JP5041113B2

JP5041113B2 - Liquid detergent composition

Info

Publication number: JP5041113B2
Application number: JP2001248774A
Authority: JP
Inventors: 啓一永井; 晴城本間
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2001-08-20
Filing date: 2001-08-20
Publication date: 2012-10-03
Anticipated expiration: 2021-08-20
Also published as: JP2003055699A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体洗浄剤組成物に関し、より詳しくは、皮膚にマイルドで、且つすすぎ時のさっぱり感及び洗浄力に優れ、特にフォーマー容器に充填してフォーマー用液体洗浄剤組成物として使用すると、泡形成性に優れるのみならず、低温での目詰まりなどもなく、良好な使用性が得られる液体洗浄剤組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、身体洗浄剤に求められる機能としては、洗浄性、泡立ち性（質・量感）、泡切れ性、皮膚に対するマイルド性、使用後の官能性（しっとり感、すべすべ感等）、洗浄剤組成物の保存安定性などが挙げられる。これらのうち、使用時に求められる性能は、洗浄組成物によって大きく変わるものであるが、同一の洗浄剤組成物を用いても、洗浄剤の量及びその泡立て方によっても大きく変化する。
【０００３】
皮膚に対してマイルドな界面活性剤としてＮ−アシルアミノ酸塩やスルホコハク酸塩を配合した低刺激性洗浄剤組成物が開示されているが、これらの界面活性剤では、すすぎ時にぬるつき感があるという課題があるものであった。その課題を解決すべく、マイルドで泡立ちが良く、すすぎのさっぱり感を特徴とするアミドカルボン酸又はその塩を含有する洗浄剤組成物が提案されている（特開平８−２９１１２３号、特開平１０−１２１０９０号公報）。しかしながら、この提案の場合、メイク落ちなどの洗浄力については未だ改良の余地があった。
【０００４】
また、使用性や洗浄力を改善するために、分岐脂肪酸又はその塩を配合することが提案されている（特開平１−３０１７９９号、特開平４−５２１２号、特開平４−５７８９６号、特開平７−１１８６９１号公報）。しかしながら、これらの公報に開示の組成物では、すすぎ時のぬるつき感の改善効果を確保できていないという課題があった。
【０００５】
一方、従来の身体洗浄剤は、洗浄組成物を手又はタオルなどに取り、更に、場合によっては適度な水を加えた状態で、身体又はタオルなどとの摩擦により、適度に泡立てて洗浄を行うものであった。摩擦による泡立て方では、温度、湿度などの使用環境や摩擦を行う力のかけ具合、更に、泡立てるために使用する水の硬度及び水分量などにより、泡の質感、量感が大きく左右され、洗浄剤の諸性能に影響を与える。また、最近、手を汚すことなく、しかも１回に使用する量を一定にし得る、簡便性、使用性等に優れたポンプ式の容器に入った洗浄剤が市販されている。しかしながら、ポンプ式容器に充填した洗浄剤は、泡質や泡の安定性等が悪く、また、粘性の高い洗浄剤が入った場合は、使用する量を一定にすることは困難であった。
【０００６】
そこでフォーマー容器に充填する洗浄剤組成物が種々提案されている（特開平７−２５２１３４号、特開平７−１８２９４号、特開平８−１６５２３４号、特開平１１−３５９７２号公報）。しかしながら、これら洗浄剤組成物は、その主成分である界面活性剤が、皮膚への刺激性、安定性等に問題を有していたり、洗浄力、泡形成性や泡量の均一性等が不十分であるという問題も有していた。また、フォーマー容器の改良のみでは、洗浄力、泡質、低温下での使用性等の問題を解決することは困難であった。
【０００７】
本発明は、上述したような従来技術の課題を解消しようとするものであり、皮膚に対して低刺激で、洗浄力に優れ、すすぎ時にさっぱり感を有し、特にフォーマー容器に充填して使用すると、泡形成性に優れるのみならず、低温下でも均質でクリーミィな泡を形成できる液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、特定のアミドカルボン酸又はその塩と、疎水基に分岐鎖を有することを特徴とするアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の１種又は２種以上とを併用すると、皮膚に対するマイルド性、すすぎ時におけるさっぱり感が格段に向上するのみならず、洗浄力も格段に向上し、特にフォーマー容器に充填してフォーマー用液体洗浄剤組成物として使用すると、泡形成性に優れ、且つ低温での目詰まりなどもなく、特に使用性に優れる液体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】
即ち、本発明は、下記（Ａ）及び（Ｂ）を含有し、フォーマー容器に充填されてなることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
（Ａ）下記一般式（Ｉ）で表されるアミドカルボン酸又はその塩
【００１０】
【化２】

【００１１】
（Ｂ）イソステアリン酸カリウム、イソステアリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン（５）イソステアリルエーテル及びイソステアリン酸ポリエチレングリコールから選ばれる１種又は２種以上
【００１３】
以下、本発明をより詳細に説明すると、本発明の液体洗浄剤組成物は、（Ａ）下記一般式（Ｉ）で表されるアミドカルボン酸又はその塩及び（Ｂ）疎水基に分岐鎖を有するアニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上を必須成分とするものである。
【００１４】
【化３】

【００１５】
ここで、上記一般式（Ｉ）中のＲは、炭素数８〜２２、好ましくは炭素数８〜１８の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基若しくはヒドロキシアルキル基であり、具体的には、例えばオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ベヘニル基、オレイル基等が挙げられ、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基が特に好ましい。Ｒの炭素数が８未満では本発明が目的とする洗浄力が得られず、また炭素数が２２を超えると溶液の分散性が良くない。
【００１６】
また、Ａは、水素原子又は炭素数１〜６、好ましくは１〜３の直鎖又は分岐鎖のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、或いは炭素数４〜７の糖残基又は糖アルコール残基である。上記アルキル基、ヒドロキシアルキル基として、具体的には、例えばメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が挙げられる。炭素数が６を超えると溶液への分散性が良くない。また、上記糖残基又は糖アルコール残基の具体例としては、１−デオキシソルビチル基、１−デオキシエリスリチル基、１−デオキシキシリチル基、１−デオキシ−４−グリコシド−ソルビチル基、１−デオキシマンニチル基、１−デオキシアラビチル基、１−デオキシガラクチル基等が挙げられる。
【００１７】
更に、Ｘは、−ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ₂−、−ＣＨ₂ＣＨ（ＯＨ）−、若しくはこれらの混合物、−ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ（ＯＨ）−又は−ＣＨ₂ＣＨ₂−である。
【００１８】
本発明の上記（Ａ）アミドカルボン酸又はその塩として、より具体的には、モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミド、モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミドカリウム、モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミドジエタノールアミン、モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミドトリエタノールアミン、Ｎ−メチル−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミドカリウム、モノ−Ｎ−ミリスチルリンゴ酸アミド、モノ−Ｎ−ミリスチルリンゴ酸アミドカリウム、モノ−Ｎ−ミリスチルリンゴ酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−ミリスチルリンゴ酸アミドジエタノールアミン、モノ−Ｎ−ミリスチルリンゴ酸アミドトリエタノールアミン、モノ−Ｎ−パルミチルリンゴ酸アミド、モノ−Ｎ−パルミチルリンゴ酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−デシルリンゴ酸アミド、モノ−Ｎ−デシルリンゴ酸アミドカリウム、モノ−Ｎ−デシルリンゴ酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−オレイルリンゴ酸アミド、モノ−Ｎ−オレイルリンゴ酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−デシル酒石酸アミド、モノ−Ｎ−デシル酒石酸アミドナトリウム、モノ−Ｎ−デシル酒石酸アミドカリウムなどが挙げられ、これらは１種単独で又は２種以上を適宜組み合わせて用いることができる。なお、光学異性体は単独でもラセミ体でも良い。
【００１９】
本発明の液体洗浄剤組成物におけるこれら（Ａ）成分のアミドカルボン酸又はその塩の配合量は、特に制限されるものではないが、通常、好ましくは組成物全量に対して、１〜５０％（質量％、以下同様）、より好ましくは１〜３０％が好適である。（Ａ）成分の配合量が１％未満では、十分な洗浄力が得られ難い場合があり、しかもすすぎ時にさっぱり感、使用後につっぱり感を与える効果が低くなる場合がある。一方、５０％を超えて配合しても、それ以上の顕著な洗浄力の向上効果が得られなかったり、すすぎ時のさっぱり感及び使用後につっぱり感を与える更なる効果がないものとなる場合がある。
【００２０】
本発明の液体洗浄剤組成物の（Ｂ）成分は、疎水基に分岐鎖を有するアニオン性界面活性剤、疎水基に分岐鎖を有するノニオン性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上である。ここで、分岐鎖を有する疎水基としては、例えば炭素数が好ましくは７〜２４、より好ましくは７〜２２の飽和又は不飽和の鎖状炭化水素基であって、その炭素鎖中に好ましくは１又は２、より好ましくは１の分岐鎖を有する分岐炭化水素基、炭素数が好ましくは３〜２２、より好ましくは７〜１８の飽和又は不飽和の鎖状炭化水素基であって、その炭素鎖中に好ましくは１又は２、より好ましくは１の分岐鎖を有する分岐炭化水素基を側鎖にもつ炭素数が好ましくは３〜９、より好ましくは５又は６の環状炭化水素基又は芳香族炭化水素基などを挙げることができる。
【００２１】
このような分岐鎖を有する疎水基をもつアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の具体例としては、アニオン性界面活性剤では、イソステアリン酸カリウム、イソステアリン酸ナトリウム、イソステアリン酸トリエタノールアミン、２−オクチルドデカン酸カリウム、２−オクチルドデカン酸ナトリウム、２−エチルヘキサン酸カリウム、２−エチルヘキサン酸ナトリウム、イソノナン酸カリウム、イソノナン酸ナトリウムなどの脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸塩（カルボン酸塩）、２−エチルヘキシル硫酸ナトリウムなどのアルキル基の炭素数が７〜２１の硫酸分岐アルキル塩、イソステアロイル乳酸ナトリウムなどの脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸の乳酸エステル塩などが挙げられる。上記分岐脂肪酸塩は、そのものを配合しても良いし、又は、液体洗浄剤組成物中に脂肪酸とアルカリをそれぞれ別に配合して、中和して用いても良い。
【００２２】
一方、ノニオン性界面活性剤では、ポリオキシエチレン（５）イソステアリルエーテル，ポリオキシエチレン（１５）イソステアリルエーテル等のエチレンオキサイドの平均付加モル数が５〜１５のポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレン（１０）オクチルドデシルエーテル，ポリオキシエチレン（５）オクチルドデシルエーテル等のエチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜２５のポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルなどのアルキル基の炭素数が８〜２２の分岐アルキルポリオキシエチレンエーテル、イソステアリン酸ポリエチレングリコール等のエチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜６０、脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸ポリエチレングリコール、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル，イソパルミチン酸グリセリル等のエチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜６０、脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油，ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のエチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜６０、脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸モノイソプロパノールアミド等の脂肪酸の炭素数が８〜２２の分岐脂肪酸アルコールエステルなどが挙げられ、これらは１種単独で又は２種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【００２３】
これらの中でも、本発明の（Ｂ）成分としては、特にイソステアリン酸カリウム、イソステアリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン（５）イソステアリルエーテル、イソステアリン酸ポリエチレングリコール等が、洗浄力、使用性の点からより好ましい。
【００２４】
本発明の液体洗浄剤組成物におけるこれら（Ｂ）成分の疎水基に分岐鎖を有することを特徴とするアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上の配合量は、特に制限されるものではないが、通常、組成物全量に対して、好ましくは０．２〜３０％、より好ましくは０．５〜２０％、更に好ましくは０．５〜１５％である。（Ｂ）成分の配合量が０．２％未満では、十分な洗浄力が得られ難くなる場合があり、しかも低温での使用性を向上させる効果が低くなる場合がある。一方、３０％を超えて配合しても、それ以上の顕著な洗浄力の向上効果が得られない場合があったり、低温での使用性を与える更なる効果がないものとなる場合がある。
【００２５】
本発明の液体洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない限り、上記必須成分以外にも、通常洗浄剤に配合される各種添加剤を用いることができる。これら添加剤としては、例えば（Ｂ）成分以外のアニオン性界面活性剤，ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、アルコール類、水溶性高分子化合物、油剤、薬剤、殺菌剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、香料、色素類などが挙げられる。
【００２６】
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗顔剤，身体用洗浄剤（ボディソープ等）等の皮膚用洗浄剤、毛髪用洗浄剤（シャンプー等）などとして使用することができ、その剤型も液体であれば、特に制限されるものではなく、例えばクリーム状、エマルション状、ジェル状等とすることができるが、特にフォーマー容器に充填して使用すると、低温下でも均質でクリーミィな泡が得られ、しかもクラフト点が高く、溶解性が良いため、目詰まりが生じることもないので、より効果的である。
【００２７】
ここで、フォーマー容器とは、単数又は複数の一定の孔径を有する多孔体を用い、所定の割合で液体洗浄剤組成物と空気とを混合し、該液体洗浄剤組成物を泡状態として吐出させるものである。これによりクリーミィな泡を形成することができ、洗浄時に良好な使用感を得ることができる。多孔体としては、ネット、スポンジなどが挙げられるが、目詰まり解消の点からネットを用いることが好ましい。ネットのメッシュとしては、好ましくは５０〜５００メッシュ、更に好ましくは１００〜４００メッシュである。さらにこのネットを複数枚用いることが好ましく、特に泡形成性や使用性の点から２枚又は３枚使用することが好ましい。
【００２８】
本発明の液体洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填する場合、上記のように泡を形成することができる容器であれば、その種類は特に制限されるものではなく、公知の各種フォーマー容器を好適に使用することができるが、これらの中でも、使用性の点を考慮すれば、キャップの頭部を手指で押圧することにより使用するポンプ式フォーマーがより好ましい。
【００２９】
また、本発明の液体洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用する場合、低粘度であることが望ましい。従って、本発明の液体洗浄組成物をフォーマー容器に充填したフォーマー用液体洗浄剤組成物として使用する場合、液体洗浄剤組成物の粘度は、好ましくは１〜５０ｃＰ（２５℃）であり、より好ましくは１〜１０ｃＰ（２５℃）である。この範囲を超えると常温時と低温時とで異なった泡が形成される場合がある。なお、本発明の液体洗浄剤組成物の粘度を上記の好適な範囲に調整する手段は、特に制限されるものではなく、例えば一価及び／又は多価アルコール類を添加するなどの手段によって調整すると、好適である。
【００３０】
本発明の液体洗浄剤組成物の調製方法は、特に制限されるものではなく、各剤型の常法に準じて調製することができる。また、使用方法も特に制限されるものではなく、通常の洗顔剤、身体用洗浄剤、毛髪用洗浄剤などの使用方法と同様に使用することができる。
【００３１】
【発明の効果】
本発明の液体洗浄剤組成物によれば、皮膚や毛髪に対して低刺激であり、且つすすぎ時には、さっぱり感を有し、例えば口紅等のメイクの汚れを良好に洗浄することができる。特に本発明の液体洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して用いた場合、泡質等の泡形成性に優れ、低温下でも均質でクリーミィな泡を形成できるのみならず、目詰まりも生じないので、さらに良好な使用感を得ることができる。
【００３２】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。なお、下記表中の％は、いずれも質量％である。
【００３３】
［実施例１〜７及び比較例１〜６］
表１〜３に示す組成に従って実施例１〜７及び比較例１〜６の洗顔剤（液体洗浄剤組成物）を常法に準じて調製した。各液体洗浄剤組成物について、それぞれポンプ式フォーマー容器に充填し、次いで、以下の性能評価を行った。結果を表１〜３に併記する。なお、表中のポンプ式フォーマー容器ａとしては、吉野工業（株）製フォーマー容器（特開平７−３１５４６３号公報記載の泡放出用ポンプ容器に準じる）（ネット：２００メッシュ、１枚）を、また、同じく容器ｂとしては、吉野工業（株）製フォーマー容器（特開平８−２３０９６１号公報記載の泡放出用ポンプ容器に準じる）（ネット：２００メッシュ、２枚）を用いた。
【００３４】
＜性能評価＞
〈洗浄力〉
女性２０名（専門パネラー）が、前記ａ又はｂのポンプ式フォーマー容器に充填した上記実施例、比較例の洗顔剤（液体洗浄剤組成物）を使用して、通常行っているように洗顔した後、下記判断基準に従ってメイク落とし効果を官能的に比較し、５点満点で採点を行った。また、その評価点の合計により下記判定基準で評価を行った。
【００３５】
＜判断基準＞
５点：非常に良く落ちる
４点：良く落ちる
３点：落ちる
２点：やや落ちにくい
１点：水洗いと同様
【００３６】
＜判定基準＞
◎：評価点の合計が７５点以上
○：評価点の合計が５０点以上７４点以下
△：評価点の合計が３０点以上４９点以下
×：評価点の合計が２９点以下
【００３７】
〈泡形成性〉
各液体洗浄剤組成物をａ又はｂのポンプ式フォーマー容器に入れ、数回押し出したときの泡の質を下記評価基準に従って目視で判定した。
【００３８】
＜評価基準＞
◎：泡が均質でクリーミィ
○：大きな泡が少し混じる
△：大きな泡がやや混じる
×：大きな泡が非常に多い
【００３９】
〈低温使用性〉
各液体洗浄剤組成物をａ又はｂのポンプ式フォーマー容器に入れ、５℃で２４時間保存した後、ポンプを１０回押し、その時のポンプ詰まりの有無等を下記評価基準に従って評価した。
【００４０】
＜評価基準＞
◎：ポンプ詰まりがなく、軽い力で押すことができる
○：ポンプ詰まりはないが、若干力を要する
△：若干ひっかかりがある
×：詰まる
【００４１】
〈肌へのマイルド性〉
女性２０名（専門パネラー）が、ａ又はｂのポンプ式フォーマー容器に充填した上記実施例、比較例の洗顔剤（液体洗浄剤組成物）を使用して通常の方法で洗顔した後、肌へのマイルド性を官能的に比較した。また、その結果を下記評価基準により評価した。
【００４２】
＜評価基準＞
◎：マイルドであると答えた人が１５人以上
○：マイルドであると答えた人が１０人以上１４人以下
△：マイルドであると答えた人が６人以上９人以下
×：マイルドであると答えた人が５人以下
【００４３】
〈すすぎ時のさっぱり感〉
女性２０名（専門パネラー）が、前記ａ又はｂのポンプ式フォーマー容器に充填した上記実施例、比較例の洗顔剤（液体洗浄剤組成物）を使用して通常の方法で洗顔した後、下記判断基準ですすぎ時のさっぱり感を官能的に比較し、５点満点で採点を行った。また、その評価点の合計により下記判定基準で評価を行った。
【００４４】
＜判断基準＞
５点：非常にさっぱり感がある
４点：かなりさっぱり感がある
３点：ややさっぱり感がある
２点：ほとんどさっぱり感がない
１点：全くさっぱり感がない
【００４５】
＜判定基準＞
◎：評価点の合計が７５点以上
○：評価点の合計が５０点以上７４点以下
△：評価点の合計が３０点以上４９点以下
×：評価点の合計が２９点以下
【００４６】
【表１】

【００４７】
【表２】

【００４８】
【表３】

【００４９】
表１〜３の結果から明らかなように、本発明の実施例１〜７の液体洗浄剤組成物は、本発明の（Ａ）成分であるアミドカルボン酸又はその塩と、（Ｂ）成分の疎水基に分岐鎖を有することを特徴とするアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上とを併用しない比較例１〜６の液体洗浄剤組成物に比べて、皮膚にマイルドで、且つすすぎ時のさっぱり感及び洗浄力に優れ、しかも低温での使用性が良好であることが認められる。これに対して、比較例１〜６では、本発明の目的とする効果を達成できないことが認められる。
【００５０】
［実施例８〜１１］
下記表４〜７に示す組成に従って実施例８〜１１の液体洗浄剤組成物（ボディソープ、フォーマー容器用洗顔剤、フォーマー容器用シャンプー）を常法に準じて調製し、より具体的な組成からなる実施例を得た。
【００５１】
これらの液体洗浄剤組成物は、上記と同様の評価法で評価したところ、いずれも洗浄力（◎）、泡形成性（実施例９〜１１のみ）（◎）、低温使用性（実施例９〜１１のみ）（◎）、肌へのマイルド性（◎）及びすすぎ時のさっぱり感（◎）に優れていることがわかった。
【００５２】
【表４】

【００５７】
【表５】

【００５８】
【表６】

【００６０】
【表７】

【００６２】
上記表中の＊１〜４３は、下記の通りである。
＊１エマレックスＯＤ−５（日本エマルジョン製）
＊２アミノソープＡＲ−１１（味の素製）
＊３アミソフトＬＫ−１２（味の素製）
＊４サンノールＬＭＴ−１４３０（ライオン化学製）
＊５アミライトＣＧＫ−１２（味の素製）
＊６エナジコールＤＰ−３０（ライオン化学製）
＊７ＮＩＫＫＯＬＡＭ−３０１（日光ケミカルズ製）
＊８エナジコールＬ−３０Ｂ（ライオン化学製）
＊９アロモックスＤＭ１２ＤＷ（Ｃ）（ライオン化学製）
＊１０ソフタミンＬＤ（東邦化学工業製）
＊１１エマレックス７０３（日本エマルジョン製）
＊１２エマレックス７０９（日本エマルジョン製）
＊１３エマレックス１０２（日本エマルジョン製）
＊１４エマレックスＰＧＭＬ（日本エマルジョン製）
＊１５エマレックスＨＣ−３０（日本エマルジョン製）
＊１６メトローズＳＭ１５００（信越化学工業製）
＊１７メトロ−ズＳＥＢ０４Ｔ（信越化学工業製）
＊１８メトロ−ズ６０ＳＨ５０（信越化学工業製）
＊１９カラギニンＣＳＫ−１（三栄源エフ・エフ・アイ社製）
＊２０ネオソフトＧ−１１（太陽化学社製）
＊２１レオアールＭＳ２００（ライオン化学製）
＊２２カーボポール１３４２（ＢＦグッドリッチ製）
＊２３アキュリン２２（ローム・アンド・ハース製）
＊２４レオガードＧＰ（ライオン化学製）
＊２５ルビカットＦＣ３７０（ＢＡＳＦ製）
＊２６マーコート５５０（カルゴン製）
＊２７マーコートプラス３３３０（カルゴン製）
＊２８ＳＨ２００−１０，０００ｃｓ（東レ・ダウコーニング・シリコーン製）
＊２９クニピアＧ（クニミネ工業社製）
＊３０メトロ−ズ６５ＳＨ１５００（信越化学工業製）
＊３１ペミュレンＴＲ−２（ＢＦグッドリッチ製）
＊３２ソイポンＳＬＥ（川研ファインケミカル製）
＊３３ポリオックスＷＳＲ−７５０（ユニオンカーバイド製）
＊３４ＳＨ５５６（東レ・ダウコーニング・シリコーン製）
＊３５レオアールＭＳ１００（ライオン化学製）
＊３６ソフタゾリンＨＬ−Ｒ（川研ファインケミカル製）
＊３７オクトピロックス（クラリアント・ジャパン社製）
＊３８ＮＩＫＫＯＬＬＭＴ（日光ケミカルズ製）
＊３９ソフダゾリンＬＳＢ（川研ファインケミカル製）
＊４０ＳＭ８７０２Ｃ（東レ・ダウコーニング・シリコーン製）
＊４１ＢＹ２２−００９（東レ・ダウコーニング・シリコーン製）
＊４２ソフタミンＣ−３（東邦化学工業製）
＊４３エマレックス６１１（日本エマルジョン製）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid detergent composition, and more specifically, it is mild to the skin and excellent in a refreshing feeling and rinsing power at the time of rinsing. In particular, when used as a liquid detergent composition for a foam by filling a former container, The present invention relates to a liquid detergent composition that not only has excellent foam-forming properties but also does not clog at a low temperature and can provide good usability.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In general, the functions required of body cleansing agents include cleansing properties, foaming properties (quality / quantity), foam resistance, mildness to the skin, sensory properties after use (moist feeling, smooth feeling, etc.), cleaning compositions For example, storage stability. Among these, the performance required at the time of use varies greatly depending on the cleaning composition, but even if the same cleaning composition is used, it greatly varies depending on the amount of the cleaning agent and how it is bubbled.
[0003]
Low-irritant detergent compositions containing N-acylamino acid salts and sulfosuccinates as mild surfactants for the skin have been disclosed, but these surfactants have a feeling of stickiness upon rinsing. There was a problem. In order to solve the problem, there has been proposed a cleaning composition containing an amide carboxylic acid or a salt thereof, which is mild and foamy and has a refreshing feeling of rinsing (Japanese Patent Laid-Open Nos. 8-291123 and 10). No. -1209090). However, in this proposal, there is still room for improvement in cleaning power such as makeup removal.
[0004]
In order to improve usability and detergency, it has been proposed to add a branched fatty acid or a salt thereof (JP-A-1-301799, JP-A-4-5212, JP-A-4-57896, (Kaihei 7-118691). However, the compositions disclosed in these publications have a problem in that the effect of improving the feeling of stickiness during rinsing cannot be secured.
[0005]
On the other hand, a conventional body cleanser takes a cleaning composition in a hand or a towel, and in addition, in a state where moderate water is added in some cases, it is washed by foaming appropriately by friction with the body or a towel. It was a thing. In the method of foaming by friction, the texture and quantity of foam are greatly influenced by the usage environment such as temperature and humidity, the degree of application of friction force, and the hardness and moisture content of the water used for foaming. Affects various performances. Recently, a detergent contained in a pump-type container excellent in convenience, usability, etc., which can make the amount used at one time constant without getting hands dirty, is commercially available. However, the cleaning agent filled in the pump-type container has poor foam quality and foam stability, and when a highly viscous cleaning agent is contained, it is difficult to keep the amount used constant.
[0006]
Accordingly, various cleaning compositions for filling the former container have been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 7-252134, 7-18294, 8-165234, and 11-35972). However, in these detergent compositions, the surfactant as the main component has problems with irritation to the skin, stability, etc., and the cleaning power, foam formation, uniformity of foam amount, etc. It also had the problem of being insufficient. Moreover, it has been difficult to solve problems such as detergency, foam quality, and usability at low temperatures only by improving the former container.
[0007]
The present invention is intended to solve the above-described problems of the prior art, has low irritation to the skin, has excellent cleaning power, has a refreshing feeling when rinsed, and is used by filling a former container in particular. Then, it aims at providing the liquid detergent composition which not only is excellent in foam formation but can form a homogeneous and creamy foam even under low temperature.
[0008]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have found that an anionic surfactant, a nonionic surfactant having a specific amide carboxylic acid or a salt thereof and a branched chain in a hydrophobic group When used in combination with one or more agents, not only the mildness to the skin and the refreshing feeling during rinsing are greatly improved, but also the cleaning power is greatly improved. When used as an agent composition, it has been found that a liquid detergent composition having excellent foamability and no clogging at a low temperature and particularly excellent usability can be obtained, and the present invention has been completed.
[0009]
That is, this invention contains the following (A) and (B), and is filled with a former container, The liquid detergent composition characterized by the above-mentioned.
(A) Amidocarboxylic acid represented by the following general formula (I) or a salt thereof:
[Chemical 2]

[0011]
(B) One or more selected from potassium isostearate, sodium isostearate, polyoxyethylene (5) isostearyl ether and polyethylene glycol isostearate.
Hereinafter, the present invention will be described in more detail. The liquid detergent composition of the present invention comprises (A) an amide carboxylic acid represented by the following general formula (I) or a salt thereof and (B) a branched chain in a hydrophobic group. One or two or more selected from anionic surfactants and nonionic surfactants are essential components.
[0014]
[Chemical 3]

[0015]
Here, R in the general formula (I) is a linear or branched alkyl group, alkenyl group or hydroxyalkyl group having 8 to 22 carbon atoms, preferably 8 to 18 carbon atoms, specifically, Examples thereof include octyl group, decyl group, lauryl group, myristyl group, hexadecyl group, octadecyl group, behenyl group, oleyl group and the like, and decyl group, lauryl group and myristyl group are particularly preferable. If the carbon number of R is less than 8, the intended detergency of the present invention cannot be obtained, and if the carbon number exceeds 22, the dispersibility of the solution is not good.
[0016]
A is a hydrogen atom, a linear or branched alkyl group or hydroxyalkyl group having 1 to 6 carbon atoms, preferably 1 to 3 carbon atoms, or a sugar residue or sugar alcohol residue having 4 to 7 carbon atoms. . Specific examples of the alkyl group and hydroxyalkyl group include a methyl group, an ethyl group, a hydroxyethyl group, and a hydroxypropyl group. When the carbon number exceeds 6, dispersibility in the solution is not good. Specific examples of the sugar residue or sugar alcohol residue include 1-deoxysorbitol group, 1-deoxyerythrityl group, 1-deoxyxylytyl group, 1-deoxy-4-glycoside-sorbitol group, 1 -Deoxymannityl group, 1-deoxyarabityl group, 1-deoxygalactyl group, etc. are mentioned.
[0017]
Furthermore, X is —CH (OH) CH ₂ —, —CH ₂ CH (OH) —, or a mixture thereof, —CH (OH) CH (OH) — or —CH ₂ CH ₂ —.
[0018]
As the above-mentioned (A) amide carboxylic acid or a salt thereof of the present invention, more specifically, mono-N-lauryl malic acid amide, potassium mono-N-lauryl malic acid amide, mono-N-lauryl malic acid sodium salt, Mono-N-laurylmalic acid amidodiethanolamine, mono-N-laurylmalic acid amidotriethanolamine, potassium N-methyl-N-laurylmalic acid amido, mono-N-myristylmalic acid amide, mono-N-myristylmalic acid Potassium amido, mono-N-myristyl malic acid sodium amide, mono-N-myristyl malic acid amidodiethanolamine, mono-N-myristyl malic acid amidotriethanolamine, mono-N-palmitylmalic acid amide, mono-N-pal Methyl sodium malamide, mono- -Decylmalic acid amide, potassium mono-N-decylmalic acid amide, sodium mono-N-decylmalic acid amide, mono-N-oleylmalic acid amide, sodium mono-N-oleylmalic acid amide, mono-N-decyltartaric acid amide, Examples thereof include sodium mono-N-decyl tartrate amido and potassium mono-N-decyl tartrate, and these may be used alone or in combination of two or more. The optical isomers may be single or racemic.
[0019]
The compounding amount of the amide carboxylic acid or salt thereof as the component (A) in the liquid detergent composition of the present invention is not particularly limited, but is usually preferably 1 to 50% based on the total amount of the composition. (% By mass, the same applies hereinafter), more preferably 1-30%. If the blending amount of the component (A) is less than 1%, sufficient detergency may be difficult to obtain, and the effect of providing a refreshing feeling during rinsing and a feeling of refreshing after use may be reduced. On the other hand, even if it exceeds 50%, there is a case where no further remarkable effect of improving detergency is obtained, or there is no further effect of giving a refreshing feeling at the time of rinsing and a feeling of refreshing after use. is there.
[0020]
The component (B) of the liquid detergent composition of the present invention is one or more selected from an anionic surfactant having a branched chain in a hydrophobic group and a nonionic surfactant having a branched chain in a hydrophobic group. is there. Here, as the hydrophobic group having a branched chain, for example, a saturated or unsaturated chain hydrocarbon group having preferably 7 to 24 carbon atoms, more preferably 7 to 22 carbon atoms, preferably in the carbon chain. A branched hydrocarbon group having 1 or 2, more preferably 1 branched chain, a saturated or unsaturated chain hydrocarbon group having preferably 3 to 22 carbon atoms, more preferably 7 to 18 carbon atoms, A cyclic hydrocarbon group or aromatic group having preferably 3 to 9, more preferably 5 or 6 carbon atoms, having a branched hydrocarbon group having 1 or 2 and more preferably 1 branched chain in the chain in the side chain A hydrocarbon group etc. can be mentioned.
[0021]
Specific examples of such anionic surfactants having a branched chain hydrophobic group and nonionic surfactants include potassium isostearate, sodium isostearate, triethanolamine isostearate, A branched fatty acid salt having 8 to 22 carbon atoms of a fatty acid such as potassium octyldodecanoate, sodium 2-octyldodecanoate, potassium 2-ethylhexanoate, sodium 2-ethylhexanoate, potassium isononanoate, sodium isononanoate, etc. Acid salt), branched alkyl salts of 7 to 21 carbon atoms of alkyl groups such as sodium 2-ethylhexyl sulfate, and lactic acid ester salts of branched fatty acids of 8 to 22 carbon atoms of fatty acids such as sodium isostearoyl lactate. It is done. The branched fatty acid salt may be blended as it is, or the fatty acid and alkali may be blended separately in the liquid detergent composition and neutralized.
[0022]
On the other hand, nonionic surfactants include polyoxyethylene isostearyl ether, polyoxyethylene (5) isostearyl ether, polyoxyethylene isostearyl ether, polyoxyethylene (15) isostearyl ether, and the like. The number of carbon atoms of the alkyl group such as polyoxyethylene octyldodecyl ether having an average added mole number of ethylene oxide such as oxyethylene (10) octyldodecyl ether and polyoxyethylene (5) octyldodecyl ether is 3 to 25 Branched fatty acid polyethylene glycol having a mean number of added moles of ethylene oxide such as branched alkyl polyoxyethylene ether and polyethylene glycol isostearate of 3 to 60 and fatty acid of 8 to 22 carbon atoms, polyoxyethyl isostearate N-glyceryl, glyceryl isopalmitate, etc. The average added mole number of ethylene oxide is 3-60, the branched fatty acid glyceryl having 8-22 carbon atoms, polyoxyethylene hydrogenated castor oil isostearate, polyoxyethylene isostearate pyroglutamate The number of carbon atoms of fatty acids such as branched fatty acid polyoxyethylene hydrogenated castor oil, isostearic acid monoisopropanolamide, etc., wherein the average added mole number of ethylene oxide such as hydrogenated castor oil is 3 to 60 and carbon number of fatty acid is 8 to 22 These can be used singly or in appropriate combination of two or more.
[0023]
Among these, as the component (B) of the present invention, potassium isostearate, sodium isostearate, polyoxyethylene (5) isostearyl ether, polyethylene glycol isostearate and the like are more preferable in terms of detergency and usability. .
[0024]
One or more blending amounts selected from anionic surfactants and nonionic surfactants, wherein the hydrophobic group of the component (B) in the liquid detergent composition of the present invention has a branched chain Is not particularly limited, but is usually preferably 0.2 to 30%, more preferably 0.5 to 20%, still more preferably 0.5 to 15% based on the total amount of the composition. . When the blending amount of component (B) is less than 0.2%, sufficient detergency may be difficult to obtain, and the effect of improving the usability at low temperatures may be reduced. On the other hand, if it exceeds 30%, it may not be possible to obtain a further significant improvement in detergency, or may not have a further effect of giving usability at low temperatures.
[0025]
In the liquid cleaning composition of the present invention, various additives that are usually blended in the cleaning agent can be used in addition to the essential components as long as the effects of the present invention are not impaired. Examples of these additives include anionic surfactants other than the component (B), nonionic surfactants, amphoteric surfactants, semipolar surfactants, alcohols, water-soluble polymer compounds, oil agents, drugs, and bactericides. Agents, antioxidants, sequestering agents, fragrances, pigments and the like.
[0026]
The liquid detergent composition of the present invention can be used as a face cleanser, a skin cleanser such as a body cleanser (body soap, etc.), a hair cleanser (shampoo, etc.), etc. If it is, it is not particularly limited, and can be in the form of cream, emulsion, gel, etc. However, when filled in a former container, it is possible to obtain homogeneous and creamy foam even at low temperatures. Moreover, since the craft point is high and the solubility is good, clogging does not occur, which is more effective.
[0027]
Here, the former container uses a porous body having one or a plurality of constant pore diameters, mixes the liquid detergent composition and air at a predetermined ratio, and discharges the liquid detergent composition in a foam state. Is. Thereby, creamy foam can be formed, and a good feeling during use can be obtained. Examples of the porous body include a net and a sponge, but it is preferable to use a net from the viewpoint of eliminating clogging. The net mesh is preferably 50 to 500 mesh, more preferably 100 to 400 mesh. Further, it is preferable to use a plurality of the nets, and it is particularly preferable to use two or three in terms of foam formation and usability.
[0028]
When filling the foam container with the liquid detergent composition of the present invention, the type is not particularly limited as long as it is a container capable of forming foam as described above, and various known former containers are suitable. Among these, in consideration of usability, a pump former that is used by pressing the head of the cap with fingers is more preferable.
[0029]
Moreover, when filling and using the liquid detergent composition of this invention for a former container, it is desirable that it is low viscosity. Accordingly, when the liquid cleaning composition of the present invention is used as a liquid cleaning composition for a former filled in a former container, the viscosity of the liquid cleaning composition is preferably 1 to 50 cP (25 ° C.), more preferably Is 1-10 cP (25 ° C.). If this range is exceeded, different bubbles may be formed at room temperature and low temperature. The means for adjusting the viscosity of the liquid detergent composition of the present invention to the above preferred range is not particularly limited, and for example, adjusted by means such as adding monohydric and / or polyhydric alcohols. Then, it is suitable.
[0030]
The method for preparing the liquid detergent composition of the present invention is not particularly limited, and can be prepared according to a conventional method for each dosage form. Also, the method of use is not particularly limited, and it can be used in the same manner as a method of using a normal facial cleanser, body cleanser, hair cleanser and the like.
[0031]
【Effect of the invention】
According to the liquid detergent composition of the present invention, it is less irritating to the skin and hair, has a refreshing feeling when rinsed, and can satisfactorily clean makeup stains such as lipstick. In particular, when the liquid detergent composition of the present invention is used by filling a former container, it is excellent in foaming properties such as foam quality, and not only can form a homogeneous and creamy foam even at low temperatures, but it will not clog. Therefore, a better feeling of use can be obtained.
[0032]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are shown and this invention is demonstrated more concretely, this invention is not restrict | limited to the following Example. In the table below, “%” is mass%.
[0033]
[Examples 1 7 and Comparative Examples 1 to 6]
According to the compositions shown in Tables 1 to 3, the face washes (liquid detergent compositions) of Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 6 were prepared according to a conventional method. Each liquid detergent composition was filled in a pump-type former container, and then the following performance evaluation was performed. The results are shown in Tables 1-3. In addition, as a pump type former container a in the table, a former container manufactured by Yoshino Kogyo Co., Ltd. (according to a foam container for releasing bubbles described in JP-A-7-315463) (net: 200 mesh, 1 sheet), As the container b, a former container manufactured by Yoshino Kogyo Co., Ltd. (according to the foam discharge pump container described in JP-A-8-230961) (net: 200 mesh, 2 sheets) was used.
[0034]
<Performance evaluation>
<Detergency>
Twenty women (special panelists) washed the face as they normally did using the facial cleanser (liquid detergent composition) of the above Examples and Comparative Examples filled in the pump-type former container a or b. After that, according to the following criteria, the makeup removal effect was sensuously compared and scored on a 5-point scale. Moreover, it evaluated by the following criteria by the sum total of the evaluation score.
[0035]
<Judgment criteria>
5 points: very well falling 4 points: well falling 3 points: falling 2 points: slightly difficult to fall 1 point: Same as washing with water [0036]
<Criteria>
◎: Total score of 75 or more ○: Total score of 50 or more and 74 or less △: Total score of 30 or more and 49 or less ×: Total score of 29 or less [0037]
<Bubble formation>
Each liquid detergent composition was put into the pump-type former container of a or b, and the quality of the foam when extruded several times was visually determined according to the following evaluation criteria.
[0038]
<Evaluation criteria>
◎: Bubbles are homogeneous and creamy ○: Large bubbles are mixed a little △: Large bubbles are mixed a little ×: Large bubbles are very much [0039]
<Low temperature usability>
Each liquid detergent composition was put in a pump-type former container a or b and stored at 5 ° C. for 24 hours, and then the pump was pushed 10 times. The presence or absence of pump clogging at that time was evaluated according to the following evaluation criteria.
[0040]
<Evaluation criteria>
◎: There is no pump clogging and it can be pressed with a light force. ○: There is no pump clogging but a little force is required.
<Mildness to skin>
20 females (special panelists) use the above-mentioned Examples and Comparative Examples of facial cleansing agents (liquid detergent compositions) filled in a or b pump-type former containers to wash their skin in the usual manner, and then to the skin. The mildness was compared sensuously. The results were evaluated according to the following evaluation criteria.
[0042]
<Evaluation criteria>
◎: More than 15 people who answered that it was mild ○: More than 10 people who answered that it was mild 14 or less △: More than 6 people who answered that it was mild ×: Mild Less than 5 people answered [0043]
<Refreshing feeling when rinsing>
After 20 females (special panelists) washed their face in the usual manner using the above-mentioned Examples and Comparative Examples of facial cleansing agents (liquid detergent compositions) filled in the pump former container of a or b, The refreshing feeling when rinsing with the judgment criteria was sensuously compared, and the scoring was performed with a maximum of 5 points. Moreover, it evaluated by the following criteria by the sum total of the evaluation score.
[0044]
<Judgment criteria>
5 points: very refreshing 4 points: quite refreshing 3 points: slightly refreshing 2 points: almost no refreshing 1 point: no refreshing at all [0045]
<Criteria>
◎: Total score of 75 or more ○: Total score of 50 or more and 74 or less Δ: Total score of 30 or more and 49 or less ×: Total score of 29 or less
[Table 1]

[0047]
[Table 2]

[0048]
[Table 3]

[0049]
As is clear from the results in Tables 1 to 3, the liquid detergent compositions of Examples 1 to 7 of the present invention are the amide carboxylic acid or salt thereof as the component (A) of the present invention, and the component (B). Compared to the liquid detergent compositions of Comparative Examples 1 to 6 which are not used in combination with one or more selected from anionic surfactants and nonionic surfactants characterized by having a branched chain in the hydrophobic group It is recognized that the skin is mild, has a refreshing feeling when rinsed and has a good cleaning power, and has good usability at low temperatures. On the other hand, in Comparative Examples 1-6, it is recognized that the effect made into the objective of this invention cannot be achieved.
[0050]
[Examples 8 to 11 ]
Liquid detergent compositions of Examples 8-11 according to the compositions shown in Table 4-7 (body soap, full Oma container cleanser, shampoo over a full Oma container) was prepared according to a conventional method, and more specifically Examples having different compositions were obtained.
[0051]
When these liquid detergent compositions were evaluated by the same evaluation methods as described above, all of them were detergency (◎), foam-forming properties (Examples 9 to 11 only) (◎), and low temperature usability (Example 9). 11 only) (◎), mildness to the skin (）), and refreshing feeling (）) during rinsing.
[0052]
[Table 4]

[0057]
[Table 5]

[0058]
[Table 6]

[0060]
[Table 7]

[0062]
* 1-43 in the said table | surface are as follows.
* 1 Emarex OD-5 (Nippon Emulsion)
* 2 Amino Soap AR-11 (Ajinomoto)
* 3 Amisoft LK-12 (Ajinomoto)
* 4 SANNOL LMT-1430 (manufactured by Lion Chemical)
* 5 Amilite CGK-12 (Ajinomoto)
* 6 Enagicol DP-30 (manufactured by Lion Chemical)
* 7 NIKKOL AM-301 (manufactured by Nikko Chemicals)
* 8 Enagicol L-30B (manufactured by Lion Chemical)
* 9 Aromox DM12DW (C) (manufactured by Lion Chemical)
* 10 Softamin LD (Toho Chemical Industries)
* 11 EMALEX 703 (Nippon Emulsion)
* 12 EMALEX 709 (Nippon Emulsion)
* 13 EMALEX 102 (made by Nippon Emulsion)
* 14 EMALEX PGML (made by Nippon Emulsion)
* 15 EMALEX HC-30 (Nippon Emulsion)
* 16 Metroz SM1500 (manufactured by Shin-Etsu Chemical)
* 17 Metros SEB04T (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 18 Metros 60SH50 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 19 Carrageenin CSK-1 (manufactured by Saneigen F.F.I.)
* 20 Neosoft G-11 (manufactured by Taiyo Chemical Co., Ltd.)
* 21 ReoR MS200 (manufactured by Lion Chemical)
* 22 Carbopol 1342 (manufactured by BF Goodrich)
* 23 Acrine 22 (Rohm and Haas)
* 24 Leo Guard GP (manufactured by Lion Chemical)
* 25 Ruby Cut FC370 (manufactured by BASF)
* 26 Marcote 550 (Calgon)
* 27 Marcote Plus 3330 (Calgon)
* 28 SH200-10,000cs (Toray Dow Corning made of silicone)
* 29 Kunipia G (Kunimine Industry Co., Ltd.)
* 30 Metros 65SH1500 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 31 Pemulen TR-2 (manufactured by BF Goodrich)
* 32 Soypon SLE (manufactured by Kawaken Fine Chemicals)
* 33 Polyox WSR-750 (Union Carbide)
* 34 SH556 (Toray / Dow Corning / Silicone)
* 35 REOAL MS100 (manufactured by Lion Chemical)
* 36 Softazoline HL-R (manufactured by Kawaken Fine Chemicals)
* 37 Octopirox (manufactured by Clariant Japan)
* 38 NIKKOL LMT (Nikko Chemicals)
* 39 Softodazoline LSB (manufactured by Kawaken Fine Chemicals)
* 40 SM8702C (Toray Dow Corning made of silicone)
* 41 BY22-009 (Toray / Dow Corning / Silicone)
* 42 Softamin C-3 (Toho Chemical Industries)
* 43 EMALEX 611 (made by Nippon Emulsion)

Claims

A liquid detergent composition comprising the following (A) and (B) and filled in a former container .
(A) Amidocarboxylic acid represented by the following general formula (I) or a salt thereof

(B) One or more selected from potassium isostearate, sodium isostearate, polyoxyethylene (5) isostearyl ether and polyethylene glycol isostearate

A liquid detergent composition containing the following (A) and (B) and filled in a former container (excluding a liquid detergent composition containing water-insoluble solid particles).
(A) Amidocarboxylic acid represented by the following general formula (I) or a salt thereof

The liquid detergent composition according to claim 1 or 2, which is used for makeup removal.