JP5017269B2 - 結核状態に特有の抗体プロフィール - Google Patents

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Description

本発明は、ヒト結核菌(Mycobacterium tuberculosis(M.tuberculosis))についてのアッセイに関する。
結核(TB)疾患の診断は伝統的に、臨床的、細菌学的およびX線像による証拠の組合せ、典型的には、培養およびスミア試験、ツベルクリン反応検査(TST)ならびに胸部X線の組合せを含む。
ヒト結核菌により発現されるいくつかのタンパク質に特異的な抗体は、ヒトの血清中に検出できる。抗体アッセイは、迅速かつ比較的安価であり、したがって潜在的に有益な診断技術およびスクリーニング技術である。TBに関するいくつかの診断的区分がある:活動性疾患、不活動性(既往の)TB、ならびに胸部X線異常がないことを特徴とする2種の区分として潜伏感染および非感染。活動性TBの検出は当然ながら臨床的に重要である。不活動性TBの人は、潜伏TBを有する人よりも活動性TBを発病する可能性が一桁以上高いので、不活動性TBの検出は臨床的に意義がある。感染源(TBにより最も深刻な影響を受けた地方に非常に限定される場合が多く、そこでは危険性が最も高い)を集中させることが可能となるため、活動性TBを不活動性TBから識別することは、公衆衛生の立場から意義がある。不活動性TBを、胸部X線が正常であることを特徴とする状態から識別することは、公衆衛生の立場から同様に重要である。
Am. J. Respir. Crit. Care Med. (2000年4月) 164巻 (4 pt 2): S221〜47頁 米国再発行特許第3,654,090号 米国再発行特許第3,791,932号 米国再発行特許第3,850,752号 米国再発行特許第3,839,153号 米国再発行特許第3,879,262号 Havlir, D. V. ら (1991) Infect. Immun. 59、665〜670頁 Lodes, M. J.ら (2001) J Clin Microbiol 39、2485〜2493頁 Bothamley (2003) Lancet 361、2082頁 Bothamley,G. H. (2004) Clin Diagn Lab Immunol 11、942〜951頁 Singh, K. K.ら (2005) Clin Diagn Lab Immunol 12、354〜358頁
TBの状態を診断するために血清抗体の検出を利用する試みは、結合がTBの特定の状態と明確に相関する1種または複数の抗原、例えばELISAの結果が陽正であることが活動性TBを示唆する抗原を見出すことに集中している。抗体血清検査によるTBの状態の診断は正確さに欠けるという弱点がある。
本発明の一態様は、TBの状態を正確に予測する、特に活動性TBと不活動性TBとを区別する能力が改善された、ヒト血清抗体の検出のためのアッセイである。
本発明の別の態様は、そのような抗体アッセイのための抗原としてのヒト結核菌タンパク質を含む試薬キットである。
TBの状態は5つの公認クラスを含む。クラス1(クラス0〜1と命名されることもある)は感染がないことを示す。本出願において、本出願人らはこの状態を「非感染」と言う。クラス2は潜伏感染である。前述の2つのクラスは両方とも胸部X線異常がないことを特徴とし、この状態を本出願人は時として「胸部X線正常」または略して「CXR正常」と称する。クラス3は活動性TBである。クラス4は不活動性TBである。クラス5はTBの疑いがある、診断未決である。この5つのクラス系は、米国胸部疾患協会(the American Thoracic Society)の役員会により、「Targeted Tuberculin Testing and Treatment of Latent Tuberculosis Infection」と題した米国疾病管理センター(the U.S. Centers for Disease Control)(CDC)との共同声明において、1999年7月に採択された。該クラスは米国感染症学会(the Infectious Diseases Society of America)の協議会により承認された。Am. J. Respir. Crit. Care Med. (2000年4月) 164巻 (4 pt 2): S221〜47頁を参照されたい。クラス4の不活動性TBは、「臨床的には活動性ではない結核である。このクラスは、ツベルクリン反応試験に対して陽性反応があり、細菌学的調査(行った場合)が陰性であり、現疾患の臨床的および/またはX線像による証拠がない個人において、以前の結核症状の発現履歴または異常であるが安定しているX線検査結果により定義される。クラス4の人は、化学療法を受けたことはない可能性があり、潜伏感染のための治療を受けている可能性があり、または以前に処方された化学療法のコースを完了している可能性がある。」のように定義される。
本発明は、公知の単独抗体アッセイと比較して、不活動性TBを活動性TBから、ならびに好ましくは、さらに潜伏TBおよび非感染の区分から識別する能力が改善された、TBのためのヒト血清抗体アッセイである。本発明によるアッセイは周知の抗原抗体反応に基づき、これを利用している。サンドイッチアッセイまたは競合的アッセイといったプロトコルの型は重要ではない。本出願人は、第1試薬として固定化された抗原、および第2試薬として第1試薬により固定化された抗体に結合する標識した抗体を含むサンドイッチ形式である、ELISA(酵素免疫アッセイ(enzyme−linked immunosorbent assay))を利用する。しかし、血清抗体の検出のための他の形式も使用できる。例えば、米国再発行特許第3,654,090号、3,791,932号、3,850,752号、3,839,153号、および3,879,262号を参照されたい。
本発明のアッセイは、ヒト結核菌のタンパク質を試薬として、血清抗体を固定化するための抗原の第1試薬または抗原標識試薬のどちらかとして、あるいは両方として利用する。本発明のアッセイは、少なくとも3種の抗原の使用、および少なくとも2つの型の抗原、第1にその存在が活動性TBに対する不活動性TBの指標である抗体に特異的な少なくとも1種の抗原と、第2にその不存在が活動性TBに対する不活動性TBの指標である抗体に特異的な少なくとも1種の抗原とを含有することを特徴とする。本出願人の好ましいサンドイッチアッセイに利用する場合、第2型の1種または複数の抗原からの陰性反応(つまり、陽性反応の不存在)と合わさった第1型の1種または複数の抗原からの陽性反応は、活動性TBから区別される不活動性TBを示す。特定の好ましいアッセイは、その陽性反応が、潜伏TBまたは非感染から区別される活動性TBまたは不活動性TB、あるいは両方の指標である、第3型の、1種または複数の抗原を含む。第1型の抗原は場合によっては第3型の抗原であるが、第3型の抗原は第1型の抗原である必要がある。同様に、第2型の抗原は場合によっては第3型の抗原であってよい。
本発明に従ったアッセイは、別個の場所または容器、例えばカードまたはスティック表面上の別個のスポットあるいはマイクロタイタープレートの別個のウェルにおいて別個の反応を実施することを含む。このような形式において、1種または複数のどの抗原が陽性反応、即ち発色を引き起こすかを示すことができるので、西洋ワサビペルオキシダーゼなどの発色標識の使用が可能である。本発明に従ったアッセイは、抗原第1試薬を特定可能なアレイ表面の別個の場所に固定し、全アレイを血清に曝露し、洗浄し、共通の第2試薬に曝露し、再度洗浄し、読み取る場合に起こるような、単一アレイの別個の場所に共通な別個の反応を実施することをさらに含む。この取り組みにおいて、さまざまな第1試薬抗原の個別の場所における陽性結果が検出できるように、第2試薬はシグナル標識、例えば蛍光部位または放射性同位元素により標識される。
本発明に従った好ましいアッセイは、それぞれの抗原に関して2つの結果、陽性結果または陰性結果、を有するように構成される。本出願人が使用しおよび本出願に記載したサンドイッチELISAの型のために、陽性と陰性との間に区分点(カットオフ点)を定め、ならびにアッセイにおける抗原の濃度または他の条件を、カットオフより上の結果のみが陽性の結果を示すように調整する。これは、表3を参照することにより説明することができる。表3において、AlaDH抗原に関する中央値結果は、活動性TBの場合は0.199;不活動性TBの場合は0.140;およびCXR正常の場合は0.106であった。アッセイの設計において、抗原濃度は、所望のカットオフが得られるように、即ち活動性TBの場合のみ「陽性」と判断するのに十分な色を発するように調整できる。他のすべての場合は、不十分な色(または無色)を示し、本アッセイにおいて「陰性」と判断する。したがって、AlaDH抗原の結果が陽性の場合は活動性TBと一致するが不活動性TBとは一致しないと見込まれ、さらに活動性TBと一致するがCXR正常クラスとは一致しないと見込まれる。しかし、陽性または陰性の結果は不活動性TBをCXR正常クラスから区別しないと思われる。何故ならば、それらの結果はすべて陰性だからである。特許請求の範囲を含めた本出願において、このような陽性の結果は抗原による血清の認識を表すと考えられる。ESAT−6および16kDaに関する中央値を見ると、カットオフのために適切に調整された濃度は、陽性の結果が不活動性TBと一致するが活動性TBおよびCXR正常クラスの両方とは一致しないということを意味することが理解できる。この場合、陰性結果は活動性TBとCXR正常クラスとを識別しないと思われる。
陽性と考えられる結果に関して、それぞれの第1試薬抗原は適切なシグナルを示さなくてはならない。例えば、活動性TBを示すと考えられるアッセイのために、表4に記載された抗原のうち1を超えるオッズ比(OR)を有する抗原は「高」シグナルを示さなくてはならず、1以下のORを有する抗原は低シグナルを示さなくてはならない(38kDa Agの場合、低または中シグナル);および表5に記載された抗原のうちすべてが、不活動性TBをCXR正常状態から区別するために「高」シグナルを示さなくてはならない。
結果の信頼性を改善するためには、さらなる抗原を含むことができ、ORが1.0より大きく異なる抗原を利用でき、異なるα値または前述の2種以上の組合せを利用できる。
本発明に従ったアッセイを進展させるために、特徴付けられた血清試料の群および抗原の想定されるセットを用いて開始でき、表3に示すようなデータを得ることができる。抗原のサブセットまたはすべての抗原に関して、次いで統計的解析、例えば表4および5に関連して検討される解析を実施する。すでに検査された抗原に関する表3のデータを作り出す必要なく、構成に別の抗原(抗原X)を組み入れるために、当初使用した血清試料を単純に保存し、これらに対して抗原Xを検査する。この追加の検査のみを用い、新規のセットまたは新規のサブセットを統計的に解析し、拡張した表4および5を作成できる。本発明のアッセイに含めるためのヒト結核菌の別のタンパク質の評価が、本明細書中に説明するアッセイおよびデータ解析手法に従ってごく普通に完了できる。本明細書中に記載されたELISAに従った抗体の血清レベルの測定を含む手法は、「光学密度」または吸光度(OD450)として従来の方式で表現され、表3に報告されたようなデータを得、このときボンフェローニ法を使用した多重比較のために調節されたpおよび調節されないpが<0.05である場合のみ差が有意であると考えられ、統計的に有意であると特定されたこれらの抗原のみを使用して、多重ロジスティック回帰モデルを予測し、表4に示したように、1つのモデルまたは他を使用して、各々の、およびすべての抗原に関連したオッズ比が統計的に有意である(CIが1.0を含まない)ように変数減少法を使用する。
実施例における以下の記載は、8種の抗原の初期パネルによる研究である。このパネルを用いた結果はすばらしいが、パネルを変えることによって本アッセイ手法を最適化する研究はいまだなされていない。しかし、多くのTB抗原が公知である。他のTB抗原を利用した、マウス、霊長類およびヒト由来の血清を用いた報告済みの研究から、本出願人は本発明に従ったキットおよびアッセイにおける評価のためのいくつかの候補を特定した。これらは、Rv0440、Rv3881cおよびRv2195(Havlir, D. V. ら (1991) Infect. Immun. 59、665〜670頁); Lodes, M. J.ら (2001) J Clin Microbiol 39、2485〜2493頁);Rv2495c、Rv2195、Rv2700およびRv3763(Bothamley (2003) Lancet 361、2082頁); (Bothamley,G. H. (2004) Clin Diagn Lab Immunol 11、942〜951頁);ならびにRv1837cおよびRv3803c(Singh, K. K.ら (2005) Clin Diagn Lab Immunol 12、354〜358頁)を含む。
本出願に報告された実験研究は、特別でとりわけ困難な人の集団由来の血清を用いた。大部分の活動性TB症例は、喀痰塗抹標本における細菌検査では陰性であった。胸部X線によりこのような個人を正しく診断することは、非常に困難であり熟練した医師の主観的判断を必要とする。この活動性症例群に関して個々の抗原は、不活動性TBおよびCXR正常クラスTBを含む集団において活動性症例を特定するときには全く効果がない。表6に示し、以下に記載したように、個々の抗原が活動性症例を正しく示したのはわずか6〜15%の確率であった。不活動性TBと正の相関関係がある抗原および不活動性TBと負の相関関係がある抗原の両方を含むパネルを含む本発明のアッセイは43%もの確率で、3倍優れていた。この改善は特に意義がある。移民調査のために使用する場合、例えば、最初に検査した最適化していない抗原パネルを使用しても別のやり方では検出されないと思われる活動性TB症例のほぼ半数が検出されるであろう。
本発明は、第1の固定化試薬としてまたは第2の標識試薬として、あるいはそれらの両方として複数のヒト結核菌抗原を含むアッセイキットをさらに含む。好ましいキットは、第1試薬として複数のヒト結核菌抗原、および標識第2試薬として抗ヒトIgG抗体を含む。
本発明の1つまたは複数の実施形態の詳細は、添付の図面および以下の説明において説明する。本発明の他の特徴、目的および利点は説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
TBのための血清抗体アッセイに関する公知の方策は、1種または複数のヒト結核菌タンパク質抗原による陽性反応を探す方策が特徴であるのに対して、本発明は陰性反応をも探し、その上不活動性TBを活動性TBから、および好ましくはさらにCXR正常クラスから区別する。
本出願人の指示に従って実施された実験研究および統計的解析の報告書が本出願の一部として以下に含まれる。該報告書は本発明の態様を支持し、説明するデータおよび解析を提示する。該報告書は、353のヒト対象の臨床的に評価された集団からの血清試料を利用する抗原として8種の異なる公知のTBタンパク質を用いる研究を説明する。
アッセイ結果(表3に示す)の解析に基づいて、モデルを設計し、1つのTB状態を別の状態から、1つの状態を別の状態に対立するものとして結果を示唆するオッズ比(「OR」)および信頼区間(「CI」)を計算することによって識別した。3つの解析モデルをロジスティック回帰に関して使用した。α値が異なるモデルを利用した。α値はボンフェローニ基準に従って選択した。2つのモデル(モデル1、α=0.003において有意である所定の抗原に関する結果に基づく;およびモデル2、α=0.05において有意である所定の抗原に関する結果に基づく)を不活動性TBを活動性TBから識別するために使用した。1つのモデルは、不活動性TBと胸部X線正常とを識別するために使用した:モデル3、α=0.003において有意である所定の抗原に関する結果に基づく(α値0.003は、0.05を16で割ることによって得られ、16はパネル内の抗原数(8)に識別すべき状態(すべての状態において2)をかけた積である)。
表4を参照すると、該解析はモデル1およびモデル2を使用する5種の抗原それぞれに関するオッズ比(OR)を提示する。該解析は計算された信頼区間(CI)をさらに提示する。1.0を含む信頼区間は、相関関係があいまいすぎること示す。モデル1を使用すると、Rv2626cに関するCIは0.2〜0.8であった(これはさほどあいまいではない)が、モデル2を使用するとCIは0.2〜1.4であった(これはあまりにあいまいである)。明確な結果は、結果を単純に「低」と「高」とに二分することによってほとんどの症例において得ることができ、「高」は強い抗体反応を表し、「低」はそうではない。しかし38kDa抗原の場合、モデル2を使用して結果を「低」、「中」、および「高」に三分することが必要であったが、「高」のみが本発明に従ったアッセイの目的のための強い抗原反応を表す。表4は、38kDa抗原を用いた「中」の結果に関する信頼区間が0.2〜1.6であり、あいまいであったことを示すが、同じ抗原を用いた「高」の結果に関する信頼区間は0.1〜0.7であり、あいまいではなかったことを示す。
表4に提示された解析において、「高」結果に当てはまる1を超えるオッズ比(陽性結果のための「カットオフ」点が「低」範囲の上限を超える、または三分する場合は「中」範囲の上限を超えるように設定されるべきである)は、試料が活動性TBを有する対象よりも、試料が不活動性TBを有する対象に由来する場合のほうがより起こりやすい結果を示している。ORが高くなるほどそれが当てはまるオッズまたは可能性が高くなる。逆に言えば、1.0より低い「高」結果に当てはまるORは、試料が活動性TBを有する対象よりも不活動性TBを有する対象に由来する場合には起こりにくい結果を示している。これは例えばAlaDHに当てはまる。表3より、AlaDHに関して、適切なカットオフによって「高」範囲のみにあるように設計された陽性結果も活動性TBをCXR正常類から区別することが分かる。表5に提示された解析は同様に解釈されるが、「高」結果は常に、正常な胸部X線状態を有する対象よりも、不活動性TBを有する対象に由来する可能性が高い試料を示す(すべての場合に1を超えるOR)。
表4と表5を比較すると、検査した抗原の2種、16kDaおよびESAT−6、が両方の表に現れることに気がつくであろう。これらの抗原に関して「高」結果は試料が活動性TBまたはX線学的異常がない状態(潜伏感染または非感染)というよりも不活動性TBであると思われることを示唆している。
高/低または高/中/低は、反応のレベルを反映するそれぞれの抗体に関する区分である、即ち血清中にどれだけの抗体があるかということと理解されよう。1を超えるまたは1未満のOR比は、特定の抗体レベルを有する人が活動性または不活動性のどちらか(表4)および不活動性またはCXR正常のどちらか(表5)である可能性を示唆する。つまり、はじめに抗体レベルの区分を作成し、次いでオッズ比を推定することによってTB状態の相関関係に関して統計的にこれらを解析する。
表4より、本出願人は不活動性TBを活動性TBから識別するための、本発明に従ったアッセイに関するいくつかの抗原の組合せを特定した。モデル1解析を使用した場合、該組合せはRv2626c、16kDaおよびESAT−6である。モデル2解析を使用した場合、該組合せは16kDa、ESAT−6、AlaDHおよび38kDa Agの群からの3種以上の抗原であり、このとき、少なくとも1種は1.0を超えるORを有し、少なくとも1種は1.0以下のORを有する。実施例は16kDa Ag、ESAT−6ならびにAlaDHおよび38kDa Agの1種または両方と、AlaDH、38kDa Agならびに16kDa AgおよびESAT−6の1種または両方とを含む。表4および表5から、CRX正常状態から不活動性TBの区別も含む好ましいアッセイは、抗原FdxA、ESAT−6、16kDa AgならびにAlaDHおよび38kDa Agの1種または両方、つまり検査した群からの4種または5種の抗原どちらかを含むであろう。抗原FdxAは、任意のこのような組合せにおいて追加の抗原として含まれ得る。より好ましいのは、少なくとも2種の抗原、つまり16kDa Ag、ESAT−6およびFdxAの少なくとも2種を、不活動性TBをCRX正常状態から区別するために含むアッセイである。
実験研究および解析
材料および方法
研究対象集団 本研究は1995年から1998年に得られた、移民からTBの疑いがあるとしてMontreal Chest Institute、Montreal、Canadaに付託された、および肺TBを有するカナダ生まれのヒトからの保存された血清試料を用いて実施した。インフォームド・コンセントは患者から得、本研究を行う上でUS Department of Health and Human Servicesの人体実験のガイドラインおよび/または著者の研究所(Montreal Chest Institute Research Ethics Board and New York University Institutional Review Board)の人体実験のガイドラインに従った。
血清は4つの群から収集した:(i)活動性結核:細菌学的データおよび臨床評価に基づき活動性肺TBを有すると診断された53人(7人は培養および塗抹が陽性であり、31人は培養陽性および塗抹陰性であり、残りの15人は両方の検査で陰性であった)。(ii)不活動性結核:この区分は、ツベルクリン反応検査(TST)に対して陽性反応であり(>10mm)、過去のTBに一致する異常であるが安定胸部X線(CXR)結果、現在の疾患の臨床的、細菌学的またはX線像による証拠がないことによって定義される(1)。218人が不活動性TBであると診断され、そのうち治療済みのTBの病歴を有するものは誰もいなかった。(iii)TST陽性:32人の対象がTSTに対して陽性であり(>10mm)、胸部X線は正常であった。および(iv)TST陰性:50人の研究対象がTST陰性であった。
抗原。抗体反応を誘発することが公知である、例えば38kDa Ag(8)、ESAT−6(22)、グルタミン合成酵素(GluS)(9)、アラニンデヒドロゲナーゼ(AlaDH)(11)、スーパーオキサイドジスムスターゼA(SodA)(30)、16kDa Ag(29)という理由、または複製しないバチルスにおいて選択的に発現することが期待されるという理由のどちらかにより、ヒト結核菌のタンパク質を選択した。本明細書中で「16kDa」と称する抗原は、遺伝子rv2031cの産物であり、文献においては時として「14kDa」と称する。16kDa Ag(α−クリスタリン、Acr)、フェレドキシンA(FdxA)およびRv2626cはすべて、いわゆる休眠性(dosR)レギュロンにおいて見出された遺伝子によりコードされる(18、25)。ヒト結核菌タンパク質を、組換え産物として、大腸菌(Escherichia coli)において発現させ、連続的なカラムクロマトグラフィーによって(5)に記載のようにほぼ均質になるまで精製した。明確にするために、抗原とこれらを産生した遺伝子とを相関させることは有用であり得る。その相関関係は、16kDa抗原、遺伝子rv2031c;ESAT−6、遺伝子rv3875;AlaDH、遺伝子rv2780;38kDa、遺伝子rv0934;FDXa、遺伝子rv2007cである。
酵素免疫アッセイ(ELISA)。ポリスチレンの96ウェルマイクロタイタープレート(Bio−Rad Laboratories、Hercules、CA、USA)を、4℃で一晩2.0μg/ml(0.2ml/ウェル)の炭酸−重炭酸緩衝液(pH9.6)中の精製抗原により被覆した。プレートを、0.05%トゥイーン(Tween)20含有リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)(PBS−T)中の1%脱脂スキムミルクで37℃において3時間遮断し、PBS−Tで2回洗浄した。血清を1%スキムミルク含有PBS−Tで1:50に希釈し、希釈した血清0.2mlを抗原で被覆したウェルに2連で加え、37℃において30分間インキュベートした。陽性および陰性の対照血清を、相互のおよび内部の経過変化を照らし合わせるために2連で含めた。PBS−Tによる洗浄後、プレートを1%スキムミルク含有PBS−Tで1:20000に希釈した西洋ワサビペルオキシダーゼと結合した0.2ml/ウェルのヤギ抗ヒトIgG(Dako、GIostrup、Denmark)とともに37℃において30分間インキュベートした。プレートをPBS−Tで洗浄し、0.2ml/ウェルTMBペルオキシダーゼ基質キット(Bio−Rad Laboratories、Hercules、CA、USA)を用いて室温で30分間インキュベートすることによって、酵素活性を測定した。反応を0.05mlの1N HSOを加えることによって停止した。450nmにおける光学密度(OD450)を自動マイクロプレートリーダー(Spectra Shell、Tecan Systems Inc.、San Jose、CA、USA)を用いて測定した。
血清学的データ解析。カイ2乗検定を使用して、人口統計区分と診断区分の間の関連性を評価した。結核状態による抗体反応の比較を、2つの独立した変数に関するウィルコクソンの順位和検定および3つ以上の独立した変数に関するクラスカル・ワーリス検定などのノンパラメトリック検定を使用して実施した。
ロジスティック回帰モデルを、活動性TB対不活動性TBの症例に関して、およびCXR正常(即ち、X線写真で活動性または不活動性TBの兆候を有さない対象)対不活動性TBの症例に関して、前項に記載した解析によって統計的に有意であると特定された抗体反応を含む全モデルから変数減少法を介して、別々に推定し、BCGワクチン接種および出身の世界的地域に関して調整した。抗体結果を中央値より高いか低いかに従って、「低および高」の区分に二分し、あるいは抗体分布の三分位数に従って「低、中、および高」に三分した。初期モデル化研究は抗体の三分パラメーター化を利用した;2つの隣接する抗体区分間の危険性の差が小さかった場合、2分パラメーター化を選択した。
結果
研究対象集団の特徴。本研究に含まれる353の対象を4つの区分、活動性TB、不活動性TB、潜伏ヒト結核菌感染(TST陽性)、およびヒト結核菌非感染(TST陰性)に分けた(表1)。研究対象集団の人口統計の特徴を表2に記載する。年齢群(p=0.29)、性別(p=0.07)、出生国(p=0.12)、M.ボビスBCG(M.bovis BCG)によるワクチン接種状態(p=0.19)またはカナダにおける年数(1未満、1を超える;p=0.53)などの結核の危険性に関連する因子については4つの診断的区分間にカイ2乗検定による統計的有意差は見出せなかった(1)。
抗体レベルの分布。特異的IgG抗体の血清レベルをELISAによって測定し、OD450としての発現した。Rv2626c抗体のみがロジスティック変換後ほぼ正規であった(データは示さず)。したがって、対象353人のすべてに関する血清抗体レベルのELISA測定を、中央値および範囲(最小値および最大値)で提示する(表3)。
抗体分布の比較を、正規性の仮定を必要とする一元配置ANOVAではなく、ウィルコクソンの順位和検定およびクラスカル・ワールス検定などのノンパラメトリック解析法によって実施した。TST陽性群とTST陰性群の間に考えられる任意の抗体に関する統計的有意差は見出されなかった(すべてに対してp>0.50)(データは示さず)。この結果は、潜伏感染自体は強い抗体反応を誘発するために十分な抗原刺激を与えることができないという考えに一致する(3、12、24)。したがってこれらの2つの区分を組み合わせて、ヒト結核菌感染にかかわらずその後の解析では単独のX線正常群(「CXR正常」)とした。
抗体反応を、状態、即ち活動性TB、不活動性TBおよびCXR正常により解析した。状態間の差がすべての抗体に対してp<0.05において統計的に有意であることが見出された。不活動性TB群とCXR正常群とは、血清学的に識別可能であるという発見は、不活動性結核を有する人が、CXR異常のない潜伏感染を有する人より、高い抗原負荷量に耐え得ることを強く暗示する。この解釈は正常なCXRを有する潜伏感染に関連する疾患再活動化の危険性よりも不活動性TBに関連する疾患再活動化の危険性のほうが大きいことに一致する(6、7、16)。
ポストホック比較においてα値が0.003で統計的有意性が断言され、それによって、ボンフェローニ法による多重比較を考慮に入れた(8種の抗原および疾患状態間の2種の比較がα=0.003(0.05/(8×2)の近似値)を示す)。不活動性結核を基準状態として本解析のために任意に用いた(表3)。AlaDH、38kDa Ag、ESAT−6および16kDa Agに対する抗体は、不活動性TBを活動性TBおよびCXR正常状態の両方から識別した。Rv2626cに対する抗体は不活動性TBを活動性TBから識別し、一方FdxAに対する抗体は不活動性TBをCXR正常状態から識別した。この3つの状態においてSodAおよびGluSに対する抗体のレベルに差は見出せなかった(データは示さず)。したがって、これらの2種の抗体はさらなる解析から除外した。
ロジスティック回帰結果。抗体プロフィールは3つのTB状態(活動性TB、不活動性TBおよびCXR正常)で異なったので、ロジスティック回帰モデルを、図3に提示した解析において統計的有意性が特定された抗体の関数として、TB状態を予測するために推定した。すべてのモデルに対して変数減少法を使用した。不活動性TB対活動性TBの2つのモデルを推定した:モデル1はα=0.003において統計的に有意であると特定された抗体に基づき、モデル2はα=0.05において統計的に有意であるとして特定された抗体に基づいた(表4)。モデル1によれば、16kDa AgおよびESAT−6に対して高レベルの抗体ならびにRv2626cに対して低レベルの抗体が活動性TBと比較して不活動性TBのオッズを上げた。モデル2はさらに、AlaDHおよび38kDa Agに対して低レベルの抗体が活動性TBを上回り、不活動性TBのオッズを上げたことを示した。後者のモデルでは、Rv2626cに対する抗体の貢献が統計的有意性をなくした。
すべての抗体がα=0.003およびα=0.05の両方において統計的に有意であったので(表5)、不活動性TB対CXR正常に関して、1つのモデルのみを推定した(モデル3)。モデル3によれば、16kDa Ag、ESAT−6およびFdxAに対して高レベルの抗体は、不活動性TB対CXR正常のオッズを上げた。オッズを上げる傾向が抗体レベルの3つの区分において検出され、この比較結果をさらに強化した。
不活動性TBに関連する抗体プロフィールは活動性TBに関連する抗体プロフィールとは異なり、潜伏感染中の抗体反応の標的が活動性疾患の間に現れる標的とは異なることを強く示唆している。これらのデータは、ヒトにおいて各結核状態が細菌性抗原の痕跡によって特徴付けられる。これらの痕跡は、「バーコード」、即ち抗原特異的マーカーの存在および不存在の特定の組合せに似ている。バーコード案は、単に特定の状態に正に関連するマーカーを特定することに基づいてきた、TBの免疫診断開発の現在の方針の欠陥を明らかにする。
本研究において作り出された抗体プロフィールの他の態様は、それほど単純ではない。16kDa Ag、FdxAおよびRv2626cに対する抗体プロフィールは異なる結核状態に特異的である。しかし、これらの3種の抗原は同じ「休眠性」レギュロンのメンバーである遺伝子(acr、fdxAおよびrv2626c)によってコードされる(18、25)。これらの抗原に対する異なる抗体プロフィールはしたがって、ヒトにおけるこれらの細菌性遺伝子の異なる制御、または相対的免疫優勢、抗体親和性または免疫調節の差を示唆する。例えば、異なるFdxAおよび16kDa Ag、Rv2626cは、不活動性TBにおいて抗体産生の閾値レベルを達成することができず、したがって、より高い細菌性負荷に関連する活動性TBにおいてのみ検出可能となる。より興味深いことに、活動性TBにおけるFdxAおよびRv2626cに対する抗体の検出は十分な抗原刺激を示し、16kDa Agに対する抗体反応が同時に欠如することはおそらく、特定のヒト宿主の微環境におけるacrの刺激に対する反応の選択的な制御、または低い多様性で成長する結核桿菌によって特徴付けられる疾患の形態においてこの抗原が抗体産生を誘発できなかったことのどちらかによるものである(現在の研究においてほとんどの活動性TB症例は、塗抹陰性の肺疾患を持っている)ことを示唆する。同様の解釈が、不活動性TBと強く相関する抗ESAT−6抗体についてのデータに対しても可能である。実際、抗16kDa−Agおよび抗ESAT−6抗体は相互に関連する(データは示さず)。
本研究にはいくつかの制限がある。1つは血清銀行の構成にあり、血清銀行は人口統計が高度に多様であること、および不活動性TB症例が非常に優勢であることによって特徴付けられる。もう1つは、現在の解析がわずか8種の抗体プロフィールに限られたことである。しかし、その後のロジスティック回帰モデルにおいて使用する抗体を選択するためのクラスカル・ワールス検定による血清学的データの統計的フィルタリングはヒト結核菌タンパク質マイクロアレイの使用によって検出できる抗体のような非常に多くの抗体を用いることのできる方策を利用する。さらに、本研究において判定される抗体プロフィールと結核状態の相関は、独立した集団において検証されなくてはならない。
結核状態に特有な免疫プロフィールの特定は、ヒト結核菌潜伏感染から、おそらく細菌増殖の再開を伴う活動性疾患への進行が、さらに細菌性抗原の組成の変化を伴う可能性があるということを示唆する。したがって、無症状の、再活動化疾患に進行している感染した個人は、そうではない人と血清学的に識別できる可能性がある。免疫学的スクリーニングを介した「進行者」の特定は、目標の潜伏結核の治療に非常に役に立つはずである。
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Figure 0005017269
Figure 0005017269
1年の指標を選択したのは、移民間のTBの大部分は新しい国に到着した後まもなく現れるという実質的な証拠があるからである(31)
Figure 0005017269
抗体分布が正規分布していないので、中央値および範囲(最小値および最大値)を示す。活動性TBと不活動性TBと、およびCXR正常と不活動性TBとを比較するp値は、クラスカル・ワールス検定に基づいた。n.a.は非適用を表す。
はα=0.05において統計的に有意である差異のしるしである。
**はα=0.003において統計的に有意である差異のしるしである。
解析は、8種の抗体および2種の比較:不活動性TB対活動性TBおよび不活動性TB対CXR正常を含むため、αはボンフェローニ法に従って選択した(0.003は0.05/(2×8)の近似値である)。
Figure 0005017269
ELISA結果を、中央値より高いか低いかに従って「低および高」の区分に二分、または抗体分布の三分位数に従って「低、中および高」に三分した。
モデル1は、表3のα=0.003において有意な抗体のみを使用したモデルからの変数減少法に基づく;モデル2は、表3のα=0.05において有意な抗体を使用するモデルからの変数減少法に由来する。
OR、オッズ比;CIは信頼区間;Refは参照範囲;n.a.は非適用を表す。
Figure 0005017269
ELISA結果を、すべての抗体分布の三分位数に従って「低、中および高」の区分に三分した。モデル3は、表3のα=0.003において有意であると見出された抗体からの変数減少法に基づいた。
前述の解析に基づいて評価を行い、単独の抗原または検査した8種の抗原のパネルを用いて上記のELISAを実施した結果を比較した。対象のモデルに基づく予測を、対象の抗体値を推定したロジスティック回帰モデルに代入することによって、および関心の結果の可能性、つまり不活動性TBと診断される可能性について解くことによって得た。可能性が50%を超えた場合、不活動性TBの予測がなされ、そうでなければ予測は代替診断である。
「活動性TBのみ」は活動性TBを有すると正確に予測された活動性TBを有する対象のパーセントを示し、「CXR正常のみ」はCXR正常クラスを有すると正確に予測されたCXR正常を有する対象のパーセントである。結果を表6に提示する。
Figure 0005017269
表6の右側を参照すると、選択したパネルが個々の抗原ESAT−6または16kDaより(たとえパネルが両方を含んでいても)劣ることが分かるであろう。この理由は、これらの抗原に対する抗体が和合しやすいからである。したがって、結合が不活動性TBに相関する2種の抗原を組み合わせてもほとんど改善されなかった。表6の左側を参照すると、選択したパネルが、活動性症例の特定においてどの個々の抗原よりもずっと優れていることが理解されるであろう。
本発明の多くの実施形態を記載した。それでもなお、多様な変更が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなし得ることが理解されるであろう。例えば、異なる抗原の組合せ、ならびに異なる抗体アッセイが使用できる。したがって、他の実施形態も特許請求の範囲内である。

Claims (6)

  1. ヒト血清試料について行われる結核のアッセイであって、活動性結核又は不活動性結核を有する可能性を決定できるアッセイであり、
    該サンプル中の抗体を、アレイ表面の別個の場所に固定された少なくとも3種の異なるヒト結核菌(M.tuberculosis)タンパク質抗原であり:16kDa抗原(遺伝子rv2031cの産物)およびESAT−6抗原(遺伝子rv3875の産物)からなる群から選択される第1型の少なくとも1種の抗原;Rv2626c抗原、AlaDH抗原(遺伝子rv2780の産物)および38kDa抗原(遺伝子rv0934の産物)からなる群から選択される第2型の少なくとも1種の抗原;ならびに16kDa抗原(遺伝子rv2031cの産物)、ESAT−6抗原(遺伝子rv3875の産物)、Rv2626c抗原、AlaDH抗原(遺伝子rv2780の産物)および38kDa抗原(遺伝子rv0934の産物)からなる群から選択される第3型の少なくとも1種の抗原、を含む少なくとも3種の異なるヒト結核菌タンパク質抗原に曝露すること、ならびに前記抗原に対する血清抗体を検出すること、を含む、アッセイ。
  2. 少なくとも16kDa抗原およびESAT−6抗原、ならびに少なくとも2種の第2型の抗原を含む、請求項1に記載のアッセイ。
  3. 少なくとも16kDa抗原およびESAT−6抗原を含み、さらにFdxA抗原(遺伝子rv2007cの産物)を含む、請求項1に記載のアッセイ。
  4. 少なくとも3種の異なるヒト結核菌(M.tuberculosis)タンパク質抗原であり:16kDa抗原(遺伝子rv2031cの産物)およびESAT−6抗原(遺伝子rv3875の産物)からなる群から選択される第1型の少なくとも1種の抗原;Rv2626c抗原、AlaDH抗原(遺伝子rv2780の産物)および38kDa抗原(遺伝子rv0934の産物)からなる群から選択される第2型の少なくとも1種の抗原;ならびに16kDa抗原(遺伝子rv2031cの産物)、ESAT−6抗原(遺伝子rv3875の産物)、Rv2626c抗原、AlaDH抗原(遺伝子rv2780の産物)および38kDa抗原(遺伝子rv0934の産物)からなる群から選択される第3型の少なくとも1種の抗原、を含む少なくとも3種の異なるヒト結核菌タンパク質抗原がアレイ表面の別個の場所に固定された、請求項1のアッセイに使用するためのキット。
  5. 少なくとも16kDa抗原およびESAT−6抗原、ならびに少なくとも2種の第2型の抗原を含む、請求項4に記載のキット。
  6. 少なくとも16kDa抗原およびESAT−6抗原を含み、さらにFdxA抗原(遺伝子rv2007cの産物)を含む、請求項4に記載のキット。
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