JP5048358B2 - 論理プロセッサ - Google Patents

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Description

この発明は、論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される楽観的手法の分散シミュレーションシステムを構成する前記論理プロセッサに関する。
非特許文献1は、分散シミュレーションシステムのアーキテクチャの標準規約であるHLA(High Level Architecture:IEEE Std 1516−2000、IEEE Std 1516.1−2000、IEEE Std 1516.2−2000)における論理時刻管理について論じた論文である。
HLAにおける論理時刻管理(HLAではTime Managementと呼ぶ)とは、分散シミュレーションを構成する各論理プロセッサ(HLAではFederateと呼ぶ)の処理の同期に論理時刻(HLAではLogical Timeと呼ぶ)を使用し、各論理プロセッサの実行進捗を管理する機能である。論理プロセッサは、ある論理時刻における模擬実行結果に応じて他論理プロセッサへのイベントを送信する。イベントには、そのイベントが有効となる論理時刻値が付けられている。論理プロセッサは受信したイベントを基にした模擬実行も行うが、複数の論理プロセッサが矛盾なく並列実行するための手法として、論理プロセッサの論理時刻の進行に応じて有効時刻となったイベントを受信するように管理する手法がある。このような論理時刻進行の手法を保守的手法と呼ぶ。図11に、保守的手法による論理プロセッサの時刻とイベント交換の例を示す。図11において、論理プロセッサ(LP−A)は、現在時刻LT25の処理を実行完了し、LT27に有効となるイベントを論理プロセッサ(LP−B)と論理プロセッサ(LP−C)とに送信し、次時刻としてLT27へ進行を要求中である。論理プロセッサ(LP−B)は、LT27に有効となる論理プロセッサ(LP−A)からのイベントを受信し、現在時刻LT27の処理を実行中である。論理プロセッサ(LP−C)は、現在時刻LT26の処理を実行中であり、まだLT27以降に時刻進行していないため、LT27に有効となる論理プロセッサ(LP−A)からのイベントは受信しない。
前記の「保守的手法」に対して楽観的手法がある。楽観的手法(Optimistic Event Processing)とは、論理プロセッサがイベントを受信する際に、その時点で発生している全てのイベントを受信する手法である。楽観的手法では将来の時刻に有効となる未確定の将来イベントを受信することができるため、論理プロセッサは将来イベントに基づき将来の事象を仮説として模擬実行することができ、また、その仮説の模擬実行結果に基づいた将来イベントを他の論理プロセッサに対して送信することができる。
図12に、楽観的手法に基づく論理時刻進行の例を示す。図12の楽観的手法は、図11の保守手法に対して、論理プロセッサ(LP−C)の動作が異なる。論理プロセッサ(LP−A)は現在時刻LT25の処理を実行完了し、LT27に有効となるイベントを論理プロセッサ(LP−B)、論理プロセッサ(LP−C)に送信し、次時刻としてLT27へ進行を要求中である。論理プロセッサ(LP−B)は、LT27に有効となる論理プロセッサ(LP−A)からのイベントを受信し、現在時刻LT27の処理を実行中である。論理プロセッサ(LP−C)は、現在時刻LT26の処理を実行中である。論理プロセッサ(LP−C)は、まだLT27以降に時刻進行していないが、LT27に有効となる論理プロセッサ(LP−A)からのイベントは受信し、仮説としてLT27の処理も実行し、仮設に基づくイベントを論理プロセッサ(LP−A)に送信する。楽観的手法では、仮説の模擬実行や将来のイベント送信は、未確定の時刻のイベントに基づいて処理されるため、保守的手法と異なり各論理プロセッサが処理する仮説間やイベント間に矛盾が生じる可能性がある。矛盾が生じた場合、論理プロセッサは仮説である模擬実行結果を破棄するとともに、矛盾イベントの送信を取り消すことにより矛盾を解決することができる。
Fujimoto,R.M."Time Management in the High Level Architecture."Simulation,Vol.71,No.6,pp.388−400,December1998
楽観的手法による論理時刻進行では、将来イベントに基づき将来の事象を仮説として模擬実行することができ、また、その仮説の模擬実行結果に基づいた将来イベントを他の論理プロセッサに対して送信することができるため、仮説実行結果を基に各論理プロセッサの時刻進行を高速に実行できる可能性がある。しかし、例えば将来イベントが多数発生しているような状況では、各論理プロセッサにおける仮説の数が膨大になり、また矛盾発生の確率も高まるため、多数の仮説実行結果が無駄処理となってしまう可能性がある。このように、楽観的手法で仮説数が多くなるような場合は、結果的には無駄となってしまう処理を多数実行することになるため、高速化が難しいという課題がある。
本発明は楽観的手法における課題を解決するもので、無駄な仮説実行を行わずに高速に時刻進行を実行することが可能な論理プロセッサを提供することを目的とする。
この発明の論理プロセッサは、
論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される楽観的手法の分散シミュレーションシステムを構成する前記論理プロセッサにおいて、
シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記分散シミュレーションシステムを構成する他の複数の論理プロセッサから将来有効となる将来イベントであってその将来イベントが有効となるべき論理時刻であるイベント有効時刻を有する前記将来イベントを受信し、受信した前記将来イベントのうち所定の将来イベントを木構造のルートとして設定するとともに受信した前記将来イベントを前記ルートも含めて前記イベント有効時刻の昇順により、かつ、前記将来イベントが有効な場合と無効な場合との2分木の関係で前記将来イベントを一つ下層の将来イベントと接続することにより、前記将来イベントの前記木構造を生成し、生成した前記木構造を構成する何れかの前記将来イベントについて無効か有効かが確定した場合には、前記確定結果に基づいて前記木構造のうち不要な将来イベントを特定し、特定した前記将来イベントを削除し、前記将来イベントが削除された前記木構造に基づいて前記シミュレーション実行部にシミュレーションを実行させる木構造生成部と
を備えたことを特徴とする。
この発明の論理プロセッサにより、論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される楽観的手法の分散シミュレーションシステムを構成する前記論理プロセッサにおいて、無駄な仮説実行を行わずに高速に時刻進行を実行することができる。
実施の形態1.
図1〜図5を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される分散シミュレーションシステムの時刻進行方式に関する。楽観的手法による時刻進行において各論理プロセッサが受信した将来の時刻が有効時刻(イベント有効時刻)となっているイベント(将来イベント)の、各イベント間の関係性に着目し、実行する必要が無い仮説を高速に発見し削除することで全体的な処理性能の向上を実現するシステムに関する。実施の形態1では、楽観的手法による分散シミュレーションシステムにおいて、将来イベントによる仮説をイベントの「木構造」を用いて整理し、各イベント間の関係性に着目して不必要な仮説を削減することで全体的な処理能力の向上を実現する実施形態である。
図1は、実施の形態1における分散シミュレーションシステム1000を示す構成図である。分散シミュレーションシステム1000は、分散シミュレーション実行基盤105と、分散シミュレーション実行基盤105に接続された複数の論理プロセッサ101とを備える。論理プロセッサ101は、分散シミュレーションシステム1000を構成する。分散シミュレーションシステム1000では、複数の論理プロセッサ101によって、シミュレーション処理が分散並列処理として実行される。また、分散シミュレーション実行基盤105は、各論理プロセッサ間で送受信される将来イベントや、各論理プロセッサの論理時刻進行等を実行管理する。
論理プロセッサ101を説明する。論理プロセッサ101は、イベント・仮説管理部104(木構造生成部)と、仮説プール部102(シミュレーション実行部)とを備える。
(1)イベント・仮説管理部104は、仮説実行処理103を生成し、仮説プール部102にて処理される仮説と、その仮説が生じた基となったイベントの関係を管理する。
(2)仮説プール部102は、論理プロセッサ101内において、楽観的手法に基づく論理時刻進行とイベント送受信によって生じた将来時刻における仮説(シミュレーション)を処理(実行)する。
(3)仮説実行処理103は、仮説プール部102により将来時刻における仮説毎に実行される。
図2は、論理プロセッサ101が含まれる分散シミュレーションシステム1000を実現するコンピュータの外観の一例を示している。論理プロセッサ101は、ソフトウェア(プログラム)としてコンピュータで実行される。論理プロセッサ101を含む分散シミュレーションシステム1000は、図2に示すように1台のコンピュータで実現されてもよい。また、図3に示すように、分散シミュレーションシステム1000は、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータにより実現されても構わない。分散シミュレーションシステム1000(論理プロセッサ)が実現されるハードウェアは限定されない。
図4は、分散シミュレーションシステム1000を実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図4において、分散シミュレーションシステムを実現するコンピュータは、論理プロセッサ等のプログラムを実行するCPU810(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU810は、バス825を介してROM(Read Only Memory)811、RAM(Random Access Memory)812、表示装置813、キーボード814、マウス815、通信ボード816、FDD817、CDD818、プリンタ装置819、磁気ディスク装置820と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置820の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM812は、揮発性メモリの一例である。ROM811、FDD817、CDD818、磁気ディスク装置820等の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部、格納部の一例である。通信ボード816、キーボード814、FDD817などは、入力部、入力装置の一例である。また、通信ボード816、表示装置813、プリンタ装置819などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード816は、ネットワーク(LAN等)に接続されている。通信ボード816は、LANに限らず、インターネット、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置820には、オペレーティングシステム821(OS)、ウィンドウシステム822、プログラム群823、ファイル群824が記憶されている。プログラム群823のプログラムは、CPU810、オペレーティングシステム821、ウィンドウシステム822により実行される。
上記プログラム群823には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU810により読み出され実行される。
ファイル群824には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の算出結果」、「〜の抽出結果」、「〜の生成結果」、「〜の処理結果」として説明する情報や、データや信号値や変数値やパラメータなどが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU810によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明においては、データや信号値は、RAM812のメモリ、FDD817のフレキシブルディスク、CDD818のコンパクトディスク、磁気ディスク装置820の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス825や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM811に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU810により読み出され、CPU810により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
次に動作を説明する。
(1.イベント・仮説管理部104)
論理プロセッサ101のイベント・仮説管理部104(木構造生成部)は、楽観的手法により分散シミュレーション実行基盤105から将来イベントを受信すると、受信した将来イベントが有効であった場合と、将来イベントが無効(他論理プロセッサによって取り消される場合)であった場合との、2種類の有効/無効の関係を立て(後述する図5に示す有効、無効)、それぞれの有効/無効に対応した仮説実行処理103を生成し、仮説プール部102において仮説を実行する。後述する図5で説明すれば、
イベント1→無効→イベント2→無効→イベント3→無効
が仮説実行処理−1に相当し、
イベント1→無効→イベント2→無効→イベント3→有効
が仮説実行処理−2に相当する。
(2.仮説実行処理103)
イベント・仮説管理部104が生成する仮説実行処理103は、その論理プロセッサの論理時刻進行によってイベントが有効と「確定」するか、あるいは矛盾の発生によってイベントが無効(取り消される)と「確定」するで、仮説プール部102にて実行されるとともに、イベント・仮説管理部104により管理される。仮説実行処理103が無効となった場合、その仮説実行処理の処理結果によって発生し、他の論理プロセッサに対して送信されたイベントは全て取り消される。例えば取り消しは、HLAに詳しい。
図5は、イベント・仮説管理部104が生成する木構造を示す図である。図5を参照して、さらに具体的に説明する。図5は、イベント・仮説管理部104が管理しているイベント(将来イベントを含む)を、イベント・仮説管理部104が、イベント有効時刻の昇順に、イベントが有効な場合と無効な場合との2分岐でイベント間を接続して生成した木構造の例を示している。イベント有効時刻の昇順に接続する理由は、時刻の異なるイベント間には因果関係がある可能性があるためである。同じ有効時刻を持ったイベントが複数あった場合には、これらのイベント間には因果関係が無いため、任意の順序で接続する。この木構造では、木の葉として各イベントの有効/無効により独立して実行できる可能性のある仮説を導出することができる。仮説の総数は、イベント・仮説管理部104が受信した将来イベントの総数をN個とすると「2のN乗」個となる。図5の例では、イベント・仮説管理部104が、将来イベントとして、イベント1、イベント2、イベント3の3イベントを受信している場合を示している。このため、イベント・仮説管理部104が立てる仮説の数は、2の3乗、すなわち8つである。このため、仮説プール部102は、最大で8つの仮説実行処理(即ちシミュレーション)を実行する必要がある。
図5の場合、イベント・仮説管理部104は、木構造に基づいて仮説実行処理の管理を行う。例えば、木構造が図5の状態において、この論理プロセッサ101が時刻進行することによりイベント1が有効であることが確定した場合、図5の木構造のイベント1のノード以下の左部分木に対応する仮説実行処理は不要な処理となる。このため、イベント・仮説管理部104は、これらを一括して削除することができる。また、木構造が図5の状態において、イベント1が無効となり取り消された場合、図5の木構造のイベント1のノード以下の右部分木に対応する仮説実行処理は不要な処理となる。このため、イベント・仮説管理部104は、この不要な部分木を一括して削除することができる。
さらに図5を参照して、イベント・仮説管理部104の動作を具体的に説明する。
(1)イベント・仮説管理部104は、図1において、分散シミュレーションシステムを構成する他の複数の論理プロセッサから将来有効となる将来イベントであってその将来イベントが有効となるべき論理時刻であるイベント有効時刻を有する将来イベントを受信する。
(2)イベント・仮説管理部104は、受信した将来イベントのうち所定の将来イベントを木構造のルートとして設定するとともに受信した将来イベントをルートである将来イベントも含めてイベント有効時刻の昇順、かつ、将来イベントが有効な場合と無効な場合との2分木の関係で接続することにより将来イベントの木構造を生成する。
(3)イベント・仮説管理部104は、生成した木構造を構成する何れかの将来イベントについて無効か有効かが確定した場合には、その確定結果に基づいて木構造のうち不要な将来イベントを特定する。図6の場合では、イベント・仮説管理部104は、例えば、左部分木を構成する将来イベントを特定する。そしてイベント・仮説管理部104は、特定した将来イベント(部分木)を削除する。
(4)イベント・仮説管理部104は、部分木が削除された木構造に基づいて仮説プール部102に仮説実行処理(シミュレーション)を実行させる。このように、イベント・仮説管理部104は、部分木が削除された後の木構造に基づき仮説プール部102に仮説実行処理(シミュレーション)を実行させるので、削除した部分木の部分については仮説プール部102は処理する必要がないため、仮説プール部102の実行するべき処理が減少し効率がアップする。
実施の形態1の論理プロセッサは、イベント・仮説管理部104を備えたので、楽観的手法に基づく分散シミュレーションの時刻進行において、受信した将来イベントとイベントの有効または無効に関連付けられた各仮説を、有効となる場合の関係または無効となる場合の関係の2種類の関係により木構造に整理し、イベントの有効または無効が確定した際に木構造の不必要な部分木を一括削除することにより、全体の処理量の削減や将来イベントによる仮説処理の実行の必要性を高速に判断することが可能となる。
実施の形態2.
次に図6を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態1では、イベント・仮説管理部104が管理しているイベントが有効な場合と無効な場合で仮説を接続した木構造により、イベントが有効、あるいは無効が確定した場合に不必要な仮説実行処理を削減する例を示した。実施の形態2では、同じ木構造を使用し、さらにシミュレーションに登場するエンティティの「存在」に基づく「イベント間矛盾発見ルール」(将来イベント間矛盾関係)を用いて、より効率的に不必要な仮説実行処理103を削減する例を説明する。ここで「イベント間矛盾発見ルール」とは、木構造を構成する将来イベントのうち互いに有効と無効とのいずれかの関係で接続する将来イベントどうしが矛盾する場合の関係を定めたルールである。
イベント・仮説管理部104は、予め設定された「イベント間矛盾発見ルール」を格納している。イベント・仮説管理部104による木構造の生成は、実施の形態1と同じである。実施の形態1におけるイベント・仮説管理部104との相違は次の点である。実施の形態2では、イベント・仮説管理部104は、木構造における互いに接続する将来イベントどうしのうち「イベント間矛盾ルール」を満たすものが存在するかどうかを判定する。そして、イベント・仮説管理部104は、存在すると判定した場合には、その判定結果に基づき木構造のうち不要な将来イベントを特定し、特定した将来イベントを削除する。そして、将来イベントが削除された木構造に基づき、仮説プール部102にシミュレーションを実行させる。これにより、仮説プール部102は削除された将来イベントに相当するシミュレーションを実行する必要がなくなるため、処理の高速化、処理の負担軽減を図ることができる。
図6を参照して、実施の形態2の動作を具体的に説明する。図6は、車両1に関する将来イベントにより作成された木構造を示す図である。
(1)まず、イベント1として「車両1削除(このシミュレーションから車両1というエンティティの存在を削除)」というイベントが発生し、
(2)ついで、イベント2、イベント3として「車両1移動A」及び「車両1移動B」というイベントが発生している。この図6の例では、イベント1は車両1(エンティティの一例)の「存在」そのものを削除するイベントであり、イベント2、およびイベント3は車両1の存在を前提としたイベントである。このため、イベント1とイベント2、またイベント1とイベント3は矛盾したイベントである。そのため、図6の木構造において、イベント1のノード以下の右部分木は予め実行されることが無い仮説であることは明らかである。よって、イベント・仮説管理部104は、イベント2やイベント3を受信した時点において不要な処理として仮説実行処理を生成する必要が無いことが分かる。
すなわち、図6の場合において、イベント・仮説管理部104は、他の論理プロセッサからイベント有効時刻を有する将来イベントを受信すると、図6の木構造を作成する。また、イベント・仮説管理部104は、図6の木構造を構成する将来イベントのうち互いに接続する将来イベントどうしが矛盾する場合の関係を示す「イベント間矛盾ルール」を格納している。図6において、「イベント間矛盾ルール」とは、上記のように車両の存在に関して矛盾が生じる関係を規定したものである。イベント・仮説管理部104は、木構造における互いに接続する将来イベントどうしのうち「イベント間矛盾ルール」を満たすものが存在するかどうかを判定する。図6の場合、イベント・仮説管理部104は、「イベント1:車両1削除」→有効→「イベント2:車両1移動A」の接続が「イベント間矛盾ルール」を満たすと判定する。そして、イベント・仮説管理部104は、その判定に基づいて、木構造のうち不要な将来イベントを特定する。図6の場合、イベント・仮説管理部104は、不要な将来イベントとして、図6に示す破線で囲んだ範囲の将来イベントを特定し、破線で囲んだ範囲の部分木を削除する。そして、イベント・仮説管理部104は、その部分木が削除された図6の木構造をもとに、仮説プール部102にシミュレーションを実行させる。
このように、シミュレーションに登場するエンティティの存在に基づいたイベント間の矛盾について「イベント間矛盾発見ルール」としてイベント・仮説管理部104に定義することにより、より効率的に不必要な仮説実行処理103を削減することができる。
実施の形態3.
図7を参照して実施の形態3を説明する。実施の形態3では、エンティティの「状態」に基づく「イベント間矛盾発見ルール」について説明する。
図7は、車両1(エンティティの一例)に関する将来イベントにより作成された木構造である。
(1)まず、イベント1として「車両1故障(故障すると移動不可能)」というイベントが発生し、ついでイベント2、イベント3として「車両1移動A」及び「車両1移動B」というイベントが発生している。この場合、「故障」(状態の一例)とは、車両が移動不可能となる「故障」である。
(2)この例では、イベント1は車両1の移動が不可能となったことを示すイベントであり、イベント2、およびイベント3は車両1の移動を前提としたイベントである。このため、イベント1とイベント2、またイベント1とイベント3は矛盾したイベントである。そのため、図7の木構造において、イベント1のノード以下の右部分木は予め実行されることが無い仮説であることは明らかであり、イベント・仮説管理部104は、イベント2やイベント3を受信した時点において不要な処理として仮説実行処理を生成する必要が無いと判定する。したがって、イベント・仮説管理部104は、図7の木構造において、イベント1のノード以下の右部分木を削除し、この削除した木構造に基づき仮説プール部102にシミュレーションを実行させる。
このように、論理プロセッサでは、シミュレーションに登場するエンティティの状態に基づいたイベント間の矛盾についてイベント間矛盾発見ルールとしてイベント・仮説管理部104に定義することにより、より効率的に不必要な仮説実行処理103を削減することができる。
実施の形態4.
図8〜図10を参照して実施の形態4を説明する。実施の形態4では、エンティティの位置と移動速度に基づく「イベント間矛盾発見ルール」について説明する。
図8は、車両1に関する将来イベントにより作成された木構造である。まず、イベント1として「車両1移動A(車両1が地点Aに移動する)」というイベントが発生している。ついで、イベント2、イベント3として「車両1移動B」及び「車両1移動C」というイベントが発生している。イベント1は現在から10分後のイベント、イベント2は現在から20分後、イベント3は現在から30分後にそれぞれ有効時刻が設定されているものとする。
図9の(a)は、各イベントで移動先として示されている地点A、地点B、地点Cを示し、図9の(b)は、対応する仮説と、仮説で実行する移動ルートおよび総移動距離の対応表である。
以上の例において、車両1の最大速度Vmaxとイベントが発生する時間間隔Tevにより、車両1が移動できる最大距離(DmaxN=Vmax×TevN)を求め、各移動地点A、B、Cの距離間隔から実際に車両1の模擬として矛盾なく模擬実行が可能な仮説を選ぶことができる。
例えば、車両1の最大速度Vmaxが60Km/hとすると、イベント1が発生する時間間隔Tev1が10分のため、車両1が移動可能な距離Dmax1は最大10Kmである。また、イベント2が発生する時間間隔Tev2は20分のため、車両1が移動可能な距離は最大20Kmである。イベント3が発生する時間間隔Tev3は30分のため、車両1が移動可能な距離は最大30Kmである。そのため、各仮説における総移動距離と、車両1が移動可能な距離を比較することにより、車両1が実際に移動することができる仮説を選ぶことができ、その他の仮説実行処理を生成する必要が無いことが算出できる。
図10に、車両1のイベントに対して仮説の実行の必要性を算出した結果を示す。例えば、仮説3、仮説4はいずれも「×」である。例えば仮説3は、図8において、
イベント1→無効→イベント2→有効→イベント3→無効
の経路である。イベント・仮説管理部104は、この場合、イベント3(11)を削除する。同様に、仮説7、仮説7はいずれも「×」であるため、イベント・仮説管理部104は、イベント3(12)を削除する。
このように、シミュレーションに登場するエンティティの位置と移動速度に基づいたイベント間の矛盾について「イベント間矛盾発見ルール」としてイベント・仮説管理部104に定義することにより、より効率的に不必要な仮説実行処理を削減することができる。
以上の実施の形態では、楽観的手法に基づく分散シミュレーションの時刻進行において、受信した将来イベントが有効な場合または無効な場合の関係の2種類の関係により各将来イベントの関係を木構造に分類し、イベントが有効あるいは無効であることが確定した際に木構造の不必要な部分木を一括削除することにより、将来イベントによる仮説処理の実行の必要性を高速に判断可能で、全体の処理負荷低減が可能な分散シミュレーションシステムを説明した。
以上の実施の形態では、楽観的手法に基づく分散シミュレーションの時刻進行において、受信した将来イベントが有効な場合または無効な場合の関係の2種類の関係により各将来イベントの関係を木構造に分類する分散シミュレーションシステムにおいて、エンティティの存在に基づくイベント間矛盾発見ルールに基づき、木構造の不必要な部分木を一括削除する分散シミュレーションシステムを説明した。
以上の実施の形態では、楽観的手法に基づく分散シミュレーションの時刻進行において、受信した将来イベントが有効な場合または無効な場合の関係の2種類の関係により各将来イベントの関係を木構造に分類する分散シミュレーションシステムにおいて、エンティティの状態に基づくイベント間矛盾発見ルールに基づき、木構造の不必要な部分木を一括削除する分散シミュレーションシステムを説明した。
以上の実施の形態では、楽観的手法に基づく分散シミュレーションの時刻進行において、受信した将来イベントが有効な場合または無効な場合の関係の2種類の関係により各将来イベントの関係を木構造に分類する分散シミュレーションシステムにおいて、エンティティの位置と速度に基づくイベント間矛盾発見ルールに基づき、木構造の不必要な部分木を一括削除する分散シミュレーションシステムを説明した。
実施の形態1における分散シミュレーションシステムの構成図。 実施の形態1における分散シミュレーションシステムを実現するコンピュータの外観の一例を示す図。 実施の形態1における分散シミュレーションシステムを実現するコンピュータの外観の別の例を示す図。 実施の形態1における分散シミュレーションシステムを実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図。 実施の形態1における木構造を示す図。 実施の形態2における木構造を示す図。 実施の形態3における木構造を示す図。 実施の形態4における木構造を示す図。 実施の形態4における仮説と車両の移動との関係を示す図。 実施の形態4における仮説の成立性を示す図。 従来技術の分散シミュレーションシステムにおける保守的手法を説明する図。 従来技術の分散シミュレーションシステムにおける楽観的手法を説明する図。
符号の説明
101 論理プロセッサ、102 仮説プール部、103 仮説実行処理、104 イベント・仮説管理部、105 分散シミュレーション実行基盤、1000 分散シミュレーションシステム。

Claims (5)

  1. 論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される楽観的手法の分散シミュレーションシステムを構成する前記論理プロセッサにおいて、
    シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
    前記分散シミュレーションシステムを構成する他の複数の論理プロセッサから将来有効となる将来イベントであってその将来イベントが有効となるべき論理時刻であるイベント有効時刻を有する前記将来イベントを受信し、受信した前記将来イベントのうち所定の将来イベントを木構造のルートとして設定するとともに受信した前記将来イベントを前記ルートも含めて前記イベント有効時刻の昇順により、かつ、前記将来イベントが有効な場合と無効な場合との2分木の関係で前記将来イベントを一つ下層の将来イベントと接続することにより、前記将来イベントの前記木構造を生成し、生成した前記木構造を構成する何れかの前記将来イベントについて無効か有効かが確定した場合には、前記確定結果に基づいて前記木構造のうち不要な将来イベントを特定し、特定した前記将来イベントを削除し、前記将来イベントが削除された前記木構造に基づいて前記シミュレーション実行部にシミュレーションを実行させる木構造生成部と
    を備えたことを特徴とする論理プロセッサ。
  2. 論理時刻に基づき時刻進行する複数の論理プロセッサから構成される楽観的手法の分散シミュレーションシステムを構成する前記論理プロセッサにおいて、
    シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
    前記分散シミュレーションシステムを構成する他の複数の論理プロセッサから将来有効となる将来イベントであってその将来イベントが有効となるべき論理時刻であるイベント有効時刻を有する前記将来イベントを受信し、受信した前記将来イベントのうち所定の将来イベントを木構造のルートとして設定するとともに受信した前記将来イベントを前記ルートも含めて前記イベント有効時刻の昇順により、かつ、前記将来イベントが有効な場合と無効な場合との2分木の関係で前記将来イベントを一つ下層の将来イベントと接続することにより、前記将来イベントの前記木構造を生成するとともに、前記木構造を構成する前記将来イベントのうち互いに有効と無効との何れかの関係で接続する前記将来イベントどうしが矛盾する場合の関係を示す将来イベント間矛盾関係を格納しており、前記木構造における互いに有効と無効との何れかの関係で接続する前記将来イベントどうしのうち前記将来イベント間矛盾関係を満たすものが存在するかどうかを判定し、存在すると判定した場合には、その判定結果に基づいて前記木構造のうち不要な将来イベントを特定し、特定した前記将来イベントを削除し、前記将来イベントが削除された前記木構造に基づいて前記シミュレーション実行部にシミュレーションを実行させる木構造生成部と
    を備えたことを特徴とする論理プロセッサ。
  3. 前記木構造生成部は、
    前記将来イベント間矛盾関係として、エンティティの存在に基づく前記将来イベント間矛盾関係を記憶していることを特徴とする請求項2記載の論理プロセッサ。
  4. 前記木構造生成部は、
    前記将来イベント間矛盾関係として、エンティティの状態に基づく前記将来イベント間矛盾関係を記憶していることを特徴とする請求項2記載の論理プロセッサ。
  5. 前記木構造生成部は、
    前記将来イベント間矛盾関係として、エンティティの位置と速度とに基づく前記将来イベント間矛盾関係を記憶していることを特徴とする請求項2記載の論理プロセッサ。
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