JP5048122B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5048122B2
JP5048122B2 JP2010500538A JP2010500538A JP5048122B2 JP 5048122 B2 JP5048122 B2 JP 5048122B2 JP 2010500538 A JP2010500538 A JP 2010500538A JP 2010500538 A JP2010500538 A JP 2010500538A JP 5048122 B2 JP5048122 B2 JP 5048122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
memory cell
data
memory
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010500538A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009107309A1 (ja
Inventor
和民 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2010500538A priority Critical patent/JP5048122B2/ja
Publication of JPWO2009107309A1 publication Critical patent/JPWO2009107309A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048122B2 publication Critical patent/JP5048122B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/177Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components arranged in matrix form
    • H03K19/17748Structural details of configuration resources
    • H03K19/17756Structural details of configuration resources for partial configuration or partial reconfiguration
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/1733Controllable logic circuits

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、論理回路の構成をプログラミング可能な半導体装置に関し、特に、回路構成の粒度を可変とすることにより機能構成時のフレキシビリティを向上させた半導体装置に関する。
近年、デジタル家電、パーソナルコンピュータ、携帯電話、自動車応用、白物家電などのデジタル機器分野において、ネットワークを介したリモート診断による安全性の向上、自己診断によるシステム安全性の向上に対する要求が高まってきている。また、これらの要求は、安全性からシステム監視、個人情報の保護などの必要性への展開として検討され始めてきている。さらに、これらの技術は、ネットワークコンテンツ配信、デジタル放送、メディアコンテンツ事業などのデジタルコンテンツ分野において、個人・システム機器の認証機能、暗号化機能として機器に搭載されてゆくことになる。
これらを実現するために半導体チップに要求されることは、デジタル家電、白物家電、自動車応用、高性能携帯電話などの機器に内蔵されているセキュリティチップ、システムコントローラなどの代替として置き換えることが可能であり、さらに既存の他のコンテンツ暗号化技術、セキュアストレージ技術などによるセキュリティ強化を可能とすることにある。
たとえば、情報家電、白物家電、自動車用途などの機器における知的財産権、個人情報、企業情報などの保護を行なうために、ネットワークを介するデータ処理を含めて、ユーザ情報処理、システムセーフティチェックや、必要に応じて決済処理などを同時に安全に行なうことが必要となる。そのためには、電流モニタ、データ列監視などによる攻撃に耐え得るセキュア機能を実現することが必要となる。
また、暗号鍵の流出、決済部分のパスを可能とするコード改造などを防止するために、共通鍵暗号によるコンテンツ復号時の課金機能を自己動的論理再構成機能を有するプログラマブルデバイスで実現することが必要となる。これに関連する技術として、下記の特許文献1〜3に開示された発明がある。
特開平10−93422号公報(特許文献1)に開示された発明においては、論理関数、フリップフロップ、及び配線スイッチ等の機能を提供する複数のプログラマブルな論理セルより構成されるプログラマブル論理回路において、論理セルは、同時には、1つの機能を提供するものとし、論理セルの各機能を実現する回路は、メモリやマルチプレクサなどの回路資源を共有して用いる。これにより、プログラマブル論理回路上に実現される回路が必要とする回路機能が偏っていても効率的な実現が可能となり、プログラマブル論理回路の回路資源を有効に利用することを可能とするものである。
特開2000−232162号公報(特許文献2)に開示された発明においては、記憶回路と、読み出し回路と、配線間接続スイッチとを備えた基本セルを、プログラマブル論理手段として機能させる際に、プログラマブル結線手段として機能する場合に使用されていた資源を活用する。又、セル間の接続線を一部ツイストさせることで、同一構成のセルを連続して並べた際にも入出力の接続を確保する。さらにプログラマブル論理手段時の入出力信号線をセル内部で接続可能とし、セル内でのフィードバックループの実現を可能とする。
特開2005−158815号公報(特許文献3)に開示された発明においては、論理演算を行なう論理ブロックを有する複数の基本セルが行列状に配列されている。個々の基本セルは、自身以外の基本セルとの接続関係を与えられた接続情報に応じて決定するスイッチブロックを備えている。規則的に接続された配線トラックからなるネットワークの一部を、所定の確率pでランダムに選択された基本セル同士を直結するショートカット配線トラックに置換して、少ない個数のスイッチブロックを使用するだけで所望の配線経路を実現できるモールワールドネットワーク的な配線ネットワークが構築されている。
特開平10−93422号公報 特開2000−232162号公報 特開2005−158815号公報
従来のプログラマブイルデバイスは、ハードウェアIP(Intellectual property)と比較してエリアサイズが非常に大きく、チップサイズの点からコストアップになると共に、動作速度が遅くなるため、上述の特許文献1〜3のように面積や速度に対する改善が行なわれている。しかしながら、予め種々の回路、配線を切替えるスイッチ素子などの回路資源が埋め込まれているため、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなスタンダードセルで設計した回路と比較して面積ペナルティが非常に大きくなるといった問題点がある。
また、コンテンツ保護の見地からは、暗号を復号する部分や課金部分が安全でないハードウェア上に構成されるため、暗号鍵の流出、決済部分のパスを可能とするコード改造などが容易となっている。そのため、デジタルコンテンツ視聴の利便性を確保しつつ、耐タンパ性についてより強固なシステムが必要となる。また、家電製品の安全性といった問題点もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、機能構成時におけるフレキシビリティを向上させたプログラミング可能な半導体装置を提供することである。
本発明の一実施例によれば、Add/Flag制御部およびePLX部を有する複合モジュールが複数接続され、機能をプログラミング可能な半導体装置が提供される。ePLX部は、SRAMおよびSRAMに記憶される内容を選択的に出力するMUXを有するロジック部と、SRAMおよびSRAMに記憶される内容に応じてロジック部の配線接続を行なうTGを有するスイッチ部とを含む。複合モジュールがPA3モードに設定された場合、Add/Flag制御部は、SRAMをデータフィールドおよびフラグフィールドとして使用し、フラグフィールドに記憶される制御フラグに応じて、データフィールドおよびフラグフィールドの読み出しアドレスを自律的に制御する。また、複合モジュールがePLXモードに設定された場合、Add/Flag制御部は、SRAMにコンフィグレーション情報を書き込んで論理回路を再構成する。
この実施例によれば、複合モジュールをPA3モードおよびePLXモードのいずれかに設定することにより、回路構成の粒度を可変とすることができ、機能構成時のフレキシビリティを向上させることが可能となる。
粗粒度デバイスのアーキテクチャを示す図である。 細粒度デバイスのアーキテクチャを示す図である。 LUTアレイ220のアーキテクチャの具体例を示す図である。 LUT論理ユニット221の構成例を示す図である。 スイッチ部250の構成例を示す図である。 ePLX200によって実現された論路回路の一例を示す図である。 細粒度デバイスの他のアーキテクチャを示す図である。 本発明の実施例1における複合モジュールの構成例を示す図である。 PA3(100)のメモリ部120と、ePLX200のLUT論理ユニット221およびスイッチ部250との共有化を模式的に示す図である。 複合モジュール400をPA3モードで使用するときの内部構成を示す図である。 複合モジュール400をePLXモードで使用するときの内部構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイスの構成例を示す図である。 本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイス1を構成する各部品の配置を示す図である。 図13に示すプログラマブルデバイス1にPA3(100)を実装する場合を示す図である。 図13に示すプログラマブルデバイス1にPA3(100)およびMX300を実装する場合を示す図である。 最下層におけるレイアウトイメージを示す図である。 図16に示すプログラマブルデバイス上にPA3(100)を実装する場合を示している。 図16に示すプログラマブルデバイス上にPA3(100)、組合わせ回路200およびMX300を実装する場合を示している。 図18に示すプログラマブルデバイスをさらにソフトウェアにより仮想化ハードウェアとして実装する場合を示す図である。 本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイスを搭載した情報処理装置の構成例を示す図である。 宅内/車両内機器ネットワークシステムの一例を示す図である。 プロトコル適応制御および通信セキュア適応制御の機能をどのようにSMGPに再構成するかを説明するための図である。 SMGP1がどのように自己診断および自己修復を行なうかを説明するための図である。 SMGP1がどのように自己診断および自己修復を行なうかをさらに詳細に説明するための図である。
符号の説明
1 プログラミングデバイス(SMGP)、2 CPU、3 不揮発性メモリ、4 SRAM、5 I/O、周辺機能IP、6 通信用Tx/Rx、7 バス、8 情報ネットワーク、9 広域ネットワーク、10 安全監視センタ、11 コンテンツ/課金サーバ、100 PA3、110,410 Add/Flag制御部、111 インクリメンタ、112,411 セレクタ、113 FF、114 制御タイプデコーダ、120 メモリ部、121 デコーダ、122 フラグフィールド、123 データフィールド、200 ePLX、220 LUTアレイ、221 LUT論理ユニット、222〜225 SRAM、226 MUX、230 DFF、240 インターコネクト部、250 スイッチ部、251,252 PチャネルMOSトランジスタ、253〜256 NチャネルMOSトランジスタ、257 TG、300 MX、301−1〜301−m 演算器、302 データレジスタ、303 コントローラ、304 命令メモリ、305 バスインタフェース、400 複合モジュール、420 ePLX部、421 制御回路、422 ロウデコーダ、423 カラムデコーダ、500 ICB、600 ICE。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイスを説明するために、その基礎となる技術について説明する。なお、以下の説明においては、1〜4ビット単位程度の回路をプログラミングできるデバイスを細粒度デバイスと呼び、4ビット単位以上の回路をプログラミングできるデバイスを粗粒度デバイスと呼ぶものとする。
図1は、粗粒度デバイスのアーキテクチャを示す図である。この粗粒度デバイス100は、ステートマシン、シーケンサ、順序回路などをプログラミングすることができ、以下、PA3(Programmable Autonomous Address-control-memory Architecture)と呼ぶことにする。なお、詳細は、論文「Yoshifumi Kawamura;“A reconfigurable microcomputer system with PA3”, ASSCC2007 Proceeding of Technical paper pp.388-391, Nov. 2007」を参照されたい。
図1に示すPA3(100)は、Add/Flag制御部110と、メモリ部120とを含む。また、Add/Flag制御部110は、インクリメンタ111と、セレクタ112と、FF(Flip Flop)113と、制御タイプデコーダ114とを含む。
メモリ部120は、実現する論理回路に関するコンフィグレーション情報が書き込まれる部分であり、デコーダ121と、8ビット幅のフラグフィールド122と、8ビット幅のデータフィールド123とを含む。
デコーダ121は、FF113から出力されるアドレスをデコードし、フラグフィールド122およびデータフィールド123のそれぞれにおいて、アクセス単位(8ビット)のメモリセルを選択する。このとき、図示しないリード/ライト信号が与えられ、選択されたメモリセルに対するリード動作またはライト動作が行なわれる。
セレクタ112は、データフィールド123から読み出されたデータ、インクリメンタ111から出力されるアドレス、および図示しないバスから供給されるData/Add.信号によって示されるアドレスのいずれかを選択してFF113に出力する。
FF113は、セレクタ112から出力されるアドレスをインクリメンタ111およびデコーダ121に出力する。インクリメンタ111は、FF113から出力されるアドレスをインクリメントしてセレクタ112に出力する。
制御タイプデコーダ114は、Cond.信号およびフラグフィールド122から出力される制御フラグに応じてセレクタ112の選択を制御する。たとえば、制御タイプデコーダ114は、セレクタ112にData/Add.信号を選択させることにより、フラグフィールド122およびデータフィールド123に対するランダムアクセスが可能である。
また、制御タイプデコーダ114は、FF113に保持されるアドレスをスタートアドレスとしてメモリリードサイクルを繰り返し起動し、サイクル毎にフラグフィールド122から読み出される制御フラグに従ってセレクタ112の選択動作を制御することも可能である。
この構成によって、メモリ部120の読み出しをPA3(100)自体で自律的に制御することができ、可変論理機能を実現するためのメモリ部120を論理回路と等価な回路として扱うことができる。したがって、実現可能な論理構成や論理規模に融通性を持たせることができ、小さなチップ占有面積で大きな論理規模にも対応可能な可変論理機能を実現可能とする。
図2は、細粒度デバイスのアーキテクチャを示す図である。この細粒度デバイス200は、組合わせ回路、プロトコルなどのI/O(Input/Output)をプログラミングすることができ、以下、ePLX(embedded Programmable Logic matriX)と呼ぶことにする。なお、詳細は、論文「Hirofumi Nakano, Takenobu Iwao, Tomoo Hishida, Hiroshi Shimomura, Tomonori Izumi, Takeshi Fujino, Yoshihiro Okuno and Kazutami Arimoto,“An Embedded Programmable Logic Matrix (ePLX) for flexible functions on SoC”, ASSCC2006 Proceeding of Technical paper pp.219-222.」を参照されたい。
図2に示すePLX200は、LUT(Look Up Table)アレイ220およびDFF230を含むブロック210がインターコネクト部240を介して互いに接続される構成を有している。
インターコネクト部240は、ePLX(200)外部とブロック210との間およびブロック210同士の間に介在し、これらの間で信号を入出力させるものである。また、DFF230は、複数個のFF論理ユニットを1次元アレイとして列状に配置したものである。
図3は、LUTアレイ220のアーキテクチャの具体例を示す図である。LUTアレイ220は、複数個のLUT論理ユニット221を2次元アレイとして行列状に高密度集積したものであり、LUT論理ユニット221間には後述するスイッチ部が配置され、LUT論理ユニット221同士を接続している。LUT論理ユニット221間の接続は、このスイッチ部によって切替えられる。
図3においては、一例として9行×7列=63個のLUT論理ユニット221を備えたLUTアレイ220が示されている。LUT論理ユニット221から出力された信号は、同じ列に配置された上下4つのLUT論理ユニットと、1列右隣の列に配置された5つのLUT論理ユニットと、2列右隣の列に配置された1つのLUT論理ユニットとに入力可能である。
図4は、LUT論理ユニット221の構成例を示す図である。LUT論理ユニット221は、4ビットのコンフィグレーションメモリ(SRAM)222〜225と、4入力1出力のマルチプレクサ(MUX4)226とを含む。4ビットのコンフィグレーションメモリ222〜225に論理関数に対応する値を設定することによって、論理関数に対応する論理回路を構成することができる。
図5は、スイッチ部250の構成例を示す図である。このスイッチ部250は、SRAM部と、トランスファーゲート(TG)257とによって構成される。
SRAM部は、PチャネルMOSトランジスタ251および252と、NチャネルMOSトランジスタ253〜256とを含む。PチャネルMOSトランジスタ251は、電源ノードとストレージノード258との間に接続され、かつそのゲートがストレージノード259に接続される。PチャネルMOSトランジスタ252は、電源ノードとストレジノード259との間に接続され、かつそのゲートがストレージノード258に接続される。
NチャネルMOSトランジスタ255は、ストレージノード258と接地ノードとの間に接続され、かつそのゲートがストレージノード259に接続される。NチャネルMOSトランジスタ256は、ストレージノード259と接地ノードとの間に接続され、かつそのゲートがストレージノード258に接続される。NチャネルMOSトランジスタ253および254は、ワード線WL上の電位に応答してストレージノード258および259を、それぞれビット線BLおよび/BLに接続する。
TG257は、ストレージノード258および259の電位に応じて導通/遮断を行なう。すなわち、SRAM部に“0”が記憶されている場合にはTG257がオフとなって配線が切断される。また、SRAM部に“1”が記憶されている場合にはTG257がオンとなって配線が接続される。
図6は、ePLX200によって実現された論路回路の一例を示す図である。図4に示すLUT論理ユニット221内のSRAM222〜225に値を設定することによってLUT論理ユニット221に論理回路を構成し、図5に示すスイッチ部250のSRAM部に値を設定することにより隣接するLUT論理ユニット221間の接続を行なう。なお、LUT論理ユニット221は、論理回路としてではなく配線として用いることも可能である。
インターコネクト部240は、縦配線領域の接続を行なうために設けられており、DFF230を介して隣接するLUTアレイ220間の接続を行なう。
図7は、細粒度デバイスの他のアーキテクチャを示す図である。この細粒度デバイス300は、超並列SIMD(Single Instruction Multiple Data)プロセッサであり、以下、MX(Matrix Processor)と呼ぶことにする。なお、詳細は、論文「Masami Nakajima, Hideyuki Noda, Katsumi Dosaka, Kiyoshi Nakata, Motoki Higashida, Osamu Yamamoto, Katsuya Mizumoto, Hiroyuki Kondo, Yukihiko Shimazu, Kazutami Arimoto, Kazunori Saitoh and Toru Shimizu,“A 40GOPS 250mW Massively Parallel Processor Based on Matrix Architecture”, IEEE International Solid Circuits Conference, Dig. Tech., Papers, pp.410-411, Feb. 2006」を参照されたい。
MX300は、m個の演算器301−1〜301−mと、データレジスタ302と、コントローラ303と、バスインタフェース305と、相互接続用スイッチ306とを含む。また、コントローラ303は、命令メモリ304を含む。
データレジスタ302は、たとえばメディアデータをサンプリングされたデータの配列として記憶する。演算器301−1〜301−mのそれぞれは、データレジスタ302に記憶された配列データの各要素に対して演算を行うことにより並列に処理を行なう。
バスインタフェース305は、図示しない外部バスを介してデータの入出力を行なう。バスインタフェース305は、バスを介して信号処理要求を受けると、その信号処理要求をコントローラ303に出力する。また、バスインタフェース305は、コントローラ303から信号処理結果を受けると、その信号処理結果をバスを介して出力する。
コントローラ303は、バスインタフェース305から信号処理要求を受けると、命令メモリ304に格納されたマイクロコードに対応する演算を順次演算器301−1〜301−mに行なわせ、信号処理要求に対応した信号処理を行なわせる。そして、コントローラ303は、信号処理結果をバスインタフェース305に出力する。
相互接続用スイッチ306は、演算器301−1〜301−mの接続経路を切換えることができ、演算器301−1〜301−mに異なるエントリのデータの演算を行なわせることも可能である。したがって、各エントリに異なるデータを格納しておき、演算器301−1〜301−mに並列演算を行なわせることにより高速にデータ演算を行なうことが可能である。
図1を用いて説明したように、PA3(100)は、Add/Flag制御部110とメモリ部120とによって構成されるが、SRAMによって構成することが可能なメモリ部120が面積の大部分を占めている。また、図2〜図6を用いて説明したように、ePLX200は、LUT論理ユニット221とスイッチ部250とによって構成されるが、大部分の面積がSRAMによって占められている。以下、SRAM部分を共有することによって、PA3(100)とePLX200とのいずれでも動作可能な複合モジュールについて説明する。
図8は、本発明の実施例1における複合モジュールの構成例を示す図である。この複合モジュール400は、Add/Flag制御部410と、ePLX部420とを含む。
Add/Flag制御部410は、図1に示すAdd/Flag制御部110と比較して、セレクタ112から出力されるアドレスおよびFF113から出力されるアドレスを選択的に制御回路421に出力するセレクタ411が追加されている点と、mode信号によってPA3(100)として動作するか、ePLX200として動作するかを選択する点が異なる。
セレクタ411は、mode信号によってPA3が選択された場合(以下、PA3モードと呼ぶ。)、FF113から出力されるアドレスを選択して出力する。また、制御タイプデコーダ114は、PA3モードの場合に、図1に示す制御タイプデコーダ114と同様の動作を行なう。したがって、PA3モードの場合に、Add/Flag制御部410は、図1に示すAdd/Flag制御部110と同様の動作を行なう。
また、セレクタ411は、mode信号によってePLXが選択された場合(以下、ePLXモードと呼ぶ。)、セレクタ112から出力されるアドレスを選択して出力する。このとき、インクリメンタ111は動作しない。また、制御タイプデコーダ114は、ePLXモードの場合に、Cond.信号を受付けず、セレクタ112の切換えのみを行なう。したがって、ePLXモードの場合に、Add/Flag制御部410は、Data/Add信号によって示されるアドレスに応じて、ePLX部420内のSRAMに対するリード/ライト動作を行なうことになる。
ePLX部420は、図2〜図6に示すePLX200と同様の構成を有しており、1つのSRAMと1つのトランスファーゲート(TG)とで1つのスイッチ部(Switch element)250が構成され、4つのSRAMと1つのMUXとで1つのLUT論理ユニット(Logic element)221が構成される。
制御回路421は、セレクタ411から出力されるアドレスをロウデコーダ422およびカラムデコーダ423に出力すると共に、図示しない制御信号に応じてリード/ライト動作の制御を行なう。このとき、ロウデコーダ422およびカラムデコーダ423によって選択されたSRAMに対してリード/ライト動作が行なわれる。
図9は、PA3(100)のメモリ部120と、ePLX200のLUT論理ユニット221およびスイッチ部250との共有化を模式的に示す図である。図1を用いて説明したように、PA3(100)内のメモリ部120はデータフィールドおよびフラグフィールドを含み、SRAMによって構成可能である。また、図2〜図6を用いて説明したように、ePLX200内のLUT論理ユニット221およびスイッチ部250は、SRAMとトランスファーゲート(TG)257とによって構成可能である。したがって、LUT論理ユニット221内のMUX226およびスイッチ部250内のTG257以外は共有可能であることが分かる。
図10は、複合モジュール400をPA3モードで使用するときの内部構成を示す図である。複合モジュール400をPA3モードで使用する場合は、上述のようにAdd/Flag制御部410は図1に示すAdd/Flag制御部110と同様の動作を行なう。また、ePLX部420内のFF230、インターコネクト部240、TG257およびMUX226は使用されない。したがって、ePLX部420はSRAMとしての動作を行なうように制御される。
図11は、複合モジュール400をePLXモードで使用するときの内部構成を示す図である。複合モジュール400をePLXモードで使用する場合は、上述のようにAdd/Flag制御部410はData/Add信号によって示されるアドレスに応じて、ePLX部420内のSRAMに対するリード/ライト動作制御を行なう。また、ePLX部420は全ての構成部分が使用されて、論理回路の再構成を行なう。
図12は、本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイスの構成例を示す図である。このプログラマブルデバイス1は、基本的には図8に示す複合モジュール400がマトリクス状に配置され、それぞれの複合モジュールをPA3モードで使用するか、ePLXモードで使用するかを外部から選択するものである。
複合モジュール400は、それぞれインターコネクト部(ICB)500を介して接続される。最上段の複合モジュール400およびICB500は、たとえば16ビットのデータバス(DATA0)に接続されている。複合モジュール400は、このデータバスを介してデータおよびアドレスが与えられる。
最上段のICB500は、データバス(DATA0)を介して右側の複合モジュール400にデータを出力することが可能である。また、左側の複合モジュール400からの出力信号を右側の複合モジュール400に出力することも可能である。さらに、データバスのデータまたは右側の複合モジュール400からの出力信号を下側のICB500に出力することも可能である。
図12において、PA3(100)と記載されているのは複合モジュール400がPA3モードとして動作する部分であり、ePLX200と記載されているのはePLXモードとして動作する部分である。また、Spareと記載されているのは予備の複合モジュール400である。
最下段の右側にはMX300およびICE600が配置されている。MX300については、複合モジュール400内のSRAMをMX300内のデータレジスタ302として用いることは可能であるが、演算器301−1〜301−mを複合モジュール400で構成すると冗長となる。したがって、複合モジュール400をMX300内のデータレジスタ302として使用し、その他の演算器301−1〜301−m、相互接続用スイッチ306などの構成部分についてはICE600として別途準備する構成としている。
各複合モジュール400への電力供給は、独立して制御可能となっている。また、各複合モジュール400に供給されるクロックについても、独立して制御可能となっている。したがって、このような構成によって低消費電力化が必要となるパワーゲーティング、DVS(動的電圧スケジューリング)、DVFS(動的電圧周波数スケジューリング)への対応が可能となる。また、上述の電圧制御を不揮発性メモリに記憶されるデータに基づいて行なうことにより、瞬時停電への対応が可能となるディペンダビリティ機能を持たせることもできる。
図13は、本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイス1を構成する各部品の配置を示す図である。図13に示すプログラマブルデバイス1において、Add/Flag制御部410、制御回路421、ロウデコーダ422、カラムデコーダ423などの回路は固定回路としている。これらの回路をePLX200などプログラム可能な回路で構成することも可能であるが、冗長となるため固定回路としている。
図14は、図13に示すプログラマブルデバイス1にPA3(100)を実装する場合を示す図である。図14においては、複合モジュールの一部をPA3(100)として構成した後、メモリ部120のフラグフィールド122およびデータフィールド123にコンフィグレーション情報を書き込むことによりプログラマブル順序回路として動作させる。
図15は、図13に示すプログラマブルデバイス1にPA3(100)およびMX300を実装する場合を示す図である。図15においては、複合モジュールの一部をPA3(100)として構成した後、メモリ部120のフラグフィールド122およびデータフィールド123にコンフィグレーション情報を書き込むことによりプログラマブル順序回路として動作させる。また、複合モジュールの一部をMX300のデータレジスタ302として使用し、別途演算器301−1〜301−mを配置する。
図16〜図19は、本発明の実施例1におけるプログラマブルデバイスにおいて細粒度デバイスおよび粗粒度デバイスを実装する方法を説明するための図である。
図16は、最下層におけるレイアウトイメージを示す図である。半導体チップ上にFF230、ICB240および複合モジュール400が配置される。そして、縦配線領域であるICB240に外部入力ピンに接続される配線および外部出力ピンに接続される配線が設けられる。また、複合モジュール400とFF230との間の接続、複合モジュール400とICB240との間の接続なども行なわれる。
図17は、図16に示すプログラマブルデバイス上にPA3(100)を実装する場合を示している。複合モジュール400をそれぞれPA3モードで動作させ、メモリ部120にコンフィグレーション情報を書き込むことによりソフトウェアで変更可能な仮想化ハードウェアを構築することができる。
図18は、図16に示すプログラマブルデバイス上にPA3(100)、組合わせ回路200およびMX300を実装する場合を示している。4つの複合モジュール400のうち左上の複合モジュール400および右下の複合モジュール400をPA3(100)として動作させる。
また、左下の複合モジュール400をePLX200として動作させ、LUT論理ユニット221およびスイッチ部250内のSRAMにコンフィグレーション情報を書き込むことにより組み合わせ回路の実装を行なう。これは、HDL(Hardware Description Language)によってプログラムすることができるため、ハードウェア実装のプログラマブルデバイスといえる。
さらに、右上の複合モジュール400をMX300のデータレジスタ302として動作させる。
図19は、図18に示すプログラマブルデバイスをさらにソフトウェアにより仮想化ハードウェアとして実装する場合を示す図である。ICB230によってPA3(100)と組合わせ回路200との間の結線、PA3(100)とHX300との間の結線などをソフトウェア的に行ない、仮想化ハードウェアを実装する。このようにしてソフトウェア的に結合、機能、動作を実装することにより、CPUに依存しない特定機能やアクセラレータを構築することができる。
以上説明したように、本実施例におけるプログラマブルデバイスによれば、複合モジュール400をマトリクス状に配置した構成とし、複合モジュール400をPA3モードで動作させるか、ePLXモードで動作させるかを選択するようにしたので、粒度の異なるデバイスを任意に配置することができ、フレキシビリティを向上させたプログラマブルデバイスを提供することが可能となった。
また、従来のプログラマブルデバイスの目的であるQTAT(設計期間短縮)や製品のロングライフ化についても、さらに向上させることが可能となった。
(実施例2)
本発明の実施例2は、実施例1において説明したプログラマブルデバイスを搭載したシステムに関するものである。以下、主に個人情報、企業情報などの保護、システムセーフティチェック、などが必要なシステムについて説明するが、これに限定されるものではない。
図20は、本発明の実施例2におけるプログラマブルデバイスを搭載した情報処理装置の構成例を示す図である。この情報処理装置は、プログラマブルデバイス1と、CPU2と、不揮発性メモリ3と、SRAM4と、I/O、周辺機能IP5と、通信用Tx/Rx6とを含む。なお、プログラマブルデバイス1は自己動的論理再構成機能を有しているため、以下、SMGP(Scalable Memory Grain Programmable device)と呼ぶことにする。
不揮発性メモリ3は、CPU2によって実行されるファームウェア以外に、SMGP1に設定するコンフィグレーション情報も記憶している。CPU2は、不揮発性メモリ3に記憶されるファームウェアを実行して初期化を行なう際、不揮発性メモリ3に記憶されるコンフィグレーション情報をSMGP1に書き込むことによりSMGP1の再構成を行ない、後述するプロトコル適応制御、通信セキュア適応制御、SMGP自己診断、デバイス診断、システム修復などを実現する。また、不揮発性メモリ3は、通信用Tx/Rx6を介して受信したSMGP1に設定する新たなコンフィグレーション情報を格納することも可能である。
SRAM4は、CPU2が不揮発性メモリ3に記憶されるファームウェアを実行する際にワークエリアなどとして使用される。I/O、周辺機能IP5は、シリアルIF,USB(Universal Serial Bus)などのI/O制御回路やDMAC(Dynamic Memory Access Controller)、CODEC(COder-DECoder)などの周辺デバイスの機能を有している。通信用Tx/Rx(送受信トランシーバ)6は、LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワーク8に接続され、パケットの送受信などを行なう。
図20に示すように、SMGP1は、ePLX200によって実現される組合わせ回路と、PA3(100)やMX300によって実現されるプログラマブル入力回路、プログラマブルステートマシン、プログラマブル分岐出力などとによって構成される。
近年のネットワークの発達に伴って、デジタルコンシューマ機器は情報ネットワークを介して相互に接続されてゆき、白物家電もまた安全情報ネットワーク化されてゆく。このような状況下において、セイフティ・セキュリティのために自己診断機能および自己修復機能が搭載されてゆき、これらの技術もますます発達してゆくことになる。さらには、これらの機器が宅内情報ネットワークを介して制御されるようになってゆく。
図21は、宅内/車両内機器ネットワークシステムの一例を示す図である。宅内/車両内機器ネットワークシステムは、家電/車載情報機器1aと、通信インタフェース1bと、一般家電機器/制御機器1cとを含み、家電/車載情報機器1aと通信インタフェース1bとが情報ネットワーク8を介して接続される。なお、図21に示す各機器は図20に示すような構成を有しているが、簡単のために各機器に搭載されるSMGPのみを記載している。
また、通信インタフェース1bは、インターネットなどの広域ネットワーク9を介して安全監視センタ10内に設置される監視サーバと、コンテンツ/課金サーバ11内に設置される決済サーバとに接続される。
家電/車載情報機器1aに搭載されるSMGPは、ユーザ情報データベース、通信セキュア適応制御およびプロトコル適応制御の機能を有している。通信インタフェース1bに搭載されるSMGPは、通信セキュア適応制御およびプロトコル適応制御の機能を有している。また、一般家電機器/制御機器1cに搭載されるSMGPは、自己診断/修復の機能を有している。
家電/車載情報機器1aは、通信インタフェース1bを介して安全監視センタ10内の監視サーバにユーザ情報および製品安全情報を送信すると、監視サーバから修復/バージョンアップコマンドとデータとが送られてくる。このとき、データの送受信の安全を確保するために、セキュアアルゴリズムの実行や暗号化を行なう必要がある。このような通信セキュア適応制御の機能が、家電/車載情報機器1aや通信インタフェース1b内のSMGPに適宜再構成される。
また、通信プロトコル方式の変更や通信のロバストネス化が必要な場合には、プロトコル適応制御の機能が、家電/車載情報機器1aや通信インタフェース1b内のSMGPに適宜再構成される。
また、一般家電機器/制御機器1cは、SMGPを再構成することにより自己診断、自己修復の機能を実現する。
図22は、プロトコル適応制御および通信セキュア適応制御の機能をどのようにSMGPに再構成するかを説明するための図である。プロトコル適応制御および通信セキュア適応制御の機能をSMGPを用いて実現することの利点は、ソフトウェアと同じアルゴリズムに基づくセキュア機能であったとしても、デバイスの粒度をコンフィグレーションにより可変とすることができるためにより複雑度が増し、耐タンパ性をより向上することができることである。即ち、コンフィグレーション情報には、デバイスの粒度(粗粒度または細粒度のいずれか)を決定するための情報が含まれる。図22(a)は、プロトコル適応制御の機能をSMGPにマッピングするところを示している。たとえば、家電/車載情報機器1aと安全監視センタ10との間でプロトコルAで通信が行なわれており、プロトコルがプロトコルBに変更されるとする。このとき、安全監視センタ10内の監視サーバからプロトコル変更データが家電/車載情報機器1aに送られてくる。
家電/車載情報機器1aはSMGPにこのプロトコル変更データをマッピングすることによりプロトコルBに対応したプロトコル適応制御の機能を再構成する。これによって、家電/車載情報機器1aは拡張したクライアントデータの送受信が可能となる。
図22(b)は、通信セキュア適応制御の機能をSMGPにマッピングするところを示している。たとえば、家電/車載情報機器1aが安全監視センタ10内の監視サーバからセキュアアルゴリズムデータを受信すると、家電/車載情報機器1aはSMGPにこのセキュアアルゴリズムデータをマッピングすることにより新たな暗号化方式に対応した通信セキュア適応制御の機能を再構成する。これによって、家電/車載情報機器1aは新たな方式の暗号化/復号でデータを送受信することが可能となる。
SMGP1で再構成する機能のコンフィグレーション情報を不揮発性メモリ3に新たに登録する場合、係るコンフィグレーション情報が悪意ある送信者から送信されたものでないことを証明することが必要である。SMGP1でセキュアなプロトコル適応制御および通信セキュア適用制御の機能を構成して通信を行ない、かかる通信で受信した新たなコンフィグレーション情報の送信者が認証された送信者であることを証明し、不揮発性メモリ3に受信したコンフィグレーション情報を登録することで、当初からのセキュアなプロトコル適応制御および通信セキュア適用制御の機能と共に、新たなコンフィグレーション情報により実現されるセキュアなプロトコル適応制御および通信セキュア適用制御の機能をも以後は利用することができるようになり、当初からのセキュアなプロトコル適応制御および通信セキュア適用制御の機能に代えることも可能である。
図23は、SMGP1がどのように自己診断および自己修復を行なうかを説明するための図である。なお、図23は、SMGP1が図20に示す情報処理装置に搭載されている場合を示しており、SMGP1以外にCPU2、ROM3、RAM4、I/O、周辺機能IP5などを含んでいる。
図23(a)は、SMGP1が自己診断する場合を示しており、まず、複合モジュールをすべてPA3モードに設定する。PA3モードにおいては、ePLX部420がSRAMとして動作するため、従来のメモリBIST(Built In Self Test)と同様の方法によってこれを自己診断することができる。
次に、複合モジュールをすべてePLXモードに設定し、ePLX部420内のMUX226やスイッチ部250の自己診断を行なう。このePLXモードにおける自己診断方法の詳細な後述する。
図23(b)は、SMGP1がどのようにデバイス診断を行なうかを説明するための図である。まず、SMGP1をPA3モードで動作させ、たとえばCPU2のモジュール機能をPA3にプログラミングする。そして、CPU2とプログラミングしたPA3との間でデータパターンの一致検出試験を実施することによりCPU2の診断を行なう。他の機能モジュールについても同様の方法により診断を行なうことができる。なお、機能モジュールをプログラミングするためのコンフィグレーション情報は不揮発性メモリ3などに予め記憶されているものとする。また、コンフィグレーション情報は、サーバから受信して不揮発性メモリ3に記憶する構成であってもよい。不良モジュールがある場合には、それをホストに通知する。
図23(c)は、SMGP1がどのようにシステム修復を行なうかを説明するための図である。デバイス診断によって不良デバイスが発見され、ホストから自己修復の要求があると、SMGP1にその不良デバイスのコンフィグレーション情報を設定する。たとえば、周辺機能IP5が不良であった場合、SMGP1をePLXモードで動作させて周辺機能に対応するコンフィグレーション情報をSMGP1にマッピングする。
SMGP1をPA3およびePLXのいずれのモードで動作させるかはホストからのシステム要求によって決定される。通常は、どのモジュールの機能に置き換えるかによってモードが決定される。また、どちらのモードでも置き換えが可能な場合には、通常ePLXモードでSMGP1を動作させてモジュール機能の置換を行なう。
図24は、SMGP1がどのように自己診断および自己修復を行なうかをさらに詳細に説明するための図である。図24(a)は、SMGP1がPA3モードで自己診断する場合を示しており、図23(a)を用いて説明したものと同様である。
図24(b)は、SMGP1がePLXモードで自己診断する場合を示している。図24(e)に示すように、2つのLUTマトリクスのそれぞれに回路Aをプログラミングする。具体的には、図24(f)に示すように、自動配置配線ツールによってePLXに各論理回路および配線を構成し、回路Aをプログラミングする。
そして、これら2つの回路Aからの出力信号を、比較器をプログラミングしたさらに他のLUTマトリクスに入力させる。比較器からの出力はDFFで保持される。したがって、DFFの値を参照することによって、ePLX部420内のMUX226やスイッチ部250の自己診断を行なうことが可能となる。
図24(c)は、SMGP1がどのようにデバイス診断を行なうかを説明するための図であり、図23(b)を用いて説明したものと同様である。
図24(d)は、SMGP1がどのようにシステム修復を行なうかを説明するための図である。図24(f)および図24(g)に示すように、周辺機能の回路記述をコンフィグレーションデータとしてePLXにプログラミングすることにより、SMGP1を周辺機能の代替として動作させる。
なお、SMGPを他のアプリケーションに適用することも可能である。たとえば、システムセキュリティに対する外的攻撃に対しては、SMGP1に攻撃への自己進化型機能を再構成することで、クラッキングや解析によりデータが不正に盗用されることを防止した進化的な耐タンパを実現する。
また、マルチメディア、ネットワーク標準規格に対するトレーサビリティやロングライフ化を実現するために、SMGP1に標準規格のバージョン変更後の機能を再構成するようにすることも可能である。
以上説明したように、本実施例における情報処理装置によれば、SMGP1に通信セキュア適応制御、プロトコル適応制御、自己診断/修復などの機能を再構成するようにしたので、システムの安全性の向上、個人情報の保護の強化、セキュリティ機能の強化、標準規格のバージョン変更への対応などを実現することが可能となった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (6)

  1. 制御部(410)および機能再構成部(420)を有する複合モジュール(400)が複数接続され、機能をプログラミング可能な半導体装置であって、
    前記機能再構成部(420)は、第1のメモリセルおよび該第1のメモリセルに記憶される内容を選択的に出力する選択部を有するロジック部と、
    第2のメモリセルおよび該第2のメモリセルに記憶される内容に応じて前記ロジック部の配線接続を行なうゲート部を有するスイッチ部とを含み、
    前記複合モジュール(400)が第1のモードに設定された場合、前記制御部(410)は、前記第1のメモリセルおよび前記第2のメモリセルをデータフィールドおよびフラグフィールドとして使用し、前記フラグフィールドに記憶される制御フラグに応じて、前記データフィールドおよび前記フラグフィールドの読み出しアドレスを自律的に制御し、
    前記複合モジュール(400)が第2のモードに設定された場合、前記制御部(410)は、前記第1のメモリセルおよび前記第2のメモリセルにコンフィグレーション情報を書き込んで論理回路を再構成する、半導体装置。
  2. 前記制御部(410)は、インクリメンタ(111)と、
    前記インクリメンタ(111)の出力、外部から入力されるアドレスおよび前記データフィールドから読み出されたデータを選択的に出力する第1のセレクタ(112)と、
    前記第1のセレクタ(112)の出力を保持して前記インクリメンタ(111)に出力する保持部(113)と、
    前記保持部(113)の出力および前記第1のセレクタ(112)の出力を選択的に出力する第2のセレクタ(411)と、
    前記フラグフィールドから読み出された制御フラグおよび外部から入力される制御信号に応じて前記第1のセレクタ(112)による選択を制御するデコーダ(114)とを含む、請求の範囲第1項に記載の半導体装置。
  3. 前記複合モジュール(400)が第1のモードに設定された場合、前記デコーダ(114)は、前記第1のセレクタ(112)に前記外部から入力されるアドレスを選択させ、当該アドレスに応じて前記データフィールドおよび前記フラグフィールドの書き込みを制御する、請求の範囲第2項に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体装置はさらに、データレジスタ(302)に記憶されたデータを並列に演算可能な複数の演算部(301−1〜301−m)を有する並列プロセッサ(300)を含み、
    前記複合モジュール(400)の前記第1のメモリセルおよび前記第2のメモリセルが前記並列プロセッサ(300)の前記データレジスタとして使用される、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 中央処理装置(2)と、不揮発性メモリ(3)と、通信インタフェース(6)と、機能を再構成可能な機能ブロック(1)とを有し、
    前記機能ブロック(1)は、第1および第2のメモリセルを含む複数のメモリセルとアクセス先のメモリセルを決定するデコーダ(114)とを有するメモリ部と、前記第1のメモリセルの内容を選択的に出力する選択回路を有する論理制御部と、前記第2のメモリセルの記憶内容に応じて前記論理制御部間の接続を決定するスイッチ回路とを複数有し、前記不揮発性メモリ(3)に格納される構成情報を前記メモリ部に格納することにより機能の再構成が行なわれ、
    前記機能ブロック(1)は第1モードに設定された場合、前記第1のメモリセルを4ビット以上のデータ格納に用い、前記第2のメモリセルを4ビット以上のフラグ情報格納に用い、前記論理制御部と前記スイッチ回路とは前記第1のメモリセルと前記第2のメモリセルとに格納されたデータおよびフラグ情報に応じて次にアクセスするメモリセルを決定する情報を前記デコーダ(114)に供給し、
    前記機能ブロック(1)は第2モードに設定された場合、前記複数のメモリセル夫々に1ビットのデータを格納し、前記論理制御部は2のメモリセルに格納されたデータに応じた論理演算を行ない、前記デコーダ(114)は当該論理演算を行なうメモリセルを決定し、
    前記中央処理装置(2)は前記通信インタフェース(6)を介して外部からデータを受信するに応じて、前記機能ブロック(1)は該外部から受信したデータを所定のアルゴリズムに基づき復号するための第1構成情報が格納され、該復号されたデータを前記不揮発性メモリ(3)に格納するように制御をする半導体装置。
  6. 前記第1構成情報は、前記機能ブロック(1)を前記第1モードと前記第2モードとのいずれのモードに設定するかを示す情報を含む、請求の範囲第5項に記載の半導体装置。
JP2010500538A 2008-02-29 2008-12-24 半導体装置 Expired - Fee Related JP5048122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010500538A JP5048122B2 (ja) 2008-02-29 2008-12-24 半導体装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050369 2008-02-29
JP2008050369 2008-02-29
PCT/JP2008/073451 WO2009107309A1 (ja) 2008-02-29 2008-12-24 半導体装置
JP2010500538A JP5048122B2 (ja) 2008-02-29 2008-12-24 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009107309A1 JPWO2009107309A1 (ja) 2011-06-30
JP5048122B2 true JP5048122B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=41015715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010500538A Expired - Fee Related JP5048122B2 (ja) 2008-02-29 2008-12-24 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8098080B2 (ja)
JP (1) JP5048122B2 (ja)
WO (1) WO2009107309A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015075783A1 (ja) * 2013-11-20 2017-03-16 株式会社日立製作所 論理集積回路及びこれを用いた論理回路,比較器,高信頼性システム
US9130566B1 (en) * 2014-09-24 2015-09-08 Xilinx, Inc. Programmable IC with power fault tolerance
US9130559B1 (en) * 2014-09-24 2015-09-08 Xilinx, Inc. Programmable IC with safety sub-system
DE102015225790B3 (de) * 2015-12-17 2017-05-11 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zur Implementierung einer verschlüsselten Client-Server-Kommunikation

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166579A (ja) * 2005-11-15 2007-06-28 Handotai Rikougaku Kenkyu Center:Kk リコンフィギャラブルロジックブロック、リコンフィギャラブルロジックブロックを備えるプログラマブル論理回路装置、および、リコンフィギャラブルロジックブロックの構成方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5457410A (en) 1993-08-03 1995-10-10 Btr, Inc. Architecture and interconnect scheme for programmable logic circuits
JP3390311B2 (ja) 1996-09-13 2003-03-24 日本電気株式会社 プログラマブル論理回路
US6144573A (en) * 1998-06-26 2000-11-07 Altera Corporation Programmable logic devices with improved content addressable memory capabilities
JP3269526B2 (ja) 1999-02-09 2002-03-25 日本電気株式会社 プログラマブルロジックlsi
JP4236901B2 (ja) * 2002-10-23 2009-03-11 Necエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置及びその制御方法
CN1751438A (zh) 2003-02-19 2006-03-22 皇家飞利浦电子股份有限公司 具有可编程逻辑单元阵列的电子电路
US7010664B1 (en) * 2003-04-30 2006-03-07 Xilinx, Inc. Configurable address generator and circuit using same
JP4621424B2 (ja) 2003-11-20 2011-01-26 独立行政法人科学技術振興機構 プログラマブル論理回路およびプログラマブル論理回路の配線構造
US7391236B2 (en) * 2005-12-27 2008-06-24 Altera Corporation Distributed memory in field-programmable gate array integrated circuit devices
US7589555B1 (en) * 2007-01-08 2009-09-15 Altera Corporation Variable sized soft memory macros in structured cell arrays, and related methods

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166579A (ja) * 2005-11-15 2007-06-28 Handotai Rikougaku Kenkyu Center:Kk リコンフィギャラブルロジックブロック、リコンフィギャラブルロジックブロックを備えるプログラマブル論理回路装置、および、リコンフィギャラブルロジックブロックの構成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2009107309A1 (ja) 2011-06-30
US20110006806A1 (en) 2011-01-13
US8098080B2 (en) 2012-01-17
WO2009107309A1 (ja) 2009-09-03
US20120084495A1 (en) 2012-04-05
US8674722B2 (en) 2014-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10685143B2 (en) Secure boot sequence for selectively disabling configurable communication paths of a multiprocessor fabric
Scalera et al. The design and implementation of a context switching FPGA
JP4249745B2 (ja) 集積回路上で揮発性と不揮発性プログラム可能ロジックを結合させるための技術
TWI706256B (zh) 加速器控制器及其方法
US7919979B1 (en) Field programmable gate array including a non-volatile user memory and method for programming
JP2021528793A (ja) プログラマブルロジックデバイスのためのキープロビジョニングシステム及び方法
JP6113964B2 (ja) 動的ポート優先割当能力を有しているメモリコントローラー
US10855285B2 (en) Field programmable transistor arrays
Sidhu et al. A self-reconfigurable gate array architecture
JP5048122B2 (ja) 半導体装置
US9503096B1 (en) Multiple-layer configuration storage for runtime reconfigurable systems
EP3180860B1 (en) Reconfigurable integrated circuit with on-chip configuration generation
WO2020243367A1 (en) Remote programming systems and methods for programmable logic devices
US11362662B2 (en) Field programmable transistor arrays
US7535253B1 (en) Register data retention systems and methods during reprogramming of programmable logic devices
US9853644B2 (en) Multiple-layer configuration storage for runtime reconfigurable systems
US20230216503A1 (en) Programmable look-up table systems and methods
US7560953B1 (en) Power management systems and methods for programmable logic devices

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees