JP5045818B2 - 無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法に関する。
従来から、無線通信システムの一つであるLTE(Long-term
evolution)システムでは、共通参照信号(common reference signal、以下CRS)を用いてダウンリンク方向のチャネル推定、コヒーレント検出、セルサーチ等が行われている(例えば、以下の非特許文献1〜3)。また、LTEシステムでは、複数の送信アンテナを用いてデータ等を送信することもでき(MIMO(Multi-Input
Multi-Output)と呼ばれる)、最大4本の送信アンテナを使用して送信している。
さらに、無線通信システムの一つとしてLTE‐A(LTE-Advance)システムもある(例えば、以下の非特許文献4)。LTE‐Aシステムでは、LTEシステムと同様にCRSを用いてチャネル推定等が行われる。
図25はサブフレームの構成例を示す図である(例えば、以下の非特許文献1)。同図は、横軸は時間、縦軸は周波数を示し、4本の送信アンテナを用いてCRSを送信する例を示す。基地局はスケジューリングされたサブフレームを用いて、各アンテナからCRSやデータ等を送信する。端末も同図に示すようなサブフレームを保持し、各時間、各周波数で基地局からのCRSやデータ等を受信する。
図26はチャネルリソースの割り当て例を示す図である(例えば、以下の非特許文献5)。例えば、1つのリソースブロックが図25のサブフレームに相当する。基地局は、LTE準拠の端末とLTE‐A準拠の端末とが混在した状況でCRSやデータ等を送信する場合もある。このような場合、基地局は同図に示すように、2種類のリソースブロック(LTE準拠の端末に対するリソースブロックと、LTE‐A準拠の端末に対するリソースブロック)を用いて、CRSやデータ等を送信する。
3GPP TS 36.211 3GPP TS 36.222 3GPP TS 36.213 3GPP TR 36.913 v8.0.0 3GPP TSG RAN1 #55, R1-084251
上述したように、LTEやLTE‐Aにおいて、基地局は最大4本の送信アンテナに対してCRS送信のためのリソースを割り当てている(図25参照)。
しかし、基地局が5本以上の送信アンテナを用いる場合、5本以上の各送信アンテナに対してどのように参照信号のリソースを割り当てるかはまだ決められていない。
そこで、本発明の目的の一つは、5本以上の送信アンテナから参照信号を送信できるようにした無線通信システム、基地局装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的の一つは、リソースを有効活用した無線通信システム等を提供することにある。
一態様によれば、基地局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、 前記基地局装置は、5本以上の送信アンテナと、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、前記共通参照信号、及び前記個別参照信号を送信する送信部とを備え、前記端末装置は、前記第1または前記第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、制御信号、及び前記共通参照信号または前記個別参照信号を受信する受信部を備え、前記送信部は前記共通参照信号を所定のコードにより送信する。
また、他の態様によれば、端末装置と無線通信を行う基地局装置において、5本以上の送信アンテナと、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、前記共通参照信号、及び前記個別参照信号を送信する送信部とを備え、前記送信部は前記共通参照信号を所定のコードにより送信する。
さらに、他の態様によれば、5本以上の送信アンテナを有する基地局装置と無線通信を行う端末装置において、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、及び共通参照信号または前記個別参照信号を受信する受信部とを備え、 前記受信部は所定のコードにより送信された前記共通参照信号を受信する。
さらに、他の態様によれば、基地局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信方法において、5本以上の送信アンテナを有する前記基地局装置は、前記基地局装置のスケジューリング情報保持部に保持された第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、個別参照信号、及び共通参照信号を送信し、前記端末装置は、前記第1または前記第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、制御信号、及び前記共通参照信号または前記個別参照信号を受信し、前記第1のスケジューリング情報は、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられ、前記第2のスケジューリング情報は、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられ、前記送信ステップにおいて、前記基地局装置は前記共通参照信号を所定のコードにより送信する。
5本以上の送信アンテナから参照信号を送信できるようにした無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法を提供できる。また、リソースを有効活用した無線通信システム等を提供できる。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は基地局の構成例を示す図である。 図3は端末装置の構成例を示す図である。 図4は他の端末装置の構成例を示す図である。 図5(A)〜同図(C)はサブフレームの構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図6(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図7(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図8(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図である。 図9(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図である。 図10(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図である。 図11(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図12(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図13(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図14(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図15(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図16(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図17(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図18(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図19(A)〜同図(C)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(D)は説明図である。 図20(A),及び同図(B)はサブフレームの他の構成例を示す図であり、同図(C)は説明図である。 図21(A)〜同図(D)は符号列の例を示し、同図(E)〜同図(H)は符号列の他の例を示す図である。 図22(A)〜同図(C)は送信パワーの例を示す図である。 図23は基地局装置の動作例を示すフローチャートである。 図24(A)は端末、同図(B)は他の端末の動作例をそれぞれ示すフローチャートである。 図25はサブフレームの他の構成例を示す図である。 図26はリソース割り当ての例を示す図である。
符号の説明
10:無線通信システム 100:基地局装置
111:第1の符号化部 112:第1の変調部
114:第1のRS生成部 1141:第1のCRS生成部
1142:第2のCRS生成部 121:第2の符号化部
122:第2の変調部 124:第2のRS生成部
130:制御信号生成部 131:第3の符号化部
132:第3の変調部 140:スケジューラ
150:多重化部 160‐0〜160‐7:RF部
170‐0〜170‐7:送信アンテナ 200:端末装置
210:受信アンテナ 211:RF部
212:復調部 213:CRS推定部
214:復号化部 300:端末装置
310:受信アンテナ 311:RF部
312:復調部 313:RS推定部
3130:DRS推定部 3131:CRS推定部
本発明を実施するための形態について以下説明する。
<第1の実施例>
第1の実施例について説明する。図1は無線通信システム10の構成例を示す図である。
基地局装置100と端末装置200(または300)との間で無線通信を行う無線通信システム10において、基地局装置100は、5本以上の送信アンテナ170と、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナ170から送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナ170から送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナ170から送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部180と、前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、前記共通参照信号、及び前記個別参照信号を送信する送信部181とを備え、前記端末装置200(300)は、前記第1または前記第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、制御信号、及び前記共通参照信号または前記個別参照信号を受信する受信部230を備え、前記送信部181は前記共通参照信号を所定のコードにより送信する。
送信部181は、スケジューリング情報保持部180から第1のスケジューリング情報を読み出して、第1のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、送信アンテナ170から送信される共通参照信号とを送信する。
また、送信部181は、スケジューリング情報保持部180から第2のスケジューリング情報を読み出して、この第2のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信される共通参照信号、送信アンテナ170‐4,…から送信される個別参照信号とを送信する。
端末装置200(300)の受信部は、第1のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、送信アンテナ170から送信される共通参照信号を受信し、第2のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信される共通参照信号、送信アンテナ170‐4,…から送信される個別参照信号とを受信する。
第1のスケジューリング情報において、送信アンテナ170‐4以降の各送信アンテナから送信される共通参照信号はデータまたは制御信号と重複したリソースを用いて送信されるため、5本以上の送信アンテナ170‐4,…から共通参照信号を送信でき、さらに、重複したリソースを用いて送信されるため、リソースの有効活用を図ることができる。
また、第2のスケジューリング情報において、送信アンテナ170‐4以降の各送信アンテナから送信される個別参照信号はデータ等と重複していないリソースを用いて送信され、各個別参照信号は互いに重複したリソースを用いて送信される。よって、5本以上の送信アンテナ170‐4,…から個別参照信号を送信できる。また、互いに重複したリソースにより各個別参照信号が送信され、他のリソースを用いていないため、リソースの有効活用を図ることができる。
<第2の実施例>
図2は無線通信システム10における基地局装置(以下、基地局)100、図3及び図4は端末装置200,300の構成例を示す図である。
図2に示すように基地局100は、第1の符号化部(Encoder)111、第1の変調部(Modulator)112、第1のRS(reference
signal:参照信号)生成部114、第2の符号化部(Encoder)121、第2の変調部122、第2のRS生成部124、制御信号生成部130、第3の符号化部131、第3の変調部132、スケジューラ140、多重化部150、RF部(Radio
Frequency)160‐0〜160‐7、送信アンテナ170‐0〜170‐7とを備える。基地局100は、複数の送信アンテナ170‐0〜170‐7を用いてデータ等を送信する(MIMO(Multi-Input
Multi-Output))。
第1の符号化部111は、LTE準拠の端末200が受信できるデータ110が入力され、符号化されたデータを出力する。
第1の変調部112は、第1の符号化部111から出力されたデータを変調して出力する。
第1のRS生成部114は、第1のCRS生成部1141と、第2のCRS生成部1142とを備える。
第1のCRS生成部1141は、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されるCRS(common
reference signal:共通参照信号)を生成する。
第2のCRS生成部1142は、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSを生成する。
第2の符号化部121は、LTE‐A準拠の端末300が受信できるデータ120が入力され、符号化されたデータを出力する。
第2の変調部122は、第2の符号化部121から出力されたデータを変調して出力する。
第2のRS生成部124は、第3のCRS生成部1241と、DRS生成部1242とを備える。
第3のCRS生成部1241は、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されるCRSを生成する。
DRS生成部1242は、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるDRS(dedicated
reference signal:個別参照信号)を生成する。
制御信号生成部130は制御信号を生成する。
第3の符号化部131は、制御信号生成部130から出力された制御信号を符号化する。
第3の変調部132は、第3の符号化部131から出力された符号化された制御信号を変調する。
スケジューラ140は、スケジューリング情報(サブフレームまたは無線フレーム)を保持し、多重化部150に出力する。スケジューリング情報は、LTE準拠の端末200に対する第1のスケジューリング情報と、LTE‐A準拠の端末300に対する第2のスケジューリング情報を含む。スケジューリング情報の詳細は後述する。
多重化部150は、第1の変調部112からのデータと第1のRS生成部114からのCRS、及び制御信号生成部130からの制御信号に対し、スケジューラ140からの第1の無線フレームスケジューリング情報に基づいてマッピング等を行う。また、多重化部150は、第2の変調部122からのデータと第2のRS生成部124からのCRSとDRS、及び制御信号生成部130からの制御信号に対し、スケジューラ140からの第2のスケジューリング情報に基づいてマッピング等を行う。多重化部150は、マッピングされた2つのデータ等を多重化して出力する。
RF部160‐0〜160‐7は、各々、多重化部150からのデータ等を無線信号に変換して出力する。
送信アンテナ170‐0〜170‐7は、RF部160‐0〜160‐7からの無線信号を端末200,300に送信する。
次に無線通信システム10における端末200,300の構成例について説明する。図3はLTE準拠の端末200、図4はLTE‐A準拠の端末300の各構成例を示す図である。
端末200は、受信アンテナ210、RF部211、復調部(demodulator)212、CRS推定部(CRS Estimator)213、復号化部(Decoder)214を備える。
受信アンテナ210は、基地局100から送信されたデータやCRS等を含む無線信号を受信する。
RF部211は、受信アンテナ210で受信した無線信号を、基地局100における無線信号変換前のデータ等に変換する。
復調部212はRF部211からの出力に対してデータを復調する。
復号化部214は復調されたデータを復号する。復号後のデータは、各種処理部において音声処理等が施される。
CRS推定部213は、RF部211から出力された信号に対して、スケジューリング情報に基づいてCRSを推定する。スケジューリング情報は、基地局100が保持する第1のスケジューリング情報と同じ情報であり、例えばCRS推定部213に保持される。CRS推定部213は、本実施例において、基地局100の送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されたCRSを推定する。
また、CRS推定部213は、CRSに基づいてチャネル推定、コヒーレント検出等の処理を行う。この場合、CRS推定部213は、測定結果等をフィードバック情報(例えばCQI(Channel
Quality Indicator))として基地局100に送信する。また、CRS推定部213はコヒーレント検出の検出結果を復調部212に出力する。復調部212は検出結果に基づいてデータを復調する。
LTE‐A準拠の端末300は、受信アンテナ310と、RF部311と、復調部(Demodulator)312と、RS推定部(RS Estimator)313と、デコーダ(decoder)314とを備える。
受信アンテナ310は、基地局100から送信された無線信号を受信する。
RF部311は、受信アンテナ310で受信した無線信号を、基地局100における無線信号変換前のデータ等に変換する。
復調部312は、RF部311からの出力に対してデータを復調する。
復号化部314は、復調されたデータを復号する。復号後のデータは、各種処理部において音声処理等が施される。
RS推定部313は、DRS推定部3130と、CRS推定部3131とを備える。
DRS推定部3130は、RF部311の出力に対して、基地局100の送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されたDRSを推定する。DRS推定部3130は、スケジューリング情報に基づいてDRSを推定する。スケジューリング情報は基地局100が保持する第2のスケジューリング情報と同じである。たとえば、DRS推定部3130はかかるスケジューリング情報を保持する。
なお、DRSは各端末300に割り当てられた参照信号であり、端末300はこのDRSを用いてチャネル推定、コヒーレント検出等を行うことで、CRSと比較して高い精度のチャネル推定等を行うことができる。DRS推定部3130は、品質測定結果を例えばCQIとして基地局100に送信する。また、DRS推定部3130は、コヒーレント検出結果を復調部312に出力する。復調部312はこの検出結果に基づいてデータを復調する。
CRS推定部3131は、RF部311の出力に対して、基地局100の送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されたCRSを推定する。CRS推定部3131は、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSを推定してもよい。CRSの推定は、スケジューリング情報(例えば第1及び第2のスケジューリング情報、または第2のスケジューリング情報)に基づいて行われる。例えば、CRS推定部3131はかかるスケジューリング情報を保持する。
また、CRS推定部3131は、推定したCRSに基づいて品質測定やコヒーレント検出等の処理を行い、例えばCQIとして測定結果を基地局100に送信し、検出結果を復調部312に出力する。復調部312は検出結果を用いて復調を行う。
LTE準拠の端末200は、CRSのうち送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されたCRSを推定し、LTE準拠の端末300は送信アンテナ170‐0〜170‐7から送信されたCRSを推定する。これは、上述したスケジューリング情報(第1のスケジューリング情報や第2のスケジューリング情報)に基づいて推定すればよい。
また、例えば、端末200,300は、制御信号を受信信号から読み出して、その後、データを読み出すか否かを判断してもよい。この場合、端末200のCRS推定部213で制御信号を復調等し、当該制御信号に基づいてデータを読み出すか否かを判断し、読み出す場合にその結果を復調部212に通知すればよい。復調部212は当該通知に基づいてデータを復調等する。同様に、端末300のDRS推定部3130またはCRS推定部3131で制御信号を復調等してデータを読み出すか否かを判断し、読み出す場合にその結果を復調部312に通知すればよい。
次に、基地局100のスケジューラ140等で保持されるスケジューリング情報の例について説明する。スケジューリング情報は、第1のスケジューリング情報(例えば、LTE準拠の端末200に対するもの)と、第2のスケジューリング情報(例えば、LTE‐A準拠の端末300に対するもの)との2種類がある。
第1のスケジューリング情報には、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSのリソースエレメントが含まれ、第2のスケジューリング情報には、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるDRSのリソースエレメントが含まれる。なお、端末200は第1のスケジューリング情報に基づいてCRS等を受信でき、端末300は第2のスケジューリング情報に基づいてDRS等を受信できる。
第1のスケジューリング情報について説明する。図5(A)〜同図(C)はサブフレームの構成例を示す図である。基地局100のスケジューラ140、端末200のCRS推定部213、端末300のRS推定部313等は、スケジューリング情報として同図に示すサブフレームを保持する。
図5(A)〜同図(C)は説明を容易にするため3層に分けているが、実際にはこれらの層が加算されたものがサブフレームとして保持される。図5(A)〜同図(C)は横軸が時間軸方向、縦軸が周波数軸方向を示し、各ブロックがリソースエレメントを示す。なお、図5(D)は同図(A)等に示されるリソースエレメントを説明するための図である。
図5(A)〜同図(C)に示されるように、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されるCRSのリソースエレメントは、制御信号(PDCCH)とデータ(PDSCH)とが割り当てられるリソースエレメントとは重複しない領域に割り当てられている。
一方、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSのリソースエレメントは、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されるCRSのリソースエレメントとは重複しない領域であって、データが割り当てられているリソースエレメントと重複した領域に割り当てられる(「super‐position manner」とも言う)。
図5(A)等の例は、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSのリソースエレメント(全部で12個)が、データのリソースエレメント領域であって、同一のタイミング(同一の時間領域)で、1サブフレームの複数の周波数帯域(複数の周波数領域)にわたり、割り当てられている例である。
このように、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSのリソースエレメントを割り当てることで、基地局100の送信アンテナ170‐4〜170‐7からCRSを送信することができる。また、端末200,300はかかるスケジューリング情報に基づいて所定のタイミング、周波数で当該CRSを受信できる。
なお、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSは所定のコードにする。例えば、かかるコードは基地局100の第2及び第3のCRS生成部1142,1241で生成される。当該CRSが所定のコードにより送信されているため、端末200,300は当該CRSと重複した領域にあるデータと区別して当該CRSを復調等行うことができる。所定のコードについては後述する。
また、基地局100は、かかるCRSと重複した領域にあるデータを当該CRSよりも高い送信パワーで送信する。高い送信パワーで送信されたデータにより、端末200,300は当該CRSと区別してデータを復調等することができる。送信パワーについては後述する。なお、当該CRSはデータよりも送信パワーが小さいものの、複数のリソースエレメントを用いて送信されているため、これらを集めることで当該CRSを読み出すことができる。
次に第1のスケジューリング情報の変形例について説明する。図6(A)〜図12(D)は変形例を示す図である。
図6(A)〜図6(C)は、1サブフレームのデータ領域であって、1サブフレーム内の同一の周波数帯域に各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSが割り当てられている例である。基地局100は、あるタイミングで周波数方向に向けて符号化を行う場合、図6(A)のようにCRSを割り当てることで同一送信アンテナ170‐4〜170‐7からのCRSが分散するため、例えば端末200,300でCRSを復号する際に有利である。
図7(A)〜図7(D)は、データ領域において、周波数領域と時間領域で互いに異なるリソースエレメントであって、周波数領域と時間領域とで互いに重複しないように、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSが割り当てられる例である。各端末200,300においてこれらのCRSを復号する際に、分散した領域に各CRSが割り当てられているため、図5(A)等の場合と比較してエラーレートを低くすることができる。
図8(A)〜図8(C)は、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSのパターン構成の例を示す図である。
図8(A)は、図5(A)の例に対応し、各サブフレームに送信アンテナ170‐4〜170‐7の全てのCRSが割り当てられる例である。図8(A)の例は、最もCRSの密度の大きいサブフレームの例を示す。
図8(B)は、1番目のサブフレームに送信アンテナ170‐4,170‐5のCRS、2番目のサブフレームに送信アンテナ170‐6,170‐7のCRSを割り当て、これを繰り返す例である。このように、1つのサブフレーム内に送信アンテナ170‐4〜170‐7の全てのCRSを割り当てるのではなく、当該CRSの密度を低くすることもできる。各サブフレームにおいてCRS送信の負荷が軽減され、図8(A)の例と比較して、CRSのリソースエリアが少ないため、端末200,300はデータ領域に割り当てられるデータを少ないエラーレートで受信できる。
なお、図8(B)の例では、1番目のサブフレームと2番目のサブフレームとを交互に切り替えることになるが、例えば基地局100のスケジューラ140は所定のタイミングでこれらのサブフレームを交互に切り替えて多重化部150に出力すればよい。また、端末200,300は、例えば、CRS推定部213、DRS推定部3130、CRS推定部3131に保持した各サブフレームを所定のタイミングで交互に切り替えてCRS等を受信すればよい。
図8(C)は、各サブフレームに各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSを一つずつ割り当てた例である。この例では、4つのサブフレームが順次繰り返される。例えば基地局100のスケジューラ140が4つのサブフレームを保持し、所定のタイミングで順次切り替えて多重化部150に出力する。端末200,300もCRS推定部213等が保持したサブフレームを順次切り替えればよい。かかる切り替えを行う切り替え部が多重化部150またはスケジューラ140、CRS推定部213、DRS推定部3130、CRS推定部3131となる。
図9(A)〜図9(C)は図6(A)等に対応する例である。図9(A)は各サブフレームに各CRSが割り当てられる例、同図(B)は2つのCRSが交互に各サブフレームに割り当てられる例、同図(C)は各CRSが各サブフレームに割り当てられる例をそれぞれ示す。図8(B)等の場合と同様に、この例においても、基地局100はCRS送信の負荷が軽減され、端末200,300は少ないエラーレートでデータを受信できる。
図10(A)〜図10(C)は図7(A)等に対応する例である。図10(A)は周波数領域と時間領域で各CRSが互いに重複しないように割り当てられている例で最も密度の大きい例である。同図(B)はかかる場合で、2つのCRSが交互に各サブフレームに割り当てられている例、同図(C)は各CRSが各サブフレームに割り当てられる例をそれぞれ示す。これらの場合でも、基地局100はCRS送信の負荷が軽減され、端末200,300は少ないエラーレートでデータを受信できる。
次に、第2のスケジューリング情報について説明する。第2のスケジューリング情報にはDRSのリソースが含まれる。
図11(A)〜同図(C)は第2のスケジューリング情報の例を示す図である。同図(A)〜同図(C)は説明を容易にするため3層に分けているが、実際にはこれらの層が加算されたものがサブフレームとして基地局100や端末300に保持される。同図(A)〜同図(C)は横軸が時間軸方向、縦軸が周波数軸方向を示し、各ブロックがリソースエレメントを示す。なお、同図(D)は同図(A)等に示されるリソースエレメントを説明するための図である。
同図(A)に示すように、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるDRSは、データ領域(PDSCH)においてデータが割り当てられていない領域で、各送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信される各CRSのリソースエレメントと重複しない領域に、さらに各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各DRSのリソースエレメントが重複するように割り当てられている(「CDM(code
division multiplexing) manner」とも言う)。さらに、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各DRSはコード領域(同図(A)中、上方向)において互いに異なる領域に割り当てられる。
このように、データが含まれていない領域にDRSを割り当てることで、端末300は例えば少ないエラーレートでDRSを受信でき、端末300は個別に割り当てられたDRSを用いて、精度の高い品質測定や復調のためのコヒーレント検出等を行うことができる。
また、各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各DRSのリソースエレメントが重複して割り当てられているため、各DRSがそれぞれ別々の領域に割り当てられる場合と比較して、リソースエレメントを有効活用することができる。
次に第2のスケジューリング情報の変形例について説明する。図12(A)〜図12(C)は、サブフレーム内のデータ領域であって、1サブフレームの同一の周波数に送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される全DRSが割り当てられている例である。図6(A)の例と同様に、符号化は周波数軸方向に向けて行われる場合に、DRSが分散するため、端末300でDRSを復号する際に有利である。
図13(A)〜同図(D)は、DRSがデータ領域において周波数領域と時間領域で互いに異なるリソースエレメントであって、周波数領域と時間領域で互いに重複しないようにDRSが割り当てられている例である。図7(A)等と同様に、分散した領域にDRSが割り当てられているため、図11(A)等の場合と比較してエラーレートを低くすることができる。
図14(A)〜図19(D)まではDRSのパターンの構成例を示す図である。各サブフレームにすべてのDRSを割り当てるのではなく、図14(A)に示すように各サブフレームに2つ、図15(A)に示すように各サブフレームに1つとすることもできる。1サブフレーム中のDRSの密度が低くなるため、基地局100のDRSの送信負荷が軽減される。また、図11(A)の場合と比較してデータ領域においてデータを割り当てるリソースエレメントが増加するため、その分だけ基地局100はデータを多く送信でき、例えば端末300はスループットを向上させることができる。なお、図14(A)及び図15(A)の例は、同一のタイミングで1サブフレームの全周波数帯域にわたりDRSが割り当てられている例である。
図16(A)〜同図(D)は、1サブフレームに重複したDRSを2つ割り当てた例であり、DRSを4つ割り当てた図12(A)等の場合と比較してDRSの密度を低くなる。また、図17(A)〜同図(D)は、1サブフレームに重複したDRSを1つ割り当てた例であり、さらにDRSの密度を低くしている。
また、図18(A)〜図19(D)もDRSの密度を低くした例である。
このような密度の低いサブフレームについて、図8(A)〜図10(C)で示したように、少なくとも一つのDRSについてのリソースエレメントがサブフレーム内にあればよい。さらに、図8(A)〜図10(C)で示したように、互いに切り替えを行うようにしてもよい。かかる切り替えを行う切り替え部が多重化部150またはスケジューラ140、CRS推定部213、DRS推定部3130、CRS推定部3131となる。
DRSの密度を低くする場合でも、基地局100はDRSの送信負荷が軽減され、また、データが割り当てられるリソースエレメントが増加するため端末300はスループットの向上を図ることができる。
このDRSはCRSの役割を果たすこともできる。図20(A)〜同図(C)はかかる例を示す図である。同図(A)は送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSのリソース割り当ての例を示す。同図(B)は、当該CRSが割り当てられたリソースエレメントと同一の領域に、重複した4つのDRSが割り当てられている例を示す図である。同図(B)に示すように、送信アンテナ170‐4から送信されるDRS(RS Ant4)は同一のアンテナから送信されるCRSと同じ領域に割り当てられている。例えば、端末300はDRSのうち送信アンテナ170‐4から送信されるDRSを同一アンテナから送信されるCRSとして、例えばチャネル品質測定を行い、CQIフィードバック情報等を使うこともできる。
なお、本実施例において、このようなCRSの役割も果たすDRSを「Dual‐Type DRS」、それ以外のDRSを「Sole‐Type DRS」と呼ぶことにする。
次に、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRS、DRSの符号列の例について説明する。
図21(A)〜同図(D)は、送信アンテナ170‐4〜170‐7からそれぞれ送信されるCRSまたはDRSの符号例の例を示す図である。例えば、図5(A)の例において各CRSは12個のリソースエレメントが割り当てられており、送信アンテナ170‐4から送信されるCRSの符号列を(+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1,+1)(Sequence‐0)とすることができる。この場合に、かかる符号列は、他のどの符号列(Sequence‐1〜Sequence‐3)に対し、各符号を互いに乗算し、乗算したものを加算したとしても加算値はすべて「0」となり、互いに相関性を有している。このような符号系列は「Walsh code」と呼ばれる。
CRSにかかる符号系列を用いると、端末200,300は重複したリソースエレメント領域にあるデータからの干渉を抑制し、容易にCRSを復号できる。また、DRSにかかる符号系列を用いると、端末300は容易にDRSを復号できる。
なお、端末200,300はこのような符号系列のCRS、DRSを推定し、CRSやDRSを用いて、例えばCRS推定部213やDRS推定部3130、CRS推定部3131でチャネル推定等を行う。このとき、CRS推定部213等は全12個の符号系列のうち、例えば4個づつの符号系列を用いてチャネル推定を行い、3つの推定結果を出力することもできる。全12個の符号系列を用いて一度にチャネル推定が行われると全体として平均化されるものの、3つの推定結果を用いることで、例えば局所的な変化を検出できる。
図21(E)〜同図(H)は、CRS及びDRSに用いられる他の符号系列の例を示す図である。この符号系列は「Barker Sequence」と呼ばれ、「Walsh code」と同様に各符号系列(Sequence‐0〜Sequence‐3)は互いに相関性を有する。かかる系列を用いることで、端末200,300はデータからの干渉を抑制でき、容易にCRSやDRSを復号できる。
次に、CRSとDRSのパワー制御について説明する。送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSは、データが送信されるデータ領域(PDSCH)においてデータと重複したリソースエレメントに割り当てるようにした(図5(A)〜図10(D))。各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるデータ等の送信パワーの大きさは予め決められている。従って、基地局100は、当該CRSを送信する場合に、データの送信パワーを当該CRSの送信パワーよりも大きくし、両者を合わせたものが予め決められた送信パワーとなるようにする。基地局100は、各送信パワーでデータとCRSを同時にかつ同一周波数で送信できる。
図22(A)及び同図(B)はパワー制御の例を示す図であり、同図(A)は、ノイズを見込んだ上で、各々の送信パワーでデータとCRSとを送信する例を示す図である。同図(B)の例は、DRSの送信例である。DRSの場合は、同一のリソースエレメントに重複して各DRSが割り当てられるため、例えば「Dual‐Type DRS」は「Sole‐Type DRS」よりも大きな送信パワーとなるように各々の送信パワーを決めておき、全体として各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるパワー上限となるようにすればよい。同図(B)に示すように、ノイズを考慮した上で各送信パワーを決定してもよい。
ただし、「Dual‐Type DRS」は「Sole‐Type DRS」と同じ送信パワーにしてもよいし、異なる送信パワーにしてもよい。「Dual‐Type DRS」は、図22(A)及び同図(B)に示すようにCRSの送信パワーと同じにすればよい。
例えば、基地局100の第2のCRS生成部1142は、第1のCRS生成部1141または第1の変調部112から出力されるCRSまたはデータに対して、ウェイトをかけて出力することで、上述のパワー制御を行うことができる。また、DRSに対しては、DRS生成部1242から出力される各DRSに対してウェイトをかけるようにすればよい。
図22(C)は、各サブフレームで送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSを含むリソースエレメントと、DRSを含むリソースエレメントとの送信パワーの例を示す図である。上述したように、重複したDRSの一部をCRSとして用いることができる。この場合に、かかる「Dual‐Type DRS」の送信パワーは、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSの送信パワーと同じにする必要がある。端末300のDRS推定部3130は、CRS(または「Dual‐Type DRS」)の送信パワーの情報を保持することで、複数のDRSの中から「Dual‐Type DRS」として用いるDRSを容易に推定できる。
次に動作について説明する。図23は基地局100、図24(A)は端末200、同図(B)は端末300の動作例をそれぞれ示す図である。
基地局100は処理を開始すると(S10)、制御信号生成部130は制御信号を生成する(S20)。次いで、第3の符号化部131は制御信号を符号化し(S21)、第3の符号化部131は符号化された制御信号を変調して多重化部150に出力する(S22)。
一方、データは各々第1及び第2の符号化部111,121に出力され(S30)、第1及び第2の符号化部111,121はデータを符号化する(S31)。次いで、第1及び第2の変調部112,122は、符号化されたデータをそれぞれ変調し多重化部150に出力する(S32)。
また、第1及び第3のCRS生成部1141は、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されるCRSを生成し、多重化部150にそれぞれ出力する(S40)。
さらに、第2のCRS生成部1142は、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSを生成し、多重化部150に出力する(S50)。このとき、第2のCRS生成部1142は、重複した領域のデータに対して送信パワーが低くなるように、ウェイトをかけてCRSを出力する。
さらに、DRS生成部1242は、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるDRSを生成し、多重化部150に出力する(S60)。DRS生成部1242は、例えば、「Dual‐Type DRS」のDRSに対して、他のDRSの送信パワーが小さくなるように、各DRSにウェイトをかけて出力する。
S50とS60の処理が終了した後、多重化部150は第2のCRS生成部1142からのCRSをLTE準拠の端末200に、DRS生成部1242からのDRSをLTE‐A準拠の端末300に割り当てるようにする(S51)。
そして、多重化部150は、S22とS32、及びS51の処理が終了後、データとCRS、及びDRSを多重化し、スケジューラ140からの第1及び第2のスケジューリング情報(例えば、図5(A)〜同図(C)と図11(A)〜同図(C)など)に基づいて、データ等を各周波数領域、各時間領域にマッピングする(S11)。
次いで、RF部160‐0〜160‐7は、多重化部150からの出力を無線信号に変換し(S12)、各送信アンテナ170‐0〜170‐7は無線信号を送信信号として各端末200,300に無線送信する。そして一連の処理が終了する(S13)。
LTE準拠の端末200は本処理を開始すると(S70)、端末200のRF部211は、アンテナ210で受信した送信信号を、基地局100におけるRF変換前の信号に変換する(S71)。
次いで、CRS推定部213は、RF部211からの出力に対して、CRSを推定する(S72)。CRS推定部213は、基地局100の全送信アンテナ170‐0〜170‐7から送信されたCRSを推定してもよいし、送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されたCRSを推定してもよい。CRS推定部213は、自身で保持した第1のスケジューリング情報に基づいてCRSを推定する。
次いで、CRS推定部213は、推定したCRSに基づいてコヒーレント検出を行い検出結果を復調部212に出力し、また、推定したCRSに基づいてチャネル推定を行い、推定結果を例えばCQIとして基地局100にフィードバックする(S73〜S74)。
一方、復調部212は、CRS推定部213からの検出結果に基づいてデータを復調し(S75)、復号化部214は復調後のデータを復号する(S76)。そして、一連の処理が終了する(S77)。
LTE‐A準拠の端末300は本処理を開始すると(S80)、端末300のRF部311はアンテナ310で受信した受信信号を、基地局100におけるRF変換前の信号に変換する(S81)。
次いで、DRS推定部3130は、基地局100の送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されたDRSを推定する(S90)。DRS推定部3130は、例えば自身で保持した第2のスケジューリング情報に基づいてDRSを推定する。また、DRS推定部3130は推定したDRSに基づいてチャネル推定とコヒーレント検出等を行い、チャネル推定の結果をCQIとして基地局100にフィードバックする(S101〜S102)。DRS推定部3130は、コヒーレント検出の検出結果を復調部312に出力する。
また、CRS推定部3131は、基地局100の送信アンテナ170‐0〜170‐3から送信されたCRSを推定する(S100)。例えば、CRS推定部3131は自身で保持した第2のスケジューリング情報に基づいてCRSを推定する。CRS推定部3131はCRSに基づいてチャネル推定を行い、推定結果をCQIとして基地局100にフィードバックする(S101〜S102)。また、CRS推定部3131はCRSに基づいてコヒーレント検出を行い検出結果を復調部312に出力する。
S81とS90、及びS100の処理が終了すると、復調部312はDRS推定部3130またはCRS推定部3131からの推定結果に基づいて、データを復調する(S82)。
次いで、復号化部314は復調後のデータを復号する(S83)。そして、一連の処理が終了する(S84)。
<その他の実施例>
次にその他の実施例について説明する。
基地局100は複数の送信アンテナ170‐0〜170‐7からデータ等を送信するとき、データ列を各送信アンテナ170‐0〜170‐7にマッピングするプリコーディングが行われる場合がある。本実施例は基地局100でプリコーディングが行われる場合でも実施可能である。各送信アンテナ170‐0〜170‐7に対するCRSがリソースエレメントとして割り当てられ、プリコーディングにより、割り当てられた各送信アンテナ170‐0〜170‐7から実際にCRSが送信されない場合、基地局100と端末200,300は、プリコーディングを行うための例えば行列式を保持し、同じ行列式を用いてプリコーディングに関する処理を行うことにより、各CRSを推定することができる。プリコーディング処理は、例えば、基地局100の多重化部150、端末200のCRS推定部213または復調部212、端末300のRS推定部313または復調部312などで行われる。端末200,300はフィードバック情報(例えばCQI)を送信し、例えば、基地局100の多重化部150がフィードバック情報に基づいてプリコーディング処理を行ってもよい。
上述した例において、基地局100の送信アンテナ数は8本として説明した。5本以上の送信アンテナ数でもよい。例えば、送信アンテナ数が5本のとき、送信アンテナ170‐4から送信されるCRSは、図5(A)に示す4つのCRS列のうち、いずれか一つに割り当てるようにすればよい。また、DRSについても、図11(A)に示す重複したDRS列のうち、いずれか一つを用いればよい。この場合、DRSはCRSとしての役割を果たすようにするために、図5(A)に示すいずれか一つの領域と同じ領域にDRSが割り当てられる。送信アンテナ数が9本以上のときは、さらに9本目、10本目等の送信アンテナから送信されるCRSに対して別途リソースエレメントを割り当てる。また、DRSは重複した各DRSの数を送信アンテナ数に応じて変えればよい。
また、上述した例において、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信されるCRSのリソースエレメントは、例えば、各サブフレームの全周波数帯域にわたり割り当てるようにした(図5(A)参照)。各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSのリソースエレメント数は12個ではなく、1個にしてもよい。上述した例では複数のリソースエレメントにかかるCRSを割り当てることで、CRS推定部213等は送信パワーの小さい各CRSを集めてCRSを推定しやすくなる。しかし、リソースエレメント数を1個にすることでデータを多くのリソースエレメントに割り当てることができ、リソースの有効活用化を図ることができる。
各送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各DRSについても、リソースエレメント数を12個などの複数個ではなく1個にしてもよい。同様にリソースの有効活用化を図ることができる。
さらに、上述した例では、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各CRSは、サブフレームのデータチャネル領域(PDSCH)上にリソースが割り当てられていた(例えば図5(A)〜同図(C))。例えば、当該CRSは制御チャネル領域(PDCCH)に割り当てられてもよい。また、送信アンテナ170‐4〜170‐7から送信される各DRSについても制御チャネル領域に割り当てられてもよい。
さらに、上述した例では、スケジューリング情報は予め基地局100と端末200,300に保持されているものとして説明した。例えば、基地局100等は、図5(A)〜同図(C)に示すサブフレームと、図6(A)〜同図(C)に示すサブフレームと、図7(A)〜同図(C)に示すサブフレームとを保持し、端末200,300からの例えばフィードバック情報(例えば、CQI)に基づいて切り替えるようにしてもよい。DRSについても同様である。例えば、各サブフレームに識別符号を予め付与し、端末200,300からのフィードバック情報に含めることで容易に実施できる。
さらに、上述した例では、端末200,300のスケジューリング情報はCRS推定部213等に記憶されるものとして説明した。別途、メモリを設けて記憶させるようにしてもよい。

Claims (17)

  1. 基地局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    5本以上の送信アンテナと、
    データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、
    前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、前記共通参照信号、及び前記個別参照信号を送信する送信部とを備え、
    前記端末装置は、前記第1または前記第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、制御信号、及び前記共通参照信号または前記個別参照信号を受信する受信部を備え、
    前記送信部は前記共通参照信号を所定のコードにより送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記送信部は、前記データまたは前記制御信号よりも大きい送信パワーで前記共通参照信号を送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記共通参照信号のリソースは同一の時間領域でかつ複数の周波数領域にわたり割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記第1のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記共通参照信号のリソースは同一の周波数領域でかつ複数の時間領域にわたり割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記第1のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記共通参照信号のリソースは互いに異なる周波数領域でかつ互いに異なる時間領域に割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記第1のスケジューリング情報において、前記5本目以降の各送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースのうち、少なくとも一つの前記リソースが割り当てられることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  7. 前記スケジューリング情報保持部は、前記5本目以降の各送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースのうち、互いに異なる少なくとも一つのリソースがそれぞれ割り当てられた複数のスケジューリング情報を前記第1のスケジューリング情報として保持し、
    更に、前記複数のスケジューリング情報をそれぞれ切り替える切り替え部を備え、
    前記送信部は、前記切り替え部により切り替えられた各前記スケジューリング情報に基づいて前記データ及び前記制御信号を送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  8. 前記第2のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記個別参照信号のリソースは同一の時間領域でかつ複数の周波数領域にわたり割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  9. 前記第2のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記個別参照信号のリソースは同一の周波数領域でかつ複数の時間領域にわたり割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  10. 前記第2のスケジューリング情報において、n(nは5以上の整数)本目の前記送信アンテナから送信される前記個別参照信号のリソースは互いに異なる周波数領域でかつ互いに異なる時間領域に割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  11. 前記第2のスケジューリング情報において、前記5本目以降の各送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースのうち、少なくとも一つの前記リソースが割り当てられることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  12. 前記スケジューリング情報保持部は、前記5本目以降の各送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースのうち、互いに異なる少なくとも一つのリソースがそれぞれ割り当てられた複数のスケジューリング情報を前記第2のスケジューリング情報として保持し、
    更に、前記複数のスケジューリング情報をそれぞれ切り替える切り替え部を備え、
    前記送信部は、前記切り替え部により切り替えられた各前記スケジューリング情報に基づいて前記データ及び前記制御信号を送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  13. 前記受信部は、前記第2のスケジューリング情報に基づいて受信した前記5本目以降の各前記送信アンテナから送信された前記個別参照信号のうち一部を、前記5本目以降の各前記送信アンテナから送信された前記共通参照信号として受信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  14. 前記送信部は、前記個別参照信号の送信パワーを、前記共通参照信号の送信パワーと同じにして、当該個別参照信号を送信することを特徴とする請求項13記載の無線通信システム。
  15. 端末装置と無線通信を行う基地局装置において、
    5本以上の送信アンテナと、
    データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、
    前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、前記共通参照信号、及び前記個別参照信号を送信する送信部とを備え、
    前記送信部は前記共通参照信号を所定のコードにより送信することを特徴とする基地局装置。
  16. 5本以上の送信アンテナを有する基地局装置と無線通信を行う端末装置において、
    データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1のスケジューリング情報と、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられた第2のスケジューリング情報とを保持するスケジューリング情報保持部と、
    前記第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、前記制御信号、及び共通参照信号または前記個別参照信号を受信する受信部とを備え、
    前記受信部は所定のコードにより送信された前記共通参照信号を受信することを特徴とする端末装置。
  17. 基地局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信方法において、
    5本以上の送信アンテナを有する前記基地局装置は、前記基地局装置のスケジューリング情報保持部に保持された第1または第2のスケジューリング情報に基づいて、データ、制御信号、個別参照信号、及び共通参照信号を送信し、
    前記端末装置は、前記第1または前記第2のスケジューリング情報に基づいて、前記データ、制御信号、及び前記共通参照信号または前記個別参照信号を受信し、
    前記第1のスケジューリング情報は、データチャネル領域と制御チャネル領域とを有し、m(mは1≦m<5を満たす整数)本目までの各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられた第1の領域とは異なる領域であって、データが割り当てられた前記データチャネル領域または制御信号が割り当てられた前記制御チャネル領域と重複し、かつ互いに異なる領域となるようにするように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される共通参照信号の各リソースが割り当てられ、
    前記第2のスケジューリング情報は、前記第1の領域とは異なる領域であって、前記データチャネル領域において前記データが割り当てられていない領域または前記制御チャネル領域において前記制御信号が割り当てられていない領域で、かつ互いに重複し、コード領域において異なる領域となるように、5本目以降の各前記送信アンテナから送信される個別参照信号の各リソースが割り当てられ、
    前記送信ステップにおいて、前記基地局装置は前記共通参照信号を所定のコードにより送信することを特徴とする無線通信方法。
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