JP5060170B2 - Upset - Google Patents
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Description
本発明は、土木工事の土留めの際に矢板を押さえ付けるための腹起しに関する。 The present invention relates to an upset for pressing down a sheet pile during earth retaining for civil engineering work.
土木工事において、土壌を掘削して溝を形成する場合、溝の壁面には土留めを実施するために複数の矢板が並設され、さらにそれら矢板を押さえ付けるための腹起しが設けられる。こうした腹起しは、切梁としてのサポート部材によって矢板に圧接される。一般に、腹起し本体は、軽量化等を目的として筒状に形成されている。ところが、筒状の腹起し本体においては、その開口部から腹起しの内奥へ土砂が侵入し易い。そして、腹起し本体の内部に侵入した土砂等は、腹起し本体の腐食を促進する等の不具合を招くことになる。こうした実情より、開口部に蓋体を設けた腹起しが提案されている(特許文献1〜3参照)。すなわち、こうした腹起しでは腹起し本体の開口部を蓋体で閉塞することにより、腹起し本体の内部へ土砂等の侵入を抑制する構成を採用している。
腹起しの取り扱うに際して、腹起し本体の端部が地面等に衝突したりすることで、蓋体に衝撃が加わることがある。例えば、腹起しの端部における隅部が地面等に衝突した場合、局部的に大きな衝撃力が加わることになる。上記従来の腹起しでは、こうした衝撃力が繰り返し加わることによって、蓋体が破損したり脱落したりするおそれがあった。 When handling the erection, an impact may be applied to the lid body when the erection of the main body collides with the ground or the like. For example, when the corner portion at the end of the flank collides with the ground or the like, a large impact force is locally applied. In the conventional erection, there is a possibility that the lid body may be damaged or fall off due to repeated application of such an impact force.
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋体を好適に保護することができる腹起しを提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The objective is to provide the abdominal upset which can protect a cover body suitably.
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、両端に開口部を有する多角筒状の腹起し本体と、同腹起し本体の少なくとも一端の開口部に設けられる蓋体とを備えた腹起しにおいて、前記腹起し本体の少なくとも隅部において同腹起し本体の外周面よりも径方向に沿った内側に前記蓋体が設けられていることを要旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in
この構成によれば、腹起しを取り扱うに際して、腹起し本体の隅部を例えば地面等に衝突させてしまったとしても、蓋体は直接衝撃を受け難くなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の腹起しにおいて、前記腹起し本体の少なくとも隅部において同腹起し本体の端面よりも同腹起し本体の長さ方向に沿った中央側に前記蓋体が設けられていることを要旨とする。
According to this configuration, when handling the erection, even if the erection is caused and the corner portion of the main body collides with the ground or the like, for example, the lid body is not easily subjected to an impact.
The invention according to claim 2 is the abdominal erection according to
この構成によれば、腹起しの端面を例えば地面等に衝突させてしまった際に、蓋体が直接衝撃を受けることを回避することが可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の腹起しにおいて、前記腹起し本体の少なくとも一端の開口部には前記腹起し本体を吊下するための吊下部材が設けられ、同吊下部材は、前記腹起し本体の開口部を閉塞する蓋本体部と前記腹起し本体の端面との間に位置することを要旨とする。
According to this configuration, it is possible to avoid that the lid body is directly subjected to an impact when the end surface of the flank collides with, for example, the ground.
The invention described in claim 3 is the abdominal erection according to
この構成によれば、吊下部材の使用、交換等に際して、蓋本体部が妨げとなり難い。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の腹起しにおいて、前記吊下部材が環状部材であり、同環状部材はその環内に挿通されている挿通部材によって前記腹起し本体に支持され、前記挿通部材が前記蓋体に支持されるとともに前記腹起し本体の端面から同腹起し本体の長さ方向に沿って凹設された凹部に対応して前記腹起し本体の内部に配置されることで、前記環状部材が前記凹部を通じて出没可能に構成されていることを要旨とする。
According to this configuration, the lid main body portion is unlikely to be a hindrance when using or replacing the suspension member.
According to a fourth aspect of the present invention, in the uprising of the third aspect of the present invention, the suspension member is an annular member, and the annular member is inserted into the ring by the insertion member. And the insertion member is supported by the lid body and rises from the end surface of the abdominal main body and corresponds to a recess formed along the length direction of the main body. The gist is that the annular member is configured so as to be able to appear and retract through the recess by being arranged inside.
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の腹起しにおいて、前記蓋本体部に前記吊下部材がスライド可能に支持されることで前記腹起し本体の端面から同腹起し本体の長さ方向に沿って凹設される凹部から前記吊下部材が出没可能に構成されていることを要旨とする。 The invention described in claim 5 is the abdominal erection according to claim 3, wherein the suspension member is slidably supported by the lid main body portion, so that the abdominal erection is caused from an end surface of the abdominal erection main body. The gist of the present invention is that the suspension member can be projected and retracted from a recessed portion that is recessed along the length direction.
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の腹起しにおいて、前記蓋本体部と前記腹起し本体の端面との間において前記吊下部材が回動可能に支持されることで前記吊下部材が前記腹起し本体の開口から出没可能に構成されていることを要旨とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in the flank according to the third aspect, the suspension member is rotatably supported between the lid main body portion and the end surface of the flank main body. The gist of the present invention is that the suspension member is configured to be raised and lowered from the opening of the body.
請求項4から請求項6の構成によれば、吊下部材の不使用時には吊下部材を腹起し本体の内部に収容することが容易であるとともに吊下部材の使用時には吊下部材を腹起し本体の内部から取り出すことが容易である。 According to the configuration of claims 4 to 6, when the suspension member is not used, it is easy to raise the suspension member and accommodate it inside the main body, and when the suspension member is used, the suspension member is It is easy to take out from the inside of the raising body.
本発明によれば、蓋体を好適に保護することができる。 According to the present invention, the lid can be suitably protected.
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
図1に部分的に示すように、腹起し11は、両端に開口部を有する四角筒状の腹起し本体12を有している。この腹起し11は、土木工事の土留めに際して用いられる土木用部材である。図3に示すように、土壌を掘削して形成された溝の壁面には、その壁面を補強するための矢板61が当接される。そして矢板61には、長尺状の腹起し本体12が溝の形成される方向に沿うようにして当接される。さらに、溝の幅方向において対向する一対の腹起し11の間には、柱状のサポート部材62が架設される。こうしたサポート部材62は、図示しない水圧ポンプに接続されるとともにその水圧ポンプの水圧によって伸長することで、溝の幅方向において対向して配置される腹起し11を矢板61に向かって押圧する。なお、図1及び図2には腹起し本体12の長さ方向における一端側を示すとともに、腹起し本体12の長さ方向における他端側の構成は一端側の構成と同様であるためその説明は省略する。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
As shown in part in FIG. 1, the
図1及び図2に示すように、腹起し本体12は中空構造をなすことで軽量化が図られている。腹起し本体12の両側壁の内面には、腹起し本体12の長さ方向に沿って延びるリブ12aが一体形成されることで、腹起し本体12は上述した使用に際して所定の剛性を有するように構成されている。なお、本実施形態の腹起し本体12は、耐久性と軽量化による作業性とを高めるべく、アルミニウムの押出成形により形成されている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
腹起し本体12の開口部には、板材を曲げ形成された蓋体13が取着されている。この蓋体13は、腹起し本体12の内周形状に沿った四角形状をなす蓋本体部14を有してなり、同蓋本体部14には、その上端及び下端から延びるように一対の取付部15が設けられている。蓋本体部14の両側部には、リブ12aが挿通されるスリット14aが形成され、蓋本体部14と腹起し本体12の両側壁との間に形成される隙間が極力小さくなるように構成されている。
A
各取付部15は四角形状をなし、各取付部15の中央には、爪状の係止突起15aが折り曲げ形成されている。一方、腹起し本体12の上壁及び下壁には、円形状の取着孔12bが貫通形成されている。そして、各係止突起15aは各取着孔12bにそれぞれ係止されるように構成されている。こうした係止により、蓋体13は腹起し本体12の開口部に固定される。なお、本実施形態の蓋体13は鋼板のプレス加工により形成されている。このように蓋体13は弾性変形可能に構成されることで、その弾性変形を利用して取着孔12bに係止突起15aを係止させることができる。
Each
図2に示すように、腹起し本体12に固定された蓋体13は、その全体が腹起し本体12の内側となるように設けられている。ここで、腹起し本体12の内側とは、腹起し本体12の外周面よりも径方向に沿った内側であって、かつ、腹起し本体12の端面よりも同腹起し本体12の長さ方向に沿った中央側を示している。このように設けられた蓋体13は、腹起し本体12に包囲されることにより、腹起し本体12によって好適に保護される。
As shown in FIG. 2, the
腹起し本体12の開口部には、腹起し11を吊り下げるための環状部材51が装着されている。この環状部材51は、蓋本体部14と腹起し本体12の端面との間に位置している。このように環状部材51を設けることで、環状部材51の使用、交換等に際して蓋本体部14が妨げとなり難い。
An
本実施形態の環状部材51は、樹脂材料で被覆されたワイヤロープ51aから形成されているが、合成繊維又は天然繊維製のロープを環状部材51として装着してもよい。なお、そのワイヤロープ51aは、腹起し本体12の上壁に貫通形成された一対の挿通孔12cに挿通されるとともにワイヤロープ51aの両端をかしめ具51bを用いて連結することで装着されている。
Although the
次に、この腹起し11の使用状態について説明する。
土壌を掘削して形成された溝に矢板61を立設した後、腹起し11を溝内に吊り下げる。このとき、図示しない吊り下げ用のフックを環状部材51に引っ掛けることで、腹起し11を吊り下げるとともに腹起し11を所定の高さに移動する。このとき、環状部材51は、蓋本体部14と腹起し本体12の端面との間に設けられているため、環状部材51の使用に際して蓋本体部14が妨げとなり難い。次いで、サポート部材62を用いて腹起し11を矢板61に押圧することで溝の壁面が土留めされる。このように土壌の掘削作業と土留め作業とを繰り返すことで、所定の工事区域において、土留めされた溝が形成される。このとき、腹起し11には蓋体13が設けられているため、腹起し本体12の内奥への土砂の侵入が抑制される。
Next, the usage state of the abdomen 11 will be described.
After the sheet pile 61 is erected in the groove formed by excavating the soil, the abdomen 11 is suspended in the groove. At this time, a hook for suspension (not shown) is hooked on the
そして、溝内の工事が完了した際には、サポート部材62、腹起し11、及び矢板61は、順次溝内から取り外される。取り外されたサポート部材62、腹起し11、及び矢板61は、別の土木工事に再度利用されることになる。こうした一連の作業において、腹起し11の端部は、地面、他の部材等に衝突することが多い。特に、腹起し本体12の端部における隅部を衝突させた場合には、その隅部は大きな衝撃力を受けることになる。本実施形態の蓋体13は、その全体が腹起し本体12の内側となるように設けられている。このため、腹起し11を取り扱うに際して、腹起し本体12の端部を例えば地面等に衝突させてしまった際に、蓋体13が直接衝撃を受けることは回避される。
Then, when the construction in the groove is completed, the
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)蓋体13は、その全体が腹起し本体12の内側となるように設けられているため、腹起し11を取り扱うに際して、腹起し本体12の端部を例えば地面等に衝突させてしまった際に、蓋体13が直接衝撃を受けるといった不具合は回避される。すなわち、蓋体13は、腹起し本体12に包囲されることにより、腹起し本体12によって好適に保護される。その結果、腹起し11の取り扱いにおいて、蓋体13が脱落したり、蓋体13が破損したりする不具合を抑制することができる。
The effects exhibited by this embodiment will be described below.
(1) Since the
(2)環状部材51は、蓋本体部14と腹起し本体12の端面との間に位置しているため、環状部材51の使用、交換等に際して蓋本体部14が妨げとなり難い。従って、蓋体13の機能と環状部材51の機能のいずれも十分に発揮させることが容易である。
(2) Since the
なお、第1の実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記蓋体13は、その全体が腹起し本体12の内側となるように設けられている。例えば、図4に示すように、蓋体13の一部は、腹起し本体12の端面から長さ方向に沿った外方に突出していてもよい。また、図4に示すように、蓋体13の一部は、腹起し本体12の外周面よりも径方向に沿った外方に突出していてもよい。すなわち、上述した腹起し11では、腹起し本体12の隅部が地面等に衝突した場合、局部的に大きな衝撃力が加わることになる。こうした腹起し本体12の少なくとも隅部において、蓋体13は腹起し本体12の外周面よりも径方向に沿った内側に設けられることで、そうした局部的に加わる大きな衝撃力は直接蓋体13に加わり難くなる。この結果、蓋体13を好適に保護することができる。
Note that the first embodiment may be modified as follows.
The
・前記蓋体13は、腹起し本体12の両端の開口部にそれぞれ設けられているが、腹起し本体12の一端の開口部のみに蓋体13を設けてもよい。この場合であっても、少なくとも蓋体13が設けられている開口部から土砂等が侵入することを抑制することができる。
The
・前記係止突起15a及び取着孔12bを省略して、例えば取付部15を腹起し本体12に溶接することで蓋体13を腹起し本体12に取着してもよい。また例えば、接着剤を用いた接着により、蓋体13を腹起し本体12に取着してもよい。
The locking
・前記蓋体13をゴム、エラストマー及び樹脂材料から選ばれる少なくとも一種から構成してもよいし、前記蓋体13を金属材料と金属材料とは異なる材料とから構成してもよい。
The
・前記環状部材51は、蓋本体部14と腹起し本体12の端面との間に位置しているが、図4に示すように環状部材51を蓋本体部14よりも腹起し本体12の中央側に位置させてもよい。
The
・前記環状部材51は、腹起し本体12の両端の開口部に設けられているが、腹起し本体12の一端の開口部のみに環状部材51を設けてもよい。また、前記環状部材51を省略してもよい。この場合、例えば腹起し本体12の開口部、挿通孔12c等にフック等を引っ掛けることで腹起し11を吊り下げることができる。
The
・前記腹起し本体12は四角筒状に形成されているが、六角筒状、八角筒状等の形状に変更してもよい。すなわち、多角形状の腹起し本体12では、少なくとも隅部において、局部的に大きな衝撃力が加わり易いため、上述した蓋体13の構成が極めて有効である。
The
・前記腹起し本体12のリブ12aを省略するとともに、前記スリット14aを省略してもよい。
・前記腹起し本体12は、アルミニウムから形成されているが、アルミニウム以外の金属材料から形成してもよい。また、腹起し本体12は、樹脂材料、又は、樹脂及び金属材料を複合した複合材料から形成してもよい。
-While omitting the
The
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図5及び図6に基づいて詳細に説明する。なお、第2の実施形態では、主に環状部材51の取着構造が第1の実施形態と異なるため、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described in detail with reference to FIGS. In addition, in 2nd Embodiment, since the attachment structure of the
図5及び図6に示すように、腹起し本体12の開口部における上壁には、四角形状の凹部12dが腹起し本体12の端面から同腹起し本体12の長さ方向に沿って凹設されている。蓋本体部14には、その上縁から延びるように上部取付部16が設けられている。上部取付部16は、蓋本体部14の上縁に沿って離間して一対設けられ、各上部取付部16の先端には、円柱状の挿通部材18を支持する軸支部17が設けられている。こうして挿通部材18は、凹部12dに対応して腹起し本体12の内部に配置される。
As shown in FIGS. 5 and 6, a
一方、腹起し11を吊り下げるための環状部材51は、その環内に挿通部材18が挿通されることで、図6に示すように凹部12dを通じて出没するように腹起し本体12に装着される。すなわち、挿通部材18は、腹起し本体12の内部に配置されることで、それに装着される環状部材51は腹起し本体12の上面よりも内側に収容されるように構成されている。
On the other hand, the
なお、本実施形態の蓋本体部14には、その側縁から延びるように側部取付部19が設けられている。そして蓋体13は、上部取付部16及び側部取付部19を腹起し本体12にビス止めすることにより腹起し本体12に取着される。
In addition, the side
本実施形態の腹起し11を吊り下げるには、例えば、腹起し本体12に収容されている環状部材51に、腹起し本体12の開口から図示しないフックを引っ掛けるとともにそのフックを上方に移動させる。すると、図6に二点鎖線で示すように環状部材51は、凹部12dを通じて上方へ突出される。このように環状部材51の使用時には、同環状部材51を腹起し本体12の内部から容易に取り出すことができる。一方、環状部材51からフックを外した後、必要に応じて環状部材51を下方へ押圧することで、同環状部材51は凹部12dを通じて腹起し本体12の内部に収容される。このように環状部材51の不使用時には、同環状部材51を腹起し本体12の内部に収容することが容易である。
In order to suspend the
従って、本実施形態においては、上記第1の実施形態の効果(1)及び(2)と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。
(3)環状部材51の使用時には、環状部材51を腹起し本体12の内部から容易に取り出すことができる。一方、環状部材51の不使用時には、環状部材51を腹起し本体12の内部に収容することが容易である。このため、環状部材51の不使用時において、環状部材51が他の部材に引っ掛かるといった不具合が抑制される。また、複数の腹起し11を保管するに際して、腹起し本体12の上面と下面とを重ねるようにして積み上げることで、効率よく保管することができる。このとき、環状部材51を腹起し本体12の内部へ収容することができるため、そうした積み上げに際しても、環状部材51が障害となり難い。従って、取り扱い性に優れる腹起し11が提供される。
Therefore, in this embodiment, in addition to the same effects as the effects (1) and (2) of the first embodiment, the following effects can be obtained.
(3) When the
なお、第2の実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記凹部12dの形状は特に限定されず、例えば円弧状であってもよい。
・前記挿通部材18は、円柱状に限定されず、例えば四角柱状等であってもよいし、屈曲した形状であってもよい。さらに、そうした挿通部材18の形状に応じて軸支部17の形状を変更してもよい。
Note that the second embodiment may be modified as follows.
-The shape of the said recessed
The
・前記上部取付部16を省略することもできる。この場合、挿通部材18は、別途軸支部17を有する部材を腹起し本体12に設けることで取着することができる。ただし、蓋本体部14に軸支部17を設けるとともにその軸支部17によって挿通部材18を取着することで、部品点数が少なくなるため、蓋体13及び挿通部材18の取り付けは容易となる。
The upper mounting
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を図7及び図8に基づいて詳細に説明する。なお、第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described in detail with reference to FIGS. Note that the third embodiment will be described focusing on differences from the first and second embodiments.
図7及び図8に示すように、蓋本体部14には、その上縁から延びるように上部取付部16が設けられるとともに上記第2の実施形態における軸支部17は省略されている。その蓋本体部14には、横コ字状のスライド部材52が一対の保持部材20によって上下にスライド可能に取着されている。図8に示すようにスライド部材52は、上下のスライドによって凹部12dを通じて出没するように構成されている。スライド部材52は、腹起し11を吊り下げるための部材であって、柱状をなす鋼材から一体に形成されている。スライド部材52は、一対の摺動部52aの先端を連結する連結部52bを有している。摺動部52aは、保持部材20に保持されるとともに保持部材20と蓋本体部14との間を摺動可能に設けられる。各摺動部52aの基端には、保持部材20からの抜け止めとなる係止部52cが設けられている。こうした各係止部52cは、図8に二点鎖線で示されるスライド部材52の使用状態において保持部材20に係止されることで、スライド部材52が抜け止めされる。
As shown in FIGS. 7 and 8, the lid
本実施形態の腹起し11を吊り下げるには、例えば図示しないフック等を連結部52bに引っ掛けるとともにそのフックを上方に移動させる。すると、スライド部材52は、図6に二点鎖線で示すように凹部12dを通じて上方へ突出される。一方、スライド部材52からフックを外した後に、必要に応じてスライド部材52を下方へ押圧することで、同スライド部材52は凹部12dを通じて腹起し本体12の内部に収容される。
In order to suspend the
従って、本実施形態においては、上記第1の実施形態の効果(1)及び(2)、並びに第2の実施形態の効果(3)と同様の効果を奏する。
なお、第3の実施形態を次のように変更して構成してもよい。
Therefore, in the present embodiment, the same effects as the effects (1) and (2) of the first embodiment and the effect (3) of the second embodiment are obtained.
Note that the third embodiment may be modified as follows.
・前記スライド部材52の形状は、特に限定されない。すなわちスライド部材52は、少なくとも摺動部52a、連結部52b及び係止部52cを備えていればよい。
・前記摺動部52a及び連結部52bをワイヤロープ51a、繊維製のロープ等のロープから構成するとともにそのロープに係止部52cを設けることで、スライド部材52を構成してもよい。
-The shape of the
The
・前記保持部材20を蓋本体部14に一体に形成してもよい。この場合、保持部材20に摺動部52aを保持させた後に、係止部52cを形成することで、スライド部材52を取り付けることができる。
The holding
・前記保持部材20を腹起し本体12に設けるように構成してもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を図9及び図10に基づいて詳細に説明する。なお、第4の実施形態では、第1〜第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
-You may comprise so that the said holding
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described in detail based on FIG. 9 and FIG. Note that the fourth embodiment will be described with a focus on differences from the first to third embodiments.
図9及び図10に示すように、蓋体13には四角枠状をなす回動部材53が回動可能に取着されている。この回動部材53は、一対の回動アーム53aと各回動アーム53aの基端を連結する回動軸53bと各回動アーム53aの先端を連結するアーム連結部53cとを有している。回動軸53bの両端部は、それぞれ回動支持部材21によって軸支されている。それら回動支持部材21は蓋本体部14に固定されている。このようにして、回動部材53は、蓋本体部14に回動可能に支持されることで、回動部材53は腹起し本体12の開口から出没可能に構成されている。なお、各回動アーム53aは、長さ方向の略中央部に屈曲部位を有することで、回動部材53が腹起し本体12に収容された状態において、アーム連結部53cと蓋本体部14とが離間するように構成されている。これにより、アーム連結部53cには例えばフック等が引っ掛け易くなるため、回動部材53を容易に回動操作することができる。
As shown in FIGS. 9 and 10, a rotating
本実施形態の腹起し11を吊り下げるには、例えば図示しないフック等をアーム連結部53cに引っ掛けるとともにそのフックを上方に移動させる。すると、回動部材53は、図10に二点鎖線で示すように腹起し本体12の開口を通じて上方へ突出される。一方、回動部材53からフックを外した後に、必要に応じて回動部材53を下方に回転するように押圧することで、同回動部材53は腹起し本体12の開口を通じて腹起し本体12の内部に収容される。
In order to suspend the
従って、本実施形態においては、上記第1の実施形態の効果(1)及び(2)、並びに第2の実施形態の効果(3)と同様の効果を奏する。
なお、第4の実施形態を次のように変更して構成してもよい。
Therefore, in the present embodiment, the same effects as the effects (1) and (2) of the first embodiment and the effect (3) of the second embodiment are obtained.
The fourth embodiment may be configured as follows.
・前記回動部材53の形状は、特に限定されない。すなわち回動部材53は、少なくとも回動アーム53a、回動軸53b及びアーム連結部53cを備えていればよい。
・前記回動部材53の材質は、特に限定されず、金属製であってもよいし、樹脂製であってもよい。また例えば、回動部材53を構成する各部を異なる材料から構成してもよい。
-The shape of the
-The material of the
・前記回動支持部材21を、腹起し本体12に固定するように構成してもよい。
・前記回動アーム53aは、屈曲部位が形成されているが、その屈曲部位を省略してもよい。
The
-Although the bending part is formed in the said
11…腹起し、12…腹起し本体、12d…凹部、13…蓋体、14…蓋本体部、18…挿通部材、51…吊下部材としての環状部材、52…吊下部材としてのスライド部材、53…吊下部材としての回動部材。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記挿通部材が前記蓋体に支持されるとともに前記腹起し本体の端面から同腹起し本体の長さ方向に沿って凹設された凹部に対応して前記腹起し本体の内部に配置されることで、前記環状部材が前記凹部を通じて出没可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の腹起し。 The suspension member is an annular member, and the annular member is supported by the abdominal body by an insertion member inserted in the ring,
The insertion member is supported by the lid body, and is disposed inside the abdominal body corresponding to a recessed part which is abdominal from the end surface of the abdominal body and recessed along the length direction of the body. The abdominal erection according to claim 3, wherein the annular member is configured to be able to protrude and retract through the concave portion.
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