JP5051362B2 - 殺細胞活性増強材および体外循環カラム - Google Patents
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Description
このような問題を解決するために、非特許文献1にはCD40等に対するモノクロナール抗体の使用が提案されている。しかし、このような蛋白質試薬は、生体応答としてこの抗体に対する抗体ができる。従って、使用開始直後は効果があるものであっても、繰り返し使用する間に、直ぐに効力が消失するという抗体試薬特有の欠点があり、これらの抗体だけの治療では不十分である。
Cancer Science, 2007 Jun8; [Equb ahead of print]
本発明にかかる殺細胞活性増強材とは、特定の抗原を持つ細胞に対する宿主免疫担当細胞の細胞傷害活性、即ち、抗原特異的細胞傷害活性を増強する材料を意味する。このような材料としては、種々の候補が存在する可能性があるが、具体的には、リンパ球または抗原提示細胞の細胞膜に存在し、リンパ球とリンパ球間もしくはリンパ球と抗原提示細胞間の情報を仲介する機能を有する膜蛋白質の細胞表面部分(細胞外領域部分)が切断されて可溶性となった糖蛋白質分子に対して優れた吸着性を持つ高分子成型品が使用できる。
PD−1やCTLA4はT細胞上に存在し、PD−L1は樹状細胞、B細胞、単球上に存在し、T細胞活性化の抑制に働いている。CD27はT細胞上に存在して抗原提示細胞上のCD70と結合するが、可溶性CD27の血中濃度は小児白血病で増加する(Exp Hematol 2005: 33: 1500-1507)。可溶性PD−1は樹状細胞上のPD−L1と結合し、PD−1/PD−L1の抑制経路をブロックし、免疫を活性化するという提言(Anticancer Res 2005: 25: 3309-3313)もある。しかし、担癌宿主の血液中にはこれら因子が、種々、血液中に高濃度で存在していて、リガンドや受容体に結合して、細胞の反応を抑制したり、活性化したりしている。例えば、腫瘍細胞の排除に関しては、可溶性CD40はCD40Lを持つT細胞に結合して、T細胞を活性化することが考えられるし、逆に、CD40を持つ樹状細胞のT細胞への結合・活性化を阻害している可能性もある。また、可溶性CD40Lと結合して可溶性CD40Lの作用を抑制している可能性も考えられる。詳細は不明で、腫瘍排除に役立っているのか、阻害しているのか分からない。しかし、担癌ラットの実験から考察すると、これらを血液中から吸着除去すると、阻害物が除去されたごとく、本来の免疫反応が円滑に進むようになる。例えば、癌のような非自己細胞が存在する時には、それを排除する機構が活性化されると考えられる。
−(CH2)n−A−(CH2)m−Y (1)
{式中、nは1以上20以下の整数を表し、mは、Aが酸素原子、硫黄原子、窒素原子の場合、mは2以上11以下の整数であり、Aが−NH−C(=O)−基の場合、mは1以上5以下の整数であり、Aがメチレン基の場合、mは0以上11以下の整数である。nとmは同一でも異なっていてもよい。Aは酸素原子、硫黄原子、窒素原子、−NH−C(=O)−基またはメチレン基を示し、Yはアミノ基を有する環状化合物残基または4級アンモニウム残基を示す。}で置換されているものが挙げられる。
1.高分子成形品の吸着性能評価
高分子成形品100mgを4mLのヒトAB型血清(大日本住友製薬(株)から購入)に浸し、37℃で1時間緩やかに振とうした。高分子成形品を除去し、血清中の可溶性CD40、可溶性CD28をベンダー・メドシステム社のELISAキットで測定した。また、アルブミンは富士ドライケミスライドALB−Pを用いて測定した。この血清中の可溶性CD40、可溶性CD28、アルブミンの濃度は、それぞれ、37.2pg/mL、6.8ng/mL、3.25mg/dLであった。
2.担癌ラットの調製
癌細胞KDH−8をPBS(−)に浮遊させ、2×106個/mL濃度の液0.5mLを、WKAH/Hkmラット(雄、12−15週令)の背部皮下に接種して、担癌ラットを調製した。
3.ラットの体外循環
(体外循環カラムの調製)
殺細胞活性増強材(高分子成型品)0.3gを内径1cm、内容積2mLのポリプロピレン製円筒形カラムに充填し、体外循環カラムを作成した。カラムと回路に70%アルコールを通液して滅菌した後、体外循環直前にヘパリン添加生理食塩液(20単位/mL)15mLを2mL/分の速度で流して前処理した。
(体外循環)
体重約350〜400gの担癌ラットをネンブタールで全身麻酔し、左大腿の動脈と静脈にカニュレーションし、動脈から脱血し、マイクロチューブポンプを用いて、体外循環カラムを通過させ、静脈に返血した。血流速度2mL/分で1時間体外循環した。体外循環中ヘパリンを100単位/時間で持続投与した。
4.細胞傷害活性の測定
ターゲット細胞(KDH−8)にX線を照射して分裂不能とし、ラット脾細胞液と一定の比率で混合して培養し、ラット脾細胞液中の白血球によるインターフェロン−γの産生増加率を測定する間接法、および、ターゲット細胞(KDH−8)を5(6−)カルボキシフルオレセインスクシンイミジルエステル(CFSE)で染色してラベルし、ラット脾細胞液と一定の比率で混合して培養した後、フローサイトメトリーでターゲット細胞の死細胞率を求める直接法を利用した。
(ラット脾細胞)
ラットをネンブタールで麻酔した後、腹部大動脈から失血・屠殺させ、脾臓を採取した。脾臓を完全培地中で細かく砕き、細胞を採取した後、赤血球を除くため低浸透圧液で処理し、赤血球を溶血させた。得られた細胞を完全培地に浮遊させ、脾細胞液とした。
(KDH−8細胞の調製)
4−ジメチルアミノアゾベンゼン誘発肝癌細胞KDH−8{矢野 諭、北海道医誌、68巻5号、654−664(1993)}を完全培地(RPMI1400培地:ウシ胎児血清10%含有、2−メルカプトエタノール50マイクログラム/L含有、ストレプトマイシン50マイクログラム/mL含有、・ペニシリン−G50単位/mL含有)中で継代した。使用4日前に新しい150cm2の培養フラスコに移して培養し、PBS(−)で剥離して用いた。
[間接法]
(照射KDH−8細胞の調製)
X線発生装置MBR−1520Rを用い、150cm2の培養フラスコ内のKDH−8細胞に10000レントゲンのX線を照射した後、PBS(−)中37℃の炭酸ガスインキュベーター内に30分間置いて細胞を剥離させ、完全培地中に分散して、細胞浮遊液とした。
(培養液上清中のインターフェロンーγの濃度測定)
培養液上清中のインターフェロンーγ濃度はRアンドD社のラットインターフェロンーγELISAキットを用いて測定した。
[直接法]
(KDH−8細胞の蛍光ラベル)
生細胞の割合が90%以上のKDH−8細胞をPBS(−)中1×107細胞/mL濃度に調整した。この細胞液3mLに9μlの5(6−)カルボキシフルオレセインスクシンイミジルエステル(NHS−フルオレセイン)のジメチルスルホキシド溶液(5mg/mL)を加え、37℃で15分間温めた。完全培地10mLを加え、反応を停止し、遠心して、細胞ペレットを得た。これを10mLずつの完全培地で3回遠心・洗浄し、最後に完全培地に浮遊させて、1×106細胞/mL濃度とした。
(フローサイトメーターの測定・解析)
フローサイトメーターはベクトン・ディッキンソン社のFACSCaiberを用いた。FL−1(CFSE)陽性細胞でゲートをかけ、FL−3陽性の沃化プロピジウム染色細胞を死KDH−8細胞とし、FL−3陰性細胞を生KDH−8細胞とした。
(水不溶性基材の調製)
36島の海島複合繊維であって、島が更に芯鞘複合繊維によりなるものを次の成分を用いて、紡糸速度800m/分、延伸倍率3倍の製糸条件で得た。
島の芯成分;ポリプロピレン
島の鞘成分;ポリスチレン90%、ポリプロピレン10%
海成分;5−ナトリウムスルホイソフタル酸を3%共重合したポリエチレンテレフタレート
複合比率;芯:鞘:海=40:40:20
この繊維の海成分を熱苛性ソーダ水溶液で溶解し、芯鞘型のポリプロピレン補強ポリスチレン繊維として、直径4μmの原糸1を得た。この原糸1に補強材としての直径40μmのポリプロピレン繊維を10重量%混合して原料不織布1を作成した。
ニトロベンゼン700mLと硫酸460mLの混合液にパラホルムアルデヒド3.6g(0.2%)を加え、20℃で溶解した後、0℃に冷却し、90g(5%)のN−メチロール−α−クロルアセトアミドを加えて、5℃以下で溶解した。これに40gの上記原料不織布1を浸し、室温で2時間静置した。その後、不織布を取り出し、大過剰の冷メタノール中に入れ、洗浄した。不織布をメタノールで良く洗った後、水洗し、乾燥して、46.8gのα−クロルアセトアミドメチル化ポリスチレン繊維不織布(中間体1)を得た。このものの可溶性CD40に対する吸着性は認められなかった。
N,N−ジメチルヘキシルアミン50gを360mLのDMFに溶かした溶液に、5gの中間体1を浸し、25℃のバス中で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、5.9gのジメチルヘキシルアンモニウム化不織布を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD40の濃度低下が41.1%、アルブミンの濃度低下が16.9%であったので、濃度低下率比は2.4であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品1を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、4日後に脾臓を採取した。この脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。比較として癌細胞を接種せず、体外循環もしなかった同週令の正常ラット3匹からも同様にして脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
(高分子成型品中間体2の調製)
ニトロベンゼン700mLと硫酸460mLの混合液にパラホルムアルデヒド5.4g(0.3%)を加え、20℃で溶解した後、0℃に冷却し、127g(7%)のN−メチロール−α−クロルアセトアミドを加えて、5℃以下で溶解した。これに50gの上記原料不織布1を浸し、室温で2時間静置した。その後、不織布を取り出し、大過剰の冷メタノール中に入れ、洗浄した。不織布をメタノールで良く洗った後、水洗し、乾燥して、60gのα−クロルアセトアミドメチル化ポリスチレン繊維不織布(中間体2)を得た。このものの可溶性CD40に対する吸着性は認められなかった。
カナマイシン硫酸塩1.5gを1N−水酸化ナトリウム10mLに溶かし、N,N−ジメチルヘキシルアミン3.8gと共に700mLのジメチルスルホキシドに溶かした溶液に、12.7gの中間体2を浸し、25℃で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、14.3gの不織布(高分子成型品2)を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD40の濃度低下が71.7%、アルブミンの濃度低下が14%であったので、濃度低下率比は5.1であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品2を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、4日後に脾臓を採取した。この脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。比較として癌細胞を接種せず、体外循環もしなかった同週令の正常ラット3匹からも同様にして脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
(高分子成型品3の調製)
ポリミキシンB硫酸塩1.5gを1N−水酸化ナトリウム5mLに溶かし、N,N−ジメチルブチルアミン18.4gと共に700mLのジメチルスルホキシドに溶かした溶液に、13.3gの中間体2を浸し、25℃で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、15.4gの不織布(高分子成型品3)を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD28の濃度低下が46.0%、アルブミンの濃度低下が4.6%であったので、濃度低下率比は10であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品3を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、7日後に脾臓を採取した。比較例として中間体2を充填したカラムを用い、KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に体外循環を1h施行した後、7日後に脾臓を採取した。コントロールとして体外循環をせず、癌細胞を接種して20日後の担癌ラット3匹および同週令の正常ラット3匹からも同様に脾臓を採取した。これらの脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
(高分子成型品4の調製)
アミカシン硫酸塩1.0gを1N−水酸化ナトリウム5mLに溶かし、N,N−ジメチルヘキシルアミン10gと共に700mLのジメチルスルホキシドに溶かした溶液に、12.5gの中間体2を浸し、25℃で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、15.2gの不織布(高分子成型品4)を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD40の濃度低下が76.6%、アルブミンの濃度低下が10.8%であったので、濃度低下率比は7.1であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品4を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、7日後に脾臓を採取した。比較例として体外循環をせず、癌細胞を接種して20日後の担癌ラット3匹からも同様に脾臓を採取した。これらの脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
(高分子成型品5の調製)
ストレプトマイシン硫酸塩1.5gを1N−水酸化ナトリウム10mLに溶かし、N,N−ジメチルブチルアミン14.3gと共に700mLのジメチルスルホキシドに溶かした溶液に、14.3gの中間体2を浸し、25℃で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、16.1gの不織布(高分子成型品5)を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD28の濃度低下が38.1%、アルブミンの濃度低下が7.0%であったので、濃度低下率比は5.4であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品5を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、7日後に脾臓を採取した。コントロールとして体外循環をせず、癌細胞を接種して20日後の担癌ラット3匹からも同様に脾臓を採取した。これらの脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
(高分子成型品6の調製)
ネオマイシン硫酸塩1.5gを1N−水酸化ナトリウム10mLに溶かし、N,N−ジメチルブチルアミン4.4gと共に700mLのジメチルスルホキシドに溶かした溶液に、14.5gの中間体2を浸し、25℃で48時間静置した。不織布を取り出して、イソプロパノールで洗浄した後、水洗し、真空乾燥して、16.5gの不織布(高分子成型品6)を得た。このものの吸着性を測定したところ、可溶性CD28の濃度低下が41.0%、アルブミンの濃度低下が7.7%であったので、濃度低下率比は5.3であった。
KDH−8細胞接種13日後の担癌ラット3匹に高分子成型品6を充填したカラムで体外循環を1h施行した後、7日後に脾臓を採取した。コントロールとして体外循環をせず、癌細胞を接種して20日後の担癌ラット3匹からも同様に脾臓を採取した。これらの脾臓を完全培地中で破砕し、血球細胞を取り出した後、赤血球を溶血させて、完全培地に浮遊させた脾細胞液(2×106個/mL濃度)を調製した。
Claims (13)
- リンパ球または抗原提示細胞の細胞膜に存在し、リンパ球とリンパ球間もしくはリンパ球と抗原提示細胞間の情報を仲介する機能を有する膜蛋白質の細胞外領域部分が切断されて可溶性となった糖蛋白質分子に対して吸着性のある高分子成型品からなる、異常細胞に対する免疫担当細胞の抗原特異的細胞傷害活性を増強する殺細胞活性増強材。
- 前記切断されて可溶性となった糖蛋白質分子が、可溶性CD40であることを特徴とする請求項1に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記切断されて可溶性となった糖蛋白質分子が、可溶性CD28であることを特徴とする請求項1に記載の殺細胞活性増強材。
- 血液と接触させた際、前記切断されて可溶性となった糖蛋白質分子の濃度低下率/アルブミンの濃度低下率比が1以上100以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記高分子成型品は、水不溶性基材に、炭素数総和5以上10以下の3級アミンに由来する4級アンモニウム化合物が結合されているものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記高分子成型品は、水不溶性基材に、炭素数総和5以上10以下の3級アミンに由来する4級アンモニウム化合物、および3個以上のアミノ基と1個以上の環状構造を含む環状ポリアミノ化合物が結合されているものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記環状ポリアミノ化合物が、アミノグリコシド系化合物または環状ペプチド系化合物から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする、請求項6に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記アミノグリコシド系化合物が、アミカシン、アストロマイシン、イセパマイシン、アルベカシン、トブラマイシン、カナマイシン、ジベカシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシン、ネチルマイシン、ベカナマイシンから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする、請求項7に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記環状ペプチド系化合物が、ポリミキシンB誘導体であることを特徴とする、請求項7に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記水不溶性基材が、ビニル芳香族化合物誘導体から構成される重合体を含むことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 前記水不溶性基材が、芳香族ポリスルホン誘導体から構成される重合体を含むことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 形状が繊維、膜、中空糸または粒状物であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の殺細胞活性増強材。
- 請求項12に記載の殺細胞活性増強材を充填してなる体外循環カラム。
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