JP5041815B2 - 通信装置および基地局システム - Google Patents

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Description

本発明は通信装置および基地局システムに係り、装置間の時刻同期を行う通信装置および基地局システムに関するものである。
イーサネット(登録商標)回線における時刻同期方式としては、NTP(Network Time Protocol)、またはSNTP(Simple Network Time Protocol)が広く普及している。NTPは世界中で広く使用されているインターネットを介した時刻同期システムで、全世界で100台を超えるサーバが公開されている。しかしNTP、SNTPはソフトウェアが介在するプロトコルであるため、プロセッサの性能により同期精度が左右される。また、サーバ/クライアント間でパケットの往復遅延を測定して区間遅延を補正する方式を取るため、スイッチ/ルータ等によりネットワークを構成する場合、ネットワーク内のトラフィック量によって伝送遅延が変動することが知られている。このことは、非特許文献1、非特許文献2に記載されている。
伝送遅延の変動要因は、主にスイッチ・ルータによるキューイング遅延、区間でのコリジョン発生による再送処理等であり、ネットワークの構成、通信帯域(トラフィック量)によるが、NTPでの時刻同期精度は数十μs以上であることが多い。またプロセッサをターミナルとするNTP、SNTPでは、クロックに同期した通信フレームを再生することは困難である。特に高安定なシステムクロックに同期した通信フレーム信号を要求するCDMA基地局では、基地局間時刻同期をNTP、SNTP等により実現することは困難である。具体的には、CDMA−One のAir Interface規格3GPP2 CS0032 3.1.2.2.1 Synchronization and Timing)規定によれば、基地局間の無線信号の同期精度は10μs以下であることが要求されている。
以下、IEEE802.3をモデルとして説明する。
山田、「IPネットワーク上の時刻同期手法」、信学技法TECHNICAL REPORT OF IEICE CS2005−16 雨海、外2名、「イーサネットを用いた同期型通信」、信学技法TECHNICAL REPORT OF IEICE CAS2004−81、SIP2004−124、CS2004−217
クロック同期したタイミング信号(通信フレーム等)を要求するシステムにて装置間をイーサネットで接続する場合、時刻同期方式として広く普及しているNTP、SNTPでは、前述の問題点が挙げられる。
本発明が解決しようとする課題は、装置間通信インタフェースとして世界的に普及しているイーサネットを使用し、汎用的に使用されるPHYデバイス、汎用論理デバイスを使用したハードウェア処理により、MAC副層においてフレーム配信の優先制御を行うことにより、スイッチ、ルータを介して多数の装置を接続する場合においても、キューイングによる遅延変動を回避して、安価に高精度な装置間時刻同期を実現することである。
マスタ装置/スレーブ装置装置を接続するイーサネット区間は、全2重(Full Duplex)にて構成する。これはこの区間でのコリジョン発生・再送による伝送遅延の変動を避ける為である。コリジョンの発生・再送による伝送遅延の変動(システムタイミングの伝送ジッタ)がシステムとして許容できるものであれば本条件は不要である。
マスタ装置は、システム全体の同期用の時刻・タイミングの発生源を内蔵する。システム時刻・タイミング発生源としては、GPS受信機や、基幹通信フレーム等の高精度のタイミング信号発信源が挙げられる。なお、時刻・タイミングの発生源を内蔵せず、外部から供給を受けても良い。
マスタ装置内では、システムタイミングに同期して装置間同期用のレイヤ2 MAC副層のフレーム(以下、同期用フレームと呼ぶ)を生成する。MAC副層のイーサネットフレームは、イーサネット物理層の符復号化処理を行うPHYデバイスの論理IFであるMII(Media Independent Interface)でのフレーム形式であり、汎用性が高い。MAC副層のフレームを、以下MACフレームと呼称する。一方、装置間通信用のフレームをトラフィックフレームと呼ぶ。
マスタ装置からスレーブ装置へのインタフェースにおいて、同期用フレームをシステムタイミングに同期して正確に送信するため、システムタイミングの前に、MAC副層の最大フレーム長送信時間+IFG(Inter Frame Gap)時間を予約する。また、システムタイミングの後に、同期用フレーム送信時間+IFG時間を予約する。
予約時間内に入力されるトラフィックフレームについては、同期用フレームの優先配信を行うために一時退避用のメモリに格納し、イーサネットの送信回線を予約しておくことにより、同期用フレームをシステムタイミングに同期して正確に配信する。本構成を取ることにより、トラフィックフレームとの競合による、同期用フレーム送信ジッタを排除することが可能である。予約時間経過後(同期用フレームの送信完了後)、メモリに退避していたトラフィックフレームを順次出力する。
スレーブ装置においては、受信したMACフレームから同期用フレームの受信判定を行い、同期用フレーム受信タイミングからシステムタイミングを再生する。トラフィックフレームについてはスレーブ装置内のネットワークへ送出する。再生されたシステムタイミングは、必要に応じて伝送遅延の補正、伝送誤り/欠落対策としてのPLL等を介してスレーブ装置内で使用する。
マスタ装置からスレーブ装置への同期用フレームの伝送遅延は、ハードウェア処理遅延と、区間ケーブル伝送遅延により決定されるため、ケーブル長・装置間構成から遅延を高精度に決定することが可能である。また、NTPと同様にマスタ装置・スレーブ装置間の送受信往復遅延を測定し、平均化により決定してもよい。
上述した課題は、システムタイミング生成部と、このシステムタイミング生成部が生成したシステムタイミングを受信して、同期フレームを生成する同期フレーム生成部と、前記システムタイミングを受信して、次のシステムタイミング前に第1の予約時刻と前記次のシステムタイミングの後に第2の予約時刻とを生成する予約時間生成部と、前記同期用フレーム生成部と前記予約時間生成部と接続された優先配信制御部と、前記優先配信制御部と接続されたメモリとから構成され、前記優先配信制御部は、前記第1の予約時刻以降に受信を開始したフレームを前記メモリに格納し、前記同期フレームを前記同期フレーム生成部から受信したとき、そのまま送信し、前記第2の予約時刻以降に前記メモリから前記フレームを読み出して、送信する通信装置により、達成できる。
また、受信したフレームからシステムタイミングを再生するシステムタイミング再生部と、受信したフレームから同期フレームを廃棄するフレームフィルタ機能部とからなる通信装置により、達成できる。
さらに、システムタイミング生成部と、このシステムタイミング生成部が生成したシステムタイミングを受信して、同期フレームを生成する同期フレーム生成部と、前記システムタイミングを受信して、次のシステムタイミング前に第1の予約時刻と前記次のシステムタイミングの後に第2の予約時刻とを生成する予約時間生成部と、前記同期用フレーム生成部と前記予約時間生成部と接続された優先配信制御部と、前記優先配信制御部と接続されたメモリとから構成され、前記優先配信制御部は、前記第1の予約時刻以降に受信を開始したフレームを前記メモリに格納し、前記同期フレームを前記同期フレーム生成部から受信したとき、そのまま送信し、前記第2の予約時刻以降に前記メモリから前記フレームを読み出して、送信する第1の基地局と、受信したフレームからシステムタイミングを再生するシステムタイミング再生部と、受信したフレームから同期フレームを廃棄するフレームフィルタ機能部とからなる第2の基地局とからなる基地局システムにより、達成できる。
本発明によれば、高精度な装置間システムタイミング同期を実現することができる。
以下本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位については同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
まず、図1を参照して、マスタ装置を説明する。ここで、図1はマスタ装置の機能ブロック図である。図1において、マスタ装置100は、ネットワーク機能部110と、システムタイミング発生機能部120と、PHYデバイス130と、同期用フレーム生成部140と、予約時間生成部150と、メモリ160と、優先配信制御部170と、PHYデバイス180と、ポート190により構成される。
ネットワーク機能部110は、後述するスレーブ装置200とトラフィックフレームを交換することにより通信を行う。システムタイミング発生機能部120は、システムタイミング(及びシステム時刻と)を生成する。PHYデバイス130は、ネットワーク機能部から出力される物理層のイーサネットフレームを復号化してMACフレームを出力する。同期用フレーム生成部140は、システムタイミングに同期してMAC副層の同期用フレームを生成する。予約時間生成部150は、システムタイミングに同期して優先配信用予約時間を生成する。メモリ160は、予約時間帯にネットワーク機能部から出力されるトラフィックフレームを一時退避させる。優先配信制御部170は、予約時間帯にネットワーク機能部から出力されるトラフィックフレームをメモリへ一時退避させることにより送信回線を確保し、同期用フレームをシステムタイミングに同期して正確に送出し、予約時間終了後に退避させていたトラフィックフレームを順次メモリから読出して送出する制御を行う。PHYデバイス180は、優先配信制御部170から重畳されて出力される同期用フレームとトラフィックフレームとを符号化してMACフレームから物理層のイーサネットフレームへ変換し、スレーブ装置200とのインタフェースへ出力する。
図2を参照して、同期用フレーム生成部140にて生成する同期用フレームを説明する。ここで、図2は同期用フレームフォーマットである。図2において、同期用フレーム10は、7バイトのPreamble(PA)、1バイトのStart of Flame Delimiter(SFD)、6バイトのDestination Address(DA)、6バイトのSource Address(SA)、2バイトのLength(L)、不定長のTransmit Data(TD)、4バイトのFrame Check Sequence(FCS)から構成される。
同期用フレーム10のフォーマットは、IEEE802.3記載のMAC副層フレームに準拠し、送信元MACアドレス(SA)は、同期用フレーム送信用に予約された唯一のアドレスとする。この予約済アドレスを以降同期用アドレスと呼称する。データ長(L)、データ内容(TD)は、適用システムの要求により決定されるものであるが、システムタイミング発生機能部120から出力される時刻データ等(UTC時刻等)でもよい。送信データ内容を時刻データとすることで、タイミング信号と時刻情報を同時に転送することが可能である。
図3を参照して、マスタ装置の処理を説明する。ここで、図3はマスタ装置の制御タイムチャートである。図3(a)は、システムタイミング生成部の出力であるシステムタイミングである。図3(b)は、同期用フレーム生成部の出力である。図3(c)は、予約時間生成部150で生成する予約時間である。図3(d)は、ネットワーク機能部110から出力されるトラフィックフレームである。図3(e)は、メモリへの格納フレームである。図3(f)は、優先配信制御から出力されるスレーブ装置へ送信されるMACフレームのタイムチャートのである。
同期用フレーム生成部140は、システムタイミングを入力として、同期用フレームを生成する。予約時間生成部150は、システムタイミングを入力として、予約時間を生成する。具体的には、予約時間生成部150は、MAC副層の最大フレームサイズの送信時間+Inter Frame Gap(IFG)の時間分を、システムタイミング前の前部予約時間とする。100BASE−T、IEEE802.3 イーサネットを例にとる場合、最大フレームサイズはプリアンブルからFCSまでを含め1526Byte、IFG(最低保証)は12Byteであり、時間換算では123.04μsとなる。予約時間生成部150は、同期用フレームの送信時間+IFGの時間分を、システムタイミング後の後部予約時間とする。100BASE−T、IEEE802.3の場合、同期用フレームサイズがプリアンブルからFCSまでを含め72Byteである場合、IFG(最低保証)12Byteを含めて、時間換算で6.72usとなる。以上、本実施例の場合、システムタイミング前後に123.04+6.72=129.76μsの予約時間を設ける。
図3(d)において、フレーム(1)(2)は予約時間に競合するフレームである。同期用フレームの送信を優先するため、図3(e)に示すように、フレーム(1)(2)はメモリに一時退避しておき、スレーブ装置200への送信回線を同期用フレームの送信に使用する。予約時間終了後、送信回線はトラフィックフレームの送信のために解放される。優先配信制御部170は、メモリ160に一時退避していたトラフィックフレーム(1)(2)を読出し、回線に送信する。また、フレーム(3)(4)のようにメモリに未送信のトラフィックフレームが残っている状態で後続のトラフィックフレームが入力された場合、順序性を確保するため、後続のトラフィックフレームもメモリに退避する。このため、メモリはFIFO(First In First Out)メモリとすることが望ましい。
図3(f)において、予約時間を設けることにより、システムタイミングと正確に同期して同期用フレームを送信し、時間競合するトラフィックフレームは予約時間終了後に順次送信される。フレーム(5)のように、予約時間と競合しないトラフィックフレームはメモリ退避することなく(遅延なく)出力してよい。また、フレーム(6)のように予約時間直前に入力されるトラフィックフレームについても、メモリ退避することなく(遅延なく)出力する。この場合、前部予約時間は最大サイズフレームの送信とIFG最低保証時間とを加算しているため、同期用フレーム送信時には直前のトラフィックフレームの送信は完了してIFGも保証されるため、送信競合によるジッタは発生しない。
図4を参照して、スレーブ装置を説明する。ここで、図4はスレーブ装置のブロック図である。図4において、スレーブ装置200は、PHYデバイス210と、システムタイミング再生部220と、フレームフィルタ機能部230と、PHYデバイス240と、ネットワーク機能部250と、PLL260と、ポート270とから構成される。
PHYデバイス210は、マスタ装置100とのインタフェースから物理層のイーサネットフレームを受信して復号化処理を行い、MACフレームを出力する。システムタイミング再生部220は、PHYデバイス210からMACフレームを受信し、同期用アドレスと一致判定することにより同期用フレームの受信判定を行い、受信タイミングからシステムタイミングを再生する。フレームフィルタ機能部230は、同期用アドレスと一致判定を行い、一致するフレームを同期用フレームとして廃棄する一方、一致しないフレームをトラフィックフレームとして出力する。PHYデバイス240は、フレームフィルタ機能部230にて抽出されたトラフィックフレームを受信し、符号化により物理層のイーサネットフレームに変換する。ネットワーク機能部250は、マスタ装置100とトラフィックフレームの交換を行うことにより通信を行う。PLL260は、再生したシステムタイミングを保護する。
図5および図6を参照して、スレーブ装置の動作を説明する。ここで、図5はシステムタイミング再生部のタイムチャートである。図6はフレームフィルタ機能部のタイムチャートである。
図5において、図5(a)は受信MACフレーム、図5(b)は再生されたシステムタイミングである。また、下段は拡大図である。システムタイミング再生部220は、受信したMACフレームの送信元MACアドレスを同期用アドレスと一致判定することにより同期用フレーム受信判定を行う。送信元MACアドレスが同期用アドレスと一致する場合、システムタイミング再生部220は、そのMACフレームの受信タイミングをシステムタイミングとして再生する。システムタイミング再生部220は、同期用アドレスの一致判定に加えて、全フレーム受信完了時にFCSによる誤り検出を行い、同期用フレームでかつ誤りなしの場合にシステムタイミングを再生してもよい。環境雑音等により同期用フレームに誤りが発生した場合、システムタイミングが欠落することとなるが、欠落の影響が無視できない場合、再生されたシステムタイミングをPLL260により保護することにより、深刻な問題が発生することは回避できる。
図6において、図6(a)は受信MACフレーム、図6(b)は抽出されたトラヒックフレームである。また、下段は拡大図である。同期用フレームはシステムタイミングを再生するためにマスタ装置100からスレーブ装置200へ送信されるフレームであり、マスタ装置100とスレーブ装置200のネットワーク機能部間の通信には不要なフレームなので、フレームフィルタ機能部230は、同期用フレームの廃棄処理を行う。フレームフィルタ機能部230は、トラフィックフレームのみをネットワーク機能部250へ向けて送出する。本実施例ではフレームフィルタ機能部をカットスルー方式により実現する場合について説明する。受信MACフレームをメモリに格納しながら、送信元MACアドレスまでを受信した時点で、同期用アドレスと一致照合を行い、一致する場合は廃棄し、一致しない場合はメモリから読み出しトラフィックフレームとして出力する。
図7を参照して、マスタ装置とスレーブ装置をルーティングデバイスにより接続する構成を取る場合の、ルーティングデバイスを説明する。ここで、図7はルーティングデバイスのブロック図である。なお、ルーティングデバイスには、スイッチ、ルータ等を含む。
図7において、ルーティングデバイス300は、同期用フレームを受信する上流ポート380−1と、同期用フレームを転送する下流ポート380−2を決定し、マスタ装置100をネットワーク上流ポート380−1に、スレーブ装置200を下流ポート380−2に接続する。ルーティングデバイス300は、ルーティング機能部310と、PHYデバイス320と、フレームフィルタ機能部330と、PHYデバイス322と、同期用フレーム抽出部340と、メモリ350と、予約時間生成部360と、PHYデバイス324と、メモリ355と、転送制御部370と、PHYデバイス326と、ポート380、385により構成される。
ルーティング機能部310は、トラフィックフレームをルーティングする機能を有する。PHYデバイス320は、上流ポート380−1から物理層のイーサネットフレームを受信して復号化処理を行い、MACフレームを出力する。フレームフィルタ機能部330は、PHYデバイス320からMACフレームを受信し、同期用アドレスと一致判定を行い、一致するフレームを同期用フレームとして廃棄する一方、一致しないフレームをトラフィックフレームとしてルーティング機能部310へ送出するために出力する。PHYデバイス322は、フレームフィルタ機能部330から出力されるMACフレームに符号化処理を行い、物理層のイーサネットフレームに変換してルーティング機能部310へ出力する。同期用フレーム抽出部340は、PHYデバイス320からMACフレームを受信し、同期用アドレスと一致判定することにより同期用フレームの受信判定を行い、受信タイミングからシステムタイミングを再生する一方、下流ポート380−2へ転送するため同期用フレームをメモリに格納する。メモリ350は、同期用フレーム抽出部340にて受信判定された同期用フレームを一時格納する。
予約時間生成部360は、同期用フレーム抽出部340にて再生されたシステムタイミングの前にMAC副層の最大サイズフレーム送信時間+IFG時間を、システムタイミングの後に同期フレーム送信時間+IFG時間を、下流ポート380−2への同期用フレーム転送用に予約するために予約時間を生成する。PHYデバイス324は、ルーティング機能部から出力される下流ポート380−2への送信イーサネットフレームを、復号化処理によりMACフレームに変換して出力する。メモリ355は、予約時間帯に出力されるトラフィックフレームを一時退避する。転送制御部370は、予約時間帯に出力されるトラフィックフレームをメモリ355へ一時退避させることにより下流ポート380−2への送信回線を確保し、同期用フレームをメモリ350から読み出しシステムタイミングに同期して正確に送出し、予約時間終了後にメモリ355に退避させていたトラフィックフレームを順次読出して送出する制御を行う。PHYデバイス326は、転送制御部370から出力される同期用フレームとトラフィックフレームを符号化してMACフレームから物理層のイーサネットフレームへ変換し、下流ポート380−2へ出力する。
図8を参照して、基地局システムを説明する。ここで、図8は基地局システムのブロック図である。マスタ装置である基地局400には、スイッチ300とスレーブ装置である基地局450−1とが接続されている。マスタ装置である基地局400には、スイッチ300を介して、スレーブ装置である基地局450−2と基地局450−3とが接続されている。各基地局400、450と、スイッチ300との接続は全2重イーサネットにより接続されている。また、各基地局400、450は、移動局用アンテナ430を介して、移動局(携帯電話)500と無線接続されている。無線基地局400は、さらにGPS受信器410と、GPS衛星受信用アンテナ420を備え、GPS衛星から正確な時刻情報を取得する。
無線基地局400は、取得したシステム時刻と、システムタイミングを、基地局450−1とスイッチ300に通知する。スイッチ300は、受信したシステム時刻とシステムタイミングを、基地局450−2と基地局450−3に転送する。
基地局450−1と基地局450−2、3とは、スイッチ300を介さない/介すの差があり、受信したシステムタイミングにずれが生じる。しかし、基地局400と、各基地局450との間のシステムタイミングのずれは、それぞれ固定化できる。また、各基地局450が受信したシステムタイミングを、基地局400に上述した実施例を用いて、折り返せば、マスタ装置である基地局400は、それぞれの基地局450との間のずれを把握し、補正することも可能である。なお、全2重とするのは、各区間でのコリジョン発生・再送による伝送遅延の変動を避ける為である。コリジョンの発生・再送による伝送遅延の変動(システムタイミングの伝送ジッタ)がシステムとして許容できるものであれば本条件は不要である。
上述した構成により、マスタ基地局400とスレーブ基地局450間をイーサネットにより接続し、装置間通信に同期用フレームを時分割に重畳することで高精度なシステム同期を実現できる。
装置間通信方式として広く普及しているイーサネットを用いて、装置間同期用フレームを時分割で優先的に挿入して共有することにより、装置間インタフェースを最小限に抑えることが可能であり、原価、施工の両面で有利である。また、NTPと比較し、高精度な時刻同期が可能である。さらに、NTPでは困難な、クロック同期したシステムタイミング信号を再生可能である。
マスタ装置の機能ブロック図である。 同期用フレームフォーマットである。 マスタ装置の制御タイムチャートである。 スレーブ装置のブロック図である。 システムタイミング再生部のタイムチャートである。 フレームフィルタ機能部のタイムチャートである。 ルーティングデバイスのブロック図である。 基地局システムのブロック図である。
符号の説明
10…フレーム、100…マスタ装置、110…ネットワーク機能部、120…システムタイミング生成部、130…PHYデバイス、140…同期用フレーム生成部、150…予約時間生成部、160…メモリ、170…優先配信制御部、180…PHYデバイス、190…ポート、200…スレーブ装置、210…PHYデバイス、220…システムタイミング再生部、230…フレームフィルタ機能部、240…PHYデバイス、250…ネットワーク機能部、260…PLL、270…ポート、300…ルーティングデバイス、310…ルーティング機能部、320…PHYデバイス、322…PHYデバイス、324…PHYデバイス、326…PHYデバイス、330…フレームフィルタ機能部、340…同期用フレーム抽出部、350…メモリ、355…メモリ、360…予約時間部、370…転送制御部、380…ポート、385…ポート、400…無線基地局(マスタ局)、410…GPS受信器、420…GPS衛星受信用アンテナ、430…移動局用アンテナ、450…無線基地局(スレーブ局)、500…移動局(携帯電話)、1000…基地局システム。

Claims (4)

  1. システムタイミング生成部と、このシステムタイミング生成部が生成したシステムタイミングを受信して、同期フレームを生成する同期フレーム生成部と、前記システムタイミングを受信して、次のシステムタイミング前に第1の予約時刻と前記次のシステムタイミングの後に第2の予約時刻とを生成する予約時間生成部と、前記同期用フレーム生成部と前記予約時間生成部と接続された優先配信制御部と、前記優先配信制御部と接続されたメモリとから構成される通信装置であって、
    前記優先配信制御部は、前記第1の予約時刻以降に受信を開始したフレームを前記メモリに格納し、前記同期フレームを前記同期フレーム生成部から受信したとき、そのまま送信し、前記第2の予約時刻以降に前記メモリから前記フレームを読み出して、送信することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記第1の予約時刻は、前記次のシステムタイミングの立上りから最大フレーム時間とフレームギャップ時間の和だけ、前であることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記第2の予約時刻は、前記次のシステムタイミングの立上りから同期フレーム時間とフレームギャップ時間の和だけ、後ろであることを特徴とする通信装置。
  4. システムタイミング生成部と、このシステムタイミング生成部が生成したシステムタイミングを受信して、同期フレームを生成する同期フレーム生成部と、前記システムタイミングを受信して、次のシステムタイミング前に第1の予約時刻と前記次のシステムタイミングの後に第2の予約時刻とを生成する予約時間生成部と、前記同期用フレーム生成部と前記予約時間生成部と接続された優先配信制御部と、前記優先配信制御部と接続されたメモリとから構成され、前記優先配信制御部は、前記第1の予約時刻以降に受信を開始したフレームを前記メモリに格納し、前記同期フレームを前記同期フレーム生成部から受信したとき、そのまま送信し、前記第2の予約時刻以降に前記メモリから前記フレームを読み出して、送信する第1の基地局と、
    受信したフレームからシステムタイミングを再生するシステムタイミング再生部と、受信したフレームから同期フレームを廃棄するフレームフィルタ機能部とからなる第2の基地局とからなることを特徴とする基地局システム。
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