JP5056584B2 - 駆動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動工具に関し、より詳細には、中間子による衝撃力をビットに伝達することによってビットに衝撃力を付与することが可能な駆動工具に関する。
今日、一般的に用いられているハンマードリルは、工具先端に設置されたビットを回転駆動させると共に、回転駆動するビットに対して打撃を加える構成となっており、この打撃力により、十分な穿孔能力を実現させる構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
一般的なハンマードリルでは、モータの出力軸における回転力を第1ギヤを介して中間軸に伝達して中間軸を回転させ、さらに中間軸に噛合された第2ギヤを介してビットが固定されるシリンダの回転を行う構造となっている。
また、中間軸には、中間軸に対して遊嵌されたボスと、軸線を傾けた状態でボスの外周に形成される溝部に沿って回転可能に取り付けられる連結アームと、中間軸とボスとを係合させることにより中間軸の回転に応じてボスを回転させるためのクラッチとが設けられている。クラッチをつないだ状態で中間軸を回転させると、中間軸の回転に対応してボスが回転し、ボスの外周に設けられる連結アームは、ボスの回転に応じて連結アームのロッド部の傾動方向を変化させ、このロッド部の傾動変化に伴ってロッド部の先端部がシリンダの延設方向に沿った進退運動を行う。なお、このような連結アーム、ボスなどの動きに基づいて回転運動を進退運動に変換させる機構をレシプロ機構という。
このように、中間軸の回転運動が連結アームを介して進退運動に変換され、この進退運動に対応してピストンが駆動されることによって、衝撃力をビットに付与することが可能となっている。
特開2004―167638号明細書
一方で今日では、作業速度の迅速化や、穿孔作業における作業性向上を目的として、ハンマードリルにおける打撃力向上を求める要求が高まっている。このような要求に応えるため、ピストンの駆動に応じて圧縮される空気室の圧力を高めて、打撃子の衝撃エネルギーを向上させる方法が考えられているが、空気室の圧力上昇により、ピストン、連結アームおよびボスなどのレシプロ機構の部品に対して多大な負荷が生じて、連結アームの破損等が発生するおそれがあるという問題があった。
このため、強力な打撃力を必要とする駆動工具では、レシプロ機構ではなくクランク構造を用いて打撃力を発生させるものが多いが、クランク構造を用いた駆動工具は、その構造により装置の大型化および重量増加を招く傾向があり、工具の取り扱い性を損なうおそれがあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、レシプロ機構を採用しつつ打撃力に伴う耐久性を向上させることが可能な駆動工具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る駆動工具は、モータの回転に伴って回転駆動される中間軸と、該中間軸に伴って回転可能に設置される共に、外周面において前記中間軸の軸線方向に対して所定角度だけ傾斜された状態で第1溝部が形成される環状回転部材と、前記環状回転部材が貫通される円形開口部が形成され、該円形開口部の内壁に対して前記第1溝部に充填されるベアリングを案内させるための第2溝部が形成される連結アーム本体部と、該連結アーム本体部の外周面において立設されるロッド部とを有する連結アームと、前記ロッド部の先端に接続されて前記中間軸の回転に伴って進退動されるピストンシリンダと、該ピストンシリンダの進退動に応じて工具先端に設置されたビットに衝撃力を付加する衝撃付加手段とを備える駆動工具であって、前記連結アーム本体部とロッド部との連結部分の厚みが、リング開口から外周部に向けて厚くなるように補強されていることを特徴とする。
本発明に係る駆動工具では、連結アーム本体部とロッド部との連結部分の厚みが、円形開口部の内側から外周部に向けて厚くなるように補強されている。このため、中間軸の回転運動がロッド部の先端において進退運動に変換される場合に、連結アーム本体部とロッド部との連結位置に加えられる負荷に耐えることが可能な耐久性を確保することが可能となる。従って、中間軸の回転速度を高めたり、衝撃付加手段に用いられる打撃子の質量を重くしたりして衝撃力を向上させる場合であっても、連結アーム本体部とロッド部との連結位置に加えられる負荷により、連結位置に金属疲労が生じて亀裂や破損が生じてしまうことを防止することが可能となる。
また、上記駆動工具において、前記補強は、前記連結アーム本体部とロッド部との連結部分だけに施されているものであることが好ましい。
このように、補強を連結アーム本体部とロッド部との連結部分だけに施すことによって、連結アーム自体の重量増加を最低限に抑えつつ、連結アームにおける効果的な補強を行うことが可能となる。
さらに、上記駆動工具において、前記連結アームおよび前記環状回転部材が浸炭材によって形成されているものであってもよい。
このように、連結アームおよび環状回転部材を浸炭材によって形成することによって、中間軸の回転が環状回転部材から連結アームに伝達される際に、ベアリングを介して環状回転部材の第1溝部と連結アーム本体部の第2溝部とに加えられる負荷を、環状回転部材と連結アーム本体部とにおいて十分に支えることが可能となる。従って、環状回転部材の第1溝部や連結アーム本体部の第2溝部が負荷により摩耗してしまうことを抑制することができ、ベアリングの円滑な回動を維持することが可能となる。
本発明に係る駆動工具によれば、連結アーム本体部とロッド部との連結部分の厚みが、円形開口部の内側から外周部に向けて厚くなるように補強されている。このため、中間軸の回転運動がロッド部の先端において進退運動に変換される場合に、連結アーム本体部とロッド部との連結位置に加えられる負荷に耐えることが可能な耐久性を確保することが可能となる。従って、中間軸の回転速度を高めたり、衝撃付加手段に用いられる打撃子の質量を重くしたりして衝撃力を向上させる場合であっても、連結アーム本体部とロッド部との連結位置に加えられる負荷により、連結位置に金属疲労が生じて亀裂や破損が生じてしまうことを防止することが可能となる。
以下、本発明に係る駆動工具について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る駆動工具の一例であるハンマードリルを示した側方断面図である。
ハンマードリル1には、本体ハウジング2の後内部(図1の右側)にモータ3が収納されている。モータ3の出力軸4は、本体ハウジング2内に組み付けられたインナーハウジング6に対してボールベアリング7を介して回転可能に軸支されている。
また、インナーハウジング6の前側には、ボールベアリング8、9を介して軸支された中間軸11が設けられており、中間軸11は、出力軸4に対して平行になるようにして設置されている。中間軸11の後端部には、第1ギヤ13が歯合されており、さらにこの第1ギヤ13には、出力軸4の先端部が歯合されている。このため、モータ3の出力軸4が回転する場合に、この出力軸4の回転が第1ギヤ13を介して中間軸11に伝達され、中間軸11が回転する構造となっている。
また、本体ハウジング2におけるインナーハウジング6の前方側には、ブッシュ15を介して本体ハウジング2に設けられたボールベアリング14と、インナーハウジング6に設けられたすべり軸受16とにより、本体ハウジング2において進退動を許容された状態で回転可能に支持されたシリンダ18が設けられている。シリンダ18の前部には、ビット20を挿着することが可能となっている。
シリンダ18には、中間軸11の前方に設けられた第2ギヤ21が噛合されている。このため、中間軸11が回転すると、第2ギヤ21を介して中間軸11の回転がシリンダ18に伝達され、シリンダ18の回転に伴ってビット20を回転駆動させることが可能となっている。
一方で、中間軸11には、ボス(環状回転部材)22が中間軸11に対して回動可能に遊嵌されており、また、このボス22の前側には、中間軸11に対してスプライン結合されて一体に回転することが可能であり、さらに軸方向へスライドすること可能なクラッチ26が設けられている。クラッチ26は、複数のクラッチ爪を備えており、このクラッチ爪による係合により、中間軸11およびボス22に係合することが可能となっている。
クラッチ爪を用いてクラッチ26がボス22および中間軸11と係合する場合には、中間軸11の回転がクラッチ26を介してボス22に伝達され、ボス22が回転駆動される。
一方で、クラッチ26がクラッチ爪を解放してボス22および中間軸11との係合を解除した場合には、中間軸11の回転がボス22に伝達されなくなり、ボス22は中間軸11の回転状態にかかわらず、回転を停止した状態となる。
図2(a)は、ボス22を示した外観斜視図であり、図2(b)は、ボス22を示した側方外観図であり、図2(c)は、ボス22を示した側方断面図である。
ボス22は、ボス本体部22aと係合部22bとが一体に形成されている。係合部22bは、クラッチ26との係合が行われる部分であり、図2(c)に示すように、中間軸11が貫通される貫通孔22cの孔軸方向Aに沿って多数の係止溝22dが形成されている。クラッチ26のクラッチ爪をこの係止溝22dに係止させることによって、中間軸11の回転に伴うボス22の回転駆動を実現させることが可能となっている。
ボス本体部22aは、外周方向に対して緩やかに突出した略半球状断面を備えた環状構造(ドーナツ形状)を呈している。この環状構造部の略半球状断面の外表面には、貫通孔22cの孔軸方向Aに対して角度αだけ傾斜させた状態で半球状凹溝(第1溝部)22eが形成されている。この半球状凹溝22eには、スチールボール(ベアリング)28を充填することが可能となっている。また、半球状凹溝22eには、スチールボール28を利用して半球状凹溝22eの延溝方向に沿って回転移動することが可能な連結アーム23が取り付けられている。
図3(a)は連結アーム23の斜視図、図3(b)は連結アーム23の垂直断面図、図3(c)は図3(b)に示すa部分を拡大した部分拡大断面図である。
連結アーム23は、リング形状を呈する連結アーム本体部24と、この連結アーム本体部24の外周面に立設されるロッド部25とが一体に形成されている。連結アーム本体部24は、リング形状を呈しており、その内面にはスチールボール28を内設させるための溝部(第2溝部)24bが形成されている。また、ロッド部25は連結アーム本体部24の外周面より立設されており、その中心軸は、図3(b)に示すように、連結アーム本体部24に形成されたリング開口(円形開口部)24aの中心Pを通るように角度が規定されている。
連結アーム23は、連結アーム本体部24のリング開口24aにボス22を貫通させ、さらにボス本体部22aの半球状凹溝22eと連結アーム本体部24の溝部24bとの間にスチールボール28を充填させることによって、ボス22に対して円滑に回転駆動させることが可能となっている。
ここで、ボス本体部22aの半球状凹溝22eは、貫通孔22cの孔軸方向Aに対して角度αだけ傾斜させた状態で形成されているため、中間軸11の回転に伴ってボス22が回転駆動される場合には、半球状凹溝22eの傾斜角度に対応して連結アーム23の傾斜角度が変更されることになる。
例えば、図4(a)は、半球状凹溝22eが貫通孔22cの孔軸方向Aに対して角度+αだけ傾斜した状態を示しており、この場合には、上面側に位置するロッド部25が前側に傾動されるため、ロッド部25の先端25aが前側に移動する。一方で、図4(b)は、半球状凹溝22eが貫通孔22cの孔軸方向Aに対して角度−αだけ傾斜した状態を示しており、この場合には、上面側に位置するロッド部25が後側に傾動されるため、ロッド部25の先端25aが後側に移動する。
このように、中間軸11の回転に応じて連結アーム23の傾斜角度が変更され、この連結アーム23の傾斜角度の変更に伴ってロッド部25の先端25aが前後方向に進退動することになる。このため、後述するように、ロッド部25の先端25aに対して中間軸11と平行に設置されて進退動可能なピストンシリンダ18a(図1および図5参照)を連結させることによって、中間軸11の回転運動をボス22および連結アーム23を介して進退運動に変換することが可能となる。このようにして連結アーム23の傾動運動を介して回転運動を進退運動に変換する機構をレシプロ機構という。
連結アーム本体部24のリング開口24aは、図3(b)に示すように、貫通孔22cの中心から等距離を保つように開口が形成されている。一方で、連結アーム本体部24におけるリング開口24aから外周部までの厚みは、リング開口24aの中心Pを基準として連結アーム本体部24のロッド部25取り付け位置より±約30度程度の範囲を除く部分において、一定に維持されている。
一方で、上述したロッド部25の取り付け位置を基準として±約30度程度の範囲では、リング開口24aから外周部までの厚みが他の部分よりも厚くなるように厚み補強が成されている。このため、連結アーム本体部24におけるロッド部25の立設位置、より具体的には、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bの境界部分に対して重点的な厚み補充が施されており、連結アーム本体部24の傾動によって中間軸11の回転運動がロッド部25の先端において進退運動に変換され、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに負荷が加えられた場合であっても、この負荷により連結位置Bにおける亀裂などの金属疲労に伴う破損が早期に生じてしまうことを防止することが可能となる。
また、この補強により、中間軸11の回転運動がロッド部25の先端25aにおいて進退運動に変換される際に、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに加えられる負荷に耐え得るだけの強度を確保することが可能となる。このため、中間軸11の回転速度を高めたり、後述する打撃子27(図1参照)の質量を重くしたりして衝撃力を向上させる場合であっても、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに加えられる負荷を十分に支えることができ、十分な耐久性を備えることが可能となる。
さらに、図3(c)に示すように、厚み補強が、ロッド部25の取り付け位置を基準として±約30度程度の範囲のみに施されており、±約30度以降の範囲では厚み補強が成されていない。このため、連結アーム23自体の重量増加を最低限に抑えつつ、連結アーム23における効果的な補強を行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係るハンマードリル1では、連結アーム23およびボス22の材質を、従来より使用されていた調質材からより硬度の高い浸炭材に変更し、連結アーム23およびボス22の成型時の熱処理を、材質変更に応じて調質から浸炭に変更して表面硬度の向上を図っている。このため、連結アーム23の連結位置Bの強度向上だけでなく、連結アーム23自体およびボス22自体の強度向上を図ることが可能になる。従って、中間軸11の回転がボス22から連結アーム23に伝達される際に、スチールボール28を介してボス本体部22aの半球状凹溝22eと連結アーム本体部24の溝部24bとに加えられる負荷を、ボス本体部22aと連結アーム本体部24とにおいて十分に支えることができ、十分な耐久性を確保することが可能となる。
連結アーム23のロッド部25の先端25aは、図1に示すように、シリンダ18に設けられるピストンシリンダ18aの後端に軸着されている。ピストンシリンダ18a内には、空気室30を介して打撃子27がスライド可能に収納されおり、さらに、この打撃子27の前方であってシリンダ18の前端内部には、打撃子27との衝突に伴ってビット20に対して衝撃力を付加する中間子29が収納されている。この空気室30、打撃子27および中間子29は、本発明に係る衝撃付加手段を構成する。
連結アーム23のロッド部25の先端25aが進退動を開始すると、このロッド部25の先端25aの進退動に伴ってピストンシリンダ18aの駆動が開始されて打撃子27のスライド運動が開始される。打撃子27がピストンシリンダ18aの駆動に伴う空気室30の圧力状態変化によりシリンダ18前方側へとスライド移動されると、打撃子27が中間子29に衝突し、打撃子27との衝突により前方へとはじかれた中間子29では、その打撃力がビット20に伝達されて、穿孔作業における穿孔性能の向上を実現することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係るハンマードリル1では、レシプロ機構において、連結アーム23における連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bの厚みが、リング開口24aの内側から外周部に向けて厚くなるように補強されている。このため、連結アーム本体部24の傾動によって、中間軸11の回転運動がロッド部25の先端25aにおいて進退運動に変換される際の負荷が、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに加えられた場合であっても、この負荷により金属疲労に伴う破損や亀裂などが連結位置Bにおいて早期に生じてしまうことを防止することができる。
また、この補強により、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに加えられる負荷に対応して耐久性を向上させることが可能となる。このため、中間軸11の回転速度を高めたり、衝撃付加手段に用いられる打撃子27の質量を重くしたりして衝撃力を向上させる場合であっても、連結アーム本体部24とロッド部25との連結位置Bに加えられる負荷に十分に耐えることが可能となる。
特に、厚み補強が、ロッド部25の取り付け位置を基準として±約30度程度の範囲のみに施されており、±30度以外の範囲では厚み補強が成されていない。このため、連結アーム23自体の重量増加を最低限に抑えつつ、連結アーム23における効果的な補強を行うことが可能となる。
さらに、連結アーム23およびボス22の材質が、従来より使用されている調質材からより硬度の高い浸炭材に変更され、材質変更に応じて熱処理が調質から浸炭に変更されて表面硬度の向上が図られている。このため、中間軸11の回転がボス22から連結アーム23に伝達される際に、スチールボール28を介してボス本体部22aの半球状凹溝22eと連結アーム本体部24の溝部24bとに加えられる負荷に耐えることが可能な耐久性が確保されている。従って、ボス本体部22aの半球状凹溝22eや連結アーム本体部24の溝部24bが負荷により摩耗してしまうことを抑制することができ、スチールボール28の円滑な回動を維持することが可能となる。
以上、本発明に係る駆動工具について図面を用いて詳細に説明を行ったが、本発明に係る駆動工具は、上述した実施の形態に示すハンマードリル1のみに限定されるものではない、ビット20に対して回転力および衝撃力を付加する機能を備える駆動工具であって、レシプロ機構を用いて回転力を衝撃力に変換させる機構を備えた工具であれば、本発明に係る構成を採用することができる。また、本発明に係る構成を駆動工具に対して採用することによって、実施の形態に示す効果と同様の効果を得ることが可能となる。
本実施の形態に係るハンマードリルを示す側方断面図である。 (a)は、ボスを示した外観斜視図であり、(b)は側方外観図であり、(c)は側方断面図である。 連結アームを示した斜視図、(b)は垂直断面図、(c)は(b)に示すa部分の部分拡大断面図である。 (a)は、連結アームがボスに対して角度+αだけ傾斜した状態における側方断面図を示しており、(b)は、角度−αだけ傾斜した状態における側方断面図を示している。 ボスと連結アームとピストンシリンダとの接続関係を示した図であって、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。
符号の説明
1 …ハンマードリル(駆動工具)
2 …本体ハウジング
3 …モータ
4 …(モータの)出力軸
6 …インナーハウジング
7,8,9,14 …ボールベアリング
11 …中間軸
13 …第1ギヤ
15 …ブッシュ
16 …すべり軸受
18 …シリンダ
18a …ピストンシリンダ
20 …ビット
21 …第2ギヤ
22 …ボス(環状回転部材)
22a …ボス本体部
22b …係合部
22c …貫通孔
22d …係止溝
22e …半球状凹溝(第1溝部)
23 …連結アーム
24 …連結アーム本体部
24a …リング開口(円形開口部)
24b …溝部(第2溝部)
25 …ロッド部
25a …先端
26 …クラッチ
27 …打撃子(衝撃付加手段)
28 …スチールボール(ベアリング)
29 …中間子(衝撃付加手段)
30 …空気室(衝撃付加手段)
A …孔軸方向
B …連結位置
P …リング開口の中心

Claims (3)

  1. モータの回転に伴って回転駆動される中間軸と、
    該中間軸に伴って回転可能に設置される共に、外周面において前記中間軸の軸線方向に対して所定角度だけ傾斜された状態で第1溝部が形成される環状回転部材と、
    前記環状回転部材が貫通される円形開口部が形成され、該円形開口部の内壁に対して前記第1溝部に充填されるベアリングを案内させるための第2溝部が形成される連結アーム本体部と、該連結アーム本体部の外周面において立設されるロッド部とを有する連結アームと、
    前記ロッド部の先端に接続されて前記中間軸の回転に伴って進退動されるピストンシリンダと、
    該ピストンシリンダの進退動に応じて工具先端に設置されたビットに衝撃力を付加する衝撃付加手段と
    を備える駆動工具であって、
    前記円形開口部の開口を臨む方向から見た前記ロッド部の取り付け位置を基準として±30度の範囲で、前記連結アーム本体部と前記ロッド部との連結部分の厚みが、前記円形開口部から外周部に向けて厚くなるように補強されていること
    を特徴とする駆動工具。
  2. 前記補強は、前記連結アーム本体部と前記ロッド部との連結部分だけに施されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動工具。
  3. 前記連結アームおよび前記環状回転部材が浸炭材によって形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動工具。
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