JP5027634B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 - Google Patents
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Description
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、嗜好情報取得部は、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用してユーザの嗜好情報を取得するナビゲーション装置を提供する。
また、第三の発明は、第二の発明を基礎として、インターネットブラウザ部を有し、嗜好情報取得部は、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報を利用してその嗜好情報を取得するブラウザ取得手段を有するナビゲーション装置を提供する。
また、第四の発明は、第三の発明を基礎として、ブラウザ取得手段は、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報である「お気に入り」、「ブックマーク」、「ブラウジング履歴」のいずれか一以上を利用してその嗜好情報を取得するお気に入り利用ブラウザ取得器を有するナビゲーション装置を提供する。
また、第五の発明は、第二から第四のいずれか一の発明を基礎として、テレビ視聴に関するメディア管理情報を管理するテレビ視聴部を有し、嗜好情報取得部は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報を利用して嗜好情報を取得する視聴履歴取得手段を有するナビゲーション装置を提供する。
また、第六の発明は、第五の発明を基礎として、視聴履歴取得手段は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報である「テレビ視聴履歴」、「テレビ録画予約情報」、「テレビ視聴予約情報」のいずれか一以上を利用して嗜好情報を取得するテレビ視聴履歴利用視聴履歴取得器を有するナビゲーション装置を提供する。
また、第七の発明は、第一から第六のいずれか一の発明を基礎とし、探索した経路を表示する表示部をさらに有し、表示部は、嗜好位置の表示を行わないことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
また、第八の発明は、第七の発明を基礎として、ユーザの現在位置を示す情報であるユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断する判断部と、判断部での判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、警告を出力する警告出力部とをさらに有するナビゲーション装置を提供する。
また、第九の発明は、第八の発明を基礎とし、警告出力部は、予め登録された管理者の声、写真又は動画である情報を含む警告を出力する管理者情報警告出力手段を有するナビゲーション装置を提供する。
また、第十の発明は、第一から第七のいずれか一の発明を基礎として、ユーザの現在位置を示す情報であるユーザ位置情報と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断する判断部と、判断部での判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、当該判断結果を示す情報を送信する判断結果情報送信部とをさらに有するナビゲーション装置を提供する。
また、第十一の発明は、第一から第十のいずれか一の発明であるナビゲーション装置を有する携帯端末装置を提供する。
また、第十三の発明は、第十二の発明を基礎として、嗜好情報取得ステップは、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用してユーザの嗜好情報を取得するサブステップを有するナビゲーション方法を提供する。
また、第十四の発明は、第十三の発明を基礎として、嗜好情報取得ステップは、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報を利用してその嗜好情報を取得するブラウザ取得サブステップを有するナビゲーション方法を提供する。
また、第十五の発明は、第十三又は第十四の発明を基礎として、嗜好情報取得ステップは、テレビ視聴に関するメディア管理情報を利用して嗜好情報を取得する視聴履歴取得サブステップを有するナビゲーション方法を提供する。
本実施例のナビゲーション装置は、ユーザの嗜好情報に合致する嗜好位置に基づいて、ユーザの嗜好に関連する地点を回避したり経由したりする経路を探索できるようにした点に特徴を有する。
また、このようにして探索した経路を表示する手段を有するとともに、嗜好位置の表示を行わないことを特徴とするものも本実施例のナビゲーション装置に含まれる。
この嗜好情報に合致する施設等が回避対象であるのか経由対象であるかは、行動目的(ナビゲーション目的)と関連付けられていてもよい。例えば、同じ「コンビニ」であっても、行動目的が「ウォーキング」であれば回避対象であるのに対し、行動目的が「ピクニック」であれば経由対象となるといった場合が考えられる。
また、ユーザ位置と嗜好位置の距離0109が所定の距離以下となった場合には、ユーザがその嗜好位置で示される施設等に立ち寄る危険があるため、ナビゲーション装置に備えられたディスプレイ、スピーカ0110、バイブレータ(図示を省略)などから画像、音、振動などで警告を発したり、予め登録されている管理者(例えば、配偶者、ユーザが小学生のときの保護者、ユーザが患者のときの医者など)のサーバ0111に対しこうしたユーザ位置と嗜好位置の距離が所定の距離以下となったことを示す情報をメールなどで送信したりするようにしてもよい。
(ナビゲーション装置)
図2は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、本実施例の「ナビゲーション装置」0200は、「嗜好情報取得部」0210と、「嗜好位置取得部」0220と、「探索部」0230とを有する。以下、各部の構成について順次説明する。
(全般)
「嗜好情報取得部」は、ユーザの嗜好情報を取得するように構成されている。この嗜好情報の取得は、例えばユーザ又は管理者による入力により作成されたデータベースに記録された情報を取得することにより行われる。あるいは、嗜好情報の取得は、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用して行われるようにしてもよいが、かかる構成については、別の実施例にて説明する。以下に、嗜好情報取得部が嗜好情報を取得するための構成について説明するが、ここでは、ユーザなどによる入力により作成されたデータベースのデータを利用して、この中から嗜好情報を選択する例で説明する。具体的な説明の順序としては、まず、データベースの中からどのようにして嗜好情報を選択するのかという嗜好情報の取得の具体的な要領について一例を用いて説明する。その際、行動目的に応じて嗜好情報を取得する場合も考えられるので、かかる取得を行うのに利用する行動目的と嗜好情報とを関連付けたルールの一例についても説明する。その後、参考までにここで利用されるデータベースのデータ内容の一例を嗜好情報の取得の具体的な要領の説明に用いた例に即して補足的に説明する。
次に、嗜好情報の具体的な取得要領について、ユーザ入力を受け付けて作成されたデータベースのデータを利用する例で説明する。データベースの中には、これらの嗜好を持つ者が立ち寄りやすい施設等などが「嗜好情報」として記録されているので、嗜好情報取得部は、これら嗜好情報の中からその全部または一部を取得する。このうち、全部を取得する場合は、データベースに記録された嗜好情報が示す施設等などを常に回避/経由対象とする場合が考えられる。例えば、「飲食」と「パチンコ」を嗜好に持つユーザは、どのような行動(ウォーキング、通勤など)をしているときにもコンビニやパチンコ店があれば立ち寄りやすい傾向があるとすれば、データベースに予め嗜好情報として「コンビニ」と「パチンコ店」を記録しておくことにより、行動目的に関係なく常にコンビニとパチンコ店を回避した経路を探索するようにするといったことが可能となる。
そこで次に、上で言及した行動目的・嗜好情報関連付けルールについて説明する。
図3は、行動目的・嗜好情報関連付けルールの一例を示す。本図の例は、「行動目的」0301と嗜好情報である「施設等大項目」0302、「施設等小項目」0303とを関連付けるとともに、嗜好情報として示される施設等などが回避対象であるのか経由対象であるのかを定める「探索ルール」0304とも関連付けたルールを定めたものである。ここで「行動目的」とは、ユーザがいかなる行動目的のための経路探索を行うかという目的をいい、経路探索目的ないしナビゲーション目的などと言い換えてもよい。例えば、ウォーキング、ピクニック、ランニング、通勤、登下校などの目的が行動目的に該当する。なお、探索ルールは、本図の例のように行動目的・嗜好情報関連付けルール中で定められるのではなく、上述のデータベースの中で施設等もしくはその項目と関連付ける形で定められていてもよい。
次に参考までに、ユーザ入力を受け付けて作成されたデータベースのデータ内容の一例について説明する。
図4は、データベースのデータ内容の一例を示す。本図はある嗜好を有するユーザが立ち寄りやすい施設等や施設等項目が嗜好情報として記録されている例である。具体的には、「施設等」0401として「コンビニA」等、「施設等大項目」0402として「食料品販売店」等、「施設等小項目」0403として「コンビニ」等がそれぞれ嗜好情報として記録されている。これは、例えば「飲食」を嗜好として持つ者が立ち寄りやすい施設等又は施設等項目であることをユーザが念頭に置いてこれを「嗜好情報」として記録したものである。なお、「施設等」は、ユーザの嗜好から導かれる施設その他の場所(田畑、河川など人工的建築物以外の場所を含む)を特定するための名称等であり、「施設等項目」は、施設等の属する施設の項目(分類)を示したものである。なお、以上に示した階層的な分類レベルのうち、どこまでをデータベースに記録するかは、経路探索における回避/経由対象をどのレベルとするかによって異なり得る。例えば、特定の店舗である「コンビニA」だけを回避対象とし、それ以外のコンビニは回避対象とはせずに経路選択を行う場合があるのであれば、データベース中からコンビニAだけを選択し、他のコンビニを選択しないようにできるように個々のコンビニごとに嗜好情報として記録しておく必要がある。これに対し、常にすべてのコンビニを回避対象とするといった場合しかなければ、コンビニというレベルで選択できるようにしておけば足りるので、施設等小項目レベルでの嗜好情報として「コンビニ」を記録しておけば足り、個々のコンビニを嗜好情報として記録しておく必要はない。
嗜好情報をこのようなユーザ入力に基づくデータベースのデータとして記録し、しかもユーザの嗜好に応じて様々なレベルで回避対象や経由対象とし得るように記録することで、回避/経由対象が一義的・固定的に登録されたものとは異なる柔軟なナビゲーションが可能となる。
この利用有無フラグも、回避/経由対象を一義的・固定的に登録されたものとせず、ユーザの嗜好に応じた柔軟なナビゲーションを可能にすることに資するものであるといえる。
(全般)
次に、図2に戻って嗜好位置取得部の構成について説明する。「嗜好位置取得部」0220は、取得した嗜好情報に合致する嗜好位置を取得するように構成されている。以下に嗜好位置取得部が嗜好位置を取得するための構成について、嗜好位置の具体的な取得要領を中心に説明する。
なお、本発明において「嗜好位置」とは、嗜好情報として取得された施設等の地理的位置又は地理的領域(例えば「繁華街」のようにある程度の広がりを持つ地域)を示す情報をいう。この嗜好位置は、住所で示されるものであっても、緯度・経度で示されるものであってもよい。
嗜好位置の具体的な取得要領の一例としては以下のものが考えられる。まず、図4に示した例のように、データベースを利用して嗜好情報を取得する場合において、このデータベースの中で施設等の位置情報(緯度・経度)が施設等と関連付けられて記録されている場合には、この位置情報をそのまま嗜好位置として取得すればよい。
次に、探索部の構成について説明する。「探索部」0230は、取得した嗜好位置に基づいて回避及び/又は経由経路を探索するように構成されている。探索そのものは公知技術を利用して行う。即ち、目的地の位置を示す情報(以下「目的地位置情報」という。)と、ユーザの現在位置を示す情報(以下「ユーザ位置情報」という。)と、両位置を含む地図情報とに基づいて、両地点間を結ぶ通行可能な経路のうち例えば最短距離となる経路や、所定の距離に最も近い距離となる経路を探索する。目的地位置情報は、例えばユーザによるキー入力操作に基づいて緯度・経度を示す情報として取得される。また、ユーザ位置情報は、例えばユーザが携帯するナビゲーション装置に備えられたGPS用アンテナとGPSユニットを用い、人工衛星を利用して緯度・経度を示す情報として取得される。また、加速度センサにより測定された加速度情報を用いて歩数をカウントしてユーザ位置情報の取得の補助を行うようにしてもよい。あるいは、後述するようにナビゲーション装置が携帯電話機であれば、基地局情報に含まれる位置情報からユーザの現在位置である携帯電話機の現在位置をユーザ位置情報として取得するようにしてもよい。
特に、行動目的が「ウォーキング」の場合、自宅を出発して所定の距離を歩いて元の自宅に戻るというパターンが多く考えられるが、この場合には、出発地位置(ユーザの現在位置)と目的地位置が同一となるような所定の距離に最も近い経路について、上と同様の方法によって経路探索が行われることになる。
本実施例のナビゲーション装置は、以上に説明した構成要素に加え、さらに表示部を有するものであってもよい。そこで次に、かかる表示部を有するナビゲーション装置の例について説明する。
図5は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図であって、表示部を有する装置の例を示す図である。本図に示すように、本実施例の「ナビゲーション装置」0500は、「嗜好情報取得部」0510と、「嗜好位置取得部」0520と、「探索部」0530とを有するほか、さらに「表示部」0540を有する。「表示部」は、探索した経路を表示するように構成されている。この表示は例えばナビゲーション装置自身が備えるディスプレイになされる。
以上に述べた構成を有するナビゲーション装置は、携帯端末装置に搭載されたものであってもよい。即ち、かかるナビゲーション装置を有する携帯端末装置も本実施例の発明に含まれる。特に、本装置の典型的な使用場面は、ウォーキング、ピクニック、登下校、通勤などの歩行者であるユーザが、嗜好に基づいて特定の施設等に立ち寄らないようにするためのナビゲーションを行う場合である。そこで、本実施例のナビゲーション装置は、歩行者でも容易に携行できるような携帯端末装置に搭載されたものであることが望ましいといえる。携帯端末装置は、例えば携帯電話機であってもよいし、専用の端末装置であってもよい。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図6は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例のナビゲーション装置の嗜好情報取得部は、「記憶装置(記録媒体)」0601と、「メインメモリ」0602と、「CPU」0603と、「I/O」0604と、I/Oを介して接続されている「操作用キー」0605とからなる。また、嗜好位置取得部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」とからなる。また、探索部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」とからなるが、このほかに、ユーザ位置情報を取得するため「I/O」を介して接続されている「加速度センサ」0606と、「GPS用アンテナ」0607を備えていてもよい。また、本例のナビゲーション装置は表示部を有する例であり、この表示部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」のほか、探索した経路を表示するための「ディスプレイ」0608などからなる。
図7は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。本図では嗜好位置に基づいて探索する経路が回避経路である場合の例で説明する。
本図に示すように、まず、データベースのデータ読出しステップS0701において、ナビゲーション装置は、記憶装置に記憶されているデータベースのデータである嗜好情報を読み出す。
次に、嗜好情報取得ステップS0702において、ナビゲーション装置は、前記ステップS0701にて読み出したデータベースのデータである嗜好情報の全部又は一部を取得する。
次に、嗜好位置取得ステップS0703において、ナビゲーション装置は、前記ステップS0702にて取得した嗜好情報に合致する嗜好位置を取得する。
次に、経路探索ステップS0704において、ナビゲーション装置は、前記ステップS0703にて取得した嗜好位置に基づいて、所定の経路(例えば所定の距離に最も近い距離となる経路)を探索する。
一方、前記ステップS0705において、含まれている(Yes)と判断された場合には、他経路探索ステップS0706において他の経路を探索し、探索した経路について再度回避対象が含まれているか否か判断を行って(ステップS0707)、回避対象が含まれていないと判断されるまで同様の処理を繰り返す。
本実施例の発明により、ユーザの嗜好に応じて、その嗜好に合致する地点を回避地点として探索したり経由地点として探索したりすることが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置は、実施例1と基本的に共通するが、ユーザの嗜好情報をメディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用して取得するように構成された点に特徴を有する。
(ナビゲーション装置)
図8は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、本実施例の「ナビゲーション装置」0800も「嗜好情報取得部」0810と、「嗜好位置取得部」0820と、「探索部」0830とを有するが、本実施例では、嗜好情報取得部が行う嗜好情報の取得は、メディア管理情報0801と所定の属性テーブル0802とを利用して行われる点に特徴がある。以下、嗜好情報取得部の構成について説明する。
嗜好情報取得部は、嗜好情報の取得をメディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用して行うように構成されている。
この属性テーブルの目的は、メディア管理情報と嗜好情報を関連付けておくことで、メディア管理情報を利用したナビゲーションにおける回避/経由対象施設等を特定できるようにすることにある。例えば、メディア管理情報がICカードの利用履歴である場合に、属性テーブルにおいて利用履歴「コンビニAにおける食料品の購入履歴」と嗜好情報「コンビニ」が関連付けられているとすると、このようなICカードの利用履歴を含むメディア管理情報を利用したナビゲーションにおいて、コンビニを回避対象とした探索を行うことが可能となる。属性テーブルの具体例については後述する。
次に、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用した嗜好情報取得のための具体的構成の一例について、メディア管理情報がICカードの利用履歴情報である場合の例で説明する。
この場合、ナビゲーション装置は、当該メディア管理情報であるICカードの利用履歴情報を読み出す。また、ナビゲーション装置は、属性テーブルを読み出す。ここで、嗜好情報の取得に利用されるメディア管理情報、属性テーブルについて、具体例を図示しつつ説明する。
図10は、属性テーブルの一例を示す。本図の例では、メディア管理情報であるICカードの利用履歴情報1001と嗜好情報1002が直接関連付けられており、例えば、メディア管理情報である利用履歴情報が示す利用店舗「コンビニA」と嗜好情報「コンビニ」とが関連付けられている。
そこで、本実施例のナビゲーション装置がナビゲーションを行う場合には、メディア管理情報が利用店舗として「コンビニA」を示していることと、属性テーブルにおいてこの利用店舗「コンビニA」と嗜好情報「コンビニ」とが関連付けられていることに基づいて、嗜好情報「コンビニ」が取得されることとなり、この結果コンビニを回避/経由した経路探索を行うことが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置の嗜好位置取得部及び探索部の構成は、実施例1における構成と同様であるので説明を省略する。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図11は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。なお、ナビゲーション装置の嗜好情報取得部、嗜好位置取得部、探索部等の構成要素自体は実施例1で述べたナビゲーション装置のそれと同様である。
図12は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。
本図に示すように、まず、メディア管理情報読出しステップS1201において、ナビゲーション装置は、記憶装置に記憶されているメディア管理情報を読み出す。
次に、属性テーブル読出しステップS1202において、ナビゲーション装置は、記憶装置に記憶されている属性テーブルを読み出す。なお、以上のステップS1201及びS1202における処理の順序は、逆であってもよい。
次に、嗜好情報取得ステップS1203において、ナビゲーション装置は、前記ステップS1201、S1202において読み出したメディア管理情報、属性テーブルを利用して嗜好情報として取得する。
その後の嗜好位置取得ステップS1204、経路探索ステップS1205以下における処理の流れは、実施例1で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、ICカードの利用履歴などのメディア管理情報を利用して、ユーザの嗜好に合致する地点を回避地点として探索したり経由地点として探索したりすることが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置は、基本的に実施例2のナビゲーション装置と共通する。ただし、本実施例のナビゲーション装置は、インターネットブラウザを実行する手段を有するとともに、嗜好情報取得部は、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報を利用してその嗜好情報を取得する手段を有する点に特徴がある。
(全般)
図13は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示す「ナビゲーション装置」1300は、「嗜好情報取得部」1310、「嗜好位置取得部」1320、「探索部」1330に加え、さらに「インターネットブラウザ部」1340を有する。また、「嗜好情報取得部」は、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報1301を利用してその嗜好情報を取得する「ブラウザ取得手段」1311を有する。
まず、インターネットブラウザ部の構成について説明する。「インターネットブラウザ部」は、メディア管理情報をインターネットブラウザに記録するように構成されている。本発明において「インターネットブラウザ」とは、インターネット上のWebページを閲覧(閲覧のためのURLなどの記録・保持を含む)するためのソフトウェア(閲覧の実行手段(主体)と実行場所の双方を含む)であって、Webブラウザと呼ばれるものと同じ意味である。
(全般、お気に入り利用ブラウザ取得器)
既述のように「ブラウザ取得手段」は、インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報を利用してその嗜好情報を取得するように構成されている。その際、ブラウザ取得手段が利用するメディア管理情報としては、これも既述のように「お気に入り」、「ブックマーク」、「ブラウジング履歴」、「画面メモ」、ブラウザの閲覧回数などが広く該当するが、ブラウザ取得手段は、このうち特に「お気に入り」、「ブックマーク」、「ブラウジング履歴」のいずれか一以上を利用してその嗜好情報を取得する手段を有していてもよい。
次に、嗜好情報取得部のブラウザ取得手段の構成に関し、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用した嗜好情報の具体的取得要領の一例について説明する。ここではまず、メディア管理情報がインターネットブラウザに記録されている「お気に入り」である例を用いて説明する。その際ここでは仮に「お気に入り」として登録されているURLがWebサイト「ダイエットのためのウォーキング」にアクセスするためのURL「http://www.dietwalk.co.jp」であるとする。なお、ここでいう「お気に入り」とは、何度も訪れる可能性の高いWebサイトのアドレスなどとしてユーザに選択されたアドレスを記録しておく機能であって、マウスなどによる簡単な操作でWebサイトのアドレスを指定することができるものを指す。また、本例では、お気に入りとして登録されている単一のURLを利用する例で説明するが、複数のURLを利用する場合も、嗜好情報の取得要領は同じである。
また、本実施例のナビゲーション装置が嗜好情報を取得する際に利用するメディア管理情報は、ブラウジング履歴であってもよい。ここで「ブラウジング履歴」とは、過去に訪れたことのあるWebサイトのアドレスを記録しておく機能で、ユーザの登録のための入力を必要とせず自動的に記録される点でお気に入りやブックマークと異なる。
また、嗜好情報を取得する際に利用するメディア管理情報は「画面メモ」であってもよい。「ブックマーク」はWebサイトのアドレスを登録するのに対し、「画面メモ」は現在表示中のWebデータ内容をそのまま記憶するものである。「画面メモ」もブックマーク同様ブラウザにおける名称は問わない。
また、嗜好情報を取得する際に利用するメディア管理情報はブラウザの閲覧回数でもよい。嗜好情報は記録されているブラウザの閲覧回数すべてを取得する必要はなく、別途定められる一定のルールに従って特定のものを取得するようにしてもよい。一定のルールとしては、例えば閲覧回数が10回以上のページの履歴だけを取得するとか、最近半年以内に閲覧したページの履歴だけを取得するとか、あるいは、ページ内に一定のキーワードを含むものだけを取得するといったものが考えられる。
嗜好位置取得部、探索部の構成は、実施例1で述べたところと同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図15は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。なお、ナビゲーション装置の嗜好情報取得部、嗜好位置取得部、探索部等の構成要素自体は実施例1又は2のナビゲーション装置のそれと同様である。
なお、嗜好位置取得部、探索部に係るハードウェア構成は、実施例1で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
図16は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。ここでもメディア管理情報がお気に入りである場合の例で説明するが、属性テーブルにおいてメディア管理情報と嗜好情報を直接関連づけられている場合の処理の流れは、実施例2について図12を用いて説明したのと同様であるので図示及び説明を省略し、ここでは、属性テーブルにおいてメディア管理情報であるURLによって取得可能な情報中に含まれるキーワードと嗜好情報が関連付けられている例で説明する。
次に、属性テーブル読出しステップS1602において、ナビゲーション装置は、記憶装置に記憶されている属性テーブルを読み出す。なお、以上のステップS1601及びS1602における処理の順序は、逆であってもよい。
次に、Webサイト掲載情報取得ステップS1603において、ナビゲーション装置は、メディア情報であるURLで特定されるWebサイトにアクセスし、掲載情報の送信要求を送信し、送信された情報を受信して取得する。
次に、キーワード検索ステップS1604において、ナビゲーション装置は、前記ステップS1603において取得した情報に含まれるキーワードを検索する。この検索は、例えば、所定の頻度以上用いられているワードを抽出するとのルールに従ってキーワードを特定した上で行う。
次に、嗜好情報取得ステップS1605において、ナビゲーション装置は、前記ステップS1604において検索したキーワードと、前記ステップS1602において読み出した属性テーブルを利用して、当該キーワードに関連付けられた嗜好情報を取得する。
その後の嗜好位置取得ステップS1606、経路探索ステップS1607以下における処理の流れは、実施例1で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、お気に入りなどのメディア管理情報を利用して、ユーザの嗜好に合致する地点を回避地点として探索したり経由地点として探索したりすることが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置は、基本的に実施例2又は3のナビゲーション装置と共通する。ただし、本実施例のナビゲーション装置は、テレビ視聴に関するメディア管理情報を管理する手段を有し、嗜好情報取得部が、当該手段が管理するメディア管理情報を利用して嗜好情報を取得する手段を有する点に特徴がある。
図17は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示す「ナビゲーション装置」1700は、「嗜好情報取得部」1710、「嗜好位置取得部」1720、「探索部」1730に加え、さらに「テレビ視聴部」1750を有する。また、「嗜好情報取得部」は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報1701を利用して嗜好情報を取得する「視聴履歴取得手段」1712を有する。
「テレビ視聴部」は、テレビ視聴に関するメディア管理情報を管理するように構成されている。本実施例のナビゲーション装置が利用するメディア管理情報は、テレビ視聴に関するものに限定される点で実施例2と異なるが、テレビ視聴に関するメディア管理情報であればすべての情報が含まれ得る。具体的には、「テレビ視聴履歴」、「テレビ録画予約情報」、「テレビ視聴予約情報」、「テレビ録画情報」などが該当する。
(全般、テレビ視聴履歴利用視聴履歴取得器)
既述のように「視聴履歴取得手段」は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報1701を利用して嗜好情報を取得するように構成されている。その際、視聴履歴取得手段が利用するメディア管理情報としては、これも既述のように「テレビ視聴履歴」、「テレビ録画予約情報」、「テレビ視聴予約情報」、「テレビ録画情報」などが広く該当するが、ブラウザ取得手段は、このうち特に「テレビ視聴履歴」、「テレビ録画予約情報」、「テレビ視聴予約情報」のいずれか一以上を利用してその嗜好情報を取得する手段を有していてもよい。
次に、嗜好情報取得部の視聴履歴取得手段の構成に関し、メディア管理情報と所定の属性テーブルとを利用した嗜好情報の具体的取得要領の一例について説明する。ここではまずメディア管理情報が「テレビ視聴履歴」である例を用いて説明することとする。なお、ここでいう「テレビ」には放送波(地上波・衛星波)を受信するテレビのほか、ケーブルテレビのような有線放送やインターネットテレビのような通信によるテレビも含まれる。なお、ここでいう「テレビ視聴履歴」は、例えば過去に視聴したテレビ番組名、番組のジャンル、番組の要約、放送局名、放送日時などに関する情報である。このテレビ視聴履歴は、例えば、ナビゲーション装置自身の記憶装置に記録されたものであってもよいし、ナビゲーション装置外のテレビジョン装置やインターネットなどを介して接続されたサーバに記録されたものであってもよい。また、テレビ視聴履歴の記録は、例えばユーザによる視聴履歴の記録のためのキー入力を受け付けることや、テレビジョン装置に設置されたICカードなどに記録される視聴データを自動的に蓄積することなどによってなされる。
図18は、属性テーブルの一例を示す。本図の例では、メディア管理情報1801であるテレビ視聴履歴に含まれる番組名「ダイエットのためのウォーキング」に対し、「コンビニA」、「喫茶店M」という嗜好情報1802が関連付けられている。なお、嗜好情報が「コンビニ」などの施設等項目であってもよい点は、他の実施例の場合と同様である。
また、本実施例のナビゲーション装置が嗜好情報を取得する際に利用するメディア管理情報は、テレビ録画予約情報やテレビ視聴予約情報であってもよい。「テレビ録画予約情報」は、例えば、録画予約したテレビ番組名、番組のジャンル、番組の要約、放送局名、放送日時などに関する情報である。また「テレビ視聴予約情報」は、例えば、視聴予約したテレビ番組名、番組のジャンル、番組の要約、放送局名、放送日時などに関する情報である。このテレビ録画予約情報、テレビ視聴予約情報も、テレビ視聴履歴情報と同様、ナビゲーション装置自身に記録されたものであってもよいし、ナビゲーション装置外に記録されたものであってもよい。
また、嗜好情報を取得する際に利用するメディア管理情報は「テレビ録画情報」であってもよい。ここで利用される「テレビ録画情報」は、典型的には録画予約をしないで録画された場合の情報が該当する。この「テレビ録画情報」は、「テレビ録画予約情報」と同様に録画したテレビ番組名、番組のジャンル、番組の要約、放送局名、放送日時などに関する情報であってもよいし、テレビ静止画記録情報のように、画面に表示された画像を静止画データとして記憶するものであってもよい。
嗜好位置取得部、探索部の構成は、実施例1で述べたところと同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図19は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。なお、本実施例のナビゲーション装置の嗜好情報取得部、嗜好位置取得部、探索部等のハードウェア構成の構成要素自体は実施例1から3のナビゲーション装置のそれと同様である。
なお、嗜好位置取得部、探索部に係るハードウェア構成は、実施例1で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
図20は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。ここでもメディア管理情報がテレビ視聴履歴である場合の例で説明するが、属性テーブルにおいてメディア管理情報と嗜好情報を直接関連づけられている場合の処理の流れは、実施例2について図12を用いて説明したのと同様であるので図示及び説明を省略し、ここでは、属性テーブルにおいてメディア管理情報であるテレビ視聴履歴として取得可能な番組の要約中に含まれるキーワードと嗜好情報が関連付けられている例で説明する。
次に、属性テーブル読出しステップS2002において、ナビゲーション装置は、記憶装置に記憶されている属性テーブルを読み出す。なお、以上のステップS2001及びS2002における処理の順序は、逆であってもよい。
次に、キーワード検索ステップS2003において、ナビゲーション装置は、前記ステップS2001において取得したメディア管理情報である番組の要約中に含まれるキーワードを検索する。この検索は、例えば、番組の要約中に所定の頻度以上用いられているワードを抽出するルールに従って行う。
次に、嗜好情報取得ステップS2004において、ナビゲーション装置は、前記ステップS2003において抽出したキーワードと、前記ステップS2002において読み出した属性テーブルを利用して嗜好情報を取得する。
その後の嗜好位置取得ステップS2005、経路探索ステップS2006以下における処理は、実施例2で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、テレビ視聴履歴などのメディア管理情報を利用して、ユーザの嗜好に合致する地点を回避地点として探索したり経由地点として探索したりすることが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置は、基本的に実施例1から4のナビゲーション装置と共通する。ただし、本実施例のナビゲーション装置は、ユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断し、所定の距離以下であるとの判断結果の場合に警告を出力する手段をさらに有する点に特徴がある。またその際に出力する警告として、予め登録された管理者の声、写真又は動画である情報を含む警告を出力する手段を有するものも本実施例のナビゲーション装置に含まれる。本実施例の装置は、ユーザが回避すべき場所に立ち寄ることを未然に防止することを目的とする。
(全般)
図21は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示す「ナビゲーション装置」2100は、「嗜好情報取得部」2110、「嗜好位置取得部」2120、「探索部」2130を有するほか、「判断部」2150と「警告出力部」2160を有する。このうち、「嗜好情報取得部」、「嗜好位置取得部」、「探索部」の構成は実施例1で説明したところと同様であるので省略する。以下、「判断部」、「警告出力部」の構成について順次説明する。
「判断部」は、ユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断するように構成されている。
また、嗜好位置は、嗜好位置取得部が実施例1で説明した構成に従って取得した嗜好位置をそのまま利用すればよい。
次に、「警告出力部」は、判断部の判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、警告を出力するように構成されている。警告を出力する目的は、ユーザに対し回避すべき施設等とユーザの距離が所定の距離以下に近づいていることを知らせることで、ユーザが回避すべき施設等に立ち寄ることを未然に防止することにある。警告は、例えばナビゲーション装置に備えられたディスプレイ、スピーカ、バイブレータなどから画像、音、振動などで発することにより行う。
また、上述の警告を発する目的に照らせば、この警告はユーザに対して上のような防止効果があるものであることが望ましい。このようなものとして、例えば、予め登録された管理者(例えば、配偶者、ユーザが小学生のときの保護者、ユーザが患者のときの医者など)の声、写真又は動画などの情報をナビゲーション装置の記憶装置に記憶させておき、これを警告として出力するものが考えられる。このため、本実施例のナビゲーション装置の警告出力部は、「管理者情報警告出力手段」(図示を省略)を有していてもよい。管理者情報警告出力手段は、予め登録された管理者の声、写真又は動画である情報を含む警告を出力するように構成されている。この場合の管理者の声などの登録は、例えばユーザ、管理者などによる入力を受け付けることにより行われる。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図22は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例のナビゲーション装置の判断部は、「記憶装置(記録媒体)」2201と、「メインメモリ」2202と、「CPU」2203と、「I/O」2204と、I/Oを介して接続されている「操作用キー」2205と、「加速度センサ」2206と、「GPS用アンテナ」2207などからなる。また、「警告出力部」は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」2204と、I/Oを介して接続された「スピーカ」2210、「ディスプレイ」2208などからなる。なお、嗜好情報取得部、嗜好位置取得部、探索部、表示部に係るハードウェア構成は、実施例1で説明したところと同様である。
図23は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。本図に示すように、ユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かの判断ステップS2309において、ナビゲーション装置はかかる判断を行い、所定の距離以下であるとの判断結果の場合、警告出力ステップS2310において、警告を出力する。その余の処理の流れは、実施例1で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、ユーザの嗜好に合致する地点を回避地点として探索した場合にユーザに対し回避すべき施設等とユーザの距離が所定の距離以下に近づいていることを知らせることで、ユーザが回避すべき施設等に立ち寄ることを未然に防止することが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
本実施例のナビゲーション装置は、実施例1などの装置と基本的に共通する。ただし、本実施例のナビゲーション装置は、ユーザの現在位置を示す情報であるユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断し、所定の距離以下であるとの判断結果の場合に当該判断結果を示す情報を送信する手段をさらに有する点に特徴がある。本実施例の装置も、ユーザが回避すべき場所に立ち寄ることを未然に防止することを目的とする。
図24は、本実施例のナビゲーション装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示す「ナビゲーション装置」2400は、「嗜好情報取得部」2410、「嗜好位置取得部」2420、「探索部」2430を有するほか、「判断部」2450と「判断結果情報送信部」2470を有する。このうち、「嗜好情報取得部」、「嗜好位置取得部」、「探索部」の構成は実施例1で説明したところと同様であり、「判断部」の構成は実施例5で説明したところと同様であるので、説明を省略する。そこで以下では、「判断結果情報送信部」の構成について説明する。
「判断結果情報送信部」は、判断部の判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、当該判断結果を示す情報を送信するように構成されている。判断結果の送信先は、典型的には管理者のサーバであり、メールなどで送信される。
次に、本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。
図25は本実施例のナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例のナビゲーション装置の判断結果情報送信部は、「記憶装置(記録媒体)」2501と、「メインメモリ」2502と、「CPU」2503と、「I/O」2504などからなる。なお、嗜好情報取得部、嗜好位置取得部、探索部、表示部に係るハードウェア構成は、実施例1で説明したところと同様である。また、判断部に係るハードウェア構成は、実施例5で説明したところと同様である。
図26は、本実施例のナビゲーション装置における処理の流れの一例を示す図である。本図に示すように、ユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かの判断ステップS2609において、ナビゲーション装置はかかる判断を行い、所定の距離以下であるとの判断結果の場合、判断結果情報送信ステップS2610において、管理者サーバなどに対して判断結果情報を送信する。その余の処理の流れは、実施例1又は実施例5で説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、ユーザの嗜好に合致する地点を回避地点として探索した場合にユーザの管理者に対し回避すべき施設等とユーザの距離が所定の距離以下に近づいていることを知らせることで、ユーザが回避すべき施設等に立ち寄ることを未然に防止することが可能なナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することが可能となる。
0101 嗜好情報
0102 嗜好位置
0103 回避/経由経路
0104 データベース
0105 目的地位置
0106 ユーザ位置
0107 探索ルール
0108 ディスプレイ
0109 ユーザ位置と嗜好位置の距離
0110 スピーカ
0111 管理者サーバ
0200 ナビゲーション装置
0210 嗜好情報取得部
0220 嗜好位置取得部
0230 探索部
Claims (9)
- ユーザの嗜好情報を取得する嗜好情報取得部と、
取得した嗜好情報に合致する嗜好位置を取得する嗜好位置取得部と、
取得した嗜好位置に基づいて回避及び/又は経由経路を探索する探索部と、
メディア管理情報をインターネットブラウザに記録するインターネットブラウザ部と、を有し、
嗜好情報取得部は、本装置のアプリケーションの使用履歴又は本装置がアクセス可能な記憶媒体の使用履歴であるメディア管理情報と、メディア管理情報とユーザの嗜好情報とを関連付けた所定の属性テーブルと、を利用してユーザの嗜好情報を取得するように構成され、前記インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報に含まれる「ブラウジング履歴」を利用してその嗜好情報を取得するブラウジング履歴利用ブラウザ取得手段を有するナビゲーション装置。 - テレビ視聴に関するメディア管理情報を管理するテレビ視聴部を有し、
嗜好情報取得部は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報を利用して嗜好情報を取得する視聴履歴取得手段を有する請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 視聴履歴取得手段は、テレビ視聴部が管理するメディア管理情報である「テレビ視聴履歴」、「テレビ録画予約情報」、「テレビ視聴予約情報」のいずれか一以上を利用して嗜好情報を取得するテレビ視聴履歴利用視聴履歴取得器を有する請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 探索した経路を表示する表示部をさらに有し、
表示部は、嗜好位置に関わる情報の表示を行わないことを特徴とする
請求項1から3のいずれか一に記載のナビゲーション装置。 - ユーザの現在位置を示す情報であるユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断する判断部と、
判断部での判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、警告を出力する警告出力部とをさらに有する
請求項1から4のいずれか一に記載のナビゲーション装置。 - 警告出力部は、予め登録された声、写真又は動画である情報を含む警告を出力する登録情報警告出力手段を有する請求項5に記載のナビゲーション装置。
- ユーザの現在位置を示す情報であるユーザ位置情報が示す位置と嗜好位置との距離が所定の距離以下であるか否かを判断する判断部と、
判断部での判断結果が所定の距離以下であるとの判断結果の場合に、当該判断結果を示す情報をサーバへ送信する判断結果情報送信部とをさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載のナビゲーション装置。 - 請求項1から7のいずれか一のナビゲーション装置を有する携帯端末装置。
- 請求項1に記載のナビゲーション装置を用いたナビゲーション方法であって、
ナビゲーション装置が、ユーザの嗜好情報を取得する嗜好情報取得ステップと、
ナビゲーション装置が、取得した嗜好情報に合致する嗜好位置を取得する嗜好位置取得ステップと、
ナビゲーション装置が、取得した嗜好位置に基づいて回避及び/又は経由経路を探索する探索ステップと、
ナビゲーション装置が、メディア管理情報をインターネットブラウザに記録する記録ステップと、
を有し、
嗜好情報取得ステップは、ナビゲーション装置が、ナビゲーション装置のアプリケーションの使用履歴又はナビゲーション装置がアクセス可能な記憶媒体の使用履歴であるメディア管理情報と、メディア管理情報とユーザの嗜好情報とを関連付けた所定の属性テーブルと、を利用してユーザの嗜好情報を取得するサブステップと、ナビゲーション装置が、前記インターネットブラウザに記録されているメディア管理情報に含まれる「ブラウジング履歴」を利用してその嗜好情報を取得するサブステップと、を有するナビゲーション方法。
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