JP5047146B2 - 電界通信評価方法及び電界通信評価装置 - Google Patents

電界通信評価方法及び電界通信評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、人体等の電界伝達媒体に電界を誘起し、その誘起された電界を検出して通信を行う通信システムとその通信システムで使用するトランシーバの性能を評価する技術に関する。
携帯端末の小型化および高性能化により、生体に装着可能なウェアラブルコンピュータが注目されてきている。従来、このようなウェアラブルコンピュータ間の情報通信として、コンピュータに電界通信トランシーバを接続して装着し、この電界通信トランシーバが誘起する電界を、電界伝達媒体である生体を介して伝達させることによって、情報の送受信を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
人体が携帯した電界通信送信器・受信器間またはトランシーバ間で通信を行う場合もある。この状態でのエラーレートといった通信性能や一方のトランシーバから他方のトランシーバに伝送される信号強度と受信感度の余裕(マージン)を測定することは、送信器・受信器またはトランシーバの性能向上や仕様を決定する上で重要である。
図9に、人体が携帯したトランシーバの回路に受信信号を測定するための測定器を接続した構成を示し、図10に、その回路モデルを示す。図9に示す構成により、トランシーバ30からトランシーバ50へ人体100を介して通信した際のトランシーバ50の送受信回路51の信号を測定器90により観測する。トランシーバ50は、送受信回路51と電極52,53を備え、電極52は送受信回路51の入出力端子に、電極53は回路グランドに接続されている。測定器90は、プローブ91を接続して送受信回路51の信号を観測する。トランシーバ30もトランシーバ50と同様の構成である。
測定器90で送受信回路51の信号を観測するとき、測定器90のグランドとトランシーバ50の回路グランドが接続される。このときトランシーバ50で受信される電圧Vrcvは以下の式で表される。
Figure 0005047146
式(1)において、Vbはトランシーバ30から人体100に印加された電圧、Zrcvはトランシーバ50の入力インピーダンス、Zmgは測定器90と大地グランド間のインピーダンス、Cgはトランシーバ50の回路グランドと大地グランド間の浮遊容量、j=(−1)1/2、ωは信号の角周波数である。
一方、実際の使用状態では測定器90を接続しないため、トランシーバ50で受信される電圧Vrcvは以下の式で表される。
Figure 0005047146
式(1)と式(2)を比較すると、測定器90と大地グランド間のインピーダンスZmgによりトランシーバ50で受信される電圧Vrcvが変化することが分かる。特に、1/ωCgと比較して|Zmg|が著しく低い場合にはVrcvが大きくなり、測定器90を接続した場合のほうが受信率がよくなる。
また、付加的に表示装置をトランシーバに取り付ける場合では、トランシーバのサイズが大きくなる。Cgはトランシーバのサイズに影響を受けるため、測定時でのCgと実際の使用状態でのCgが異なり、測定時と実際の使用時のVrcvが異なる。
特許第3759099号公報
従来の技術で電界通信システムの通信性能を測定した場合、測定時と実際の使用時での通信性能が異なり、性能向上に向けた的確な検討ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、実際の使用状態に近い状態で電界通信の性能を測定することにある。
第1の本発明に係る電界通信評価方法は、電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行う第1、第2のトランシーバ間の通信状態を評価する電界通信評価方法であって、電界通信評価装置により、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するステップと、前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定するステップと、前記第1のトランシーバにより、前記電界伝達媒体を伝達する前記確認信号を受信し、前記情報と受信した確認信号の数を照合し、欠けている確認信号の総数をエラー数として求めるステップと、前記電界通信評価装置が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出するステップと、前記送信するステップを出力を変えて複数回行い、各印加信号強度毎に前記エラー数を求めるステップと受信率を算出するステップを行って印加信号強度と受信率の関係を求めるステップと、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求めるステップと、前記第2のトランシーバが電界信号を送信する際に前記電界伝達媒体に印加される送信印加信号強度を測定するステップと、最小印加信号強度と前記送信印加信号強度の比あるいは差を算出するステップと、を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る電界伝達方法は、第1、第2の電極を備え、第1の電極を電界伝達媒体に近接させ、当該電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行うトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価方法であって、電界通信評価装置により、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するステップと、前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定するステップと、前記トランシーバにより、前記電界伝達媒体を伝達する前記確認信号を受信し、前記情報と受信した確認信号の数を照合し、欠けている確認信号の総数をエラー数として求めるステップと、前記電界通信評価装置が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出するステップと、前記送信するステップを出力を変えて複数回行い、各印加信号強度毎に前記エラー数を求めるステップと受信率を算出するステップを行って印加信号強度と受信率の関係を求めるステップと、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求めるステップと、前記トランシーバの受信率が前記所望の受信率となるときの当該トランシーバに入力される入力信号強度を求めるステップと、前記最小印加信号強度、前記入力信号強度、および前記トランシーバの受信時のインピーダンスから前記トランシーバの第2の電極と大地グランド間の浮遊容量を算出するステップと、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係る電界通信評価装置は、電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行う第1、第2のトランシーバ間の通信状態を評価する電界通信評価装置であって、前記トランシーバが前記電界伝達媒体に印加した印加信号強度を測定する信号測定手段と、電界通信用の電極と、前記電極と前記電界伝達媒体との間に設けられた隔離用絶縁体と、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するとともに、前記第1のトランシーバが受信できなかった確認信号の総数であるエラー数を示す情報を含む応答信号を受信する通信手段と、前記通信手段が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出する情報処理手段と、を有し、前記通信手段は、出力を変えて複数回前記確認信号を所定の回数送信し、前記信号測定手段は、前記通信手段が前記確認信号を送信した際に前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定し、さらに、前記第2のトランシーバが電界信号を送信する際に前記電界伝達媒体に印加される送信印加信号強度を測定し、前記情報処理手段は、印加信号強度毎に受信率を算出して印加信号強度と受信率の関係を求め、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求め、前記印加信号強度と前記送信印加信号強度の比あるいは差を算出することを特徴とする。
第4の本発明に係る電界通信評価装置は、第1、第2の電極を備え、第1の電極を電界伝達媒体に近接させ、当該電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行うトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価装置であって、前記トランシーバが前記電界伝達媒体に印加した印加信号強度を測定する信号測定手段と、電界通信用の電極と、前記電極と前記電界伝達媒体との間に設けられた隔離用絶縁体と、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するとともに、前記トランシーバが受信できなかった確認信号の総数であるエラー数を示す情報を含む応答信号を受信する通信手段と、前記通信手段が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出する情報処理手段と、を有し、前記通信手段は、出力を変えて複数回前記確認信号を所定の回数送信し、前記信号測定手段は、前記通信手段が前記確認信号を送信した際に前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定し、前記情報処理手段は、印加信号強度毎に受信率を算出して印加信号強度と受信率の関係を求め、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求め、前記トランシーバの受信率が前記所望の受信率となるときの当該トランシーバに入力される入力信号強度および当該トランシーバの受信時のインピーダンスを入力し、前記最小印加信号強度、前記入力信号強度、および前記インピーダンスから前記トランシーバの第2の電極と大地グランド間の浮遊容量を算出することを特徴とする。
本発明にあっては、信号測定手段で印加信号強度が所定の大きさになるように観測しながら通信手段の送信出力を調整して評価対象のトランシーバへ確認信号を送信し、印加信号強度毎の受信率を算出し、所定の受信率に対する印加信号強度を最小印加信号強度として求め、最小印加信号強度と別のトランシーバが印加する送信印加信号強度の比を算出することで、別のトランシーバから評価対象のトランシーバへの通信における信号強度と受信感度の余裕を算出することができる。
本発明にあっては、上記方法により求めた最小印加信号強度、評価対象のトランシーバの受信率が所定の受信率となるときの当該トランシーバに入力される入力信号強度、および当該トランシーバの受信時のインピーダンスを用いてトランシーバの電界伝達媒体から遠ざけた方の電極と大地グランド間の浮遊容量を算出することができる。
このように、本発明によれば、トランシーバに測定器が接続していないため、実際の使用状態に近い状態で電界通信の性能を測定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における電界通信評価システムの構成を示すブロック図である。同図に示す電界通信評価システム1は、モニタ用電界通信装置10、信号測定装置20を備える。トランシーバ30,50は、人体100などの電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行う電界通信装置である。この電界通信評価システム1により、評価対象となるトランシーバ30,50の通信性能、信号強度と受信感度の余裕、および浮遊容量を評価する。
モニタ用電界通信装置10は、送信部11、受信部12、送受切替スイッチ13、送受信電極14、隔離用絶縁体15、および情報処理部16を備える。
送信部11は、所定の周波数の搬送波を情報処理部16から入力する送信データで変調し出力する。出力する搬送波の振幅は、情報処理部16から入力する送信出力制御信号により、搬送波出力前に予め設定される。送信部11は、情報処理部16が出力する送受切替信号が送信の状態を示す信号になったときに送信部11内の回路を起動し、送受切替信号が送信の状態を示す信号でなくなったときには搬送波の出力および送信部11内の回路の動作を停止する。モニタ用電界通信装置10からトランシーバ30,50へのパケットの受信率を算出するときには、送信した信号数を示す情報を含むパケットを送信する。受信率の算出については後述する。
受信部12は、送受信電極14に入力された信号を送受切替スイッチ13を介して受信し、信号中の不要な信号の除去、所定の周波数の信号の増幅を行い、変調された所定の周波数の信号がある場合に、当該信号を復調してデータを再生し、受信データとして情報処理部16に出力する。受信部12は、送受切替信号が受信の状態を示す信号になったときに受信部12内の回路を起動する。
送受切替スイッチ13は、情報処理部16から入力する送受切替信号に基づいて、送受信電極14と送信部11、受信部12との接続を切り替える。送受切替信号が送信の状態を表す信号になったときは、送受切替スイッチ13の端子a1と端子b1を接続して送信部11と送受信電極14とを接続する。送受切替信号が受信の状態を表す信号になったときには、送受切替スイッチ13の端子a1と端子c1を接続して受信部12と送受信電極14とを接続する。
送受信電極14は、電界信号の送受信に用いられる。人体100と大地グランド間の浮遊容量Cbに影響を与えないように、人体100と送受信電極14との間に隔離用絶縁体15を備える。
情報処理部16は、送信時の搬送波の振幅の大きさを送信出力制御信号に変換して送信部11に出力する。また、送受切替信号により送受切替スイッチ13を制御してモニタ用電界通信装置10の送受信を切り替える。送信時には、送信すべきデータを生成して送信データとして送信部11に出力し、受信時には、受信部12が受信したデータを受信データとして入力し、受信データがトランシーバ30,50から送信された通信性能を示すデータであれば、そのデータを分析して結果を測定者に示す。さらに、信号測定装置20の測定結果などを入力し、その測定結果に基づいて、トランシーバ30,50の信号強度と受信感度の余裕、浮遊容量を算出する。信号強度と受信感度の余裕、浮遊容量の算出については後述する。
信号測定装置20には、測定用電極21および外部測定装置22が接続される。信号測定装置20は、高入力インピーダンスであり、人体に印加された電圧(電界)を増幅、フィルタをかけ、測定する。外部測定装置22は、信号測定装置20が測定した電圧から信号強度を算出しモニタ用電界通信装置10の情報処理部16に出力する。
図2に上記電界通信評価システムの測定系の回路モデルを示す。評価対象となるトランシーバ50は、2枚の電極52,53を備えており、一方の電極52は人体100に近接して配置され、送受信回路51の入出力端子に接続される。他方の電極53は人体100から遠ざけて配置され、回路グランドに接続される。図2では、トランシーバ50は受信状態であり、簡単のため送受信回路51の入力インピーダンスZrcvのみを記載している。図2のZtgは受信部12の入力インピーダンスを、Zmgは信号測定装置20の入力インピーダンスを示す。
本電界通信評価システム1では、トランシーバ50に測定器を接続していないため、トランシーバ50で受信する電圧Vrcvと人体への印加電圧Vbの関係は実際の使用状態である式(2)となる。高入力インピーダンスの信号測定装置20および人体100と送受信電極14との間に隔離用絶縁体15を備えたモニタ用電界通信装置10を使用することにより、人体100と大地グランド間の浮遊容量Cb(またはインピーダンス)に影響を与えず、インピーダンスの観点から実際の使用状態と同等の状態となる。ここで、送受信電極14と人体100間の浮遊容量CtがCbより十分小さくなるように以下の設定を行う。
図3は、Ct確認時の測定系の模式図である。モニタ用電界通信装置10は、送信部11のみを使用するため送信部11を模した信号源のみ記載している。送信部11の出力Vtと人体への印加電圧Vbの関係は以下の式で表される。
Figure 0005047146
式(3)より、Ctが小さくなると|Vb|が小さくなる関係が分かる。例えば、|Vb|を|Vt|の11分の1となるようにCtを調整すれば、CtはCbの10分の1程度となる。Vbの測定は信号測定装置20で行う。Ctの大きさは隔離用絶縁体15の厚さや送受信電極14の面積を変えることにより調整する。
以下、本電界通信評価システム1を用いた具体的な評価方法について説明する。
まず、トランシーバ30からトランシーバ50へ通信を行うときの受信率の算出について説明する。トランシーバ30は、送信したパケット数を示す情報を付加したデータを含むパケットを一定間隔ごとに送信する。送信したパケット数を示す情報はそのパケットが送信された順番と同じ値になる。トランシーバ50は、受信したパケットの正誤を判断した後、送信したパケット数を示す情報を確認する。送信したパケット数が前回受信したパケット数と不連続である場合は、欠けている番号の個数をエラー数としてトランシーバ50の備える記憶装置に記録する。すべてのパケット数が連続である場合はエラー数を0と記録する。そして、トランシーバ50は、送信されたパケットの総数とエラー数を含むパケットをモニタ用電界通信装置10に送信する。送信されたパケットの総数は、送信したパケット数を示す情報で得られる。モニタ用電界通信装置10は、受信されたパケットの個数を送信されたパケットの総数で割り受信率を算出する。受信されたパケットの個数は、送信されたパケットの総数からエラー数を引くことで算出できる。算出した受信率は、モニタ用電界通信装置10が備える表示装置(図示せず)により測定者に示される。なお、受信率の算出などの通信性能の評価は、モニタ用電界通信装置10からのコマンドで開始・停止してもよいし、トランシーバ30,50の起動や停止に合わせて行ってもよい。
トランシーバ50で受信したデータをトランシーバ30に送り返すループバックでの評価時には、トランシーバ50は、送信されたパケット数とエラー数を付加したデータ含むパケットをトランシーバ30とモニタ用電界通信装置10に送信する。トランシーバ30は、受信したパケットの正誤を確認し、正しかった場合にはエラー数を0と記録し、誤っていた場合や受信が無い場合にはエラー数を1と記録し、送信したパケット数とトランシーバ30でのエラー数を含むパケットをモニタ用電界通信装置10に送信する。モニタ用電界通信装置10では、トランシーバ30からトランシーバ50への通信のエラー数の集計と受信率の算出、およびトランシーバ50からトランシーバ30への通信のエラー数の集計と受信率の算出を行う。
上述では、モニタ用電界通信装置10において通信のエラー数の集計、受信率の算出を行ってしたが、トランシーバ30で行うものでもよい。この場合、トランシーバ50から送信された0でないエラー数を受信したことを示すデータを含むパケットをトランシーバ30からトランシーバ50に送信する。トランシーバ30,50間の通信が不安定な場合があるため、トランシーバ50から送信された0でないエラー数を受信したことを示すデータを含むパケットがトランシーバ30で受信されない可能性がある。トランシーバ50では、0でないエラー数を受信したことを示すデータを含むパケットを受信するまでトランシーバ30からトランシーバ50への通信のエラー数を積算し続ける。この処理により、トランシーバ30で受信されない場合でもトランシーバ30からトランシーバ50への通信のエラー数を取りこぼすことなく集計できる。0でないエラー数を受信したことを示すデータを含むパケットをトランシーバ50で受信した場合には、トランシーバ30からトランシーバ50への通信のエラー数を積算した値を0にする。
なお、モニタ用電界通信装置10からトランシーバ50へのパケットの受信率も同様に測定することができる。
次に、トランシーバ30からトランシーバ50に伝送される信号強度と受信感度の余裕を測定する方法を説明する。信号強度と受信感度の余裕は、信号強度と受信感度の比あるいは差を求めて算出する。信号強度が十分大きいか、あるいは受信感度が良い場合は、通信を確立しやすい、つまり余裕があると判断できる。
まず、モニタ用電界通信装置10から人体100への印加電圧Vbの振幅を順次変えてモニタ用電界通信装置10とトランシーバ50とで通信を行い、それぞれの振幅に対するモニタ用電界通信装置10からトランシーバ50へのパケットの受信率を測定する。受信率は上述した方法で求めることができる。
図4に、このときの測定系の模式図を示す。パケットの受信率を測定するときは、印加電圧Vbの振幅が所定の大きさになるように、信号測定装置20で観測しながらモニタ用電界通信装置10の送信出力を調整した後、モニタ用電界通信装置10からトランシーバ50へのパケットの受信率を測定する。印加電圧Vbの振幅を変えてパケットの受信率を測定することにより、印加電圧Vbの振幅|Vb|に対するトランシーバ50の受信率の特性が得られる。
所定のパケット長におけるトランシーバ50で受信される電圧振幅|Vrcv|に対するパケットの受信率は、図5(a)に示すように|Vrcv|が小さくなると受信率が低下する特性を有する。式(2)より|Vrcv|と|Vb|は比例するので、所定のパケット長における|Vb|に対するパケットの受信率は、図5(b)に示すように同様の特性となる。受信感度|Vrcv,s|の定義をパケット受信率が90%になるときのトランシーバ50で受信される電圧振幅|Vrcv|とし、このときの印加電圧の振幅を最小印加電圧振幅|Vb,s|とする。トランシーバ50の受信部の性能を向上させて|Vrcv,s|を小さくすれば、|Vb,s|も小さくなるので、より小さな印加電圧で通信できる。
続いて、図6に示す測定系により、トランシーバ30がパケットを送信した時に人体100に印加される電圧振幅|Vb,t|を別途測定する。そして、|Vb,s|と|Vb,t|の比または差を求めて信号強度と受信感度の余裕を算出する。
以下、信号強度と受信感度の余裕をトランシーバ30からトランシーバ50に伝送される電圧振幅|Vrcv,t|と受信感度|Vrcv,s|の比|Vrcv,t|/|Vrcv,s|と定義すると、信号強度と受信感度の余裕が|Vb,s|,|Vb,t|の比により算出できることを説明する。式(2)より、|Vrcv,s|と|Vb,s|の関係は以下の式で表される。
Figure 0005047146
同様に、|Vrcv,t|と|Vb,t|の関係は以下の式で表される。
Figure 0005047146
式(4)と式(5)より、
Figure 0005047146
となり、|Vrcv,t|/|Vrcv,s|は測定で求められる量|Vb,t|/|Vb,s|と等しい。したがって、|Vb,s|と|Vb,t|を測定することにより、トランシーバ30からトランシーバ50に伝送する場合の信号強度と受信感度の余裕を求めることができる。
以上の説明では信号強度を振幅で定義したが、実効値や振れ幅(ピーク−ピーク)、電力を用いてもよい。また、上述ではトランシーバ30が送信してトランシーバ50が受信する場合について説明したが、トランシーバ50が送信してトランシーバ30が受信する場合も同様に測定できる。なお、図4,6では、それぞれの測定において、図1に示した構成のうち最小限必要な機器を図示した。
次に、トランシーバ50の回路グランドと大地グランド間の浮遊容量Cgの推定について説明する。通信性能に加えてCgを推定することは電界通信における伝送特性等を解析する上で重要である。上述の通信性能の評価で得られた|Vb,s|に加えて、トランシーバ50の受信感度|Vrcv,s|およびトランシーバ50の受信時の入力インピーダンスZrcvを用いてCgを推定する。
トランシーバ50に入力される電圧振幅|Vrcv|に対する受信率は、人体100を用いずに、接地したトランシーバ50に入力する電圧振幅を一定にした状態で受信率を測定する作業を、入力する電圧振幅を順次変化させて実施することにより測定する。そして、所定の受信率になるときのトランシーバ50に入力される電圧振幅|Vrcv|を受信感度|Vrcv,s|とする。Zrcvは、例えばインピーダンスアナライザ等の人体を用いない設置された通常の測定装置で測定する。得られた|Vrcv,s|、Zrcv=Rrcv+jXrcv(RrcvはZrcvの実数成分、XrcvはZの虚数成分)を情報処理部16に入力する。情報処理部16は、測定で得られた|Vb,s|とともに、式(4)を変形した以下の式にこれらを代入することによりCgを求める。
Figure 0005047146
次に、人体100と大地グランド間の浮遊容量Cbの推定について説明する。Cbを推定することも電界通信における伝送特性等を解析する上で重要である。
図7,8に、Cb推定時の測定系の構成図を示す。はじめに図7に示す測定系により送受信電極14と人体100間の浮遊容量Ctを求めた後、図8に示す測定系で出力電圧|Vt|に対する人体への印加電圧|Vb|を測定し、Cbを推定する。
まず、測定用信号源70から印加用電極71を介して人体100に信号Vbを印加した時の送受信電極14と大地グランド間の電圧Vt,bを測定し、以下の式によりCtを求める。Vt,bは、図7に示すように、送受信電極14に信号測定装置20を接続して測定する。
Figure 0005047146
式(8)でZelは送受信電極14側から信号測定装置20をみた大地グランド間のインピーダンスである。Zelには送受信電極14と大地グランド間の浮遊容量のインピーダンス、信号測定装置20の入力インピーダンス、および送受信電極14と信号測定装置20を接続しているケーブルと大地グランド間の浮遊容量のインピーダンスが含まれる。これらのインピーダンスを正確に測定するのは難しいうえに、Vt,bの測定結果に影響を与えるためにCtを正確に推定することは難しい。この対策として、第1の既知の容量Cad1を信号測定装置20の入力に付加して測定したVt,b1と、第2の既知の容量Cad2を信号測定装置20の入力に付加して測定したVt,b2を用いて以下の式によりCtを推定する。ここでは説明を簡単にするために信号測定装置20の入力インピーダンスが容量Cm,inのみで構成されるとする。
Figure 0005047146
式(9),(10)でCprは送受信電極14と大地グランド間の容量Celt、送受信電極14と信号測定装置20を接続するケーブルと大地グランド間の容量Ccbl、およびCm,inを合算した容量Cpr=Celt+Ccbl+Cm,inである。式(10)から式(9)を引くことによりCprを消去でき、Ctを求めることができる。
Figure 0005047146
続いて、図8に示す測定系により、送受信電極14にVtを印加した時の人体100に印加される電圧Vbを測定する。図8に示すように、送受信電極14に測定用信号源70を接続してVtを印加する。人体に印加される電圧Vbは、信号測定装置20により測定する。
上記で求めたCtと、測定で得られたVt、Vbを用いて、式(3)を変形して得られる以下の式からCbを求めることができる。
Figure 0005047146
したがって、本実施の形態によれば、隔離用絶縁体15を備えた送受信電極14を用いて電界通信を行うモニタ用電界通信装置10と、高入力インピーダンスの信号測定装置20とを備え、信号測定装置20で印加電圧Vbの振幅が所定の大きさになるように観測しながらモニタ用電界通信装置10の送信出力を調整してトランシーバ50へパケットを送信し、各印加電圧毎の受信率を測定する。所定の受信率になるときの最小印加電圧振幅|Vb,s|を求めるとともに、トランシーバ30がトランシーバ50へパケットを送信するときに人体100に印加される電圧振幅|Vb,t|を測定することにより、|Vb,s|と|Vb,t|の比を求めて信号強度と受信感度の余裕を算出することができる。このとき、トランシーバ50に測定器が接続していないため、実際の使用状態に近い状態で電界通信の性能を測定することができる。
本実施の形態によれば、電界通信評価システム1を用いて最小印加電圧振幅|Vb,s|を求めるとともに、トランシーバ50の受信感度|Vrcv,s|、トランシーバ50の受信時の入力インピーダンスZrcvを得ることにより、トランシーバ50の回路グランドと大地グランド間の浮遊容量Cgを推定することができる。
一実施の形態における電界通信評価システムの構成を示すブロック図である。 図1の電界通信評価システムの回路モデルを示す図である。 送受信電極と人体間の浮遊容量Ctを調整するときの模式図である。 信号強度と受信感度の余裕を測定するときの測定系を示す模式図である。 信号強度と受信率の関係を示すグラフであり、図5(a)はトランシーバに入力される入力信号強度と受信率の関係を示し、図5(b)は人体に印加される印加電圧と受信率との関係を示す。 トランシーバが人体に印加する印加電圧を測定するときの測定系を示す模式図である。 人体と大地グランド間の浮遊容量Cbを測定するときの測定系を示す模式図である。 人体と大地グランド間の浮遊容量Cbを測定するときの別の測定系を示す模式図である。 従来のトランシーバの回路に測定器を接続した構成を示すブロック図である。 図9の構成の回路モデルを示す図である。
符号の説明
1…電界通信評価システム
10…モニタ用電界通信装置
11…送信部
12…受信部
13…送受切替スイッチ
14…送受信電極
15…隔離用絶縁体
16…情報処理部
20…信号測定装置
21…測定用電極
22…外部測定装置
30,50…トランシーバ
51…送受信回路
52,53…電極
70…測定用信号源
71…印加用電極
90…測定器
91…プローブ
100…人体
Cb,Cg,Ct…浮遊容量
Zrcv,Zmg,Ztg…インピーダンス
Vb…印加電圧
Vrcv…受信電圧

Claims (4)

  1. 電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行う第1、第2のトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価方法であって、
    電界通信評価装置により、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するステップと、
    前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定するステップと、
    前記第1のトランシーバにより、前記電界伝達媒体を伝達する前記確認信号を受信し、前記情報と受信した確認信号の数を照合し、欠けている確認信号の総数をエラー数として求めるステップと、
    前記電界通信評価装置が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出するステップと、
    前記送信するステップを出力を変えて複数回行い、各印加信号強度毎に前記エラー数を求めるステップと受信率を算出するステップを行って印加信号強度と受信率の関係を求めるステップと、
    所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求めるステップと、
    前記第2のトランシーバが電界信号を送信する際に前記電界伝達媒体に印加される送信印加信号強度を測定するステップと、
    前記最小印加信号強度と前記送信印加信号強度の比あるいは差を算出するステップと、
    を有することを特徴とする電界通信評価方法。
  2. 第1、第2の電極を備え、第1の電極を電界伝達媒体に近接させ、当該電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行うトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価方法であって、
    電界通信評価装置により、送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するステップと、
    前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定するステップと、
    前記トランシーバにより、前記電界伝達媒体を伝達する前記確認信号を受信し、前記情報と受信した確認信号の数を照合し、欠けている確認信号の総数をエラー数として求めるステップと、
    前記電界通信評価装置が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出するステップと、
    前記送信するステップを出力を変えて複数回行い、各印加信号強度毎に前記エラー数を求めるステップと受信率を算出するステップを行って印加信号強度と受信率の関係を求めるステップと、
    所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求めるステップと、
    前記トランシーバの受信率が前記所望の受信率となるときの当該トランシーバに入力される入力信号強度を求めるステップと、
    前記最小印加信号強度、前記入力信号強度、および前記トランシーバの受信時のインピーダンスから前記トランシーバの第2の電極と大地グランド間の浮遊容量を算出するステップと、
    を有することを特徴とする電界通信評価方法。
  3. 電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行う第1、第2のトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価装置であって、
    前記トランシーバが前記電界伝達媒体に印加した印加信号強度を測定する信号測定手段と、
    電界通信用の電極と、
    前記電極と前記電界伝達媒体との間に設けられた隔離用絶縁体と、
    送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するとともに、前記第1のトランシーバが受信できなかった確認信号の総数であるエラー数を示す情報を含む応答信号を受信する通信手段と、
    前記通信手段が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出する情報処理手段と、を有し、
    前記通信手段は、出力を変えて複数回前記確認信号を所定の回数送信し、
    前記信号測定手段は、前記通信手段が前記確認信号を送信した際に前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定し、さらに、前記第2のトランシーバが電界信号を送信する際に前記電界伝達媒体に印加される送信印加信号強度を測定し、
    前記情報処理手段は、印加信号強度毎に受信率を算出して印加信号強度と受信率の関係を求め、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求め、前記印加信号強度と前記送信印加信号強度の比あるいは差を算出することを特徴とする電界通信評価装置。
  4. 第1、第2の電極を備え、第1の電極を電界伝達媒体に近接させ、当該電界伝達媒体を介して電界信号の送受信を行うトランシーバの通信状態を評価する電界通信評価装置であって、
    前記トランシーバが前記電界伝達媒体に印加した印加信号強度を測定する信号測定手段と、
    電界通信用の電極と、
    前記電極と前記電界伝達媒体との間に設けられた隔離用絶縁体と、
    送信した信号数を示す情報を含む確認信号を前記電界伝達媒体に印加して所定の回数送信するとともに、前記トランシーバが受信できなかった確認信号の総数であるエラー数を示す情報を含む応答信号を受信する通信手段と、
    前記通信手段が送信した前記確認信号の総数と前記エラー数に基づいて受信率を算出する情報処理手段と、を有し、
    前記通信手段は、出力を変えて複数回前記確認信号を所定の回数送信し、
    前記信号測定手段は、前記通信手段が前記確認信号を送信した際に前記電界伝達媒体に印加された印加信号強度を測定し、
    前記情報処理手段は、印加信号強度毎に受信率を算出して印加信号強度と受信率の関係を求め、所望の受信率に対応する印加信号強度を最小印加信号強度として求め、前記トランシーバの受信率が前記所望の受信率となるときの当該トランシーバに入力される入力信号強度および当該トランシーバの受信時のインピーダンスを入力し、前記最小印加信号強度、前記入力信号強度、および前記インピーダンスから前記トランシーバの第2の電極と大地グランド間の浮遊容量を算出することを特徴とする電界通信評価装置。
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