JP5068696B2 - Inspection device - Google Patents
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Description
本発明は、マイクロチップを用いて、光度分析法により検査液の分析を行う検査装置に関する。 The present invention relates to an inspection apparatus that analyzes a test solution by a photometric analysis method using a microchip.
近年、マイクロマシン技術を応用して、化学分析等を従来の装置に比して微細化して行うμ−TAS(μ−Total Analysis System)や「Lab on a chip」と称されるマイクロチップを用いた分析方法が注目されている。 In recent years, micromachine technology has been applied to use microchips called μ-TAS (μ-Total Analysis System) and “Lab on a chip”, which perform chemical analysis and the like by miniaturization compared to conventional devices. Analysis methods are attracting attention.
このようなマイクロチップを使用した分析システムは、マイクロマシン作製技術によって小さな基板上に形成された微細な流路の中において、試薬の混合、反応、分離、抽出及び検出等の分析全ての工程を行うことを目指したものであり、例えば、医療分野における血液の分析、超微量の蛋白質や核酸等の生体分子の分析等に用いられている。 Such an analysis system using a microchip performs all analysis processes such as mixing, reaction, separation, extraction, and detection of reagents in a fine flow path formed on a small substrate by micromachine fabrication technology. For example, it is used for analysis of blood in the medical field, analysis of biomolecules such as ultra trace amounts of proteins and nucleic acids, and the like.
μ−TASを医療分野に使用した場合には、例えば、血液等の検体量を少なくすることにより患者への負担を軽減することができ、また、試薬量を少なくすることができるので検査コストを低減することができる。さらに、装置が小型化されるので、検査を簡便に行うことができる等の利点を有する。 When μ-TAS is used in the medical field, for example, the burden on the patient can be reduced by reducing the amount of specimen such as blood, and the amount of reagent can be reduced. Can be reduced. Furthermore, since the apparatus is downsized, there is an advantage that the inspection can be easily performed.
マイクロチップを使用した吸光光度法による血液の分析は、(1)無痛針によって採血された検体液をマイクロチップ内に導入し、(2)マイクロチップ内の検体液に対し遠心分離処理を施して、血漿と血球とに分離し、(3)血漿と試薬とを均一に混合させて測定対象液とし、(4)測定対象液を光学測定部に導入し、(5)光学測定部に導入された測定対象液に光源からの光を当てて特定波長の光の減衰量を測定する、という一連の作業を行い、血漿中に含まれる所望の酵素の濃度を測定するものである。 Blood analysis by microphotometry using a microchip is as follows: (1) The sample liquid collected by a painless needle is introduced into the microchip, and (2) the sample liquid in the microchip is subjected to a centrifugal separation process. The plasma and blood cells are separated, (3) the plasma and the reagent are uniformly mixed to obtain the measurement target liquid, (4) the measurement target liquid is introduced into the optical measurement unit, and (5) the optical measurement unit is introduced. A series of operations of measuring the attenuation of light of a specific wavelength by applying light from a light source to the measurement target liquid is performed to measure the concentration of a desired enzyme contained in plasma.
上記(2)〜(5)の一連の作業は、1つの検査装置内で行われるものであり、検査装置として、特開2008−64590号が知られている。
このような検査装置を図・を用いて説明する。
図1は、マイクロチップを使用した検査装置の外観図である。
同図に示すように、検査装置の外側面は直方体の本体1よりなり、本体1には、マイクロチップTを出し入れするための蓋2が設けられ、例えば、蝶番によって開閉自在に固定されている。
マイクロチップTを検査装置に組み入れるときは、本体1の前面に設けられた解放ボタン3を押して、本体1と蓋2の連結状態を解放し、蓋2を開け、チップホルダHにマイクロチップTを置き、チップホルダHを閉めてマイクロチップTを固定し、蓋2を閉じる。
The series of operations (2) to (5) are performed in one inspection apparatus, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2008-64590 is known as an inspection apparatus.
Such an inspection apparatus will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an external view of an inspection apparatus using a microchip.
As shown in the figure, the outer surface of the inspection apparatus is composed of a rectangular parallelepiped
When incorporating the microchip T into the inspection apparatus, the
この検査装置内では、検体液が収納されたマイクロチップが高速で回転し、遠心分離処理が行われるため、マイクロチップが回転している時に、検査者が誤って蓋2を開けないようにするために、本体1に設けられた検査開始スイッチSをONにすると、蓋2がロックされた状態になり、蓋2が開かないように安全対策が施された構造なっている。
なお、従来の検査装置は、図1に示す貫通孔1aは存在しない構造である。
In this inspection apparatus, the microchip in which the sample liquid is stored rotates at high speed and is subjected to a centrifugal separation process, so that the examiner does not accidentally open the
The conventional inspection apparatus has a structure in which the
以下、図8、図9を用いて、蓋のロック構造を説明する。
図8、図9は、検査装置の蓋周辺の断面構造図であり、図8は蓋がロックされる前の状態、図9は蓋がロックされた状態の断面構造図である。
なお、マイクロチップ及びチップホルダは省略している。
本体1にはマイクロチップを出し入れするための開口11が形成されており、この開口11を塞ぐように、一端側が蝶番100よって本体1に開閉自在に固定された蓋2が設けられており、この蓋2の他端側は後述する解放ボタン3と嵌合する嵌合溝21が形成されている。
Hereinafter, the lid lock structure will be described with reference to FIGS.
8 and 9 are cross-sectional structural views around the lid of the inspection apparatus, FIG. 8 is a state before the lid is locked, and FIG. 9 is a cross-sectional structural view when the lid is locked.
Note that the microchip and the chip holder are omitted.
The
解放ボタン3は、一端部が本体1に固定された固定部31となっており、他端部が蓋2の嵌合溝21に嵌合される嵌合部32となっており、固定部31と嵌合部32の間は、本体1の貫通孔から突出して、検査者の指で押される突起部33となっている。
The
本体1の内部には、遠心分離するためにマイクロチップを回転させるための回転機構が内部に配置された測定機構4が設けられており、この測定機構4の回転機構内に、不図示のチップホルダが固定されており、このチップホルダに不図示のマイクロチップが保持されて固定されるものである。
Inside the
また、本体1の内部の測定機構4の下方には、モータに連結されたピニオン5と移動体6が配置されており、移動体6にはラック61が形成されており、ピニオン5とラック61が噛み合っており、ピニオン5の回転がラック61に伝達され、移動体6が解放ボタン3に近づく及び遠ざかる方向に移動し、すなわち、図中、左右方向に前進及び後進するものである。
A pinion 5 and a moving
このピニオン5の回転は、図1に示す検査開始スイッチSと連動しており、検査開始スイッチSをONにすると、ピニオン5が時計方向に回転し、移動体6が解放ボタン3の方向に前進し、解放ボタン3の突起部33の裏面に当接または近接する位置まで移動し、図9の状態になる。
そして、移動体6の移動が完了した後に、測定機構4によってマイクロチップが回転するものである。
The rotation of the pinion 5 is interlocked with the inspection start switch S shown in FIG. 1. When the inspection start switch S is turned on, the pinion 5 rotates in the clockwise direction and the moving
Then, after the movement of the moving
つまり、図9に示すように、移動体6が解放ボタン3の突起部33の裏面に当接または近接する位置まで移動すると、検査者が解放ボタン3の突起部33を押しても、突起部33が移動体6に当たり、解放ボタン3の嵌合部32が蓋2の嵌合溝21から外れることがないので、蓋2がロック状態となり開かないものである。
That is, as shown in FIG. 9, when the moving
そして、検査が終了すると、ピニオン5が反時計方向に回転し、移動体6が解放ボタン3から離れる方向に後進し、解放ボタン3の突起部33の裏面から十分に離れた位置まで移動し、図8に示す位置にまで移動体6が戻るものである。
この位置に、移動体6が位置すると、検査者が解放ボタン3の突起部33を押すと、突起部33が移動体6に当たらず押し込まれ、解放ボタン3の嵌合部32が蓋2の嵌合溝21から外れることになり、蓋2のロック状態が解除されて、蓋2を開けることが可能となるものである。
When the inspection is completed, the pinion 5 rotates counterclockwise, the moving
When the moving
この結果、マイクロチップが高速で回転して遠心分離処理が行われている間を含む、検査開始から終了までの間は、蓋2が開かないようにロックされた状態になり、安全対策が施された構造なっている。
しかしながら、蓋2のロック状態とロック解除状態の制御は、モータによってピニオン5を回転させて移動体6を移動させることによって行われるものであり、装置の故障や停電などが発生した場合には、モータが駆動せずピニオン5を回転させることができないものである。
However, the control of the locked state and the unlocked state of the
この結果、蓋2がロック状態の時に、装置の故障や停電などが発生すると、蓋2を開けることができず、血液等の検体が入ったマイクロチップを装置から取り出すことができなくなり、衛生上好ましくないものである。
As a result, when the
本発明の目的は、このような問題を解決するためになされたものであって、故障や停電などが発生して蓋がロック状態となった時に、機械的な手段によって、ロック状態を解除し、蓋を開けることができる検査装置を提供することにある。 The object of the present invention is to solve such a problem, and when the lid is locked due to a failure or a power failure, the locked state is released by mechanical means. An object of the present invention is to provide an inspection apparatus capable of opening a lid.
請求項1に記載の検査装置は、マイクロチップを装置内部に収納して検査する検査装置において、前記検査装置は、マイクロチップを収納する本体と、当該本体に開閉自在に設けられたマイクロチップを出し入れする蓋と、一端部が前記本体に固定され他端部が前記蓋に嵌合する前記蓋の解放操作を行う解放ボタンとを有し、前記本体の内部に、前記解放ボタンに近づく及び遠ざかる方向に移動する移動体が設けられ、前記移動体の前記解放ボタン側には、バネによって先端部が前記解放ボタンから離れる方向に付勢された押し板が取り付けられており、前記押し板と前記解放ボタンの裏面との間には、バネによって先端部が前記解放ボタンから離れる方向に付勢されたロック板が取り付けられており、前記本体には、前記蓋がロックされた状態を機械的に解除するための解除棒が挿入される貫通孔が形成されており、前記解除棒が前記貫通孔に挿入され、当該解除棒の先端部が前記押し板を押すことにより、前記押し板の先端が前記ロック板に形成された嵌合孔に嵌り込み、前記ロック板がバネの付勢力によって前記解放ボタンの裏面から離間して、前記解除ボタンが操作可能となることを特徴とする。
The inspection apparatus according to
請求項2に記載の検査装置は、請求項1に記載の検査装置であって、特に、前記解除ボタンと前記ロック板には、前記解除棒を挿入する貫通孔がそれぞれ形成されており、前記本体の貫通孔と前記解除ボタンの貫通孔と前記ロック板の貫通孔が一直線状に並んで形成されていることを特徴とする。
The inspection device according to
請求項3に記載の検査装置は、請求項1に記載の検査装置であって、特に、前記移動体が前記解放ボタンから遠ざかる方向に移動すると、前記解放ボタンから離れる方向にバネによって付勢された前記押し板の先端部が前記ロック板の嵌合孔から抜け、前記解放ボタンから離れる方向にバネによって付勢された前記ロック板の先端部が所定の位置に復帰することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
The inspection device according to
本発明の検査装置によれば、本体の貫通孔に解除棒を挿入し、押し板を解除棒で押すことにより、本体内部の移動体の先端に取り付けられた押し板の先端部がロック板の嵌合孔に嵌り込み、ロック板はバネによって先端部が解放ボタンから離れる方向に回転するので、ロック板の先端部が解除ボタンの裏面から離間した状態になり、検査者が解放ボタンを押すと、解放ボタンがロック板に当たらず押し込まれ、解放ボタンの嵌合部が蓋の嵌合溝から外れることになり、蓋のロック状態を機械的に解除でき、蓋2を開けることが可能となる。
さらに、本体の貫通孔と解除ボタンの貫通孔とロック板の貫通孔が一直線状に並んで形成されているので、入手しやすい棒状の解除棒を利用できる。
さらに、通電状態とり、移動体が解放ボタンから遠ざかる方向に移動すると、バネによって付勢された押し板の先端部がロック板の嵌合孔から抜け、バネによって付勢されたロック板の先端部が所定の位置に自動的に復帰させることができる。
According to the inspection apparatus of the present invention, by inserting the release rod into the through hole of the main body and pressing the push plate with the release rod, the distal end portion of the push plate attached to the distal end of the moving body inside the main body is the lock plate. The lock plate is inserted into the fitting hole and the tip of the lock plate is rotated by the spring in a direction away from the release button, so that the tip of the lock plate is separated from the back of the release button, and the inspector presses the release button The release button is pushed without hitting the lock plate, and the fitting portion of the release button is released from the fitting groove of the lid, so that the locked state of the lid can be mechanically released and the
Furthermore, since the through hole of the main body, the through hole of the release button, and the through hole of the lock plate are formed in a straight line, a bar-like release rod that is easily available can be used.
Furthermore, when the energized state is reached and the moving body moves away from the release button, the tip of the push plate biased by the spring comes out of the fitting hole of the lock plate, and the tip of the lock plate biased by the spring Can be automatically returned to a predetermined position.
以下、図面を用いて、本発明の検査装置を説明する。
図1は、マイクロチップを使用した検査装置の外観図である。
同図に示すように、検査装置の外側面は直方体の本体1よりなり、本体1には、マイクロチップTを出し入れするための蓋2が設けられ、例えば、蝶番によって開閉自在に固定されている。
マイクロチップTを検査装置に組み入れるときは、本体1の前面に設けられた解放ボタン3を押して、本体1と蓋2の連結状態を解放し、蓋2を開け、チップホルダHにマイクロチップTを置き、チップホルダHを閉めてマイクロチップTを固定し、蓋2を閉じる。
Hereinafter, the inspection apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an external view of an inspection apparatus using a microchip.
As shown in the figure, the outer surface of the inspection apparatus is composed of a rectangular parallelepiped
When incorporating the microchip T into the inspection apparatus, the
本体1の上部には操作パネルが設置されており、操作パネルには検査開始スイッチSやディスプレーなどが配置されている。
また、解放ボタン3近傍の本体1の前面には、後述する解除棒を挿入する貫通孔1aが形成されている。
An operation panel is installed on the top of the
In addition, a through
以下、図面を用いて蓋のロック構造を説明する。
図2は、検査装置の蓋周辺の断面構造図であり、蓋がロックされる前の状態を示す。
なお、マイクロチップ及びチップホルダは省略している。
本体1にはマイクロチップを差し入れするための開口11が形成されており、この開口11を塞ぐように、一端側が蝶番100によって本体1に開閉自在に固定された蓋2が設けられており、この蓋2の他端側は後述する解放ボタン3と嵌合する嵌合溝21が形成されている。
Hereinafter, the lid locking structure will be described with reference to the drawings.
FIG. 2 is a cross-sectional structural view around the lid of the inspection apparatus, showing a state before the lid is locked.
Note that the microchip and the chip holder are omitted.
An
解放ボタン3は、一端部が本体1に固定された固定部31となっており、他端部が蓋2の嵌合溝21に嵌合される嵌合部32となっており、固定部31と嵌合部32の間は、本体1の貫通孔から突出して、検査者の指で押される突起部33となっている。
The
本体1の内部には、遠心分離するためにマイクロチップを回転させるための回転機構が内部に配置された測定機構4が設けられており、この測定機構4の回転機構内に、不図示のチップホルダが固定されており、このチップホルダに不図示のマイクロチップが保持されて固定されるものである。
Inside the
また、本体1の内部の測定機構4の下方には、モータに連結されたピニオン5と移動体6が配置されており、移動体6にはラック61が形成されており、ピニオン5とラック61が噛み合っており、ピニオン5の回転がラック61に伝達され、移動体6が解放ボタン3に近づく及び遠ざかる方向に移動し、すなわち、図中、左右方向に前進及び後進するものである。
A pinion 5 and a moving
移動体6の解放ボタン3側には、バネBによって先端部71が解放ボタン3から離れる方向に付勢された押し板7が取り付けられている。
押し板7と解放ボタン3の裏面との間には、バネCによって先端部81が解放ボタン3から離れる方向に付勢されたロック板8が取り付けられている。
On the
Between the
図3は、検査装置の解放ボタン周辺の拡大断面構造図であり、蓋がロックされる前の状態を示す。
図3に示すように、押し板7は、移動体6の先端面と対向する位置に直線状に形成された平板状の本体部70と、本体部70の先端側が解放ボタン3方向に折り曲げられた先端部71と、本体部70の長手方向の中心部分に本体部70に繋がり移動体6の側面に沿って折り曲げられた支点部72からなるものである。
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional structure view around the release button of the inspection apparatus, and shows a state before the lid is locked.
As shown in FIG. 3, the
移動体6の側面には移動体6に固定された支軸61が突設されており、この支軸61に支点部72の貫通孔が挿入されている。つまり、押し板7は支軸61を中心として回動可能になっている。
移動体6の側面には、支軸61の近傍に係止棒62が突設されている。
Bはバネであり、1本の金属線の中央部分が複数回巻されたコイル部B0になっており、コイル部B0の両端には直線部B1,B2が形成された圧縮バネである。
バネBのコイル部B0は支軸61に嵌め込まれており、バネBの一方の直線部B1が押し板7の本体部70の背面に当接しており、バネBの他方の直線部B2が係止棒62に当接しており、このバネBが開こうとする力によって、押し板7の先端部71が解放ボタン3から離れる方向に付勢力がかかった状態になっている。
A supporting
A locking
B is a spring, which is a compression spring in which a central portion of one metal wire is a coil portion B0 wound a plurality of times, and linear portions B1 and B2 are formed at both ends of the coil portion B0.
The coil portion B0 of the spring B is fitted into the
図3に示すように、ロック板8は、押し板7の先端部71の前方に位置し直線状に形成された平板状の本体部80と、本体部80の先端側が解放ボタン3方向に折り曲げられた先端部81とからなるものである。
As shown in FIG. 3, the
12は本体1の内部に配置された固定板であり、この固定板12の解放ボタン3側の端部に蝶番9の平面部91が取り付けられており、ロック板8の本体部80の端部が、この蝶番9の別の平面部92に固定されている。
Cは、1本の金属線を複数回巻さした引張バネであり、一端部がロック板8を固定した蝶番9の平面部92に固定され、他端部が固定板12に固定された蝶番9の平面部91に固定されている。つまり、ロック板8は蝶番9の支軸93を中心として回動可能になっている。
C is a tension spring in which a single metal wire is wound a plurality of times, one end of which is fixed to the
このような構造の結果、バネCが蝶番9の平面部92を引っ張ろうとする力によって、ロック板8の先端部81が解放ボタン3から離れる方向に付勢力がかかった状態になっている。
なお、ロック板8が必要以上に回転しないように固定板12には係止棒121が突設されており、この係止棒121にロック板8の本体部80が当接することによって、それ以上、ロック板8が回転しない構造になっている。
As a result of such a structure, a biasing force is applied in a direction in which the
A locking
また、ロック板8の本体部80には、後述する故障や停電などが発生して蓋2がロック状態となった時に、機械的な手段によって、ロック状態を解除するために押し板7の先端部71が嵌まり込む嵌合孔83が形成されている。
Further, the
図4は、ロック状態の説明。
検査開始スッチSがONになると、図2に示すように、モータに連結されたピニオン5が時計回りに回転し、ラック61に動力が伝達され、移動体6が解放ボタン3の方向に近づくように移動し、この結果、移動体6に取り付けられた押し板7が解放ボタン3の方向に移動する。
引き続き、ピニオン5が回転を続けると、押し板7の先端部71がロック板8の本体部80に当接し、さらに、図4に示すように、押し板7が解放ボタン3に近づくように移動すると、ロック板8を押すことになり、ロック板8は蝶番9の支軸93を中心に時計方向に回転することになる。つまり、ロック板8の先端部81が、解放ボタン3の裏面方向に動き、最終的に、先端部81が解放ボタン3の突起部83の裏面に当接または近接する位置にくる。図4では、先端部81が解放ボタン3の突起部33の裏面に当接している。
FIG. 4 illustrates the locked state.
When the inspection start switch S is turned ON, as shown in FIG. 2, the pinion 5 connected to the motor rotates clockwise, the power is transmitted to the
When the pinion 5 continues to rotate, the
このような状態になると、検査者が解放ボタン3の突起部33を押しても、突起部33がロック板8の先端部81に当たり、解放ボタン3の嵌合部32が蓋2の嵌合溝21から外れることがないので、蓋2がロック状態となり開かないものである。
In such a state, even if the inspector pushes the
次に、図4〜図7を用いて、蓋のロック状態を強制的に機械的な手段によって、解除する構造を説明する。
図4に示すように、本体1には貫通孔1aが形成されており、解除ボタン3にも貫通孔3aが形成されており、ロック板8にも貫通孔8aが形成されている。
また、それぞれの貫通孔は、蓋2がロック板8でロックされた状態の時に、一直線上に並ぶ位置に形成されている。
Next, a structure for forcibly releasing the lid locked state by mechanical means will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 4, a through
Each through hole is formed at a position aligned in a straight line when the
蓋のロック状態を機械的に解除するために、図5に示すように、本体1の貫通孔1aから解除棒Aを挿入する。
解除棒Aは解除ボタン3の貫通孔3aとロック板8の貫通孔8aを貫通し、解除棒Aの先端部が押し板7の本体部70に当接する。
In order to mechanically release the locked state of the lid, a release bar A is inserted from the through
The release rod A passes through the through
次に、図6に示すように、解除棒Aがさらに本体1の内部に押し込まれると、解除棒Aの先端部が押し板7の本体部70を押すことになり、押し板7は、支軸61を中心に先端部71が解除ボタン3に近づく方向に回転し、この先端部71がロック板8の嵌合孔83に嵌り込む。
Next, as shown in FIG. 6, when the release rod A is further pushed into the
先端部71がロック板8の嵌合孔83に嵌り込むと、ロック板8はバネCによって先端部81が解放ボタン3から離れる方向に付勢されているため、図7に示すように、ロック板8は、支軸93を中心に先端部81が解除ボタン3から離れる方向に回転する。
When the
この結果、ロック板8の先端部81が解除ボタン3の突起部33の裏面から離間した状態になり、検査者が解放ボタン3の突起部33を押すと、突起部33がロック板8に当たらず押し込まれ、解放ボタン3の嵌合部32が蓋2の嵌合溝21から外れることになり、蓋2のロック状態が解除されて、蓋2を開けることが可能となるものである。
As a result, the
なお、上記実施例では、解放ボタン3とロック板8に解除棒Aを通す貫通孔を形成したが、貫通孔ではなく、挿入されてきた解除棒Aと当たらない構造であればよく、解放ボタン3とロック板8に切欠を形成してもよい。
In the above-described embodiment, the
そして、停電が解除され再び通電が可能となれば、ピニオン5が反時計回りに回転させると、移動体6及びその先端に取り付いた押し板7が開放ボタン3から離れる方向に移動する。
さらに、一定量、移動体6が移動すると、押し板7は、バネBによって先端部71が解放ボタン3から離れる方向に付勢された状態になっているので、先端部71がロック板8の嵌合孔83より抜け、さらに、ロック板8は、バネCによって先端部81が解放ボタン3から離れる方向に付勢された状態になっているので、所定の位置に復帰し、図3に示すような、蓋がロックされる前の状態に自動的に復帰可能となるものである。
When the power failure is released and energization is possible again, when the pinion 5 rotates counterclockwise, the moving
Further, when the
1 本体
2 蓋
3 解放ボタン
4 回転機構
5 ピニオン
6 移動体
7 押し板
8 ロック板
A 解除棒
1
Claims (3)
前記検査装置は、マイクロチップを収納する本体と、当該本体に開閉自在に設けられたマイクロチップを出し入れする蓋と、一端部が前記本体に固定され他端部が前記蓋に嵌合する前記蓋の解放操作を行う解放ボタンと、を有し
前記本体の内部に、前記解放ボタンに近づく及び遠ざかる方向に移動する移動体が設けられ、
前記移動体の前記解放ボタン側には、バネによって先端部が前記解放ボタンから離れる方向に付勢された押し板が取り付けられており、
前記押し板と前記解放ボタンの裏面との間には、バネによって先端部が前記解放ボタンから離れる方向に付勢されたロック板が取り付けられており、
前記本体には、前記蓋がロックされた状態を機械的に解除するための解除棒が挿入される貫通孔が形成されており、
前記解除棒が前記貫通孔に挿入され、当該解除棒の先端部が前記押し板を押すことにより、前記押し板の先端が前記ロック板に形成された嵌合孔に嵌り込み、前記ロック板がバネの付勢力によって前記解放ボタンの裏面から離間して、前記解除ボタンが操作可能となることを特徴とする検査装置。 In the inspection device that stores and inspects the microchip inside the device,
The inspection apparatus includes a main body that houses a microchip, a lid that allows the microchip to be opened and closed on the main body, and a lid that has one end fixed to the main body and the other end fitted to the lid. A release button that performs a release operation of the movable body, and a moving body that moves in a direction approaching and moving away from the release button is provided inside the main body,
On the release button side of the moving body, a push plate that is biased by a spring in a direction away from the release button is attached by a spring,
Between the push plate and the back surface of the release button, a lock plate is attached that is urged by a spring in a direction away from the release button,
The body has a through hole into which a release rod for mechanically releasing the locked state of the lid is inserted,
The release rod is inserted into the through hole, and the distal end of the release rod presses the push plate, so that the push plate is fitted into the fitting hole formed in the lock plate, and the lock plate An inspection apparatus, wherein the release button can be operated by being separated from the back surface of the release button by a biasing force of a spring.
前記本体の貫通孔と前記解除ボタンの貫通孔と前記ロック板の貫通孔が一直線状に並んで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 The release button and the lock plate are each formed with a through hole into which the release rod is inserted,
The inspection apparatus according to claim 1, wherein the through hole of the main body, the through hole of the release button, and the through hole of the lock plate are formed in a straight line.
前記解放ボタンから離れる方向にバネによって付勢された前記押し板の先端部が前記ロック板の嵌合孔から抜け、
前記解放ボタンから離れる方向にバネによって付勢された前記ロック板の先端部が所定の位置に復帰することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 When the moving body moves away from the release button,
The tip of the push plate biased by a spring in a direction away from the release button comes out of the fitting hole of the lock plate,
The inspection apparatus according to claim 1, wherein a front end portion of the lock plate urged by a spring in a direction away from the release button returns to a predetermined position.
Priority Applications (1)
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JP2008139133A JP5068696B2 (en) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | Inspection device |
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