JP5047860B2 - Rotary encoder - Google Patents
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Description
本発明は、シャフトの回転時にクリック感を持たせるようにしたロータリエンコーダに関するものである。 The present invention relates to a rotary encoder that provides a click feeling when a shaft rotates.
従来、このような分野の技術として、実開平5−52719号公報がある。この公報に記載されたロータリエンコーダは、ケースで支持された回転軸と、回転軸と一体的に回転すると共に、外周面に歯車状の刻みが形成された円板と、歯車状の刻みに係合される円柱状のローラと、ローラを軸支すると共に、ばねによってローラを歯車状の刻みに押し付けるレバーとを備えている。そして、回転軸の回転に伴い円板が回転すると、ローラは円板の外周面上で転動し、ローラが歯車状の刻みと係合するごとに回転軸の回転トルクが急に変化するので、クリック感が得られる。
しかしながら、前述した従来のロータリエンコーダには、次のような課題が存在している。すなわち、組み立て時の取り付け誤差や外部からの衝撃等により、円柱状のローラが少しでも傾くと、ローラの角部が歯車状の刻みの内面に引っかかり、ローラと刻みとの適切な係合が妨げられるため、クリック感が損なわれる。さらに、ばねによる押圧力がローラの角部に集中されるため、ローラや歯車状の刻みが磨耗しやすくなり、ロータリエンコーダの耐久性が低下するという問題があった。 However, the above-described conventional rotary encoder has the following problems. That is, if the cylindrical roller tilts even a little due to mounting errors during assembly or external impacts, the corners of the roller get caught on the inner surface of the gear-shaped notch, preventing proper engagement between the roller and the notch. Therefore, a click feeling is impaired. Furthermore, since the pressing force by the spring is concentrated on the corners of the roller, there is a problem that the roller and gear-shaped notches are easily worn, and the durability of the rotary encoder is lowered.
本発明は、良好なクリック感が得られると共に、耐久性を向上させることができるロータリエンコーダを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a rotary encoder capable of obtaining a good click feeling and improving durability.
本発明は、ハウジングで支持された回転シャフトと、シャフトの回転を検出する回転検出部とを有するロータリエンコーダにおいて、シャフトを中心として環状に設けられると共に、シャフトと一体的に回転する歯部と、歯部に係合される樽状のローラと、ハウジングに設けられ、ローラを軸支する軸部を有すると共に、弾性力によって歯部に向けてローラを付勢するローラ支持手段とを備えることを特徴とする。 The present invention provides a rotary encoder having a rotating shaft supported by a housing and a rotation detecting unit that detects the rotation of the shaft, and is provided in an annular shape around the shaft, and a tooth portion that rotates integrally with the shaft; A barrel-shaped roller that is engaged with the tooth portion, and a roller support means that is provided on the housing and has a shaft portion that pivotally supports the roller, and that biases the roller toward the tooth portion by elastic force. Features.
本発明のロータリエンコーダに適用されるローラは樽状であり、ローラの両端が縮径されているので、ローラが傾いても両端が歯部間の歯溝の壁面に引っかかることなく、ローラと歯部とが適切に係合されて、良好なクリック感を得ることができる。さらに、樽状のローラは、傾斜時においても、歯溝の壁面に対して十分な接触面積が確保されるので、歯溝の壁面に対してローラの過度な集中が抑制されて、ロータリエンコーダの歯部の耐久性を向上させることができる。また、球状のローラと比べても、より広い接触面積が得られるので、クリック感を得るためのローラ形状として最適である。 The roller applied to the rotary encoder of the present invention has a barrel shape, and both ends of the roller are reduced in diameter. Therefore, even if the roller is inclined, both ends are not caught on the wall surface of the tooth gap between the teeth, and the roller and the tooth A good click feeling can be obtained by properly engaging the part. Furthermore, since the barrel-shaped roller has a sufficient contact area with the wall surface of the tooth gap even when inclined, excessive concentration of the roller with respect to the wall surface of the tooth groove is suppressed, and the rotary encoder The durability of the tooth portion can be improved. Moreover, since a wider contact area can be obtained compared to a spherical roller, it is optimal as a roller shape for obtaining a click feeling.
また、ハウジングには、シャフトの回転軸線の延在方向と同一の方向に延在する支柱と、支柱の先端に設けられたボス部とが設けられ、ローラ支持手段は、回転軸線に対して直交する方向に延在すると共に、一端側にローラが軸支され、他端側にボス部が挿入される軸孔を有して、ボス部を中心に回動する回動アームと、支柱の周囲に巻回されると共に、回動アームを回動方向に付勢するコイルバネとを有すると好適である。 Further, the housing is provided with a support column that extends in the same direction as the extending direction of the rotation axis of the shaft, and a boss provided at the tip of the support column, and the roller support means is orthogonal to the rotation axis. A rotating arm that pivots around the boss, and has a shaft hole in which the roller is pivotally supported at one end and the boss is inserted at the other end. And a coil spring that urges the rotating arm in the rotating direction.
このような構成によれば、コイルバネと回動アームとをハウジングに組み付け易く、コイルバネの弾性力によって回動アームは回動方向に付勢されるので、ローラは歯溝の壁面に所定のバネ力で押圧される。このことは、部品点数が少なく且つ簡素な構成でクリック感を得ることを可能にする。 According to such a configuration, the coil spring and the rotating arm can be easily assembled to the housing, and the rotating arm is biased in the rotating direction by the elastic force of the coil spring, so that the roller has a predetermined spring force on the wall surface of the tooth groove. Is pressed. This makes it possible to obtain a click feeling with a small number of parts and a simple configuration.
また、ハウジングには、スリットが設けられ、ローラ支持手段は、回転軸線に対して平行に延在すると共に、一端側にローラが軸支され、スリットに挿入される差込み部を他端側に有する板バネと、差込み部の平面から外方に切り起こされて、スリットの壁面に押圧される爪部とを有すると好適である。 In addition, the housing is provided with a slit, and the roller support means extends in parallel with the rotation axis, and the roller is pivotally supported on one end side, and the insertion portion to be inserted into the slit is provided on the other end side. It is preferable to have a leaf spring and a claw portion which is cut and raised outward from the plane of the insertion portion and pressed against the wall surface of the slit.
このような構成によれば、板バネの差込み部をスリット内に差し込むことで、ワンタッチで板バネをハウジングに固定することができる。また、板バネの弾性力によって、ローラを歯溝の壁面に押し付けることができ、板バネは厚み方向に比べて幅方向に変位しにくいので、板バネを回転軸線に対して平行に延在させることで、ローラを傾きが生じにくい構造にすることができる。 According to such a structure, a leaf | plate spring can be fixed to a housing by one touch by inserting the insertion part of a leaf | plate spring in a slit. Also, the elastic force of the leaf spring allows the roller to be pressed against the wall surface of the tooth gap, and the leaf spring is less likely to be displaced in the width direction than in the thickness direction, so that the leaf spring extends in parallel to the rotation axis. As a result, the roller can be structured so as not to easily tilt.
本発明によれば、良好なクリック感が得られると共に、耐久性を向上させることができる。 According to the present invention, good click feeling can be obtained and durability can be improved.
以下、図面を参照しつつ本発明に係るロータリエンコーダの好適な実施形態について詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of a rotary encoder according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第1の実施形態]
図1に示すように、ロータリエンコーダ1は、ボディ11と蓋部12とからなるハウジング10を有し、このハウジング10には、シャフト2が回動可能に設けられている。このシャフト2の外周面には、抜け止めリング3が嵌合され、この抜け止めリング3は、ハウジング10の内壁面に当接する。また、シャフト2の端部2aは、蓋部12に設けられた板バネ4によって付勢されている。このような構成により、シャフト2の抜け止めが図られている。
[First embodiment]
As shown in FIG. 1, the rotary encoder 1 includes a
シャフト2の一端は、ハウジング10の外部に突出されて、シャフト2を回転させるための回転入力部として利用され、シャフト2の他端は、ハウジング10の内部でロータ5の中央に圧入されている。このロータ5は、円筒状のロータ本体5aと、ロータ本体5aの端部で半径方向に突出した環状の鍔部5bと、鍔部5bの周縁に沿って環状に設けられた櫛歯部5cとを有している。この櫛歯部5cは、シャフト2の軸線L方向で蓋部12に向かって突出する複数の櫛歯からなり、各櫛歯の間には、所定の幅のスリットが形成されている。
One end of the
また、蓋部12の内面には、回路基板6が固定されている。この回路基板6には、シャフト2の回転を検出する回転検出部20が固定され、この回転検出部20は、光を照射する発光素子21と、発光素子22が照射した光を受光する受光素子22とからなる。発光素子21と受光素子22とは、櫛歯部5cを挟むように対向して配置されている。
The
このロータリエンコーダ1では、シャフト2を回転させると、ロータ5の櫛歯部5cが回転されて、発光素子21と受光素子22との間を櫛歯とスリットとが交互に通過するので、発光素子21の光が強弱あるパルス光として受光素子22に受光され、この受光に基づいてシャフト2の回転量が検出される。
In the rotary encoder 1, when the
図2及び図3に示すように、ロータ本体5aの外周面には、シャフト2の軸線L方向に沿って延在する歯部5dが並設されている。歯部5dの間には、円弧状に凹む歯溝5eが形成され、この歯溝5eには、ローラ支持機構(ローラ支持手段)30によってシャフト2の回転軸線Lの延在方向と同一の方向に軸支された樽状のローラ7が係合される。なお、図2では、要部を明確にするためロータ5における鍔部5b及び櫛歯部5cの図示を省略している。
As shown in FIGS. 2 and 3,
図4及び図5に示すように、ボディ11には、回動アーム31とコイルバネ32とからなるローラ支持機構30を支持するための支柱11aが形成され、この支柱11aは、シャフト2の回転軸線Lの延在方向と同一の方向に延在している。また、支柱11aの先端には、円柱状のボス部11bが設けられている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
回動アーム31の一端側には、ローラ7を軸支する棒状の軸部31aが固定され、他端側には、軸孔31bが形成されている。回動アーム31の軸孔31bがボス部11bに挿入されることで、回動アーム31はボス部11bを中心に回動可能に支持されている。また、ボス部11bの先端には、ねじ孔11cが形成され、このねじ孔11cに頭付きネジ8が螺合される。この頭付きネジ8の頭部によって、回動アーム31の軸孔31bがボス部11bから外れることを防いでいる。
A rod-
コイルバネ32は、支柱11aの周囲に巻回されると共に、一端がボディ11の壁面に係止されている。そして、他端が回動アーム31に当接されて、弾性力によって回動アーム31を回動方向に付勢することで、ローラ7を歯部5dに押し付けている。
The
このように構成されたロータリエンコーダ1では、シャフト2の回転によってロータ5が回転すると、ローラ7がロータ本体5aの外周面上で転動し、ローラ7が歯溝5eと係合するごとにシャフト2の回転トルクが急に変化するので、シャフト2の回転に伴うクリック感が得られる(図2参照)。
In the thus configured rotary encoder 1, when the
さらに、回動アーム31とコイルバネ32とは、ボス部11bと支柱11aとにそれぞれ容易に組み付けることが可能となる。そして、この組付けによって、ローラ7は歯溝5eの壁面に所定のバネ力で押圧されるので、ローラ7が歯溝5eと係合されて、部品点数が少なく且つ簡素な構成でクリック感を得ることを可能にする。
Further, the rotating
図3に示すように、ロータリエンコーダ1では、樽状のローラ7を採用している。このローラ7は、組み立て時の取り付け誤差や外部からの衝撃等により、歯部5dに対して傾いたとしても、両端が縮径されているので、両端が歯部5d間の歯溝5eの壁面に引っかかることがなく、ローラ7と歯部5dとが適切に係合されて、良好なクリック感を得ることができる。
As shown in FIG. 3, the rotary encoder 1 employs a barrel-
さらに、樽状のローラ7は、傾斜時においても、歯溝5eの壁面に対して十分な接触面積が確保されるので、歯溝5eの壁面に対してローラ7の過度な集中が抑制されて、歯部5dの耐久性を向上させることができる。また、球状のローラと比べても、より広い接触面積が得られるので、クリック感を得るためのローラ形状として最適である。
Furthermore, since the barrel-shaped
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るロータリエンコーダは、第1の実施形態と比較してボディ及びローラ支持機構の構成のみ相違している。以下、第1の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
[Second Embodiment]
The rotary encoder according to the second embodiment is different from the first embodiment only in the configuration of the body and the roller support mechanism. Hereinafter, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
図6及び図7に示すように、ボディ41には、L字状のスリット部41aが設けられ、ローラ支持機構50は、一端にローラ7を軸支する棒状の軸部51aを有し、他端にL字状の差込み部51bを有する板バネ51を備えている。この板バネ51は、スリット部41aに差込み部51bが差し込まれることで、シャフト2の回転軸線Lに対して平行に延在すると共に、軸部51aで回転軸線Lの延在方向と同一の方向にローラ7を軸支する。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
また、板バネ51の差込み部51bには、平面から外方に切り起こされた爪部51c,51dが設けられている。爪部51c,51dは、スリット部41aの壁面に押圧されることで、板バネ51を係止することができ、ワンタッチで板バネ51をボディ41に固定することを可能とする。
Further, the
このように構成されたロータリエンコーダでは、板バネ51の弾性力によって、ローラ7を歯溝5eの壁面に押し付けることができる。また、板バネは厚み方向に比べて幅方向に変位しにくいので、板バネ51をシャフト2の回転軸線Lに対して平行に延在させることで、ローラ7の傾きが生じにくい構造にすることができる。
In the rotary encoder configured as described above, the
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係るロータリエンコーダは、第1の実施形態と比較してボディ及びローラ支持機構の構成のみ相違している。
[Third Embodiment]
The rotary encoder according to the third embodiment is different from the first embodiment only in the configuration of the body and the roller support mechanism.
図8に示すように、ローラ支持機構が備えるレバー61は、一端に樽状のローラ7を軸支する軸部61aを有すると共に、他端に軸孔61bを有している。レバー61は、この軸孔61bがボディに設けられた棒状の軸部(図示せず)に挿入されて、軸部を中心に回動可能に支持され、ばね(図示せず)の弾性力によって回動方向に付勢されることで、ローラ7を歯溝5eの壁面に押し付ける。これによって、部品点数が少なく且つ簡素な構成でクリック感を得ることを可能にする。
As shown in FIG. 8, the
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、ロータリエンコーダ1は、ロータ7及び回転検出部20が光学式のものに限らず、機械式や磁気式のものであっても良い。また、棒状の軸部は、ローラと一体的に回転するものであっても良い。この場合、ローラ支持機構には、軸部を軸支するための軸受けが設けられる。
It goes without saying that the present invention is not limited to the embodiment described above. For example, the rotary encoder 1 is not limited to the optical type of the
1…ロータリエンコーダ、2…シャフト、5…ロータ、5c…櫛歯部、5d…歯部、5e…歯溝、7…ローラ、10…ハウジング、11,41…ボディ、11a…支柱、11b…ボス部、12…蓋部、20…回転検出部、21…発光素子、22…受光素子、30…ローラ支持機構(ローラ支持手段)、31…回動アーム、31a,51a,61a…軸部、32…コイルバネ、41a…スリット部、51…板バネ、51b…差込み部、51c,51d…爪部、61…レバー。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Rotary encoder, 2 ... Shaft, 5 ... Rotor, 5c ... Comb tooth part, 5d ... Tooth part, 5e ... Tooth groove, 7 ... Roller, 10 ... Housing, 11, 41 ... Body, 11a ... Strut, 11b ... Boss , 12: Lid, 20: Rotation detector, 21: Light emitting element, 22: Light receiving element, 30: Roller support mechanism (roller support means), 31: Rotating arm, 31a, 51a, 61a ... Shaft part, 32 ... Coil spring, 41a ... Slit part, 51 ... Leaf spring, 51b ... Insertion part, 51c, 51d ... Claw part, 61 ... Lever.
Claims (3)
前記シャフトを中心として環状に設けられると共に、前記シャフトと一体的に回転する歯部と、
前記歯部に係合される樽状のローラと、
前記ハウジングに設けられ、前記ローラを軸支する軸部を有すると共に、弾性力によって前記歯部に向けて前記ローラを付勢するローラ支持手段とを備えることを特徴とするロータリエンコーダ。 In a rotary encoder having a rotating shaft supported by a housing and a rotation detecting unit for detecting rotation of the shaft,
A tooth portion that is provided in an annular shape around the shaft, and rotates integrally with the shaft;
A barrel-shaped roller engaged with the tooth portion;
A rotary encoder, comprising: a shaft portion that is provided in the housing and supports the roller, and includes roller support means that urges the roller toward the tooth portion by an elastic force.
前記ローラ支持手段は、
前記回転軸線に対して直交する方向に延在すると共に、一端側に前記ローラが軸支され、他端側に前記ボス部が挿入される軸孔を有して、前記ボス部を中心に回動する回動アームと、
前記支柱の周囲に巻回されると共に、前記回動アームを回動方向に付勢するコイルバネとを有することを特徴とする請求項1記載のロータリエンコーダ。 The housing is provided with a support column that extends in the same direction as the extending direction of the rotation axis of the shaft, and a boss portion provided at the tip of the support column,
The roller support means is
The shaft extends in a direction orthogonal to the rotation axis, and has a shaft hole in which the roller is pivotally supported on one end side and the boss portion is inserted on the other end side, and rotates around the boss portion. A rotating arm that moves,
The rotary encoder according to claim 1, further comprising a coil spring wound around the support column and biasing the rotating arm in a rotating direction.
前記ローラ支持手段は、
前記回転軸線に対して平行に延在すると共に、一端側に前記ローラが軸支され、前記スリットに挿入される差込み部を他端側に有する板バネと、
前記差込み部の平面から外方に切り起こされて、前記スリットの壁面に押圧される爪部とを有することを特徴とする請求項1記載のロータリエンコーダ。
The housing is provided with a slit,
The roller support means is
A leaf spring that extends parallel to the rotational axis, has the roller pivotally supported on one end side, and has an insertion portion on the other end side that is inserted into the slit,
The rotary encoder according to claim 1, further comprising a claw portion that is cut and raised outward from a plane of the insertion portion and is pressed against a wall surface of the slit.
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