以下の説明は本質的に単なる例であり、本発明の開示、適用又は使途を制限するものではない。
本発明の一又は複数の実施例に係る公共サービスメッセージ地域配信システム(Public service message Location Broadcasting System: PLBS)は、公共サービス配信メッセージングのための改良されたシステム及び方法を提供する。公共サービスメッセージ地域配信システム(PLBS)オペレータは、配信エージェントウェブポータル(Broadcast Agent Web Portal)又はウェブページ或いはその他の類似のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)、ネットワークのセル配信メッセージング(cell-broadcast messaging)構成要素の実施及び維持、ネットワーク及びプラットフォーム、公共サービスメッセージ地域配信システムの管理及び操作、並びにインターフェースを、携帯端末サービスプロバイダを含むローカル電気通信サービスプロバイダに対して提供する。
深刻な公衆の緊急事態の場合における一実施例によれば、ショートテキストメッセージが地域配信チャンネル(location broadcast channel)を通じて送信される。地域ベースの配信メッセージを受信するように構成されている携帯端末又は配信エージェント電話(Broadcast Agent phone)は、アイドル(待機)モードで所定セルに位置する場合に配信メッセージを受信し、そのメッセージをスクリーンに表示する。
地域ベースのメッセージ配信は、所定セルからダウンリンク専用モードで送信される。従って、現在のSMSサービスとは異なり、モバイルサービスプロバイダ、又は例えばHLR、VLR等のモバイルサービスプロバイダのモバイル管理資源のいずれか、からの機能性又はネットワーク資源を必要としない。
公共サービスメッセージ地域配信システムは、単一のSMSメッセージよりも支援ネットワークへの影響を低減しつつ、何百万もの加入者への公共サービスメッセージの同時送信を提供する。それ自体に起因するネットワークの混雑は、極めて小さいか全くない。
公共サービスメッセージ地域配信システム(PLBS)は、公共サービス又は政府団体から、緊急事態又は公共サービスメッセージング、及び対象配信エリアの識別番号(identification)を受信する。PLBSは、地域ベースの配信メッセージの使用可能性、セキュリティ、複数通信事業者相互運用性、及び電気通信サービスプロバイダや対象配信エリア内でサービスを提供するその他のネットワークオペレータとの接続性を提供する。
一又は複数の実施例に係る公共サービスメッセージ地域配信システム及び方法は、所定の危険な状態にある地理的な地域又はエリア内にある、又はそこへ侵入する全ての互換性のある電気通信受信装置に対して、公式の政府から市民への情報配信であるメッセージの生成、伝送、配信及び表示を提供する。
PLBSシステムは、公認メッセージング団体によって、公衆の安全に影響を与えうると判断された出来事に関連する任意の公共サービス又は緊急事態情報を送信する。これらは、公共施設の供給停止、行方不明になっている子供警報、深刻な気象警報、洪水警報及びテロリスト脅威警報を含むが、これらに制限されるものではない。メッセージは、ローカル電気通信ネットワーク及びその他のローカルネットワークオペレータと共に加入する公共サービスメッセージ地域配信システムによって配信される。
受信者の身元、所定の固定配信地域及び通常はサービス料の支払いを必要とするその他の緊急事態メッセージングサービスとは異なり、公共サービスメッセージ地域配信システムは、プレイベント受信者の行動を必要とすることなく、リアルタイムで無限数の人々に到達するように、またメッセージチャンネルを受信するために設定された電話に到達するように、配信メッセージング技術を用いる。
公共サービスメッセージ地域配信システムは、加入する電気通信ネットワークに対する影響を最小限にしつつ、単一のセル地理的地域(cell geographic location)、近隣、都市又は国全体に、メッセージ又は警告を提供するためにセル配信SMS(Cell-Broadcast SMS: C-BSMS)技術を用いる。
ローカル配信メッセージネットワークオペレータ及び/又はモバイル又は携帯電話サービス通信事業者等の電気通信サービスプロバイダは、公共サービスメッセージ地域配信システムに、標準及び一般的な携帯電話装置を用いて危険な状態にある公衆に対し、公共メッセージをタイムリーに送信を可能ならしめるローカル電気通信インフラ及びインターフェース技術を提供する。
ここに記載の公共サービスメッセージ地域配信システム及び方法は、規定された配信対象エリアに対し、要求された配信メッセージを送信する権限を与えられている配信エージェント(Broadcast Agent)を実現するために必要な機能及び工程を提供する。ここに記載のPLBS構造は、ネットワーク及び構成要素が安全であり、且つメッセージが送信前に認可されていることを保証する内部統制を提供する。公共サービスメッセージ地域配信システムは、配信対象エリアの簡潔でタイムリーな定義付け、メッセージ及び配信エージェントの認証を保証するために、配信エージェントに対してインターフェースを提供する。公共サービスメッセージ地域配信システムは、加入する電気通信サービスプロバイダと、配信対象エリアへの配信メッセージの配信を提供するその他のPLBSシステムとを接続するための相互接続性及び機能性も提供する。
公共サービスメッセージ地域配信システムは、5つの部分からなる。即ち、
1.公共サービス地域配信サービス機関(PSMBs又はPLBS)
2.配信エージェント端末/ウェブポータル/ウェブページ
3.公共サービスメッセージ配信制御器/分配器
4.通信事業者配信センタ(Carrier Broadcast Center: CBC)
5.公共サービス地域配信レポータ
公共サービス地域配信システム(PLBS)100の一の模範的実施例を図1に示す。一例として図1にPSMBS配信仲介サーバ(PSMBS Broadcast Broker Server)として表示された公共サービス地域配信サービス機関102は、各種システム構成要素との、及びメッセージを所定の対象エリア又は地域にある携帯端末に配信可能である各種ネットワークとの、インターフェースを含む。
一又は複数の配信エージェントアクセス装置104は、公共サービス地域配信サービス機関102(PLBS-SB)に接続可能であり、cell@lert表示106を配信エージェントに提供するように構成されている。ここに記載のcell@lert表示は、配信エージェントにメッセージ入力とメッセージ配信のための地理的対象エリアの規定とを可能ならしめるインターフェースを含む。cell@lert表示106は、HTMLフォーマット(図示)又は他のウェブサーバ(図示しない)におけるサービス機関102のウェブサーバ(Web Server)103によって主催されるウェブページの形態であってよい。ウェブサーバ103は、他の施設に遠隔設置されていてもよい。PSMBS仲介サーバに接続するためのウェブサーバインターフェースは、標準セルアラートプロトコル(Cell Alert Protocol: CAP)を用いる。他の実施例では、配信エージェントアクセス装置104は、コンピュータ又はパーソナルコンピュータであってよく、cell@lert表示は、配信エージェントのパーソナルコンピュータに格納されている該パーソナルコンピュータでサポートされたソフトウェアによって生成される画像であってよい。配信エージェントアクセス装置104は、様々なデータ通信プロトコル(図示しない)を用いて、任意の種類の適切なデータ通信施設105を介してサービス機関102に接続可能である。
配信エージェントシステム(Broadcast Agent System)又はコマンドモジュールとも称される配信コマンダ(broadcast commander)108は、サービス機関102に接続可能であり、PLBSシステム100における一以上の工程の管理制御又は「命令」制御を提供可能である。配信管理者又はオペレータは、配信エージェントアクセス装置104にアクセスする配信エージェントに対するアクセス制限又は制約を設定するためだけでなく、同様にPLBSシステム100に対する他の管理上の機能も設定するために、配信エージェントシステム108を用いることができる。配信エージェントシステム108とサービス機関102との間のインターフェースは、通信施設又はリンク109を通じて送信される配信メッセージング専用プロトコル(Broadcast Messaging Proprietary Protocol: BMPP)又はセルアラートプロトコル(CAP)を用いることができる。このような通信リンク109は、通信を支援するのにふさわしい任意の種類の通信施設であってよく、任意の互換性のある通信プロトコル(図示しない)を使用できる。
セル配信レポータ(Cell Broadcast Reporter)又は配信レポータシステム(Broadcast Reporter System)とも称されるPSMBS配信モニタ(PSMBS Broadcast Monitor)110も、サービス機関102に接続可能であり、配信メッセージ報告プロトコル(Broadcast Message Reporting Protocol: BMRP)又は標準セルアラートプロトコル(CAP)を用いてサービス機関と連動可能である。配信モニタ110は、配信メッセージングデータを格納し、一以上のエリアにおける過去、保留中及び未来の配信メッセージに関する報告を準備及び生成するように構成されてよい。配信モニタ110は、災害管理事務所、制御室又はPLBS−SB102に設置されてよい。
サービス機関102は、一以上の地域の通信事業者ネットワーク(local carrier network)112と通信的に接続可能である。図1は、サービス機関102に接続された二つのセルラ通信事業者ネットワーク(cellular carrier network)112A及び112Bを示すが、他の実施例において、サービス機関102は、複数の各種通信ネットワークと接続可能である。この各種通信ネットワークは、公共及び/又はプライベートネットワークの組み合わせを含む、セルラの(cellular)、無線の、有線の、衛星の、広域の、大都市エリアの及びローカルエリアのネットワーク、ケーブルテレビネットワークを含むが、これらに制限されない。接続されたネットワーク112は、データ通信リンク113を介してサービス機関102から配信メッセージ及びローカル配信指示を受信するセル配信センタ(Cell Broadcast Center: CBC)114(又はネットワーク配信モジュール)を含んでよい。このようなデータ通信リンク113は、アクセスネゴシエーション及び配信すべきメッセージの配信を可能とする各種適切な通信プロトコルのうちのいずれか一つを動作させる任意の種類の通信施設であってよい。例えば、図1に示すように、配信メッセージ寄託プロトコル(Broadcast Message Submission Protocol: BMSP)は、サービス機関102と一以上のネットワーク112との間の通信で用いることができる。他の実施例において、CBC114Bは、CBC124Bとして例示されるPLBSセンタに設置されてよく、より小さなネットワークによって共有され、ネットワーク112Bに設置された切替センタ(switching center)116(116Bとして図示)と連動してよい。他の実施例では、二つのネットワークであるネットワークC及びネットワークDにサービスを提供するために、PLBSにおいて二つのCBCが必要とされる。これらのネットワークは、一意的にアクセスされる必要のある重複サービスエリアを有するためである。他の実施例では、PLBSは、他の警告システム/出力(Other Warning System/Outputs)122並びに警告システム123A、123B及び123Cと交信する。これら他の警告システムは、アラーム、サイレン及びドットマトリックスメッセージボードを含んでよいが、これらの代替物に制限されるものではない。
公共サービス地域配信サービス機関(PLBS-SB)102は、好ましくは安全なPLBSオペレータの所在地に設置されている。PLBS−SB102は、メッセージの信頼性及びそのようなメッセージを作成する送信者の信頼性を保証する。管理オペレータは、配信エージェントの権利と特権を制御するために管理サブシステムにおいてユーザプロフィールを構築する。例えば警察署における配信エージェント端末104からPSBS−SB102への信号は、対象とすべき地理的エリアとメッセージを示すだけであろう。そしてPLBS−SB102は、配信リクエスト信号を、関係する各地域の通信事業者の事務所における通信事業者配信センタ(Carrier Broadcast Center)114に送信する。
PLBS−SB102は、PLBSサービス費用を割り当てるのに必要とされる請求ゲートウェイ管理機能も実行する。PLBS−SB102は、格納されたロケーション配信メッセージングデータ(location broadcast messaging data)を使用でき、一の実施例においては、公共サービス配信エージェントによって要求された地理的範囲にアクセスすることができる。PLBS−SB102は、配信エリアの人口密度を測定又は算出するように構成されてよい。PLBS−SB102は、顧客アカウントデータ、認証、セキュリティ、並びに顧客、管轄区域、又は配信エージェントに対する制約の管理及び適用も管理してよい。
各アカウントに対して、配信エージェント管理者は、配信エージェントシステム(Broadcast Agent System)108へのアクセス権を任命及び提供されている。情報技術サービスグループの誰かにこの権限を委任するかもしれないが、警察署長又は市政代行官等の公認権威者が、このような役割にふさわしいであろう。配信エージェント管理者(又はその代理人)は、該配信エージェント管理者の管理下にあり、配信エージェント管理者の下で、該配信エージェント管理者の権限と同等の権限を有する配信エージェントアカウントを幾つか有している。例えば、配信エージェントの管轄区域は、配信エージェント管理者のそれ以内である。
PLBS−SB102を用いて、管理オペレータは、配信エージェント管理者の真偽を確認及び/又は検証し、配信エージェントの組織における管轄区域を規定又は有効化する。管理オペレータは、顧客及びエージェントプロフィールをPLBS102内で管理する。管理オペレータは、PLBS−SB102の動作に対する操作上の及び管理上のデータ、並びにプロフィールを管理するための安全なアクセス方法を有する。最良の実施及び覚書(Memoranda of Understanding: MOU)は、政府機関及び/又は地域の通信事業者によって決定される。例えば、ある沿岸警備隊司令官は、非常に範囲が広いだろうが、沿岸領域のみへのアクセス権を有してもよい。他の実施例では、河川局のマネジャーは、迫り来る洪水について警告できることを示すガイドラインを有しているであろうが、人々に水の使用を節約するようには要請しないであろう。河川局の管轄区域は、川、水路及び氾濫原のみを含んでいるであろう。
任意のデータ及び/又は任意の要因は、管理オペレータによってPLBS−SB102に入力されてよく、システム運用のためにPLBS−SB102によって用いられてよい。各配信エージェント管理者は、配信エージェントが属するアカウントを有する。アカウントは、配信エージェント管理者によって蓄積された使用法を示すために更新される。記録されたデータ及び要因は、下記を含む。即ち、
1.警告言語
2.配信エージェント管理者アカウント所有者連絡先の詳細
3.メッセージ配信の総数
4.到達ポップ総数(Total Pops reached)
5.メスポップ数量(Mess-Pops figure)(メッセージ数×到達ポップ)
6.ログ(各配信は、後で検査するためにアカウント上に記録される)
7.契約満期日
8.この配信エージェント管理者に対して許可されたネットワーク
9.許可チャンネル数
10.メッセージ、フットプリント(Footprint)及び配信ライブラリ
11.管轄区域制限
12.ポップ制限
13.メッセージ長制限
14.ウェブポータルの言語
15.報告パラメータ及びアドレス
16.アドミッション規則及びサービスの拒否等の操作イベント
状況次第では、管理オペレータ及び/又は配信エージェント管理者に対してeメール又はウェブページ形態のレポートを送信又は利用可能としてよい。このようなレポートは、アカウントクレジットが満了間近であるという警告、或いはアカウント状態又は活動状態を含んでよい。このようなレポートは、一定又は特定の間隔で、規定又は要求又は提供されてよい。
サービスは、配信エージェント又はそのクォータ(quota)を超えた配信エージェント管理者に対して自動的に拒否されてよい。
他の場合では、アカウント状態に関する情報は、ログオン時及びメッセージ寄託時に配信エージェントに信号で伝えられてよい。これにより、配信エージェントは、そのクォータが限度に近い場合には保存することについて再考してもよい。
PLBS−SB102は、特定の配信エージェント管理者及び関連配信エージェントに対する地理的エリアである配信メッセージ管轄区域を規定してもよい。配信メッセージ管轄区域は、任意の数の要素、データ又はサービスを規定してよい。第1の要素は、配信エージェント管理者の配信エージェントに、アクセスされる或いは地図形式で表示される、地理的領域又はエリアの定義又は割当である。加えて、配信メッセージ管轄区域の全部又は一部は、公共サービス配信メッセージが送信されるべき、一以上の配信メッセージ対象エリア又は「配信対象エリア/フットプリント」に対して、有効であってもよいし、無効であってもよい。第2の要素は、電気通信地域通信事業者(例えばネットワーク112)の識別番号及び規格と、特定の配信エージェント管理者又は配信エージェントによって発せられたメッセージに含まれる他の配信メッセージネットワークの識別番号及び規格とである。これは、一以上のネットワーク112、ネットワーク構成要素(例えば通信事業者配信センタ114又はネットワーク切替センタ等)、又は配信メッセージが提供されるサブネットワークを規定することを含んでよい。
配信エージェント管理者は、その配信メッセージ管轄区域、及びその管理下にある又はその配信メッセージ管轄区域内の一以上の配信エージェントに関連する更なる制限又は規則を設定できる。例えば、警察又は消防署内の様々な人員に対して異なるレベルの権限を規定してよく、また、警察又は消防署のサブ境界(sub-boundaries)に基づくサブエリア又はサブ管轄区域を割り当ててもよい。
各配信エージェント管理者に対して、配信対象エリア/フットプリントライブラリは、配信エージェント間で生成及び共有される。しかしながら、場合によっては、配信エージェント管理者は、既存の契約に基づいて、配信対象エリア/フットプリントを予め規定したいと望むかもしれない。例えば、これらは、竜巻警報区域(tornado watch box)又は化学工場周辺等の法定警告ゾーンを含んでよい。
この場合、配信エージェント管理者は、幾つかの配信エージェントに対し、配信対象エリア/フットプリントライブラリのみアクセス可能とする、又はライブラリ及び地図ツールを使用可能とする選択権を有する。他の配信エージェントは、新たな配信対象エリア/フットプリントを作成し、それをライブラリに格納する権限を有してよい。
場合によっては、配信対象エリア/フットプリントエリアは、複雑であるかもしれない。アドバンストフットプリントライブラリの特徴は、配信エージェントが、対象とすべきエリアを予め規定し、それらを配信エージェントに特有の配信対象エリア/フットプリントのライブラリに格納することを可能ならしめる。例えば、ある川の氾濫原は、複雑すぎて簡単なマウスのクリックでは規定できない可能性がある。その配信対象エリアの規定は前もって行われ、その後、緊急メッセージがまさに発せられる時に迅速に読み出されるべきである。他の場合には、竜巻注意区域(tornado warning box)が、政治的境界に基づいて予め規定され、そのようなものとしてより容易に参照することができる。
この特徴は、特定の配信エージェントが、例えば主要なハイウェイ、又はビーチ等の沿岸地域を対象とする権限を有する場合のみ必要とされてもよい。これらは、管理オペレータによって予め規定可能であり、その後、配信エージェントが対象配信エリアに関する制限された権限を有するようにロック可能である。
一のメッセージが何人のエンドユーザに到達できるかについて制限はなく、理論的には、公認オペレータが同時に国内の全ての人にそのメッセージを送信してもよい。大抵の権限は比較的制限されているため、アカウントは配信エージェント毎に開設され、それにより一のメッセージによって対応されるべきエリアを決定してよい。アドミッションコントロールの特徴は、手続きを許可する前に、ポップ図(pop figure)が存在するかどうか、新規メッセージを夫々確認する。ポップ図確認が失敗した場合、そのメッセージは拒否され、配信エージェントはPSMBS配信モニタシステム110から説明付きのメッセージ及びレポートを受信する。継続するには、配信エージェントは、そのエリアを、一のあまり意欲的ではない(即ち、ポップ数の少ない)ように設定する、又はより多くのポップ権限を有する他の配信エージェントへ権限を要求することができる。ポップ図は、各配信エージェントについて管理システムが格納する使用統計を生成するために用いられてもよい。承認された制限を配信エージェントが超えた場合、アカウントを閉じ、これを説明するeメールを配信エージェント管理者に送信することができる。
ラジオ基地局の間隔は人口密度が増大するにつれて減少するので、ポップの制御は地域通信事業者112にも提供されている。密集した都市エリアは、田舎の環境における同じ対応エリアよりも多いセルによって対象とされている。信号伝達の観点からは、田舎におけるエリアよりも都市におけるエリアのほうが、多くのセルに信号が送られる。従って、ポップとネットワーク負荷との関係を考慮すべきである。例えば、メッセージ数及び対象人口の積[Mess*Pops]は、請求額を決定するための一つの有力な単位である。なぜなら、ポップ図はアカウント管理によって生成されるレポートから直接利用可能だからである。
配信メッセージは、互いにリンクしあう、82個の4ビット長データ(character)からなる15個のメッセージから構成されてよい。メッセージの標準的なデフォルト最大サイズは、第2生成GSMシステムによって用いられる、93個の4ビット長データ又は82個の8ビット長データ(octet)であってよい。しかしながら実際には、各メッセージは、多言語メッセージをサポートするため及び実用化の理由から、それよりも小さいはずである。配信エージェント管理者は、個々のメッセージの長さに制限を課してよい。配信エージェント管理者は、その管理の範囲内で、全配信エージェントによって合計でどのくらい送信されたかについても制限を課してよい。アドバンストメッセージダイアログボックス上の拡張メッセージボタンは、要求に応じ、更なるメッセージ容量の設定を提供する。将来のシステムについては、メッセージは、次世代ワイヤレス技術のマルチメディア配信メッセージサービス(Multimedia Broadcast Message Services: MBMS)といわれる、写真、音声ファイル、ショートビデオ又は地図等のマルチメディアメッセージを含んでよい。このような場合、マルチメディアファシリティダイアログボックス(multimedia facility dialogue box)が用いられる。
配信エージェント管理者は、メッセージライブラリ内に定型メッセージ(set messages)を予め規定してもよく、アカウントによっては所定メッセージのみを配信してもよい。他のアカウントは、それら自身のメッセージを生成して、ライブラリに格納可能であってよい。過去のメッセージも、後で読み出す又は再現するために、メッセージライブラリに格納される。アドバンストメニュー又はクイックメッセージボックス上のアドバンストボタンから、配信エージェントはアドバンストメッセージパネルを選択できる。ここで配信エージェントは、メッセージを制御する選択権をより多く有している。例えば、特定のメッセージが頻繁に用いられてもよいし、或いはメッセージの厳格な表現が、予めより高度な政治的レベルで承認され、この表現のみが配信されてよい。このような場合、配信エージェントは、該配信エージェントが利用可能な標準メッセージのメッセージライブラリから選択する。このシステムは、過去のメッセージを格納し、これらのメッセージを再送信のために読み出すことができる。
このシステムは、緊急事態が長期間継続する場合に、メッセージを再送信する機能を提供する。なぜなら地域配信メッセージは限られた期間だけ続き、再送信されるからである。他の場合には、配信イベントは、水位装置等の自動機械によってトリガーされてよい。そのような場合、このイベントは、その組織に対する配信エージェント管理者と、政府当局及び地域通信事業者が合意したガイドラインに従って、PLBS−SB102のアカウントを管理する管理オペレータと、の間の先の合意によって定められたような所定メッセージをトリガーする。
配信提案(Broadcast Proposal)は、メッセージ及び配信対象エリア/フットプリントの両方を含む。場合によっては、配信対象エリア/フットプリント及びメッセージは、メッセージをいつ送信するかに関する選択権のみを、他の配信エージェントに与える一の配信エージェントグループによって、予め規定されてよい。また、配信ライブラリは、迅速な読み出しのため、及び配信エージェント組織内の内部管理のために、先に送信されたメッセージのコピーと、それらの配信対象エリア/フットプリントとを保管する。
このシステムは、幾つかの言語による公共メッセージの配信も提供する。この場合、配信エージェントは、他の言語のメッセージがコンパイルされるまで手続きを許可されないであろう。或いは、配信メッセージは、各々が入力されながら各言語で送信されてよい。そうでなければ、ベストエフォート型(best effort)翻訳のために、翻訳サーバに信号が送られてもよい。アカウント管理パラメータはこれを決定可能である。
多くの場合、エンドユーザは、異なる言語が第1言語である地域からの旅行者であるかもしれない。そのような場合、各言語の警告に対して別々のチャンネルを保持することにより、このエンドユーザは自分の言語のメッセージを受信するであろう。これは、多言語国家、又は国境沿い等の国の一部においても必要とされるであろう。PLBSオペレータ又は配信エージェント管理者は、政府当局によって、複数言語のメッセージを送信するように要求されてもよい。そのような場合、管理システムは、配信エージェントに、全ての要求された言語に関するメッセージを利用できるようにする。そしてそれらを互いにリンクさせて、一のメッセージが読み出されると、全てが一緒に読み出されて同じメッセージであるかのように取り扱う。
配信エージェントは、他の言語によるメッセージの読出及び記録ができなくてもよい。例えば、中国語やアラビア語が読み出せなくてもよい。この場合、配信エージェントは、自動的に他言語メッセージに一致するメッセージのライブラリに行くことができる。しかしながら、これは、メッセージを、変数を含まないものに制約する。
配信停止時に、配信エージェントが、ネットワークからのメッセージの読み出しを決定し、それを要求する場合は、リンケージ(linkage)は、全ての言語が同時に読み出されることを保証するであろう。
このシステムは、単一の配信がどのくらい配信され続けるのかの規格も提供する。例えば、多くの状況では20分間の配信は十分な長さであり、この後、再度メッセージを送信する旨の新たな命令を開始することができる。PLBSは、配信エージェントアカウントで設定すべきデフォルト時間を提供してよい。加えて、アドバンストメニューの選択肢において、配信エージェントは、開始及び終了時刻を設定できるようにされてよい。
他の場合、通信事業者又はそれらのネットワーク112は、配信メッセージが、セル118に特有の開始時刻及び終了時刻を有することを要求してよい。メッセージはセル118に保管され、開始時刻となる際にのみ送信され、そして送信は、メッセージを中断する旨の命令がセル118によって受信されない場合は、終了時刻となるまで一定間隔で行われる。そのようなものとして、PLBSは、PLBS−SB102にNOW(現在)と設定されたデフォルト開始時刻と、20分と設定された終了時刻とを含む。状況によっては、配信エージェントは、予め所定時刻に配信するメッセージを設定するか、或いは配信時間を長時間又は短時間と設定する権限を有してよい。例えば、配信エージェントはハイウェイの遮断を計画しているかもしれない、そして、それに応じて夜のメッセージを予め作成しているであろう。これは、ラジオやその他において注意が必要であるちょうどその時に、多忙な司令部の人手を軽減する。
アドバンストメッセージウインドウでは、デフォルトに設定された開始及び終了時刻ボックスが現れてよい。配信エージェントは、これらを変更する選択権を有しているが、通常通り、管理システムは、メッセージを実行する前に、配信エージェントがそのようにする権利を有することを確認する。
チャンネルコードは、順に対象とされたメッセージエンドユーザ受信者(targeted message end user recipient)を規定する送信されたメッセージの種類を規定する。端末を有する加入者エンドユーザは、自身の判断でチャンネルの電源を入れるか切るかする必要がある。アカウントは、どのチャンネルコードがこの配信エージェントに対してデフォルトであるか、及びどれが許可されているか、を規定するであろう。
配信メッセージは、チャンネルコードによって進められる。エンドユーザには、自分の電話のメニューを介して受信したいメッセージの種類を選択する選択権が与えられてよい。携帯電話によっては、メッセージ受信ができないように設定されたデフォルト状態で販売される。しかしながら、配信メッセージの大量配信を可能にするために、各種メッセージの種類に対してチャンネル番号は規定される。
いずれにせよ、配信エージェントは、公衆に警告を呼びかけること以外に、他の特別な必要性を考慮している。配信エージェントは、例えば、警察官又は地域のネイバーフッド・ウオッチ(neighborhood watch)ボランティアにのみ呼びかけたいと望んでいるかもしれない。他の例では、ある条件及び地域において、例えば音を出すサイレンである、確実な方法での実施を見込まれざるを得ないエリアには、自動機器が存在してよい。そのような場合、異なるチャンネル番号が規定される。
配信エージェントが権限を有する場合、チャンネル番号は変更されてよい。簡単な場合、デフォルトは公共安全メッセージング用の標準コードである。いずれにせよ、配信エージェントの権限を検証するためにメッセージが送信される前に、このコードは、配信エージェント管理者によって、配信エージェントプロフィールと照合される。
多くのエリアでは、複数の公用語が使われている。そのような領域では、メッセージ言語優先度(message language priority)の順序が異なる、一の言語を話す人々は、普段から、多数の公用語がある国々へ越境して入ることができる。海運等の他の場合、どの国の近くに船がいるかに関わらず、情報は同一コード上にあるべきである。従って、このシステムは、ある領域に対して全ての主要公用語で警告メッセージを送信する機能を提供する。このシステムは、この要求の対処にネットワーク及び柔軟な政治的権限を与える機構を備える。
エンドユーザは、自身の電話の一以上の機能を有効にするように要求されてよい。エンドユーザは、自身の言語でメッセージを取得できると知っている場合は、それを行おうとする可能性がある。エンドユーザが複数の言語を話せる場合は、自身の判断で複数のコードを有効にする可能性がある。加えて、エンドユーザが、旅行者又は出張中のビジネスマンである場合、滞在国がメッセージをそのようなものとして、旅行者等に送信すれば、自身の言語でメッセージを取得できる。例えば、空港では、乗客がその地域の言語を話すか否かに関わらず乗客に警告を与えるために、公用語だけでなく英語で送信するように当局が決定してよい。
更に、どの言語を第1とし、どの言語を第2とするかに関して、政治的に慎重を要する地位があるかもしれない。一の実施例では、ISO639において指定された国際的に認識された順序に従う、予め割り当てたコードが実施されてよい。145のコードの使用は、大抵の言語(及び特別の場合のためのいくつかの予備)を含む。しかしながら、ネットワーク112は、他の目的のために未使用コードを用いてよい。いずれの場合も、1000のコードが利用可能であるので、この損失は、良好な解決策の見返りに支払うには安い代償である。
国際的に合意されたコードが必要とされる場合がいくつかある。適切な一例は、海運チャンネルのそれである。多くのレジャー用小型船及び小型沿岸漁業船には、船舶無線機器が取り付けられていない。しかしながら、多くの場合、ボート乗員のうちの一人が携帯端末を所有している。もちろん、大抵の大型船はGSM装置を備えている。そのような場合、沿岸権威は、市民周波数帯(Citizen Band: CB)海運チャンネルで海上保安情報を中継することを決定してよい。そうであれば、沿岸海運業が、このチャンネルに切り換えることもあり得る。その場合、チャンネル番号は船が訪れる全ての港について同一であるべきであり、国際的合意コードを必要とする。他の例において、国連(UN)は、従事している全ての国際難民救済ワーカー及び任意の非政府組織(NGOs)に関係するセキュリティに配慮する責任を有している。UN警備担当(UNSECORD)が標準チャンネルを有するならば、その結果、この高機動性を有するが脆弱なグループは、地理的に特有な基準で連絡可能であろう。しかしながら国境を変更する度に電話のチャンネル番号を変更する必要はない。これら二つの例は、マルチボーダ(multi-border)配信エージェントを支援するPLBSシステム100の利益を例示する。
PLBSと一致するメッセージチャンネルコーディング案を別表1に提供する。
図2は、サービス機関102の構成要素及び動作の拡大図とともに、公共サービスメッセージ地域配信システム(Public Service Message Location Broadcast System)200の他の模範的実施例を示している。図2において、サービス機関102の模範的実施例は、配信エージェントによる配信要求の生成及び寄託の構成要素及び動作、そのような要求の認証に関与するサービス機関による認証を受信する工程、及び認証されたメッセージを関係するネットワーク112A及び112Bに配信する工程を示す。
この模範的実施例において、サービス機関102は、図1にウェブページ106として示したようなウェブポータル202を主催する。ウェブポータル202は、マンマシンインターフェースを、配信エージェントアクセス装置104(図示しない)を用いる配信エージェントに提供する。図示したように、ウェブポータル202は、配信のために入力された各メッセージの配信エージェント(BA)プロフィール(BA profile)204を、管理サブシステム(Admission Subsystem)203を介して、アカウントデータデータベース(account data database)216から受信する。これは、あらゆる様々なユーザ定義可能パラメータ(user definable parameter)及び制限を含んでよい。例えば、図示したように、メッセージプロフィール204は、ユーザパラメータのセット206、配信対象エリアフットプリントパラメータ(Tgt. Area Parameters)208、メッセージパラメータ(Message Parameters)210及び/又はステータスレジスタパラメータ(Status Registers)212を含んでよい。ユーザパラメータ206は、配信エージェント及び/又は配信エージェントアクセス装置104に関連する認証又は制限を含んでよい。フットプリントパラメータ208は、広範囲のメッセージ配信(配信対象エリア)のために、又は所定の配信対象エリアのために、配信エージェントが規定した地理的エリア又は地域のうち一以上を含んでよい。メッセージパラメータ210は、各提案されたメッセージに対する、若しくは公認メッセージ総数上の、制限又は規格、或いははそのメッセージ配信の時間制限を含んでよい。加えて、これは、配信エージェントによる選択のための一以上の所定メッセージのセットを含んでよい。ステータス212は、配信エージェント及び/又は先に提案された若しくは寄託されたメッセージの状態を識別又は規定できる。
配信エージェントパラメータが、エージェントに、配信エージェント生成(agent-created)の対象エリアの生成及び記憶を許可する場合、管理システム203は、配信エージェントが、GISハンドラ(GIS Handler)234を用いて地理的情報システム(Geographic Information System: GIS)サーバ232へアクセスすることを容易にし、生成された対象エリアと、GISキャッシュ(GIS Cache)236におけるその関連座標との格納を許可する。一の実施例において、GISサーバ232は、MAPポイントサーバ(MAP Point server)である。
サービス機関102は、各配信エージェントによる、又は配信管理者若しくはオペレータによるロギングアクセス(logging access)用のログファイル(Log file)214も含んでよい。加えて、このログファイル214は、サービス機関102に関連する格納システム又はメモリに保管されるので、メッセージプロフィール204はログファイル214内に格納してよい。全ての配信メッセージは、PLBS−SB102によって、ログファイル214内にログ(記録)を取られる、そうすれば、配信エージェント又は管理オペレータによる改竄は不可能となる。どんなメッセージ紛争の場合でも、配信エージェント管理者、管理オペレータ及び/又は政府当局は、何が起こったかをはっきりさせるためにログを見る可能性がある。
ログファイル214は、オフライン統計及びアカウント管理に用いられてもよい。報告システム222は、必要であれば、eメールでコピーを配信エージェント及び/又は配信エージェント管理者に送信してよい。場合によっては、メッセージログと、請求を導出するための協定情報(agreed information)を用いるオフライン請求サブシステム(Billing Subsystem)217プログラムとから、請求が導出されてよい。
アカウントデータデータベース216は、一以上のアカウント、又はサービス機関102を利用する若しくはアクセスする配信エージェントに関連する格納情報をも提供してよい。加えて、ゲートキーパ管理(Gatekeeper Management)モジュール218は、ログファイル214及びアカウントデータデータベース216間を調整することによって、アクセス及びシステム使用の管理を提供してよい。
アドミッションコントロール220は、ウェブポータル202の、又はサービス機関102の他の機能及びシステムにアクセスする各配信エージェントの、セキュリティ及び管理を提供する。アドミッションコントロール220は、ウェブポータル202により受信されたメッセージプロフィール204を受信し、アカウントデータデータベース216からの入力を受信する。アドミッションコントロール220は、配信対象エリアのみならず供給されたメッセージを含むメッセージ要求を受信する。報告サブシステム(Report Subsystem)222は、管理及びオペレータ調査用のレポートを生成する。このようなレポートは、ログファイル214に格納され、及び/又はログ(記録)をとられてよい。
分配器(Distributor)224は、配信メッセージ要求を受信して、配信ネットワーク112、又は配信対象エリアを扱う配信システムを提供するネットワークを有するネットワークサービスプロバイダのいずれかを決定するために、配信エージェントの配信対象エリアをマッピングする。分配器224は、一旦、配信対象エリアに対する配信ネットワークを識別すると、セル配信センタ114(CBE-CBC)インターフェースに対する配信ネットワーク112が、それ自身のセル配信センタ114及び(セル仲介団体(Cell Broker Entity)をCBEとして識別される)関連したサービス機関102を備えるかどうかを判定する。プレスウッドアルゴリズム(Presswood Algorithm)は、各送信ネットワークのインターフェース構成要素を決定するために用いられると共に、各CBCに対して適切な通信プロトコルを決定する。
図2に示すように、配信対象エリアの少なくとも一部を扱う配信可能なネットワークを備える各ネットワーク112は、そのセル配信センタ114において、配信メッセージ及びその関連パラメータを受信する。セル配信センタ114は、メッセージが配信されるべき配信対象エリアの座標も受信する。セル配信センタ114は、配信対象エリアに関連するそのネットワーク内でネットワーク要素を識別し、適切な送信のために、配信メッセージをこれらのネットワーク要素に送信する。図2において、ネットワークA(Network A)112Aのセル配信センタ114Aは、例えば塔又は塔上のアンテナ等の配信施設230A1及び230A2を利用した配信及び送信のために、一例として、ネットワークアドレスに対するメッセージを、配信切替センタ(broadcast switching center)(又はシステム)116Aに送信する。同様に、第2ネットワーク112Bは、配信対象エリアの一部又は全部に対するサービスを提供してもよく、ネットワークB(Network B)の配信切替センタ116B1及び116B2によってアドレス指定された配信施設230B1及び230B2を備えてよい。配信切替センタ116は、地理に又は地域的に特有のユーザ配信装置又は配信施設230に対する、配信メッセージの配信及び/又は送信をサポートするように構成された任意のネットワーク要素であってよい。配信施設230は、アンテナ、衛星、ファイバーケーブル、無線システム、又は指定された配信対象エリア内で配信メッセージをエンドユーザに配信可能な他のネットワーク要素であってよい。
動作時において、配信エージェントは、配信対象エリアを規定するために、ウェブポータル202を用いる。サービス機関102は、配信エージェントによって入力され、且つアドミッションコントロールモジュール220によって許可又は認証されたメッセージプロフィール204を受信する。分配器224は、要求されたメッセージに関する配信対象エリアに、サービスを提供するネットワークを識別する。分配器224は、CBE−CBCインターフェース226を利用して、座標規定配信対象エリア(coordinate-defined broadcast target area)と共に、配信メッセージを、適切なセル配信センタ114に送信する。セル配信センタ114は、規定された配信対象エリアにサービスを提供するネットワーク要素を決定し、そのネットワークアドレスを識別する。セル配信センタ114は、地域施設を利用するネットワーク112内において、配信メッセージを配信切替センタ116に送信する。
別の模範的実施例では、特定のネットワーク112用のネットワークサービスプロバイダは、ネットワークサービスプロバイダのネットワーク112内における配信メッセージの配信に、必要とされた配信メッセージネットワークルーティング(required broadcast message network routing)を提供するために、サービス機関102を指定していてもよい。図2に示すように、ネットワーク112Cは、セル配信センタ114よりもむしろリモートセレクタ(Remote Selectors)228を含む。この場合、サービス機関102は、リモートセレクタ228を介したネットワークルーティング用の、及びネットワークプロバイダ112Cによって扱われる配信対象エリア内のエンドユーザに最終的に配信される、配信メッセージの直接のネットワークアドレス指定(network addressing)のために、配信対象エリアをネットワークアドレス内にマッピングする。リモートセレクタ228は、ネットワークアドレス指定された配信メッセージを受信し、配信対象エリアを扱うネットワーク112Cにおいて、ネットワークアドレスを用いて、関連配信施設(図示せず)にメッセージを配信する。
配信エージェントは、この目的でネットワークを用いるために、地域通信事業者の許可を要求する。個々のアカウントの管理は、各配信エージェント管理者用のネットワークガイドラインを規定するために、管理オペレータに提供される。各配信エージェント管理者に対して、自身のトラフィック(traffic)を扱うことに合意した通信事業者は、個々に信号を送信される。各配信エージェント管理者は、通信事業者のプロトコル又はビジネス要件を一致させるために、各種ネットワーク230A、230B及び230C(図示せず)間のインターフェースをカスタマイズする権限を有する。
メッセージは、配信送信用の通信事業者に対し、それらのネットワークを利用して送信される。大抵の場合、メッセージは、エリア範囲を提示するあらゆる公知のオペレータに送信される。これは携帯通信事業者、デジタルプライベート無線システムオペレータ、プライベート無線システムオペレータ、インターネットサービスプロバイダ、有線電気通信サービスプロバイダ、衛星サービスプロバイダ、CATVオペレータ等を含んでよい。
PLBS−SB102は、メッセージのコピー、及び必要とされた配信対象エリア/フットプリントに関する地理的情報のコピーを、通信事業者配信センタ(Carrier Broadcast Center: CBC)による、どのセルが含まれているかを決定する更なる処理のために、各オペレータのネットワークセンタ112A、112B及び112Cに送信して、その後信号を正しい切替センタ又はゲートウェイプラットフォーム(Gateway platform)に送信する。メッセージによっては、例えば警察無線ネットワーク等の組織によって用いられるプライベートデジタル無線システムのみを対象としてよい。他の場合には、テキストを表示可能な(text-capable)2世代(2G)ネットワークに対する、例えば地図又は写真等のマルチメディアメッセージの送信が適用できなくてもよい。
通信事業者又は電気通信オペレータは、メッセージ源からの、或いは特定の件名の、文章の又は内容の、メッセージの受信を拒否してよい。各場合において、選択されたネットワークは、メッセージが送信される前に、ゲートキーパ管理サブシステム218又は管理団体によってチェックされてよい。
場合によっては、配信エージェントは、時間が経過する前に、メッセージの読み出しを決定してよい。この場合、配信エージェントは、メッセージライブラリからメッセージを選択し、読み出しボタンをクリック又は押すことが可能である。管理は、関係するネットワーク又は通信事業者に、読み出しコマンドを送信する。
緊急事態は非常に動的であり、その事態はメッセージ送信後及びメッセージ時間の期限前に、短期間に変化する可能性がある。その場合、PLBSシステム100は、配信エージェントに、メッセージを読み出す権限を提供する。PLBSシステム100は、ウインドウに表示するようなメッセージを読み出すための読み出しボタンも含む。各メッセージには、迅速に読み出すための日付番号が付されている。
配信エージェントは、配信が確かに配信ネットワークに送信されたことを確認したいと望むかもしれない。この確認は、報告サブシステム222又は他の管理レポータからの、eメールにより、又はブラウザ上のレポートボックスにより、行われてよい。加えて、報告サブシステム222は、他の接続システム又は監視センタ(図示せず)に、コピーを送信してよい。
実際の配信は、ゲートウェイ及びスイッチのための通信事業者のネットワークを介して、各加入している地域通信事業者によって管理されるので、PLBS−SB102は、加入している通信事業者セル配信センタ114に、メッセージ/対象配信情報が送信された後は、処理に対していかなる影響をも与えない。従って、返信された任意のメッセージ配信プログレス情報は、各加入している通信事業者に対する情報のハンドオフ(handoff)の瞬間までしか有効でない。
報告システム222は、ポップアップウインドウを、PLBSシステム100からログオフしていない配信エージェントに返信してよい。このレポートは、加入しているネットワーク112に、メッセージがハンドオフされたことを示すチェックマークを表してよい。しかしながら、それは、リアルタイムでメッセージが実際に送信されていることは示さない。報告システム222は、メッセージが送信されたことを知らせるeメールを、任意に、配信エージェント管理者に送信してよい。異常が起きた場合に、又は例えば合意されたメッセージの略枯渇等の、他のトリガーイベントの場合に、これを報告するために、配信エージェント管理者のeメールアドレスに、レポートが送信されてよい。
レポートは、簡潔なテキスト形式のメッセージとして自動的に生成されてよく、配信エージェント管理者及び/又は管理オペレータによって規定された電子アドレス(electronic address)又はeメールアカウントに、送信されてよい。
PLBSサービス機関102によって直接的又は間接的に主催されるウェブポータル202は、以下に説明するように、配信エージェントの地域におけるウェブブラウザ(Web Browser)106と通信する。ウェブポータル202の目的は、配信要求(Broadcast Request)、即ち、以下の情報を保持するファイルの生成である。
a.配信対象エリア/フットプリント
b.配信メッセージ及び関連パラメータ
c.ユーザパラメータ(例えば、配信エージェントユーザID及びパスワード)
d.配信要求のステータス(状態)(提案時刻、認証時刻、ハンドオフ時刻)及びステータスレポート
アドミッションコントロールサブシステム(Admission control Subsystem)220は、加入しているネットワーク112A、112B及び112Cへの送信の前に、現時点における、特定の配信エージェントにより提案された配信要求が本物であることを保証する。
配信エージェント及びセッションに対して、ウェブポータル202は、管轄区域権の地図、配信対象エリア/フットプリント、メッセージ及び適用される配信ライブラリからなる配信エージェントの環境を提供する。ウェブポータル202は、この情報をアカウントデータデータベース216から取得する。多言語機能(Multi-Language feature)が要求された場合、メッセージウインドウに適切なウインドウが提供される。
配信エージェントウェブポータル202は、名前、現在のシステム日付及び生成メッセージボタン(Create Message button)が押されたときからの時刻と共に、配信要求記録を生成する。
配信エージェントがGOボタンをクリックすると、アドミッションコントロールサブシステム220は、アカウントデータデータベース216から配信エージェントプロフィールを読み出す。それは、メッセージが許可されるか拒否されるかを判定するために、配信エージェント及びメッセージの全てのパラメータを確認する。
メッセージが拒否される場合、配信記録は、そのステータスレジスタ212によって、そのようなものとしてマークされ、報告する工程に送信される。そして、アカウントデータデータベース216におけるパラメータ毎に、レポートが生成され、eメールで送信される。そして、配信記録は、そのレポートと共に配信ログファイル214に格納される。配信エージェントは、新たな番号を有する新たな配信を生成する。
配信エージェントID及びパスワード詳細(password details)は、配信エージェントの認証のために、プロフィールと照合される。認証されない場合、メッセージは拒否される。次にアドミッションコントロール220は、配信対象エリア/フットプリントをプロフィールと照合するであろう。管轄区域権内でない場合は、メッセージは拒否されるであろう。アドミッションコントロール220は、次に配信対象エリア/フットプリントに起因するエリアを人口密度で乗算することにより、このメッセージのポップ図を算出する。人口密度図データは、アカウントデータデータベース216から読み出される。次に、[全メッセージ]、[ポップ密度(Pop density)]及び[全mess*pop]図がアカウントデータデータベース216から読み出され、アカウントデータデータベース216には書き込まれないが、新たな図が配信記録に加えられる。総合結果は、アカウントデータデータベース216において設定された制限と照合される。制限を越える場合、配信が送信されてよいか否かを調べるために、アドミッション規則と照合される。そうでなければ、メッセージは拒否される。或いは、アドミッション規則に従ってレポートが生成されてもよい。
多言語メッセージング照合は、政府当局の要請を受けて、配信エージェントが各言語に対するメッセージを規定したかどうかを調査するために実行されてよい。規定していない場合、配信は、アドミッションコントロール規則に従って拒否されてもよいし、拒否されなくてもよい。
要求されたネットワークは、アカウントデータデータベース216と照合される。ウェブポータル202は、アカウントデータデータベース216が規定した加入しているネットワーク112を有してよいが、場合によっては、あるネットワークは、他のネットワークが受け入れをしない一方で、あるチャンネルを受け入れてよい。その場合、配信は、許可されたネットワークで継続してよく、他のネットワークでは拒否されてよい。或いは、全体で拒否されてよい。
アドミッションコントロール220が、配信要求が有効であることを確信すると、配信要求は分配器224に送信される。
アドミッションコントロール220は、任意の配信リクエストが予め設定されたガイドラインに基づく認定を満足することを保証する。何が受理可能であり何がそうでないかに関するパラメータは、アカウントデータデータベース216における管理オペレータによって設定される。配信を生成することを許可されている全ての人である、各登録配信エージェントは、管理データベース(Administration Data Base)に格納された独立したプロフィールを有している。管理オペレータのみが、このファイルを利用可能であり、配信エージェントを生成、編集及び削除可能である。全ての配信エージェントは、配信エージェント管理者に属し、それらの配信エージェント管理者を超える権限を有しなくてもよい。
管理データベース(Administration Data Base)で用いられるパラメータは、PLBS−SB102システム記述文書で再調査される。ユーザID、配信エージェントが報告する配信エージェント管理者及び現在のパスワードに関する他のパラメータ、並びに、同様に含まれるであろう各配信エージェントに対する認証キーが存在する。
管理サブシステムは、配信要求と称されるオブジェクトを生成する責任がある。このファイルは、各提案に関して知られている全てを詳述する。また、各配信要求の進行を追跡するために、システムによって用いられるフラグのチェックリストも含んでいる。配信要求は、提案を受理したPLBS−SB102と、有効な提案としていつ受理されたかを確認する日付時間グループとからなる固有IDによって判断される。
配信エージェントが「提案(propose)」又は「GO」ボタンをクリックすると、ゲートキーパ管理サブシステムは、十分な要求情報と共に生成され、正しくフォーマットされた配信要求を確認するであろう。提案が正しくフォーマットされると、保留中の提案が保存されているエリアにおいて、ログファイル214データベースに記録される。次に、管理サブシステムは、アドミッションコントロール220システムに実行するように命令する。
アドミッションコントロール220が、配信要求の送信を、一旦認証及び承認すると、メッセージ及び配信対象エリア情報は、メッセージ配信のための加入しているネットワーク112に対する送信のために、分配器224に寄託される。通信事業者が、その施設、ネットワークアドレス又は地域サービスエリアデータをPLBS−SB102に提供した場合、分配器224は、配信エージェントによって入力された対象エリア地図パラメータを、ネットワークアドレスに変換し、メッセージパラメータ及び関連ネットワークアドレスを通信事業者の通信事業者配信センタ114を介して通信事業者に送信する。
ネットワーク施設アドレスを含むネットワークの詳細をPLBS−SB102に提供しないこと選択した通信事業者について、分配器224は、メッセージ及びターゲット配信エリアのターゲット配信エリア座標を、通信事業者に送信する。通信事業者は、ターゲット配信エリアのセルサイト識別子(cell site identifiers)等のネットワーク又は地域アドレスへの必要とされた変換を実行する。
分配器224によって管理されるネットワーク施設セレクタ機能は、例えば、所定メッセージ対象配信エリア及びそれらの関連ネットワーク施設識別子が各通信事業者によって迅速に処理されるような、所定のネットワーク施設サービスプールを介してサポートされてよい。
定期的に別個のハートビートチャンネルの「ハートビートメッセージ(heartbeat message)」を送信する働きをするフィードバック受信器と共に、PSMBSシステム200を示す。この「ハートビート」は、送信エージェント識別(sending agent identity)、及び日付時間又は日付起点を示す短いテキストメッセージから成る。このハートビートメッセージを用いると、市民は、自分たちの端末受信器の設定を検証及びテストすることができ、システムが動作していることを確認できる。
フィードバック受信器は、通常、既定のサービスエリアに配置され、配信されていないハートビートメッセージ及びPSMBSを受信し、且つそれらをPSMBS仲介システムのフィードバック報告システムへ送信するようにプログラム化されている。フィードバック報告システムは、レポートのコピーを作成し、それらをエージェント、管理者、及びイベント管理システムに送信する。従って、エージェントは自分達がもたらしたメッセージがいつ配信されるかを確認できる。イベントモニタは、定期的に予定を組まれたフィードバック「ハートビートメッセージ」がいつ生じる予定になっているか認識している。フィードバックメッセージが生じない場合は、レポートが生成され、管轄区域権のエリアに特有のエージェント及び管理者、並びに/又は(複数の)管理センタに送信される。
図3を参照すると、例示されたアドミッションコントロール方法300(Haslemereアルゴリズムとも称される)は、特に断りがない限り、横から出ていくyes回答矢印と、下から出ていくno回答矢印と、が適用された表現法を用いる。
方法300は、「次の配信エージェントメッセージリクエスト(Broadcast Agent Message Request: BR)」工程302において開始する。BRメッセージはメッセージキュー(message queue)346に保持され、サイトの配信エージェントから又はリモート配信エージェントシステムから受信されてよい。キューに保持されたメッセージは、寄託された配信メッセージリクエスト内に含まれる所定のメッセージ優先コードによって順序付けられる。
次に、「ユーザプロフィールの取り出し又はエージェントプロフィールの取り出し(Fetch Agent Profile)」工程304では、ユーザID/エージェントIDが読み込まれ、配信エージェントプロフィールがアカウントデータデータベース216等の管理データベースから取り出される。
次の工程は、「セキュリティフェイル(Security Fail)?」工程306であり、ユーザIDが、データベースに入力されたパスワード及び認証キーと照合される(管理制御システムは、セキュアトンネル(secure tunneling)又は仮想プライベートネットワーク、若しくはVPNアクセスの場合に、発信端末のデータリンク及びネットワークアドレスを有効化した)。
「セキュリティ報告(Security Report)」工程308は、工程306においてセキュリティ確認がフェイルした場合に、そのフェイルの理由を説明するショートメッセージが生成される。ショートメッセージは、この配信メッセージリクエストの報告フィールドに付加される。セキュリティ違反又は警報の場合は、例えば試みられた行動に関する詳細等の更なるデータが含まれてよい。
「全拒否フラグ設定(All Decline Flags Set)」工程310において、この配信エージェントメッセージの送信を回避するために、拒否フラグが、送信を制限するために全ネットワークフィールドの配信要求に対して設定される。
「次のネットワーク(Next Network)」工程312では、セキュリティに何の問題もない場合に、どれが試みるべき第1のネットワークであるかを知るために配信メッセージリクエストが検査される。このネットワークのアドミッションパラメータは、ここで管理データベース又はアカウントデータデータベース216からクエリーされ、検査されるであろう。これが全ネットワークに対して実行されると、配信メッセージリクエストのコピーが分配器224に送信され、これが配信メッセージリクエストをネットワーク112のネットワーク管理センタにおける通信事業者配信センタ114への送信用信号に変換する。セルアラートプロトコル(Cell Alert Protocol: CAP)等の標準プロトコル、又は配信メッセージ寄託プロトコル(Broadcast Message Submission Protocol: BMSP)等のアプリケーション特定プロトコルである通信プロトコルが用いられる。
「全ネット終了(All Nets Done)?」工程314において、ファイルマーカの終端が確認及び読み込まれ、要求されたネットワークが全て分析されたかどうかを判定する。ネットワークの全てに信号が送られると、「アドミッション実行フラグ設定(Set Admiss_Done Flag)」工程316は完了フラグを設定する。或いは、管理工程の完了を示すタイムスタンプと共に、配信メッセージリクエスト記録に通知が設定される。コピーは配信エージェントアクセス装置104に送信される。また、「報告へコピー」工程318又は「報告フラグ設定(Ste Reporting Flag)」では、全配信及び配信メッセージリクエストのコピーは、配信エージェント管理者及び通信事業者配信センタ又はそれらの報告サブシステムへ送信するために報告サブシステムに送信される配信メッセージリクエスト報告フィールドに書き込み又は記憶される。また、「ログファイルへコピー」工程(図示せず)では、配信メッセージリクエストはログファイル214に記憶し、保留中エリアから削除することが可能である。このとき、全ネットワークに対象とするメッセージとともに信号が送られると、地域メッセージ配信方法300は完了する。
全ネットワークに信号が送られていない場合、この工程は「次の配信エージェントパラメータ(Next Agent Parameter)」工程322(次のエージェントパラメータと標示)まで続く。ここでは、次の配信エージェントパラメータを管理データベースから回収し、要求する配信エージェントと比較する。「全パラメータ終了(All Parameters Done)?」工程324は、パラメータが全て評価され、ファイル処理が完了に近いことを確実にする。パラメータの全てが工程324において実行されていない場合(例えば、NOとなる)、「フェイル(Fail)?」工程326は、配信リクエストのパラメータが、PLBS100によって規定された及び/又は配信エージェント管理者の配信メッセージ用の所定の基準を満たさないかどうかを判定する。「フェイル?」工程326が否定の場合、方法300は「報告通過(Pass Report)」工程328まで続く。「報告通過」工程328において、パラメータが所定基準内にある場合は、報告システムは配信メッセージリクエスト報告に、どのパラメータが通過したかを示すショートメッセージを付加する。これは、トラブルシューティングと議論の解決を提供する。この後、方法300は工程320において「次の配信エージェントパラメータ」工程322に戻る。
しかしながら、「フェイル?」工程326がyesの場合、この方法は「拒否(Decline)?」工程330に進む。「拒否?」工程330は、テスト下のパラメータが所定基準内に入らない場合にパラメータは機能せず、特別な受け渡し手続きが適用される。このような手続きは、所定基準内のパラメータに照らして配信メッセージリクエストが継続するように、システムの無効又はオペレータの無効にできるかもしれない。このような手続きは、拒否パラメータの確認を含んでよい。「拒否?」工程330がNOである場合は、「警告報告(Warning Report)」332(拒否パラメータが満足されない場合)は、警告メッセージを生成し、それを配信メッセージリクエストに付加する。次に、「警告フラグ(Warning Flag)」工程334は、警告フラグを特定のネットワークに対して設定する。そして、方法300は、「次の配信エージェントパラメータ」工程322に戻る。しかしながら、「拒否?」工程330がyesの場合(例えば、拒否パラメータが、配信メッセージリクエストが拒否されたことを示す場合)、「拒否報告(Decline Report)」工程326は拒否報告を生成し、配信リクエストに付加する。「拒否フラグ(Decline Flag)」工程338は、拒否パラメータの表示時に、拒否フラグをそのネットワークに対して設定する。拒否フラグは、一又は複数のネットワークにネットワーク設備又はネットワーク送信配列/合意として適用されてよい。「拒否フラグ」工程338の後、方法300は、更なる処理のために、「次の配信エージェントパラメータ」工程322に戻る。
再び「全パラメータ終了?」工程324を参照すると、「全パラメータ終了?」工程324がyesであり、パラメータの全てが処理されたことを示す場合、「このネットワークでフラグ拒否(Decline Flag This Net)?」工程340が開始される。「このネットワーク拒否?」工程340では、パラメータの全てが評価されると、全パラメータ実行メッセージが戻される。加入している通信事業者及び通信事業者のネットワーク112又は通信事業者配信センタ(CBC)114に送信するために、配信メッセージリクエストを分配器224に送信する前に、配信メッセージリクエスト又はメッセージが団体又はシステムによって拒否されたかどうかが判定される。「このネットワークでフラグ拒否?」工程340がyesの場合、この工程は、各ネットワークがネットワーク特有の基準及びパラメータを備えるので次のネットワークを評価するように「次のネットワーク」工程312に戻る。
しかしながら、配信メッセージが特定のネットワークに対して拒否されなかった場合は、メッセージは、「配信リクエストを分配器224にコピー(Copy BM to Distributor)」工程342に伝えられる。工程342では、配信リクエストの全て又は関連部分のコピーが配信分配器224に送信されるか、又はキューに配置される。配信分配器224は、通信事業者又は通信事業者配信センタ(CBC)114へ通信するための送信施設又はリンクに関連する、一又は複数の所定パラメータ、フォーマット又はプロトコルに従ってデータを再度フォーマット化してよい。次に、「寄託報告(Submission Report)」工程344は、レポートに付加すべき且つPLBSシステム100及び/又は配信エージェントアクセス装置104によって記憶される寄託日付及びタイムスタンプを提供する。この工程は、各ネットワークがネットワーク特有の基準及びパラメータを備えるので次のネットワークを評価するように「次のネットワーク」工程312に戻る。
配信エージェントは、配信エージェントが発信したのではない、アカウントの活動報告システム(Report System of activity)からの報告を受信しているので、自分のアカウントプロフィールのセキュリティが、例えばインターネットハッカーによって破られたと感じるかもしれない。このような場合、配信エージェントは、セキュリティ問題が解決するまで、自分のアカウントを更なるメッセージ提案から一時的に停止させてよい。配信エージェントは、メッセージテキストも対象エリアもない(例えば、ヌルメッセージ配信提案)「停止(suspend)」配信メッセージ提案を作成して自分のアカウントプロフィールを「停止させる(suspending)」(不能にする)ことで、これを達成する。配信仲介がこのメッセージリクエストを受信すると、配信エージェントの信頼性を解析し、もし有効であれば、アカウントデータにおいて「停止(suspend)」フラグを用いて送エージェントアカウントをマークする。次に報告システム管理者/ゲートキーパは、配信エージェント、配信エージェントの管理者及びCEASA報告センタに、アカウントが衝撃を受けた(stunned)ことを報告する。配信エージェントアカウントは、管理者/ゲートキーパ(Gatekeeper Management)218からの介入によってのみ「実行(unsuspended)」できる。
配信エージェントの停止の後、配信エージェントアカウントを用いてメッセージを開始する更なる試みがある場合、Haslemereアドミッションコントロールアルゴリズム(Admission Control Algorithm)300は、全ネットワークで拒否されたとマークするであろう。アドミッションコントロールは、その提案を処理し続けるので、完全な提案レポートを生成できる。また拒否フラグの全てが設定されるので、メッセージは仲介によって送信されないだろうし、分配器224はそれを無視する。レポートはログを取られるが、報告センタに送信されない。その代わり、報告サブシステムは、配信レポートのコピーを報告リスト上の適当な個人に送信する。
セキュリティ問題が解決されない場合、配信エージェントアカウントは、管理者によって「キル(kill)」としてマークしてよい。そのような場合、関連する管理データ全てがデータベースにおける動作中のサイドから削除され、ログファイル214にアーカイブ保管される。
実際に、配信エージェントアクセス装置104等の配信エージェントアクセス装置を用いる配信エージェントは、配信対象エリアを、配信メッセージを送信すべき地図上で形状を描画する又はエリアを示すことで規定する。配信対象エリアは、二以上の通信事業者又は電気通信サービスプロバイダによって供給される可能性が高いので、PLBSシステム100は、どの通信事業者が配信対象エリアの全部又は一部を供給するのかを判定する。PLBSシステム100は、統合システム又はモジュール、或いはセパレートスタンドアロンシステム又はモジュールである配信分配器224によってこの機能を実行してよい。これはハードウェア又はソフトウェアにおいて実施されてよい。配信分配器224は、配信メッセージを、配信リクエストに規定されるような配信対象エリアの全部又は一部にサービスを提供する通信事業者の通信事業者配信センタ(CBC)114に送る。これは、テーブル、チャート又は地図を含む任意の考えられる配置で実施されてよい。
オペレータは、例えば、GMG1.5、CellTech、又はLogica1010等、通信事業者配信センタ(CBC)114に対する異なる業者を次々に有してよく、従って各種類に対して異なるモードのシグナル伝達が実行されてよい。一の知られた業界標準プロトコルは、配信メッセージサブミッションプロトコル(Broadcast Message Submission Protocol: BMSP)である。別の標準は、セルアラート配信(CAP)プロトコルである。管理データは、適切な通信事業者配信センタ(CBC)114インターフェース装置に対するアドレス情報又はルーティングを含むので、適切なシグナル伝達プロトコル変換が生じる。
CBC114へのシグナル伝達は、WGS84座標におけるエリアポリゴン、メッセージ、および関連スケジューリング情報を規定する業界標準BMSP又はCAPプロトコルを用いてよい。CBC114は、有効性に対する提案配信メッセージの確認を行い、地図ポリゴンによって規定される可能性のある規定配信対象エリアをセル識別(セルID)リストに変換する。一の実施例において、CBC114は、GSM03.49プロトコル/リスト等の標準通信プロトコルによって、セルIDリストを配信切替センタ(BSC)116に送信する。PLBS−SB102とCBC114との間の送信では、TCP/IPセキュアトンネル(secure tunneling)プロトコル、又はローカル通信事業者によって指定されるX.25を含む可能性のある市販のシステム及び設備を用いてよい。
PLBS位置セレクタがこの通信事業者又はローカル通信事業者の位置に設けられると、配信リクエストファイルは、CBC114又は基地局制御器(Base Station Controller: BSC)116に送信する前にセルIDリストへのローカル処理を行う位置セレクタにFTP/TCP/IPによって送信されてよい。
管理オペレータは、PLBSシステム100を用いて、各配信エージェント管理者に対して、制限、認可、管理及び動作パラメータ及びプロフィールを指定する。これらは、政府規制、交渉による合意、基準又は政策及び慣習に基づいてよい。これは各種の配信エージェント管理者及び/又は配信エージェントに対する認可の予定を構築することを含んでよい。
管理オペレータは、システム内に、配信エージェント管理者及びそれらの配信エージェントが権限レベルを規定したようにアカウントパラメータを設定する管理データベースも構築する。管理オペレータは、請求及び管理目的のため、各配信エージェント及び配信エージェント管理者用のアカウントを構築及び維持するシステムも用いる。
このシステムは、管理オペレータがログファイル214及び配信リクエストを再調査する決心を可能ならしめるように構成される。このシステムにより、管理オペレータはログファイル214を読むことができ、管理データベースを読み、これに書き込むことができる。管理オペレータ管理サブシステムは、管理オペレータに、ユーザ/配信エージェントアカウントデータ及びシステムを管理するためにウェブ制御パネル又はGUI環境を提供するように構成される。このシステムは、ネットワーク管理(administration)、経営管理(management)、報告及び請求に対する統計を作成するように構成される。
位置配信レポータ110は、配信メッセージンデータを記憶し、一又は複数のエリアにおける過去、保留中、及び未来の配信メッセージに関連するレポートを準備及び作成するように構成されてよい。位置配信レポータ110は、災害管理事務所、制御室、又はPLBS−SB102に設置されてよい。しかしながら、拒否報告工程336において、拒否パラメータが、配信リクエストの拒否を示すと分かる場合は、このようなレポート及びデータへのアクセスは、PLBSオペレータ若しくは管理又は政府機関の関係者にのみ可能とされる。このようなレポートは、直ちに行動がとられるように、或いは更なる又は関連する行動が開始されるように、ウェブベースのインターフェースを介してリアルタイムで作成されてよい。
アドミッションコントロールサブシステム220が、提案配信メッセージリクエストを受理しない場合、ステータスメッセージは配信エージェントアクセス装置に送信されてよく、報告要求フラグが設定されてよい。プロフィールは、適当な手続きを決定するためにアカウントデータから取得される。
加えて、配信エージェントに状況を報告するために、通知又はダイアログボックスが配信エージェントアクセス装置において公開されてよい。配信エージェントが配信エージェントアクセス装置からログオフした場合、eメールレポート等の通知が、所定アドレス及び配置に従って、配信エージェント管理者及び配信エージェントに送信される。行動を記録するために、レポートのコピーも配信リクエストに付加される。
報告は、管理オペレータ及び配信エージェント管理者に対するアカウント上での任意の行動の報告を行う。これは、アカウントの期限が切れる任意の警告を報告することを含む。報告では、アカウントデータにおいて規定されるパラメータに応じて、定期的に配信エージェント管理者にアカウント情報も送信する。レポートは、配信管理オペレータによってアクセスされるログファイルに記憶される。
配信エージェントポータル202又はウェブページ106にアクセスする配信エージェントアクセス装置又は端末104は、警察制御室等の災害管理事務所に設置されてよい。公認配信エージェントは、ウェブアクセス、公共サービスメッセージ地域配信システムダイレクト、又は公共サービス地域配信制御器(Public Service Location Broadcast Controller: PLBC)によって、ウェブ又はインターネットブラウザを用いてメッセージを作成及び提案する。
配信エージェントは、ウェブページ106上で(ウェブポータル202を介して)PLBS−SB102とやり取りをし、特別クライアントソフトウェアのローディングは通常不必要である。ほぼ任意のコンピュータが、PLBS−SB102を変更なしで使用できる。
配信エージェントは、インターネット及び/又はワールドワイドウェブを含む通信ネットワークを介して公共サービス地域配信システム(PLBS)100にアクセスする。配信エージェント装置は任意の通信装置であってよく、好ましくはインターネットにアクセス及び/又はウェブページを主催するように構成された装置である。これは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、及び個人管理装置、並びにそれらの変形物を含む。
配信エージェント装置は、公共サービスメッセージ地域配信システムによって直接又は間接的に主催されたウェブページ106又はポータル202にアクセスできる。任意の現在又は未来のウェブ、インターネット、又は類似の未来のサービスブラウザ又はアクセス方法は、配信エージェントによって用いられてよい。一の実施例におけるHTML(Hyper Text Mark-up)言語等の標準語は、既存又は未来のハードウェア及び/又はソフトウェアプラットフォームを用いて利用されてよい。各種の通信施設及び相互接続を提供するために、標準の、私有の、及び/又は市販の通信システム及びプロトコルを用いてよい。
更なるセキュリティが望まれると、プライベートネットワーキング設備、仮想プライベートネットワーク(VPN)設備、及び/又はセキュアトンネル設備とともに、公開鍵暗号を用いたセキュアソケットレイヤー(SSL)等の市販又は私有の効果的セキュリティプロトコル及び対策が採用されてよい。
配信エージェントウェブポータル202は、家、リモートオフィスに配置されたもの、又は携帯用コンピュータ、装置又はプラットフォームを含む、任意の場所に配置された任意のワークステーションを介して公共サービスメッセージ地域配信システム(PLBS)100にアクセスする柔軟性を、ありとあらゆる配信エージェントに備えるために、LAN又はインターネットを通じて利用可能とされる。このシステムは、802.11技術及びモバイルインターネットシステム及びネットワーク等の無線LANを用いてよい。
配信エージェントウェブポータル202は、ウェブページ106として提示される。配信エージェントウェブページ106は、制御室又はパネルの外観を有する設計形態又はパターンで表示されてよい。加えて、配信エージェントウェブページ106は、地理的情報システム(GIS)サービスポータル又はウェブページを含んでよい。
配信エージェントウェブポータル202又はウェブページ106は、簡単迅速な地図表示のためにスクロールバーと拡大表示オプションとを備えた一又は複数の地図を含んで、又はから構成されてよい。一又は複数のツールバーは、地図フォーマットで配信対象エリアを選択及び規定する能力を配信エージェントに提供する。現在のウェブブラウザが地理的情報システム(GIS)データを処理しないが、この地図は、ブラウザを支援するPLBS−SBによって位置変換が実行されたJPEG(Joint Photographic Expert Group)フォーマット画像又はファイルであってよい。しかしながら、将来的に配信エージェントウェブポータル202又はウェブページ106が直接GIS地図データを支援してこのような情報を表示し、定義入力を行うことが期待される。
図4を参照すると、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)400、又は類似のユーザインターフェースは、ウェブポータル202、ウェブページ106、ローカルソフトウェア、又は最新配信コマンダ108を含む類似の機構によって提供することができる。ユーザは、アクセスが許可される前に、先ず自分のユーザID及びパスワードを入力したであろう。PLBSシステム100は、ユーザIDの機能及び公認管轄権として、配信エージェントに地図を表示できる。配信エージェントウェブページ106のホームページ402は、デモンストレーションゾーンの地図404と、特定の地理的エリア及び/又は特定の配信エージェントに関連する都市又は位置とを示してよい。配信エージェントに対するGUIインターフェース400は、ウェブポータル202及び最新配信制御器108のいずれか一方によって提供することができる。別の実施例においては、ホームページ106は、全てのユーザが利用できる一般データを表示してよい。
配信エージェントがPLBSシステム100にログインすると、その配信エージェントの管轄区域権の地図404が表示される。地図404は、無関係又は無許可のエリアへ誤ってメッセージを送信することを防ぐために、管理オペレータ及び/又は配信エージェント管理者によって構築される。図示の如く、表示された地図404は、配信エージェントがターゲット配信エリアを特定又は規定できる地理的エリアを含む。この地図は、一例として、街路、地方自治体の境界、及び/又は関心のある点を含むことができる。
配信エージェントウェブポータル202又はウェブページ106は、ウェブポータル202にアクセスする配信エージェントから6回の「入力(Enters)」又は「クリック」以内で配信エージェント配信リクエスト又はメッセージの送信又は要求を可能にするように設計される。同様にこのシステムは、このような行動がタイムリーであり、15秒以内に遂行されるように設計される。
図5の表示されたユーザインターフェース500を参照すると、配信エージェントウェブページ106を用いている配信エージェントは、マウス又はタッチパッド等のポインティング装置を用いて、メッセージが配信されるエリア、例えば配信対象エリア502又はフットプリントを規定する。好ましくは、配信対象エリア502は、表示された地図404上でマウスをクリックする等の地理的な選択手段を介して配信エージェントによって規定される。例えば、インターフェース500を表示した際に、ユーザは、移動ボタンを用いて地図404をスクロールし、またスケールを選択してよい。次にユーザは描画ツールを用いてマウスをポイント及びクリックし、ターゲット配信エリア502等の「フットプリント」として知られるエリアを作成することができる。この例では、マッピングフットプリントはサークル504として選択され、配信エージェントによって選択された青色506によって視覚的に示される。
加えて、図6の表示ユーザインターフェース600に示すように、配信エージェントは、GUIインターフェースを用いることができ、また形状ツールを用いて不揃いな形のターゲット配信エリアを規定できる。この例では、形状ツール602は青色506で選択され、配信エージェントは、地図404上で、交通警報の焦点であってよいハイウェイ606の一区画を囲む形が不規則なポリゴン604を規定している。このような形が不規則なターゲット配信エリア608を規定でき、且つ後の呼び戻しのためにフットプリントライブラリに記憶することができる。
図7は、ターゲット配信エリア706が地図708上で選択される所定フットプリント704のライブラリ702からのターゲット配信エリアの選択を例示する表示ユーザインターフェース700の一の実施例を示す。一のこのようなアプリケーションは、洪水又は類似の緊急事態の場合にエリア内の受信者に警告メッセージを配信するために選択されうる各種の洪水帯エリア704を有するライブラリ702を含んでよい。
図8の表示画像800に示すように、配信エージェントが配信対象エリアを規定した後に、配信エージェントは、メニューバー802上のメッセージメニューボタンを起動し、テキストメッセージをキーボードにタイプする等により、メッセージ801を入力する。メッセージ入力表示スクリーン又はウインドウ804は、メッセージタイプ806の識別、配信メッセージ808の持続、およびメッセージ名810の入力を可能にさせる。実施例によっては、ターゲット配信エリアが一旦規定されると、ダイアログボックスは、配信エージェントが利用できるオプションの展示を公開する。これらは通常管理者、オペレータ、及び/又は契約により規定される。次に配信エージェントはメッセージ801のテキスト、そのチャンネル番号(又はこれは固定してもよい)、及び配信メッセージ808の持続を入力できる。
図9の表示画像900に示すように、実施例によっては、あるアプリケーションにおいて、標準ライブラリメッセージ902が、所定メッセージのリストから選択でき、所定メッセージ904と、場合により所定のターゲット配信エリア906を含むことができる。これらは夫々、より下位権限の配信エージェントによって、メッセージ配信リクエストの寄託を早めるために呼び戻されてよい。表示画像900に示すように、シェフォード(Shefford)化学物質流出910が地図912上で確認される。
配信エージェントが配信すべきメッセージ及びターゲット配信エリアを規定又は選択した後、配信エージェントは、一又は複数の認証手続きを介して配信リクエストを認証する。これらは、ユーザID及びパスワードの入力、音声認証メッセージの発話、又は別の方法を含んでよい。図10は、表示画像1000と、配信エージェントにその配信エージェントのユーザ識別1004及び認証パスワード1006を入力及び確認可能とさせる認証ウインドウ1002とを示す。配信リクエストが認証された後、配信エージェントは、開始又はgoボタン1008を押すことにより配信リクエストを開始する。配信リクエストは、配信提案となり、アドミッションコントロール220により考えるべき公共サービス位置配信システムサービス局(PLBS−SB)102に転送される。
選択自由なシステムの特徴も、配信エージェントウェブポータル202又はウェブページ106を介して配信エージェントに利用可能とされてよい。これらは、アドバンストボタン又はツールバー上の更なるオプションとして実施されてよい。これらの選択自由な特徴は以下を含んでよい。即ち、
−配信対象エリア/フットプリントライブラリ(Broadcast Target Area/Footprint library)
−メッセージライブラリ(Message library)
−多言語メッセージ(Multiple language messages)
−ロングメッセージ(Long messages)
−開始時刻(Start time)、終了時刻(Stop time)
−チャンネルコード(Channel codes)
−呼び戻しメッセージ(Recall messages)
−選択ネットワーク(Select networks)
−進捗ウインドウ(Progress windows)
配信エージェントウェブポータル202及びウェブページ106は、一又は複数の進捗ウインドウを備えてよい。
配信エージェントがgoボタン1008を一旦クリックし、自分のユーザID1004及びパスワード1006をタイプすることでメッセージ責任を受理すると、メッセージは直接的には送信されない。代わりに、配信エージェントがこのメッセージの権限に対して有効であるPLBS−SBの管理サブシステムへ送信される。例えば、このメッセージは、配信エージェントの管轄区域権内で送信を規定している。一の個人又はセンタがある期間内に送信してよいメッセージの数に対する制限があってよい。これは、ローカル通信事業者、政府機関又はPLBS−SB102オペレータによって規定されてよい。
このサービスの請求は、メッセージに対して規定したエリアに基づいてよく、又はメッセージに対する配信対象エリアの人口密度に基づいてよい。夫々の場合において、配信エージェントは、先に進めると決定する前に、メッセージはどれくらい費用がかかっているかを知りたいかもしれない。
配信エージェントのリクエスト及びメッセージは、政府当局及び地域通信事業者との全ての協定との準拠性を保証するために、管理サブシステムによって有効化される。全面遵守の場合にのみ、メッセージは先に進む。その場合、ダイアログボックスは、各地域通信事業者がいつメッセージを受理したかについて確認する。
そうでない場合、配信エージェントは、なぜメッセージが拒否されたかを説明するダイアログボックスと、迅速に送信されたメッセージを取得するために次に何をすべきかに関する提案を取得する。例えば、より小さな野心(ambitious)を抑えた配信対象エリア/フットプリントを試みてもよく、又はより高い位置づけの配信エージェントからの認可を試みてもよい。
或いは、ウェブベースのインターフェースは、特定のアプリケーション又は状況に対処することができない場合、アドバンスト配信制御器108(Advanced Broadcast Controller: ABC)は、この機能性を備えてよい。この第3者アプリケーションは、配信エリアを規定するために、より多くの、できれば極秘の情報を要求することができる。このように、極秘情報が建物から決して離れることはない。
地域通信事業者の事務所では、PLBS−SBから受信したセルの緯度及び経度データを局所的に提供された通信事業者ネットワーク用セルIDと関連付けるデータ通信事業者配信センタ(CBC)114サーバが存在する。セルサービングエリア地図又は表は、地域通信事業者の計且つツール、システム、及びデータから得られる。通常、通信事業者のエンジニアリンググループは、計画、維持、及び管理目的の類似情報を作成する。
地域配信メッセージは、セルラネットワークオペレータによってセル毎に地域配信チャンネルで配信される。地域配信メッセージを送信するために、通信事業者配信センタ114A及び114Bに信号が送信される。そこから、メッセージがどれくらい頻繁に及びいつ配信されるか等のその他のデータとともに、送信すべきメッセージと、また重大なことには、配信が行われるセルのグローバルセルIDとを含んで、メッセージが基地局制御器(BSC)に送信される。
セルラオペレータは、それらのセルに関する情報(セルデータ)をよく注意して保護する。なぜならその情報は競合他社に有用となりうるからである。彼らは、多数の安全ではないサーバ上にこの情報を有する見通しは受け入れがたいとするかもしれない。
PLBSの一の実施例によれば、各通信事業者は、セル位置及びセルサービングエリアを含む彼ら自身が所有するネットワークデータへのアクセスを維持及び制御する。図2参照。各通信事業者は、公共サービス配信メッセージ用の対象エリアを規定する地理的データを受信し、どの送信リンク及びそれらの関連送信地域が対象エリアに関連するかを判定する。一旦構築されると、各通信事業者は、配信対象エリアに全部又は一部において関連する地域又はエリアに向けてのみ、メッセージ配信を開始する。そのようなものとして、競合する通信事業者は、その他の通信事業者のネットワーク又はそれらが所有するネットワーク又は顧客データへのアクセスを持たない。
PLBS−SB102及びCBC114間の送信は、利用可能な電気通信施設及びTCP/IPセキュアトンネルプロトコル、セキュリティ、及び認証を含むプロトコルとともに達成される。送信は、有線でもよく、衛星施設を含む無線でもよい。
一の実施例において、PLBSシステム100は、通信事業者のセル又はネットワークデータが、地域通信事業者の事務所における通信事業者配信センタ114の参照テーブルにおいて配信ネットワーク通信事業者によって保持されることを確実にする。これは、セルのセル識別コード、夫々のラジオ基地局の緯度及び経度位置、及びそれらのセクタに対するアジマスデータを含む。セルセクタアジマスデータを含むと、セル及びセクタ毎の解像度が導かれるが、第1のアプリケーションに対しては、現代のセルのサイズが小さい(通常直径1−3Km(約2マイル)である)ことを考慮すると、セル毎の解像度で十分であろう。セルデータは、通信事業者のネットワーク事務所を決して離れることはない。モバイルサービス通信事業者等の地域通信事業者は、セル配信メッセージング技術のホスティング、ローカルセルネットワークへのアクセス、及びセル配信メッセージのその加入者への送信を実行する。加えて、通信事業者又は携帯電話装置サービスプロバイダは、オペレータGUIインターフェースを可能とするために、内部的に又はPLBSオペレータにセルサイト地理的範囲データを提供してよい。
地域配信メッセージは、特定の地理的エリアにおける多くのオペレータ又は通信事業者が同じ情報をタイムリーに要求する際に、幾つかの方法で採用されてよい。このような情報は、緊急事態に関するテキストメッセージを含んでよく、3Gセル及び電話に対しては、所望の又は行方不明者の写真、画像データ、経路回避及び脱出のためのエリアを含む問題エリアの地図を含んでよい。
地域配信は、セルラネットワークの機能であり、GSM MoU、(GSM03.41)UMTS、3GPP/3GPP2及びIS95CDMA等の公の標準化団体によって規定される。多くのネットワークは、適切なアプリケーションの不足のために現在用いられていない各自のネットワーク用に規定された複数の位置配信チャンネルを有している。
通常、同一エリアにおいてサービスを提供する通信事業者又はオペレータは複数存在する。競合オペレータ間において、セル計画の一致はなく、そのようなものとして、セル配置及びセルIDは通信事業者の夫々に固有のものである。加えて、電気通信技術における絶え間ない革新のために、セル範囲及びネットワーク容量、ネットワーク設計、及び特定のエリアを含む地理的ネットワークシステム及びセルのサイズ及び配置は、動的でありうる。例えば、ネットワーク再構成、セル分割及びスイッチカットオーバーである。
また、多くのネットワーク112が、アンブレラセル、マクロセル、オーバーレイドセル、マイクロセル又はピコセル等の、異なるサイズのネットワーク又はセルの重なりパターンとともに、階層的ネットワーク又はセル構造システムを有している。これらは、夫々が固有のセルID及び異なる基地局間隔を有しながら、850−1900又は900−1800−2Ghz等の異なる周波数バンドの多層サブバンド構造も有してよい。
マルチネットワーク構造は、3G汎用パケット無線システム(General Packet Radio Service: GPRS)、EDGE、CDMA2000、UMTS及びTD−SCDMAの導入とともに、複雑さが増し続けるであろう。3G地域配信メッセージは、ましてや能力があるために、異なる複数のセルID表が、マルチメディア版よりも、配信メッセージのプレーンテキスト版で入力される。
約1KBのシングルメッセージ送信は、各送信エリア又はセル用通信事業者によって用いられてよい。そして基地局制御器のトランシーバは、要求された時間、メッセージを繰り返す。
ユーザ受信装置は、携帯電話、PDAのユーザ受信装置、PCのユーザ受信装置等を含んでよい。受信装置は、メッセージがローカルユーザによって認知されるまで継続する明確な警戒着信音を提供してよい。このような特徴及び機能は、各種受信装置の特徴及び機能に依存する。受信装置によっては、テキストメッセージ、画像データ、画像、及び地図を受信するように構成されてよく、或いは更なる情報を提供する指定されたウェブサイトに接続可能であってよい。
現在のシステムにおける一又は複数の実施例と共に、特別な携帯電話装置は要求されない。グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)携帯電話は、支援GSMサービスプロバイダによって提供された公共サービスメッセージ地域配信メッセージを表示してよい。加えて、3世代携帯電話サービスプロバイダ及び携帯電話装置は、公共サービスメッセージ地域配信PLBSシステム100と一致する地域配信メッセージを表示するであろう。
公共サービスメッセージ地域配信サービスは、公共サービスメッセージ地域配信システムプロバイダの印又はサービスマークを表示してもよい。
公共サービスメッセージ地域配信システムはモバイル通信事業者の音声及びSMSチャンネルに無関係であるため、セル配信は緊急事態中動作し続け、これにより電話が込み合う結果となり、音声及びSMSサービスにおける割り込みにもかかわらず、緊急事態指示用の実行可能な通信リンクとともにローカル権威を有効にする。
動作中、PLBSシステム100は、一の実施例において、ここに記載の方法で行われてよい。公周サービスメッセージ配信が必要の場合は、公認配信エージェントは、付属のインターネット可能装置から配信エージェントウェブポータルにアクセスする配信エージェントシステムを介して公共サービスメッセージ地域配信システムにアクセスするためのパスワードを入力する。このシステムは、配信エージェントを認識し、その管轄区域権の地図又は図を表示する。
配信エージェントは、公認配信管轄区域権の全て又はその一部である配信対象エリアを規定又は選択する。配信エージェントは、緊急事態の性質及び/又は要求行動を示すテキストメッセージを構成する。配信エージェントは、メッセージが対象エリアで受信装置によって受信及び/又は配信されるべき時間長を特定する。配信エージェントシステムを用いる配信エージェントは、データを確認し、公衆位置サービスメッセージ地域配信システムサーバに送信する。
公共サービスメッセージ地域配信システムの配信データ管理(Broadcast Data Management: BDM)サーバは、データを再フォーマット化し、配信対象エリア内でサービスを提供する電気通信事業者の夫々に対する通信事業者配信センタ114に転送する。
各加入している通信事業者配信センタ(CBC)114は、全配信対象エリアが配信範囲内であるように対象エリアの全部又は一部を供給する一又は複数のサブネットワーク及び/又はセルセクタ(送信タワー等)を選択する。CBC114は、そのサービスエリア内の全受信装置にメッセージを配信する。CBC114配信送信工程は、対象エリア内で、更なる装置が入力し、利用可能となり、又はアクティブ化/電源ONとなることに対応して警告期間中繰り返される。配信サブネットワーク又はセル内に位置する受信装置は、公共サービス配信メッセージを受信し、またメッセージの警告及び表示を行ってよい。
実際に、一又は複数の実施例の動作は、以下の例によって説明されてよい。
夜遅くには、川のレベルは危険レベルまで上がる。地元警察は、危険にさらされた住民、洪水の恐れがあるエリアに住む人々に警告をしたい。しかしながら、夜の時間なので、人々はテレビも見ていないし、ラジオも聞いていない。配信エージェントの立場にある巡査長、又は災害管理者は、中央側にある公共サービスメッセージ地域配信システムウェブページ106にアクセスする。巡査長は、洪水の危険にあるエリアの地図を選択する。巡査長は、危険の通知をすべき地理的配信対象エリアを規定又は選択する。巡査長は、危険の性質を示すメッセージを入力し、あなたのエリアで洪水警報等の提案行動を入力する。巡査長は、セキュリティ手続きに従って配信メッセージングを開始し、goボタン1008をクリックする。
PLBS−SB102は、メッセージを受信し、特定の通知又は対象エリアに対するメッセージを提案している配信エージェントとしての巡査長の有効性を確認する。一旦有効化されると、PLBS−SB102は、規定サービスエリア内の受信装置、受信可能サービスエリア、又はネットワーク112を有する電気通信サービスプロバイダ又は通信事業者の夫々にメッセージを送信する。
各地域電気通信サービスプロバイダは、配信システムからメッセージ及び対象配信エリア定義を受信し、規定ターゲット配信エリアを供給する特定通信事業者の送信ネットワーク112への配信メッセージの送信を開始する。電気通信サービスプロバイダのローカルネットワーク112は、メッセージを、規定通知エリア内でアクティブな全てのアクティブで互換性のある受信装置に配信する。各受信装置は、配信メッセージを受信し、メッセージを表示し、共有又は固有の警告信号を提供してよい。
図11は、PSMBS報告サブシステムの機能ブロック図の実施例を示す。この実施例では、二つの地域PSMBSシステム100Q及び100Rは、各地域内の他数のネットワークに対して配信メッセージングサービスを提供し、各システムのアカウントデータに配信記録を記憶する。三つの別個のPSMBS監視センタ1102A、1102B及び1102Cは、二つの地域から配信メッセージ記録を読み出そうとする。
管理センタA及びCは、地域100Q及び100Rから配信記録を読み出し、監視センタBは、地域100Qのみから配信記録を読み出す。配信メッセージ記録を読み出す機能上の詳細は、監視センタ(PSMBS Monitoring Cent.)1102Aに提供される。PSMBSハンドラ(PSMBS Handler)1104は、両地域のPSMBS機関にインターフェースで接続している。読み取られた配信メッセージ記録は、その他の報告アプリケーションによって起こりうるハッキングから情報を保護するための不変データファイルとして維持されるログファイル214に書き込まれる。ログファイル214に記憶されたデータは、その他のアプリケーションによるアクセス用にログファイル(Log file Copy)1108A及び1108Bにミラーコピーされる。本実施例において、第3者は、所定のウェブベース行動報告1118を作成するウェブポータルとしての機能を果たす責任ブラウザハンドラ(Accountability Browser Handler)1110を介してデータにアクセスできる。配信メッセージ情報への第3者のアクセスにおける他の模範的実施例は、PSMBSプッシュサービスハンドラ(PSMBS Push Service Handler)1118を介して所定の報告情報にアクセスするプッシュサービス加入者(Push Service Subscribers)1120に対して示される。その他のプッシュサービスフォーマット(Other Formats)1114は、装置固有データフォーマット化を必要とする受信装置用のプッシュサービスハンドラ1118によって支援されてよい。監視センタA1192Aにおける監督1116のみが、ログファイル214における記録である監督ハンドラ(Invigilation Handler)1106工程を介して行動報告にアクセスできる。
公共サービスメッセージ配信システム(PSMBS)のオペレータは、配信メッセージングサービスを、政府機関と非政府機関(NGOs)とのどちらにも提示できる。例えば、一のNGOは、製品及び/又は情報サービスを特定の市場セグメントに「プッシュ(push)」配信メッセージングを介して宣伝しようとする法人顧客であってよい。或いは、小売客は、ユーザ選択可能メッセージングチャンネルで無線配信メッセージを受信可能であるPDA(Personal Digital Assistance)装置を介した株価の監視等の特別なインターネット情報サービスに関連する加入者にメッセージを配信する購読サービスチャンネルに加入してよい。
一の実施例において、これらのメッセージングサービスは、セル配信仲介位置、PSMBS、及びPSMBSオペレータと自分たちのネットワーク内でこのようなメッセージを配信すると契約したネットワークオペレータの配信メッセージ配信インフラ構造におけるインフラ構造で供給される。契約ネットワークは、セルラネットワーク、ページングネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、情報サービスプロバイダ(Information Service Provider: ISP)ネットワーク、又は対象エリア又はグループにメッセージを配信可能な任意のネットワークを含んでよい。
PSMBSオペレータは、顧客に配信メッセージングサービスを請求し、契約配信ネットワークに、これらの配信メッセージを配信するネットワークの使用を補償する。成功を収めるために、PSMBSビジネスモデルは、ネットワーク施設の使用が増加することに対して(すなわち、PSMBSオペレータの営業費)、契約ネットワークには補償財源を提供しなければならず、PSMBSサービスプロバイダには利益になるサービス財源を提供しなければならない。
ここに開示された請求システム(及び関連方法)は、プッシュサービス加入者への加入サービス請求料を含めて、ネットワークオペレータに支払われた補償ネットワークの使用料、PSMBS顧客へのPSMBSサービス料を算出可能である。ここに開示された模範的実施例は、セルラ配信メッセージ配信ネットワークにおける配信メッセージングサービスの提供に固有の請求システムの特徴及び能力を例示するが、セルラネットワークに制限されるものではない。
GSMシステムにおいて、モバイルネットワークオペレータは、各ネットワークセールに、セル配信チャンネルとともに構成されるように命令するか、或いはネットワーク内のセルに、セルのサービスエリア/サービスフットプリント内で配信メッセージ配信用の配信チャンネルを構成しないように命令してもよい。メッセージ配信を可能にする命令は、スタンドアロン専用制御チャンネル(Stand Alone Dedicated Control Channel: SDCCH)の一のサブチャンネルを標準制御チャンネル使用のサービス(例えば、モバイルセット(MS)呼設定、呼出終了、ショートメッセージングサービス設定、通常MS位置更新等)から取りだすことを要求する。SDCCHサブチャンネルは、制御、SMSおよび無線アプリケーションプロトコル(WAP)トラフィックを実行するために用いることができる。大抵のセル構造において、一の空気界面タイムスロットに8つのSDCCHチャンネルがあるが、高密度なセルラトラフィックを支援するために16以上あってもよい。請求システムは、ネットワークオペレータにSDCCHサブチャンネルの配信メッセージの使用を補償する料金を算出する。
党技術分野で周知のように、エリクソンBAS1トラフィックモデルは、平均セルトラフィック統計に基づいている。以下の表は、BAS1トラフィックモデルに係る各種イベントの制御チャンネルグループに対する平均SDCCHサブチャンネル提示制御トラフィック(ミリアーラン/加入者、即ち、mE/Sub)を示す。
任意のセルの制御チャンネルへのトラフィック付加量は、内部セル、即ち、位置エリアボーダ上にないセル、であるか、又は外部セル、即ち地域エリアボーダ上にあるセル、であるかにも依存する。モバイルセットが地域エリアボーダを横断する場合、ハンドオフを生じさせるためにサービス切替システムに通信する。よって、MSが現在位置するエリアを供給するスイッチの制御チャンネルによって呼び出されうる。モバイルセットは、その固有の国際移動電話加入者識別(IMSI)コードによって識別される。
制御チャンネル使用モデルの一の実施例において、単一のトラフィックチャンネルは、通常のセルサイトに対して制御機能行動を供給している。加入者当たりの平均提示トラフィック0.0022アーランは、一日の加入者当たりの配信時間0.264分、又は1年のサブ当たりの96.36分と同じである。トラフィック制御チャンネル当たり8つのサブチャンネルが存在するので、サブチャンネル当たりの提示負荷は、1年の加入者当たりのトラフィック12.045分である。よって、ネットワークオペレータは、PSMBSシステムによる専用サブチャンネルへの常時アクセスに対し、1年の加入者当たりの配信メッセージトラフィック12分を補償されてよい。或いは、ネットワークオペレータは、ネットワーク使用に基づいて補償することができる。
配信メッセージ対象エリアの全エリア又はその一部であるネットワーク特有対象エリア内のネットワークオペレータ加入者の数は、ネットワークオペレータによって供給されたメッセージ対象エリア×ネットワークオペレータに対する平均加入者密度(例えば、加入者/平方キロメートル)の積として算出できる。メッセージ長、ネットワーク特有対象エリア内でのメッセージの繰り返し配信数、及び請求期間中に配信メッセージによってアクセス可能なネットワーク特有加入者の数を考慮するメッセージ開始者に対する請求単位が構成される。請求期間は、例えば、月に1回、3か月に1回、半年に1回、又は1年に1回であってよい。
一の模範的な請求単位は、メッセージ「ショット(shot)」当たりのネットワーク配信料のそれである。ここで、1「ショット(shot)」は、15メッセージページ×10000加入者の積として規定される。この料金/ショット比は、10000で割られるネットワークのメッセージ対象エリア内のネットワーク特有加入者数に適用される。この料金は、各配信メッセージ配信ネットワークに認証された配信エージェントからの各個々の配信メッセージ記録に適用される。この模範的実施例において、総請求料は、各請求期間にわたって使用に影響を受ける。或いは、請求期間にわたって平均配信メッセージの使用を考慮する平均請求期間固定料金を構成できる。
PSMBSメッセージを配信する契約をしたネットワークオペレータに対する補償は、「ショット(shot)」単位又は類似の単位に基づいて同様に構成できる。請求期間あたりにネットワークオペレータに支払われたネットワーク料は、請求期間にわたってネットワークオペレータによって配信された「ショット(shot)」に基づいてもよい。或いは、固定ネットワーク料が、平均配信メッセージ統計に基づく所与のサービス機関に対して構成されてよい。模範的な請求単位の「ショット当たりの料金(fee per shot)」を例示したが、所与の法オスメッセージ開始者に対して適当なその他の請求単位を構成することができ、また請求システムの請求単位は、「ショット(shot)」単位に制限されるものではない。
図12は、Haslemereアドミッションコントロールアルゴリズムのネットワーク寄託の認可を介してうまく配列された配信メッセージに対する請求システムフロー図の模範的実施例である。公認ネットワークに対する請求工程は、ネットワークに用いられるネットワーク請求アルゴリズムにアクセスするフェッチアルゴリズム(Fetch algorithm)1208とともに始まる。請求単位は、典型的な「ショット(shot)」単位等、ステップ1210(Compute Billing Units)において算出される。配信リクエスト用に公認ネットワークに対して算出された請求は、ステップ1212(Write to BR)において配信リクエストに付加され、ステップ1214(Write to Agent file)においてエージェントファイルに書き込まれ、ステップ1216(Write to Network file)においてネットワークファイルに書き込まれる。両ファイルはアカウントデータ216に記憶される。次の公認ネットワークは、ステップ1204(Next Network submission)においてアクセスされる。「全終了(All done)?」ステップ1206において検査されたように、全てのネットワークが処理されると、ステップ316においてAdmiss_Doneフラグは設定され、ステップ1218(Go to reporting)において完了記録が報告サブシステムに寄託される。
このシステムにおける他の請求実施例は、プッシュサービス加入者に対して補助の「プッシュサービス」の請求を提供する。このような請求は、通常、固有のプッシュサービスチャンネルコードでこのようなサービスにアクセスする加入者に対して、均一料金に基づいている。模範的な「プッシュサービス」は、スポーツの得点結果又は天気情報の受信を含んでよい。
他の請求実施例は、小売人からのセールスプロモーション等、プッシュ情報コンテントサービス(メッセージ受信者には無料)のスポンサーである法人顧客の請求を提供する。このような用途において、スポンサーは、固有のスポンサー割当配信チャンネルで配信された配信メッセージに対して請求される。個々の商業用請求契約が、このような用途に対して構築される。
実施例によっては、一の配信メッセージを一の配信対象エリアに提供する公共サービスメッセージ配信システムは、配信メッセージインターフェース、配信アドミッションコントロールモジュール、及び階層的ジオフェンス配信メッセージルーティングサブシステムを含む。配信メッセージインターフェースは、前記配信対象エリア及び前記配信メッセージを含み、前記配信メッセージを受信する少なくとも一の監督用公共サービスメッセージ配信システムを規定する配信記録を受信し、前記配信メッセージ、前記配信対象エリア、前記配信メッセージ発信元識別子、及び前記配信メッセージを受信する前記少なくとも一の監督用公共サービスメッセージ配信システムを含む配信メッセージ記録を生成するように構成される。配信アドミッションコントロールモジュールは、前記配信メッセージ記録を受信し、前記配信メッセージ発信元識別子、前記配信対象エリア及び監督用公共サービスメッセージ配信システムルーティングパラメータのうちの一又は複数に応じて前記配信メッセージ記録を有効にし、前記ジオフェンス配信ルーティングパラメータを含む有効にされた配信メッセージ記録を生成するように構成される。階層的ジオフェンス配信メッセージルーティングサブシステムは、前記有効にされた配信メッセージ記録を受信するように構成されており、前記監督用公共サービスメッセージ配信システムは、前記メッセージ送信に応答し、前記有効にされた配信メッセージ記録を、複数の地理的に異なるサブテンド公共サービスメッセージ配信システムに送信するように構成される。
実施例によっては、前記配信アドミッションコントロールモジュールは、配信メッセージ発信元承認パラメータに応じて前記配信メッセージ発信元の権限を検証し、前記配信メッセージの前記送信は、前記権限検証に応答する。
実施例によっては、前記配信アドミッションコントロールモジュールは、配信メッセージ発信元パラメータに応じて配信メッセージ発信元の前記権限の検証の包含を検証するように構成される。
実施例によっては、前記送信された配信メッセージ記録を受信し、前記配信メッセージ発信元識別子、前記配信対象エリア及び監督用公共サービスメッセージ配信システムルーティングパラメータのうちの一又は複数に応じて前記配信メッセージ記録を有効にし、前記ジオフェンス配信ルーティングパラメータを含む有効にされた配信メッセージ記録を生成するように構成された第2配信アドミッションコントロールモジュールを更に備える。
実施例によっては、前記階層的ジオフェンス配信ルーティングサブシステムは、管轄区域コード及びメッセージ優先コードを伴う前記配信メッセージ記録にフラグを立てるように構成される。
実施例によっては、前記第2配信アドミッションコントロールモジュールは、前記配信メッセージ発信元の前記管轄区域権限の認証を含む前記配信メッセージ記録を有効にするように構成される。
実施例によっては、前記第2の有効にされた配信メッセージ記録を受信するように構成された第2の階層的ジオフェンス配信メッセージルーティングサブシステムを更に備え、前記監督用公共サービスメッセージ配信システムは、前記メッセージ送信に応答し、前記配信メッセージ記録を、第2の地理的に異なるサブテンド公共サービスメッセージ配信システムに送信するように構成される。
実施例によっては、少なくとも一の地理的に異なるジオフェンス公共サービスメッセージ配信システムへの配信メッセージの寄託及び送信を管理する公共サービスメッセージ配信システムサービス方法は、配信メッセージ発信元によって前記配信メッセージを生成する工程と、前記配信対象エリアを規定する工程と、前記配信メッセージ、前記配信対象エリア及び配信メッセージ発信元識別子を含む配信メッセージ記録を生成する工程とを含む。この方法は、前記配信対象エリアを含む前記配信メッセージ発信元に対する前記配信メッセージ記録の権限を認証する工程と、複数の監督用公共サービスメッセージ配信システムの中から一の監督用公共サービスメッセージ配信システムを選択する工程とも含む。この方法は更に、前記認証された配信メッセージ記録を前記選択された監督用公共サービスメッセージ配信システムに送信する工程と、第2の監督用公共サービスメッセージ配信システム、及び前記配信対象エリアのうち少なくとも一部に配信メッセージ送信サービスを提供するサブテンド公共サービスメッセージ配信システムのうちの少なくとも一方に、受理可能な配信メッセージ記録として送信のために、前記選択された監督用公共サービスメッセージ配信システムによって前記認証された配信メッセージ記録の受容性を決定する工程とを含む。この方法は、前記受理可能な配信メッセージ記録を、第2の監督用公共サービスメッセージ配信システム及びサブテンド公共サービスメッセージ配信システムのうちの少なくとも一方に送信する工程も含む。
実施例によっては、第2の監督用公共サービスメッセージ配信システムによって前記寄託された配信メッセージ記録の受容性を決定する工程と、前記配信対象エリアの少なくとも一部内における複数の配信メッセージ受信手段に、メッセージ配信サービスを提供する供給された配信メッセージ送信ネットワークへの送信のために、前記配信対象エリアのうちの少なくとも一部に配信メッセージ送信サービスを提供するサブテンド公共サービスメッセージ配信システムに、前記受理可能な配信メッセージ記録を送信する工程を更に備える。
実施例によっては、前記配信対象エリアの少なくとも一部内における複数の配信メッセージ受信手段に、メッセージ配信送信サービスを提供する供給された配信メッセージ送信ネットワークへの送信のために、前記配信対象エリアの少なくとも一部に配信メッセージ送信サービスを提供する前記サブテンド公共サービスメッセージ配信システムによって、前記寄託された配信メッセージ記録を有効にする工程を更に備える。
実施例によっては、前記配信メッセージ記録を有効にする工程は、配信メッセージ発信元識別子、前記配信対象エリア、及び前記配信対象エリアの少なくとも一部に、前記メッセージを配信するように構成された配信送信ネットワークに関連する配信メッセージ送信ネットワークパラメータのうちの一又は複数に応じて有効にする工程を含む。
実施例によっては、配信メッセージ記録を生成する工程は、管轄区域コード及びメッセージ優先コード伴う前記配信メッセージ記録にフラグを立てる工程を含む。
実施例によっては、前記配信メッセージ記録を認証する工程は、前記配信メッセージ発信元の管轄区域権限を認証する工程を含む。
実施例によっては、前記寄託された配信メッセージ記録の受容性を決定する工程は、監督用公共サービスメッセージ配信システム配信メッセージ送信決定フラグを前記配信メッセージ記録に付加する工程を含む。
実施例によっては、サブテンド公共サービスメッセージ配信システムメッセージ送信決定フラグを前記配信メッセージ記録に付加する工程を含む前記サブテンド公共サービスメッセージ配信システムによって、第2監督用公共サービスメッセージ配信システムから、前記寄託された配信メッセージ記録の前記受容性を決定する工程を含む。
実施例によっては、前記選択された監督用公共サービスメッセージ配信システムは、国際的な公共サービスメッセージ配信システムであり、領域公共サービスメッセージ配信システム及び前記サブテンド公共サービスメッセージ配信システムを含み、国営公共サービスメッセージ配信システムである第2の監督用公共サービスメッセージ配信システムを選択する工程を更に備える。
実施例によっては、前記選択された監督用公共サービスメッセージ配信システムは、領域公共サービスメッセージ配信システムであり、国営公共サービスメッセージ配信システム及び前記サブテンド公共サービスメッセージ配信システムを含み、州又は自治州の公共サービスメッセージ配信システムである第2の監督用公共サービスメッセージ配信システムを選択する工程を更に備える。
実施例によっては、前記選択された監督用公共サービスメッセージ配信システムは、国営公共サービスメッセージ配信システムであり、州又は自治州の公共サービスメッセージ配信システム及び前記サブテンド公共サービスメッセージ配信システムを含み、地域公共サービスメッセージ配信システムである第2の監督用公共サービスメッセージ配信システムを選択する工程を更に備える。
実施例によっては、配信メッセージを配信対象エリアに提供する公共サービスメッセージ配信システムは、前記配信メッセージ、前記配信対象エリア及び配信メッセージ発信元識別子を含む配信メッセージ記録を受信し、前記配信メッセージを受信する二つの地理的に異なるピア公共サービスメッセージ配信システムを識別し、前記配信メッセージ、前記配信対象エリア、前記配信エージェント識別子、及び前記配信対象エリアの少なくとも一部に、前記受信した配信メッセージを送信するように夫々構成された前記少なくとも一の地理的に異なるピア公共サービスメッセージ配信システムを含む配信メッセージ記録を生成するように構成された配信メッセージインターフェースを含む。このシステムは、前記配信メッセージ記録を受信し、前記配信メッセージ発信元識別子、前記配信対象エリアの少なくとも一部及び一以上の地理的に異なるピア公共サービスメッセージ配信システムのうちの一又は複数に応じて前記配信メッセージ記録を有効にするように構成された第1配信アドミッションコントロールモジュールも含む。このシステムは更に、有効にされた配信メッセージを、地理的に異なるピア公共サービスメッセージ配信システムに関連する第2配信アドミッションコントロールモジュールに送信するように構成された第1ピアジオフェンス配信メッセージルーティングサブシステムと、前記送信された配信メッセージ記録を受信し、前記配信メッセージ発信元識別子、前記第2配信アドミッションモジュールに関連する前記配信対象エリアの少なくとも一部及び前記第2配信アドミッションコントロールモジュールを伴う配信メッセージ送信ネットワークのうちの一又は複数に応じて前記配信メッセージ記録を有効にするように構成された第2配信アドミッションコントロールモジュールとも含む。
実施例によっては、少なくとも一の地理的に異なるジオフェンスピア公共サービスメッセージ配信システムへの配信エージェントメッセージの前記寄託及び送信を管理する公共サービスメッセージ配信システムサービス方法は、前記配信メッセージ及び前記配信対象エリアを規定する配信メッセージ発信元によって配信メッセージ記録を生成する工程と、
前記配信メッセージ発信元の配信メッセージ権限を認証する工程とを含む。この方法は、前記配信メッセージ記録をピア公共サービスメッセージ配信システムに送信する工程と、関連配信メッセージネットワークへの送信のために前記受信された配信メッセージ記録を有効にする工程とも含む。
実施例によっては、前記配信メッセージ記録を有効にする工程は、配信メッセージ発信元識別子、前記配信対象エリア及び前記配信ネットワークに関連する配信メッセージ送信ネットワークパラメータのうちの一又は複数に応じて有効にする工程を含む。
実施例によっては、配信メッセージを生成する工程は、管轄区域コードを伴う前記配信メッセージ記録にフラグを立てる工程を含む。
実施例によっては、前記配信メッセージ権限を認証する工程は、前記管轄区域コード及び前記配信対象エリアに応じて前記配信メッセージ権限の管轄区域権限を認証する工程を含む。
実施例によっては、配信メッセージを生成する工程は、メッセージ優先コードを伴う前記配信メッセージ記録にフラグを立てる工程を含む。
実施例によっては、配信メッセージ権限を認証する工程は、前記メッセージ優先コードに応じて前記配信メッセージ権限の管轄区域権限を認証する工程を含む。
実施例によっては、ピア公共サービスメッセージ配信システム配信メッセージ送信決定フラグを、前記配信メッセージ寄託に付加する工程、及び前記配信メッセージ記録の一部として前記送信決定を格納する工程を含む前記ピア公共サービスメッセージ配信システムによって、前記寄託された配信メッセージ記録を、認証する工程、受理する工程又は拒否する工程を含む。
実施例によっては、前記ピア公共サービスメッセージ配信システムは、領域の、国営の、自治州の、州の又は地域の公共サービスメッセージ配信システムのうちの一つである。
図13は、ジオフェンス配信メッセージルーティングシステム(Geo-fenced Broadcast Message Routing System: GBMRS)の一の実施例を示す。本実施例は、配信メッセージが該メッセージをその直接の管轄区域権から離れた地域に配信しようとするPSMBSシステム(Initiating Broadcast Message PSMBS System)1302によって開始される配信メッセージ環境を取り上げる。本実施例において、PSMBS1302は、配信メッセージをメッセージ配信ネットワーク(Msg. Broadcast Network)1312A−Dによって供給された対象エリア1310A−Dに送信する権限を有さない。これら対象エリアへの配信メッセージの送信を達成するために、PSMBS1302がメッセージを更なる処理のための監督PSMBSシステムに送信することが必要とされる。第1監督PSMBSシステム1304は、全対象エリアに対する管轄区域権アクセスを有する。即ち、サブテンドPSMBS(Sub-tending PSMBS)1308Dを介して直接的にエリア1310Dに、又は第2監督PSMBS(2nd Supervisory PSMBS)1306及びそのサブテンドPSMBS1308A、1308B及び1308Cを介して間接的にエリア1310A−Cにアクセスする。下位のPSMBSシステムの夫々は、それらの配信サービスエリア内における関連送信ネットワークへの配信メッセージの送信に関与する。
配信メッセージを適切なPSMBSシステムに転送する各ステップにおいて、アドミッションコントロール工程は、あたかもそれが新たな配信メッセージリクエストであるように行われる。即ち、各PSMBSシステムにおいて再認可が必要とされ、配信記録は各システムにおいて保持される。
一の模範的実施例において、第1監督PSMBSシステム(1st Supervisory PSMBS System)は、世界的システムであってよく、第2監督システムは国家システムであってよく、サブテンドシステムは、自治州又は州の配信メッセージングシステムであってよい。
他の実施例において、第1監督システムは国家システムであってよく、第2監督システムは自治州又は州のシステムであってくよく、サブテンドシステムは大都市圏に制限されてよい。記載したジオフェンシング実施例は、ジオフェンシングの範囲を制限するものではないが、図13において概念的フォーマットで提供されている。
図14は、PSMBSジオフェンシングアプリケーションの他の模範的実施例を提供しており、国際配信メッセージ調整を必要とする津波配信メッセージの文脈で最善に示されてよい。国際エージェント(International Agent)1402又は1404は、津波報告を受信し、警告メッセージを国A(Country A)1406A及び国B(Country B)1406Bに配信したいと望む。国際機関(International PSMBS Broadcast Broker System)102は、配信メッセージリクエストを国際エージェントから受信し、その信頼性を検証するためにその他のメッセージ寄託に関して同じアドミッションコントロールを実行する。メッセージは、どの国がメッセージをメッセージ源から受理するかを検証するために、管理データベースと照合される。ジオコード又はポリゴンは、配信メッセージの対象エリアの範囲を規定する。アドミッションコントロールが対象エリアパラメータを一旦有効化すると、分配器は、ジオコードをデータベースにあるものと照合する。PSMBS機関サービスエリアがポリゴン内にあるか又はデータベースにおいて規定される場合、このメッセージのコピーが国家機関に送信される。
国家機関において、アドミッションコントロール工程は、国家主権が尊敬されるように繰り返される。なぜなら、国又は地域信頼プロトコルは、地域アドミッションコントロールアルゴリズムによって実行され、国際協定によるものではないからである。図14において、国家機関(PSMBS Broadcast Broker Server)102A1は、セル配信センタ(Cell Broadcast Center)102A2、102A3及び102A4による更なる処理のために、メッセージを領域1(Region 1)(1412)及び領域2(Region 2)(1410)に対してコピーする。国又は地域機関システム内で、ポリゴン又はジオコードを、各関与する配信ネットワークのサービスエリアに対して有効化できる。アドミッションコントロールが完了すると、分配器サブシステムは、ジオコード又はポリゴンをデータベース内のものと照合する。ネットワークサービスエリアがポリゴン下にあるか又はデータベース内で規定される場合、メッセージのコピーが、送信のために各ネットワーク動作センタに送信される。図4の管轄ジオフェンシング実施例において、国際PSMBSシステム102は、配信メッセージを国B(1406B)に直接送信する管轄区域権を有し、国家機関を介した調整を行う必要はない。
配信メッセージ管轄ジオフェンシングの他の実施例において、図15に示すように、国際PSMBS機関は、河川への有害流出が規定した配信メッセージ対象エリアの北で起こったことを報告する配信メッセージを、配信メッセージ権限を管轄区域権に対してのみ有する管轄区域権B(Jurisdiction B)を供給する団体Bから受信する。メッセージリクエストは、管轄区域権Bが全く権限を持たない管轄区域権A及びC(Jurisdiction A and C)を含む配信対象エリア1502を含む。警告メッセージは、管轄区域権B内にあるポリゴンエリアによって境界され、イーストリバーボーダ(河川の中央として例示)を含むポリゴン1502境界の一部であると規定された河川の東側に沿ってネットワークB1、B2及びB3においてセルサイト118B1−B3で管轄区域権Bによって配信できる。
国際機関(International Bureau)102iにおける管轄区域権Bからの配信メッセージリクエストの受信時に、配信メッセージリクエストは、アドミッションコントロールアルゴリズムによって認証され、有効である場合は、完全な配信エリア定義か、又はポリゴン1502A及び1502Cとして規定された修正ポリゴン配信対象エリアのどちらか一方とともに、管轄区域権A及びCに転送される。各管轄区域PSMBSシステムは、そのアドミッションコントロールアルゴリズムで配信リクエストを処理し、有効である場合は、警告メッセージを公認配信メッセージ送信ネットワークに送信する。
この模範的実施例において、管轄区域権Cは、管轄区域ボーダA/C(Border A/C)、河川ボーダB/C(Border B/C)及び管轄区域権C内のポリゴン周辺によって規定された対象エリア1502の南東エリアを供給するネットワークCでメッセージを配信する。同様に、管轄区域権Aは、国際機関からの配信リクエストメッセージを処理し、アドミッションコントロール有効化が成功した際には、配信メッセージをネットワークAに送信する。ネットワークAは、ボーダA/B(Border A/B)、ボーダA/C(Border A/C)及び管轄区域権A内のポリゴン1502の一部によって規定されたポリゴン1502の北西エリアに配信メッセージ範囲を提供するセル118Aからメッセージを配信する。
明確のため、ネットワークは、重ならないサービスエリアとして示されるが、所与の送信ネットワークは、多数の管轄区域権のセグメントを供給してよい。この場合、認証メッセージを、各管轄区域権におけるそのネットワークのこれらの部分に配信するであろう。
本発明の態様、又はその実施例を導入する際、冠詞「a」、「an」、「the」及び「said」は、一又は複数の要素が存在することを意味するものである。用語「comprising」「including」及び「having」は、包括的であり、記載された要素以外の更なる要素が存在してよい意味である。
上記を鑑みると、本発明の態様がいくつか達成され、その他の有利な結果が得られることが分かるであろう。上記の模範的な構成及び方法においては、本発明の範囲から逸脱せずに各種の変更が行われるので、上記の説明又は添付の図面に含まれる全ての内容は、例示的なものであり、制限の意味はないとして解釈されるものである。
更に当然のことながら、ここに記載のステップは、説明又は例示された特定の順序における性能を必ず要求すると解釈されるものではない。また更なる又は代替のステップが採用されてよいことも理解されるであろう。
[別表1]
ネットワークの決定権における、及び政府当局及びその他の関心のある第3者と共同した、その他のチャンネル