JP5059675B2 - 通信システム、伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置の信号処理用資源を仮想的に分割する技術を用いた伝送装置、制御方法及び通信システムに関する。
通信システムや情報システムでは、ハードウエア及び/又はソフトウエアの不具合によるシステム障害に如何に対処するかが非常に重要な問題である。システム障害を防止する方法として、ハードウエアの二重化のように冗長化する方法がある。しかし、ハードウエアを余分に多数用意することは常に可能なわけではない。
一方、1台のコンピュータを複数台の仮想的なコンピュータに分割し、それぞれに別個のオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションを用意する仮想化技術がある(これについては、非特許文献1参照。)。仮想化技術では、プロセッサ、メモリ、ディスク、ネットワークインターフェース等のハードウエア資源が論理的に分割される。分割された各資源は、仮想マシンと呼ばれる仮想的なコンピュータに割り当てられ、その仮想的なコンピュータ各々は独立した1つのコンピュータのように振る舞う。仮想マシンは見かけ上複数のコンピュータに見えるので、実際にはハードウエアを二重化していなかったとしても、あたかもハードウエアを二重化していたように見える。これにより、システム障害に対する耐性を高めることができる。"VMWare VMotion"と呼ばれる仮想化技術は、システムに障害が発生した場合、稼働中の仮想マシンを、ダウンタイムなしに他のハードウエアに移動させることで障害を回避しようとする。
Rosenblum M., Garfinkel T,"Virtual machine monitors: current technology and future trends",IEEE Computer Volume 38 Issue 5, May 2005 pp.39-47
最近の情報通信システムでは、ソフトウエア規模の肥大化により、バグも増加している。また、新サービスを提供するため、既存ソフトウエアに機能を頻繁に追加しており、その機能追加による新たなバグが発生することも多い。このように、ソフトウエアに起因した障害が最近特に増えつつある。障害の原因がソフトウエアであった場合、ハードウエアを冗長化する方法で対処しようとしても、使用されるソフトウエアは同じなので、冗長化しているすべてのハードウエアでも同様な障害が起こってしまうおそれがある。最悪の場合、システムダウンを招くおそれが生じるので、それを防ぐためのシステムの負担はかなり大きくなってしまう。
本発明の課題は、ネットワークを構成する伝送装置の各々が複数台の仮想伝送装置に論理的に分割され、仮想伝送装置の各々が、各自別個に用意されたルーティングソフトウエアで動作するようにした通信システムにおいて、ソフトウエア障害に簡易且つ効果的に対処することである。
一実施形態による伝送装置は、
ネットワークの通信ノード間で信号を伝送する伝送装置であって、
信号を受信する手段と、
受信した信号の転送先を所定のプロトコルに従って決める手段と、
前記受信した信号を前記転送先に送信する手段と、
を有し、当該伝送装置は互いに異なるバージョンのルーティングソフトウエアで動作する複数の仮想伝送装置に論理的に区分けされ
記複数の仮想伝送装置の内の何れか1つは、他の仮想伝送装置よりも多い信号処理資源が割り当てられたメイン仮想伝送装置として機能し、
前記メイン仮想伝送装置によるルーティングにソフトウエア障害が生じた場合、前記メイン仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を減らしてルーティングを行わせる一方、前記メイン仮想伝送装置のルーティングソフトウエアの次に新しいバージョンのルーティングソフトウエアで動作する仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を増やしてルーティングを行わせ、該仮想伝送装置を新たなメイン仮想伝送装置とする、伝送装置である。
本発明によれば、上記のような通信システムにおいて、ソフトウエア障害に簡易且つ効果的に対処できる。
本発明の一形態による伝送装置は、計算資源、蓄積資源、伝送資源を割り当てて複数の仮想伝送装置を構成し、各仮想伝送装置に割り当てられている資源の量を変更するように構成され、ソフトウエア障害発生時に、障害発生した仮想伝送装置の割り当て資源量を最小化し、他の仮想伝送装置の割り当て資源量を増大させる仮想化制御部を具備する。
係る発明によれば、ソフトウエア障害によるシステムダウンを防止する効果がある。
本発明一形態による伝送装置は、前記仮想伝送装置がそれぞれ異なるバージョンのルーティングソフトウエアを保持し、正常時は、最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置によってデータ伝送を行い、最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置にソフトウエア障害が発生したときに、前記最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置に割り当てられる資源量を最小化し、他のバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置の割り当て資源量を増大させる仮想化制御部を具備する。
係る発明によれば、同一仕様のソフトウエアを異なる開発ラインで複数開発せずとも、ソフトウエアの冗長性を担保できる効果がある。
本発明一形態による伝送装置は、前記仮想伝送装置が、それぞれ異なるバージョンのルーティングソフトウエアを保持し、正常時は、最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置によってデータ伝送を行い、最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置にソフトウエア障害が発生したときに、前記最も新しいバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置に割り当てられる資源量を最小化し、前記最も新しいバージョンより1つ古いバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置に割り当てられる資源量を増大させ、正常動作が確認できるまで、順次1つ古いバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置に割り当てられる資源量を増大させていく仮想化制御部を具備する。
係る発明によれば、障害要因となるバグの含まれていない最も新しいバージョンでの運用ができる効果がある。
本発明の一形態による伝送装置は、仮想伝送装置がそれぞれ障害を検出する障害検出部を保持し、前記障害検出部により障害が検出されると、前記仮想化制御部へ通知し、前記仮想化制御部は、1つの仮想化伝送装置のみから障害検出を通知されるとソフトウエアに起因する障害であると判断し、すべての仮想伝送装置から障害検出を通知されるとハードウエアに起因する障害であると判断する。
係る発明によれば、障害を検出したとき、当該障害がハードウエアに起因するものか、ソフトウエアに起因するものかを判定できる効果がある。
本発明の一形態による通信システムは伝送装置により構成され、前記伝送装置は、仮想伝送装置が他の伝送装置にある同一バージョンのソフトウエアを保持する仮想伝送装置のみと通信することと、制御用の仮想伝送装置を保持し、仮想化制御部が、障害を検出したときに前記制御用の仮想伝送装置を用いて他の伝送装置に対して通知し、他の伝送装置から障害検出の通知を受信したとき、障害発生したバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置の割り当て資源量を最小化し、他の仮想伝送装置の割り当て資源量を増大させる。
係る発明によれば、ソフトウエア障害発生時に、ネットワーク全体の伝送装置のルーティングソフトウエアをバージョンダウンして動作を継続できる効果がある。
本発明の一形態による通信システムは伝送装置により構成され、前記伝送装置の仮想伝送装置は、さらに、障害を検出したときに自装置に保持する未伝送データを、異なるバージョンのソフトウエアを持つ他の仮想伝送装置に転送し、前記未伝送データを受信した前記他の仮想伝送装置は、前記未伝送データを自身の持つバージョンのルーティングソフトウエアを用いて他の伝送装置に伝送する。
係る発明によれば、ソフトウエア障害発生時に、当該仮想伝送装置に滞留する未伝送データを損失することなく、通信を継続することが可能である。
本発明の一形態による制御方法は、計算資源、蓄積資源、伝送資源を割り当てて複数の仮想伝送装置を構成するステップと、各仮想伝送装置に割り当てられている資源の量を変更するステップと、ソフトウエア障害発生時に、障害発生した仮想伝送装置の割り当て資源量を最小化し、他の仮想伝送装置の割り当て資源量を増大させるステップを含む。
係る発明によれば、ソフトウエア障害によるシステムダウンを防止する効果がある。
最小化された資源量がどの程度であるか又はどのように決められるかは、用途に応じて適宜決定されてよい。一例として、最小化された資源量は、演算処理負担の程度、情報記憶量及び送受信量等の観点から決められてもよい。例えば、最小化された資源量は、あるーティングプロトコルに従ってパケットを転送できる程度の演算処理負担の観点から決められてもよい。例えば、最小化された資源量は、ルーティングテーブルを維持できる程度の情報記憶量の観点から決められてもよい。例えば、最小化された資源量は、所定の制御パケット(例えば、メイン仮想伝送装置の変更を示すメッセージ)を送受信できる程度の送受信量の観点から決められてもよい。また、最小化された資源量は、あるバージョンのルーティングソフトウエアが古いバージョンのソフトウエアに切り替えられる際に、切替時間がなるべく短くなるように決められてもよい。例えば、新しいバージョンの障害発生時に古いバージョンのルーティングソフトウエアを初めて起動したとすると、新旧の切替に多くの時間を費やすことになってしまう。古いバージョンのルーティングソフトウエアにも或る程度資源を割り当てておいた方が、切替に要する時間は少なくて済む。また、最小化された資源量は、古いバージョンのルーティングソフトウエアが動作可能であることを保証できるようにする観点から決められてもよい。新しいバージョンのルーティングソフトウエアに障害が発生した際に、古いバージョンのルーティングソフトウエアが動作するか否かを確認しようとすると、新旧の切替に要する時間も長くなってしまうからである。

以下、いくつかの実施例が説明されるが、各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。
図1を参照しながら本発明の第一の実施例による通信システムの構成を説明する。通信システム100はネットワーク101及び複数の端末102により構成される。ネットワーク101は複数の伝送装置103により構成される。FTTH(Fiber To The Home)のような有線ネットワーク101や携帯電話のような無線でネットワーク101に、複数の端末が接続され、それらは相互に通信可能である。
図2を参照しながら本実施例に係る伝送装置103の構成を説明する。図2は本実施例に係る伝送装置103の機能的なブロック図を示す。伝送装置103は仮想化制御部201、障害検出部203、ルーティング部204、ネットワークインターフェース部205を有する。
図3は本実施例に係る伝送装置103のハードウエア構成を示す。伝送装置103は、CPU等の計算資源301、メモリ等の蓄積資源302及びネットワークインターフェース等の伝送資源303を含むように構成される。図2における仮想化制御部201は計算資源301及び蓄積資源302により実現される。障害検出部203a乃至203cは、計算資源301及び蓄積資源302により実現される。ルーティング部204a乃至204cは、計算資源301及び蓄積資源302により実現される。ネットワークインターフェース部205a乃至205cは伝送資源303により実現される。図示の資源(リソース)単なる一例に過ぎず、他の資源が使用されてもよい。
図2の障害検出部203、ルーティング部204及びネットワークインターフェース部205は仮想化技術により、論理的に複数に分割され、複数の仮想伝送装置202を構成する。例えば図2では、障害検出部203は3つの障害検出部203a乃至203cに分割される。ルーティング部204は3つのルーティング部204a乃至204cに分割される。ネットワークインターフェース部205は3つのネットワークインターフェース部205a乃至205cに分割される。そして、障害検出部203a、ルーティング部204a及びネットワークインターフェース部205aにより仮想伝送装置202aが構成される。同様に、障害検出部203b、ルーティング部204b及びネットワークインターフェース部205bにより仮想伝送装置202bが構成される。更に、障害検出部203c、ルーティング部204c及びネットワークインターフェース部205cにより仮想伝送装置202cが構成される。図2では3つの仮想伝送装置が示されているが、障害検出部203、ルーティング部204及びネットワークインターフェース部205の資源(つまり能力)が許す限り、個数に制限はない。また、各仮想伝送装置に割り当てる資源の量にも制限はない。例えば資源の総量が100とした場合、資源量10の仮想伝送装置を10個用意することが可能である。
仮想化制御部201は障害検出部203、ルーティング部204、ネットワークインターフェース部205の資源の割り当てを制御し、仮想伝送装置202をどのように構成するかを制御する。また、仮想化制御部201は、各仮想伝送装置に割り当てられている資源の量も制御する。仮想化制御部201は、仮想伝送装置のうち1つをメイン仮想伝送装置202xに設定し、メイン仮想伝送装置情報(どの仮想伝送装置がメインであるかを示す情報に加えて、資源の割り当て比率を含んでもよい。)を保持する。本実施例では、メイン仮想伝送装置に多くの資源が割り当てられる。また、仮想化制御部201は、端末102又は隣接する伝送装置103から受信したデータを、メイン仮想伝送装置202xのネットワークインターフェース部205xに渡すように構成される。
また、仮想化制御部201は、障害検出部各々(202a,202b,202c)からの障害情報を用いて、その障害がソフトウエアに起因するものか、ハードウエアに起因するものかを判断する。すべての仮想伝送装置から障害の通知があったとすると、それらすべての仮想伝送装置で共有しているハードウエアに障害があるものと判断される。障害の通知が、特定の仮想伝送装置からしか来なかった場合、その仮想伝送装置に特有のソフトウエアに障害があるものと判断される。ただし、ソフトウエア障害を検出する他の技術が使用されてもよい。
仮想伝送装置202a乃至202cは、それぞれ、障害検出部、ルーティング部及びネットワークインターフェース部の資源の割り当てを受けて構成され、他の仮想伝送装置と独立して動作する。
障害検出部203a乃至203cの各々は、各仮想伝送装置に発生した障害を検出するように構成される。障害検出方法は、例えば、インターネット制御メッセージプロトコル(ICMP: Internet Control Message Protocol)による方法でもよい。障害検出部203a乃至203cは、障害を検出すると、仮想化制御部201に障害情報を通知するとともに、隣接する他の伝送装置103に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する。メイン伝送装置が変更されたことを示すメイン仮想伝送装置変更メッセージは、変更後のメイン仮想伝送装置のルーティングソフトウエアのバージョンを含む。
また、或る伝送装置が、他の伝送装置からのメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した場合、障害検出部203a乃至203cは、仮想化制御部201に障害情報を通知するとともに、隣接する他の伝送装置103に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを転送する(このようにメイン仮想装置変更メッセージの受信が、各障害検出部から仮想化制御部201への障害通知を動機付ける代わりに、メッセージの内容が仮想化制御装置201に直接的に通知されてもよい)。ただし、受信したメイン仮想伝送装置変更メッセージが過去に自装置から送信されたものであった場合、または、すでに受信済みであった場合、障害情報の通知やメイン仮想伝送装置変更メッセージの転送等は行われない。障害検出時、または、メイン仮想伝送装置変更メッセージ受信時、受信してまだ転送をしていないデータを同一伝送装置の他の仮想伝送装置に転送するように構成される。
ルーティング部204a乃至204cはネットワークインターフェース部を通して制御パケットを送受信し、データ送信のための経路制御(典型的には、受信データの転送先の特定等)を行う。また、ルーティング部は、経路制御を行うルーティングソフトウエアを保持する。ルーティングソフトウエアは、何らかのルーティングプロトコルに従う。ルーティングプロトコルは、例えばボーダゲートウエイプロトコル(BGP: Border Gateway Protocol)やOSPF(Open Shortest Path First)のような既存ものでもよいし、別のプロトコルでもよい。
ネットワークインターフェース部205a乃至205cは、他の物理伝送装置上の仮想伝送装置とパケットを送受信するよう構成される。
図4-11を参照しながら、本実施例による伝送装置の動作を説明する。本実施例では、伝送装置103は仮想化技術により複数の仮想伝送装置に分割される。各仮想伝送装置はルーティング部に異なるバージョンのルーティングソフトウエアをインストールしている。また、複数の仮想伝送装置の内、1つの仮想伝送装置が、ネットワーク制御用に使用される。図4の例では、仮想伝送装置402aがネットワーク制御用に割り当てられ、仮想伝送装置402bは第1のバージョン(ver1)のルーティングソフトウエアをインストールしている。仮想伝送装置402cは第2のバージョン(ver2)のルーティングソフトウエアをインストールしている。仮想伝送装置402dは第3のバージョン(ver3)のルーティングソフトウエアをインストールしている。説明の便宜上、バージョンの番号は数が多いほど新しいものとするが、別の指定方法が採用されてもよい(要するに、バージョンの新旧の順序を区別できればよいからである。)。この場合において、ネットワーク制御用の仮想伝送装置402aは、後述のように、メイン仮想伝送装置変更メッセージの送受信を行う程度の機能しか備えていなくてよい。むしろ、ネットワーク制御用の仮想伝送装置には、ソフトウエア障害が発生しにくいように、複雑な機能を持たせず単純に構成することが望ましい。本実施例では、仮想伝送装置の一つを用いてネットワーク制御を行っているが、図5に示されるように、仮想伝送装置と独立してネットワーク制御部206が用意されてもよい。この場合、ネットワーク制御部206は、他の伝送装置のネットワーク制御部206と接続され、図6に示されるようにネットワーク101と独立した制御用ネットワーク1101を構成する。
図4に示される仮想伝送装置402a-d各々の大きさは、資源の割り当て量に対応し、最新バージョンであるver3に多くの資源が割り当てられている。図4ではver1、ver2、ver3の3つのバージョンのソフトウエアが用いられているが、伝送装置103の資源がある限り仮想伝送装置の数に制限はない。ただし、仮想伝送装置の数が多いと資源の消費が大きくなるため、必要十分な数にするのが望ましい。
ソフトウエア(本実施例では特にルーティングソフトウエア)は、バグに対する対処(バグフィックス)や機能追加等に起因してバージョンアップを繰り返している。バージョンアップの際、通常、古いバージョンのソフトウエアはアンインストールされ、新しいバージョンのソフトウエアがインストールされる。しかしながら本実施例においては、新バージョンのソフトウエアが導入される際、仮想化制御部401は新しい仮想伝送装置を用意し、新しい仮想伝送装置のルーティング部に新バージョンのソフトウエアがインストールされる。この場合、旧バージョンのソフトウエアをインストールしている古い仮想伝送装置は削除されずに維持される。但し、古い仮想伝送装置に割り当てられる資源の量は減らされる。図4において、新たにver4のソフトウエアが導入される際、仮想化制御部401は、新たに仮想伝送装置402eを用意し、そこにver4のルーティングソフトウエアをインストールする。ルーティングソフトウエアのバージョンが最も古い仮想伝送装置402bは削除され、その分の資源は解放される。ver3のルーティングソフトウエアを持つ仮想伝送装置402dに割り当てられている資源量は減らされ、仮想伝送装置402eの資源量は最大に設定される。その結果の状態は、図7に示されている。
各仮想伝送装置402は、他の伝送装置で同一バージョンのソフトウエアをもつ仮想伝送装置と通信を行うが、異なるバージョンのソフトウエアを持つバージョンとは通信しない。なお、異なるバージョンのソフトウエアをインストールする代わりに、同一仕様の複数のソフトウエアを異なるベンダや開発ラインが作成しインストールすることも可能である。ベンダや開発ラインが異なれば、同一のバグが発生することは少なくなり、ソフトウエア障害に対する耐性の向上を期待できるからである。但し、ソフトウエアの開発コストは高くなってしまうかもしれない。
図8を参照しながら詳細な動作例が説明される。この動作例では、端末102aから102bへのデータ送信中に、伝送装置103bでソフトウエア障害が起こっている。伝送装置103は図4のように構成されているものとする。また、メイン仮想伝送装置である仮想伝送装置402dが伝送装置103の多くの資源を利用し、通常のデータ送受信は仮想伝送装置402dを用いて行われる。すべての仮想伝送装置402a〜402dは独立して動作している。仮想伝送装置402a〜402cは、仮想伝送装置402dと比較して資源が少ないため能力は低いが、データ伝送自体は可能である(そのような最小限の動作が可能な程度に資源が割り当てられている。)。
まず、端末102aはデータを接続する伝送装置103aに送信する(図8のS601)。図1に示されているように、典型的には、端末102aのデータは伝送装置103a,103b及び103cを介して端末102bに至る。伝送装置103aが端末102aからのデータを受信すると、伝送装置103aの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402dにデータを渡す。データを受けた仮想伝送装置402dのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。仮想伝送装置402dは次の転送先である伝送装置103bへデータを送信する(S602)。
伝送装置103bがデータを受信すると、伝送装置103bの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402dにデータを渡す。本実施例では、伝送装置103bで何らかのソフトウエア障害が起こっている。従って、仮想伝送装置402dの障害検出部はそのようなソフトウエア障害を検出する(S603)。
図9を参照しながら、仮想伝送装置402dの障害検出部が障害を検出した際の伝送装置103bの動作(S604〜S605)を説明する。伝送装置103bの仮想伝送装置402dの障害検出部が障害を検出すると、仮想化制御部401に障害の起こっていることが仮想化制御部401に通知される(図9のS801)。障害の通知を受けた仮想化制御部401は、他の仮想伝送装置402a乃至402cの障害状況を確認する。仮想伝送装置402dのみに障害が発生していることが確認できると、仮想化制御装置401は、その障害がソフトウエア障害であると判断する。この場合、仮想伝送装置402dのソフトウエアのバージョン(ver3)の1つ前のバージョン(ver2)のソフトウエアを保持する仮想伝送装置402cが、メイン仮想伝送装置になる(S802)。その一方、仮想化制御装置401は、仮想伝送装置402dに割り当てている資源量を減らし、仮想伝送装置402cに割り当てる資源量を増やす(S803)。その結果、伝送装置103bは図10に示されるような様子になる。このようにして、メイン仮想伝送装置は、402dから402cへ変更される。
なお、複数の仮想伝送装置全てに障害が発生しており、その障害がハードウエアに起因する障害であるように判断された場合、上記のようには回避できない。この場合、二重化等従来の技術が併用されてもよい。
次に、かつてメインであった仮想伝送装置402dにより受信されていたが、まだ転送されていないデータが、仮想伝送装置402dから402cに移管される(S804)。これらのデータは仮想伝送装置402cにより転送される。さらに、仮想伝送装置402aを用いて、隣接する伝送装置103a、103c、103d及び103eへメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する(S805)。ただし、図5で言及したように、各仮想伝送装置と独立にネットワーク制御部206が伝送装置に備わっていた場合、ネットワーク制御部206は制御用ネットワーク1101を介して、他の伝送装置へメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信してもよい。
図11のフローチャートを参照しながら、伝送装置103a、103c、103d及び103eがメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した際の動作(S606〜S611)を説明する。
伝送装置103a、103c、103d及び103eはメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信する(S901)と、そのメイン仮想伝送装置変更メッセージが、自装置により送信されたものである、または、すでに受信したものであるかどうかを判断する(S902)。自身が送信したもの、または、すでに受信したものであった場合、そのメイン仮想伝送装置変更メッセージは破棄され、処理は終了する。メイン仮想伝送装置変更メッセージが自身が送信したものでなく且つすでに受信したものでもなかった場合、伝送装置103bと同様の処理が行われる。即ち、メイン仮想伝送装置は、ver3の現在の402dから、1つ前のバージョン(ver2)のソフトウエアを保持する仮想伝送装置402cに切り替えられる(S903)。更に、仮想伝送装置402d(ver3)に割り当てられていた資源量は減らされ、仮想伝送装置402c(ver2)に割り当てる資源量が増やされる(S904)。かつて仮想伝送装置402d(ver3)で受信されていたが、まだ転送されていないデータが存在する場合、そのデータは同一伝送装置の他の仮想伝送装置402c(ver2)に転送される(S905)。そして、メイン仮想伝送装置変更メッセージを隣接する他の伝送装置に転送する(S906)。このようにネットワーク中のすべての伝送装置において、古いバージョン(ver2)のルーティングソフトウエアを持つ仮想伝送装置402cが、各伝送装置でメイン仮想伝送装置となる。上述したように、本実施例では同じバージョンのルーティングプロトコルを備えている仮想伝送装置の間でしか通信が行われないことに留意を要する。
何れかの伝送装置でver2に関して何らかのソフトウエア障害が検出された場合、同様な手順を経ることで、各伝送装置のメイン仮想伝送装置は、ver1のルーティングソフトウエアを有する仮想伝送装置402bに設定される。これは、各伝送装置で保持されている最古のバージョンに達するまで同様な処理が反復される。最新のバージョンの1つ古いバージョンから最古のバージョンまでの何れかのバージョンのソフトウエアで正常な動作が確認されると、図11のフローは終了する。これは図8のS610に対応する。
正常動作を確認すると(図8のS610)、伝送装置103bの仮想化制御部401は仮想伝送装置402cを用いて、データを転送する(この例では、ver2のルーティングソフトウエアによるデータ伝送が正常に動作可能であったことを想定している。)。伝送装置103bの仮想伝送装置402cのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。仮想伝送装置402cは次の転送先である伝送装置103cへデータを送信する(S611)。伝送装置103cがデータを受信すると、伝送装置103cの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402cにデータを渡す。データを受けた仮想伝送装置402cのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。図1に示されるようなネットワークトポロジの場合、次の転送先はあて先である端末102bなので、仮想伝送装置402cは端末102bへデータを送信する(S612)。
このように、ソフトウエア障害が起こった場合においても、簡易且つ速やかにデータを目的の宛先に伝送することができ、システムスループットを著しく落とさずに済む。
本実施例によれば、ソフトウエア障害発生時に、ネットワーク全体の伝送装置のルーティングソフトウエアをバージョンダウンして速やかに動作を継続でき、ソフトウエア障害が起こった場合においても正常にデータを伝送できる。従来、一つの伝送装置に複数の同じハードウエアを用意し、それぞれに異なるバージョンのルーティングソフトウエアをインストールし、障害発生時に切り替える方法があった(以下従来方式と呼ぶ)。ソフトウエアのバージョンを10個多重化する場合を考えると、従来方式における伝送装置では10個の同じハードウエアが必要になってしまい、効率的なソリューションではない。本実施例では1つのハードウエア(伝送装置)に複数のソフトウエアがインストール可能であるため、1個のハードウエアで同様の効果が得られる。また、ソフトウエア障害に加えて、ハードウエア障害に対応するためハードウエア二重化が行われてもよい。この場合、従来方式では、各バージョンのルーティングソフトウエアを持つハードウエアごとに二重化することになるため、20個ものハードウエアが必要になってしまうが、本実施例における伝送装置ではたった2個のハードウエアで同様の効果が得られる。このように本実施例は非常に少ないハードウエア数でソフトウエア障害へ対応可能な点で有利である。
図12は本発明の第二の実施例による通信システムの構成を示す。本実施例における通信システム1300は、管理装置1301がネットワーク101に設置される点で第一の実施例と特に異なる。
図13は管理装置1301の構成を示す。本実施例による管理装置1301は管理制御部1402、管理情報保存部1403及びネットワークインターフェース部1404により構成される。
管理制御部1402は、ネットワーク101中の伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを管理するように構成される。
管理情報保存部1403は、図14に示されるようなテーブル1501を保持する。このテーブルは伝送装置の識別情報(伝送装置ID)と、その伝送装置のメイン仮想伝送装置で使用されているソフトウエアバージョンの項目とを含む。管理制御装置1402は管理情報保存部1403に保存された情報を使って、ネットワーク101中の各伝送装置が設定するメイン仮想伝送装置のバージョンを管理する。図14では、図7に示されるような資源割り当て状況が想定されている。
ネットワークインターフェース部1404は、伝送装置の制御用の仮想伝送装置(例えば、図4の402a)と接続され、通信できるように構成される。また、ネットワークインターフェース部1404は、伝送装置からのメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信する機能、及び伝送装置へメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する機能を有する。
管理制御部1402は、ある伝送装置103からメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した場合、管理情報保存部1403のテーブル1501を更新する。具体的には、管理制御部1402は、テーブル1501の中で、送信元の伝送装置のメイン仮想伝送バージョン(例えば、ver3)を、メイン仮想伝送装置変更メッセージが指定するバージョン(例えば、ver2)に変更する。また、管理制御部1402は、メイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した場合、送信元の伝送装置以外のすべての伝送装置に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを送信し、テーブル1501を書き換えることにより、ネットワーク101中の伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを同一にする(例えば、バージョンを全てver3からver2にする。)。
本実施例に係る伝送装置103は、第一の実施例に比べて、仮想伝送装置202a乃至202cの機能に若干の違いがある。仮想伝送装置で障害が検出された際、第一の実施例における仮想伝送装置の障害検出部203a乃至203cは、仮想化制御部201に障害情報を通知するとともに、隣接する他の伝送装置に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを送信していた。しかしながら、本実施例における仮想伝送装置の障害検出部203a乃至203cは、仮想化制御部201に障害情報を通知することに加えて、管理装置1301に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する。
また、第一の実施例における仮想伝送装置の障害検出部203a乃至203cは、他の伝送装置からのメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信したとき、仮想化制御部201に障害情報を通知するとともに、隣接する他の伝送装置に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを転送していた。しかしながら、本実施例における仮想伝送装置の障害検出部203a乃至203cは、メイン仮想伝送装置変更メッセージを管理装置1301から受信し、仮想化制御部201に障害情報を通知する。また、管理装置1301は、メイン仮想伝送装置変更メッセージの経路制御を行うようにも構成される。
図4,5,9,10,15,16を参照しながら、本実施例による伝送装置の動作を説明する。第一の実施例の場合と同様に、伝送装置103は仮想化技術により複数の仮想伝送装置に分割される。各仮想伝送装置のルーティング部は、異なるバージョンのルーティングソフトウエアをインストールしている。また、複数の仮想伝送装置の内、1つの仮想伝送装置が、ネットワーク制御用に使用される。図4の例では、仮想伝送装置402aがネットワーク制御用に割り当てられ、仮想伝送装置402bは第1のバージョン(ver1)のルーティングソフトウエアをインストールしている。仮想伝送装置402cは第2のバージョン(ver2)のルーティングソフトウエアをインストールしている。仮想伝送装置402dは第3のバージョン(ver3)のルーティングソフトウエアをインストールしている。説明の便宜上、バージョンの番号は数が多いほど新しいものとするが、別の指定方法が採用されてもよい(要するに、バージョンの新旧の順序を区別できればよいからである。)。この場合において、ネットワーク制御用の仮想伝送装置402aは、メイン仮想伝送装置変更メッセージの送受信を行う程度の機能しか備えていなくてよい。むしろ、ネットワーク制御用の仮想伝送装置には、ソフトウエア障害が発生しにくいように、複雑な機能を持たせず単純に構成することが望ましい。本実施例では、仮想伝送装置の一つを用いてネットワーク制御を行っているが、図5に示されるように、仮想伝送装置と独立してネットワーク制御部206が用意されてもよい。この場合、ネットワーク制御部206は、他の伝送装置のネットワーク制御部206と接続され、図15に示されるようにネットワーク101と独立した制御用ネットワーク1101を構成する。
図4に示される仮想伝送装置各々の大きさは、資源の割り当て量に対応し、最新バージョンであるver3に多くの資源が割り当てられている。図4ではver1、ver2、ver3の3つのバージョンのソフトウエアが用いられているが、伝送装置103の資源がある限り仮想伝送装置の数に制限はない。ただし、仮想伝送装置の数が多いと資源の消費が大きくなるため、必要十分な数にするのが望ましい。
ソフトウエア(本実施例では特にルーティングソフトウエア)は、バグに対する対処(バグフィックス)や機能追加等に起因してバージョンアップを繰り返している。通常、古いバージョンのソフトウエアはアンインストールされ、新しいバージョンのソフトウエアがインストールされるようにすることで、システムは更新される。しかしながら本実施例においては、新バージョンのソフトウエアが導入される際、仮想化制御部401は新しい仮想伝送装置を用意し、新しい仮想伝送装置のルーティング部に新バージョンのソフトウエアがインストールされる。この場合に、旧バージョンのソフトウエアをインストールしている古い仮想伝送装置は、それをアンインストールせずに維持する。但し、古い仮想伝送装置に割り当てられる資源の量は減らされる。図4において、新たにver4のソフトウエアが導入される際、仮想化制御部401は、新たに仮想伝送装置402eを用意し、そこにver4のルーティングソフトウエアをインストールする。ルーティングソフトウエアのバージョンが最も古い仮想伝送装置402aは削除され、その分の資源は解放される。ver3のルーティングソフトウエアを持つ仮想伝送装置402dに割り当てられている資源量は減らされ、仮想伝送装置402eの資源量は最大に設定される。その結果の状態は、図7に示されている。
各仮想伝送装置402は、他の伝送装置で同一バージョンのソフトウエアをもつ仮想伝送装置と通信を行うが、異なるバージョンのソフトウエアを持つバージョンとは通信しない。なお、異なるバージョンのソフトウエアをインストールする代わりに、同一仕様の複数のソフトウエアを異なるベンダや開発ラインが作成しインストールすることも可能である。ベンダや開発ラインが異なれば、同一のバグが発生することは少なくなり、ソフトウエア障害に対する耐性の向上を期待できるからである。但し、ソフトウエアの開発コストは高くなってしまうかもしれない。
図16を参照しながら詳細な動作例を説明する。この動作例でも、端末102aから102bへのデータ送信中に、伝送装置103bでソフトウエア障害が起こっている。伝送装置103は図4のように構成されているものとする。また、メイン仮想伝送装置である仮想伝送装置402dが伝送装置103の多くの資源を利用し、通常のデータ送受信は仮想伝送装置402dを用いて行われる。すべての仮想伝送装置402a〜402dは独立して動作している。仮想伝送装置402a〜402cは、仮想伝送装置402dと比較して資源が少ないため能力は低いが、データ伝送自体は可能である(そのような最小限の動作が可能な程度に資源が割り当てられている。)。
まず、端末102aは伝送装置103aにデータを送信する(S1501)。図12に示されているように、典型的には、端末102aのデータは伝送装置103a,103b及び103cを介して端末102bに至る。伝送装置103aが端末102aからのデータを受信すると、伝送装置103aの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402dにデータを渡す。データを受けた仮想伝送装置402dのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。 仮想伝送装置402dは次の転送先である伝送装置103bへデータを送信する(S1502)。
伝送装置103bがデータを受信すると、伝送装置103bの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402dにデータを渡す。
伝送装置103bがデータを受信すると、伝送装置103bの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402dにデータを渡す。本実施例では、伝送装置103bで何らかのソフトウエア障害が起こっている。従って、仮想伝送装置402dの障害検出部はそのようなソフトウエア障害を検出する(S1503)。
図9を参照しながら、仮想伝送装置402dの障害検出部が障害を検出した際の伝送装置103bの動作(S1504〜S1505)を説明する。伝送装置103bの仮想伝送装置402dの障害検出部が障害を検出すると、仮想化制御部401に障害の起こっていることが仮想化制御部401に通知される(図9のS801)。障害の通知を受けた仮想化制御部401は、他の仮想伝送装置402a乃至402cの障害状況を確認する。仮想伝送装置402dのみに障害が発生していることが確認できると、仮想化制御装置401は、その障害がソフトウエア障害であると判断する。この場合、仮想伝送装置402dのソフトウエアのバージョン(ver3)の1つ前のバージョン(ver2)のソフトウエアを保持する仮想伝送装置402cに、メイン仮想伝送装置を切り替える(S802)。その一方、仮想化制御装置401は、仮想伝送装置402dに割り当てている資源量を減らし、仮想伝送装置402cに割り当てる資源量を増やす(S803)。その結果、伝送装置103bは図10に示されるような様子になる。このようにして、メイン仮想伝送装置は、402dから402cへ変更される。
なお、複数の仮想伝送装置全てに障害が発生しており、その障害がハードウエアに起因する障害であるように判断された場合、上記のようには回避できない。この場合、二重化等従来の技術が併用されてもよい。
次に、仮想伝送装置402dにより受信されていたが、まだ転送されていないデータが、仮想伝送装置402dから402cに移管される(S804)。これらのデータは仮想伝送装置402cにより転送される。さらに、仮想伝送装置402aを用いて、隣接する伝送装置103a、103c、103d及び103eへメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する(S805)。ただし、図5で言及したように、各仮想伝送装置と独立にネットワーク制御部206が伝送装置に備わっていた場合、ネットワーク制御部206は制御用ネットワーク1101を介して、他の伝送装置へメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信してもよい。
メイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した管理装置1301は、管理用のテーブル1501を更新する。管理情報保存部1403のテーブル1501の中で、メイン仮想伝送装置変更メッセージの送信元伝送装置103bのメイン仮想伝送装置のソフトウエアバージョンが、メイン仮想伝送装置変更メッセージで指定されているバージョンに変更される(図16のS1506)。そして、送信元の伝送装置103b以外のすべての伝送装置(図示の例では、103a,103c,103d,103e)に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージが送信され(S1507)、テーブル1501が全て書き換えられる。
伝送装置103a、103c、103d、103eはメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信すると、伝送装置103bと同様に、メイン仮想伝送装置を変更する。具体的には、現在のメイン仮想伝送装置である仮想伝送装置402dから、メイン仮想伝送装置変更メッセージが示すバージョンのルーティングソフトウエアを保持する仮想伝送装置402cに、メイン仮想伝送装置が切り替えられる(S1508〜S1511)。この場合に、仮想伝送装置402dに割り当てられている資源量は減らされ、仮想伝送装置402cに割り当てられる資源量が増やされる。切替前にメインであった仮想伝送装置402dで受信されていたが、まだ転送されていないデータが存在していた場合、そのデータは同一伝送装置内の新しいメイン仮想伝送装置に移管される。このようにネットワーク中のすべての伝送装置において、古いバージョンのルーティングソフトウエアを持つ仮想伝送装置が、メイン仮想伝送装置となる。
何れかの伝送装置でver2に関して何らかのソフトウエア障害が検出された場合、同様な手順を経ることで、各伝送装置のメイン仮想伝送装置は、ver1のルーティングソフトウエアを有する仮想伝送装置402bに設定される。これは、各伝送装置で保持されている最古のバージョンに達するまで同様な処理が反復される。最新のバージョンの1つ古いバージョンから最古のバージョンまでの何れかのバージョンのソフトウエアで正常な動作が確認されると、フローは次のステップに進む。
正常動作を確認すると(S1512)、伝送装置103bの仮想化制御部401は仮想伝送装置402cを用いて、データを転送する(この例では、ver2のルーティングソフトウエアによるデータ伝送が正常に動作可能であったことを想定している。)。伝送装置103bの仮想伝送装置402cのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。仮想伝送装置402cは次の転送先である伝送装置103cへデータを送信する(S1513)。伝送装置103cがデータを受信すると、伝送装置103cの仮想化制御部401は、メイン仮想伝送装置として設定されている仮想伝送装置402cにデータを渡す。データを受けた仮想伝送装置402cのルーティング部は、データの次の転送先を計算する。図12に示されるようなネットワークトポロジの場合、次の転送先はあて先である端末102bなので、仮想伝送装置402cは端末102bへデータを送信する(S1514)。
このように、ソフトウエア障害が起こった場合においても、正常にデータを伝送することができる。本実施例によれば管理装置1301を別途用意しているので、第一の実施例における効果に加えて、管理装置1301によって一元的にネットワーク101中の伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを管理することができる。また、複数バージョンのソフトウエアで障害が発生した場合、管理装置1301でそれらの整合をとり、利用可能な適切なバージョンを伝送装置に速やかに指定できる等の恩恵がもたらされる。
次に、本発明の第三の実施例について説明する。本実施例は第二の実施例と同様に管理装置を備えているが、その機能が若干異なる。
本実施例でも管理装置は図13に示されるように構成される。管理装置1301は管理制御部1402、管理情報保存部1403及びネットワークインターフェース部1404を有する。
管理制御部1402は、ネットワーク101中の伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを管理するように構成される。
管理情報保存部1403は、図17に示されるようなテーブル1801を保持する。このテーブルは、第二の実施例のものと大きく異なる。テーブルは伝送装置の識別情報(伝送装置ID)と、各伝送装置のメイン仮想伝送装置で現在使用されているソフトウエアバージョンと、各伝送装置で保持されている複数のソフトウエアバージョンとを含む。管理制御装置1402は管理情報保存部1403に保存された情報を使って、ネットワーク101中の各伝送装置が設定するメイン仮想伝送装置のバージョンを管理する。
ネットワークインターフェース部1404は、伝送装置の制御用の仮想伝送装置(例えば、図4の402a)と接続され、通信できるように構成される。また、ネットワークインターフェース部1404は、伝送装置からのメイン仮想伝送装置変更メッセージを受信する機能、及び伝送装置へメイン仮想伝送装置変更メッセージを送信する機能を有する。
管理装置は、メイン仮想伝送装置変更メッセージを受信した場合、送信元の伝送装置以外のすべての伝送装置に対して、メイン仮想伝送装置変更メッセージを転送する。管理装置は、テーブル1801を書き換えることにより、ネットワーク101中の伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを同一に維持する。管理装置は、テーブル1801の保持バージョンリストを参照し、受信したメイン仮想伝送装置変更メッセージが指示するバージョンを、何らかの伝送装置が保持していなかった場合、そのバージョンと異なるバージョンを指示するメイン仮想伝送装置変更メッセージを作成して送信することも可能である。例えば、伝送装置103bが、メイン仮想伝送装置のソフトウエアバージョンをver4からver3に変更することを求めるメイン仮想伝送装置変更メッセージを作成し、管理装置に送信したとする。テーブル1801が図17に示されるように構成されていた場合、ver3のソフトウエアは伝送装置103dでは保持されていない(サポートされていない)。この場合、全ての伝送装置の間でバージョンver3のソフトウエアによる通信を行うことは不可能である。そこで、本実施例の管理装置は、テーブル1801の保持バージョンリストを参照し、メイン仮想伝送装置のソフトウエアバージョンをver4からver2に変更することを求めるメイン仮想伝送装置変更メッセージを作成し、全ての伝送装置(送信元も含む)に送信する。ver2のバージョンは全ての伝送装置で保持されているからである。
本実施例によれば、ソフトウエアバージョンの適切な変更(ver4からver2への変更)を簡易且つ速やかに行うことができる。本実施例によれば、第一及び第二の実施例による効果に加えて、各伝送装置で保持されている一群のソフトウエアのバージョン(ソフトウエアセット)が異なる場合においても、共通に保持されているバージョンを適切に指示することで、各伝送装置のメイン仮想伝送装置のバージョンを簡易且つ速やかに同一に保つことができる。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本発明の第一の実施例に係る通信システムの構成を表す図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置のハードウエア構成を示す図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係る通信システムの構成を表す図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係るシステムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係る伝送装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施例に係る通信システムの構成を表す図である。 本発明の第二の実施例に係る制御装置の構成を表す機能ブロック図である。 本発明の第二の実施例に係る制御装置の保持するテーブルの構成を表す図である。 本発明の第二の実施例に係る通信システムの構成を表す図である。 本発明の第二の実施例に係るシステムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第三の実施例に係る制御装置の保持するテーブルの構成を表す図である。
符号の説明
100 通信システム
101 ネットワーク
102 端末
103 伝送装置
201 仮想化制御部
202 仮想伝送装置
203 障害検出部
204 ルーティング部
205 ネットワークインターフェース部
301 計算資源
302 蓄積資源
303 伝送資源
401 仮想化制御部
402 仮想伝送装置
1101 制御用ネットワーク
1300 通信システム
1301 管理装置
1402 管理制御部
1403 管理情報保存部
1404 ネットワークインターフェース部
1501 テーブル

Claims (8)

  1. ネットワークの通信ノード間で信号を伝送する伝送装置であって、
    信号を受信する手段と、
    受信した信号の転送先を所定のプロトコルに従って決める手段と、
    前記受信した信号を前記転送先に送信する手段と、
    を有し、当該伝送装置は互いに異なるバージョンのルーティングソフトウエアで動作する複数の仮想伝送装置に論理的に区分けされ、
    前記複数の仮想伝送装置の内の何れか1つは、他の仮想伝送装置よりも多い信号処理資源が割り当てられたメイン仮想伝送装置として機能し、
    前記メイン仮想伝送装置によるルーティングにソフトウエア障害が生じた場合、前記メイン仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を減らしてルーティングを行わせる一方、前記メイン仮想伝送装置のルーティングソフトウエアの次に新しいバージョンのルーティングソフトウエアで動作する仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を増やしてルーティングを行わせ、該仮想伝送装置を新たなメイン仮想伝送装置とする、伝送装置。
  2. 当該伝送装置は、複数の仮想伝送装置を制御する仮想制御部を有し、
    前記複数の仮想伝送装置の各々は、障害の有無を検出し、障害のあったことを少なくとも前記仮想制御部へ通知する障害検出部を有し、
    前記仮想制御部は、複数の仮想伝送装置全てが障害のあったことを報告しているか否かに応じて、障害がハードウエア障害であるか又はソフトウエア障害であるかを判定する請求項1記載の伝送装置。
  3. 記ソフトウエア障害が生じたことに起因して、前記メイン仮想伝送装置変更されたことを示すメッセージが、前記ネットワーク内の所定の通信ノードに通知される請求項1又は2に記載の伝送装置。
  4. 前記複数の仮想伝送装置の内の1つの仮想伝送装置は、当該伝送装置以外の通信ノードから、該通信ノードでメイン仮想伝送装置変更されたことを示すメッセージを受信するために使用される請求項1ないし3の何れか1項に記載の伝送装置。
  5. 前記第2の仮想伝送装置でソフトウエア障害が起こった後、該第2の仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源量は、あるルーティングプロトコルに従ってパケットを転送できる程度に最小化される請求項1乃至の何れか1項に記載の伝送装置。
  6. ネットワークの通信ノード間で伝送装置により信号を伝送す通信システムにおける方法であって、前記伝送装置は互いに異なるバージョンのルーティングソフトウエアで動作する複数の仮想伝送装置に論理的に区分けされ、前記複数の仮想伝送装置の内の何れか1つは、他の仮想伝送装置よりも多い信号処理資源が割り当てられたメイン仮想伝送装置として機能し、当該方法は、
    前記伝送装置において、ある通信ノードから信号を受信するステップと、
    前記信号の転送先の通信ノードを決めるステップと、
    前記信号を前記転送先へ送信するステップと、
    を有し、前記メイン仮想伝送装置によるルーティングにソフトウエア障害が生じた場合、前記メイン仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を減らしてルーティングを行わせる一方、前記メイン仮想伝送装置のルーティングソフトウエアの次に新しいバージョンのルーティングソフトウエアで動作する仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を増やしてルーティングを行わせ、該仮想伝送装置を新たなメイン仮想伝送装置とする、伝送方法
  7. 複数の伝送装置を含むネットワークを有する通信システムであって、各伝送装置は、
    信号を受信する手段と、
    受信した信号の転送先を所定のプロトコルに従って決める手段と、
    前記受信した信号を前記転送先に送信する手段と、
    を有し、当該伝送装置は互いに異なるバージョンのルーティングソフトウエアで動作する複数の仮想伝送装置に論理的に区分けされ、
    前記複数の仮想伝送装置の内の何れか1つは、他の仮想伝送装置よりも多い信号処理資源が割り当てられたメイン仮想伝送装置として機能し、
    前記メイン仮想伝送装置によるルーティングにソフトウエア障害が生じた場合、前記メイン仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を減らしてルーティングを行わせる一方、前記メイン仮想伝送装置のルーティングソフトウエアの次に新しいバージョンのルーティングソフトウエアで動作する仮想伝送装置に割り当てられる信号処理資源を増やしてルーティングを行わせ、該仮想伝送装置を新たなメイン仮想伝送装置とする、通信システム。
  8. 当該通信システムは、前記複数の伝送装置とは別に管理装置を更に有し、
    記管理装置は、前記ソフトウエア障害が生じたことに起因して、前記メイン仮想伝送装置変更されたことを示すメッセージを受信し、他の伝送装置へ転送する請求項記載の通信システム。
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