JP5069619B2 - Eaves hanging structure - Google Patents
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Description
本発明は軒樋内に落葉や雪が堆積して軒樋が破損するのを防止する軒樋吊具構造に関し、詳しくは、軒樋吊具に固着される雪避けカバー用の支持片の取付が容易に実施できる軒樋吊具構造に関する。 The present invention relates to an eaves rod suspension structure for preventing fallen leaves and snow from accumulating in the eave cage and damage the eave cage, and more specifically, mounting of a support piece for a snow avoidance cover fixed to the eave cage suspension. The present invention relates to an eaves rod suspension structure that can be easily implemented.
従来、軒樋内に落葉等が詰まって雨水が軒樋から溢れたり、積雪地で軒樋に入った雪の自重によって軒樋が破損することがあった。この問題を解決する方法として特許文献1の内容が知られている。図9に示すように、特許文献1の軒先に沿って配置される軒樋2用の軒樋吊具18に雪除けカバー4が取付けられる。
Conventionally, the eaves have been filled with fallen leaves, etc., and rainwater has overflowed from the eaves, or the eaves have been damaged by the weight of the snow that entered the eaves in a snowy area. The contents of Patent Document 1 are known as a method for solving this problem. As shown in FIG. 9, the
雪除けカバー4は、軒樋2の前側上縁3と一体となった前カバー部6と、前カバー部6の後方に分割された後カバー部7とで形成され、前カバー部6と後カバー部7との間に雨水流入間隙8が設けられている。より詳しくは、軒樋2の前壁11は前方へ膨曲する形状に形成され、前壁11に斜め上方へ傾斜するように延設された前カバー部6が形成される。
The
樋樋吊具18は、軒先17に固定釘19によって固定される取着体20と、取着体20より前方へ突設される支持体21と、支持体21の前端部分に六角ボルト22と蝶ナット23とによって結合固着される樋保持体24と、樋保持体24の前端部分にリベット25によって結合固着されて後上方へと傾倒するように立設される前縦片体26とで形成されている。そして、後カバー部7用の支持片29の水平方向に折曲した下端片部分が同様に六角ボルト22、蝶ナット23によって支持体21に重ね結合される。
ところが、雪除けカバー4の後カバー部7の支持片29を支持体21に六角ボルト22、蝶ナット23によって取付る際に、支持片29を保持しながら六角ボルト22と蝶ナット23を螺合する作業は手間が係るので作業効率が悪いという問題があった。
However, when the
そこで、本発明は雪除けカバーの支持片の取付が迅速且つ容易にできる軒樋吊具構造を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an eaves-hanging structure that can quickly and easily attach a support piece of a snow cover.
請求項1の発明は、軒先に軒樋を吊下げる軒樋吊具構造であって、前記軒樋は前壁と後壁と底壁とから成り、前記前壁と後壁の上端部に前耳部と後耳部を備え、前記軒樋吊具は吊具本体の前端部と後端部に前記前耳部と後耳部を係止する前耳係止部と後耳係止部を備えて所定間隔で軒先の鼻板に固定され、前記吊具本体に立設される支持片の上部に雪避けカバーが軒先に沿って保持される。 The invention according to claim 1 is an eave ridge suspension structure for suspending an eave ridge at an eave tip, and the eave ridge includes a front wall, a rear wall, and a bottom wall. The eaves hook hanging tool includes a front ear locking part and a rear ear locking part for locking the front ear part and the rear ear part to a front end part and a rear end part of a lifting tool body. And a snow avoidance cover is held along the eaves at an upper portion of a support piece standing on the suspension body.
そして、前記支持片の下部には固定板を備え、この固定板を介して前記支持片を前記吊具本体に係止する係止手段が、前記固定板の一端部を切欠く凹部と、この固定板の他端部と前記支持片の下部の中間領域に形成される係止孔と、前記吊具本体に設けられ前記凹部と係止孔に挿入且つスライドして前記固定板を係止する断面L字状の第一係止部と第二係止部と、から成る。 A fixing plate is provided at a lower portion of the support piece, and a locking means for locking the support piece to the suspension body via the fixing plate includes a recess formed by cutting out one end of the fixing plate, A locking hole formed in an intermediate region between the other end of the fixing plate and the lower portion of the support piece, and inserted into and slides into the recess and the locking hole provided in the lifting device main body to lock the fixing plate. It consists of a first locking portion and a second locking portion having an L-shaped cross section.
請求項2の発明は、請求項1に記載の軒樋吊具構造であって、前記第二係止部は前記係止孔に挿入且つスライドした状態で前記固定板の他端部を係止する突起を備える。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、前記固定板の一端部の凹部が断面L字状の前記第一係止部に挿入且つスライドした状態で容易且つ確実に係止できる。また、前記第二係止部も断面L字状なので前記係止孔に挿入して前記固定板をスライドさせることで前記固定板の他端部が前記第二係止部によって容易且つ確実に係止される。そして、スライドするだけでワンタッチで取付・取外ずしができるので現場作業効率が向上する。 According to invention of Claim 1, the recessed part of the one end part of the said fixed board can be latched easily and reliably in the state inserted and slid to said 1st latching | locking part of L-shaped cross section. Further, since the second locking portion is also L-shaped in cross section, the other end portion of the fixing plate is easily and reliably engaged with the second locking portion by inserting the locking hole and sliding the fixing plate. Stopped. In addition, installation and removal can be done with a single touch by simply sliding, improving work efficiency at the site.
請求項2の発明によれば、前記第二係止部は前記係止孔に挿入且つスライドした状態で前記固定板の他端部を係止する突起を備えるので、この突起によって前記固定板の他端部が抜けることなく確実に係止できる。
According to the invention of
<軒樋吊具の構成>
以下に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1、図2、図3、図4に示すように、軒樋31は前壁31aと後壁31bと底壁31cとから成り前壁31aは軒樋31の外部側に少し傾斜している。前壁31aの上端部は軒樋31の内部側に折れ曲がる断面略台形状の前耳部32を備え、後壁31bの上端部は軒樋31の内部側に折れ曲がる後耳部33を備える。
<Structure of eaves hanger>
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1, 2, 3, and 4, the
軒樋31を吊下げる軒樋吊具34の吊具本体35は略平行な上板材35aと下板材35bが垂直材35cで断面H字形状に形成され、吊具本体35の前端部に軒樋31の前耳部32を嵌合収納するため上方に突出する前耳係止部35dを備える。吊具本体35の後端部は軒先の鼻板37に固定されるとともに、後端部の近傍に軒樋31の後耳部33を係止する後耳係止部35eを備える。軒樋吊具34は所定間隔で鼻板37に軒先38に沿って複数組が配置される。
The eaves hook body 34 of the eaves eaves hanger 34 for hanging the
吊具本体35に支持片40が立設され、この支持片40の上部に雪避けカバー40aが軒先38に沿って連続するように保持される。より詳しくは、支持片40の下部に水平状の固定板41を備え、この固定板41の両端部が係止手段43によって吊具本体35に係止される。ここで、吊具本体35の上板材35aは係止手段43が形成される領域を含んで同一水平面で形成される。
A
係止手段43は固定板41の軒先38側の一端部41aを切欠く凹部44と、固定板41の他端部41bと支持片40の下部で囲まれる中間領域に形成された係止孔45と、吊具本体35に設けられ凹部44と係止孔45にそれぞれ挿入且つスライドして固定板41を吊具本体35に係止する断面L字状の第一係止部46と第二係止部47と、から構成される。固定板41は厚さTで全幅は吊具本体35の上板材35aと同じ幅に形成される。
The locking means 43 includes a
凹部44は幅W1、長さ方向の深さS1の矩形形状である。係止孔45は幅W2、長さS2の矩形形状で、係止孔45と他端部41bの縁幅はS3である。第一係止部46は立設部46aと頂部46bが直角に連結する断面L字状で、立設部46aは幅W3、厚さD1で、頂部46bは長さS4、幅W3、隙間H1で形成される。第二係止部47は立設部47aと頂部47bが直角に連結する断面L字状で、立設部47aは幅W4、厚さD2で、頂部47bは長さS5、幅W4、隙間H2で形成され先端部Pは曲面状に形成される。
The
各寸法の関係は幅W1=幅W3、厚さT=H1で、凹部44に第一係止部46が挿入可能に形成されるので、凹部44と第一係止部46によって固定板41の一端部41aが吊具本体35の上板材35aに係止される。
The relationship between the dimensions is width W1 = width W3 and thickness T = H1, and the
一方、幅W2=幅W4、厚さT≦H2で、係止孔45に第二係止部47が挿入且つスライド可能に形成される。そして、第二係止部47に係止孔45に挿入且つスライドした状態で固定板41の他端部41bを確実に係止するため、突起47cが立設部47aから長さS6隔てて頂部47bの下部に形成される。突起47cの厚さD3は頂部47bが弾性的に撓んで他端部41bを容易に乗越えたのち他端部41bを確実に係止できるとともに取外しも可能な寸法に設定される。このため、係止孔45に第二係止部47が挿入且つスライドして他端部41bを係止することができる。
On the other hand, with the width W2 = width W4 and thickness T ≦ H2, the
<支持片40と雪避けカバー40aの形状>
支持片40は吊具本体35の上板材35aと同じ幅の板材51が補強材52によって断面T字形状に形成され、上端部において板材51は屋根勾配に対応して上方に傾斜し補強材52より突出して第一保持部51aが形成される。板材51の上端部の近傍における位置51bで、補強材52と反対側に水平材51cと上方に延びる垂直材51dとが連続して形成され、垂直材51dの上端部が屋根勾配に対応して下方に傾斜して第二保持部51eが形成される。
<Shapes of
In the
雪避けカバー40aの断面形状は、平板材55が前端部55aと後端部55bでそれぞれ下方に空間部を形成するように平板材55と平行にそれぞれ折り曲げられた後、平板材55との間に対向する状態で凹部55c、55dを形成して平板材55に連結される。
The cross-sectional shape of the
雪避けカバー40aを支持片40に取付ける場合は、雪避けカバー40aを立てた状態にして雪避けカバー40aの凹部55cを支持片40の第一保持部51aに差し込んだ状態で回転させ、凹部55dを第二保持部51eに弾性変形させて嵌入する。あるいは、雪避けカバー40aの長さ方向の一端部から、凹部55cを第一保持部51a、凹部55dを第二保持部51eに挿入して軒先38と平行にスライドして差し込むこともできる。
When attaching the snow-
軒樋吊具34と支持片40はポリカーボネート樹脂や亜鉛鍍金鋼板、ステンレス材で形成される。雪避けカバー40aは異形押出成形を容易にするため合成樹脂材料が用いられ、例えば曲げ加工、切断加工が容易で積雪荷重に耐える強度を持ったPC樹脂が用いられる。
<軒樋吊具の作用>
The eaves hook 34 and the
<Effect of eaves hanger>
図5〜図8を用いて、吊具本体35に支持片40を立設する作業を説明する。図5に示すように、支持片40を傾斜させて矢印M1の方向に移動させながら固定板41の係止孔45を第二係止部47に被せて挿入する。図6に示すように、係止孔45を第二係止部47に挿入させながら矢印M2の方向に回転して凹部44を第一係止部46に近接下降させる。ここで、第二係止部47の頂部47bは先端部Pに曲面を備えるので、第二係止部47は係止孔45に挿入しながら容易に回転できる。
The operation | work which erects the
図7に示すように、凹部44が第一係止部46に隣接する位置で固定板41を吊具本体35の上板材35aに載置する。さらに、図8に示すように、固定板41を矢印M3の方向に水平移動して係止孔45を第二係止部47に、凹部44を第一係止部46に密着固定させる。このとき、突起47cが他端部41bを容易に乗越えたのち他端部41bに係止する。なお、上記吊具本体35の上板材35aは第一係止部46と第二係止部47を含む領域は同一水平面で形成されるので、図7、図8において固定板41は円滑に水平移動できる。
As shown in FIG. 7, the fixing
図5〜図8の動作を通して係止孔45を第二係止部47に、凹部44を第一係止部46にそれぞれスムーズに挿入とスライドができ且つ固定できるように各形状及び寸法は調整される。
The shape and dimensions are adjusted so that the locking
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。 The embodiment of the present invention has been described with reference to the drawings. However, the specific configuration is not limited to this embodiment, and design changes and the like within the scope of the present invention are included in the present invention. It is.
例えば、固定板41を建物方向に水平移動して係止孔45を第二係止部47に、凹部44を第一係止部46に密着固定させる代わりに、固定板41を建物から離れる方向に水平移動して密着固定するように各部材の構成を逆方向に形成しても構わない。固定板41の両端部側に一対の係止孔45を形成して一対の第二係止部47の突起47cでそれぞれ両端部を係止する構成でもよい。
For example, instead of moving the fixing
35 吊具本体
35a 上板材
38 軒先
40 支持片
40a 雪避けカバー
41 固定板
41a 一端部
41b 他端部
43 係止手段
44 凹部
45 係止孔
46 第一係止部
47 第二係止部
35
Claims (2)
前記軒樋は前壁と後壁と底壁とから成り、前記前壁と後壁の上端部に前耳部と後耳部を備え、前記軒樋吊具は吊具本体の前端部と後端部に前記前耳部と後耳部を係止する前耳係止部と後耳係止部を備えて所定間隔で軒先の鼻板に固定され、
前記吊具本体に立設される支持片の上部に雪避けカバーが軒先に沿って保持され、前記支持片の下部に備える固定板を前記吊具本体に係止する係止手段が前記固定板の一端部を切欠く凹部と、この固定板の他端部と前記支持片の下部の中間領域に形成される係止孔と、前記吊具本体に設けられ前記凹部と係止孔に挿入且つスライドして前記固定板を係止する断面L字状の第一係止部と第二係止部と、から成ることを特徴とする軒樋吊具構造。 An eaves hanging structure that hangs eaves on the eaves
The eaves ridge includes a front wall, a rear wall, and a bottom wall, and includes a front ear portion and a rear ear portion at upper ends of the front wall and the rear wall. It is fixed to the nose plate of the eaves at a predetermined interval comprising a front ear locking portion and a rear ear locking portion for locking the front ear portion and the rear ear portion at the end portion,
A snow avoidance cover is held along the eaves at the upper part of the support piece erected on the suspension body, and a locking means for locking a fixing plate provided at the lower part of the support piece to the suspension body is the fixing plate. A recess cut out at one end of the fixing plate, a locking hole formed in the intermediate region between the other end of the fixing plate and the lower part of the support piece, and inserted into the recess and the locking hole provided in the hanger body. An eaves hook hanging structure comprising a first locking portion and a second locking portion having an L-shaped cross section that slides to lock the fixing plate.
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