−デジタル変換部32a,32b,32cから出力されるX軸、Y軸、Z軸周りの角速度に基づいて、手ぶれを防止するためのシャッタ速度を算出し、得られたシャッタ速度をプロセッサ13に通知する。格納部34は、例えば、半導体メモリによって構成され、プロセッサ33が実行するルーチン、プログラム、オブジェクト・コンポーネント、データ構造等のプロセッサ33が読み取り可能なコードを格納する。
つぎに、本発明の第1実施形態の動作の概要について説明する。図4は、図3に示す撮像部40がX軸、Y軸、または、Z軸を中心として回転された場合において、撮像素子11の撮像面上における対象点の移動の様子を示す図である。図4(A)は、撮像素子11をY軸を中心として回転させた場合における、撮像面に投影された被写体の任意の点としての対象点の動きを示している。この図に示すように、Y軸を中心として撮像素子11を回転させた場合には、対象点は矢印で示すように、撮像素子11の走査線の方向であるx方向(横方向)に移動する。図4(B)は、撮像素子11をX軸を中心として回転させた場合における、撮像面上における対象点の動きを示している。この図に示すように、X軸を中心として撮像素子11を回転させた場合には、対象点は矢印で示すように、撮像素子11の走査線に直交する方向であるy方向(横方向)に移動する。図4(C)は、撮像素子11をZ軸を中心として回転させた場合における、撮像面上における対象点の動きを示している。この図に示すように、Z軸を中心として撮像素子11を回転させた場合には、対象点は矢印で示すように、撮像素子11の中央付近を中心として回転する方向に移動する。
ところで、Z軸方向のぶれを考えない場合に、撮像素子11の露光開始時における対象点の位置を(x1,y1)とし、露光終了時における対象点の位置を(x2,y2)とした場合、露光開始から終了までの間に対象点はx方向にx2−x1だけ移動し、y方向にy2−y1だけ移動する。このとき、x方向およびy方向の画素サイズをSx,Syとした場合、対象点の移動画素数は、x方向およびy方向のそれぞれに対して(x2−x1)/Sxおよび(y2−y1)/Syとなる。このような対象点の移動画素数が少ない程、手ぶれの小さい画像となる。そこで、本実施の形態では、露光開始から終了までの期間において、対象点のx方向またはy方向への許容できる移動量に対応する撮像素子11のX軸またはY軸の回転角度を求め、当該回転角度をジャイロセンサによって検出された角速度によって除算することにより得られる値に基づいてシャッタ速度を算出することにより、移動点の撮像面上における移動量が許容移動量内に収まるように制御する。より詳細には、本実施の形態では、x方向およびy方向の移動量が同じであると仮定し、対象点のy方向への許容できる移動量に対応する撮像素子11のX軸の回転角α’を後述する式(37)に基づいて求め。そして、当該許容できる回転角α’を、後述する式(38)に示すように、レリーズボタンが全押しされた場合における、X軸ジャイロセンサ31aおよびY軸ジャイロセンサ31bから出力されるX軸周りおよびY軸周りの角速度AngleVel_XおよびAngleVel_Yの平均値によって除算することにより、シャッタ速度SSを求める。このようにして求められたシャッタ速度SSは、プロセッサ13に供給され、プロセッサ13は撮像素子11のシャッタ速度がSSになるように制御する。なお、以上の例では、Z軸周りの回転は考えないようにしたが、Z軸周りについても移動する方向が異なるだけで、原理は同じである。このような制御を行うことにより、撮像面上における対象点の移動量が許容移動量内に収まることから、手ぶれの少ない画像を得ることができる。
なお、本実施の形態では、手ぶれ防止部30による上述のような処理と併せて、光学手ぶれ軽減部50による手ぶれ軽減処理が実行される。このため、これらの2種類の手ぶれに関する処理により、それぞれの特徴を生かした手ぶれの軽減処理が実行されることから、様々な種類の手ぶれに対応することができる。例えば、光学手ぶれ軽減部50は、X軸およびY軸周りの手ぶれは有効に軽減することができるが、Z軸周りについては、軽減を行うことができない。しかし、手ぶれ防止部30は軸方向に拘わらず軽減を行うことができるので、これらの2つの処理部によって、どのような手ぶれも確実に軽減することができる。
つぎに、本発明の実施の形態の詳細な動作について説明する。以下では、本実施形態における手ぶれ防止処理のアルゴリズムについて説明した後、実施の形態の具体的な動作について説明する。
図5は単純なレンズ・モデルに基づき定義された撮像モデルを示す概念図である。理解を容易にするために、焦点面は画像面に平行に設定され、また、レンズは比較的薄く、その光学軸は画像面に垂直であるとする。このとき、レンズはつぎの法則に従って作用するものとする。
Pw=(xw,yw,zw):実世界対象座標における1点の位置
Pc=(xc,yc,zc):撮像装置座標における1点の位置
Pim=(xim,yim):画像面座標における1点の位置
Pfocused=(xfocused,yfocused):焦点面座標における1点の位置
P=(x,y):画素座標における1点の位置
Sx:x方向画素サイズ
Sy:y方向画素サイズ
x0:水平主点
y0:垂直主点
λ:モデル倍率
α:撮像装置のX軸を中心とする回転角
β:撮像装置のY軸を中心とする回転角
γ:撮像装置のZ軸を中心とする回転角
また、関係の第2の構成要素は実世界対象座標から画像面への透視投影である。この透視投影は簡略化ピンホール・カメラ投影モデルに基づいている。
画像における各画素に対する動きベクトルは次のように表すことができる。
さらに、Z軸を中心とする回転量をγ’とし、γ’についても同値と仮定する。その結果、X軸ジャイロセンサ31a、Y軸ジャイロセンサ31b、および、Z軸ジャイロセンサ31cによって検出される角速度をそれぞれAngleVel_X、AngleVel_Y、および、Anglevel_Zとし、α’を用いると、最適なシャッタ速度SSは以下の式(38)によって求められる。
つぎに、プロセッサ33は、ステップS6において取得した撮像情報に含まれているシャッタ速度SSと、前述した処理によって得られた新たなSSとを比較し、より速度が速い方のSSの値を、最終SS値とする。例えば、新たなSSの値が「1/125sec」であり、撮像情報に含まれているシャッタ速度SSの値が「1/60sec」である場合には、「1/125sec」が最終SS値として選択される。
一方、新たなSSの値が「1/125sec」であり、撮像情報に含まれているシャッタ速度SSの値が「1/250sec」である場合には、「1/250sec」が最終SS値として選択される。新たなSS値よりも、撮像情報に含まれているシャッタ速度の方が速い場合には、手ぶれの発生は防止されると考えられるからである。
以上のようにして算出されたシャッタ速度SS値(またはTv値)は、プロセッサ13に供給される。
以上のような撮像処理によって得られた画像データは、データ圧縮処理等が施された後、格納部14に格納される。
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、撮像装置10の構成は、第1実施形態の場合と同様であるが、手ぶれ防止部30の動作が、第1実施形態の場合と異なっている。以下では、異なる部分を中心に説明を行う。
図9は、手ぶれ防止機能の設定を行うための操作がユーザ・インタフェース15に対してなされた場合に実行される処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。すなわち、ステップS31では、プロセッサ13は、ユーザ・インタフェース15の表示部に対して、メニュー画面を表示させる。図10は、このとき、ユーザ・インタフェース15の表示部に表示されるメニュー画面の一例を示している。この例では、画面の最上部にはタイトルとしての「メニュー画面」が表示され、その下にはメッセージとしての「手ぶれ防止機能のオン/オフを設定して下さい。」が表示され、その下には選択項目としての「オン」および「オフ」が表示されている。このようなメニュー画面において、選択項目としての「オン」または「オフ」を選択することにより、手ぶれ防止部30による手ぶれ防止機能をオンまたはオフすることができる。
図10に示すメニュー画面において「オフ」が選択された場合には、ステップS33に進み、プロセッサ13は、手ぶれ防止部30の処理を停止させる。
一方、図10に示すメニュー画面において「オン」が選択された場合には、ステップS34に進み、プロセッサ13は、手ぶれ防止部30を動作させる。
以上の処理により、メニュー画面において、手ぶれ防止機能のオン/オフの設定を行うとともに、角速度閾値Vthおよび角度閾値Athが設定されて格納部34に格納される。
つぎに、本発明の第3実施形態について説明する。図12は、第3実施形態の撮像装置10Aの構成例を示す図である。なお、図12において、図1と対応する部分には対応する符号を付してその説明を省略する。図12の例では、図1の場合と比較して、光学手ぶれ軽減部50が電子手ぶれ軽減部60(請求項中「手ぶれ軽減手段」に対応)に置換されている。その他の構成は、図1の場合と同様である。ここで、電子手ぶれ軽減部60は、撮像素子11によって連続して撮像された複数の画像を、手ぶれの方向に基づいて移動させてソフトウエア的に合成することにより、手ぶれによる画像の劣化が少ないシャープな画像を生成する。
図13は、第3実施形態の動作を説明するための図である。なお、図13において、図6と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図13では、図6と比較して、ステップS11の「光学手ぶれ軽減処理を伴う撮像処理」がステップS70の「撮像処理」に置換され、また、ステップS71の「電子手ぶれ軽減処理」が追加されている。その他の処理は図6の場合と同様である。
つぎに、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態の構成は、図12に示す第3実施形態の場合と同様であるが、手ぶれ防止部30の動作が、第3実施形態とは異なっている。以下では、異なる部分を中心に説明する。
図14は、第4実施形態の動作を説明するための図である。この図に示すフローチャートは、レリーズボタンが半押しにされた場合に実行される。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。すなわち、ステップS91では、プロセッサ13は、輝度検知部12の出力を参照し、環境光の輝度Bを測定する。
ステップS92では、プロセッサ13は、ステップS92において測定した環境光の輝度Bと閾値Bthとを比較し、B<Bthが成立するか否かを判定し、成立する場合にはステップS93に進み、それ以外の場合にはステップS94に進む。例えば、環境光の輝度Bが、輝度の閾値Bthよりも小さい場合にはYesと判定されてステップS93に進む。なお、輝度の閾値Bthは、例えば、光学系の焦点距離がFである場合に、ステップS3のAE処理によって求まるシャッタ速度が1/F以上となる輝度をBthとすることができる。例えば、Fが50mmである場合には、ステップS3のAE処理によって求まるシャッタ速度SSが1/50秒となる輝度BをBthとすることができる。なお、これ以外の求め方でもよい。
なお、ステップS92においてNoと判定された場合には、電子手ぶれ軽減部60を動作させるとともに、手ぶれ防止部30の動作を停止し、図13のステップS3の処理に移行するようにしてもよい。その場合には、ステップS9およびステップS10の処理は実行されず、ステップS3のAE処理で決定されたシャッタ速度SSに応じて複数の画像が撮像され、撮像された複数の画像は、電子手ぶれ軽減部60によって位置調整が施された後に合成され、画質の劣化の少ないシャープな画像を得る
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、3つのジャイロセンサを設け、これらによって検出されたX軸、Y軸、および、Z軸周りの角速度に基づいて、シャッタ速度SSを求めるようにしたが、Z軸ジャイロセンサ31cを設けるとともに、X軸またはY軸のいずれかのジャイロセンサのみを設け、これらのジャイロセンサの出力に応じてシャッタ速度を求めるようにしてもよい。例えば、Z軸とX軸ジャイロセンサのみを設ける場合には、以下の式(43)を式(38)の代わりに用いることで、シャッタ速度SSを算出することができる。なお、同様に、式(40)および式(41)の場合には、設けられているジャイロセンサ以外の項目を分母から除外するとともに、平均値を求めるための「3」を「2」に置換するようにすればよい。
Claims (6)
- 撮像素子と、前記撮像素子の軸周りの角速度を検出する角速度検出装置と、を有する撮像装置において、
前記撮像素子によって画像を撮像する際に、前記角速度検出装置から出力される検出信号の入力を受ける入力手段と、
前記撮像素子の撮像時において前記軸周りに許容される手ぶれ回転角を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記許容される手ぶれ回転角を、前記入力手段を介して入力された前記検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出されたシャッタ速度に基づいて前記撮像素子を制御して撮像を行う制御手段と、
前記制御手段によって撮像を行う際に前記撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減する手ぶれ軽減手段と、を有し、
前記算出手段は、
前記角速度検出装置により検出された角速度が、前記手ぶれ軽減手段が前記光学系を制御する上で対応可能な最大の角速度により規定される閾値を越えた場合に、前記決定手段によって決定された前記許容される手ぶれ回転角を、検出された角速度と前記閾値との差分で除算した値に基づいてシャッタ速度を算出する
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
前記角速度検出装置は、前記撮像素子の縦方向または横方向の軸周りの角速度を検出し、
前記決定手段は、前記縦方向または横方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を決定し、
前記算出手段は、前記縦方向または横方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を、前記縦方向または横方向の軸周りの対応する角速度で除算して、得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または2記載の撮像装置において、
前記角速度検出装置は、前記撮像素子の撮像面の法線方向の軸周りの角速度を検出し、
前記決定手段は、前記法線方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を決定し、
前記算出手段は、前記法線方向の軸周りに許容される手ぶれ回転角を、前記法線方向の軸周りの対応する角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項記載の撮像装置において、
前記手ぶれ軽減手段は、撮像された画像に対して画像処理を施すことにより手ぶれを軽減し、
前記制御手段は、環境光が所定の輝度よりも高い場合には、前記撮像装置またはユーザによって設定されたシャッタ速度に基づいて前記撮像素子に撮像を行わせ、環境光が所定の輝度よりも低い場合には、前記算出手段によって算出されたシャッタ速度に基づいて前記撮像素子に撮像を行わせる、
ことを特徴とする撮像装置。 - 撮像素子と、前記撮像素子の軸周りの角速度を検出する角速度検出装置と、を有する撮像装置の制御方法において、
前記撮像素子によって画像を撮像する際に、前記角速度検出装置から出力される検出信号の入力を受ける入力ステップと、
前記撮像素子の撮像時において前記軸周りに許容される手ぶれ回転角を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記許容される手ぶれ回転角を、前記入力ステップにおいて入力された前記検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにおいて算出されたシャッタ速度によって撮像素子により撮像を行う制御を行う制御ステップと、
前記撮像素子によって撮像を行う際に撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減する手ぶれ軽減ステップと、を有し、
前記算出ステップでは、前記角速度検出装置により検出された角速度が、前記手ぶれ軽減ステップにて前記光学系を制御する上で対応可能な最大の角速度により規定される閾値を越えた場合に、前記決定ステップにおいて決定された前記許容される手ぶれ回転角を、検出された角速度と前記閾値との差分で除算した値に基づいてシャッタ速度を算出する
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 撮像素子と、前記撮像素子の軸周りの角速度を検出する角速度検出装置と、を有する撮像装置の制御プログラムにおいて、
前記撮像素子によって画像を撮像する際に、前記角速度検出装置から出力される検出信号の入力を受ける入力手段、
前記撮像素子の撮像時において前記軸周りに許容される手ぶれ回転角を決定する決定手段、
前記決定手段によって決定された前記許容される手ぶれ回転角を、前記入力手段を介して入力された前記検出信号によって求められる角速度で除算して得られる値に基づいてシャッタ速度を算出する算出手段、
前記算出手段によって算出されたシャッタ速度によって撮像素子により撮像を行う制御を行う制御手段、
前記撮像素子によって撮像を行う際に撮像素子が有する光学系を制御することにより手ぶれを軽減する手ぶれ軽減手段、
としてコンピュータを機能させると共に、
前記算出手段に、前記角速度検出装置により検出された角速度が、前記手ぶれ軽減手段が前記光学系を制御する上で対応可能な最大の角速度により規定される閾値を越えた場合に、前記決定手段によって決定された前記許容される手ぶれ回転角を、検出された角速度と前記閾値との差分で除算した値に基づいてシャッタ速度を算出させる
ことを特徴とする手ぶれ防止プログラム。
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