JP5040624B2 - 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
このような情報処理方法によれば、画像データの内容と付加データの内容との不一致により生じる不都合を解消できる。
図1は、画像処理システムの説明図である。この画像処理システムは、デジタルスチルカメラ2と、プリンタ4とを備える。
画像ファイルは、画像データと、付加データとから構成されている。画像データは、複数の画素データから構成されている。画素データは、画素の色情報(階調値)を示すデータである。画素がマトリクス状に配置されることによって、画像が構成される。このため、画像データは、画像を示すデータである。付加データには、画像データの特性を示すデータや、撮影データや、サムネイル画像データ等が含まれる。
図3は、画像ファイルの構造の説明図である。図中の左側には画像ファイルの全体構成が示されており、右側にはAPP1領域の構成が示されている。
図4Bは、ExifSubIFDで使われるタグの説明図である。図に示す通り、ExifSubIFDには詳細な撮影データが格納されている。なお、シーン識別処理の際に抽出される撮影データの大部分は、ExifSubIFDに格納されている撮影データである。なお、撮影シーンタイプタグ(Scene Capture Type)は、撮影シーンのタイプを示すタグである。また、Makernoteタグは、MakernoteIFDの格納場所を意味するタグである。
「人物」の写真を印刷するときには、肌色をきれいにしたいという要求がある。また、「風景」の写真を印刷するときには、空の青色を強調し、木や草の緑色を強調したいという要求がある。そこで、本実施形態のプリンタ4は、画像ファイルを分析して自動的に適した補正処理を行う自動補正機能を備えている。
画像補正部34は、CPU22と、メモリ23に記憶された画像補正プログラムとによって実現される。画像補正部34は、記憶部31の結果記憶部31B(後述)に記憶されている識別結果(顔識別部32やシーン識別部33の識別結果)に基づいて、画像記憶部31Aの画像データを補正する。例えば、シーン識別部33の識別結果が「風景」である場合には、青色を強調し、緑色を強調するような補正が行われる。なお、画像補正部34は、シーンの識別結果だけでなく、画像ファイルの撮影データの内容も反映して、画像データを補正しても良い。例えば、露出補正がマイナスの場合、暗い雰囲気の画像を明るくしないように画像データを補正しても良い。
図8は、シーン識別部33によるシーン識別処理のフロー図である。図9は、シーン識別部33の機能の説明図である。図中のシーン識別部33の各要素は、ソフトウェアとハードウェアによって実現される。
ブロックごとに色平均と分散が算出されるので、特徴量取得部40は、画像記憶部31Aには画像データの全てを展開せずに、ブロック分の画像データをブロック順に展開する。このため、画像記憶部31Aは、必ずしも画像ファイルの全てを展開できるだけの容量を備えていなくても良い。
全体識別処理によってシーンの識別ができない場合(S104でNO)、次に部分識別器60が、部分識別処理を行う(S105)。部分識別処理とは、部分特徴量に基づいて、画像データの示す画像全体のシーンを識別する処理である。部分識別処理の詳細については、後述する。
部分識別処理によってシーンの識別ができない場合(S106でNO)、次に統合識別器70が、統合識別処理を行う(S107)。統合識別処理の詳細については、後述する。
図10は、全体識別処理のフロー図である。ここでは図9も参照しながら全体識別処理について説明する。
一方、肯定閾値を大きくするほど、Recallは小さくなる。この結果、例えば、風景画像を風景識別器51Lで識別した場合であっても、風景のシーンに属すると正しく識別しにくくなる。ところで、識別対象画像が風景のシーンに属すると識別できれば(S204でYES)、残りの別のシーン(夕景など)の識別を行わないようにして全体識別処理の速度を速めている。このため、肯定閾値を大きくするほど、全体識別処理の速度は低下することになる。また、全体識別処理によってシーンが識別できれば部分識別処理を行わないようにしてシーン識別処理の速度を速めているため(S104)、肯定閾値を大きくするほど、シーン識別処理の速度は低下することになる。
つまり、肯定閾値が小さすぎると誤識別の確率が高くなり、大きすぎると処理速度が低下することになる。本実施形態では、正答率(Precision)を97.5%に設定するため、風景の肯定閾値は1.72に設定されている。
判別式の値が肯定閾値より大きくなければ(S204でNO)、サブ識別器51は、識別対象画像が特定のシーンに属すると判断できず、次のS206の処理を行う。
一方、第1否定閾値を小さくするほど、True Negative Recallも小さくなる。この結果、風景画像以外の画像を風景画像ではないと識別しにくくなる。その一方、識別対象画像が特定シーンでないことを識別できれば、部分識別処理の際に、その特定シーンのサブ部分識別器61による処理を省略してシーン識別処理速度を速めている(後述、図17のS302)。このため、第1否定閾値を小さくするほど、シーン識別処理速度は低下する。
つまり、第1否定閾値が大きすぎると誤識別の確率が高くなり、小さすぎると処理速度が低下することになる。本実施形態では、False Negative Recallを2.5%に設定するため、第1否定閾値は−1.01に設定されている。
図17は、部分識別処理のフロー図である。部分識別処理は、全体識別処理によってシーンの識別ができなかった場合(図8のS104でNO)に行われる。以下に説明するように、部分識別処理は、分割された分割画像のシーンをそれぞれ識別することによって、画像全体のシーンを識別する処理である。ここでは図9も参照しながら部分識別処理について説明する。
図19は、上位10番目までの10個の部分画像だけで夕景画像の識別をしたときのRecall及びPrecisionのグラフである。図に示すような肯定閾値を設定すれば、正答率(Precision)を80%程度に設定でき、再現率(Recall)を90%程度に設定でき、精度の高い識別が可能である。
また、本実施形態では、夕景部分画像の存在確率の高い上位10番目の部分画像を用いて夕景画像の識別を行っている。このため、本実施形態では、存在確率を無視して抽出された10個の部分画像を用いて夕景画像の識別を行うよりも、Recall及びPrecisionをともに高く設定することが可能になる。
また、本実施形態では、夕景部分画像の存在確率の高い順に部分画像を選択している。この結果、早い段階でS305の判断がYESになりやすくなる。このため、本実施形態では、存在確率の高低を無視した順で部分画像を選択したときよりも、部分識別処理の速度を速めることができる。
統合識別処理について説明する前に、全体識別処理のサブ識別器51や部分識別処理のサブ部分識別器61において用いられているサポートベクタマシン(SVM)について説明する。
学習用サンプルを用いた学習によって、2次元空間を2つに分ける境界が定義される。境界は、<w・x>+b=0で定義される(なお、x=(x1,x2)であり、wは重みベクトルであり、<w・x>はwとxの内積である)。但し、境界は、マージンが最大になるように、学習用サンプルを用いた学習によって定義される。つまり、図の場合、境界は、太点線ではなく、太実線のようになる。
判別は、判別式f(x)=<w・x>+bを用いて行われる。ある入力x(この入力xは学習用サンプルとは別である)について、f(x)>0であればクラスAに属すると判別され、f(x)<0であればクラスBに属すると判別される。
前述の全体識別処理や部分識別処理では、サブ識別器51やサブ部分識別器61における肯定閾値を比較的高めに設定し、Precision(正解率)を高めに設定している。なぜならば、例えば全体識別部の風景識別器51Lの正解率が低く設定されると、風景識別器51Lが紅葉画像を風景画像であると誤識別してしまい、紅葉識別器51Rによる識別を行う前に全体識別処理を終えてしまう事態が発生してしまうからである。本実施形態では、Precision(正解率)が高めに設定されることにより、特定のシーンに属する画像が特定のシーンのサブ識別器51(又はサブ部分識別器61)に識別されるようになる(例えば紅葉画像が紅葉識別器51R(又は紅葉部分識別器61R)によって識別されるようになる)。
判別式の値が正のシーンが存在する場合(S402でYES)、最大値のシーンの欄に肯定フラグを立てて(S403)、統合識別処理を終了する。これにより、最大値のシーンに識別対象画像が属すると判断される。
一方、判別式の値が正であるシーンが存在しない場合(S402でNO)、肯定フラグを立てずに、統合識別処理を終了する。これにより、図11の識別対象テーブルの肯定欄において、1のシーンが無いままの状態になる。つまり、識別対象画像が、どのシーンに属するか識別できなかったことになる。
<概要>
前述したように、ユーザは、モード設定ダイヤル2Aによって、撮影モードを設定することができる。そして、デジタルスチルカメラ2は、設定された撮影モードや撮影時の測光結果等に基づいて、撮影条件(露光時間、ISO感度等)を決定し、決定した撮影条件にて被写体を撮影する。撮影後、デジタルスチルカメラ2は、撮影時の撮影条件を示す撮影データを、画像データとともに、画像ファイルとしてメモリカード6に保存する。
一方、前述のシーン識別処理機能を備えないが、画像ファイルの撮影データに基づいて画像データの自動補正を行うプリンタも存在する。そして、仮に不適切な撮影モードで撮影された画像ファイルがこのようなプリンタによって印刷されると、誤った撮影データに基づいて画像データが補正されてしまうことになる。
これにより、ユーザが別のプリンタで印刷を行う際に、シーン識別処理機能を備えないが自動補正処理を行うプリンタが用いられたとしても、適切に画像データが補正されるようになる。
このシーン情報修正処理は、前述のシーン識別処理後に行われる。但し、このシーン情報修正処理は、プリンタ4の印刷前に行われても良いし、印刷中に行われても良いし、印刷後に行われても良い。
以下の説明では、プリンタ側コントローラ20は、画像ファイルの撮影シーンタイプデータを変更する。
上記のS503において、プリンタ側コントローラ20は、画像ファイルの付加データである撮影シーンタイプデータと、シーン識別処理結果とを比較する。S501で取得した撮影シーンタイプデータが「人物」「風景」又は「夜景」を示し、かつ、S502で取得した識別結果が「人物」「風景」又は「夜景」ならば、2つのシーンが不一致かを判断できる。
Makernoteデータである撮影モードデータに基づいて2つのシーンの不一致を判断することもできる。この場合、プリンタ側コントローラ20は、撮影モードデータを変更する。
ところで、全体識別処理によってシーンが識別された場合と、統合識別処理によってシーンが識別された場合とでは、前者の確信度は高く、後者の確信度は低い。具体的には、全体識別処理によって「風景」と識別された場合と、統合識別処理によって「風景」と識別された場合とでは、前者の方が誤判別の確率が低い。これは、全体識別処理ではPrecision(正解率)が高めに設定されており、一方、統合識別処理は全体識別処理や部分識別処理ではシーンの識別ができないような場合に行われるためである。
つまり、識別結果が同じ「風景」であっても、確信度が異なる場合がある。
上記の2つの実施例では、既に画像ファイルに格納されている撮影シーンタイプデータ又は撮影モードデータを変更している(書き換えている)。しかし、元のデータを変更するのではなく、元のデータを残したまま、シーン情報を画像ファイルに追加しても良い。すなわち、S503でYESの場合、プリンタ側コントローラ20は、画像ファイルの付加データに識別結果を追加しても良い。
MakernoteIFD領域には、自由な形式でデータを格納できるので、シーンに関する情報だけでなく、確信度に関する情報を併せて格納しても良い。これにより、プリンタ4が付加データに基づいて画像データを補正する際に、確信度を考慮して画像データを補正することが可能になる。
なお、判別式の値をそのまま確信度データとしても良いし、判別式の値に対応するPrecisionの値を確信度データとしても良い。後者の場合、判別式の値とPrecisionとの関係を示すテーブルを用意する必要がある。
一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態ではプリンタ4がシーン識別処理やシーン情報修正処理等をしていたが、デジタルスチルカメラ2がシーン識別処理やシーン情報修正処理等をしても良い。また、上記のシーン識別処理やシーン情報修正処理を行う情報処理装置は、プリンタ4やデジタルスチルカメラ2に限られるものではない。例えば、大量の画像ファイルを保存するフォトストレージのような情報処理装置が、上記のシーン識別処理やシーン情報修正処理を行っても良い。もちろん、パーソナルコンピュータやインターネット上に設置されたサーバーが、上記のシーン識別処理やシーン情報修正処理を行っても良い。
前述の画像ファイルはExif形式であったが、画像ファイルフォーマットはこれに限られるものではない。また、前述の画像ファイルは静止画であるが、動画であっても良い。要するに、画像ファイルが画像データと付加データとを備えていれば、前述のようなシーン情報修正処理を行うことが可能である。
前述のサブ識別器51やサブ部分識別器61には、サポートベクタマシン(SVM)による識別手法が用いられている。しかし、識別対象画像が特定シーンに属するか否かの識別手法は、サポートベクタマシンを用いるものに限られるものではない。例えば、ニューラルネットワーク等のパターン認識を採用しても良い。
(1)前述の実施形態では、プリンタ側コントローラ20は、画像データに付加されている付加データから、シーン情報である撮影シーンタイプデータや撮影モードデータを取得する(S501)。また、プリンタ側コントローラ20は、シーン識別処理(図8参照)による識別結果を取得する(S502)。
撮影シーンタイプデータや撮影モードデータの示すシーンと、シーン識別処理の識別結果のシーンとが不一致になる場合がある。このような場合としては、ユーザが撮影モードを設定し忘れたままデジタルスチルカメラ2を用いて撮影した場合などが想定される。このような場合、シーン識別処理機能を備えないが画像データの自動補正処理を行うプリンタによってダイレクトプリントが行われると、誤った撮影データに基づいて画像データが補正されてしまうことになる。
そこで、前述の実施形態では、2つのシーンが不一致の場合、プリンタ側コントローラ20は、シーン識別処理結果のシーンを付加データとして画像ファイルに格納することにしている。
例えば、全体識別処理の際に夕景識別器51Sの判別式の値が第1否定閾値よりも小さければ(S206でYES)、もはや識別対象画像が夕景画像である確率が低いので、部分識別処理の際に夕景部分識別器61Sを用いても意味が無い。そこで、全体識別処理の際に夕景識別器51Sの判別式の値が第1否定閾値よりも小さければ(S206でYES)、図11の「夕景」欄の「否定」欄を1にして(S207)、部分識別処理の際に、夕景部分識別器61Sによる処理を省略する(S302でNO)。これにより、シーン識別処理の速度が速くなる。(なお、図16A及び図16Bも参照。)
(8)前述の全体識別処理は、風景識別器51Lを用いた識別処理(第1シーン識別ステップに相当)と、夜景識別器51Nを用いた識別処理(第2シーン識別ステップに相当)とを行う。
ところで、ある画像が風景のシーンに属する確率が高ければ、必然的にその画像が夜景のシーンに属する確率は低くなる。このため、風景識別器51Lの判別式の値(評価値に相当)が大きい場合には、夜景ではないと識別できる場合がある。
そこで、前述の実施形態では、第2否定閾値(第3閾値に相当)が設けられている(図16B参照)。そして、風景識別器51Lの判別式の値が夜景の否定閾値(−0.44)よりも大きい場合(S206でYES)、図11の「夜景」欄の「否定」欄を1にして(S207)、全体識別処理の際に夜景識別器51Nによる処理を省略する(S202でNO)。これにより、シーン識別処理の速度が速くなる。
これにより、ユーザが別のプリンタで印刷を行う際に、シーン識別処理機能を備えないが自動補正処理を行うプリンタが用いられたとしても、適切に画像データが補正されるようになる。
4 プリンタ、6 メモリカード、10 印刷機構、
11 ヘッド、12 ヘッド制御部、13 モータ、14 センサ、
20 プリンタ側コントローラ、21 スロット、22 CPU、
23 メモリ、24 制御ユニット、25 駆動信号生成部、
31 記憶部、31A 画像記憶部、31B 結果記憶部、
32 顔識別部、33 シーン識別部、34 画像補正部、
35 プリンタ制御部、40 特徴量取得部、50 全体識別器、
51 サブ識別器、51L 風景識別器、51S 夕景識別器、
51N 夜景識別器、51F 花識別器、51R 紅葉識別器、
60 部分識別器、61 サブ部分識別器、61S 夕景部分識別器、
61F 花部分識別器、61R 紅葉部分識別器、70 統合識別器、
Claims (7)
- (A)画像データに付加されている付加データから、前記画像データのシーン情報を取得するステップと、
前記画像データに基づいて、前記画像データの示す画像のシーンを識別するステップと、
前記シーン情報の示すシーンと前記画像のシーンを識別するステップにより識別したシーンとが不一致の場合、前記識別したシーンを前記付加データに格納するステップと
を含む情報処理方法であって、
(B)前記画像データの示す画像のシーンを識別するステップは、
前記画像の特徴を示す特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
前記特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別するシーン識別ステップと
を含み、
(C)前記特徴量取得ステップは、
前記画像の全体の特徴を示す全体特徴量を取得し、
前記画像に含まれる部分画像の特徴を示す部分特徴量を取得し、
前記シーン識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する全体識別ステップと、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する部分識別ステップと、
を含み、
前記全体識別ステップにおいて前記画像データの示す画像のシーンを識別できない場合、前記部分識別ステップが行われ、
前記全体識別ステップにおいて前記画像のシーンを識別できた場合、前記部分識別ステップは行われず、
(D)前記全体識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像が特定のシーンである確率に応じた評価値を算出し、
前記評価値が肯定閾値より大きければ、前記画像が前記特定のシーンであると識別し、
前記部分識別ステップは、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像が前記特定のシーンであることを識別し、
前記全体識別ステップにおける前記評価値が第1否定閾値より小さい場合、前記部分識別ステップは行われない
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記識別したシーンを前記付加データに格納するステップは、前記シーン情報の示すシーンを前記識別したシーンに書き換える
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記識別したシーンを前記付加データに格納するステップは、前記シーン情報を残したまま、前記識別したシーンを格納する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記識別したシーンを前記付加データに格納するステップは、前記識別したシーンとともに、識別結果の正解率に応じた評価結果を前記付加データに格納する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記シーン識別ステップは、
前記特徴量に基づいて、前記画像が第1シーンであることを識別する第1シーン識別ステップと、
前記特徴量に基づいて、前記画像が第1シーンとは異なる第2シーンであることを識別する第2シーン識別ステップと、
を含み、
前記第1シーン識別ステップは、
前記特徴量に基づいて、前記画像が前記第1シーンである確率に応じた評価値を算出し、
前記評価値が前記肯定閾値より大きければ、前記画像が第1シーンであると識別し、
前記シーン識別ステップにおいて、
前記第1識別ステップにおける前記評価値が第2否定閾値より大きければ、前記第2シーン識別ステップを行わない
ことを特徴とする情報処理方法。 - (A)画像データに付加されている付加データから、前記画像データのシーンを示すシーン情報を取得するシーン情報取得手段と、
前記画像データに基づいて、前記画像データの示す画像のシーンを識別するシーン識別手段と、
前記シーン情報の示すシーンと前記シーン識別手段により識別したシーンとが不一致の場合、前記識別したシーンを前記付加データに格納する付加データ格納手段と、
を備える情報処理装置であって、
(B)前記シーン識別手段は、
前記画像の特徴を示す特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
前記特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別するシーン識別ステップと
を行い、
(C)前記特徴量取得ステップは、
前記画像の全体の特徴を示す全体特徴量を取得し、
前記画像に含まれる部分画像の特徴を示す部分特徴量を取得し、
前記シーン識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する全体識別ステップと、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する部分識別ステップと、
を含み、
前記全体識別ステップにおいて前記画像データの示す画像のシーンを識別できない場合、前記部分識別ステップが行われ、
前記全体識別ステップにおいて前記画像のシーンを識別できた場合、前記部分識別ステップは行われず、
(D)前記全体識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像が特定のシーンである確率に応じた評価値を算出し、
前記評価値が肯定閾値より大きければ、前記画像が前記特定のシーンであると識別し、
前記部分識別ステップは、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像が前記特定のシーンであることを識別し、
前記全体識別ステップにおける前記評価値が第1否定閾値より小さい場合、前記部分識別ステップは行われない
ことを特徴とする情報処理装置。 - (A)情報処理装置に、
画像データに付加されている付加データから、前記画像データのシーンを示すシーン情報を取得するステップと、
前記画像データに基づいて、前記画像データの示す画像のシーンを識別するステップと、
前記シーン情報の示すシーンと前記画像のシーンを識別するステップにより識別したシーンとが不一致の場合、前記識別したシーンを前記付加データに格納するステップと
を実行させるプログラムであって、
(B)前記画像データの示す画像のシーンを識別するステップは、
前記画像の特徴を示す特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
前記特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別するシーン識別ステップと
を含み、
(C)前記特徴量取得ステップは、
前記画像の全体の特徴を示す全体特徴量を取得し、
前記画像に含まれる部分画像の特徴を示す部分特徴量を取得し、
前記シーン識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する全体識別ステップと、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像のシーンを識別する部分識別ステップと、
を含み、
前記全体識別ステップにおいて前記画像データの示す画像のシーンを識別できない場合、前記部分識別ステップが行われ、
前記全体識別ステップにおいて前記画像のシーンを識別できた場合、前記部分識別ステップは行われず、
(D)前記全体識別ステップは、
前記全体特徴量に基づいて、前記画像が特定のシーンである確率に応じた評価値を算出し、
前記評価値が肯定閾値より大きければ、前記画像が前記特定のシーンであると識別し、
前記部分識別ステップは、
前記部分特徴量に基づいて、前記画像が前記特定のシーンであることを識別し、
前記全体識別ステップにおける前記評価値が第1否定閾値より小さい場合、前記部分識別ステップは行われない
ことを特徴とするプログラム。
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