JP5068385B2 - 調節可能な音響反射器 - Google Patents

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Description

本発明は、音響反射器に関し、特に、航法目的で使用される、またロケーションおよびリロケーションのために使用される水中反射ターゲットに関する。
水中反射ターゲットは、一般には、例えば水中構造物を認識するためなどのソナーシステムで使用される音響反射器である。リロケーション装置は、例えば、パイプライン、ケーブル、機雷を識別するのに使用され、また網を音で知らせるために漁業でも使用される。
有効であるために、音響反射器は背景地物や周囲のクラッタと容易に区別される必要があり、したがって、この反射ターゲットが、(a)背景の地物や周囲のクラッタに反射した音響波の強度に対して強い反射音響出力応答(すなわち、高いターゲット強度)を生成できること、(b)他の(偽)ターゲットとの区別を可能にする音響特性を有することが望ましい。
ターゲットからの音響波の強化された反射は、現在では、球状シェルの面に入射する入力音響波を屈折させて、入力経路に沿ってシェルの反対側面で音響波が集束され、その後、音響波が反射器によって反射され、出力反射応答として放射されることによって達成される。あるいは、入力音響波は、出力反射波として放射される前に反射器のシェルの反対側面から2回以上反射されてもよい。
英国特許第2,437,016号明細書
知られている水中反射ターゲットは、流体が充填された球状シェルを備える。このような流体充填球状シェルのターゲットは、選択された流体が約840ms−1の音速を有する場合に高いターゲット強度を有する。これは、現在では、シェル内の流体としてクロロフルオロカーボン(CFC)を使用して行われる。このような流体は、一般には、有毒なオゾン破壊性の化学物質である望ましくない有機溶媒である。したがって、流体充填球状シェル反射ターゲットは、流体が環境に漏出して汚染する危険性から環境を害する可能性があるので、このような物質の使用が制限されるため不利である。さらに、流体充填球状シェル反射ターゲットは、比較的、製造が難しく費用がかかる。
別の知られている音響反射器は、一般に、共通の基点で交わる3つの直交する反射面を備える三面反射器である。しかしながら、このような反射器は、反射器が対象の周波数で音響反射するように、また海洋環境で使用するためにコーティングしなければならない場合があり、高いターゲット強度が可能であっても、コーティング材の反射特性は、水深による圧力に伴って変化しやすい。さらに、三面反射器は、その反射はその態様に依存し限定され、6dBより大きいターゲット強度の変化がさまざまな角度で発生する可能性があるという点で不利である。
調査のためにアザラシ、イルカ、クジラなどの海洋哺乳類に取り付けて、それらを位置付けし、追跡し、監視するのに適した音響反射器タグも必要であるが、このようなタグは、決して動物の妨げにならないように軽量で小さいサイズにしなければならない。上述の知られている反射器は、このような用途には適さない。上述したように、液体充填球状反射器は、有毒な物質に頼るので、したがって取り付けられる動物にも、また動物が住む環境にも害を及ぼす可能性があると考えられる。三面反射器は、全方向反射でなく、むしろ役に立たないような態様に依存して限定されてしまう。
本出願人の英国特許第2,437,016号明細書は、以下のような音響反射器を開示および請求している。この音響反射器は、コアを取り囲むように配置された壁を有するシェルを備え、前記シェルは、シェルに入射する音響波をコアに伝播することができ、音響波が集束され、入射領域の反対側に位置するシェルの1つの領域から反射されるようにして、反射器から反射音響信号出力を生成する音響反射器であり、コアは球状または直円柱状であり、音響波速度が840から1500ms−1の固体材料の1つ以上の同心円層で形成されること、さらに、シェルに入射する音響波の一部がシェルの壁に結合され、シェルの周囲の壁内に案内され、その後、前記反射音響信号出力と構成的に合成するように再放射されて、強化された反射音響信号出力を生成するように、シェルがコアに対して寸法決めされることを特徴とする。
この反射器は、耐久性があり、無害で、サイズが小さく、製造は比較的容易で費用がかからない。
反射器は、発生器に直交する円形断面を有する球状または円柱形状にしてもよいことは留意されている。円筒形の場合、反射器は長い連続系、すなわちロープの形態であり、音響信号の進行方向に直角に配置されたロープの一部からの鏡面反射グリントにより大きなソナー応答が得られる。
コアは、1つの固体材料で形成される。あるいは、コアは異なる材料の2層以上の層を備え、特定の選択された周波数の音響波に対してこれらの層は全体として、より強い出力信号を生成するように、入射波をより効果的に集束し、および/または材料内の減衰をより低減する。適切なコア材料は、動作領域で音響エネルギーの吸収率が高くないものと説明される。
シェルは、例えば、特に50%ガラス充填ナイロン66などのガラス充填ナイロン、または40%ガラス充填半芳香族ポリアミドのガラス強化プラスチック(GRP)材料、またはスチールのような硬質材料で形成され得、その厚さはコアの半径の約10分の1となるように寸法決めされ得る。しかしながら、コアおよびシェルに使用される材料の特性に関するこれらのパラメータ間の適切な関係を導出するのは、当業者により容易に理解される。
反射器のシェルを伝播される音響波を内部で集束した音響波と合成する概念が装置の設計の中に利用されて、装置からの強化された反射音響信号出力内に高度に認識可能な特徴(複数可)を有することができる。例えば、信号出力は、固有のタイムシグネチャまたはスペクトル成分を有するように構成されてもよい。
出力における固有の特徴を認識するために、信号出力を検出するのに使用されているソナーを適切に適応させることによって、本発明の反射器からの信号と背景クラッタやソナー検出器が使用される領域にある他の(偽)ターゲットからの応答とをより容易に区別することができるようになる。
さらに、2つの応答、すなわち、コアからの幾何学的に集束された応答と外側シェルからの弾性波応答との位相整合の適切な操作によって、装置は応答エコーに「色付け」する固有の周波数共鳴を示すことができることが留意されている。この手段によって、かなりのクラッタ環境で特定の反射器からの応答が他の(偽)ターゲットからの応答と区別されることができる。
出願人は、寸法および材料を適切に選択することで、概して上述した構造を有する音響反射器は、シェルの別々の領域に、反射器のコアを通る2つ以上の別々の集束された音響波経路を生成する2つ以上の別々の伝播窓を有する特性を示すことができることに気付いた。このような装置は、シェル内の別々の伝播窓から得られた別個の音響波経路間の干渉により、強化された反射音響波信号出力を生成する。
したがって、音響反射器は、コアを取り囲むように配置された壁を有するシェルを備え、前記シェルは、シェルに入射する音響波をコアに伝播することができ、音響波が集束され、入射領域の反対側に位置するシェルの1つの領域から反射されるようにして、反射器から反射音響信号出力を生成し、コアが音響波速度840から1500ms−1を有する固体材料の1つ以上の同心円層で形成される音響反射器であり、入射する音響波は2つ以上の別個の経路に沿ってシェルを通ってコアに伝播され、関連する反射信号出力は構成的に合成されて、1つ以上の所定周波数で強化された反射音響信号出力を生成するように、シェルがコアに対して寸法決めされることを特徴とする。
反射器は、発生器に直交する円形断面を有する球状または円柱形状であるのが好ましい。円筒形の場合、反射器は長い連続系、すなわちロープの形態であり、音響信号の進行方向に直角に配置されたロープの一部からの鏡面反射グリントにより大きなソナー応答が得られる。あるいは、上述の種類の反射器は、断面が円形であれば、卵(ラグビーボール)型の場合に効果的であることがわかっている。
本発明の反射器は、コアの直径とシェルの厚さと各々の部品の材料特性とを適切に選択することによって、指定した周波数に調節できる。特に、内側コア材料の音響波速度は、2つの集束された応答信号が、可能な信号間で構成的干渉を生じさせる異なる音響経路長を有するようにするのが重要である。
好ましくは、コアは、840から1300ms−1の音響波速度を有する1つの固体材料で形成される。あるいは、コアは、異なる材料の2層以上の層を備えることもできる。この場合、音響波の特に選択された周波数に対して、これらの層は全体として、より強い出力信号を生成するように、入射波をより効果的に集束し、および/または材料内の減衰をより低減する。しかしながら、当然、層状コアの場合、製造の複雑さやコストは増大すると思われる。コアが異なる材料の2層以上の層で形成される場合、材料の一方または両方は最大で1500ms−1の音響波速度を有することができる。
本発明の反射装置での使用に適するように、コア材料は、音響エネルギーを高吸収しないで所定の範囲の音響波速度を有するものにしなければならない。コアは、例えば、シリコーン、特に、Bayer社製RTV12またはRTV655のシリコーンゴム、またはAlsil14401過酸化物硬化シリコーンゴムなどのエラストマー材料で形成されてもよい。
シェルは、例えば、特に、50%ガラス充填ナイロン66などのガラス充填ナイロン、または40%ガラス充填半芳香族ポリアミドのガラス強化プラスチック(GRP)材料、またはスチールのような硬質材料で形成され得、その厚さはコアの半径の約10分の1となるように寸法決めされ得る。
さらに、反射器のスペクトル応答に影響を与えるために、英国特許第2,437,016号明細書に示されるように、内側で集束された音響波は、必要に応じて、反射器のシェルを通って伝播された(弾性)波と合成されて、装置からの強化された反射音響信号出力で高度に認識可能な特徴(複数可)を示すことができる。
本発明の反射器からの信号出力が固有のタイムシグネチャを有することができるという特徴を利用して、固有の識別ができるようにしてもよい。一般に、球状のターゲットは、応答信号(エコー)までの非常に認識可能な「テール」を生成することから、いくつかの偽ターゲットと容易に区別されることが多い。このエコー構造は、反射装置内の複数の音響経路が生成されることで形成され、いくつかの水中ターゲットでは再現できない固有の正確な周期構造を有する。
エコー応答の適合された周波数成分を生成できるので、本発明の反射器のスペクトル応答は、光学的類推のために、ソナーシステムで一般に使用される周波数で、ほとんどの水中ターゲットの場合のような単色ではなく、色付けされる。その結果、本発明の反射器から応答する信号と、背景クラッタおよびソナー検出器が使用される領域にある他の(偽)ターゲットからの応答とをかなり容易に区別することができる。
しかしながら、さらに、異なるスペクトル出力を生成するように個々の反射器を調節できることによって、本発明の装置の非常に有効ないくつかの用途が明らかになる。例えば、二重周波数モードで動作し、2つの異なる反射器周波数に調節されるソナーシステムを使用して、各反射器は、「信号機」として機能することができ、または自律もしくは半自律システムの排除ゾーンを画定するのに使用でき、または異なるように調節された2つの反射器の列の間の進路の形で無人潜水機の航行レーンを提供するのに使用できる。
本発明の反射器からのエコー応答は、応答発信ソナーに対する形状には全く無関係であるので、装置の配備は、その位置のみが重要であり、装置の海底での置き方は重要ではないことに留意すべきである。したがって、反射器を水中に配置することは、他のより指向性の強い装置よりも、より簡単に、より効果的に、より安価に達成することができる。
二重周波数モードで動作するソナーを使用する代替形態として、広帯域モードで動作し、2つの異なる色を個々の反射器に関連付けるために異なる周波数成分を利用するソナーが使用される場合がある。この代替形態では、照射のための十分な帯域幅を有し、かつ別個の音響信号出力を検出できる適切な信号処理機能を有する(したがって、高度な認識機能を有する)ように、従来のソナーシステムを適切に適応させる必要があることは承知しているが、実際には適切な信号処理機能を有すること(すなわち、処理ソフトウェアの開発)のみが必要であると考えられる。
本発明の反射器のさらに可能な用途は、1つ以上の反射器の知られている位置に対して位置探索を可能にすることである。これは、特に、位置決定のために慣性航法システム(INS)に頼る自律型無人潜水機(AUV)に有用である。このような潜水機のINSは、潜水機が深海に潜った後に再較正される必要があり、この再較正は、知られているスペクトル特性と知られている位置とを有する反射器の応答発信によって行われること可能であることが知られている。基準位置を提供する目的の特定の反射器の識別を手助けするために、特定のパターンで一群の反射器を設定するのが便利な場合がある。これは、所定の組み合わせの形で、例えば、プレートまたはマット上に設定される。同じタイプの構成が、マーキングされている特定の物体を指し示すさまざまな数および/またはさまざまな構成の反射器を使用して抗口(well head)またはパイプバルブのような海底に対象物体を配置するのにも有用であり得る。
さらに、ソナーソースは、潜水艦もしくは他の有人潜水艇、永久的に取り付けられる水中ソナー、ボート、飛行機もしくはヘリコプタに取り付けられるディッピングソナー、またはAUVのような任意の従来の搬送装置に取り付け可能であることに留意されたい。
本発明では、海中の物体の識別回収システムは、物体に取り付けられるパッシブソナー反射器と、ソナー送信器と、パッシブソナー反射器から反射されたソナー信号を受信する手段とを含む。受信手段は、送信器と一緒に配置されてもよいし、または他の場所に配置されてもよい。三角測量システムも可能であり、受信器が3つの異なる場所に配置されて、従来の三角測量手段により物体の特定の位置が識別される。
このようなシステムのいくつかの新しい用途が可能である。これは:
海中の物体の固有の地理的位置をマーキングする、または次の潜水の準備のときに単独でもしくは他の同様のソナー反射器/位置標識(例えば、レッド+グリーン対レッド+ブルー)を示すアクティブなロケーション装置、すなわち、パイプライン、電力ケーブル、電話ケーブル、海底での固定機器と組み合わせて物体に適用する、
海中装置に適用する、または次の潜水の準備のときに装置に適用する(水柱内または水柱の底部または海底にある装置の現在の位置をマーキングすることになる)、すなわち、ケーブルまたは自由にもしくは一定の範囲内で移動される他の装置、例えば、潮および/または流れまたは他の移動可能な資源と共に移動する特定のケーブルをマーキングする、
水中の油またはガスのプラットフォームの一部またはそのようなプラットフォームの残りの部分をマーキングする(特定のカテゴリの水中資源の所有権、効用または種類などを識別するための手段として別々に調節された反射器を使用することを含む)、
海中/航法において重要であるが、ソナー反射器を特定の機器に取り付ける必要のない位置をマーキングする、例えば、入港時の位置標識として航路の位置をマーキングする、または漂流物またはサンゴ礁や海中岩礁などの他の航行の障害物の位置をマーキングする、
経済的または商業的利益の領域、例えば、採鉱権利を主張するための国際的領海をマーキングするまたは表示する、
船舶から船外に落とされ、または飛行機事故で紛失された高価なコンテナを識別する、または飛行機のブラックボックスの位置および回収を識別する、
地球の物理学的構造を監視する、例えば、海の真ん中の断層の移動をマーキングし監視する、
例えば、漂流物や機雷などの廃棄のために海底の危険な物体をマーキングする、などの用途が挙げられる。
さらに可能な用途は、ダイバーの位置が海上の船から追跡できる手段を提供することで、必要に応じて、ダイバーへの支援を行うことができる。このために、現在、ダイバー追跡システムが存在するが、これらは一般にエンジン付きアクティブトランスデューサを使用するものである。このようなトランスデューサは、本発明のパッシブ音響反射器に比べて比較的高価で大きく、さらに装置が確実に正確に動作するのを維持するために、定期的な再較正とメンテナンスが必要であるが、パッシブ反射器は再較正またはメンテナンスが必要でない。また、個々の反射器を調節できることにより、二人以上のダイバーが一隻の海上の船から活動している場合には、各々のダイバーは個々に「タグ付け」される。反射器は、広く市販されており、比較的安価な標準的な深度ソナーまたは魚探知ソナーに応答して調節されることができる。
本発明の音響反射器のサイズは、必要に応じて変わることに留意すべきである。より大型の装置は、より強い応答信号を出すことができるが、例えば、ダイバーまたは海洋動物に取り付けるには、比較的小型の反射器(例えば、直径約50から100mmの反射器)が好ましい。
本発明は、例として、添付図面を参照して説明される。
本発明の音響反射器の概略断面図であり、反射器コアを通るいくつかの音響経路を示す図である。 本発明の音響反射器のシェルおよびコアの材料と寸法の特定の組み合わせでの周波数に対するターゲット強度を示すグラフである。 シェルの異なる厚さが周波数応答に与える影響を示す、2つの異なる反射器の周波数に対するターゲット強度を示すグラフである。 市販の魚探知機を使用して得られた、いくつかの本発明の反射器の軌跡が海底の位置まで下がっていく様子を示す図である。 海上と海底との間に配置された本発明の2つの反射器を使用して、海底の領域を走査するマルチビームソナーからの出力の写真である。 海底近くに配置された本発明の5つの反射器の一群を使用して、海底の領域を走査するマルチビームソナーからの出力の写真である。
図1では、音響反射器10は、壁14を有する球状シェル12を備える。壁14は、コア16を取り囲む。シェル12は、ガラス強化プラスチック(GRP)材料またはスチールのような硬質材料で形成される。コア16は、エラストマー材料のような固体材料で形成される。
音響源(図示せず)から送られた音響波18は、図示されるようにシェル12に入射する。シェルの特性は、上述したように、シェルの緯線の周囲に配置された、伝播「窓」の働きをする2つの領域を示すように、すなわち、入射音響波がこれらの領域で効果的にシェルの壁14を伝播されてコア16に届くように選択される。その結果、入射音響波は、コア16に進むときに2つの経路(19、19’)をたどり、屈折されて、シェルの音響波18が入射する面の反対側面の領域20で集束される。音響波は、その後、同じそれぞれの経路に沿って反射され、合成して、反射器の強化された反射音響信号出力22を生成する。
本出願人の英国特許第2,437,016号明細書に示されるように、入射音響波の入射角が小さいシェルの領域では、入射音響波の一部18は壁14に結合されて、弾性波26を生成し、弾性波26はシェル12の周囲の壁14内に案内される。シェル12およびコア16が形成される材料とシェルおよびコアの相対寸法とがシェル波26の通過時間が内側で幾何学的に集束される出力波(19、19’)の通過時間と同じになるように予め決められる場合、シェルの壁を伝播する弾性波と反射音響信号出力とは、互いに同相であり、したがって、対象の周波数で構成的に合成し、さらに強化された反射音響信号出力(すなわち、強いターゲット応答)を生成する。
図2は、数値モデリングによって得られたデータを示す図である。データは、入射音響波の周波数(F)に対する本発明の球状音響反射器のターゲット強度(TS)を含む。この場合の反射器は、密度1.0gcm−3のシリコーンゴム製コアを備え、1040ms−1の音響波速度を有し、縦波速度2877ms−1、せん断波速度1610ms−1、ガラス強化ポリアミド材料に適した密度1.38gcm−3のシェルを有するものとされる。反射器の外半径は210mm、内半径対外半径の比は0.942:1に設定される。
グラフに見られるように、この場合の反射器は、約20kHzから120kHzにおけるいくつかの周波数において、具体的には25kHz、40kHz、80kHz、110kHzの領域で高レベルの応答、すなわち、比較的高いターゲット強度を示している。
図3のデータは、図2と同じ基準で生成されたものであるが、図2の反射器と同じコアおよびシェルの特性を有し、外半径が210mmであるが内半径対外半径の比は異なる値(それぞれシェルの厚さ12mmと34mmに対応して、0.942(太線)と0.838(細線))である2つの異なる反射器のスペクトル応答を示す。図3からわかるように、本発明の反射器は、1つのパラメータのシェルの厚さを変えることで、非常に顕著に異なるスペクトル応答を有する反射器になることがわかる。さらに、当業者に理解されるように、この変化は反射器の内側コアおよび/または外側シェルの材料特性を変えることでも得られることができる。
図4から図6に示される結果を得るのに使用される音響反射器は、1040ms−1の音響波速度を有するRTV12シリコーンゴム製コアと、ガラス強化ポリアミド製シェルとからなる。
図4は、非常に穏やかな海底の水中30mで本発明のいくつかの反射器と市販の50kHzの魚探知機とを使用して得られた海上試験の軌跡を示す図である。時間に対する深度の軌跡であり、5つの反射器の位置が海底の位置まで下がったことがはっきりと示されている。
図5は、マルチビームRESON8111Seabatソナーシステムからの出力の写真である。このソナーは、船首に保持され、ソナーヘッドは水面から2m下に保持されて、その後、船は150mの深さの海底の領域で、本発明の2つの反射器がこの領域の上の70mから80mの深さに配置して航行した。反射器は高い応答性を示すもので、背景ノイズに対して容易に見つけ出せ、海底の応答より上で配置されることができる。この軌跡から、海底の地形と反射器がある位置とを示す海底マップを生成することができる。
図6は、海底の約1m上に配置された本発明の5つの反射器の一群を使用して、海底の領域を走査するマルチビーム測深ソナーシステムからの出力の写真である。反射器の右側の領域は岩石露頭の領域で、それ以外は非常に穏やかな海底である。
ここで説明されるような海上試験の経験から、本明細書で説明される音響反射器(最大応答周波数120kHzで動作する)は、少なくとも800mの範囲まで市販のソナーシステムを使用して検出可能になることがわかった。したがって、本発明の反射器は、海底の上または近くの物体の位置をマーキングするための非常に効率的で低コストの手段を提供することができる。
各反射器を後で接着される2つの半部ずつ作成することにより、本発明の音響反射器を製造することが便利であることが明らかになった。球状および卵形の反射器の場合、2つの半部は同一である。一般的な手順は以下の通りである。最初に、シェル半部が成形に適したポリアミドであるDuPont社製のZytel材料(Zytel 151L NC010)を使用して射出成形によって作成される。成形されたシェルは24時間放置され、その後、内側が脱脂される。次に、各々の半部のシェルの内部は、後で半部のシェルを充填するために流し込まれるコア材料(一般には、RTVシリコーンゴム)と十分に接着するようにプライマ処理される。これらのシリコーンゴム材料との使用に適したプライマとして、GE Bayer社製のSS4004P、SS4044P、SS4120、またはSS4155の製品が挙げられる。RTV12ゴムに関しては、代替として、推奨されるプライマは、SS4004Pと共にSS4044PまたはSS4155である。
次に、各々の充填された半部のシェルは、シリコーンのコア材料が固体に硬化するために室温で2から14日間放置される。硬化プロセスを助けるために触媒を使用し、硬化プロセス時に生成される副産物が最小になるように努力して確実にするのが都合がよい。同様に、長い硬化期間が硬化プロセスを助ける。このプロセスのための適切な触媒として、GE Bayer製RTV12C01PやMomentive Performance Materials GmbH(Leverkusen)製TSE3663Bが挙げられる。
シリコーンゴム材料の硬化の結果として生じるわずかな収縮は、この段階では、さらに新しいコア材料で上塗りしてこのコア材料を硬化させることにより許容されることができる。充填された半部のシェルが上述したように完全に準備されると、接着剤(例えば、Loctite3425)が半部のシェルのあわせ面に塗布され、2つの半部が接触されて互いに固定され、その後、接着剤が完全に硬化するために、室温で14日間放置される。
硬化期間の後、各々の反射器は、反射器内の空洞やひびをチェックするために(例えば、高解像度のX線スキャナを使用して)スキャンされる。空洞やひびが検出されなければ、スキャンされた反射器ユニットは、50kHzから900kHzの周波数の範囲で、水中で各々較正される。これは、対象となる周波数帯にわたって順に、ソナーからのパルスを使用して各々の反射器を応答発信することで行われる。反射応答が測定され、周波数に対してプロットされる。これらの測定は、ソナー位置に対するユニットの各回転位置で繰り返され、このような位置は10°の間隔にあり、すなわち全部で36回の測定が行われる。次に、反射器は別の面で90°回転され、36回の測定が繰り返される。その後、反射器の性能特性を設定する較正証明書が各々の反射装置に対して準備されることができる。

Claims (10)

  1. コアおよびコアを取り囲むように配置された壁を有するシェルを備える音響反射器であって、前記シェルがシェルの壁にある2つの別個の音響窓を有し、前記シェルがシェルの壁に入射する音響波をコアに伝播し、音響波が集束され、音響波の入射領域の反対側に位置するシェルの壁の1つの領域から反射されて、反射器からの反射音響信号出力を生成し、コアが円形断面を有し、音響波速度が840から1500ms−1の固体材料の1つ以上の同心円層で形成され、入射する音響波が2つ別個の経路に沿ってシェルの壁にある前記2つの別個の音響窓を通ってシェルの壁を通ってコアに伝播され、反射音響信号出力が合成されて、1つ以上の所定周波数で強化された音響信号出力を生成することを特徴とする、音響反射器。
  2. コアは球または直円柱のいずれかの形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の音響反射器。
  3. コアが、850ms−1と1300ms−1の間の音響波速度を有する1つの固体材料で形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の音響反射器。
  4. コアが、エラストマー材料で形成されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の音響反射器。
  5. エラストマー材料がシリコーンゴムであることを特徴とする、請求項4に記載の音響反射器。
  6. エラストマー材料が、RTV12シリコーンゴムまたはRTV655シリコーンゴムのいずれかであることを特徴とする、請求項5に記載の音響反射器。
  7. シェルの壁の材料がスチールおよびガラス強化プラスチック(GRP)材料の一方であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の音響反射器。
  8. ガラス強化プラスチック(GRP)材料が、ガラス充填ポリアミドおよびガラス充填ナイロンの一方を備えることを特徴とする、請求項7に記載の音響反射器。
  9. 強化された反射音響信号出力が、認識可能な特徴を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の音響反射器。
  10. シェルに入射する音響波の一部がシェルの壁に結合され、シェル内でコア周囲を通って、その後再放射されて、内部で反射された音響信号出力と合成するように、シェルがコアに対して寸法決めされることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の音響反射器。
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