JP5061376B2 - バックライト制御装置、バックライト制御方法 - Google Patents

バックライト制御装置、バックライト制御方法 Download PDF

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本発明は、表示装置に設けられたバックライトの発光強度を発光面において均一になるように制御するバックライト制御装置、バックライト制御方法に関する。
バックライト装置は、例えば、ベース基材が4つの領域に光源ユニットとして分割される。この光源ユニットには、それぞれ、光源ユニットの略中央にセンサが設けられるとともに、複数の発光素子が設けられる。
図10は、バックライト装置の構成を表す概略ブロック図である。ここでは、例えば、4つの光源ユニットA1〜A4に、一つずつカラーセンサ(B10〜B40)が設けられる。このバックライト装置の発光強度を測定する場合、4つの光源ユニットA1〜A4全てが発光した状態において、カラーセンサB10〜カラーセンサB40は、これら光源ユニットA10〜A40から発光された光を検出する。
制御部200は、カラーセンサB10〜カラーセンサB40が検出した検出結果と、記憶部300に記憶された目標値のデータとを比較し、差分を抽出し、この差分が0になるように、駆動部C10〜駆動部C40を駆動させ光源ユニットA10〜A40を発光させるように制御する。これにより、輝度や色度が発光面内において均一になるように制御される。
このように、発光素子が複数設けられた光源ユニットからなるディスプレイ装置において、輝度や色度が均一になるように制御するものが、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開2007−531122号公報
しかしながら、輝度や色度を測定する場合、上述したように発光面全体を発光させた状態(全ての光源ユニットを点灯させて状態)において目標値になるように制御することが望まれている場合がある。この場合、上述のディスプレイ装置においては、カラーセンサが検出する光の一部に、隣接する他の光源ユニットからの光が含まれる場合、図11に示すように、目標とする輝度(あるいは色度)に速やかに収束できないという問題があった。例えば、光源ユニットA10〜A40のうち、光源ユニットA10を0%に消灯すると、輝度を変更していないはずの光源ユニットA20〜A40内のカラーセンサ出力値も、光源ユニットA10が消灯したことによって変動し、かつ光源ユニットA10内のカラーセンサ出力値も光源ユニットA20〜A40から発光された光の影響を受け、0%にならない現象が生じる。このため補正対象となる光源ユニットの輝度・色度の変化量を正確に把握できず、目標値に速やかに収束させることが困難であった。
これに対し、隣接する光源ユニットの影響を受けない場所にカラーセンサを配置したり、光源ユニット間に隔壁を設けたり、あるいは、カラーセンサの受光範囲を限定するなどの提案もあるが、物理的な構成が新たに必要となり、構成が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、カラーセンサの受光範囲を制限せず、また、光源ユニット間に隔壁等を設けずに、バックライトの発光強度を制御することができるバックライト制御装置、バックライト制御方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、表示装置に設けられるバックライトを制御するバックライト制御装置であって、複数の光源ユニットのうちいずれか1つの光源ユニットを点灯させた場合における光源ユニット毎の発光強度の目標値を記憶する個別基準値記憶部と、前記バックライトの発光面がn分割される領域にそれぞれ設けられ、光源ユニットが発光する発光強度を検出する複数のセンサと、前記光源ユニットの全てを発光させた場合に前記センサによって検出される検出結果である全体発光測定値と、前記個別基準値記憶部に記憶された個別基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した場合における発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出する第1の算出部と、前記光源ユニットを全て点灯させる場合における前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値を記憶する目標値記憶部と、前記第1の算出部が抽出した光源ユニット毎の発光強度と前記目標値記憶部に記憶された発光強度の目標値とに基づいて、各光源ユニットの発光強度を制御する制御部と、を有すること特徴とする。
また、本発明は、前記光源ユニットを全て点灯させた場合に前記センサそれぞれが検出する発光強度である全体発光基準値を記憶する全体発光基準値記憶部と、前記個別基準値記憶部に記憶された個別基準値と、前記全体発光基準値記憶部に記憶された全体発光基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した状態の発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出する第2の算出部と、前記第2の算出部によって算出される各光源ユニットの発光強度を、前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値として前記目標値記憶部に書き込む書き込み部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、前記発光強度は、輝度または色度であることを特徴とする。
また、本発明は、表示装置に設けられるバックライトを制御するバックライト制御装置におけるバックライト制御方法であって、前記バックライトの発光面がn分割される領域にそれぞれ設けられるセンサが、光源ユニットが発光する発光強度を検出し、第1の算出部が、前記光源ユニットの全てを発光させた場合に前記センサによって検出される検出結果である全体発光測定値と、複数の光源ユニットのうちいずれか1つの光源ユニットを点灯させた場合における光源ユニット毎の発光強度の目標値を記憶する個別基準値記憶部に記憶された個別基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した場合における発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出し、制御部が、前記第1の算出部が抽出した光源ユニット毎の発光強度と、前記光源ユニットを全て点灯させる場合における前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値を記憶する目標値記憶部に記憶された発光強度の目標値とに基づいて、各光源ユニットの発光強度を制御すること特徴とする。
以上説明したように、この発明によれば、発光面内を複数の光源ユニットに分割し、各光源ユニットの発光強度の変化を各光源ユニット内に設けたセンサで検出し、センサが検出する光の一部に、隣接する他の光源ユニットからの光が含まれていても、その隣接する光源ユニットからの光を除外し、個々の光源ユニットの発光強度を算出するようにしたので、光源ユニットの発光強度を個別に補正することができるとともに、目標とする発光強度に補正するまでを速やかに収束することができる。
また、本発明によれば、光源ユニット間の干渉を防ぐ光学的制約を講じる必要がない。
この発明の一実施形態によるバックライト制御装置が設けられる表示装置の概略構成を表す図である。 この発明の一実施形態によるバックライト制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 この発明の一実施形態によるバックライト制御装置の動を説明するフローチャートである。 図3ステップS3の処理について説明するフローチャートである。 図3ステップS4の処理について説明するフローチャートである。 図3ステップS5の処理について説明するフローチャートである。 図3ステップS6の処理について説明するフローチャートである。 光源ユニットA1を消灯した場合におけるカラーセンサの検出結果と光源ユニットの出力値とを表す図である。 発光強度と時間の関係を表す図である。 バックライト装置の構成を表す概略ブロック図である。 発光強度と時間の関係を表す図である。
以下、本発明の一実施形態によるバックライト制御装置について図面を参照して説明する。図1は、バックライト制御装置が設けられる表示装置の概略構成を表す図である。ベース基材11は4つの領域に分割され、光源ユニットA1〜A4によって構成される。光源ユニットA1には、複数の発光素子群12−1が設けられるとともに、光源ユニットA1の略中央にカラーセンサB1が設けられる。発光素子群12−1は、例えば、1つの発光素子がR(赤)、G(緑)、B(青)の光源によって構成されている。カラーセンサB1は、R(赤)、G(緑)、B(青)の光源のそれぞれの発光強度を測定する。また、光源ユニットA2〜A4についても同様に、光源ユニットA2には発光素子群12−2とカラーセンサ2、光源ユニットA3には発光素子群12−3とカラーセンサ3、光源ユニットA4には発光素子群12−4とカラーセンサ4が設けられる。
図2は、この発明の一実施形態によるバックライト制御装置の構成を示す概略ブロック図である。光源ユニットA1の発光素子群12−1には、駆動部C1から電力が供給され、この供給された電力に応じて発光素子群12−1が発光する。光源ユニットA2〜A4は、光源ユニットA1と同様に、駆動部C2〜駆動部C4から供給される電源によって発光する。
カラーセンサB1〜カラーセンサB4は、光源ユニットA1〜A4が発光する光を受光し、その発光強度を検出する。このカラーセンサB1〜4は、R、G、Bの波長に応じた光の強度を検出する。ここで、発光強度とは、発光素子群が発光した場合における光の強さを表し、例えば、輝度や色度である。
記憶部10は、各種データを記憶する。この記憶部10は、複数の光源ユニットのうちいずれか1つの光源ユニットを点灯させた場合における光源ユニット毎の発光強度の目標値である個別基準値(Sn(1)〜Sn(4))を記憶する。
また、記憶部10は、全ての光源ユニットA1〜A4を点灯させる場合における光源ユニットの各々の発光強度の目標値(後述するステップS5にて記憶される値)を記憶する。
また、記憶部10は、光源ユニットを全て点灯させた場合にカラーセンサそれぞれが検出する発光強度である全体発光基準値(D1〜D4)を記憶する。
制御部20は、各光源ユニットの点灯や消灯を制御するとともに、輝度や色度を光源ユニット毎に独立して制御することが可能である。
制御部20は、光源ユニットの全てを発光させた場合に、カラーセンサによって検出される検出結果である全体発光測定値と、記憶部10に記憶された個別基準値とに基づいて、光源ユニットの全てが点灯した状態の発光強度から、光源ユニットの各々の発光強度を当該光源ユニットのそれぞれについて抽出(算出)する機能を有する(第1の算出部に相当)。
また、制御部20は、抽出した光源ユニット毎の発光強度と記憶部10に記憶された発光強度の目標値とに基づいて、その差分を算出し、算出された差分が所定の値(例えば0、または予め決められた許容誤差e未満)になるように、駆動部C1〜C4によって、各光源ユニットの発光強度を制御する機能を有する(制御部に相当)。
また、制御部20は、全ての光源ユニットが点灯した状態においてカラーセンサによって発光強度を検出し、この発光強度を基に、他の光源ユニットからの影響が除外された発光強度を算出する。すなわち、制御部20は、記憶部10に記憶された個別基準値と全体発光基準値とに基づいて、光源ユニットの全てが点灯した状態の発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出し(第2の算出部に相当)、この算出された各光源ユニットの各々の発光強度を、光源ユニットの各々の発光強度の目標値として記憶部10に書き込む機能(書き込み部)を有する。
駆動部C1は、制御部20によって生成された制御信号を受け、その制御信号に応じた電力を光源ユニットA1に出力する。駆動部C2〜駆動部C4は、駆動部C1と同様に、制御部20から出力される制御信号に応じた電力をそれぞれ対応する光源ユニットA2〜A4に出力する。
次に、上述した構成におけるバックライト制御装置の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、光源ユニットが4つであり、カラーセンサが4つであり、また、説明を簡略化するため、発光素子群のうち発光する色が単色である場合について説明する。
まず、制御部20は、輝度分布、色度分布をセンサユニット1によって計測し(ステップS1)、表示画面内の輝度ムラ、色度ムラが最小で、輝度、色度が最適値となるように、各光源ユニット毎に各色の発光素子の投入電力を調整する(ステップS2)。このステップS1とステップS2は、工場出荷時に行われる場合もある。
次に、制御部20は、1つの光源ユニットに設けられた発光素子群を点灯させて、この発光状態において、各カラーセンサB1〜B4によって、それぞれ、発光強度を検出する。これを、各ユニット毎に行い、それぞれの検出値を記憶部10に記憶する(ステップS3)。例えば、制御部20は、光源ユニットA1を点灯させ、カラーセンサB1〜B4のそれぞれの検出値を得て、これらの検出値を個別基準値S1(1)〜S4(4)として記憶部10に記憶する。また、同様に、光源ユニットA2を点灯させて得られる検出結果であるS2(1)〜S2(4)、光源ユニットA3を点灯させて得られる検出結果であるS3(1)〜S3(4)、光源ユニットA4を点灯させて得られる検出結果であるS4(1)〜S4(4)を個別基準値として記憶部10に記憶する。
次に、制御部20は、全光源ユニットの発光素子を同時に点灯させた状態において、カラーセンサB1〜B4によって、それぞれ発光強度を検出し、その検出結果を全体発光基準値として記憶する(ステップS4)。ここでは、全体発光基準値として、光源ユニット1〜4が全て点灯した状態においてカラーセンサB1が検出した検出結果をD1、カラーセンサB2が検出した検出結果をD2、カラーセンサB3が検出した検出結果をD3、カラーセンサB4が検出した検出結果をD4として記憶する。
次に、制御部20は、発光強度S1(1)〜S4(4)及び、全体発光基準値D1〜D4に基づいて、他光源ユニットからの影響を除外した発光強度La1〜La4を算出し、光源ユニットの発光強度の目標値として、記憶部10に記憶する(ステップS5)。
このステップS5までの処理を行うことによって、発光強度を制御するために予め記憶しておくデータが揃うことになる。
次に、制御部20は、実際に発光強度の制御を行う。すなわち、制御部20は、全光源ユニットA1〜A4を点灯した状態において、カラーセンサB1〜B4によって発光強度E1〜E4を全体発光測定値として検出する。このとき、カラーセンサB1によって検出された発光強度をE1、カラーセンサB2によって検出された発光強度をE2、カラーセンサB3によって検出された発光強度をE3、カラーセンサB4によって検出された発光強度をE4として検出する。
次に、制御部20は、個別基準値S1(1)〜S4(4)を記憶部10から読み出し、個別基準値S1(1)〜S4(4)と全体発光測定値E1〜E4とに基づいて、他の光源ユニットからの影響を除外した個別発光強度Ma(1)〜Ma(4)を算出する。そして個別発光強度Ma(1)〜Ma(4)と光源ユニットの発光強度の目標値La(1)〜La(4)とを各々比較し、誤差が許容値e以内となるように各光源ユニット毎に各色の発光素子の投入電力を制御する(ステップS6)。
なお、ステップS1からステップS4が一度行われた後、バックライトの発光強度を均一にする処理を行う場合、その都度、ステップS5、ステップS6を行う。
次に、図3ステップS3の処理について、図4のフローチャートを用いてさらに説明する。制御部20は、まず、カウンタ値(ここではn)を1とし(ステップS31)、光源ユニットnの発光素子群を点灯する(ステップS32)。そして検出結果をSn(1)〜Sn(4)として記憶部10に記憶する(ステップS34)。次に、制御部20は、nが分割数(例えば4)に達したか否かを判定する(ステップS35)。ここではnが1であるので、nを1だけカウントアップし(ステップS36)、ステップS32に移行し、次の光源ユニットを発光させる。
このステップS32からステップS34の処理は、例えば、nが1の場合、光源ユニット1の発光素子群12−1を点灯する。そして、カラーセンサB1〜B4によって発光強度を検出し、検出結果であるS1(1)〜S4(4)が個別基準値として記憶される。以下同様に、nが4になるまで、ステップS32からステップS36を繰り返し、個別基準値が記憶される。
次に、図3ステップS4の処理について、図5のフローチャートを用いてさらに説明する。
制御部20は、全光源ユニット(1〜4)の発光素子群を全て点灯させ(ステップS41)、この発光状態において、カラーセンサB1〜B4によって発光強度を検出する(ステップS42)。そして、カラーセンサB1によって得られる発光強度であるD1、カラーセンサB2によって得られる発光強度であるD2、カラーセンサB3によって得られる発光強度であるD3、カラーセンサB4によって得られる発光強度であるD4を、全体発光基準値として記憶部10に記憶する(ステップS43)。
次に、図3ステップS5の処理について、図6のフローチャートを用いてさらに説明する。
制御部20は、個別基準値S1(1)〜S4(4)を記憶部10から読み出し、この個別基準値S1(1)〜S4(4)と、全体発光基準値D1〜D4とを用いて、他の光源ユニットからの影響を除外した発光強度La(1)〜La(4)を算出し、算出値を光源ユニットの発光強度の目標値として記憶部10に記憶する(ステップS51)。この算出は、例えば、以下に示す式1に基づいて算出する。
Figure 0005061376
次に、図3ステップS6の処理について、図7のフローチャートを用いてさらに説明する。
制御部20は、光源ユニットの全ての発光素子群を点灯させ(ステップS61)、nを1とし(ステップS62)、カラーセンサB1〜B4のそれぞれによって、発光強度を検出する(ステップS63)。ここでは、カラーセンサB1〜B4によって得られる検出結果であるE1〜E4が全体発光測定値として得られる(ステップS64)。
次に制御部20は、各光源ユニットの個別発光強度Manを算出する。この算出は、例えば、以下に示す式2に基づいて算出する。
Figure 0005061376
次に、制御部20は、光源ユニットの発光強度の目標値Lanを記憶部10から読み出して、これを一時保持し(ステップS66)、算出された個別発光強度Manとこの光源ユニットの発光強度の目標値Lanとを比較する(ステップS67)。
制御部20は、個別発光強度Manと光源ユニットの発光強度の目標値Lanとの差の絶対値を算出し、この差の絶対値が、予め決められた許容誤差e未満であるか否かを判定する(ステップS68)。差の絶対値が許容誤差e未満である場合、nが分割数すなわち4に達したか否かを判定し(ステップS69)、分割数に達していれば処理を終了し、分割数に達していない場合には、nに1を加算し(ステップS70)、ステップS63に移行する。
一方、ステップS68において、差の絶対値が許容誤差e未満ではない場合、すなわち、許容誤差e以上である場合には、光源ユニットnの発光素子群の投入電力を(Lan/Man)倍するように駆動部に指示する(ステップS71)。これにより、駆動部から発光素子群に供給される電力が(Lan/Man)倍になるように制御される。
ここで、nが1である場合、ステップS63からS68の処理が行われると、光源ユニットA1の発光強度Ma1が、光源ユニットの発光強度の目標値La1の許容誤算eの範囲内になるように発光強度が制御される。例えば、制御部20は、駆動部C1から光源ユニットA1の発光素子群に供給する電力を、現在供給している電力の(La1/Ma1)倍にするように指示する。これにより、駆動部C4から発光素子群12−1に供給される電力が、(La1/Ma1)倍になり、この電力に応じて発光強度が大きくあるいは小さくなる。
この制御が、他の光源ユニットA2〜A4についても行われる。
図8は、光源ユニットA1を消灯した場合におけるカラーセンサの検出結果と光源ユニットの出力値とを表す図である。
この図において、光源ユニットA1のうち、光源ユニットA1を消灯し、他の光源ユニットA1を点灯させた状態においてカラーセンサB1〜B4によって発光強度を測定した場合には、光源ユニットA1を消灯しているにもかかわらず、光源ユニットA1に設けられたカラーセンサB1は、ある程度の発光強度があることを検出している(ここでは、検出結果である出力値が30)。これは、他の光源ユニットA2〜A4が発光した光をカラーセンサB1が受光しているからと考えられる。
このように、4つある光源ユニットのうちいずれかを消灯したとしても、その消灯した光源ユニットにおけるカラーセンサにも影響が及ぼされ、出力値が検出されてしまう。しかし、上述した実施形態によれば、カラーセンサが設けられた光源ユニットの他の光源ユニットからの光による影響を除外した値が得られることから、各光源ユニットの発光強度(輝度あるいは色度)を、その光源ユニット自身が発光した強度を出力値として得ることができる。
図9は、発光強度と時間の関係を表す図である。この図に示すように、従来技術におけるバックライト制御装置では、発光強度の目標値の近傍に収束するまでの時間が長引いている(発光強度の変動が大きい)が(符号a)、上述のした実施形態おいては発光強度の目標値の近傍に収束するまでの時間が従来に比べて短くする(変動が小さい)ことができる(符号b)。
なお、他の実施例として、上述した実施形態におけるバックライト制御装置は、発光面内の輝度・色度ムラ補正に限らず、光源ユニット毎に独立した輝度・色度を表示(点灯)し、かつ時間的に各輝度・色度を変化させる用途にも適する。
なお、上述した実施形態において、式1、式2の演算は、記憶部10に演算式を記憶しておき、読み出して各種データを代入して行うようにしてもよいし、制御部20自身が式1、式2を実行するプログラムを実行することにより行うようにしてもよい。
また、以上説明した実施形態によれば、他光源ユニットからの干渉を信号処理で排除し、各光源ユニットに対する必要補正量を一意に算出することができる。
また、光源ユニット間の干渉を防ぐ光学的制約(センサ受光角を狭くする、光源ユニット間に隔壁を設けるなど)を講じる必要がなくなる。このため、光源ユニット内の平均的な発光強度(輝度・色度)を受光でき、また光源ユニット間の色差が目立ちにくい。
また、上述した実施形態によれば、補正対象となる光源ユニットの発光強度(輝度・色度)の抽出を、複数のカラーセンサで行うようにした。このため、カラーセンサの受光感度の個体バラツキに起因する発光面内の輝度・色度ムラを低減することができる。
また、図2における制御部20、駆動部C1〜C4の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりバックライトの制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10 記憶部
12−1、12−2、12−3、12−4 発光素子群
20 制御部
A1、A2、A3、A4 光源ユニット
B1、B2、B3、B4 カラーセンサ
C1、C2、C3、C4 駆動部

Claims (4)

  1. 表示装置に設けられるバックライトを制御するバックライト制御装置であって、
    複数の光源ユニットのうちいずれか1つの光源ユニットを点灯させた場合における光源ユニット毎の発光強度の目標値を記憶する個別基準値記憶部と、
    前記バックライトの発光面がn分割される領域にそれぞれ設けられ、光源ユニットが発光する発光強度を検出する複数のセンサと、
    前記光源ユニットの全てを発光させた場合に前記センサによって検出される検出結果である全体発光測定値と、前記個別基準値記憶部に記憶された個別基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した場合における発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出する第1の算出部と、
    前記光源ユニットを全て点灯させる場合における前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値を記憶する目標値記憶部と、
    前記第1の算出部が抽出した光源ユニット毎の発光強度と前記目標値記憶部に記憶された発光強度の目標値とに基づいて、各光源ユニットの発光強度を制御する制御部と、
    を有すること特徴とするバックライト制御装置。
  2. 前記光源ユニットを全て点灯させた場合に前記センサそれぞれが検出する発光強度である全体発光基準値を記憶する全体発光基準値記憶部と、
    前記個別基準値記憶部に記憶された個別基準値と、前記全体発光基準値記憶部に記憶された全体発光基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した状態の発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出する第2の算出部と、
    前記第2の算出部によって算出される各光源ユニットの発光強度を、前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値として前記目標値記憶部に書き込む書き込み部と
    を有することを特徴とする請求項1記載のバックライト制御装置。
  3. 前記発光強度は、輝度または色度であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のバックライト制御装置。
  4. 表示装置に設けられるバックライトを制御するバックライト制御装置におけるバックライト制御方法であって、
    前記バックライトの発光面がn分割される領域にそれぞれ設けられるセンサが、光源ユニットが発光する発光強度を検出し、
    第1の算出部が、前記光源ユニットの全てを発光させた場合に前記センサによって検出される検出結果である全体発光測定値と、複数の光源ユニットのうちいずれか1つの光源ユニットを点灯させた場合における光源ユニット毎の発光強度の目標値を記憶する個別基準値記憶部に記憶された個別基準値とに基づいて、前記光源ユニットの全てが点灯した場合における発光強度から光源ユニットの各々の発光強度を算出し、
    制御部が、前記第1の算出部が抽出した光源ユニット毎の発光強度と、前記光源ユニットを全て点灯させる場合における前記光源ユニットの各々の発光強度の目標値を記憶する目標値記憶部に記憶された発光強度の目標値とに基づいて、各光源ユニットの発光強度を制御する
    こと特徴とするバックライト制御方法。
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