JP5075486B2 - 日常形式問合せ処理システムと方法、およびプログラム - Google Patents

日常形式問合せ処理システムと方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の自然言語による問合せを入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行うための技術に関するものである。
日常形式問合せ処理システムは、日常表現の自然言語による問合せ文を入力し、この問合せ文を、各種の機能処理を行う計算機システムに適した形式言語に置き換えて問合せを行うシステムである。すなわち、各種の機能処理を行う計算機システムに対して、日常表現の日本語文などの自然言語による問合せ文が入力されると、この問合せ文から情報抽出を行い、抽出した情報を元に、問合せ先の機能処理計算機システムの決められた問合せデータ形式に変換して問合せを行う。
この場合、機能処理計算機システム毎に、日本語文などの自然言語の要求形態を、予めパターン化しデータ化しておき、入力した文とのパターン比較を行うことで、合致する情報を抽出する。また、パターン化において個々のパターンの関係をデータ化しておくことにより、実際に入力された文からの合致する情報抽出時に、パターンの関係付けの情報も得られる。そして、このように抽出された合致する情報とパターンの関係付けの情報を元に、個々のシステム専用の問合せデータ形式への置き換えを行い、機能処理計算機システムに問合せを行う方法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−44508
しかしながら、上記のような従来の日常形式問合せ処理システムとその方法においては、単独機能処理計算機システムの単独機能を対象とした問合せを処理する形態であるため、複数の単独機能処理計算機システムの機能や複数機能処理計算機システムの個々の機能といった複数の機能を対象とした問合せを処理する方法は従来存在していない。その結果、個々の機能毎に上記のような日常形式問合せ処理システムを作成する必要があり、システムの多様化に対応できないという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、多様な計算機システムや多様な機能処理に対する多様な問合せを適切に処理可能な、汎用型の日常形式問合せ処理システムと方法、およびプログラムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、問合せ先を示す表現と、問合せの実行に必要な問合せ情報を予め関連付けると共に、問合せ先毎に、当該問合せ先で取り扱うデータ形式に変換するための変換ルールを予め用意することにより、問合せ文から抽出した問合せ情報から問合せ先を確定して、問合せ情報を問合せ先の個々のシステムに応じたデータ形式の情報に変換し、問合せを実行できるようにしたものである。
本発明の日常形式問合せ処理システムは、複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の自然言語による問合せを入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行う日常形式問合せ処理システムにおいて、キー概念辞書、問合せ先変換辞書、連携情報変換ルール辞書、問合せ入力手段、問合せ情報抽出手段、問合せ先確定手段、連携情報変換手段、連携問合せ手段を有することを特徴としている。
ここで、キー概念辞書は、予め想定した問合せ文から検索キーとして使用する表現を抽出して、数値を含む場合には種類と範囲を示す表現とともに抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示すキー概念を含む階層によって、問合せ先を示す表現を含めて概念的に階層データ化した電子化辞書である。問合せ先変換辞書は、問合せ先を示す表現と、この問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報を関連付けた電子化辞書である。連携情報変換ルール辞書は、問合せ先毎に、問合せ情報を当該問合せ先で取り扱い可能なデータ形式の連携情報に変換するための変換ルールを、問合せ先情報に関連付けて予め定義した電子化辞書である。
問合せ入力手段は、日常表現の自然言語による問合せ文を入力する手段である。問合せ情報抽出手段は、入力した問合せ文の形態素処理の後、前記キー概念辞書を用いて問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する手段である。問合せ先確定手段は、問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、前記問合せ先変換辞書を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する手段である。
連携情報変換手段は、問合せ先情報を用いて、前記連携情報変換ルール辞書から該当する問合せ先の変換ルールを選択し、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報から前記キー概念に対応する目的の数値又は表現を抽出した上で、当該変換ルールに基づいて当該抽出した数値又は表現を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する手段である。連携問合せ手段は、連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する手段である。
本発明における日常形式問合せ処理方法および日常形式問合せ処理プログラムは、上記のシステムの特徴を、方法およびコンピュータプログラムの観点からそれぞれ把握したものである。
なお、本発明において、「問合せ先システム」は、問合せ先として問合せを受け付け、受け付けた問合せに対して何らかの機能処理を行う各種のシステムを意味しており、ハードウェア単位としての計算機システムに限らず、単体の計算機システム内で実現される個々の機能処理システム、あるいは、複数の計算機システムにより実現される分散型の機能処理システム、などを含む広い概念である。また、本発明の日常形式問合せ処理システムと同一の計算機システム内で実現される機能処理システムもまた、問合せ先システムとなりうる。
本発明によれば、多様な計算機システムや多様な機能処理に対する多様な問合せを適切に処理可能な、汎用型の日常形式問合せ処理システムと方法、およびプログラムを提供することができる。
以下には、本発明を日常表現の日本語の問合せ文に適用した日常形式問合せ処理システムの複数の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の日常形式問合せ処理システム100は、問合せ先システム群101を構成する複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の日本語の問合せ文を入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行うシステムであり、複数種類の電子化辞書111〜113、問合せ入出力部120、および、問合せ処理部130を有する。この日常形式問合せ処理システム100の各部の詳細は次の通りである。
電子化辞書111〜113は、キー概念辞書111、問合せ先変換辞書112、および問合せ先別連系情報変換ルール辞書群113である。キー概念辞書111は、予め想定した日常表現の日本語の問合せ文から、検索キーとして使用する表現を抽出して、問合せ先を示す表現を含めて概念的に階層データ化した電子化辞書である。問合せ先変換辞書112は、問合せ先を示す表現と、この問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報を関連付けた電子化辞書である。
問合せ先別連携情報変換ルール辞書群113は、個々の問合せ先システム101A,101B,…、に応じた個別の連携情報変換ルール辞書113A,113B,…、から構成されており、個々の連携情報変換ルール辞書113A,113B,…、は、問合せ先システム毎に、問合せ情報を当該問合せ先で取り扱い可能なデータ形式の連携情報に変換するための変換ルールを、問合せ先情報に関連付けて予め定義した電子化辞書である。
この場合、「変換ルール」は、大別して、「データ抽出ルール」と「関係指定ルール」という2種類のルールから構成されている。ここで、「データ抽出ルール」は、問合せ情報から目標となる数値や表現を取り出して、特定のフォーマットに変換する方法を指定するルールである。また、「関係指定ルール」は、問合せ情報から抽出した数値や表現の関係を特定の視点に基づいてまとめる方法を指定するルールである。
なお、これらの電子化辞書111〜113は、具体的には、コンピュータの有するメモリや補助記憶装置の複数の記憶領域と各記憶領域にそれぞれ記憶された個別の電子化辞書データの組合せにより実現される。
問合せ入出力部120は、問合せに関する入力および出力を行う部分であり、日常表現の自然言語による問合せ文を入力する問合せ入力部121を有する。この問合せ入出力部120は、基本的には、操作者の入力操作に応じた信号をコンピュータに入力するマウスやキーボード等の入力装置と、それらの入力装置で入力されたデータ、およびシステム内で処理された処理結果を操作者に対して表示または出力するディスプレイ、プリンタ等の出力装置から構成される。問合せ入出力部120を実現する構成要素の一部が、このような基本的な装置構成に加えて、入力支援用の画面表示を行うためのプログラムと、そのプログラムによって制御されるCPU、等の組合せにより実現される場合もある。
問合せ処理部130は、入力した問合せ文を処理する部分であり、問合せ情報抽出部131、問合せ先確定部132、連携情報変換部133、連携問合せ部134を有する。問合せ情報抽出部131は、キー概念辞書111を用いて、入力した問合せ文から問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する機能を有する。問合せ先確定部132は、問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、問合せ先変換辞書112を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する機能を有する。
連携情報変換部133は、問合せ先情報を用いて、連携情報変換ルール辞書群113から該当する問合せ先の連携情報変換ルール辞書を選択し、当該連携情報変換ルール辞書に基づいて、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する機能を有する。連携問合せ部134は、連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する機能を有する。
なお、このような問合せ処理部130は、コンピュータのメインメモリとそれに記憶された日常形式問合せ処理用として特化されたプログラム、そのプログラムによって制御されるCPU、等の組合せにより実現可能である。
[処理手順]
図2は、以上のような構成を有する第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システム100による基本的な動作の概略を示すフローチャートである。以下には、この図2を参照しながら、本実施形態における日常形式問合せ処理手順の流れについて説明する。
図2に示すように、日常形式問合せ処理システム100はまず、問合せ入力部121による問合せ入力処理(S210)として、任意の機能処理を行う機能処理計算機システムまたは計算機システム上の特定の機能処理システムに対して、情報取得のための問合せや情報を操作するための問合せに関する情報を、日常表現の日本語の問合せ文で入力する。このような入力は、一般的に、問合せ入出力部120を構成する入力装置に対するユーザによる入力操作に応じて行われる。問合せ入力部121は、入力した問合せ文を、問合せ処理部130の問合せ情報抽出部131に渡す。
日常形式問合せ処理システム100は次に、問合せ情報抽出部131による問合せ情報抽出処理(S220)として、キー概念辞書111を用いて、入力した問合せ文から問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する。
すなわち、問合せ情報抽出部131は、この問合せ情報抽出処理(S220)においてまず、日本語の問合せ文に対して形態素処理を行い、単語単位に分解する。この形態素処理は、日本語の機械翻訳システムなどで既に実現された周知の技術である。問合せ情報抽出部131は次に、分解した単語毎に、キー概念辞書111に収納された表層表現との整合を行い、該当する表層表現を抽出して問合せ情報とする。問合せ情報抽出部131は、抽出した問合せ情報を、問合せ先確定部132に渡す。
ここで、予め用意するキー概念辞書111は、想定した日本語の問合せ文例を元に、日本語の表現を抽出し、概念的に階層データ化して構築する。図3は、このような日本語の表現を概念的に階層データ化したキー概念辞書111の一例を示す図である。この図3に示すキー概念辞書例は、日本語の問合せ文として、「今年の仕入れ値の10万円以下の物は何?」、「去年度の仕入れ値の1000円以上は売る」、などの仕入れ業務に関連した問合せ文を想定した場合の一例を示している。
この図3においては、最下層から上層に向かって、「表層表現」、「キー概念」、「概念クラス」、「グループ」という4階層の階層構造データが構成されている。最下層の「表層表現」は、日本語の問合せ文例中に実際に現れる最も具体的な表現を登録したものであり、「仕入れ値**以下」(**は文字列)などの正規表現を利用することで、複数の表現を一括的に設定する。「キー概念」は、同一の意味を持つ「表層表現」の集合を表現する上位概念である。「概念クラス」は、関連する「キー概念」の集合を表現する上位概念である。「グループ」は、関連する「概念クラス」の集合を表現する上位概念である。
日常形式問合せ処理システム100は次に、問合せ先確定部132による問合せ先確定処理(S230)として、問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、問合せ先変換辞書112を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する。
すなわち、問合せ先確定部132は、この問合せ先確定処理(S230)においてまず、受取った問合せ情報から、グループが「問合せ先」(図3の例の場合)になっている単語の情報を選択する。次に、選択した単語の情報に該当する問合せ先を問合せ先変換辞書112から検出し、当該問合せ先に関連付けられている問合せ先情報を取り出し、問合せ情報と組合せて連携情報変換部133に渡す。
ここで、予め用意する問合せ先変換辞書112は、問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報と問合せ情報との連携を定義して構築する。図4は、このような問合せ先変換辞書112の一例を示す図である。この例では、図3に示すキー概念辞書111の「グループ」の情報が「問合せ先」として定義された「予算管理」、「外貨預金」などの「概念クラス」を、データ検索キーとして、このキーに実際の問合せ実行を行うための実行情報を問合せ先情報として関連付けている。
問合せ先情報には、機能処理計算機システムの所在を特定する情報や、計算機システム上の特定の機能処理システムを起動実行するためのプログラム情報を記載する。この図4の例において、概念クラス「予算管理」には、問合せ先情報として「AAA計算機/予算管理支援プログラム」が定義されている。また、概念クラス「外貨預金」には、問合せ先情報としてインターネット上のURLが定義されている。
日常形式問合せ処理システム100は次に、連携情報変換部133による連携情報変換処理(S240)として、問合せ先情報を用いて、連携情報変換ルール辞書群113から該当する問合せ先の連携情報変換ルール辞書を選択し、当該連携情報変換ルール辞書に記述された変換ルールに基づいて、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する。
この連携情報変換処理(S240)における変換の手順は次の通りである。まず、受取った問合せ情報の各キー概念に対応する表現に対して、データ抽出ルールを順次適用して、目的とする数値や表現を抽出する。そして、各キー概念から目的とする数値や表現が抽出された段階で、関係指定ルールを適用して、抽出した数値や表現のグループ化を行い、関連する問合せ情報にまとめ上げたものを、当該問合せ先に対する連携情報とし、問合せ先情報と組合せて連携問合せ部134に渡す。
ここで、予め用意する問合せ先別の連携情報変換ルール辞書113A,113B,…、に記述された変換ルールは、前述したように、データ抽出ルールと関係指定ルールの2種類のルールで構成されている。図5は、このようなデータ抽出ルールと関係指定ルールからなる変換ルールの一例を示す図である。
前述したように、データ抽出ルールは、問合せ情報から目標となる数値や表現を取り出して、特定のフォーマットに変換する方法を指定するルールであるが、この図5の例では、「年度」の部分を抽出し、「西暦」として出力するルールが示されている。また、関係指定ルールは、問合せ情報から抽出した数値や表現を特定の視点に基づいてまとめる方法を指定するルールであるが、この図5の例では、「ユニット出力上限」および「ユニット出力下限」が、「ユニット出力」の要素に含まれることを示している。
日常形式問合せ処理システム100は最後に、連携問合せ部134による連携問合せ処理(S240)として、連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する。すなわち、この連携問合せ処理(S240)において、連携問合せ部134は、一般的には、受取った問合せ先情報と連携情報を元に、問合せ先情報により定義される所定の位置に向けて連携情報をファイルとして出力し、問合せ先システムの機能処理を起動する。これにより、日常形式の問合せが、元の問合せ文に応じた問合せ先システムに送られ、個々のシステムに適合したデータ形式での問合せが実現される。
[効果]
以上のような第1の実施形態によれば、日常表現の問合せ文の内容から、問合せ先の計算機システムや個別の機能処理を確定することができ、また、問合せ情報を、確定した問合せ先に応じたデータ形式に変換して問合せを実行できる。したがって、多様な計算機システムや多様な機能処理に対する多様な問合せを適切に処理可能な汎用型の日常形式問合せ処理システムと方法を実現できる。
[第2の実施形態]
[構成]
図6は、本発明を適用した第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図である。この図6に示すように、本実施形態の日常形式問合せ処理システム100は、図1に示した第1の実施形態に係るシステムの構成に、問合せ情報検査辞書114、問合せ情報検査部135、および入力ガイド出力部122を追加したものである。なお、他の部分の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
ここで、問合せ情報検査辞書114は、問合せ先毎に、当該問合せ先の機能処理に必要な情報を示す表現を、問合せ先情報に関連付けて予め定義した電子化辞書である。問合せ情報検査部135は、問合せ処理部130に追加された構成要素であり、問合せ情報検査辞書114を用いて、問合せ先確定部132で得られた問合せ先情報と組合された問合せ情報が、問合せ先の機能処理に必要な情報を含むか否かを確認して不足情報を抽出する機能を有する。入力ガイド出力部122は、問合せ入出力部120に追加された構成要素であり、問合せ情報検査部135で抽出された不足情報に基づいて、問合せ先の機能処理に必要な情報の入力操作を支援するガイドメッセージを出力する機能を有する。
[処理手順]
図7は、以上のような構成を有する第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システム100による基本的な動作の概略を示すフローチャートである。この図7において、図2に示す処理と同一の処理(S210〜S250)には同一符号を付している。以下には、この図7を参照しながら、本実施形態における日常形式問合せ処理手順の流れについて説明する。
図7に示すように、本実施形態の日常形式問合せ処理システム100が、問合せ入力部121による問合せ入力処理(S210)、問合せ情報抽出部131による問合せ情報抽出処理(S220)、および問合せ先確定部132による問合せ先確定処理(S230)を順次行う点は、第1の実施形態に係るシステムの処理手順と同様である。
本実施形態においては、この問合せ先確定部132による問合せ先確定処理(S230)に続いて、問合せ情報検査部135による問合せ情報検査処理(S710)および入力ガイド出力部122による入力ガイド出力処理(S720)を行う点で、第1の実施形態に係るシステムの処理手順と異なる。
本実施形態の問合せ先確定処理(S230)において、問合せ先確定部132は、問合せ情報と問合せ先情報の組合せを連携情報変換部133に渡す代わりに、問合せ情報検査部135に渡す。そして、このように問合せ情報と問合せ先情報を受取った問合せ情報検査部135は、問合せ情報検査処理(S710)として、問合せ情報検査辞書114を用いて、当該問合せ情報が問合せ先の機能処理に必要な情報を含むか否かを確認して不足情報を抽出する。
この問合せ情報検査処理(S710)において、問合せ情報検査部135はまず、問合せ先情報を元に、当該問合せ情報と、問合せ情報検査辞書114の当該問合せ先情報に関連付けられた表現との整合を確認することで、当該問合せ情報に問合せ先毎に必要とされる情報が設定されているか否かを検査する(S711)。そして、必要とされる情報が不足している場合、すなわち、不足情報がある場合は、当該不足情報を問合せ情報検査辞書114から取得し、当該不足情報を示す表現を入力ガイド出力部122へ渡す(S712のYES)。
図8は、予め用意する問合せ情報検査辞書114として、第1の実施形態について説明した図3に示すキー概念辞書111および図4に示す問合せ先変換辞書112に対応させた問合せ情報検査辞書114の一例を示す図である。この図8に示す問合せ情報検査辞書114においては、問合せ情報を示す表現を検索キーとして、問合せ先の機能処理に必要な情報をグループと概念クラスのセットで定義している。
このような問合せ情報検査辞書114に、個々の問合せ先で必要とする問合せ情報を問合せ先毎に全て設定しておくことにより、問合せ情報に問合せ先の機能処理に必要な情報が全て含まれているか否かを整合確認可能である。
入力ガイド出力部122は、入力ガイド出力処理(S720)として、受取った問合せ情報の不足情報、すなわち、図8の例では、不足情報を示すグループと概念クラスのセットを元に、日本語の問合せ文に不足する情報の入力操作を支援するためのガイドメッセージを出力する。
図9は、図8に示す問合せ情報検査辞書114に対応させたガイドメッセージの作成例を示す図である。図9に示すように、入力ガイド出力122は、ガイドメッセージのテンプレートとして「“aa”にかかわる“bb”を入力して下さい」(aa,bbは可変部分を示す)を持ち、メッセージを編集する。編集においては、テンプレートの最初の設定欄“aa”に受け渡されたグループを設定し、次の設定欄“bb”に概念クラスを設定する。
この図9の例では、最初の設定欄“aa”にグループ「コスト」を設定し、次の設定欄“bb”に概念クラス「仕入れ値」を設定して、ガイドメッセージ「“コスト”にかかわる“仕入れ値”を入力して下さい」が作成されている。ユーザは、このように出力されるガイドメッセージから、不足している情報が何であるかを容易に認識できるため、問合せ入力部121を通じて、より内容の充実した問合せ文を入力することができる。
そして、このような入力ガイド出力処理(S720)を行った後、不足情報がなくならない限り(S712のYES)、問合せ入力処理(S210)、問合せ情報抽出処理(S220)、問合せ先確定処理(S230)、および問合せ情報検査処理(S710)を繰り返す。不足情報がなくなった時点(S712のNO)で、問合せ情報検査部135は、連携情報変換部133に当該問合せ情報と問合せ先情報の組合せを渡す。したがって、最終的に、連携問合せ部134により連携問合せ処理(S250)を行う時点では、問合せ情報は、問合せに必要な情報を全て含む十分な内容となっている。
[効果]
以上のような第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、本実施形態においては、問合せ文に不足する情報をユーザに対して明確に示すことで、問合せ文の入力操作を積極的に支援できる。したがって、曖昧な内容の問合せ文で問合せしているユーザや、どのような内容で問合せを行えばいいかわからないユーザにおいても、不足する情報を容易に認識でき、次の問合せにおける入力操作では、内容の充実した的確な問合せを行うことが可能となる。
[第3の実施形態]
[構成]
図10は、本発明を適用した第3の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図である。この図10に示すように、本実施形態の日常形式問合せ処理システム100は、図6に示した第2の実施形態に係るシステムの構成に、問合せ情報履歴データ記憶部140、履歴検索入出力部150、履歴データ処理部160を追加したものである。なお、他の部分の構成は、第2の実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
問合せ情報履歴データ記憶部140は、問合せ情報の履歴データを保存する記憶部である。履歴検索入出力部150は、履歴データに関する入力および出力を行う部分であり、過去の問合せ文を検索するための、検索用の問合せ文を入力する履歴検索入力部151と、検索結果データの問合せ文を一覧表示形式で表示する問合せ履歴データ出力部152を有する。
履歴データ処理部160は、履歴データおよびそれに対する検索用の入力を処理する部分であり、問合せ情報履歴データ作成部161、検索入力解析部162、および履歴データ検索部163を有する。
問合せ情報履歴データ作成部161は、連携問合せ部134による連携情報の処理時に、当該連携情報に対応する元の問合せ文を、その分解結果である単語の集合と組合せて履歴データを作成する機能を有する。検索入力解析部162は、検索用の問合せ文を単語単位に分解して検索用の単語集合を作成する機能を有する。履歴データ検索部163は、検索用の単語毎に、問合せ情報履歴データ記憶部140に保存された過去の問合せ文の単語との比較を行い、合致する単語の多い順に問合せ文を並べて、過去の問合せ文の検索結果データを作成する機能を有する。
[処理手順]
図11は、以上のような構成を有する第3の実施形態に係る日常形式問合せ処理システム100による基本的な動作の概略を示すフローチャートである。この図11において、図7に示す処理と同一の処理(S210〜S250、S710,S720)については、定義済処理として簡略に示し、同一符号を付している。以下には、この図11を参照しながら、本実施形態における日常形式問合せ処理手順の流れについて説明する。
本実施形態においては、連携問合せ部134による連携問合せ処理(S250)時に、問合せ情報履歴データ作成部161による問合せ情報履歴データ作成処理(S1110)を行う点、および、問合せ入力部121による問合せ入力処理(S210)に先立って、履歴検索入出力部150および履歴データ処理部160により、問合せ情報履歴データ記憶部140に保存された問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行う点で、第2の実施形態に係るシステムの処理手順と異なる。
第2の実施形態について説明したように、連携問合せ部134による連携問合せ処理(S250)時点では、問合せ情報は、問合せに必要な情報を全て含む十分な内容となっている。本実施形態では、この連携問合せ処理(S250)時点において、連携問合せ部134から、問合せ情報履歴データ作成部161に履歴データ作成の指示を行う。
この場合に、問合せ情報履歴データ作成部161は、問合せ情報履歴データ作成処理(S1110)として、まず、問合せ入力部121から日本語の問合せ文を受け取り、この問合せ文に対して形態素処理を行い、単語単位に分解する。そして、分解した単語と元の問合せ文を組にして1件の履歴データとし、問合せ情報履歴データ記憶部140にこの履歴データを保存し、蓄積する。
一方、問合せ入力部121による問合せ入力処理(S210)に先立って、履歴検索入力部151は、履歴検索入力処理(S1120)として、過去の問合せ文を検索するための、検索用の曖昧な問合せ文を入力し、入力した曖昧な問合せ文を検索入力解析部162に渡す。検索入力解析部162は、検索入力解析処理(S1130)として、受取った曖昧な問合せ文の形態素処理を行い、単語単位に分解して、検索用の単語集合を作成し、この単語集合を、履歴データ検索部163に渡す。
履歴データ検索部163は、履歴データ検索処理(S1140)として、問合せ情報履歴データ記憶部140から過去の履歴データを、1件単位で順次取得し、受取った単語集合について、単語単位で取得した履歴データ中の単語と合致するかを確認し、合致数の多い順に、履歴データの問合せ日本語文を並べ、過去の問合せ文の検索結果データを作成する。そして、作成した検索結果の一覧を問合せ履歴データ出力部152に渡す。問合せ履歴データ出力部152は、問合せ履歴データ出力処理(S1150)として、検索結果データの問合せ文を、一覧表示形式で出力する。
[効果]
以上のような第3の実施形態によれば、第2の実施形態の効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、本実施形態においては、曖昧な内容の問合せ文による問合せしかできないユーザに対して、過去に蓄積された内容の充実した問合せ文の中から、その曖昧な問合せ文に近い問合せ文を文例として示すことができるため、問合せ文の入力操作をより積極的に支援できる。したがって、ユーザは、意図する問合せの内容に近い過去の文を参考に問合せ文を作り変えることにより、内容の充実した問合せ文をより容易に作成できるため、問合せにおける入力操作では、内容の充実した的確な問合せを行うことが可能となる。
[変形例]
なお、第3の実施形態においては、問合せ入力部121による問合せ入力処理(S210)に先立って、問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行う場合について説明したが、実際の処理手順においては、任意の時点で、問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行うことが考えられる。
例えば、問合せ入力処理(S210)により入力した問合せ文をそのまま検索用の問合せ文として扱って、問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行ってもよい。また、問合せ情報検査処理(S710)において問合せ情報中に不足情報を検出した時点や、問合せ先確定処理(S230)において情報不足により問合せ先を確定できなかった場合に、処理中の問合せ文をそのまま検索用の問合せ文として扱って、問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行ってもよい。さらに、入力ガイド出力処理(S720)時などの任意の時点で、ユーザからの指示に応じて、問合せ情報履歴データの検索処理(S1120〜S1150)を行ってもよい。
[第4の実施形態]
図12は、本発明を適用した第4の実施形態に係る複合型日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図である。この図12に示すように、本実施形態は、図1に示した第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システム100を、同一の計算機システム上の機能処理システムP200と組合せて、複合型日常形式問合せ処理システム300を構成したものである。ここで、機能処理システムP200は、日常形式問合せ処理システム100と同様に、コンピュータのハードウェア資源と、特定の機能処理用に特化されたプログラムの組合せにより実現されるシステムである。
機能処理システムP200は、機能画面表示部201、機能画面入力部202、機能画面再表示部203、連携情報データ記憶部204を有しており、機能画面入力部202から問合せ文を入力するようになっている。すなわち、この機能処理システムP200自体が、第1の実施形態における問合せ入出力部120として機能する。また、日常形式問合せ処理システム100の問合せ先別連系情報変換ルール辞書群113には、この機能処理システムP200を問合せ先とする連系情報変換ルール辞書113Pが含まれている。なお、他の部分の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
図13は、以上のような構成を有する第4の実施形態に係る複合型日常形式問合せ処理システム300による基本的な動作の概略を示すフローチャートである。この図13において、図2に示す処理と同一の処理(S210〜S250)については、定義済処理として簡略に示し、同一符号を付している。以下には、この図13を参照しながら、本実施形態における複合型日常形式問合せ処理手順の流れについて説明する。
本実施形態においては、機能処理システムP200の機能画面表示部201による機能画面表示処理(S1310)として、機能処理用の専用画面が表示され、この専用画面上で、機能画面入力部202による機能画面入力処理(S1320)として、日常表現の自然言語による問合せ文を入力すると、この問合せ文は、日常形式問合せ処理システム100の問合せ処理部130に渡され、入力した問合せ文として処理(S210)され、問合せ情報抽出部131による問合せ情報抽出処理(S220)から連携問合せ部134による連携問合せ処理(S250)までの一連の処理(S220〜S250)が行われる。
この場合、問合せ先確定部132による問合せ先確定処理(S230)においては、問合せ先を機能処理システムP200に確定し、連携情報変換部133による連携情報変換処理(S240)においては、機能処理システムP200の連携情報変換ルール辞書113Pに記述された変換ルールに基づいて、当該機能処理システムP200に応じたデータ形式の連携情報に変換する。そして、連携問合せ部134による連携問合せ処理(S250)においては、機能処理システムP200に応じたデータ形式の連携情報を、当該機能処理システムP200に送信することで、当該機能処理システムP200の機能画面再表示部203を起動する。
機能処理システムP200の機能画面再表示部203において、日常形式問合せ処理システム100の連携問合せ部134からの連携情報データを受信すると(S1330のYES)、機能画面再表示部203は、機能画面再表示処理(S1340)として、受信した連携情報データを連携情報データ記憶部204に保存し、機能処理用の専用画面にデータを表示する。機能処理システムP200は、機能処理の終了指示がない間(S1350のNO)は、一連の処理を繰り返し、機能処理の終了指示が与えられた時点(S1350のYES)で、一連の処理を終了する。
以上のような第4の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、本実施形態においては、機能処理システムと日常形式問合せ処理システムを組合せることにより、当該機能処理システムの問合せを処理するだけでなく、他の多様な計算機システムや多様な機能処理に対する多様な問合せを適切に処理可能な汎用型の複合型日常形式問合せ処理システムを実現できる。また、機能処理システムと組合せることにより、日常形式問合せ処理システム自体の構成を簡略化できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例が実施可能である。まず、図面に示したシステム構成や辞書データ構成、処理手順は一例にすぎず、具体的なシステム構成や辞書データ構成、処理手順は適宜選択可能である。
また、前記実施形態においては、コンピュータのハードウェア資源とプログラムの組合せによって、本発明のシステムを実現した場合について説明したが、そのようなシステムを実現する単体のコンピュータプログラム、あるいは、コンピュータプログラムを記録した単体の記録媒体もまた、本発明の実施態様の一つである。
本発明の第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムによる基本的な動作の概略を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムで用いるキー概念辞書の一例を示す図。 第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムで用いる問合せ先変換辞書の一例を示す図。 第1の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムで用いる変換ルールの一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムによる基本的な動作の概略を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムで用いる問合せ情報検査辞書の一例を示す図。 第2の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムで出力されるガイドメッセージの一例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る日常形式問合せ処理システムによる基本的な動作の概略を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係る複合型日常形式問合せ処理システムの構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係る複合型日常形式問合せ処理システムによる基本的な動作の概略を示すフローチャート。
符号の説明
100…日常形式問合せ処理システム
101…問合せ先システム群
101A,101B…問合せ先システム
111…キー概念辞書
112…問合せ先変換辞書
113…問合せ先別連携情報変換ルール辞書群
113A,113B,113P…連携情報変換ルール辞書
114…問合せ情報検査辞書
120…問合せ入出力部
121…問合せ入力部
122…入力ガイド出力部
130…問合せ処理部
131…問合せ情報抽出部
132…問合せ先確定部
133…連携情報変換部
134…連携問合せ部
135…問合せ情報検査部
140…問合せ情報履歴データ記憶部
150…履歴検索入出力部
151…履歴検索入力部
152…問合せ履歴データ出力部
160…履歴データ処理部
161…問合せ情報履歴データ作成部
162…検索入力解析部
163…履歴データ検索部
200…機能処理システム
201…機能画面表示部
202…機能画面入力部
203…機能画面再表示部
204…連携情報データ記憶部
300…複合型日常形式問合せ処理システム

Claims (6)

  1. 複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の自然言語による問合せを入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行う日常形式問合せ処理システムにおいて、
    予め想定した問合せ文から検索キーとして使用する表現を抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示す表現とともに抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示すキー概念を含む階層によって、問合せ先を示す表現を含めて概念的に階層データ化したキー概念辞書と、
    問合せ先を示す表現と、この問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報を関連付けた問合せ先変換辞書と、
    問合せ先毎に、問合せ情報を当該問合せ先で取り扱い可能なデータ形式の連携情報に変換するための変換ルールを、問合せ先情報に関連付けて予め定義した連携情報変換ルール辞書と、
    日常表現の自然言語による問合せ文を入力する問合せ入力手段と、
    入力した問合せ文の形態素処理の後、前記キー概念辞書を用いて問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する問合せ情報抽出手段と、
    問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、前記問合せ先変換辞書を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する問合せ先確定手段と、
    問合せ先情報を用いて、前記連携情報変換ルール辞書から該当する問合せ先の変換ルールを選択し、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報から前記キー概念に対応する目的の数値又は表現を抽出した上で、当該変換ルールに基づいて当該抽出した数値又は表現を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する連携情報変換手段と、
    連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する連携問合せ手段
    を有することを特徴とする日常形式問合せ処理システム。
  2. 問合せ先毎に、当該問合せ先の機能処理に必要な情報を示す表現を、問合せ先情報に関連付けて予め定義した問合せ情報検査辞書と、
    前記問合せ情報検査辞書を用いて、前記問合せ先確定手段で得られた問合せ先情報と組合された問合せ情報が、問合せ先の機能処理に必要な情報を含むか否かを確認して不足情報を抽出する問合せ情報検査手段と、
    前記問合せ情報検査手段で抽出された不足情報に基づいて、問合せ先の機能処理に必要な情報の入力操作を支援するガイドメッセージを出力する入力ガイド出力手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の日常形式問合せ処理システム。
  3. 前記連携問合せ手段による連携情報の処理時に、当該連携情報に対応する元の問合せ文を、その分解結果である単語の集合と組合せて履歴データを作成する問合せ情報履歴作成手段と、
    前記問合せ情報履歴作成手段により作成された履歴データを保存する問合せ情報履歴データ記憶手段と、
    過去の問合せ文を検索するために、検索用の問合せ文を入力する履歴検索入力手段と、
    検索用の問合せ文を単語単位に分解して検索用の単語集合を作成する検索入力解析手段と、
    検索用の単語毎に、前記問合せ情報履歴データ記憶手段に保存された過去の問合せ文の単語との比較を行い、合致する単語の多い順に問合せ文を並べて、過去の問合せ文の検索結果データを作成する履歴データ検索手段と、
    検索結果データの問合せ文を一覧表示形式で表示する問合せ履歴データ出力手段
    を有することを特徴とする請求項2に記載の日常形式問合せ処理システム。
  4. 機能処理用の専用画面を表示する機能画面表示手段と、
    専用画面上で日常表現の自然言語による問合せ文を入力する機能画面入力手段と、
    連携情報データに基づいて、機能処理用の専用画面を再表示する機能画面再表示手段を有する機能処理システムと組合され、
    前記問合せ情報抽出手段は、前記機能処理システムの前記機能画面入力手段で入力した問合せ文を受け取った場合に、この問合せ文から問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出するように構成され、
    前記問合せ先確定手段は、前記機能処理システムの問合せ文から抽出した問合せ情報については、問合せ先を当該機能処理システムに確定するように構成され、
    前記連携情報変換手段は、前記機能処理システムの問合せ文から抽出した問合せ情報については、前記機能処理システムの変換ルールに基づいて、当該機能処理システムに応じたデータ形式の連携情報に変換するように構成され、
    前記連携問合せ手段は、前記機能処理システムに応じたデータ形式の連携情報を、当該機能処理システムに送信することで、当該機能処理システムの前記機能画面再表示手段を起動するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の日常形式問合せ処理システム。
  5. 複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の自然言語による問合せを入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行う日常形式問合せ処理方法において、
    予め想定した問合せ文から検索キーとして使用する表現を抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示す表現とともに抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示すキー概念を含む階層によって、問合せ先を示す表現を含めて概念的に階層データ化したキー概念辞書と、
    問合せ先を示す表現と、この問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報を関連付けた問合せ先変換辞書と、
    問合せ先毎に、問合せ情報を当該問合せ先で取り扱い可能なデータ形式の連携情報に変換するための変換ルールを、問合せ先情報に関連付けて予め定義した連携情報変換ルール辞書と、
    日常表現の自然言語による問合せ文を入力する問合せ入力手段と、
    入力した問合せ文を処理する問合せ処理手段を用いて、
    前記問合せ処理手段により、
    入力した問合せ文の形態素処理の後、前記キー概念辞書を用いて問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する問合せ情報抽出ステップと、
    問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、前記問合せ先変換辞書を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する問合せ先確定ステップと、
    問合せ先情報を用いて、前記連携情報変換ルール辞書から該当する問合せ先の変換ルールを選択し、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報から前記キー概念に対応する目的の数値又は表現を抽出した上で、当該変換ルールに基づいて当該抽出した数値又は表現を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する連携情報変換ステップと、
    連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する連携問合せステップ
    を行うことを特徴とする日常形式問合せ処理方法。
  6. コンピュータを利用して、複数の問合せ先システムのいずれかに対する日常表現の自然言語による問合せを入力して、問合せ先システムに応じたデータ形式に変換して問合せを行う日常形式問合せ処理プログラムにおいて、
    前記コンピュータが、
    予め想定した問合せ文から検索キーとして使用する表現を抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示す表現とともに抽出して、数値を含む表現の場合には種類と範囲を示すキー概念を含む階層によって、問合せ先を示す表現を含めて概念的に階層データ化したキー概念辞書と、
    問合せ先を示す表現と、この問合せ先に対する問合せの実行に必要な問合せ先情報を関連付けた問合せ先変換辞書と、
    問合せ先毎に、問合せ情報を当該問合せ先で取り扱い可能なデータ形式の連携情報に変換するための変換ルールを、問合せ先情報に関連付けて予め定義した連携情報変換ルール辞書と、
    日常表現の自然言語による問合せ文を入力する問合せ入力手段を有する場合に、
    入力した問合せ文の形態素処理の後、前記キー概念辞書を用いて問合せ先を示す表現を含む問合せ情報を抽出する問合せ情報抽出機能と、
    問合せ情報から問合せ先を示す表現を抽出して、抽出した表現から、前記問合せ先変換辞書を用いて、その表現に関連付けられた問合せ先情報を取得して当該問合せ情報と組合せることで当該問合せ情報の問合せ先を確定する問合せ先確定機能と、
    問合せ先情報を用いて、前記連携情報変換ルール辞書から該当する問合せ先の変換ルールを選択し、当該問合せ先情報と組合された問合せ情報から前記キー概念に対応する目的の数値又は表現を抽出した上で、当該変換ルールに基づいて当該抽出した数値又は表現を当該問合せ先のシステムに応じたデータ形式の連携情報に変換する連携情報変換機能と、
    連携情報と組合された問合せ先情報に基づいて、当該連携情報を該当する問合せ先システムに送信することで、当該問合せ先システムの機能処理を起動する連携問合せ機能
    を前記コンピュータに実現させることを特徴とする日常形式問合せ処理プログラム。
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