JP5034489B2 - 自動車教習支援プログラム、自動車教習支援方法、自動車教習支援装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車教習支援プログラム、自動車教習支援方法、自動車教習支援装置に関する。
従来より、自動車の実技教習を効率よく行うことを目的として、様々な工夫がなされている。特に、受講者による運転状況が適切ではない状況(改善すべき運転状況)において、受講者への実技教習を効率よく行うためには、どのような実技教習をすべきかという点に関し、各種手法が提案されている。
例えば、特許文献1では、自動車の実技教習を効率よく行うために、歩行者または自転車等との接触事故が起こり易い運転状況(改善すべき運転状況が生じやすい、注意すべき運転状況)を教習所内に模擬的に再現し、さらに、指導官による任意のタイミングと指導官による任意の場所で、繰り返し再現できる人形走行装置が提案されている。
具体的には、特許文献1に係る人形走行装置(人形)は、自動車の側方感覚を養うために(歩行者や自転車との接触、巻き込みなどを避けるために)、教習コース内に設置されたコース上を、指導官による遠隔操縦で走行し、指導官による遠隔操縦で危険動作または危険姿勢(例えば、上体を車道側に倒すなど)をする。
特開平10−111648号公報(第2頁、第1図)
ところで、上記した従来の技術は、自動車の走行状態の適正についての判定は、指導官の主観からなされるために、同一の指導官でも、また、異なる指導官であればなおさら、必ずしも一定にはならず、客観的ではないという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、走行状態の適正を客観的に判定することが可能な自動車教習支援プログラム、自動車教習支援方法、自動車教習支援装置を提供することを目的とする。
開示のプログラムは、自動車の教習を支援する方法をコンピュータに実行させる自動車教習支援プログラムであって、前記コンピュータは、前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持部を備え、前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手順と、前記タグ情報取得手順において取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納手順と、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手順と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
また、開示のプログラムは、前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正に係る判定結果を前記自動車で報知する報知手順をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
また、開示のプログラムは、前記走行定義保持は、前記走行定義として、前記走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持し、前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正レベルを判定することを特徴とする。
また、開示のプログラムは、前記報知手順は、前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正レベルに応じて、当該適正レベルごとに異なる報知態様で前記判定結果を前記自動車で報知することを特徴とする。
また、開示のプログラムは、前記走行定義保持は、前記走行定義として、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納された複数のタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定することを特徴とする。
また、開示の方法は、自動車の教習を支援するコンピュータが実行する自動車教習支援方法であって、前記コンピュータは、前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持部を備え前記コンピュータが、前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得工程と、前記タグ情報取得工程において取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納工程と、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定工程と、を実行することを特徴とする。
また、開示の装置は、自動車の教習を支援する自動車教習支援装置であって、前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持手段と、前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手段と、前記タグ情報取得手段によって取得されたタグ情報を格納するタグ情報格納手段と、前記タグ情報格納手段に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手段によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手段と、を備えたことを特徴とする。
開示の技術では、自動車教習支援装置は、走行定義を保持し、タグ情報を取得し、取得されたタグ情報を格納し、格納されたタグ情報と保持された走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定するので、無線ICタグと自動車との位置関係から自動車の走行状態を正確に取得することができる結果、評価者の主観や能力に左右されずに、自動車の走行状態の適正を客観的に判定することが可能である。
また、開示の技術では、自動車教習支援装置は、判定結果を自動車で報知するので、自動車の走行状態の適正に係る客観的な判定結果を運転中に得ることができる結果、効率的な教習を行うことが可能である。
また、開示の技術では、自動車教習支援装置は、走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持し、格納されたタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正レベルを判定するので、自動車の走行状態の適正または不適正レベルを(例えば、適正レベル「1」「2」「3」など)判定することができる結果、より詳細な走行状態の適正を判定することが可能である。
また、開示の技術では、自動車教習支援装置は、自動車の走行状態の適正レベルに応じて、適正レベルごとに異なる報知態様で判定結果を自動車で報知するので、自動車の走行状態の適正または不適正レベルに対応した態様で報知すること(例えば、運転適正の適正レベルに応じて、「注意」「強い注意」「警告」などの報知態様から選択して報知すること)ができる結果、走行状態の適正を判定した結果により適した報知を行うことが可能である。
また、開示の技術では、自動車教習支援装置は、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、同時期に取得されて格納された複数のタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定するので、様々な種類の走行定義(例えば、複数の無線ICタグを同時に取得した場合、複数の無線ICタグを所定の順番で取得した場合など)を用いることができる結果、より幅広い走行状態の適正を判定することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る自動車教習支援プログラム、自動車教習支援方法、自動車教習支援装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る自動車教習支援装置の概要および特徴、自動車教習支援装置の構成および処理の流れを順に説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「無線ICタグ」とは、物体の識別に利用される微小な無線ICチップであり、識別コードなどの情報が記録されており、電波を使って後述するタグ情報取得装置と情報を送受信する。形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型など様々である。通信距離は、数mm程度のものから数mのものまである。主な種類として、アクティブ型(電池を内蔵し、微弱電波を発信する無線ICタグ)とパッシブ型(電池を内蔵しない無線ICタグ)があり、どちらの種類の無線ICタグも本発明に適用することができる。
また、以下の実施例で用いる「タグ情報取得装置(特許請求の範囲に記載の「タグ情報取得手順」に対応する。)」とは、無線ICチップと情報の送受信を行い、無線ICチップが格納している識別コードなどを読み取る。一般には、リーダー/ライター(R/W)がこれに該当する。
[自動車教習支援プログラムの概要および特徴]
図1を用いて、実施例1に係る自動車教習支援装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る自動車教習支援装置は、自動車の教習を支援する装置であって、以下で説明するように、走行状態の適正を客観的に判定することができる点に主たる特徴がある。すなわち、図1に示すように、走行地域には、それぞれがタグ情報を有する複数の無線ICタグが配置され、自動車には、無線ICタグ読み取り装置が設けられ、無線ICタグを検知すると、無線ICタグからタグ情報を読み取る。そして、実施例1に係る自動車教習支援装置は、自動車の走行地域に配置された複数の無線ICタグそれぞれが有するタグ情報を用いて定義され、自動車にとって適正な走行状態および/または不適正な走行状態を示す走行定義を保持している。具体的には、自動車が走行すべき適正な走行ルート上に配置された無線ICタグのタグ情報が列挙された走行定義や、自動車が走行すべきではない位置(例えば、脱輪・接触など)に配置された無線ICタグのタグ情報が挙げられた走行定義を保持する(図5参照)。
そして、実施例1に係る自動車教習支援装置は、自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって自動車の走行に伴って無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得して、所定の記憶部に格納する。例えば、図1の(C)の例では、自動車は走行に伴って、無線ICタグから読み取られたタグ情報として、「タグ1」と「タグ2」とを取得して、所定の記憶部に格納する。
そして、実施例1に係る自動車教習支援装置は、所定の記憶部に格納されたタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定する(図1の(A)参照)。例えば、取得したタグ情報と適切な走行ルートを示す走行定義(例えば、適切なタグの取得順序)とが一致するか否かを判定し、一致した場合には、適切な走行コースを走行していると判定し(図1の(C)参照)、一方、一致しない場合には、適切な走行コースを走行していないと判定する(図1の(B)参照)。また、取得したタグ情報と適切な走行位置を示す走行定義(例えば、脱輪・接触に該当するタグ)とが一致するか否かを判定し、一致した場合には、脱輪・接触したと判定し(図1の(B)参照)、一方、一致しない場合には、脱輪・接触していないと判定する(図1の(C)参照)。
このようなことから、実施例1に係る自動車教習支援装置は、無線ICタグと自動車との位置関係から自動車の走行状態を正確に取得することができるので、上記した主たる特徴の如く、評価者の主観や能力に左右されずに、自動車の走行状態の適正を客観的に判定することが可能である。
[自動車教習支援装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示した自動車教習支援装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る自動車教習支援装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この自動車教習支援装置は、車載装置100と、タグ情報読取装置200と、アラーム報知装置400と、管理センタ装置300とから構成される。なお、車載装置100と管理センタ装置300とは、本発明における自動車教習支援装置に対応する。
タグ情報読取装置200は、自動車に設置され、自動車の走行に伴って無線ICタグからタグ情報を読み取る。具体的には、無線ICタグを検知すると、無線ICタグからタグ情報(例えば、タグ識別ID)を取得する。
アラーム報知装置400は、自動車に設置され、後述するアラーム報知部140からアラーム報知を受信すると、アラーム報知を行う。例えば、アラーム報知を受信すると、ブザーをならし、警告を発し、注意をよびかける。
車載装置100は、タグ情報取得やアラーム報知に係る処理を行い、本発明に密接に係るものとしては、タグ情報取得部110と、タグ情報記憶部120と、通信部(車載用)130と、アラーム報知部140とを備える。なお、タグ情報取得部110は、特許請求の範囲に記載の「タグ情報格納手順」に対応する。
タグ情報記憶部120は、後述するタグ情報取得部110によって取得されたタグ情報を格納し、メモリなどによって構成される。具体的には、図3に示すように、自動車を一意に識別するための識別番号を示す「車ID」を格納するとともに、取得したタグ情報を示す「タグID」と、タグ情報を取得した時刻を示す「時刻」とを対応付けて格納する。なお、格納された「タグID」(タグ情報)が読み出されて管理センタ装置300に送信されるたびに、読み出された「タグID」(タグ情報)は消去され、新たな「タグID」(タグ情報)が上書きされる。
例えば、図3に示す例では、タグ情報記憶部120は、「車ID」として「A001」を格納し、また、「時刻」および「タグID」として、「16時00分20秒」と「1」と等を対応付けて格納する。なお、図3は、実施例1に係るタグ情報記憶部に格納されるタグ情報の一例を示す図である。
タグ情報取得部110は、自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得する。具体的には、タグ情報読取装置200によって無線ICタグが検知されると、タグ情報読取装置200からタグ情報(例えば、検知した無線ICタグを識別する「タグID」として「1」)を取得し、取得したタグ情報と取得した時刻(例えば、「16時00分20秒」)とを対応付けて、タグ情報記憶部120に格納する。また、タグ情報記憶部120に対応付けて格納させたタグ情報と時刻とを、通信部(車載用)130を介して管理センタ装置300に送信する。なお、タグ情報取得部110は、特許請求の範囲に記載の「タグ情報取得手順」に対応する。
通信部(車載用)130は、情報を受信または情報を送信する処理を行う。例えば、タグ情報を管理センタ装置300へ送信し、アラーム報知を管理センタ装置300から受信する。
アラーム報知部140は、後述する管理センタ装置300からアラーム報知を受信し、受信したアラーム報知をアラーム報知装置400に送信する。
管理センタ装置300は、タグ情報取得やアラーム報知に係る処理を行い、本発明に密接に係るものとしては、制御部310と、記憶部320と、通信部(管理センタ用)330と、出力部340と、入力部350と、入出力制御部360とを備える。
通信部(管理センタ用)330は、情報を受信または情報を送信する処理を行う。例えば、タグ情報を管理センタ装置300から受信し、アラーム報知を管理センタ装置300へ送信する。
出力部340は、各種の情報を出力し、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカを備えて構成され、例えば、後述するタグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報(運転情報)を出力する。
入力部350は、各種の情報の入力を受付け、キーボードやマウス、マイクなどを備えて構成され、例えば、後述する走行定義保持部322に対してアラーム定義を受付け、また、後述するタグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報(運転情報)を出力する旨の指示を受付ける。
入出力制御部360は、管理センタ装置300においてやり取りする各種情報に関する通信を制御する手段である。
記憶部320は、制御部310による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納し、本発明に密接に係るものとしては、タグ履歴記憶部321と、走行定義保持部322とを備える。なお、タグ履歴記憶部321は、特許請求の範囲に記載の「タグ情報格納手順」に対応し、走行定義保持部322は、特許請求の範囲に記載の「走行定義保持手順」に対応する。
タグ履歴記憶部321は、タグ情報取得部110によって取得されたタグ情報を格納する。具体的には、図4に示すように、自動車の教習を受けている人物を一意に識別する「教習生No.」と、自動車の教習を受けている人物の名前を示す「教習者 名」とを対応付けて「タグ履歴 教習者テーブル」に格納するとともに、自動車の教習が行われた年月日を示す「年月日」と、後述する自動車の走行に係る適正を判定した結果を示す「判定結果」と、「車ID」と、「時刻」と、後述する適正判定部312による判定結果を示す「走行結果」とを対応付けて「タグ履歴テーブル」に格納する。
例えば、図4に示す例では、タグ履歴記憶部321は、「教習者No.」および「教習者 名」として「54」と「富士通太郎」とを対応付けて「タグ履歴 教習者テーブル」に格納し、また、「年月日」および「判定結果」および「車ID」として、「2006年11月17日」と「接触あり」と「A001」とを「タグ履歴テーブル」に格納し、また、「時刻」および「タグID」として、「16時00分20秒」と「1」と等を対応付けて「タグ履歴テーブル」に格納する。なお、図4は、実施例1に係るタグ履歴記憶部に格納されるタグ履歴(タグ情報)の一例を示す図である。
走行定義保持部322は、自動車の走行地域に配置された複数の無線ICタグそれぞれが有するタグ情報を用いて定義され、自動車にとって適正な走行状態および/または不適正な走行状態を示す走行定義を保持する。具体的には、自動車が走行すべき適正な走行ルート上に配置された無線ICタグのタグ情報が列挙された走行定義や、自動車が走行すべきではない位置に配置された無線ICタグのタグ情報が挙げられた走行定義を保持する。
より詳細には、走行定義保持部322は、図5の(A)に示すように、適正な走行ルートの名前を示す「ルート名」と、適正な走行ルートごとにその走行ルート上に走行順に設置されている無線ICタグのタグ情報を示す「タグID(取得順序)」とを対応付けて「適正走行ルート定義」に保持し、図5の(B)に示すように、脱輪や接触に該当する位置に設置されている無線ICタグのタグ情報を示す「タグID(脱輪・接触)」を「脱輪・接触定義」に保持する。なお、図5は、実施例1に係る走行定義保持部に保持される走行定義の一例を示す図である。
例えば、図5に示す例では、走行定義保持部322は、「ルート名」および「タグID取得順序」として、「ルートA」と「1,2,4,5,6,7,8,9,10」と等を対応付けて「適正走行ルート定義」に保持し、また、「タグID 脱輪・接触」として、「30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40」を「脱輪・接触定義」に保持する。
制御部310は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行し、本発明に密接に関連するものとしては、タグ情報制御部311と、適正判定部312と、アラーム報知制御部313と、走行情報出力部314とを備える。
タグ情報制御部311は、車載装置100からタグ情報(例えば、「タグID」と「時刻」)を受信すると、タグ履歴記憶部321にタグ情報を格納するとともに、後述する適正判定部312に適正判定を行う旨の指示をおこなう。
適正判定部312は、タグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報と走行定義保持部322に保持された走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定する。具体的には、タグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報と走行定義保持部322に保持された走行定義(適切な走行ルート)とを比較して、複数のタグ情報が走行定義に列挙された通りである場合に、自動車の走行状態が適正である旨を判定し、また、タグ情報が走行定義(不適切な走行位置)に挙げられた通りである場合に、自動車の走行状態が不適正である旨を判定する。そして、判定結果をタグ履歴記憶部321に格納させる。なお、適正判定部312は、特許請求の範囲に記載の「適正判定手順」に対応する。
例えば、適正判定部312は、タグ情報制御部311から適正判定を行う旨の指示を受信すると、タグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報と走行定義とが一致するか否かを判定し、自動車の走行についての適正を判定する。すなわち、タグ履歴記憶部321に保持されたタグ情報と適切な走行ルートについての走行定義(例えば、「ルートA」のタグ取得順序(図4の(A)参照))とが一致するか否かを判定し、一致した場合には、適切な走行コースを走行していると判定して処理を終了し、一方、一致しない場合には、適切な走行コースを走行していないと判定し、判定結果をタグ履歴記憶部321に格納し、後述するアラーム報知制御部313に通知する。また、タグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報と適切な走行位置についての走行定義(「脱輪・接触定義」に保持されている「タグID」)とが一致するか否かを判定し、一致した場合には、脱輪・接触したと判定し、判定結果をタグ履歴記憶部321に格納し、アラーム報知制御部313に通知し、一方、一致しない場合には、脱輪・接触していないと判定して処理を終了する。
一例を挙げて説明すれば、適正判定部312は、タグ履歴記憶部321に「タグID」として「1」「31」「3」「4」「5」「6」「7」を格納している場合(図3参照)、適正判定部312は、取得したタグ情報である「31」と「脱輪・接触定義」に格納されている「タグID」である「31」(図4の(B)参照)とが一致するので、「接触・脱輪」があったと判定し、「走行結果」として「接触あり」とタグ履歴記憶部321に格納させ、後述するアラーム報知制御部313に通知する。
アラーム報知制御部313は、適正判定部312による適正の判定結果において、アラーム定義と一致した場合に、アラームを通知する。例えば、適正判定部312から通知があった場合に、車載装置100にアラームを報知する。例えば、適性判定部312によって「接触・脱輪」があったと判定された場合に、「接触あり」と報知する。
走行情報出力部314は、タグ履歴記憶部321に格納されたタグ情報(運転情報)を出力する旨の指示を入力部350から受け付けると、タグ履歴を取得し、出力部340から出力する。例えば、入力部350から「教習生No.54」についてのタグ情報(運転情報)を出力する旨の指示を受け取ると、タグ履歴記憶部321に格納されている対応するタグ履歴である「年月日 2006年11月17日」と、「車ID A001」と、「時刻 16時00分20秒、16時00分30秒、16時01分50秒、16時01分55秒、16時02分20秒、16時02分40秒、16時02分55秒」と「タグID 1、31、3、4、5、6、7」とを取得し、該当する判定結果である「判定結果 接触あり」とを取得し、出力する(例えば、ディスプレイに表示し、紙に印刷する)。
なお、上記の自動車教習装置としては、例えば、自動車教習支援装置(管理センタ側)300として、事務センタに設けられたコンピュータなどを用いるとともに、自動車教習支援装置(車載側)として、HHT(hand held terminal)などの電子機器などを用いることができる。また、他のシステムと接続させ(例えば、教習所内にある教習生情報を管理するシステムなど)連携させ、例えば、教習生情報を管理するシステムの情報と、走行情報を併せて出力するなどもできる。また、アラーム報知装置をタグ情報読取装置とは別個の装置とすることもできる。例えば、HHTをアラーム報知装置および走行情報を出力させるための入力部としても用いることができる。また、無線ICタグを設置する際には、無線ICタグが用いる周波数により生ずる通信距離を有効に使用することにより(例えば、通信距離が長い無線ICタグを、適正な走行ルートを示す走行定義として使用し、通信距離が短い無線ICタグを、脱輪接触を示す走行定義として使用するなど)、効率よく走行定義を設定することができる。
[走行適正判定の処理]
次に、図6を用いて、自動車教習支援装置による走行適正判定の処理を説明する。図6は、実施例1に係る走行適正判定の処理を示すフローチャートである。
同図に示すように、車載装置100において、タグ情報取得部110は、自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得すると(ステップS101肯定)、取得したタグ情報と取得した時刻(例えば、「16:00 20秒」)とを対応付けて、タグ情報記憶部120に格納する(ステップS102)。そして、タグ情報記憶部120に対応付けて格納させたタグ情報と時刻とを、通信部(車載用)130を介して管理センタ装置300に送信する(ステップS103)。
そして、管理センタ装置300において、タグ情報制御部311は、車載装置100からタグ情報を受信すると(ステップS111肯定)、タグ履歴記憶部321にタグ情報を格納する(ステップS112)。
そして、管理センタ装置300において、適正判定部312は、タグ情報制御部311から適正判定を行う旨の指示を受信すると、タグ履歴記憶部321に保持されたタグ情報と走行定義(例えば適切な走行ルート)とが一致するか否かを判定する(ステップS103)。
ここで、管理センタ装置300において、適正判定部312は、タグ情報と走行定義(適切な走行ルート)とが一致する場合には(ステップS113肯定)、適切な走行ルートを走行していると判定して処理を終了し、一方、一致しない場合には(ステップS113否定)、適切な走行ルートを走行していないと判定し、判定結果をタグ履歴記憶部321に格納し(ステップS114)、アラーム報知制御部313は、車載装置100に、アラームを通知する。(ステップS115)。
そして、車載装置100において、アラーム報知装置400は、管理センタ装置300からアラーム報知を受信すると(ステップS104肯定)、アラーム報知を行い処理を終了する(ステップS105)、一方、管理センタ装置300からアラーム報知を受信しなければ(ステップS104否定)アラーム報知を行わずに処理を終了する。
[走行情報出力の処理]
次に、図7を用いて、自動車教習支援装置による走行情報出力の処理を説明する。図7は、実施例1に係る走行情報の出力の処理を示すフローチャートである。
走行情報出力部314は、入力部350からタグ履歴(タグ情報)を出力する旨の指示を受け取ると(ステップS201肯定)、タグ履歴記憶部321に格納されている対応するタグ履歴を取得する(ステップS202)。
そして、走行情報出力部314は、該当する判定結果(例えば、「判定結果 接触あり」)を取得し(ステップS203)、取得した情報を出力する(ステップS204)。例えば、ディスプレイに表示し、紙に印刷する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、管理センタ装置は、走行定義を保持し、車載装置は、タグ情報読取装置200によって自動車の走行に伴って無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得し、管理センタ装置は、タグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定するので、無線ICタグと自動車との位置関係から自動車の走行状態を正確に取得することができる結果、評価者の主観や能力に左右されずに、自動車の走行状態の適正を客観的に判定することが可能である。
また、実施例1によれば、車載装置100は、管理センタ装置300によって判定された判定結果を報知するので、自動車の走行状態の適正に係る客観的な判定結果を運転中に得ることができる結果、効率的な教習を行うことが可能である。
また、実施例1によれば、管理センタ装置300は、自動車が走行すべき適正な走行ルート上に配置された無線ICタグのタグ情報が列挙された走行定義を保持し、格納された複数のタグ情報と走行定義とを比較して、走行定義に列挙された通りである場合に、自動車の走行状態が適正である旨を判定するので、自動車の走行ルートが適切か否かを判定することができる結果、走行状態の適正判定を簡潔に行うことが可能である。
また、実施例1によれば、管理センタ装置300は、自動車が走行すべきではない位置に配置された無線ICタグのタグ情報が挙げられた走行定義を保持し、格納されたタグ情報と走行定義とを比較して、走行定義に挙げられた通りである場合に、自動車の走行状態が不適正である旨を判定することを特徴とするので、自動車の走行位置が適切か否かを判定することができる結果、走行状態の適正判定を簡潔に行うことが可能である。
さて、これまで、実施例1として、自動車の走行が適正か否かのみを判定してアラーム報知する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動車の走行にかかわる適正レベルを判定し(例えば、「1」「2」「3」など)、適正レベルごとにアラーム通知を行うようにしてもよい(例えば、「1」の場合に「注意」、「3」の場合に「警告」など)。
そこで、以下では、実施例2として、自動車の走行の適正レベルを判定し、適正レベルごとにアラーム報知を行う場合について説明する。なお、以下では、実施例1に係る自動車教習支援装置と同様の点については、簡単に説明することにする。
図8および図9を用いて、実施例2に係る自動車教習支援装置を説明する。図8は、実施例2に係る自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図であり、図9は、実施例2に係る走行定義保持部に保持される走行定義の一例を示す図である。
すなわち、図8および図9に示すように、実施例2に係る管理センタ装置は、走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持する。例えば、図8および図9に示す例では、車道における適正な走行位置から外れた場所を「適正レベル:1」と設定し、歩道(車道から近い側)を「適正レベル:2」と設定し、歩道(車道から遠い側)を「適正レベル:3」と設定し、該当するタグ情報と対応付けて保持する。さらに詳細には、「適正レベル」と「タグID」として、「1」と「30〜49」と等を対応付けて保持する。
また、実施例2に係る管理センタ装置は、「適正レベル」と報知態様を示す「アラーム強度」とを対応付けて保持する。例えば、図8および図9に示す例では、「適正レベル:1」と「注意」とを対応付けて保持し、「適正レベル:2」と「強い注意」とを対応付けて保持し、「適正レベル:3」と「警告」とを対応付けて保持する。
そして、実施例2に係る自動車教習支援装置は、所定の記憶部(例えば、図2に示すタグ履歴記憶部321や走行定義保持部322)に格納されたタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正レベルを判定する。例えば、図8および図9に示すように、タグ情報として「タグID:33」を取得した場合に、「適正レベル:1」と判定し、「タグID:54」を取得した場合に、「適正レベル:2」と判定し、「タグID:75」を取得した場合に、「適正レベル:3」と判定する。
そして、実施例2に係る管理センタ装置は、走行状態の適正レベルに応じて、当該適正レベルごとに異なる報知態様で判定結果を報知する。例えば、図9に示すように、実施例2に係る管理センタ装置は、「適正レベル:1」と判定した場合に、報知態様を「注意」と設定して、実施例2に係る車載装置は、設定された報知態様「注意」に対応するアラーム報知を行う。なお、上述した走行適正判定処理は、主に、図2における適正判定部312が行う。
上記したように、実施例2によれば、管理センタ装置は、走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持し、格納されたタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正レベルを判定するので、自動車の走行状態の適正または不適正レベルを(例えば、適正レベル「1」「2」「3」など)判定することができる結果、より詳細な走行状態の適正を判定することが可能である。
また、実施例2によれば、管理センタ装置は、判定された自動車の走行状態の適正レベルに応じて、適正レベルごとに異なる報知態様で判定結果を自動車で報知するので、自動車の走行状態の適正または不適正レベルに対応した態様で報知すること(例えば、運転適正の適正レベルに応じて、「注意」「強い注意」「警告」などの報知態様から選択して報知すること)ができる結果、走行状態の適正を判定した結果により適した報知を行うことが可能である。
さて、これまで、実施例1および実施例2として、適正な走行ルートか否かや、適正な走行位置か否かを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動車の走行速度について適正判定を行うようにしてもよい。
そこで、以下では、実施例3として、自動車の走行速度の適正を判定する場合について説明する。なお、以下では、実施例1および実施例2に係る自動車教習支援装置と同様の点については、簡単に説明することにする。
図10および図11を用いて、実施例3に係る自動車教習支援装置を説明する。図10は、実施例3に係る走行速度を用いた自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図であり、図11は、実施例3に係る走行適正判定の処理の一例を説明するための図である。
すなわち、図10および図11に示すように、実施例3に係る管理センタ装置は、所定の記憶部(例えば、図2に示すタグ履歴記憶部321)に格納された複数のタグ情報から自動車の走行速度を算出し、当該走行速度から自動車の走行状態の適正をさらに判定する。具体的には、図11の(A)に示すように、「年月日」と、「タグID」と、「時刻」とを「タグ履歴テーブル」に対応付けて格納し、図11の(B)に示すように、2つの「タグID」と、2つの無線ICタグ間の距離を示す「タグ間距離」とを対応付けて「タグ間距離定義」に保持する。そして、図11の(C)に示すように、「タグ履歴テーブル」と「タグ間距離定義」とを用いて、自動車が走行した走行ルートを示す「走行ルート」と、走行ルートの距離を示す「走行ルート間距離」と、走行ルートを自動車が走行するのに要した時間を示す「走行時間」を求め、そして、自動車の平均速度を示す「平均速度」を算出する。
一例を挙げて「平均速度」の算出について説明すれば、実施例3に係る管理センタ装置は、「タグID」と「時刻」として「a 10時00分2.4秒」と「b 10時00分5秒」とを「タグ履歴テーブル」に対応付けて格納し、「タグID a b」と「10」とを「タグ間距離定義」に対応付けて保持する場合に、「走行ルート ab」「走行ルート間距離 10」「走行時間 2.4秒」を求め、そして、「平均時速」は「15km/h」と算出する。
上記したように、実施例3によれば、管理センタ装置は、所定の記憶部に格納された複数のタグ情報から自動車の走行速度を算出し、当該走行速度から自動車の走行状態の適正をさらに判定するので、自動車の走行速度が適切か否かを判定することができる結果、走行状態の適正判定を簡潔に行うことが可能である。
ところで、これまで実施例1〜3に係る自動車教習支援装置について説明してきたが、この発明は上記した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例4に係る自動車教習支援装置として、異なる実施例を説明する。
(1)車間距離を用いる場合について
上記の実施例では、適正な走行ルートか否か、または、適正な走行位置か否か、または、適正な走行速度か否かを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動車の車間距離について適正判定を行うようにしてもよい。
具体的には、自動車には無線ICタグが備えられており、車載装置は、他の自動車に付設された無線ICタグから読み取られたタグ情報をさらに取得し、管理センタ装置は、他の自動車からタグ情報が読み取られたか否かによって、前記自動車の走行状態の適正をさらに判定する。例えば、車間距離が十分であり、他の自動車からタグ情報が読み取られない場合には(図12の(A)参照)、管理センタ装置は、適切な車間距離で走行していると判定し、一方、車間距離が不足しており、他の自動車からタグ情報を読み取れる場合には(図12の(B)参照)、管理センタ装置は、適切な車間距離で走行していないと判定する。なお、図12は、車間距離を用いて走行適正判定を行う自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。
これによって、自動車教習支援装置は、他の自動車に付設された無線ICタグから読み取られたタグ情報をさらに取得し、他の自動車からタグ情報が読み取られたか否かによって、自動車の走行状態の適正をさらに判定するので、自動車の車間距離が適切か否かを判定することができる結果、走行状態の適正判定を簡潔に行うことが可能である。
(2)複数のタグ情報
また、上記の実施例では、取得した一つのタグ情報を用いて走行の適正を判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同時期に取得して格納された複数のタグ情報を用いて適正判定を行うようにしてもよい。
具体的には、管理センタ装置は、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、同時期に取得して所定の記憶部(例えば、図2に示すタグ履歴記憶部321や走行定義保持部322)に格納された複数のタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定する。例えば、図13に示すように、自動車が走行すると同時に複数の無線ICタグからタグ情報を取得するような走行地帯において(図13の(A)参照)、自動車がどの無線ICタグからタグ情報を同時に取得しているかを用いることにより(図13の(B)参照)、自動車の詳細な位置を把握して(図13の(C)参照)、走行状態の適正を判定する。なお、図13は、複数のタグ情報を用いて走行定義を定義する自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。
これによって、自動車教習支援装置は、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、同時期に取得されて格納された複数のタグ情報と走行定義とを比較して、自動車の走行状態の適正を判定するので、様々な種類の走行定義(例えば、複数の無線ICタグを同時に取得した場合、複数の無線ICタグを所定の順番で取得した場合など)を用いることができる結果、より幅広い走行状態の適正を判定することが可能である。
(3)アラーム報知
上記の実施例において、アラーム報知として、ブザーをならし、警告を発し、注意をよびかける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ディスプレイで表示する場合や、ランプの点滅などで行う場合にも、この発明を適用することができる。
(4)システム
また、本実施例において説明した文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図4、図5、図9、図10、図11など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず(例えば、図2に示した、車載装置100と管理センタ装置300とを統合して、車載装置のみで本発明を実施できるように構成するなど)、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)自動車教習支援プログラム
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図14を用いて、上記の実施例1に示した自動車教習支援装置と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図14は、実施例1における自動車教習支援装置のプログラムを示す図である。
同図に示すように、車載装置1400は、タグ情報読取装置1401、スピーカ1402、アラーム報知装置1403、ディスプレイ1404、RAM1406、HDD1407、CPU1408、ROM1409、通信部1410をバス1405などで接続して構成されている。管理センタ装置1300は、操作キー1301、カメラ1302、スピーカ1303、通信部1304、ディスプレイ1305、RAM1307、HDD1308、CPU1309,ROM1310をバス1306などで接続して構成されている。自動車教習装置(車載部)1400と自動車教習装置(管理センタ部)1300は、ネットワークや有線、無線(赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)など)などを介して、通信部1410および通信部1304によって接続されている。
ROM1409には、上記の実施例1で示したタグ情報取得部110およびアラーム報知部140および通信部(車載用)130(例えば、図2参照)と同様の機能を発揮するタグ情報取得プログラムおよびアラーム報知プログラムおよび通信プログラム、つまり、図14に示すように、タグ情報取得プログラム1409aと、アラーム報知プログラム1409bと、通信プログラム1409cとが予め保持されている。なお、これらプログラム1409a〜1409cについては、図2に示した車載装置100と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU1408が、これらのプログラム1409a〜1409cをROM1409から読み出して実行することにより、図14に示すように、各プログラム1409a〜1409cは、タグ情報取得プロセス1408aと、アラーム報知プロセス1408bと、通信プロセス1408cとして機能するようになる。なお、各プロセス1408a〜1408cは、図2に示した、タグ情報取得部110と、アラーム報知部140と、通信部(車載用)130とにそれぞれ対応する。
また、ROM1310には、上記の実施例1で示した制御部310および通信部(管理センタ用)330おび出力部340および入力部350および入出力制御部360と同様の機能を発揮する制御プログラムおよび通信プログラムおよび出力プログラムおよび入力プログラムおよび入出力制御プログラム、つまり、図14に示すように、タグ情報制御プログラム1310aおよび適正判定プログラム1310bおよびアラーム報知プログラム1310cおよび走行情報出力プログラム1310dおよび通信プログラム1310eおよび出力プログラム1310fおよび入力プログラム1310gおよび入出力制御プログラム1310hとが予め保持されている。なお、これらプログラム1310a〜1310hについては、図2に示した管理センタ装置300の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU1309が、これらのプログラム1310a〜1310hをROM1310から読み出して実行することにより、図14に示すように、各プログラム1310a〜1310hは、タグ情報制御プロセス1309aおよび適正判定プロセス1309bおよびアラーム報知プロセス1309cおよび走行情報出力プロセス1309dおよび通信プロセス1309eおよび出力プロセス1309fおよび入力プロセス1309gおよび入出力制御プロセス1309hとして機能するようになる。なお、各プロセス1309a〜1309hは、図2に示した、タグ情報制御部311と、適正判定部312と、アラーム報知制御部313と、走行情報出力部314と、通信部(管理センタ用)330と、出力部340と、入力部350および入出力制御IF部360とにそれぞれ対応する。
なお、本実施例で説明した各プログラム1409a〜1409cや1310a〜1310hについては、必ずしも最初からROMに保持させておく必要はなく、例えば車載装置100また管理センタ装置300に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、車載装置100また管理センタ装置300の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して車載装置100また管理センタ装置300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを保持させておき、車載装置100また管理センタ装置300がこれらから各プログラムを読みだして実行するようにしてもよい。
(付記1)自動車の教習を支援する方法をコンピュータに実行させる自動車教習支援プログラムであって、
前記自動車の走行地域に配置された複数の無線ICタグそれぞれが有するタグ情報を用いて定義され、前記自動車にとって適正な走行状態および/または不適正な走行状態を示す走行定義を保持する走行定義保持手順と、
前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手順と、
前記タグ情報取得手順によって取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納手順と、
前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手順によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする自動車教習支援プログラム。
(付記2)前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正に係る判定結果を前記自動車で報知する報知手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の自動車教習支援プログラム。
(付記3)前記走行定義保持手順は、前記走行定義として、前記走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持し、
前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手順によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正レベルを判定することを特徴とする付記1または2に記載の自動車教習支援プログラム。
(付記4)前記報知手順は、前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正レベルに応じて、当該適正レベルごとに異なる報知態様で前記判定結果を前記自動車で報知することを特徴とする付記3に記載の自動車教習支援プログラム。
(付記5)前記走行定義保持手順は、前記走行定義として、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、
前記適正判定手順は、同時期に取得されて前記所定の記憶部に格納された複数のタグ情報と前記走行定義保持手順によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
(付記6)前記走行定義保持手順は、前記走行定義として、前記自動車が走行すべき適正な走行ルート上に配置された無線ICタグのタグ情報が列挙された走行定義を保持し、
前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納された複数のタグ情報と前記走行定義保持手順によって保持された走行定義とを比較して、前記複数のタグ情報が前記走行定義に列挙された通りである場合に、前記自動車の走行状態が適正である旨を判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
(付記7)前記走行定義保持手順は、前記走行定義として、前記自動車が走行すべきではない位置に配置された無線ICタグのタグ情報が挙げられた走行定義を保持し、
前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手順によって保持された走行定義とを比較して、前記タグ情報が前記走行定義に挙げられた通りである場合に、前記自動車の走行状態が不適正である旨を判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
(付記8)前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納された複数のタグ情報から前記自動車の走行速度を算出し、当該走行速度から前記自動車の走行状態の適正をさらに判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
(付記9)前記タグ情報取得手順は、他の自動車に付設された無線ICタグから読み取られたタグ情報をさらに取得し、
前記適正判定手順は、他の自動車からタグ情報が読み取られたか否かによって、前記自動車の走行状態の適正をさらに判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
(付記10)自動車の教習を支援する自動車教習支援方法であって、
前記自動車の走行地域に配置された複数の無線ICタグそれぞれが有するタグ情報を用いて定義され、前記自動車にとって適正な走行状態および/または不適正な走行状態を示す走行定義を保持する走行定義保持工程と、
前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得工程と、
前記タグ情報取得工程によって取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納工程と、
前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持工程によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定工程と、
を含んだことを特徴とする自動車教習支援方法。
(付記11)自動車の教習を支援する自動車教習支援装置であって、
前記自動車の走行地域に配置された複数の無線ICタグそれぞれが有するタグ情報を用いて定義され、前記自動車にとって適正な走行状態および/または不適正な走行状態を示す走行定義を保持する走行定義保持手段と、
前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手段と、
前記タグ情報取得手段によって取得されたタグ情報を格納するタグ情報格納手段と、
前記タグ情報格納手段に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手段によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手段と、
を備えたことを特徴とする自動車教習支援装置。
以上のように、本発明に係る自動車教習支援プログラム、自動車教習支援装置、自動車教習支援方法は、自動車の教習に有用であり、特に、評価者の主観や能力に左右されずに、自動車の走行状態の適正を客観的に判定することに適する。
実施例1に係る自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る自動車教習支援装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係るタグ情報記憶部に格納されるタグ情報の一例を示す図である。 実施例1に係るタグ履歴記憶部に格納されるタグ履歴の一例を示す図である。 実施例1に係る走行定義保持部に保持される走行定義の一例を示す図である。 実施例1に係る走行適正判定の処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る走行情報の出力の処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係る走行定義保持部に保持される走行定義の一例を示す図である。 実施例3に係る走行速度を用いた自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る走行適正判定の処理の一例を説明するための図である。 車間距離を用いて走行適正判定を行う自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 複数のタグ情報を用いて走行定義を定義する自動車教習支援装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1における自動車教習支援装置のプログラムを示す図である。
符号の説明
110 タグ情報取得部
200 タグ情報読取装置
300 管理センタ装置
312 適正判定部
313 アラーム報知制御部
314 走行情報出力部
321 タグ履歴記憶部
322 走行定義保持部

Claims (7)

  1. 自動車の教習を支援する方法をコンピュータに実行させる自動車教習支援プログラムであって、
    前記コンピュータは、
    前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持部を備え
    前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手順と、
    前記タグ情報取得手順において取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納手順と、
    前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手順と、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とする自動車教習支援プログラム。
  2. 前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正に係る判定結果を前記自動車で報知する報知手順をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の自動車教習支援プログラム。
  3. 前記走行定義保持は、前記走行定義として、前記走行状態の適正または不適正のレベルを示す適正レベルを対応付けた走行定義を保持し、
    前記適正判定手順は、前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正レベルを判定することを特徴とする請求項2に記載の自動車教習支援プログラム。
  4. 前記報知手順は、前記適正判定手順によって判定された前記自動車の走行状態の適正レベルに応じて、当該適正レベルごとに異なる報知態様で前記判定結果を前記自動車で報知することを特徴とする請求項3に記載の自動車教習支援プログラム。
  5. 前記走行定義保持は、前記走行定義として、複数のタグ情報で一つの走行状態を示す走行定義を保持し、
    前記適正判定手順は、同時期に取得されて前記所定の記憶部に格納された複数のタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動車教習支援プログラム。
  6. 自動車の教習を支援するコンピュータが実行する自動車教習支援方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持部を備え
    前記コンピュータが、
    前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得工程と、
    前記タグ情報取得工程において取得されたタグ情報を所定の記憶部に格納するタグ情報格納工程と、
    前記所定の記憶部に格納されたタグ情報と前記走行定義保持によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定工程と、
    実行することを特徴とする自動車教習支援方法。
  7. 自動車の教習を支援する自動車教習支援装置であって、
    前記自動車の走行地域の内、前記自動車にとって適正な走行状態となる位置に配置された第1の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記適正な走行状態を示す走行定義を保持しておくと共に、前記走行地域の内、前記自動車にとって不適正な走行状態となる位置に配置された第2の使用周波数の無線ICタグが有するタグ情報に対応付けて、前記不適正な走行状態を示す走行定義を保持しておく走行定義保持手段と、
    前記自動車に設けられた無線ICタグ読取装置によって前記自動車の走行に伴って前記無線ICタグから読み取られたタグ情報を取得するタグ情報取得手段と、
    前記タグ情報取得手段によって取得されたタグ情報を格納するタグ情報格納手段と、
    前記タグ情報格納手段に格納されたタグ情報と前記走行定義保持手段によって保持された走行定義とを比較して、前記自動車の走行状態の適正を判定する適正判定手段と、
    を備えたことを特徴とする自動車教習支援装置。
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