JP5015110B2 - Withdrawal hardware - Google Patents
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Description
この発明は、主として、木造建物において2つの部材を引寄せて緊結するための引寄せ金物に関する。 The present invention mainly relates to an attracting hardware for attracting and fastening two members in a wooden building.
例えば、木造軸組工法住宅では、地震時の揺れによって柱が土台から引き抜かれたり、柱頭側が梁から引き離されたりするのを防止するために引寄せ金物(ホールダウン金物)が用いられる。また、梁と桁との接合箇所でもこれらの分離を防止するために用いられることがある。この場合の用い方は羽子板金物と同様である。 For example, in a wooden frame construction method house, a pull-down hardware (hole-down hardware) is used to prevent a column from being pulled out from the base or being pulled away from a beam due to shaking during an earthquake. Moreover, it may be used in order to prevent separation of these at the joint between the beam and the girder. The usage in this case is the same as that of a battledore.
引寄せ金物は、基本的に、柱に固定する受け金具とボルト及びナットからなり、受け金具にボルト挿通部を一体に備える。そして、例えば、柱と土台を引寄せて緊結するには、柱に前記の受け金具をビスなどで固定し、まず、ボルトをボルト挿通部に上方から通し、ボルトの上端部にナットを螺合し、このナットをボルト挿通部の上面に係合させる。ついで、ボルトの下端を土台に貫通させたアンカーボルトの上部へ長ナットなどで連結する。そして、ボルトに螺合させたナットをねじ込むと柱が土台側に押され、結果として、柱と土台は引寄せられた状態に接合される。 The attracting hardware basically includes a receiving metal fitting fixed to the column, a bolt, and a nut, and the receiving metal fitting is integrally provided with a bolt insertion portion. And, for example, to pull the column and base together and fasten them, fix the receiving bracket to the column with screws, etc., first pass the bolt through the bolt insertion part, and screw the nut to the upper end of the bolt Then, this nut is engaged with the upper surface of the bolt insertion portion. Next, a long nut or the like is connected to the upper part of the anchor bolt with the lower end of the bolt passing through the base. Then, when the nut screwed into the bolt is screwed, the column is pushed to the base side, and as a result, the column and the base are joined together.
引寄せ金物は基本的に特許文献1、2、3のような構造である。特許文献1のホールダウン金物は、平らな取り付け部の先端部に台形のボルト挿通部を一体に形成した構造であり、木造軸組工法住宅用の接合金物規格(Zマーク仕様)において典型的な形態である。 特許文献2のホールダウン金物(連結金具21)は、浅い断面コ字形の取り付け部にほぼU字形のボルト挿通部(湾曲部23と両脚部31とからなる)を溶接したものである。特許文献3のホールダウン金物(引寄せ金物11)は、取り付け部とボルト挿通部が1枚の金属板から屈曲によって形成されている。
The attracting hardware basically has a structure as described in
特許文献1,2に開示されるタイプの引寄せ金物は、受け金具とボルト挿通部を一体とするときに、溶接作業が必要である。また、特許文献3に開示されるタイプの引寄せ金物は、強度上から比較的厚い(6mm程度)金属板を細かく屈曲する必要があるので製造に手間がかかる。さらに取り付け部は一枚の板状か浅いコ字形となる程度にリブを有するだけであるため、強い引き抜き力が作用すると、強度が不足して中間部が膨れ上がるような変形を生じることがある。
この発明は構成が最も簡単で安価に提供できると共に、強度が高く、しかも、多様に利用することができる引寄せ金物の提供を課題とする。
The attracting metal of the type disclosed in
It is an object of the present invention to provide an attracting hardware that can be provided at the lowest cost with the simplest structure, has high strength, and can be used in various ways.
断面コ字形の受け金具、引寄せのためのボルト、ボルトに螺合するナット及び座金を備えた金物とする。
受け金具は、断面コ字形となる両側の側壁と背壁を備えた構造とする。背壁は、建物の柱または縦材、あるいは横架材に固定する取り付け部分とし、側壁はボルトとの係合部分とする。
側壁には、座金を係合するために、窓孔を両側の側壁に貫通させて形成する。
座金は、両側の側壁の窓孔に架けて係合できる大きさである。座金の中央部には、ボルトを通す貫通孔を設ける。
A metal fitting having a U-shaped receiving bracket, a bolt for drawing, a nut screwed into the bolt, and a washer.
The metal fitting has a side wall and a back wall on both sides having a U-shaped cross section. The back wall is a mounting part fixed to a pillar or vertical member of a building or a horizontal member, and the side wall is an engaging part with a bolt.
In order to engage the washer on the side wall, a window hole is formed through the side walls on both sides.
The washer is sized to be able to engage with the window holes on the side walls on both sides. A through hole through which the bolt passes is provided in the central portion of the washer.
柱(縦材)又は横架材に受け金具を背壁で固定する。受け金具の窓孔に座金を前後方向に配置し、ホールダウン金物として使用の際は、上方あるいは下方向から受け金具に差し込んだボルトの一端を座金の貫通孔に通し、これに螺合させたナット又はボルト頭を座金に係合させる。ボルトの他端を梁(上横架材)に固定あるいは土台(下横架材)を貫通させたアンカーボルトに連結する。次いで、ナットを締めこみ座金を窓孔の上辺又は下辺に係合させ、さらに、ねじ込むことにより柱と土台あるいは梁とを引寄せる。 Fix the bracket to the column (vertical material) or horizontal member with the back wall. A washer is arranged in the front and rear direction in the window hole of the metal fitting, and when used as a hole down hardware, one end of the bolt inserted into the metal fitting from above or below is passed through the through hole of the washer and screwed into this. Engage the nut or bolt head with the washer. The other end of the bolt is fixed to a beam (upper horizontal member) or connected to an anchor bolt that penetrates a base (lower horizontal member). Next, the nut is tightened, the washer is engaged with the upper side or the lower side of the window hole, and further, the column and the base or beam are pulled by screwing.
受け金具は断面コ字形で、その端部に窓孔を備えるだけであるため、素材が肉厚であっても、プレス加工で簡単に成形することができ、低いコストで製造できる。
受け金具は両側の側壁と背壁とで断面コ字形となるので、側壁によって受け金具の曲げに対する剛性が高く、強い引き抜き力に耐えることができる。
受け金具は断面がコ字形で曲げに対して剛性が高く、柱に沿って長く形成すると柱の曲げ変形を抑える補強部材として兼用できる。
Since the receiving metal fitting has a U-shaped cross section and only has a window hole at the end thereof, even if the material is thick, it can be easily formed by press working and can be manufactured at low cost.
Since the receiving metal has a U-shaped cross section between the side wall and the back wall on both sides, the side wall has high rigidity against bending of the receiving metal and can withstand a strong pulling force.
The bracket is U-shaped in cross section and has high rigidity against bending, and when formed long along the column, it can also be used as a reinforcing member that suppresses bending deformation of the column.
図1は、実施例1の使用例1を示し、土台1と梁2との間に左右の柱3,4が配置された木造軸組工法住宅の壁における軸組5を簡単に示したものである。符号6は基礎、符号7は筋交いである。この軸組5において、土台1は、アンカーボルト8によって基礎6に固定され、左右の柱3,4と土台1及び梁2との接合箇所は、それぞれ実施例1としての引寄せ金物9〜12によって土台1及び梁2と引寄せられ緊結されている。
なお、説明の都合上、図の上下を上下、左右を左右及び柱の見込み方向を前後とする。引寄せ金物9において、金物が横方向に使用されることもあるが、そのときは上下が左右方向となるように、これは方向を相対的に定めて説明するだけのためである。
FIG. 1 shows a usage example 1 of the first embodiment, and simply shows a
For convenience of explanation, the top and bottom of the figure is the top and bottom, the left and right are the left and right, and the expected direction of the column is the front and back. In the
引寄せ金物9〜12は基本的に同じ構成なので、引寄せ金物9を代表として説明する。
引寄せ金物9(図2)は、受け金具13、引寄せのためのボルト14、ボルト14に螺合するナット15及び座金16を備える。
受け金具13は、厚さ3.2mmの矩形鋼板をプレス加工により形成したもので、両側の側壁17、18と背壁19を備えた断面コ字形となる構造である。側壁17、18となる部分にはあらかじめ窓孔20,21を対称位置に形成しておく。
成形された受け金具13は、外形で長さ(上下寸法)=270mm、幅(左右寸法)=75mm、厚さ(前後寸法)=35mmであり、窓孔は幅45×高さ110mmである。
もちろん、一例であり、寸法は選択できる。たとえば、厚さを25〜30mmとすることもある。
Since the attracting
The attracting metal 9 (FIG. 2) includes a
The
The
Of course, this is an example, and the dimensions can be selected. For example, the thickness may be 25 to 30 mm.
背壁19は、建物の柱または縦材に固定する取り付け部分であり、複数のビス孔(実施例では8個)を形成してある。
両側壁17,18は、ボルト14を座金16を介して窓孔20(21)の箇所で係止する係合部分となる。前後の窓孔20,21は、同じ大きさで、かつ、上下方向で同じ位置にある。即ち、両側の側壁に貫通させて形成されている。この実施例において、窓孔20、21は、側壁17,18の上下方向の中央に位置している。
The
Both
座金16は、ブロック状とした鋼材であり、厚さ=16mm(ボルトがM16の場合、M12の場合は12mm)、幅28.5mm、前後寸法=50mmで中央部にボルト14を通す貫通孔22を有してある。これは、前後の側壁17,18の窓孔20,21に架けて係合できる大きさである。また、この実施例では一面に受け金具13の前後側壁17,18の間隔に応じた間隔で係合溝23が形成されている。
引寄せのためのボルト14はM16でナット24が螺合される。なお、座金16の貫通孔22はφ18mm(M12の場合φ14mm)である。
The
The
この引寄せ金物9は、次のように使用される。
左の柱3の柱頭に受け金具13を背壁19でビス止めにより固定する。受け金具13の窓孔20(21)に座金16を、係合溝23のある面を上にして、前方から差し込んで配置する。ついで、座金16の貫通孔22にボルト14を通し、その下端にナット15を螺合する。ボルト14の上端は梁2を貫通させ、座金付きナット24で梁2に固定する。
座金付きナット24でボルト14を梁2に固定したとき座金16は窓孔20(21)内を引き上げられて窓孔20(21)の上辺に係合し、係合溝23に上辺が嵌合する。次いで、ナット15を締め付けると柱3と梁2とが引寄せられ、緊結される。
引寄せ耐力は約20〜25kN程度(短期許容耐力、最大耐力では50〜60kN)である。座金16に係合溝23があると、引抜き力で座金16が引かれることによって、受け金具13の前後側壁17,18の間隔が拡大されるような受け金具13の変形を防止することができる。
右柱4の柱頭における引寄せ金物10についても同様である。
This attracting
The
When the
The pulling strength is about 20 to 25 kN (short-term allowable strength, 50 to 60 kN at the maximum strength). When the
The same applies to the attracting
引寄せ金物11、12は、受け金具13、ボルト14、ボルト14に螺合するナット15及び座金16を備え、引寄せ金物9,10と同じであるが、使用の態様が異なる。
左の柱3の柱脚に受け金具13を背壁19でビス止めにより固定する。受け金具13の窓孔20(21)に座金16を、係合溝23のある面を下にして、前方から差し込んで配置する。ついで、座金16の貫通孔22にボルト14を通し、その上端にナット15を螺合する。ボルト14の下端は土台1を貫通した増設アンカーボルト25(図1)の上部と長ナット26で結合する。
The attracting
The
長ナット26でボルト14を増設アンカーボルト25に連結したとき、座金16は窓孔20(21)内を引き下げられて窓孔20(21)の下辺に係合し、係合溝23に下辺が嵌合する。次いで、ナット15を締め付けると柱3が土台1に引寄せられ、緊結される。座金16の係合溝23によって、座金16が引かれることによって、前後側壁17,18の間隔が拡大されるような受け金具13の変形を防止することができるのは前記柱頭の場合と同様である。
なお、増設アンカーボルト25は、新築の場合は基礎構築時にあらかじめ基部を埋め込んで固定しておく。既存住宅の場合には、土台1の上から基礎6までドリル孔を開け、増設アンカーボルト25の基部を基礎6へ接着材などで固定する。
以下、引寄せ金物を総称して引寄せ金物9とする。
When the
In the case of a new construction, the
Hereinafter, the attracted hardware is collectively referred to as attracted
図4は、実施例2の受け金具13を示し、窓孔20(21)が上方に偏って配置されている。実施例2の引寄せ金物9は、基本的に実施例1と同じであり、図示していないが他にボルト14、ナット15及び座金16を備える。
実施例1が窓孔20(21)を長手方向の中央部に備えた柱頭、柱脚兼用であるのに対して、実施例2の受け金具13は柱頭あるいは柱脚専用(上下を逆にして使用する)ということになる。柱頭あるいは柱脚専用ということで引寄せのためのボルト14を短くできる。
FIG. 4 shows the receiving metal fitting 13 of the second embodiment, in which the window holes 20 (21) are arranged so as to be biased upward. The attracting
Whereas the first embodiment is used as a stigma and pedestal with a window hole 20 (21) in the central portion in the longitudinal direction, the receiving
図5は、実施例3の受け金具13であり、窓孔20(21)を上方と下方に配置している。実施例3の引寄せ金物9は基本的に実施例1と同じであり、図示していないが他にボルト14、ナット15及び座金16を備える。
上下の窓孔20(21)を柱頭用と柱脚用に使い分けることで、一種類の引寄せ金物9を柱頭用と柱脚用引き抜き耐力増加に用いることができ、かつ、ボルト14に短いものを利用できる。
FIG. 5 shows a
By using the upper and lower window holes 20 (21) separately for the stigma and stilt, one type of attracting
図6は、実施例4の受け金具13を示し、実施例1〜3に対して長尺であり、柱3とほぼ同じ長さを有する。実施例4の引寄せ金物9は、長さの点を除いて基本的に実施例3と同じであり、図示していないが他にボルト14、ナット15及び座金16を備え、実施例3の場合と同様に上方と下方に窓孔20(21)を有する。
この実施例4の引寄せ金物9を使用すると、受け金具13が柱3の曲げに対する補強となって引き抜きに対する耐力の増加と共に、地震や強風時に2階、3階建て建物の層間変位を小さくする効果がある。また、強い引抜補強の際に、広範囲にわたりビスが打てるので柱の負担を分散することができる。
柱3だけでなく梁などの横架材に適用することもできる。
FIG. 6 shows the metal fitting 13 of the fourth embodiment, which is longer than the first to third embodiments and has almost the same length as the
When the attracting
It can be applied not only to the
図7は、実施例5であり、図は柱頭側に使用された引寄せ金物9を示している。この実施例5は、基本的に実施例1と同じであり、受け金具13、ボルト14、ナット15及び座金16を備える。この実施例5は受け金具13の窓孔20(21)が座金16の幅よりも十分に大きな幅を備え、座金16をその辺の中央に位置決めするために、突部28を備えている。
受け金具13の窓孔20(21)が座金16の幅よりも十分に大きな幅を備えることは、窓孔20(21)内に工具を入れてナット15を締める作業のしやすいことを意味し、また、増設アンカーボルト25の位置ずれに応じて座金16の位置を微調整できる利点がある。しかし、窓孔20(21)の中で座金位置が不安定になるので、この実施例5では
突部28を設けて座金16を窓孔20(21)の中央に位置決め又は調整量を制限している。
FIG. 7 is Example 5, and the figure shows the attracting
The fact that the window hole 20 (21) of the
図8は、実施例6の引寄せ金物であって、図1に示す柱脚箇所の引寄せ金物11として図示している。図3に示す実施例1の引寄せ金物11と同様であるが、座金16の構造が異なる。この実施例6における座金16は、受け金具13と同程度の厚さである鋼板を長方形に打ち抜いてコ字形に成形したものである。コ字形の対向片の間隔をボルト14の直径よりわずかに大きく、かつ、ナット15が係合できる間隔としてある。また、高さhを十分にとって、実施例1のような鋼材ブロックによる座金16と同程度の強度を発揮するようにしてある。
FIG. 8 is a drawing metal of Example 6 and is illustrated as a drawing
ナット15を螺合させたボルト14を受け金具13の両側壁17,18間に配置し、窓孔20(21)に座金16を差し込み、ナット15を係合すると共に、座金16を窓孔20(21)の下辺に係合させて使用する。
図示の実施例では、座金16に係合溝23(図3)を設けていないが、窓孔20(21)の下辺と噛み合う浅い係合溝を設けても良い。係合溝は、窓孔の側に設けてもよい。
The
In the illustrated embodiment, the engaging groove 23 (FIG. 3) is not provided in the
図9は実施例7の引寄せ金物であって、図1に示す柱脚箇所の引寄せ金物11として図示している。図8に示す実施例6の引寄せ金物11と座金16の構造が異なる。実施例8と同様の部分については同じ符号を付して説明を省略する。実施例7の座金16は、鋼板を長方形に打ち抜いて長手方向の両端を立ち上げ、コ字形に成形し、平板部にボルト14の挿通孔を形成してある。立ち上げ部の間隔は、受け金具13における両側壁17,18の間隔よりわずかに大きい程度であり、この座金16は、両端の立ち上がり部を下にして両側壁17,18間に架け、立ち上がり部を両側壁17,18の外側に係合させて使用する。素材としての鋼板の厚さは、両側壁17,18の間隔の大きさによる。この間隔が狭い場合には薄い鋼板を使用できる。
FIG. 9 shows an attracting metal of Example 7, which is illustrated as an attracting
図10は、使用例2であり、この発明による実施例1の引寄せ金物9が、上階29と下階30との軸組を緊結するために用いられている。すなわち、図において、上階29における左右の管柱31,32の柱脚と下階30における左右の管柱3、4の柱頭とがそれぞれこれらに固定した引寄せ金物9a,9bの受け金具13,13をボルト14で結合することにより、引寄せ緊結されている。下方のボルト14は梁2を上方向に貫通して座金付きの長ナット33で梁2に固定されると共に、座金付きの長ナット33を介して上方のボルト14と連結されている。この構造は梁2を上下に貫通する長いボルトによって上下の受け金具13,13を直接に連結することもできる。
FIG. 10 shows a usage example 2 in which the attracting
上階29における左右の管柱31,32の柱頭と下階30における左右の管柱3、4の柱脚は、それぞれに固定した引寄せ金物9で上階29の梁34と下階30の土台1にそれぞれ固定ないし連結されている。他の構造は使用例1(図1)の場合と同様である。
この使用例2は、引寄せ金物9を横方向に配置して梁とその両側に直交して突き合わされた桁との接合箇所を引寄せるのも利用できる。
The tops of the left and
In this usage example 2, it is also possible to arrange the attracting
図11は、使用例3、4であり、左柱3に実施例1の引寄せ金物9a,9bを使用したものを使用例3、右柱4に実施例3の引寄せ金物9c,9dを使用したものを使用例4としている。いずれも、引寄せ金物9の受け金具13を柱3,4の中央部に固定し、上下の受け金物13を引寄せのためのボルト14で連結し、引寄せている。
FIG. 11 shows usage examples 3 and 4, with the
使用例3の引寄せ金物9a,9bは、上階29においても下階30においても、受け金具13に設けた窓孔20(21)に、上方向に延びるボルト14の下端と下方向に延びるボルト14の上端を共に係合し、上階29の受け金具13の上方向に延びるボルト14の上端を梁34に固定し、下方向に延びたボルト14は、下階30の受け金具13の上方に延びるボルト14の上端と長ナット35で連結し、下階30の受け金具13から下方向に延びたボルト14は、長ナット26を介して増設アンカーボルト25と連結される。この場合も上下の引寄せ金物9a,9bの受け金具13あるいは引寄せ金物9c,9dの受け金具13を一本の長いボルトで連結した構造とすることができる。また、下階30の引寄せ金物9b、9dの受け金具13はアンカーボルト25と直接に固定されることがある。
In the
下階30の受け金具13における上方に延びたボルト14は梁2を貫通して上階29における受け金具13から下方に延びたボルト14の下端と連結される。また、増設アンカーボルト25は、土台1を上方向に貫通して下階30における受け金具13の下方向に延びるボルト14と連結される。
The
このように、使用例3は、上階29の梁34が土台1と直接的に緊結されるので、2階、3階建ての軸組住宅における柱31、3と横架材(土台1、梁2,34)との接合箇所の引き抜き耐力を効果的に増強することができる。
右柱4に実施例3を使用した使用例4も同様であり、受け金具13の窓孔20(21)が上下に配置されている点で異なるだけである。
In this way, in the usage example 3, the
The same applies to the usage example 4 in which the example 3 is used for the right column 4 except that the window holes 20 (21) of the
以上、実施例と使用例を説明したが、この発明は引寄せ金物9として、最もシンプルな構造を提供することを主目的としているものであり、引寄せ金物9が断面コ字形の受け金具13、引寄せボルト14、引寄せボルト14に螺合するナット15及び座金16からなるものであり、受け金具13の窓孔20(21)に座金16を係合して使用する構造であることが重要である。
As mentioned above, although an Example and the usage example were demonstrated, this invention is mainly aimed at providing the simplest structure as the attracting
受け金具13やボルト14の規模、窓孔20(21)の大きさや座金16の形態あるいは座金16が一面に係合溝23を備えるか否か、さらには、二つの受け金具13間を結合するボルト14をそれぞれの受け金具13が備えたものを連結する構造とするか、これらの代わりに1本の長いボルトを利用するとかの選択、ボルト14と土台1側あるいは梁2側との固定手段は、適宜選択できる事項である。例えば、すべてが増設アンカー25と長ナット26あるいは座金付きナット24ではなく、ナットが埋め込まれた座金を土台や梁に固定してこれにボルトをねじ込むことで固定することも可能である。新築の場合、増設アンカーボルト25は当初から基礎6中に埋め込まれて固定されている。
The size of the receiving
実施例として軸組構造を中心に説明したが、この発明は、縦材と横材との結合構造に関して枠組壁工法の住宅においても同様に採用できる。
引寄せのためのボルト14は、柱頭側では頭部を備えたものでも良い。
受け金具13において、ナットを締める工具との関係で、十分な大きさの窓孔20,21を背壁19の側に寄せて作れない場合には、窓孔20,21を形成する箇所だけ、両側の側壁の幅を大きくすることがある。この場合も受け金具13の断面はコ字形である。
Although the description has been made mainly on the shaft assembly structure as an embodiment, the present invention can be similarly applied to a frame wall construction method regarding a connection structure of vertical members and cross members.
The
In the case of the
1 土台
2 梁
3 左柱
4 右柱
5 壁の軸組
6 基礎
7 筋交い
8 アンカーボルト
9 引寄せ金物(左柱頭)
10 引寄せ金物(右柱頭)
11 引寄せ金物(左柱脚)
12 引寄せ金物(右柱脚)
13 受け金具
14 ボルト
15 ナット
16 座金
17 前側壁
18 後側壁
19 背壁
20 (前)窓孔
21 (後)窓孔
22 貫通孔
23 係合溝
24 座金付きナット
25 増設アンカーボルト
26 長ナット
27 ねじ
28 突部
29 上階
30 下階
31 (上階の)管柱
32 (下階の)管柱
33 座金付き長ナット
34 (上階の)梁
35 長ナット
DESCRIPTION OF
10 Pulling hardware (right capital)
11 Attraction hardware (left column base)
12 attracted hardware (right column base)
13
Claims (7)
受け金具は、断面コ字形となる両側の側壁と背壁からなり、背壁を建物の柱または縦材に固定する部分とし、側壁をボルトとの係合部分とし、側壁に座金を係合する窓孔が両側の側壁を貫通して形成されており、
座金は両側の側壁の窓孔に架けて係合できる大きさであるとともに中央部にボルトを通す貫通孔を有しており、
座金に貫通させたボルトの頭又はボルトに螺合させたナットを座金に係合させる引寄せ金物。 A metal fitting with a U-shaped receiving bracket, a bolt for drawing, a nut and a washer screwed to the bolt,
The bracket is composed of a side wall and a back wall on both sides having a U-shaped cross section. The back wall is a part for fixing to a pillar or vertical member of a building, the side wall is an engagement part with a bolt, and a washer is engaged with the side wall. A window hole is formed through the side walls on both sides,
The washer is sized to fit over the window holes on the side walls on both sides and has a through hole through which the bolt passes in the center,
An attracting metal for engaging a washer with a bolt head or a nut screwed into the bolt.
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