JP5053623B2 - 組織片挟持装置及び培養キット - Google Patents
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Description
培養チャンバーの中に配置される組織片挟持装置であって、
組織片を載置する培養面を持つベースと、
前記培養面に載置される組織片を押さえることが可能な押さえ部材と、
前記押さえ部材が前記培養面に載置された組織片を押さえている状態にあるときに前記押さえ部材が前記培養面から離間する方向に移動するのを規制する規制機構と、
を備えたものである。
組織片を挿入可能な開口部を持つ培養チャンバーと、
前記培養面に対して組織片が載置可能な方向を向くように前記培養チャンバー内に配置された上述のいずれかの組織片挟持装置と
を備えたものである。
以下、本発明を図面を用いて詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態である第1実施形態の培養キット10を所定方向から見たときの概略斜視図、図2は組織片挟持装置30を所定方向から見たときの概略斜視図、図3は組織片挟持装置30を別の方向から見たときの概略斜視図、図4は組織片挟持装置30を前方からみたときの説明図、図5は図2のA−A断面図、図6はベース31の裏面の概略斜視図である。
図9は第2実施形態の組織片挟持装置130を所定方向から見たときの概略斜視図である。第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付すこととし、その説明を省略する。この第2実施形態では、第1実施形態のようにアーム40の延出部52に屈曲片53やフック54が形成されておらず、ベース31に線状突起36も形成されていない。その代わり、アーム40の中間部48から左右方向に延び出すように左側延出部101及び右側延出部102が形成され、それぞれの先端101a,102aには下方に略直角に屈曲された屈曲片103,104が形成されている。そして、屈曲片103,104のうちベース31に対向する側に略半球状の突起105,106(本発明の係止部材に相当)が形成され、ベース31のうち突起105,106に対向する位置に穴37a,37b(本発明の被係止部材に相当)が形成されている。また、突起105,106と穴37a,37bとが係止している状態では、押さえ部49が培養面32に当接していると共に、ベース31に設けた横壁33,33の上端が両延出部101,102の各下面と略接触するようになっている。
図10は第3実施形態の組織片挟持装置230を所定方向から見たときの概略斜視図、図11は図10のB−B断面図である。第3実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付すこととし、その説明を省略する。この第3実施形態では、第1実施形態のようにアーム40の延出部52に屈曲片53やフック54が形成されておらず、ベース31に線状突起36も形成されていない。その代わり、第3実施形態では、略U字状のフレーム201がベース31にスライド可能に取り付けられ、このフレーム201の中央上部には操作ボタン43が押下されるのを規制するアーム操作規制部202が形成されている。フレーム201のうちベース31の左右両側と接する面にはレール溝203が形成され、このレール溝203はベース31の側面に形成されたガイドレール38に嵌め込まれている。そして、このレール溝203とガイドレール38とによって、フレーム201はベース31に対して前後方向にスライド可能となっている。また、アーム操作規制部202は、フレーム201を前後方向にスライドすることにより、操作ボタン43の下方に配置される押下阻止位置(図11の一点鎖線参照)と、操作ボタン43の下方から後方に外れた位置に配置される押下許容位置(図11の実線参照)のいずれかに位置決めされる。フレーム201は、アーム操作規制部202が押下阻止位置にあるとき、ベース31に設けられた略半球状の突起39がレール溝203の脇に形成された窪み204に入り込んで係止される。このアーム操作規制部202は、押下阻止位置にあるときには、操作ボタン43に上方から押圧力が加えられたとしても操作ボタン43を下方から支持するストッパとして機能して、操作ボタン43の押下を阻止する。一方、押下阻止位置にあるときには、操作ボタン43に上方から押圧力が加えられたときに操作ボタン43の押下を許容する。なお、図10ではレール溝203、ガイドレール38、突起39及び窪み204は左側のみ示した。
Claims (14)
- 培養チャンバーの中に配置される組織片挟持装置であって、
組織片を載置する培養面を持つベースと、
前記培養面に載置される組織片を押さえることが可能な押さえ部材と、
前記押さえ部材が前記培養面に載置された組織片を押さえている状態にあるときに前記押さえ部材が前記培養面から離間する方向に移動するのを規制する規制機構と、
前記ベースに揺動可能に取り付けられたアームと、
前記押さえ部材を前記培養面に向かって付勢する付勢部材と、
前記アームのうち該アームが揺動するときの揺動軸を挟んで前記押さえ部材とは反対側に設けられ、外力によって押下されたときに前記付勢部材に抗して前記押さえ部材を前記培養面から離すアーム操作部材と、
を備え、
前記押さえ部材が前記アームのうち前記組織片を押さえることが可能な位置に設けられており、前記規制機構が前記組織片を押さえている状態にあるときの前記押さえ部材を前記培養面から離間する方向に揺動するのを規制する,
組織片挟持装置。 - 前記規制機構は、
前記アームから前記ベースの周縁に向かって延びる延出部材と、
該延出部材の先端に設けられた係止部材と、
前記ベースの周縁に設けられ前記押さえ部材が前記培養面に接触するように前記アームを位置決めしたときに前記係止部材と係止する被係止部材と、
を備えた請求項1に記載の組織片挟持装置。 - 前記延出部材は、前記アームのうち前記押さえ部材の位置から該アームが揺動するときの揺動軸とは反対方向に延びている、
請求項2に記載の組織片挟持装置。 - 前記延出部材は、少なくとも2つ設けられ各々前記アームの左方向と右方向に延びている、
請求項2に記載の組織片挟持装置。 - 請求項2〜4のいずれかに記載の組織片挟持装置であって、
前記延出部材の下方に配置され該延出部材が上方から押圧されたときに該延出部材を下方から支持する支持部材、
を備えた組織片挟持装置。 - 前記規制機構は、前記アーム操作部材が押下されるのを規制するアーム操作規制部材を有する、
請求項1に記載の組織片挟持装置。 - 前記アーム操作規制部材は、前記アーム操作部材の下方に配置され前記アーム操作部材に上方から押圧力が加えられたときに該アーム操作部材を下方から支持することにより該アーム操作部材が下方へ押下されるのを阻止する押下阻止位置と、前記アーム操作部材の下方から外れた位置に配置され前記アーム操作部材に上方から押圧力が加えられたときに該アーム操作部材が押下されるのを許容する押下許容位置のいずれかの位置で選択的に位置決めされる、
請求項6に記載の組織片挟持装置。 - 前記アーム操作規制部材は、前記アーム操作部材の上方を覆うように配置され前記アーム操作部材に上方から押圧力が加わるのを阻止する押下阻止位置と、前記アーム操作部材の上方を開放する位置に配置され前記アーム操作部材に上方から押圧力が加わるのを許容する押下許容位置のいずれかの位置で選択的に位置決めされる、
請求項6に記載の組織片挟持装置。 - 前記アームは、横幅が前記ベースの横幅よりも小さい、
請求項1〜8のいずれかに記載の組織片挟持装置。 - 前記押さえ部材は、前記培養面に載置される組織片と点接触又は線接触する形状に形成されている、
請求項1〜9のいずれかに記載の組織片挟持装置。 - 前記ベースは、前記培養面の周囲の少なくとも一部に突起状物を有する、
請求項1〜10のいずれかに記載の組織片挟持装置。 - 組織片を挿入可能な開口部を持つ培養チャンバーと、
前記培養面に対して組織片が載置可能な方向を向くように前記培養チャンバー内に配置された請求項1〜11のいずれかに記載の組織片挟持装置と
を備えた培養キット。 - 組織片を挿入可能な開口部を持つ培養チャンバーと、
前記アームのうち揺動軸とは反対側の端部が前記開口部の方向を向くように前記培養チャンバー内に配置された請求項1〜11のいずれかに記載の組織片挟持装置と
を備えた培養キット。 - 前記培養チャンバーは、液密に閉鎖可能な可撓性の培養バッグである請求項12又は13のいずれかに記載の培養キット。
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JP2006312137A JP5053623B2 (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | 組織片挟持装置及び培養キット |
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- 2006-11-17 JP JP2006312137A patent/JP5053623B2/ja active Active
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