JP5016102B2 - セッションリファレンスネットワークコントローラの転送のための方法及び装置 - Google Patents

セッションリファレンスネットワークコントローラの転送のための方法及び装置 Download PDF

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Description

関連出願
35U.S.C.§119に基づく優先権主張
本特許出願は、2007年3月20日に提出された「METHOD FOR TRANSFERRING SESSIONS REFERENCE CONTROLLER IN DISTRIBUTED RADIO ACCESS NETWORKS」と題する仮出願第60/895,930号及び2007年6月19日に提出された「METHOD AND APPARATUS FOR IAS INTERFACE MESSAGE」と題する仮出願第60/945,067号の優先権を主張し、両出願はその譲受人に譲渡され、本明細書で参照することにより本明細書に特に組込まれる。
以下の説明は一般に無線通信に関し、特にネットワークエンティティー間のセッション所有権の転送のための方法及び装置に関する。
無線ネットワーキングシステムは、世界中の人々と通信するための普及手段になった。携帯電話機、携帯情報端末などのような無線通信装置は、消費者ニーズを満たし、かつポータビリティ及び利便性を向上する目的でより小さく、より強力になった。消費者はこれらのデバイスに依存するようになり、サービスの高い信頼性、カバレッジエリアの拡大、さらなるサービス(例えばウェブブラウジング機能)、上記デバイスの継続的なサイズ及びエリアの縮小が要求されている。
特に、無線技術は進化し続けており、モバイルサービスの発展は、常に豊富かつより強力なモバイル及び集中サービスに向かっている。エンドユーザは、あらゆる環境において、より多くの、そしてより高品質のマルチメディアコンテンツを求めていることから、デバイス技術の発展は、データ利用消費の増加をさらに一層高めている。例えば、過去数年以上にわたって無線通信技術は、アナログ駆動システムからデジタルシステムに発展した。従来のアナログ・システムにおいて、アナログ信号は順方向リンク及び逆方向リンク上を中継され、適切な品質に関係しながら信号を送受信するためにはかなりの量の帯域幅を必要とするのが典型的である。アナログ信号は、時間的及び空間的に連続していることから、ステータスメッセージ(例えばデータの受信又はデータの受信不能を指示するメッセージ)は生成されない。これとは対照的に、パケット交換型システムでは、アナログ信号がデータパケットに変換され、アクセス端末、基地局、ルータなどの間の物理チャネル経由で送信される。さらに、パケット交換網を用いることによって、デジタルデータをその自然な形式(例えばテキスト、インターネットデータなど)で中継することができる。
そのようなものとしてデジタル無線通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどのような種々の通信サービスを提供するために広く展開している。上記システムは、利用可能なネットワーク資源を共有することによって複数のアクセス端末を広域ネットワーク(WAN)に接続するアクセスネットワークを一般に用いる。典型的なアクセスネットワークは、地理的なカバレッジ領域の全体にわたって分散する複数のアクセスポイントを実装している。地理的なカバレッジ領域は、各セルにおいてアクセスポイントと共にセルに分割することができる。また、セルは、さらにセクタに分割することができる。しかしながら、そのようなシステムアーキテクチャーにおいて移動しているATに対してセッション情報を供給し、ページング管理を行うのは、困難な課題となっている。
下記は開示された態様の基本的了解事項を提供するために単純化された要約を示す。この要約は広範囲な概観ではなく、重要又は重大な構成要素を同定することや、かかる態様の範囲を線引きすることは意図されていない。その目的は、後に示されるより詳細な説明の前ぶれとして、説明された態様のいくつかの概念を簡素なかたちで示すことにある。
説明された態様は、セッション転送コンポーネントが、ソースセッションコントローラ(例えばソースセッションリファレンスネットワークコントローラ−SRNC)からターゲットセッションコントローラ(例えばターゲットSRNC)への通信セッションの転送を提供し、無線ネットワークのコネクション管理からのセッション管理のデカップリングを可能する。従って、セッション管理はコネクション管理と無関係になり、セッションが転送される場合、該セッションに関連するコネクションを移動することを要しない。上記は、セッションを移動する場合にコネクションが移動されることを要し、割込みを引起し得る従来のシステムと対照的である。従って、説明された態様は、ATと無線通信システムの間のデータストリームの割込を伴わないセッションの転送を提供する。
一般に、コネクションとは、アクセス端末(AT)がアクセスネットワーク(AN)と通信できるようにするためのリソース(例えば、専用リソース)の割当てを意味する。同様に、セッションとは、コンフィギュレーション、属性、又はATとANの間でネゴシエーションされるパラメータ(例えばサービス品質コンフィギュレーション)のコレクションを意味し、セッションコントローラは、上記コンフィギュレーションについての権限を保持する。基地局とATの間の通信はセッションコントローラにおいて維持されたコンフィギュレーションに基く。ATと通信する前に、基地局はセッションコントローラから上記コンフィギュレーションを得る必要がある。コネクションは、セッション状態とは別個に維持される。(セッションコントローラではない)基地局は、コネクションを制御する。
セッション及びATは、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)に基いて、基地局に対して識別されることができ、ATのために、セッション署名はセッションのバージョンを指定することができる。セッション署名による上記識別は、セッションが更新されるときにインクリメントすることができるシーケンス番号に基くことができ、例えば、セッションは、追加のリソースを要する新規のアプリケーションの開始で変更され得る。
そのような更新に基いて、UATIを受信する基地局は、明確かつ明らかに、セッションコントローラ(例えばターゲットSRNC)を見つけることができ、このときからセッションを管理してセッション情報を取り出す。セッション情報が望ましくない場合、基地局は再度、セッションをネゴシエーションしてもよいことが理解されるべきである。
関連する態様において、SRNCの転送は、どのSRNCが選ばれるかにかかわらず、ATと基地局の間で通信されるデータのストリームへの割込を伴わずに発生する。さらに、ATは各基地局を認識して直接通信することができる。SRNCは、ATが上記基地局と行ったネゴシエーションのコーディネーターとして振る舞う。SRNCは典型的には、認証機能及び、基地局とアクセス端末の間でネゴシエーションされる関連コンフィギュレーションを含み、基地局が情報を取り出すレファレンスとして機能する(例えば、セッション変更中の矛盾を回避するためにセッション情報を取得する)。ソースSRNCは、またセッションのレファレンスコピーを保持し、ページングコントローラ機能を行うことができる。SRNCは、ATのUATIを用いて見つけることができる。関連する態様では、セッション転送コンポーネントは、SRNCを別の実体にロバストに転送することができ、同時に、別のANがアクティブセット又はセッションネゴシエーションに加えられる。
方法によれば、先ず、ソースSRNC及びターゲットSRNCが、(例えば、通信のためにセットアップされた)メッセージ交換のための経路セットに位置する。続いて、SRNC転送要求に関係するメッセージを、ターゲットSRNCからソースSRNCに送信することができる。その後、ソースSRNCは、ターゲットSRNCに供給されたシーケンス番号を基地局に示すために、UATIシーケンス番号(例えばUATIに関連して増加する番号)を供給することができる。さらに、ターゲットSRNCは、更新されたUATIをATに供給することができる。ATがそのようなメッセージを受信すると、該ATは、更新されたUATIに対する同意を示し、割当てられたターゲットSRNCへの転送を指示するために、ターゲットSRNCに対してUATI完了メッセージによって応答する。その後、ターゲットSRNCは、該ターゲットSRNCに関係する経路のメンバー(例えばソースSRNC及びサービングeBS)に対し、UATIが更新され、今やターゲットSRNCが当該セッションの所有権を取得したことをアナウンスする。同様に、基地局は、該基地局に関連するUATIを、ターゲットSRNCのUATIに変更することができる。
上述の関連する目的を達成するために、ある実例となる態様を、以下の詳細な説明及び添付の図面と併せてここに説明する。しかしながら、これらの態様は、開示された主題の原理を採用できる種々の方法のわずか数例を示すものであって、クレームされた主題は、そのような態様及びその等価物を全て含むことが意図される。以下の詳細な説明を図面と共に検討すれば、他の利点及び新規な特徴が明らかになるであろう。
図1は、ソースセッションリファレンスコントローラ(SRNC)からターゲットSRNCにセッションを転送する例示のセッション転送コンポーネントを示す。 図2は、アクセス端末(AT)と論理的に通信するためのAN経路インスタンス(ANRI)を含む機能実体の形態のアクセスネットワークを含むSRNC転送のための例示のシステムを示す。 図3は、基地局に転送を指定するために更新可能な例示のユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を示す。 図4は、ある態様に従って、ソースSRNCからターゲットSRNCへの状態の転送に関連する方法を示す。 図5は、ある態様に従ってソースSRNCからターゲットSRNCにセッションの所有権を転送するさらに別の方法を示す。 図6は、ソースSRNC及びターゲットSRNCが、既に経路セットに存在している(例えば、互いに通信する)ことを仮定し、さらなる態様に従ってSRNC転送の例示の呼び出しフローを示す。 図7は、セッションリファレンス転送中に経路セット追加が発生する場合の呼び出しフローを示す。 図8は、さらなる態様に従って、セッションネゴシエーションがセッションリファレンス転送中に試みられる場合のさらなるフローチャートを示す。 図9は、ATがUATI割当てメッセージを受信しない場合の、例示のセッションリファレンス転送に関するフローチャートを示す。 図10は、UATI完了メッセージが失われる場合のセッションリファレンス転送の失敗シナリオについて説明するさらに別の呼び出しフローの例示の態様を示す。 図11は、ソースSRNCからターゲットSRNCへのセッションの所有権の転送を容易にする特定システムを示す。 図12は、ある態様に従ってターゲットSRNCにセッションを送信することに関連して用いることができるシステムを示す。 図13は、無線システムの一部としてATとANが通信できるようにするコネクションを制御する例示の基地局機能を示す。
ここで、種々の態様を図面を参照して説明する。以下の明細書には、1つ又は複数の態様の一通りの理解が得られるように、説明を目的として幾多の具体的詳細が記載される。しかしながら、これら具体的詳細が無くとも、かかる態様を実施できることは明らかであろう。
本願明細書で用いるような「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア又は実行中のソフトウェアのようなコンピュータ関連の実体を含むことが意図されるが、これらには限定されない。例えば、コンポーネントはプロセッサ上の実行プロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び(又は)コンピュータであってもよいが、これらに限定されるものではない。実例として、コンピューティング装置上で実行するアプリケーション、及びコンピューティング装置は、ともにコンポーネントとすることができる。1つ又は複数のコンポーネントがプロセス及び(又は)実行スレッド内に存在することができ、あるコンポーネントを1つのコンピュータに配置し、及び(又は)2台以上のコンピュータに分散配置してもよい。さらに、これらのコンポーネントは、諸データ構造を格納する種々のコンピュータ読取り可能な媒体から実行してもよい。該コンポーネントは、ローカルプロセス及び/又はリモートプロセスとしてローカルシステム、分散型システムにおける別のコンポーネントと相互作用するコンポーネントからのデータ、インターネットのようなネットワークを経由する信号を手段として他システムと相互作用するコンポーネントからのデータのような1つ又は複数のデータパケットを有する信号に従って通信を行ってもよい。
さらに、端末に関連して種々の態様を説明する。端末は、有線端末又は無線端末であってもよい。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、又はユーザ機器(UE)と称されうる。無線端末は、コードレス電話機、衛星電話機、コードレス電話機、セッション設定プロトコル(SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を持つハンドヘルド装置、コンピューティング装置、又は無線モデムに接続された他の処理装置であってもよい。さらに、基地局に関連して種々の態様を説明する。基地局は、無線端末との通信に利用されることができ、アクセスポイント、NodeB、エンハンスト基地局(eBS)又は他の何らかの用語で称することができる。
さらに、用語「又は(or)」は、排他的な「又は」よりもむしろ、包括的な「又は」を意味することが意図される。すなわち、別段の指定がない又は文脈から明らかでない限り、「xはA又はBを用いる」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味することが意図される。すなわち、「xはA又はBを用いる」という句は、xがAを用い、xがBを用い、又はxがAとBの両方を用いるという例のうちのいずれによっても満たされる。さらに、このapplication及び添付のclaimsにおいて用いられるような冠詞「a」及び「an」は、別段の指定がない、又は単数形が意図されていることが文脈から明らかでない限り「1つ又は複数」を意味すると一般的に解釈されるべきである。
本明細書で説明された技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA及び他のシステムのような種々の無線通信システムに用いられてもよい。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば区別なく用いられる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実装してもよい。UTRAは広帯域CDMA(W−CDMA)及び他のCDMAの変種を含んでいる。さらに、cdma2000はIS−2000、IS−95及びIS−856標準をカバーする。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実装してもよい。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどのような無線技術を実装してもよい。UTRA及びE−UTRAは地上波無線アクセスネットワーク(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)はE−UTRAを用いるUMTSのリリースであり、アップリンクにSC−FDMAを用い、ダウンリンクにOFDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE及びGSMについては「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文献に記載されている。またcdma2000及びUMBについては「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文献に記載されている。
種々の態様又は特徴は、いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよいシステムの観点で示される。該種々のシステムは、追加装置、コンポーネント、モジュールなど、及び(又は)装置、コンポーネント、モジュールの必ずしも全てを含まなくてもよいことを理解され、了解されたい。これらのアプローチの組合せを用いてもよい。
図1は、ソースセッションリファレンスコントローラ111(SRNC)からターゲットSRNC113にセッション142を転送する例示のセッション転送コンポーネント125を示す。典型的には、ソース及びターゲットSRNC111、113は、アクセス端末120(AT)とのセッションリファレンスを維持する責任を担う。さらに、上記ソースSRNC111及びターゲットSRNC113は、AT120のアイドル状態管理をサポートし、AT120がアイドルである場合のページング制御機能を提供することができる。一の態様では、SRNC111、113は、サポートしている各AT120について、セッションアンカー経路を含んでいる。AT120のためのアクセスゲートウェイ(AGW)選択は、SRNC111、113によって行うことができる。さらに、SRNCは、ATがアイドルである場合に、AGWとのシグナリングのみのバインディングを確立するデータアタッチメントポイントSRNC機能を引受けることができる。SRNCは、アクセス認証のためのオーセンチケータとして機能することもできる。
図1に示すように、セッション転送コンポーネント125は、ソースSRNC111からターゲットSRNC113にセッション142の所有権を転送し、その後、関連する基地局に上記転送を指定するために、関連するユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を更新することができる。従って、セッション管理はコネクション管理と無関係になり、セッションが移動する場合、必ずしもこれに関連するコネクションを移動することを要しない。上記は、セッションを移動する場合、コネクションが移動されることを要し、割込みを引起し得る従来のシステムと対照的である。基地局(不図示)とAT120の間の通信は、セッションコントローラにおいて維持されたコンフィギュレーションに基いており、ATと通信する前に、基地局はセッションコントローラから上記コンフィギュレーションを得る必要がある。セッション及びAT120は、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)に基いて、基地局に対して識別されることができ、ATのために、セッション署名はセッションのバージョンを指定することができる。セッション署名による上記識別は、セッションが更新されるときにインクリメントすることができるシーケンス番号に基くことができ、例えば、セッションは、追加のリソースを要する新規のアプリケーションの開始で変更され得る。
そのような更新に基いて、UATIを受信する基地局は、明確かつ明らかに、ターゲットSRNC111を見つけることができ、このときからセッションを管理してセッション情報を取り出す。セッション情報が望ましくない場合、基地局は再度、セッションをネゴシエーションしてもよいことが理解されるべきである。UATIは、(例えば、8ビットのサイズを持つ)サブネット識別子セグメント及び(例えば24ビットの)所定サイズを持つAT識別子部分を含んでいてもよい。また、UATIは、AT120に関してSRNCのIPアドレスを含んでいてもよい。従って、(例えばソースサブネットからターゲットサブネットに)ATシステムが移動する場合、ターゲットSRNCをUATIから識別することができ、その後、更新されたUATI又は新規のUATIによって、セッションは参照され特定される。図1には単一のユニットとしてセッション転送コンポーネントを示しているが、上記ユニットはシステム全体にわたって分散してもよいことが理解されるべきである。またセッション転送中のページングプロセスは、(例えば、ソースセッションコントローラによってATに割当てられた)旧ページID、及び新規のUATIがATから確認される前の(例えば、ターゲットSRNCによってATに割当てられた)新規のページIDの両方を用いることによって行われても良い。
図2は、アクセス端末(AT)220と論理的に通信するためのAN経路インスタンス(ANRI)211、213、215を含む機能実体の形態のアクセスネットワークを含むSRNC転送のための例示のシステムを示す。順方向無線リンク又は逆方向無線リンク上で現在AT220をサービングしていないANRIによる通信は、順方向リンクサービングeBS(FLSE)及び逆方向リンクサービングeBS(RLSE)によってUMB経路プロトコルパケットをトンネル化することにより論理的に遂行される。SRNC230はAT220との経路を持ち得、SRNC230は、他の基地局とトランスペアレントに通信することができる。一の態様では、セッションの転送は、ATと無線通信システムの間のデータストリームを中断することなく発生する。さらに、AT220は各基地局を認識して直接通信することができ、SRNCは、ATが上記基地局と行ったネゴシエーションのコーディネーターとして働くことができる。
図2に示すように、アクセスゲートウェイ(AGW)225は、ATにパケットデータネットワークへの「IPアタッチメントポイント」を提供する。従って、AGW225は、AT220にとっては、最初の有効なホップルータであり、AGW225は、eBS/SRNCとAGWの間のシグナリングメッセージを処理する制御プレーン(Cプレーン)と、ベアラートラフィックを処理するユーザープレーン(Uプレーン)とから成ってもよい。Cプレーン及びUプレーンは、異なるIPエンドポイントを持ってもよい。転送コンポーネントはある実体から別の実体にSRNCを移動させる。
ソースSRNCは、セッションのレファレンスコピーを保持し、ページングコントローラ機能を行うことができる。SRNCはAT220のUATIを用いて特定することができる。例えば、SRNCのIPアドレスがUATIの一部として組み込まれてもよい。転送コンポーネントは、別のANが加えられるのと同時に発生する別の実体にSRNCをロバストに転送する。従って、転送コンポーネントはソースSRNCからターゲットSRNCにセッションの所有権を転送し、基地局に上記転送を指示するために関連するユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を更新することができる。
セッション及びATは、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)に基いて、基地局に対し識別することができ、セッション署名は、ATに関してセッションのバージョンを示すことができる。上記の更新に基いて、UATIを受信する基地局は、明確かつ明らかに、ターゲットSRNCを見つけることができ、このときからセッションリファレンスを管理し、セッション情報を取り出す。セッション情報が望ましくない場合、基地局が再度、セッションをネゴシエーションしてもよいことが理解されるべきである。図2に示すように、U1リファレンスポイントは、eBSとAGWの間の制御情報及びベアラー情報を運ぶ。同様に、U2リファレンスポイントは、SRNCとeBSの間の制御情報を運ぶ。また、U3リファレンスポイントは、2つのeBSの間の制御情報及びベアラー情報を運ぶ。またU4リファレンスポイントは、SRNC間の制御情報を運ぶ。さらに、U6リファレンスポイントは、SRNCとAGWの間の制御情報を運ぶ。
図3は、通信システム300の一部として、ある基地局から別の基地局へのATの転送を指定するために更新可能な例示のユニキャストアクセス端末識別子(UATI)319を示している。UATIは、AT及び該ATをサービングしている関連SRNCを識別する一時的な識別子として役立つものである。例えば、UATI319は、移動局326、327、AN、ターゲットSRNC340又はソースSRNC330の間のエアインタフェース上を送信されるメッセージにおいて用いることができる。図3に示すように、UATI319は、所定数のビット(例えば、AN用の8ビットのプレフィックス及び16ビットのSRNC識別子を含む24ビット)を含む。上記構成はあくまで例示であって、主題イノベーションの範囲において他の構成も適切であることが理解されるべきである。
さらに、一連のフレームが後に続く付加的なフレームプリアンブルを用いることができる。スーパーフレームプリアンブルには、アクセス端末がいずれかのキャリア上で通信するために必要なタイミング及び他の情報、基本パワー制御情報又はオフセット情報のような、さらなる取得情報が含まれていてもよい。別の場合では、フレームプリアンブルあるいはサブフレームが上記及び/又は他の情報のいずれかのみを含んでもよい。さらに、各フレームは、ある定義期間にわたる送信において同時に利用することができるサブキャリアの数を特定することができる。
関連する態様において、更新可能なUATIによるSRNCの上記転送は、AT326、327及び無線通信システムの間でデータストリームの割込無しで発生することができる。さらに、AT326及び327は各基地局を認識して直接的に通信することができる。この場合、SRNCは、このような基地局に対してATが行うネゴシエーションのコーディネーターとして働くことができる。
図4は、ある態様に従って、ソースSRNCからターゲットSRNCへのセッション転送に関連する方法400を示す。本明細書では、例示の方法を、種々のイベント及び(又は)アクトを代表する一連のブロックとして示し説明するが、かかるブロックが示す順序によって種々の態様は限定されるものではない。例えば、いくつかのアクト又はイベントが、本明細書で説明される種々の態様に従って示される順序から離れ、異なる順序で発生してもよく、及び(又は)他のアクト又はイベントと同時に発生してもよい。また、主題イノベーションに従って方法を実装するためには、示されるブロック、イベント、又はアクトの全てが必ずしも必要であるとは限らない。また、本明細書で例証され説明される方法ならびに図示されず説明されない他のシステム及び装置に関連して、当該イノベーションに従う例示の方法及び他の方法を実装することができることを理解されたい。最初に410では、ATをサーブしている基地局の変更が検出され、ソースSRNCとターゲットSRNCの間の変更が促される。次に420では、ターゲットSRNCを指定するように、ソースSRNCに関連するUATIが更新される。430では、セッションは、ソースSRNCからターゲットSRNCに所有権を転送することができる。上記ソースSRNCからターゲットSRNCへの移転により、440において、当該セッションのセッション管理は、コネクション管理からデカップリングされることになる従って、セッション管理はコネクション管理と無関係になり、セッションが移動される場合、該セッションに関連するコネクションを移動することを要しない。上記は、セッションを移動する場合、コネクションが移動されることを要し、割込みを引起し得る従来のシステムと対照的である。
図5は、ある態様に従ってソースSRNCからターゲットSRNCまでセッションの所有権を転送するさらに別の方法500を示す。最初に510では、ソースSRNC及びターゲットSRNCはメッセージ交換の経路セットに位置する。続いて520では、SRNC転送要求に関係するメッセージを、ターゲットSRNCからソースSRNCに送信することができる。530では、その後、ソースSRNCはUATIシーケンス番号(例えばUATIに関連して増加する番号)を供給し、ターゲットSRNCに関して供給されたシーケンス番号を基地局に示すことができる。さらに、ターゲットSRNCは更新されたUATIをATに供給することができる。そのようなメッセージをATが受信すると、該ATは、続いて、更新されたUATIへの合意及び割当てられたターゲットSRNCへの転送を指示するために、UATI完了メッセージによりターゲットSRNCに応答する。540では、その後、ターゲットSRNCは、該ターゲットSRNCに関係する経路のメンバー(例えばソースSRNC及びサービングeBS)に対し、UATIが更新され、今やターゲットSRNCが当該セッションの所有権を取得したことをアナウンスする。同様に、基地局は、該基地局に関連するUATIを、ターゲットSRNCのUATIに変更することができる。
図6は、さらなる態様に従ってSRNC転送の例示の呼び出しフロー600を示しており、ここでは、ソースSRNC及びターゲットSRNCが、既に経路セットに存在している(例えば、互いに通信する)ことを仮定している。図示のように、最初に610では、ターゲットSRNCは、セッションリファレンス転送を要求するためにアクセス間ネットワークシグナリング(IAS)−SRNC転送要求メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTstr−iasを開始する。上記のタイマーは、メッセージ交換手順の信頼性を高めるために用いられる。
続いて620では、ソースSRNCがIAS−SRNC転送応答メッセージによりターゲットSRNCに応答する。上記のメッセージは(新規のUATIに関して)新規のUATI_SeqNoを含んでいる。ソースSRNCがIAS−SRNC転送応答メッセージを送信した時点で、該ソースSRNCに関連するセッションがロックされてもよい。上記のセッションロックは、さらなるセッション変更−さらにはセッションのコピー要求の受理及びATをページングする要求−の拒絶を含んでもよい。IAS−SRNC転送応答メッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTstr−iasを停止させる。ターゲットSRNCもまた、そのセッションをロックしてもよい。
630では、ターゲットSRNCは、新規のUATIを含んでいるUATI割当てメッセージをATに送信する。続いて640では、UATI割当てメッセージを受信すると、ATはターゲットSRNCにUATI完了メッセージを送信する。新規のUATIを宛先とするシグナリングメッセージ又はUATI完了メッセージを受信すると、ターゲットSRNCはそのセッションをアンロックし、例えばセッションコンフィギュレーションを許可し、経路セットにおける全てのANRIにIAS−UATI更新メッセージを送信する。
次に640では、新規のUATI_SeqNoとともにIAS−UATI更新メッセージを受信すると、ソースSRNCは旧UATIを解放し、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはセッションをアンロックし、タイマーTuupd−iasを停止する。
図7は、セッションリファレンス転送中に経路セット追加が発生する場合の呼び出しフロー700を示す。上記の呼び出しフロー700は、ソースSRNC及びターゲットSRNCが既に経路セットに存在するが、eBS1は未だ経路セットに存在しないことを仮定している。図示のように、最初に710では、ターゲットSRNCは、セッションリファレンス転送を要求するためにIAS−SRNC転送要求メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTstr−iasを開始する。
次に720では、ソースSRNCはそのセッションをロックし、IAS−SRNC転送応答メッセージによりターゲットSRNCに応答する。上記のメッセージは(新規のUATIに関して)新規のUATI_SeqNoを含んでいる。IAS−SRNC転送応答メッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTstr−iasを停止する。
続いて730では、ターゲットSRNCは、新規のUATIを含んでいるUATI割当てメッセージをATに送信する。しかし、メッセージがATで受信される前に、ATは、経路セットにeBS1を加えるために、eBS1にRouteOpenRequestメッセージを旧UATIを用いて送信する。740では、eBS1は、これが経路セット追加であることを示すフラグとともに、旧UATIを宛先とするIAS−セッション情報要求メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTsir−iasを開始する。
750では、ソースSRNCは、セッション情報とともにIAS−セッション情報応答メッセージを送信することにより、セッションの要求を受理する。IAS−セッション情報応答メッセージを受信すると、eBS1はタイマーTsir−iasを停止する。
続いて760では、ATはターゲットSRNCからUATI割当てメッセージを受信する。次に770では、UATI割当てメッセージを受信すると、ATはターゲットSRNCにUATI完了メッセージを送信する。一方ターゲットSRNCは、新規のUATIを宛先とするシグナリングメッセージ又はUATI完了メッセージを受信すると、そのセッションをアンロックし、ここでセッションコンフィギュレーションを有効とすることができ、経路セットにおける全てのANRIにIAS−UATI更新メッセージを送信する。
780では、ターゲットSRNCは、新規のUATI及び新規のUATI_SeqNoとともにIAS−UATI更新メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTuupd−iasを開始する。790では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、ソースSRNCは旧UATIを解放し、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。792では、ATは、アクト730におけるRouteOpenRequestメッセージに対するeBS1からのRouteOpenAcceptメッセージを受信する。続いて794では、ATは、ターゲットSRNCを含む経路セットにおける全てのANRIにRouteMapStatusメッセージを送信する。
次に796では、経路セットにおける新規のeBS1を含むRouteMapStatusメッセージを受信すると、ターゲットSRNCは、新規のUATI及び新規のUATI_SeqNoを含むIAS−UATI更新メッセージをeBS1に送信し、タイマーTuupd−iasを開始する。次に799では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、eBS1はターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。
図8は、さらに別の態様に従って、さらに別のフローチャートを示している。上記フローチャートでは、セッションリファレンス転送中にセッションネゴシエーションを試みる場合の呼び出しフローを説明している。上記の呼び出しフロー800は、eBS1 891、ソースSRNC892及びターゲットSRNC893が既に経路セットに存在することを仮定している。最初に801では、ターゲットSRNC893は、セッションリファレンス転送を要求するためにIAS−SRNC転送要求メッセージをソースSRNC892に送信し、タイマーTstr−iasを開始する。
続いて802では、ソースSRNC892はそのセッションをロックし、IAS−SRNC転送応答メッセージによりターゲットSRNC893に応答する。このメッセージは(新規のUATIに関して)新規のUATI_SeqNoを含んでいる。IAS−セッション情報要求メッセージを受信すると、ターゲットSRNC893はタイマーTstr−iasを停止する。該ターゲットSRNCは、新規のUATIを含んでいるUATI割当てメッセージをATに送信する。また一方、このメッセージがATで受信される前に、AT及びeBS1は、803でセッションネゴシエーションを開始する。
次に804では、セッションネゴシエーションを完了するために、eBS1 891が旧UATIとともにIAS−セッション情報更新要求メッセージをソースSRNC892に送信し、タイマーTsur−iasを開始する。805では、ソースSRNCは、セッションがロックされることを示すエラー原因値によりeBS1 891にIAS−セッション情報更新応答メッセージを送信することにより、該要求を拒絶する。IAS−セッション情報更新応答メッセージを受信すると、eBS1はタイマーTsir−iasを停止する。eBS1は、IAS−UATI更新メッセージを受信した後、該SRNCでセッションの更新を再び試みてもよいし、895でATとのセッションネゴシエーションを終了してもよい。次に806では、ATはターゲットSRNCからUATI割当てメッセージを受信する。
続いて807では、UATI割当てメッセージを受信すると、ATはターゲットSRNCにUATI完了メッセージを送信する。新規のUATIを宛先とするシグナリングメッセージ又はUATI完了メッセージを受信すると、ターゲットSRNCは、そのセッションをアンロックし、セッションコンフィギュレーションを許可することができ、ソースSRNC及びeBS1を含む経路セットにおける全てのANRIにIAS−UATI更新メッセージを送信する。
次に808では、ターゲットSRNCは、新規のUATIとともにIAS−UATI更新メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTuupd−iasを開始する。809では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、ソースSRNCは旧UATIを解放し、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。
続いて810では、ターゲットSRNCは、新規のUATIとともにIAS−UATI更新メッセージをeBS1に送信し、タイマーTuupd−iasを開始する。811では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、eBS1は新規のUATIを用い、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。次に812では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、eBS1が新規のUATIとともにIAS−セッション更新要求メッセージをターゲットSRNCに送信し、タイマーTsur−iasを開始する。
続いて813では、ターゲットSRNCは、新規のセッション署名によりeBS1にIAS−セッション更新応答メッセージを送信することにより、要求を受理する。IAS−セッション更新応答メッセージを受信すると、eBS1はタイマーTsur−iasを停止する。従って814では、eBS1及びATは、新規のセッション署名を用いてセッションネゴシエーションを完了する。
図9は、AT999がUATI割当てメッセージを受信しない場合の、例示のセッションリファレンス転送に関する呼び出しフロー900を示している。上記の呼び出しフロー900は、ソースSRNC991及びターゲットSRNC993が既に経路セットに存在するが、eBS1 997は未だ経路セットに存在しないことを仮定している。最初に910では、ターゲットSRNC993は、セッションリファレンス転送を要求するためにIAS−SRNC転送要求メッセージをソースSRNC991に送信し、タイマーTstr−iasを開始する。
次に911では、ソースSRNC991は、IAS−SRNC転送応答メッセージによりターゲットSRNC993に応答する。このメッセージは(新規のUATIに関して)新規のUATI_SeqNoを含んでいる。IAS−SRNC転送応答メッセージを受信すると、ターゲットSRNC993はタイマーTstr−iasを停止する。続いて912では、ターゲットSRNC993は、新規のUATIを含んでいるUATI割当てメッセージをAT999に送信する。しかしAT999は、コネクションを失っていることから、このメッセージを受信しない。
この期間中にソースSRNC991がページング要求メッセージを受信する場合、ソースSRNC991は旧ページIDを用いて、AT999についてのページング手順を開始するものとする。同様に、UATI完了メッセージが受信されない場合、ソースSRNC及びターゲットSRNC993は、セッションキープアライブタイマーが終了するとすぐに、新規のUATIを解放してもよい。913では、AT999は、eBS1 997に旧UATIとともにRouteOpenRequestを送信することにより、eBS1 997にアクセスする。続いて914では、eBSN1は、これがアクセスであることを示すフラグとともに、IAS−セッション情報要求メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTsir−iasを開始する。
次に915では、旧UATI及びアクセスフラグとともにIAS−セッション情報要求メッセージを受信すると、ソースSRNCはセッションをアンロックし、IAS−セッション情報応答メッセージによりeBS1に応答する。上記のメッセージは現在のセッション、現在のデータアタッチメントポイント(DAP)及び現在のセッション署名を含んでいる。IAS−セッション情報応答メッセージを受信すると、eBS1はタイマーTsir−iasを停止する。
続いて916では、ATとともに経路セットアップ手順を完了するために、eBS1は該ATにRouteOpenAcceptメッセージを送信する。さらに917では、該ATは、該経路セットにおける全てのANRIにRouteMapStatusメッセージを送信する。次に918では、旧UATI及びアクセスフラグとともにIAS−セッション情報要求を受信すると、新規のUATIを解放してもよいことをターゲットSRNCに通知するために、ソースSRNCは、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新メッセージを送信する。その後、ソースSRNCはタイマーTuupd−iasを開始する。
続いて919では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、ターゲットSRNCは新規のUATIを解放し、ソースSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信する。IAS−UATI更新Ackメッセージを受信すると、ソースSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。従って、呼び出しフロー900は、UATI割当てメッセージが失われる場合に、ソースコントローラがセッションをリコールし、該ソースコントローラが所有権を保持することを可能にするシナリオを例証している。
図10は、UATI完了メッセージが失われる場合のセッションリファレンス転送の失敗シナリオについて説明するさらに別の呼び出しフロー1000の例示の態様を示している。上記の呼び出しフロー1000は、ソースSRNC及びターゲットSRNCが既に経路セットに存在するが、eBS1は未だ経路セットに存在しないことを仮定している。最初に1001では、ターゲットSRNCは、セッションリファレンス転送を要求するためにIAS−SRNC転送要求メッセージをソースSRNCに送信し、タイマーTstr−iasを開始する。次に1002では、ソースSRNCがIAS−SRNC転送応答メッセージによりターゲットSRNCに応答する。このメッセージは(新規のUATIに関して)新規のUATI_SeqNoを含んでいる。IAS−SRNC転送応答メッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTstr−iasを停止する。
続いて1003では、ターゲットSRNCは、新規のUATIを含んでいるUATI割当てメッセージをATに送信する。次に1004では、ATはターゲットSRNCにUATI割当てメッセージを送信する。しかしながら、図1000に示すように、メッセージが送達される前に、ATはそのコネクションを失う。この期間中にソースSRNCがページング要求メッセージを受信する場合、ソースSRNCは旧ページIDを用いて、ATについてのページング手順を開始するものとする。UATI完了メッセージが正常に送信されていない場合、ATは旧ページIDと新規のページIDの両方を監視することが理解されるべきである。またUATI完了メッセージが受信されない場合、ソースSRNC及びターゲットSRNCは、セッションキープアライブタイマーが終了するとすぐに、新規のUATIを解放してもよい。1005では、ATは、新規のUATIとともにRouteOpenRequestメッセージを送信することによりeBS1にアクセスする。
次に1006では、eBS1は、ターゲットSRNCへのアクセスであることを示すフラグとともにIAS−セッション情報要求メッセージを送信し、タイマーTsir−iasを開始する。1007では、新規のUATIとともにIAS−セッション情報要求メッセージを受信すると、ターゲットSRNCは、セッションをアンロックし、eBS1にIAS−セッション情報応答メッセージを送信する。該メッセージは、ATのセッションを含む。IAS−セッション情報応答メッセージを受信すると、eBS1はタイマーTsir−iasを停止する。
続いて1008では、eBS1は、経路セットアップ手順を完了するために、ATにRouteOpenAcceptメッセージを送信する。次に、1009では、ATは、eBS1及びターゲットSRNCを含む経路セットにおける全てのANRIにRouteMapStatusメッセージを送信する。1010では、新規のUATIとともにIAS−セッション情報要求メッセージを受信すると、ターゲットSRNCは、ソースSRNCにIAS−UATI更新メッセージを送信し、タイマーTuupd−iasを開始する。次に1011では、IAS−UATI更新メッセージを受信すると、ソースSRNCは、ターゲットSRNCにIAS−UATI更新Ackメッセージを送信し、旧UATIを解放してもよい。UATI更新Ackメッセージを受信すると、ターゲットSRNCはタイマーTuupd−iasを停止する。通信システムについても、UATI完了メッセージが失われるセッションリファレンス転送の失敗シナリオ中に回復することができる。
図11は、ソースSRNCからターゲットSRNCへのセッションの所有権の転送を容易にする特定システム1100を示す。システム1100は、アクセスポイントに関連付けることができ、セッション所有権の転送に関連して互いに通信しUATIへの更新を行うコンポーネントのグループ1102を含んでいる。
グループ1102は、ソースSRNCからターゲットにセッションを転送するためのコンポーネント1106を含んでいる。上記グループは、セッション署名(不図示)を追跡するためのコンポーネント、及びQoSコンフィギュレーション1107を供給するためのコンポーネントをさらに含んでおり、セッションが移動する場合、これに関連するコネクションを移動することを要しない。グループ1102は、ソースSRNCからの通信データ及び/又はメッセージ交換を受信するためのコンポーネント1108をさらに含んでおり、所望のデータがAT及び/又はターゲットSRNCに送信される。ATから受信された通信データは、シーケンス番号又はスタンプに関連付けられたIPカプセル化データパケットであってもよい。グループ1102は、適合するシーケンスにおいて、ターゲットSRNC1110に通信データ(例えばメッセージ交換)を送信するためのコンポーネント1110を含んでもよい。システム1100は、コンポーネント1104−1110の実行に関する命令を保持することのできるメモリ1112を含んでもよい。システム1100は、ATと通信する他のユニット及び基地局にセッション転送及び/又はターゲットSRNCのアイデンティティを通知するためのコンポーネント1104をさらに含む。
図12は、ある態様に従ってターゲットSRNCに送信されたセッションとのインタラクションに関連して用いることができるシステム1200を示す。システム1200は、受信機1202を含み、該受信機1202は、例えば1つ又は複数の受信アンテナから信号を受信し、受信信号に対して典型的なアクションを(例えば、フィルターし、増幅し、ダウンコンバートし、…)行い、整えられた信号をデジタル化してサンプルを得る。復調器1204は、受信パイロットシンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ1206に提供することができる。
プロセッサ1206は、受信機コンポーネント1202による受信情報の分析及び/又は送信機1214による送信のための情報の生成のための専用のプロセッサであってもよい。プロセッサ1206は、システム1200の1つ又は複数の部分を制御するプロセッサ及び/又は受信機1202によって受信された情報を分析し、送信機1214による送信のための情報を生成し、システム1200の1つ又は複数の部分を制御するプロセッサであってもよい。システム1200は、ハンドオフの前、最中、及び/又は後にユーザ機器の性能を最適化することができる最適化コンポーネント1208を含むことができる。最適化コンポーネント1208はプロセッサ1206に組入れられてもよい。最適化コンポーネント1208は、ソースSRNCからターゲットSRNCシステムへのセッションハンドオフを開始するべきかどうか判定することに関してユーティリィティベース分析を行う最適化コードを含むことができることが理解されるべきである。該最適化コードは、推論及び/又は確率的な判定を行い、及び/又はハンドオフを行うことに関する統計ベースの判定を行うことに関連して、人工知能ベースの方法を利用することができる。
システム(ユーザ機器)1200は、プロセッサ1206と動作可能なように接続され、基地局に関する信号強度情報、スケジューリング情報などの情報を記憶するメモリ1210をさらに含んでもよい。そのような情報は、セッションハンドオフを開始し、かつ/又は要求するべきかどうか、及びこれをいつ開始し、かつ/又は要求するべきかどうかを決定することに関連して用いられる。メモリ1210は、ルックアップテーブルの生成等に関連付けられたプロトコルをさらに記憶してもよく、システム1200が、記憶されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを用いてシステムキャパシティを高めることができる。本明細書で説明されたデータ格納(例:メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリのいずれかであってもよく、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両者を含んでもよいことが理解されるであろう。限定ではなく実例として、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、EPROM(EPROM)、EEROM(EEPROM)又はフラッシュメモリを含んでもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、外部キャッシュメモリとして働く。限定ではなく実例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)及びダイレクトRambusRAM(DRRAM)のような様々な形式が利用可能である。メモリ1210は、これら及び他の任意の適合する型のメモリを含むことが意図されるが、これらには限定されない。プロセッサ1206は、シンボル変調器1212、及び変調された信号を送信する送信機1214に接続される。
図13は、アクセス端末(AT)がアクセスネットワーク(AN)と通信できるようにするためのリソース(例えば、専用リソース)の割当てを担う基地局がコネクションを制御する、基地局機能を示す。図示のように、システム1300は、1つ又は複数の受信アンテナ1306を通して1つ又は複数のユーザ装置1304から信号を受信し、複数の送信アンテナ1308を通して1つ又は複数のユーザ装置1304に送信をする受信機1310を備える基地局1302を含む。ある例では、受信アンテナ1306及び送信アンテナ1308は、単一のアンテナセットを用いて実装することができる。受信機1310は、受信アンテナ1306から情報を得ることができ、受信された情報を復調する復調器1312と動作可能なように関連付けられている。例えば受信機1310は、レーキ受信機(例えば複数のベースバンド相関器…を用いてマルチパス信号成分を独立して処理する技術)、MMSEベースの受信機、又は割り当てられたユーザ装置を分離するための何らかの他の適合する受信機であってもよいことを当業者なら理解するであろう。例えば、(例えば1つの受信アンテナ当たり1つの)複数の受信機を用いることができ、該受信機が互いに通信してユーザーデータの推定を向上してもよい。復調されたシンボルは、上記図11に関して説明されたプロセッサと同様、プロセッサ1314によって分析される。プロセッサ1314は、ユーザ装置割当て、関連するルックアップテーブル等に関する情報を記憶するメモリ1316に接続される。受信機1310及び/又はプロセッサ1314は、各アンテナについての受信機出力を合同で処理することができる。変調器1318は、送信機1320によるユーザ装置1304への送信アンテナ1308を通じた送信のために、信号を多重化することができる。
本明細書に開示された実施形態に関して説明された様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ信号(FPGA)又はその他のプログラム可能な論理素子、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散的ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装又は実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替案では、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティング装置の組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと共に1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の別のそのような構成)として実装されてもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明された1つ又は複数のステップ及び/又はアクションを行うように動作可能な1つ又は複数のモジュールを含んでもよい。
さらに、本明細書で開示される態様に関して説明される方法又はアルゴリズムのステップ及び/又はアクションは、ハードウェアの形で直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの形で、又はそれら2つの組合せの形で実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能ディスク、CD−ROM、又は当技術分野において知られている任意のその他の形式の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことが可能であるようにプロセッサに結合されてもよい。代替案では、記憶媒体はプロセッサに統合されてもよい。さらに、態様によっては、プロセッサ及び記憶媒体はASIC内に存在してもよい。またASICはユーザ端末内に存在してもよい。代替案では、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末における個別部品として存在してもよい。さらに、いくつかの態様において、方法又はアルゴリズムのステップ及び/又はアクションは、1つ又は任意の組合せとして、又はコンピュータプログラム製品に組入れられ得る機械可読媒体及び/又はコンピュータ可読媒体上のコード及び/又は命令のセットとして存在してもよい。
1つ又は複数の態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらの任意の組み合わせで実装してもよい。ソフトウェアの形で実施される場合、機能は、1つ又は複数の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され送信されることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及びある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定としてではなく、例として、かかるコンピュータ可読媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶装置、又は所望されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形式で運ぶため又は記憶するために使用されることが可能であり、かつコンピュータによってアクセスされることが可能な任意のその他の媒体を備え得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体であってもよい。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又はその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などの無線技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク及びディスク(Disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスクを含み、diskは通常、磁気によってデータを複製し、一方、discは通常、レーザを用いて光学的にデータを複製する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
上述の開示は、例示の態様及び/又は実施形態を説明するものであったが、添付のクレームによって定義される、説明された態様及び/又は実施形態の範囲から外れることなく、種々の変更及び変形を行っても良い。さらに、説明された態様及び/又は実施形態のエレメントが、単数で説明され、クレームされている場合もあるが、単数であるとの限定が明示的に述べられていない限り、複数が意図される。さらに、任意の態様及び/又は実施形態の全て又は一部は、別段の断りがない限り、任意の他の態様及び/又は実施形態の全て又は一部とともに用いられ得る。
以下、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションを識別すること;及び
ソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションの所有権を転送することを含み、前記セッションは、該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能である、セッションハンドオフの方法。
[2]前記セッションの識別について基地局に伝えるユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を用いることをさらに含む[1]の方法。
[3]3GPP2システムにおける、前記ソースセッションコントローラとしてのソースセッションリファレンスネットワークコントローラ(SRNC)と、前記ターゲットコントローラとしてのターゲットSRNCとを提供することをさらに含む[2]の方法。
[4]セッション転送が完了すると、前記ターゲットSRNCに対して前記セッションを再度ネゴシエーションすることをさらに含む[3]の方法。
[5]セッション転送を開始するために、前記ソースSRNCによりSRNC転送要求を受信することをさらに含む[3]の方法。
[6]前記セッションの識別を容易にするために、前記UATIのシーケンス番号を基地局に提供することをさらに含む[3]の方法。
[7]セッション転送中のセッション変更を拒絶するために、前記ソースSRNCにより前記セッションをロックすることをさらに含む[3]の方法。
[8]前記ターゲットSRNCから前記ATへの前記UATIの割り当てが完了すると、前記セッションをアンロックすることをさらに含む[7]の方法。
[9]セッション所有権の転送を前記ATと通信する全てのエンティティに対してアナウンスすることをさらに含む[3]の方法。
[10]基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションを識別するための第1のモジュールと、ソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションの所有権を転送するための第2のモジュールとを具備し、前記セッションは該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能であり、セッションハンドオフを提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサ。
[11]コンピュータリーダブルを具備するコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータリーダブルは、
コンピュータに、基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションを識別させるための第1のコードセット;及び
前記コンピュータに、ソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションの所有権を転送させる第2のコードセットを具備し、前記セッションは、該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能である、コンピュータプログラム製品。
[12]ソースSRNCからターゲットSRNCにセッションを転送するための手段を具備し、
前記セッションはそのコネクションと無関係に移動可能であり、
前記セッションの転送に関して基地局に伝えるための手段を具備する装置。
[13]基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションを識別すること;及び
ソースセッションコントローラからのセッション転送の結果として、前記セッションの所有権をターゲットセッションコントローラにより受信することを含み、前記セッションはそれに関連するコネクションと無関係に移動可能である、セッション転送の方法。
[14]前記セッションの識別について基地局に伝えるユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を用いることをさらに含む[13]の方法。
[15]3GPP2システムにおける、前記ソースセッションコントローラとしてのソースセッションリファレンスネットワークコントローラ(SRNC)と、前記ターゲットコントローラとしてのターゲットSRNCとを提供することをさらに含む[13]の方法。
[16]セッション転送が完了すると、前記ターゲットSRNCに対して前記セッションを再度ネゴシエーションすることをさらに含む[15]の方法。
[17]SRNC転送要求を前記ターゲットSRNCにより送信することをさらに含む[15]の方法。
[18]ソースSRNCによって割当てられたページ識別子、及びターゲットSRNCによって割当てられたページ識別子の少なくともいずれかにより前記ATをページングすることをさらに含む[15]の方法。
[19]セッション転送中のセッション変更を拒絶するために、前記ソースSRNCにより前記セッションをロックすることをさらに含む[15]の方法。
[20]前記ターゲットSRNCの指示により前記セッションをアンロックすることをさらに含む[19]の方法。
[21]セッション所有権の転送を前記ATと通信する全てのエンティティに対してアナウンスすることをさらに含む[13]の方法。
[22]基地局に対するAT及びセッションを識別するように動作可能な無線アクセス端末と;
ソースSRNCからターゲットSRNCに前記セッションを転送するように動作可能なセッション転送コンポーネントとを具備し、
前記セッションはそのコネクションと無関係に移動可能である、コンピュータによりインプリメントされたシステム。
[23]ソースSRNCとターゲットSRNCの間のセッションを切替えるための命令を供給するメモリユニット;及び
前記ソースSRNCと前記ターゲットSRNCの間の前記セッションを切替えるための命令を実行するプロセッサユニットを具備し、前記セッションはそのコネクションと無関係に移動可能である、無線通信のためのシステム。
[24]ソースSRNCからターゲットSRNCにセッションを転送するための手段を具備し、
前記セッションはそれに関連するコネクションと無関係に移動可能であり、
前記ターゲットSRNCへのセッション転送に関して基地局に伝えるための手段を具備する通信システム。
[25]前記ターゲットSRNCを識別するための手段をさらに具備する[24]の通信システム。
[26]ターゲットSRNCへのセッションリファレンス転送の要求に関して、ソースSRNCによってIAS−SRNC転送要求メッセージを受信すること;及び
セッション転送を容易にするために、新規のUATIのための情報を含むソースSRNCによってIAS−SRNC転送応答メッセージを送信することを含む無線通信システムのための方法。
[27]セッションの変更を拒絶するために、該セッションをロックすることをさらに含む[26]の方法。
[28]セッション転送を容易にするために、前記ソースSRNCによってIAS−UATI更新Ackメッセージを前記ターゲットSRNCに送信することをさらに含む[26]の方法。
[29]応答時間を管理するために、メッセージ交換中にタイマーを停止し又は開始することをさらに含む[26]の方法。
[30]転送のための基地局に対し前記ターゲットSRNCへの前記セッションの転送を通知することをさらに含む[26]の方法。

Claims (25)

  1. 基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションリファレンスを識別すること;及び
    前記ATと前記基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションリファレンスの所有権を転送することを含み、前記セッションリファレンスの所有権は、該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能であ前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、セッションハンドオフの方法。
  2. 識別子はユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を含む請求項1の方法。
  3. 3GPP2システムにおける、前記ソースセッションコントローラとしてのソースセッションリファレンスネットワークコントローラ(SRNC)と、前記ターゲットコントローラとしてのターゲットSRNCとを提供することをさらに含む請求項2の方法。
  4. 前記セッションリファレンスの所有権の転送が完了すると、前記ターゲットSRNCに対して前記セッションリファレンスを再度ネゴシエーションすることをさらに含む請求項3の方法。
  5. 前記セッションリファレンスの所有権の転送を開始するために、前記ソースSRNCによりSRNC転送要求を受信することをさらに含む請求項3の方法。
  6. 前記セッションリファレンスの識別を容易にするために、前記UATIのシーケンス番号を基地局に提供することをさらに含む請求項3の方法。
  7. 前記セッションリファレンスの所有権の転送中のセッション変更を拒絶するために、前記ソースSRNCにより前記セッションリファレンスをロックすることをさらに含む請求項3の方法。
  8. 前記ターゲットSRNCから前記ATへの前記UATIの割り当てが完了すると、前記セッションリファレンスをアンロックすることをさらに含む請求項7の方法。
  9. 前記セッションリファレンスの所有権の転送を前記ATと通信する全てのエンティティに対してアナウンスすることをさらに含む請求項3の方法。
  10. 基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションリファレンスを識別するための第1のモジュールと、前記ATと前記基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションリファレンスの所有権を転送するための第2のモジュールとを具備し、前記セッションリファレンスの所有権は該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能であり、前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、セッションハンドオフを提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサ。
  11. ンピュータに、基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションリファレンスを識別させるための第1のコードセット;及び
    前記コンピュータに、前記ATと前記基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースセッションコントローラからターゲットセッションコントローラに前記セッションリファレンスの所有権を転送させる第2のコードセットを具備し、前記セッションリファレンスの所有権は、該セッションに関連するコネクションとは無関係に移動可能であ前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、プログラムを記録した記録媒体
  12. アクセス端末(AT)と基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースSRNCからターゲットSRNCにセッションリファレンスの所有権を転送するための手段を具備し、
    前記セッションリファレンスの所有権はそのコネクションと無関係に移動可能であり、
    前記セッションリファレンスの所有権の転送に関して基地局に伝えるための手段を具備し、前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、装置。
  13. 基地局に対するアクセス端末(AT)及びセッションリファレンスを識別すること;及び
    前記ATと前記基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースセッションコントローラからのセッションリファレンス所有権の転送の結果として、前記セッションリファレンスの所有権をターゲットセッションコントローラにより受信することを含み、前記セッションリファレンスの所有権はそれに関連するコネクションと無関係に移動可能であ前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、セッションリファレンス所有権の転送の方法。
  14. 前記識別子はユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を含む請求項13の方法。
  15. 3GPP2システムにおける、前記ソースセッションコントローラとしてのソースセッションリファレンスネットワークコントローラ(SRNC)と、前記ターゲットコントローラとしてのターゲットSRNCとを提供することをさらに含む請求項13の方法。
  16. 前記セッションリファレンスの所有権の転送が完了すると、前記ターゲットSRNCに対して前記セッションリファレンスを再度ネゴシエーションすることをさらに含む請求項15の方法。
  17. SRNC転送要求を前記ターゲットSRNCにより送信することをさらに含む請求項15の方法。
  18. ソースSRNCによって割当てられたページ識別子、及びターゲットSRNCによって割当てられたページ識別子の少なくともいずれかにより前記ATをページングすることをさらに含む請求項15の方法。
  19. 前記セッションリファレンス転送中のセッション変更を拒絶するために、前記ソースSRNCにより前記セッションリファレンスをロックすることをさらに含む請求項15の方法。
  20. 前記ターゲットSRNCの指示により前記セッションリファレンスをアンロックすることをさらに含む請求項19の方法。
  21. 前記セッションリファレンスの所有権の転送を前記ATと通信する全てのエンティティに対してアナウンスすることをさらに含む請求項13の方法。
  22. 基地局に対するアクセス端末(AT及びセッションリファレンスを識別するように動作可能な無線アクセス端末と;
    前記ATと前記基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースSRNCからターゲットSRNCに前記セッションリファレンスの所有権を転送するように動作可能なセッション転送コンポーネントとを具備し、
    前記セッションリファレンスの所有権はそのコネクションと無関係に移動可能であ前記基地局に前記セッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、コンピュータによりインプリメントされたシステム。
  23. アクセス端末(AT)と基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースSRNCとターゲットSRNCの間セッションリファレンスの所有権を転送するための命令を供給するメモリユニット;及び
    前記ソースSRNCと前記ターゲットSRNCの間前記セッションリファレンスの所有権を転送するための命令を実行するプロセッサユニットを具備し、前記セッションリファレンスの所有権はそのコネクションと無関係に移動可能であ前記基地局にセッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、無線通信のためのシステム。
  24. アクセス端末(AT)と基地局の間で通信されるデータストリームへの割込を伴わずにソースSRNCからターゲットSRNCにセッションリファレンスの所有権を転送するための手段を具備し、
    前記セッションリファレンスの所有権はそれに関連するコネクションと無関係に移動可能であり、
    前記ターゲットSRNCへのセッション転送に関して前記基地局に伝えるための手段を具備し、前記基地局にセッションリファレンスの識別について伝える識別子が更新される、通信システム。
  25. 前記ターゲットSRNCを識別するための手段をさらに具備する請求項24の通信システム。
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