JP5032495B2 - データ通信における改良 - Google Patents

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Description

本発明は、相互に移動している対象物間、たとえば移動している送信機と固定の受信機との間におけるデータの通信に関するものである。これは、特に、空気中において超音波周波数(約40kHz)で音響データを通信することに適用可能であるが、それのみに限定されない。
WO03/087871には、複数の超音波送信機タグがどの部屋に配置されているか判別可能な超音波通信に基づく位置決めシステムが開示されている。各タグは固有の識別信号を送信するようになっている。全ての部屋には受信機が設けられており、識別信号はこのうちの一つにより受信される。
出願人は、このような現在の超音波測位システムが、データ転送速度において大きく制限される音響データリンクを用いていることを発見した。このことは、正確に追跡することができるはずの対象物/人の数および/または更新速度、特に部屋の内外に迅速に移動する複数の人/対象物の正確な追跡を制限することになる。
出願人が知っている最も高度な音声通信システムは水中音響学で用いられるものである。第一世代のデジタルモデムは、周波数偏移キーイング(FSK)に基づくものであった。これは、FSKがチャネルの時間および周波数の拡散の点が優れていたからである。ところが、FSKは帯域幅の使い方という点では非効率であった。そのため、近年、デー・ビー・キルフォイル(D B Kilfoyle)およびエー・バゲロー(A.Baggeroer)、「水面下の音響の遠隔計測」、IEEE Trans. Ocea. Eng., OE-25,1-1111(2000)に記載されているような、例えば様々な形態の位相偏移キーイング(PSK)に基づく、より効率的なコヒーレントシステムを開発するために大きな努力がなされている。ほとんどの場合、適応等化と組み合わされている。それにもかかわらず、実際には、インコーヒレントFSKやMFSK(多重FSK)システムが信頼性のある通信を提供するにあたって大きな役割を果たしている。通常、このようなシステムは、非適応的なものであり、予測される最悪の環境に対応するために十分な帯域幅を考慮して設計されている。つまり、通常の好条件の下では、システムが帯域幅とパワーの点において非効率的に動作することになる。このような非効率性が著しくなる場合がある。この低い帯域幅効率を引き起こす設計制約条件のうちの1つが、ドップラー効果による周波数偏移の存在である。
送信機および受信機が互いに近づく方向にまたは互いに離れていく方向に向かって移動している場合は、各波面が2つの間を伝搬しなければならない距離が異なるので、受信機で検出された信号の周波数は送信機により送信された信号の周波数とは異なる。これはドップラー効果として知られている。
音速の比較的低い値は、比較的大きい振動数にシフトする低速移動を生じさせる。正の値のvは発信源から受信機の方向に向かう移動を意味する相対的な移動をvとすると周波数は以下のように偏移する。
Figure 0005032495
この式において、fは元の周波数であり、cは音速である(たとえば、空気中において約340 m/sであり、水中で約1500 m/sである)。
一例では、25kHzの中心周波数で動作し、10ノットの速度のAUV(自動潜水船)上で用いられる水中音声通信システムは、86Hzまたは中心周波数の典型的な相対帯域幅10%(すなわち、2500 Hz)の3.4%のドップラーシフトを受けることになる。6km/h(早足)の速度で移動している送信機から40kHzで送信する飛行中の超音波通信システムは、196 Hzというより大きなドップラーシフトまたは典型的な相対帯域幅10%(すなわち、4000 Hz)の4.9%のドップラーシフトを受けることになる。
ドップラーシフトは、相対運動に応じて周波数を上方にまたは下方に偏移させる。MFSKは、複数の周波数を同時に用い、複数のFSKシステムが並列に動作しているものと考えることができる。周波数間に課せられた唯一の関係は、これらの周波数がオーバラップしてはいけないということである。MFSKシステムでは、周波数の間隔をパルス長の逆数B=1/Tの値まで近くすることが理論的に可能であり、そうなることが望ましい。しかしながら、ドップラーシフトfD = f’−fは簡単にこの間隔を大きく超えることから(|fD|>>B)、使用可能な周波数の数およびひいてはビット転送速度を実質的に制限することになる。
ドップラーシフトに対応する標準的な方法は、最大のドップラーシフトに以下に示す所定の保護領域fgを加えた分だけ周波数の間隔をあけることである。
Figure 0005032495
ΔfとBの比率は非常に大きい場合がある。このことは、トランスデューサの帯域幅は限られていることから、この方法に従うことで実施可能な有効データ転送速度が損失することを表わしている。
上記の変調方法は、無線通信においてよく用いられる方法を適応したものである。しかしながら、本発明の目的は、音響環境により適した方法を提供することにある。
第一の態様によれば、本発明は、転送手段を含むデータ通信システムを提供している。
第二の態様によれば、本発明は、データを周波数対が含まれる複数の信号にコード化すること、周波数対を送信すること、各周波数対を受信すること、この周波数の比率を決定すること、および、この周波数の比率からデータをデコード化すること、を含むデータ通信方法を提供している。
また、本発明は、周波数対の比率としてデータを送信するように構成された送信機を含んでいる。さらに、本発明は、周波数対を検出し、この周波数対間の比率を求めるように構成された受信機を含んでいる。
したがって、明らかなように、本発明によれば、FSKのような公知のデータ送信方法とは対照的に、データが搬送波信号の周波数の値にコード化されるのではなく、データビットが、1対の搬送波信号間の振動数比率により表わされる。
2つの周波数の比率としてデータをコード化することによる主な利点は、送信機と受信機との間の相対的な運動に起因して発生するドップラーシフトの下においても変化しないということである。以下、このことを説明する。
ドップラー効果の結果として上述されているように送信される周波数f1、f2は、それぞれ以下の式により与えられる周波数の偏移を受けることになる。
Figure 0005032495
Figure 0005032495
しかしながら、送信される信号の周波数の絶対値でデータをコード化するのではなく、データが、本発明に従って、信号の周波数対の比率でコードされる場合には、受信される信号は以下のようになる。
Figure 0005032495
したがって、ドップラーシフトの下であっても、当初の比率は正確に保持されることになる。このことは、少なくとも送信機と受信機との間における等速度移動に起因するドップラーシフトに対応できることから、さらなる帯域幅を必要とすることがなく、通信システムが移動に対して頑強なものであることを意味する。したがって、利用可能な帯域幅をデータ伝送に非常に効率的に用いることができる。例えば、従来のFSK方式で必要であった大きな保護領域はもはや必要ではない。
最も単純な実施形態では、2つの利用可能な比率値だけを用いて、データを個々の単一ビットにコード化する。このことは、比率を構成するトーンを非常に密な間隔で並べることができるので、必要とされる帯域幅を非常に狭くすることができる。しかしながら、与えられた帯域幅に対してデータ転送速度を向上させることができるように、2つよりも多い利用可能な比率が用いられることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、利用可能な比率の数を複数のビットを一度に送信できるように2の累乗とする。例えば、64の利用可能な比率値がある場合、各時間スロットにおいて、6ビットのデータを送信することが可能となる。上述のように、これらが標準的なドップラーシフトにより影響されないため、与えられた帯域幅に対して非常に多くの比率値が利用可能である。より好ましくは、利用可能な比率の範囲が等しい増分に分割され、各々が利用可能なデータ値に対応するように構成されている。
この比率は、連続する時間スロット毎に、搬送波のうちの一方または両方の絶対値を変更することにより、変更するようにしてもよい。
本発明は電磁波を用いるデータ通信にも適用することができるが、一般的に地球上における通常の速度で移動する送信機が受けるドップラーシフトは1/Tと比較して小さい。そのため、本発明の用途は、音波通信が好ましく、最も好ましいくは超音波通信である。音波とは、流体媒体内の粗密波のことである。なお、これらの波を表す周波数または他のパラメータに関してなんらかの推論が行われることを意図するものではない。超音波通信とは、正常聴力範囲より高い周波数を有する波のことを意味している。従来、この周波数は、20kHzを超える周波数を意味すると考えられている。
本発明によれば、データは、2つの周波数における一対の信号間の比率としてコード化される。一部の実施形態では、信号を同時に送信することがある。しかしながら、2つの周波数を必ずしも同時に送信する必要はない。たとえば、他の実施形態では、これらは順次送信されるようになっている。これは、どのような場合でも1つの周波数しか発生しないことになるため、使用する発振器は1つでよいという利点がある。このような方法は、各ビットの送信に二倍の時間がかかるので、同時送信と比較して、必然的にデータ転送速度を減少させるが、大きな保護領域を確保する必要がないため、公知の方法に比べて著しい改良を達成することができる。
一対の信号が同時に送信されない場合、これらの信号は他の信号によって分離されてもよい(例えばインターリービング法に従って)。しかしながら、一対の信号は相次いで、すなわち交互に送信されることが好ましい。このような好ましい実施形態には、一対の信号が十分早く連続して送信され、一対の信号が同時に送信されたかのように一対の信号を検出できるものもある。これらの実施形態の場合、受信機は上記の順次送信を同時として検出するように構成されていることが好ましい。例えば、受信機は、デコード化する際、高速フーリエ変換(FFT)を用いてもよい。この場合、FFTフレームのサイズは2つの信号を同一のFFTフレーム内に含むようにする。例示する実施形態では、1対の信号のうち、第一の信号は1ミリ秒の間送信され、1ミリ秒未満のギャップのあと、さらに第二の信号が1ミリ秒の間送信されるようになっている。
一部の実施形態では、一対の信号の送信は1回、2回、または3回以上繰り返されてもよい。これにより送信誤差は軽減される。
データを2つの周波数間による比率にコード化することに代えて、より多くの周波数を用いるようにしてもよい。その際、データは、それぞれの周波数対に対応する比率にコード化されるようにしてもよい。例えば、ベース周波数があり、それよりも高い周波数および低い周波数が複数あってもよい。この場合、データは、各周波数とベース周波数との間の比率にコード化されるようにする。出願人は、より高い/より低い周波数のうちの一部または全部の比率を併せて測定することにより、この方法において受信機により受信されたデータの照合が可能であることをさらに認識した。
上述の方法は、多重周波数偏移キーイング(MFSK)システムと類似点を共有しているが、従来のMFSK理論が示唆するよりもはるかに密な間隔で周波数を並べることができるよう、データをそれらの絶対値ではなく周波数の比率でコード化するという重大な違いを有している。
本発明の好ましい用途の1つは、複数の人または対象物をある部屋に配置するための超音波システムである。超音波はこのような用途に特に適している。というのは、超音波は、その信号が壁を透過したり、戸口で回折したりなどしないため、部屋に効果的に閉じこめられるという特性を有しているからである。また、超音波は、日光により無力化されやすい赤外線通信などに比べ環境障害を受けにくい。
しかしながら、超音波通信を用いて達成可能なデータ転送速度の向上に関し、本発明の原理が有益となりうる応用例はまだある。第一の例は、AUV(自動潜水船)のような移動するプラットフォームとの水面下データ通信である。水中においては、音速が比較的速いためドップラーシフトの問題は削減されるものの、送信機と受信機と相対速度は大きくなる傾向にある。
他の例は、リモートコントロール用途、とくに産業環境の下におけるリモートコントロール用途である。上述したように、超音波は直線見通し線が必要ではなく(赤外線送信などには必要である)、また、隣の部屋の機械を間違って制御してしまうという危険性がない。この点、産業用ロボットが関与しているところでは非常に危険となりうる(無線周波数送信ではそのような危険性がありうる)。もちろん、本発明によれば、従来よりも高いデータ転送速度を達成することができる。
有益な応用例の第三の例は、超音波信号が部屋で閉じこめられることを利用する装置(例えば、無線コンピュータキーボード)間の無線通信である。この状況における盗聴の防止に顕著な効果がある。
さらに潜在的に可能性のある重要な応用例は、心臓監視装置のような監視デバイスから基地局へ患者のデータを送信する無線通信である。この応用例により、患者が静止状態でなくとも、患者から基地局へ送られるデータをリアルタイムで更新することが可能となる。このような用途において超音波を用いることは、上述のプライバシの観点から、または、ヒト組織またはペースメーカーのようなデバイスの近くに無線送信機を設ける必要がなくなることから、有益であると考えられる。
ここでは受信機が各データワードについて2つのトーンの検出を1つの場合よりも正確に行う必要があることから、与えられた範囲、送信パワー、雑音レベルなどによって、全体として検出可能範囲が減少する。言い換えれば、与えられた全体の最小検出率(たとえば、99%)を満足するために、個々のトーンに対する検出率を上げる必要がある。実際問題として、このことは、わずかに低い範囲を受け入れるか、または、わずかに高い送信機パワーを用いなければならないことを意味する。しかしながら、本発明の少なくとも一部の実施形態によればデータ転送速度を著しく増大させることができるため、上記の問題は比較的小さなものであると考えられる。
ここで、本発明の技術範囲を制限するものではない添付の図面を参照しながら特定の具体例および実施形態を用いて、本発明を説明する。
図1には単純な多重周波数偏移キーイング(MFSK)システムが示されている。このシステムは、利用可能な、中央周波数fを中心とする利用可能な帯域幅Wを備えている。したがって、用いることができる最小周波数および最大周波数は、それぞれfmin=fc−W/2でありfmax=fc+W/2である。
帯域幅は、5つずつある0と1にそれぞれ対応する周波数対fi,0およびfi,1に分割される。図1に示されているようなデジタル信号1001000を送信するためには、第1のビット1は周波数f1,1におけるトーンを送信することにより送信される。この周波数f1,1とは、5つの対のうちの最下部からの「1」のビットの周波数のことである。「0」である次のビットは、第二の周波数対を用いて、この場合は周波数f2,0で送信される。次の「0」ビットは第三の周波数対を用いて、すなわち、周波数f3,0で送信される。4番目の「1」ビットはf4,1で送信される。5番目の「0」ビットは最後の対を用いて、f5,0で送信される。6番目のビットは、再び最初の対を用いてf1,0で送信される。最後までこのように進んでいく。
このように周波数対を循環させるのは、残響によって生じる前の信号と後の信号との干渉を回避できるよう、周波数を再び使用するまでの時間間隔GIを最大化しようとするためである。ある周波数を再使用するまでの最小時間間隔は、ガードインターバルとして知られている。このガードインターバルが必要であることから、実施可能な最大データ転送速度がある程度制限されることは明らかである。
図を明確にするために周波数対の循環が記載されているが、MFSK法は複数のトーンを同時に送信することができる。
図から明らかなように、周波数fi,0およびfi,1は、帯域幅全体にわたって分布されている。隣接する周波数がドップラーシフトを受けた場合に信号間の干渉を防ぐため、隣接する周波数の間の間隔FSは必要である。そのため、周波数対が再循環するまでに利用可能な周波数対の数が制限されてしまい、最大データ転送速度も制限されてしまう。通常、最小離間距離は、送信機と受信機との間の相対的運動から予測される最大周波数偏移によって設定する。
ここで、本発明にかかるコード化の方法を記載する。
必要となる帯域幅パラメータには、3つのパラメータがある。すなわち、利用可能な帯域幅Wと、中心周波数fcと、パルス長Tの逆数である同期式多重周波数システムの絶対最小間隔B(=1/T)である。非同期式システムでは、処理フレームとパルス長とのオーバラップ量により有効パルス帯域幅が決まるので、絶対最小間隔としてより大きな間隔を用いなければならない。たとえば、間隔が2倍、すなわち2Bになる場合もある。
また、重要な時間領域パラメータとして、T(パルス長)と、tr(残響時間、またはある周波数を再び利用することができるまでの時間(図1のガードインターバルGIと等価))と、amax(最大予測加速度)の3つのパラメータがある。
ここでは、短い通信(突発)が送信され、2つの周波数間の各比率が一度だけ用いられる場合のコード化の方法について説明する。連続的な送信の場合には、より精巧な方法が考えられる。ある用途下では処理装置が用いられ、周波数および周波数比率をできる限り再使用しないという判断基準に沿って、最適な周波数間隔を見つけるための検索アルゴリズムが実行される。
突発的なデータのコード化アルゴリズムについての提案の1つは以下のとおりである。先の場合と同様に、利用可能な最小周波数および最高周波数は、それぞれfmin=fc−W/2およびfmax=fc+W/2である。与えられたパラメータから、単一パルスに関して加速による最大周波数偏移は、次のように決定される。
Figure 0005032495
これは必須要件ではないが、本例では送信周波数間の最小間隔をセットする場合に考慮に入れられる。加速によるドップラーシフトを考慮に入れると、最小周波数距離は次のとおりである。
Figure 0005032495
これが上述の式2と比較され、faが0(すなわち一定速度)にセットされると、ドップラーシフトを考慮に入れる必要がなくなるため、周波数を非常に密接に分布させることができる。
情報がコード化されて2つの周波数の比率になるので、これは、Δr=Δf/fminに変換することができる。Δrは2つの周波数比率の起こりうる最も小さな差である。必要な周波数間隔により、最小比率は次のとおり設定される。
Figure 0005032495
これに対応する最大比率rmaxは、fmax/fminと同じ大きさとなる。すなわち、利用可能な帯域幅すべてを用いる。しかしながら、これにより2つの周波数f1およびf2を自由に選択できなくなる。大きな周波数比率を実現し、実際のf1やf2の値をある程度自由に選択できるように、最大比率はなるべく制限される。この例では、利用可能な帯域幅の2/3に制限する(つまり、次のとおりである)が、他の制限を用いてもよい。
Figure 0005032495
実際のコード化は、rminからrmaxまでの比率の範囲を等しい線形の増分ごとに分割し、各線形の増分にデータワードまたはデータ記号を割当ることによって実行される。利用可能な記号の数は次の式から与えられる。
Figure 0005032495
図2に示す例では64の記号が存在する。
したがって、記号には|logsym|の数のビット、すなわち、前の例では6ビットをコード化することができる。記号転送速度が1/Tであるので、ビット転送速度は次の式から与えられる。
Figure 0005032495
以上の計算では、記号に用いる未使用周波数は常に利用可能であると仮定しているが、この仮定は短い通信での仮定としては合理的なものである。長い通信については、残響時間tが過ぎた後、再度用いる周波数を自由に(開放)する機構が必要となる。
ここで、上記の分析の一例として、歩行者により送信機が持ち運ばれているような用途の場合について説明する。中央周波数fを35kHz、帯域幅Wを5kHzとすると、32.5kHzからfmax=37.5kHzまでの周波数範囲が与えられる。最大ドップラーシフトは、速い歩行ペース(すなわち6km/hまたは6/3.6=1.67m/s)により算出されると仮定する。最大加速度amaxを0.5m/sと仮定し、各トーンの残響が最大0.2sまで持続する空間でシステムが動作するとする。
次のパルスが送信される前にほとんどのエネルギが消滅するように、パルス長を最大残響時間よりもはるかに大きくなければならない。したがって、パルス長をT=0.05秒とするとパルス帯域幅はB=l/T=20Hzとなる。
比較例として、MFSKを用いる従来型の通信システムのデータ転送速度を計算する。このようなシステムでの最大のドップラーシフトは、+/−v/c×f=+/−(1.67/340)×35000=+/−172Hzである。これに、パルス長帯域幅2×B=40Hzおよび加速による周波数明確分が追加される。この加速により、以下の周波数不明確分すなわち周波数変移が生じる。
Figure 0005032495
これらが、すべて加算されると、単一トーンの変動範囲が与えられる。
Figure 0005032495
これは、利用可能な帯域幅において5kHz/(2×222)Hz=11.3の数の周波数を用いることができることを意味する。つまり、実質的には5の周波数対または10の異なる周波数を用いることができる。また、残響のために、単一の周波数において1/0.2s=毎秒5回を超える頻度で送信することはできないため、単一の周波数対の場合のデータ転送速度は5×5=25ビット/秒となる。
ここで、本発明にかかるコード化方法の一例を参照すると、2つの周波数の最小比率は、2つの周波数を識別することができなくなるまで2つの周波数をどれくらい接近させることができるかによって決定される。ここでは、パルス長と加速度から、Δf=2×20+10Hz=50Hzとなる。よって、次のように最小周波数が得られる。
Figure 0005032495
また、次のように最大周波数が得られる。
Figure 0005032495
これにより、全部で(rmax−rmin)/Δr=64=2の数の異なる通信、または、MFSKにおける周波数対あたり1ビットに代えて、周波数対あたり6の異なる通信のコード化が可能となる。したがって、この例において達成されるデータ転送速度は、150b/s、つまり従来型の方法から6倍増加している。
図2には、上述の例に従って動作するシステムについて、周波数を時間に対してプロットしたグラフが示されている。
この方法では、単一のトーンが単一のビットを表わすではなく、同時に送信される2つのトーン間の比率により、6ビットのデータワードが表現されている。図2のグラフ内における第一の時間スロットを検討すると、周波数fminおよびfmin+Δfにおいて2つのトーンがそれぞれ対応して送信されている。fminは、帯域幅を超過しないことを担保するために保護領域を考慮に入れた帯域幅の最小周波数である。差Δfは、パルス長帯域幅および加速ドップラーシフトに基づいた最小周波数増分を表わしている。間隔は、相対的(等速度)移動によるドップラーシフトを伴う場合は、2つのトーン間の比率が一定のまま維持されるため、図1のMFSKシステムの周波数間隔に比べ著しく小さくなっている。
第一の時間スロットでは、最小トーン比率rmin、つまり0のデータワード000000に対応する比率が送信されている。第二の時間スロットでは、最大トーン比率rmaxが送信されている。下側のトーンはfmax−(2/3)Wである。最大トーン率の上側のトーンは、fmaxであり、上側の保護領域を考慮に入れた場合の帯域幅の最大周波数である。したがって、第二の時間スロットは、最大データ語111111つまり10進数の63を送信するようになっている。第三の時間スロットでは、中間トーン比率、より正確にいえば最大比率の36/64の比率が送信されている。したがって、100100(図1の一連全体で送信されるコードと同一のコード)に対応している。
したがって、本発明のこの例に従うと、同一の帯域幅において、FSKを用いるよりも6倍大きなデータ転送速度を達成することができることは明らかである。
この例では、保護間隔が依然として用いられている。というのは、保護間隔に等しい期間内ではトーンまたはトーン比率を再度用いないからである。短い通信については、これはよい仮定である。しかしながら、トーンまたはトーン比率を再度用いることを管理することが必要となりうる長い通信の場合には、前述した方法が有益となることもある。このことは、rmaxが帯域幅のわずか2/3しかカバーしていないという事実に起因していることから、必要なトーン比率は帯域幅内の周波数を組み合わせたものを選択・使用することにより得るようにしてもよい。この選択は、送信機により状況に応じて行われる。このとき、小さな比率の場合には特に帯域幅のうちどの部分を使用するかは柔軟に対応できることから、再使用を最小限に抑えるよう選択される。
ここで、本発明にかかる通信方法の実施可能な用途の1つを説明する。
図3は、本発明の具体化したシステムを示す概略図である。この図の左側には、送信機モジュール100が示されている。左端のブロックは、送信される生のデジタルデータ2を表わしている。この生のデジタルデータ2は、所定の用途に応じてアナログデータから変換されたものであってもよい。そして、このデータは処理装置4により処理される。処理装置4は、たとえばヘッダ、チェックビットなどを加えてデータを適切な構造に変換し、必要に応じて、データを暗号化する。次いで、送信される準備が整っているデータはコード化部6に送信される。コード化部6は、データを、例えば先に記載された一例では6ビットのワードに分割し、次いで各ワードに対して周波数比率を算出する。次いで、コード化部は、算出された比率をどの周波数を用いて提供するかを正確に決定する。これは、例えば最後のいくつかの時間スロットに用いられた周波数に基づいて行われる。次いで、コード化部は、適切な信号発生器8を制御し、必要なトーンに対応する電気信号を発生する。この電気信号は、増幅器10により増幅され、超音波トランスデューサ12により送信される。
受信機モジュール200では、適切な超音波センサ変換器が、圧力波を電気信号に変換する。この信号は、モジュール16で増幅されるとともにフィルタリングされる。次いで、この信号は、データ20を再生できるよう、デコード化部18において、受信された2つの周波数間の比率を求めてデコード化される。送信機12および受信変換器14が相互に移動することにより送信された信号がドップラーシフトを受けるような場合であっても、それらの比率は一定のまま維持されるので、データを正確に再生することが可能となる。
図4を参照すると、本発明にかかる位置決めシステムの概略図が示されている。この図の右側には複数の部屋22が示されている。各部屋は超音波受信器モジュール200を備えている。受信器モジュール200は、中央サーバ36と一または複数のクライアント38を有するデータネットワークへ接続されている。
このシステム内には、複数の超音波送信機タグ100が存在している。タグが単に部屋22の1つに人または装置を配置するために用いられている最も単純な実施形態では、各送信機100はそれぞれ固有の識別コードを送信するように前もってプログラムするようにしてもよい。より複雑な実施形態では、送信機がさらなる情報を送信するようにしてもよい。これらは、一定の間隔でまたはイベントの発生により、例えばタグにより運動を検出したとき、またはポーリング信号を受信したときに、送信するように設定するようにしてもよい。
あるタグ100がデータを送信するとき、それが配置されている部屋22に、超音波信号が閉じこめられる。この信号は、その部屋のレシーバ200により検出されデコード化される。送信機100およびレシーバ200の両方の識別情報をネットワーク34に伝送することにより、中央サーバ36は、各送信機がどの部屋にいるのかを判定することができる。本発明によるデータ転送速度の改良によって、システムが動き回る複数の送信機タグ100を有しているにもかかわらずそれらをすべて正確にそれぞれ対応する部屋22へ配置することが可能となった。もちろん、この所在情報は、クライアント端末38のうちのいずれによって閲覧および処理されてもよい。
当業者にとって明らかなように、上述の実施形態および用途は全てを網羅したものではなく、多くの変形および変更を本発明の範囲内で加えられてもよい。たとえば、2つのトーンを同時に送信することは必ずしも必要ではない。これらの二つのトーンは、順次にまたは相互に遅れて送信されてもよいが、送信機および受信機の相対速度がトーン間で著しく変わる危険性を減らすために、相互の遅れを最小限に抑えることが通常望ましい。
また、計算される比率が2つのトーンだけの間である必要はない。3つ以上のトーンを用いてもよい。
また、開示された実施形態は一方向通信を採用しているが、いうまでもなく、二方向通信を用いている場合にも、同原理を先と同様に用いてもよい。
単純化されたMFSK方法に関し、周波数に対する時間をプロットしたグラフである。 本発明に係る方法の一例に関する同様のグラフである。 本発明を実施するシステムを示すブロック図である。 本発明を実施する位置決めシステムを示す概略図である。

Claims (35)

  1. 2つの周波数の組み合わせである周波数対における当該2つの周波数の比率データに対応させるようにして当該データをコード化し、このコード化されたデータを、当該コード化されたデータに対応する比率を有する周波数対の2つの周波数をそれぞれ有する2つの搬送波の組み合わせを送信するようにして、送信するように構成された通信手段を備えてなる、データ通信装置。
  2. 前記比率が2を超える数の可能な値を有してなる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記比率の可能な値の数が2の整数累乗である、請求項2に記載の装置。
  4. 送信されるデータを前記可能な値のうちの1に変換するよう構成されている、前記データをコード化するためのコード化手段を備えてなる、請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記可能な値が、最小比率と最大比率との間を等しく分割したものである、請求項2、3または4に記載の装置。
  6. 前記搬送波が音波である、請求項1乃至5のうちのいずれか一つに記載の装置。
  7. 前記信号が20kHzを超える周波数を有してなる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記2つの搬送波の組み合わせを同時に送信するように構成されてなる、請求項1乃至7のうちのいずれか一つに記載の装置。
  9. 前記2つの搬送波の組み合わせを順次送信するように構成されてなる、請求項1乃至7のうちのいずれか一つに記載の装置。
  10. 受信手段をさらに備えており、前記通信手段は、前記受信手段が前記2つの搬送波の組み合わせを同時に検出することができる十分な速さで前記2つの搬送波の組み合わせを順次送信するように構成されてなる、請求項1乃至7のうちのいずれか一つに記載の装置。
  11. 前記受信手段が高速フーリエ変換を実行するように構成されており、前記通信手段が、前記受信機の単一高速フーリエ変換フレーム中に前記2つの搬送波の組み合わせを送信するように構成されてなる、請求項10に記載の装置。
  12. それぞれが固有の識別コードを送信するように構成された複数の通信手段を備えてなる、請求項1乃至11のうちのいずれか一つに記載の装置。
  13. 2つの周波数の組み合わせである周波数対における当該2つの周波数の比率をデータに対応させるようにして当該データをコード化することと、
    このコード化されたデータを、当該コード化されたデータに対応する比率を有する周波数対の2つの周波数をそれぞれ有する2つの搬送波の組み合わせを送信することと、
    搬送波を受信することと、
    受信した搬送波から2つの周波数の組み合わせである周波数対の2つの周波数をそれぞれ有する2つの搬送波の組み合わせを検出し、この検出した2つの搬送波の組み合わせの周波数対における2つの周波数の比率を決定することと、
    該比に対応するデータを求めるようにして該比率をデコードし、それによってデータを再生することとを含むデータ通信方法。
  14. 前記比率が2を超える数の可能な値を有する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記比率の可能な値の数が2の整数累乗である、請求項14に記載の方法。
  16. 送信されるデータを前記可能な値のうちの1つに変換することを含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記可能な値が、最小比率と最大比率との間を等しく複数に分割したものである、請求項14、15または16に記載の方法。
  18. 前記搬送波が音波である、請求項13乃至17のうちのいずれか一つに記載の方法。
  19. 20kHzを超える周波数で信号を送信することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記2つの搬送波の組み合わせを同時に送信すること含む、請求項13乃至19のうちのいずれか一つに記載の方法。
  21. 前記2つの搬送波の組み合わせを順次送信することを含む、請求項13乃至19のうちのいずれか一つに記載の方法。
  22. 前記2つの搬送波の組み合わせを同時に受信することができる十分な速さで前記2つの搬送波の組み合わせを順次送信することを含む、請求項13乃至19のうちのいずれか一つに記載の方法
  23. 受信された信号に対して高速フーリエ変換を実行することを含んでおり、前記2つの搬送波の組み合わせが、単一高速フーリエ変換フレームにおいて送信される、請求項22に記載の方法
  24. 複数の通信手段の各々が固有の識別コードを送信することを含む、請求項13乃至23のうちのいずれか一つに記載の方法。
  25. 2つの周波数の組み合わせである周波数対における当該2つの周波数の比率データに対応させるようにして当該データをコード化し、このコード化されたデータを、当該コード化されたデータに対応する比率を有する周波数対の2つの周波数をそれぞれ有する2つの搬送波の組み合わせを送信するようにして、送信するように構成された送信機。
  26. 前記比率が2を超える数の可能な値を有してなる、請求項25に記載の送信機。
  27. 前記比率の可能な値の数が2の整数累乗である、請求項26に記載の送信機。
  28. 送信されるデータを前記可能な値のうちの1つに変換するように構成されている、前記データをコード化するためのコード化手段を備えてなる、請求項26または27に記載の送信機。
  29. 前記可能な値が、最小比率と最大比率との間を等しく分割したものである、請求項26、27または28に記載の送信機。
  30. 前記搬送波が音波である、請求項25乃至29のうちのいずれか一つに記載の送信機。
  31. 前記信号が、20kHzを超える周波数を有してなる、請求項30に記載の送信機。
  32. 前記2つの搬送波の組み合わせを同時に送信するように構成されてなる、請求項25乃至31のうちのいずれか一つに記載の送信機
  33. 前記2つの搬送波の組み合わせを順次に送信するように構成されてなる、請求項25乃至31のうちのいずれか一つに記載の送信機
  34. 受信した搬送波から2つの周波数の組み合わせである周波数対の2つの周波数をそれぞれ有する2つの搬送波の組み合せを検出し、この検出した2つの搬送波の組み合わせの周波数対における2つの周波数の比率を求め、該比率に対応するデータを求めるようにして該比率をデコードし、それによってデータを再生するように構成されてなる、受信機。
  35. 受信された信号に対して高速フーリエ変換を実行するように構成されてなる、請求項34に記載の受信機。
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