JP5015995B2 - ラベル付き容器の製造方法 - Google Patents
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一次ブロー成形型を用いて樹脂製の予備成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも高さ寸法の大きな筒状胴部形成部分を備えた一次ブロー成形品を製造する一次ブロー成形工程と、
前記一次ブロー成形型から取り出した前記一次ブロー成形品を収縮させて、前記筒状胴部形成部分を前記ラベル付き容器の前記筒状胴部と同一の高さ寸法にする一次ブロー成形品収縮工程と、
前記ラベルが装着されている二次ブロー成形型を用いて収縮後の前記一次ブロー成形品をブロー成形して、前記ラベル付き容器を製造する二次ブロー成形工程とを有していることを特徴としている。
(2)前記一次ブロー成形品の前記筒状胴部形成部分の大きさ
(3)前記一次ブロー成形工程における前記予備成形品の延伸倍率
(4)前記一次ブロー成形型の加熱温度
一次ブロー成形型を用いて樹脂製の予備成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも高さ寸法の大きな筒状胴部形成部分を備えた一次ブロー成形品を製造する一次ブロー成形工程と、
前記一次ブロー成形型から取り出した前記一次ブロー成形品を収縮させて、前記筒状胴部形成部分を前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも低い高さ寸法にする一次ブロー成形品収縮工程と、
前記ラベルが装着されている二次ブロー成形型を用いて収縮後の前記一次ブロー成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器を製造する二次ブロー成形工程とを有し、
前記二次ブロー成形工程では、前記二次ブロー成形型に装着した前記一次ブロー成形品における前記筒状胴部成形部分が、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部と同一高さとなるように延伸ロッドを用いて高さ方向に延伸し、しかる後に、ブローエアを用いてブロー成形することを特徴としている。
図1(a)は最終製品である耐熱性のラベル付きカップ状容器1と、カップ状容器1を二軸延伸ブロー成形により製造するために用いる予備成形品10を示してある。カップ状容器1は、たとえばコーヒー乳飲料容器であり、90℃以上の耐熱性を備えたPET製の容器である。このカップ状容器1は、底2の付いた円錐台状の筒状胴部3と、この筒状胴部3の開口縁から外方に広がる状態に形成されている円環状の口部フランジ4とを備えた広口のカップ状容器である。底2および筒状胴部3は二軸延伸ブロー成形された部分であり、口部フランジ4は延伸されていない部分である。筒状胴部3には、その外周面を取り囲む状態に一定幅のラベル5が貼り付けられている。
(2)一次ブロー成形品の大きさ(容積)
(3)予備成形品の延伸倍率
(4)一次ブロー成形型の加熱温度
図4は本発明を適用した実施の形態2に係るラベル付きカップ状容器の製造方法を示す説明図である。実施の形態2において使用する予備成形品、一次ブロー成形型および二次ブロー成形型は実施の形態1の場合と同様とすることができる。
上記の実施の形態1、2は、ラベル付きカップ状容器の製造方法に関するものである。本発明の方法は、カップ状容器以外の形状の容器の胴部外周面にラベルを貼り付ける場合にも適用できる。たとえば、一般的な瓶形状の容器の胴部外周面にラベルを貼り付ける場合にも適用できる。
図1(a)に示す形状の250ミリリットル用の飲料カップについて、表1の条件でテストを行った。
1)一次ブロー成形型の内表面にラベルを貼り付け、二次延伸ブロー成形を行うと、殆どのラベルに、延伸方向(底方向)の位置ずれ、あるいは変形が発生した。
2)実施の形態1、2に従って、二次ブロー成形型にラベルを装着してインモールドラベル成形を行うと、ラベルの位置ずれ、変形は殆ど発生せず、99%以上の良品率で成形可能であることが確認された。
4リットル用のボトルについて表2の条件でテストを行った。
1)一次ブロー成形型の内表面にラベルを貼り付け、二軸延伸ブロー成形を行うと、ほぼ80%以上のラベルに、延伸方向(ボトル底部方向)の位置ずれ、あるいは変形が確認された。
2)実施の形態1、2に従って、二次ブロー成形型にラベルを装着してインモールドラベル成形を行うと、ラベルの位置ずれ、変形が殆ど発生せず、99%以上の良品率で成形可能であることが確認された。
2 底
3 筒状胴部
4 口部フランジ
5 ラベル
10 予備成形品
11 椀状部分
12 底形成部分
13 筒状胴部形成部分
14 口部フランジ形成部分
20 一次ブロー成形型
21、31 ベース型
22、32 昇降型
23、33 キャビティ
24、34 吹き込み口
25、35 延伸ロッド
30 二次ブロー成形型
40 一次ブロー成形品
50、60 収縮後の一次ブロー成形品
53、63 筒状胴部形成部分
H、H1 高さ寸法
Claims (10)
- 底付きの筒状胴部の外周面にラベルが貼り付けられているラベル付き容器の製造方法であって、
一次ブロー成形型を用いて樹脂製の予備成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも高さ寸法の大きな筒状胴部形成部分を備えた一次ブロー成形品を製造する一次ブロー成形工程と、
前記一次ブロー成形型から取り出した前記一次ブロー成形品を収縮させて、前記筒状胴部形成部分を前記ラベル付き容器の前記筒状胴部と同一の高さ寸法にする一次ブロー成形品収縮工程と、
前記ラベルが装着されている二次ブロー成形型を用いて収縮後の前記一次ブロー成形品をブロー成形して、前記ラベル付き容器を製造する二次ブロー成形工程とを有していることを特徴とするラベル付き容器の製造方法。 - 前記一次ブロー成形品収縮工程における前記一次ブロー成形品の収縮量の調整を、少なくとも次の要素(1)〜(4)のうちの少なくとも一つを制御することにより行うことを特徴とする請求項1に記載のラベル付き容器の製造方法。
(1)前記予備成形品の加熱温度
(2)前記一次ブロー成形品の前記筒状胴部形成部分の大きさ
(3)前記一次ブロー成形工程における前記予備成形品の延伸倍率
(4)前記一次ブロー成形型の加熱温度 - 前記一次ブロー成形品の前記筒状胴部形成部分は前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のラベル付き容器の製造方法。
- 前記一次ブロー成形工程では、前記予備成形品を第1加熱温度の状態で延伸ブロー成形し、
前記二次ブロー成形工程では、収縮後の前記一次ブロー成形品を前記第1加熱温度よりも低い第2加熱温度の状態でブロー成形することを特徴とする請求項3に記載のラベル付き容器の製造方法。 - 前記一次ブロー成形工程では、前記一次ブロー成形型を所定温度に加熱した状態でブロー成形を行うことを特徴とする請求項4に記載のラベル付き容器の製造方法。
- 底付きの筒状胴部の外周面にラベルが貼り付けられているラベル付き容器を製造するラベル付き容器の製造方法であって、
一次ブロー成形型を用いて樹脂製の予備成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも高さ寸法の大きな筒状胴部形成部分を備えた一次ブロー成形品を製造する一次ブロー成形工程と、
前記一次ブロー成形型から取り出した前記一次ブロー成形品を収縮させて、前記筒状胴部形成部分を前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも低い高さ寸法にする一次ブロー成形品収縮工程と、
前記ラベルが装着されている二次ブロー成形型を用いて収縮後の前記一次ブロー成形品を延伸ブロー成形して、前記ラベル付き容器を製造する二次ブロー成形工程とを有し、
前記二次ブロー成形工程では、前記二次ブロー成形型に装着した前記一次ブロー成形品における前記筒状胴部成形部分が、前記ラベル付き容器の前記筒状胴部と同一高さとなるように延伸ロッドを用いて高さ方向に延伸し、しかる後に、ブローエアを用いてブロー成形することを特徴とするラベル付き容器の製造方法。 - 前記一次ブロー成形品の前記筒状胴部形成部分は前記ラベル付き容器の前記筒状胴部よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のラベル付き容器の製造方法。
- 前記一次ブロー成形工程は、前記予備成形品を第1加熱温度の状態にして行い、
前記二次ブロー成形工程は、収縮後の前記一次ブロー成形品を前記第1加熱温度よりも低い第2加熱温度の状態にして行うことを特徴とする請求項7に記載のラベル付き容器の製造方法。 - 前記一次ブロー成形工程は、前記一次ブロー成形型を所定の温度に加熱した状態で行うことを特徴とする請求項8に記載のラベル付き容器の製造方法。
- 前記ラベル付き容器は、前記筒状胴部と、当該筒状胴部の開口縁から外方に広がっている口部フランジとを備えたカップ状容器であり、
前記予備成形品は、延伸されずに前記口部フランジとして残る口部フランジ形成部分と、延伸されて前記筒状胴部になる筒状胴部形成部分とを備えていることを特徴とする請求項1ないし9のうちのいずれかの項に記載のラベル付き容器の製造方法。
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