JP5013489B2 - 医療用ステープラー - Google Patents

医療用ステープラー Download PDF

Info

Publication number
JP5013489B2
JP5013489B2 JP2008515882A JP2008515882A JP5013489B2 JP 5013489 B2 JP5013489 B2 JP 5013489B2 JP 2008515882 A JP2008515882 A JP 2008515882A JP 2008515882 A JP2008515882 A JP 2008515882A JP 5013489 B2 JP5013489 B2 JP 5013489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
staple
tooth
shape memory
medical device
memory material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008515882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008543371A5 (ja
JP2008543371A (ja
Inventor
ヴィハー, シー. サーティ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cook Medical Technologies LLC
Original Assignee
Cook Medical Technologies LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cook Medical Technologies LLC filed Critical Cook Medical Technologies LLC
Publication of JP2008543371A publication Critical patent/JP2008543371A/ja
Publication of JP2008543371A5 publication Critical patent/JP2008543371A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013489B2 publication Critical patent/JP5013489B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/068Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps
    • A61B17/0682Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying U-shaped staples or clamps, e.g. without a forming anvil
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/064Surgical staples, i.e. penetrating the tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/064Surgical staples, i.e. penetrating the tissue
    • A61B17/0644Surgical staples, i.e. penetrating the tissue penetrating the tissue, deformable to closed position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00831Material properties
    • A61B2017/00867Material properties shape memory effect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/08Wound clamps or clips, i.e. not or only partly penetrating the tissue ; Devices for bringing together the edges of a wound
    • A61B2017/081Tissue approximator

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

本出願は、2005年6月10日に出願した米国特許仮出願第60/689,589号の恩典を主張し、参考文献として、その全体をここに援用する。
本開示は概して医療機器に関し、詳細には外科用ステープル及び外科用ステープルを送出する装置に関する。
外科的ステープリングは、外科的切開を閉じるために通常使用される。外科的ステープリングは、麻酔下にある患者の時間を減少することにより患者に恩恵をもたらす。このこと又、外科的切開を従来の針と生糸、ポリマー又はガット糸で縫合するために以前は費やした時間と労力の多くを解消することにより、医師にも恩恵をもたらす。その結果、外科的ステープリングは、特に大きな切開や傷に直面したとき切り口閉鎖のための最適な処置法となった。
外科的ステープリングで使用する従来のステープルは、当初はステンレス鋼から形成されていた。しかしながら、ステンレス鋼ステープルを閉じた状態に変形するのに相当量の力が必要とされるので、ステンレス鋼ステープルを適正に展開することは困難であることが判明した。それに従って、多大の技術革新が外科用ステープラーに向けられた。この努力にもかかわらず、外科用ステープラーは一つ以上の以下の欠点に苦しみ続けている。外科用ステープラーは、比較的重く分厚く、複雑な内部の仕組み故に高価で、ステープルの目標位置への進行を頻繁に妨害し、各ステープラーは狭い範囲における作業が意図されている。
他とは異なる特性のため、形状記憶合金(「SMA」)が、ステンレス鋼の有望な代替物となった。形状記憶材料は、適切な熱処理を受けると事前に画定された形状と寸法に戻ることが出来る。例えば、第一変態温度より高い温度で当初の形状を有する形状記憶材料は、第二変態温度より低い温度に冷やされると、変形し異なる形状を取る。その後、第一変態温度より高い温度に熱すると、該材料は、「記憶」していて、自発的に当初の形状を回復する。この動作の基礎は、材料の温度がその変態温度の上下に移動するとき起こる実質的に可逆的な相変態である。SMAから形成される外科用ステープルを使用すると、ステープルを締めるのに相当な変形力を加える必要性を減じ又は除くことが可能となる。形状記憶外科用ステープルは、「形状記憶外科用ステープル器具及び外科的ステープリングで使用する方法」と題する、Krummeへの米国特許第4,485,816号に説明されており、参考文献としてここにその全体を援用する。
ステンレス鋼外科用ステープルの代わりにSMA外科用ステープルの使用が大きく前進したにもかかわらず、SMA外科用ステープルを送出するのに使用されるステープラーは、一つ以上の以下の欠点に苦しんでいる。第一に、このようなステープラーは、内視鏡手術での使用には適さない。それはすなわち、このようなステープラーは内視鏡の作動チャネルを通って送出することが出来ないからである。従って、内視鏡で(又は腹腔鏡で)で生じた切り口は、従来のSMAステープラーでは閉じることが出来ない。第二に、これらのステープラーは、ステープルの両歯を切り口の対向組織に同時に挿入することを必要とする。これによって、医者は一方の手で切り口の対向両組織を近づけ、他方の手で同時にステープルのその両歯を各対向側に挿入しなければならない。これは医者が内視鏡を操作するのに一方の手を必要とする内視鏡手術中は極めて窮屈である。更に、両歯が組織の対向側に同時に入るので、該両歯は対向組織を寄せ集め近づけるのに使用出来ない。従って、これらの欠点のいずれかについて解決するか改良するステープラーとSMAステープルへのニーズがある。
米国特許仮出願第60/689,589号 米国特許第4,485,816号
公知の医療用ステープラーを上回る利点を提供する医療装置がここに開示される。本開示の医療装置は、例えば内視鏡手術で使用するのに適していて、医者が一方の手で内視鏡を操作しながら他方の手で対向組織を近づけるのを可能にする。
本発明の一面からすると、該医療機器は作業ルーメンを有する細長いシャフトを含む。ステープルが該作業ルーメン内に開いた状態で配置される。該ステープルはブリッジ部で接続された第一の歯と第二の歯とを含む。該ステープルは形状記憶材料を備え、形状記憶材料の変態温度以上で開いた状態から閉じた状態に移行するように構成されている。第一の歯は作業ルーメン内で第二の歯の遠位に配置される。
本発明の別の面からすると、該医療機器は形状記憶材料から形成されたステープルを含む。該ステープルは、開いた状態と閉じた状態とを有する。該医療機器は又、細長いシャフトを含み、該シャフトを少なくとも部分的に貫通して伸長する作業ルーメンを有する。該作業ルーメンは、該ステープルを開いた状態で受けるようにされている。該医療機器は又、該ルーメンに沿って伸長する制御部材を含む。該制御部材は、該ステープルを体内組織に送出するようにされている。該ステープルは、体内組織に配置されると、閉じた状態を取る。
本発明のさらに別の面においては、対向する組織部分を近づけるために医療機器を使用する方法が開示される。該方法は、細長いシャフトとステープルと制御ワイヤとを有する医療機器を提供するステップを含む。該細長いシャフトは、近位端と遠位端とその内部に長手方向軸に沿って伸長する作業ルーメンとを含む。該ステープルは該作業ルーメン内に開いた状態で配置され、ブリッジ部で接続された第一の歯と第二の歯とを含む。第一の歯の端部は、開いた状態で第二の歯の遠位に配置される。該ステープルは又、形状記憶材料を含み、該形状記憶材料の変態温度以上で開いた状態から閉じた状態に移行するように構成されている。制御ワイヤが少なくとも一部は該細長いシャフトの作業ルーメン内に位置しており、該ステープルに取り外し可能に取り付けられている。該方法は更に、細長いシャフトの遠位端が、体内組織の第一部分と整合するように該医療機器を位置合わせするステップと、その後該制御ワイヤを作動させてステープルの第一端部を切り口に隣接する体内組織の第一部分内に挿入するステップと、を含む。その後、該制御ワイヤを作動させてステープルの第二端部を切り口に隣接する体内組織の第二部分内に挿入し、それにより、該ステープルが閉じた状態に達するようにして、対向組織部分を近づけるようにさせる。
上記の段落は、概略を示すものとして提供したもので、以下の特許請求の範囲を制限するようには意図されていない。現在の好ましい実施形態は、更なる利点と共に、以下の詳細な説明を添付図面と共に参照することにより、より理解される。
本発明の実施形態を添付の図面を参照して例示によってここで説明する。
本発明は、同一要素には同一参照番号が付された図を参照して説明される。本発明の種々の要素の関係性と機能性は以下の詳細な説明によってよりよく理解されよう。しかし、本発明の諸実施形態は、以下に説明したように、例示にすぎず、本発明は図に示した実施形態に限られるものではない。当該図は、寸法どおりではなく、またある場合には、製造及び組み立てに関する従来の詳細の様な、本発明の理解に必要でない詳細は省略してあることもまた、理解されたい。
今、図を参照すると、図1には、第一の歯17と第二の歯18とを接続するブリッジ14を有するステープル10が示されている。第一の歯17と第二の歯18は、組織を貫通するようにされ第一端部27と第二端部28とを含む。第一端部27と第二端部28は、第一の歯17と第二の歯18が近づけるべき組織に入るのを容易にする。限定するものではないが、例として、端部27、28は、真っ直ぐ又は角度を有していて、とがった又は斜めの先端を含む。端部27、28は、端部27、28が組織に入った後、該ステープルを定位置に固定するようにもされている。例えば、端部27、28は返しを有している。該ステープルは、形状記憶材料を含む。
図1に示すように、ステープル10は、閉じた状態20にある。閉じた状態20では、第一の歯17と第二の歯18は、曲がって互いに向かい合っている。ステープル10の開いた状態19では、図2に例示するように、第一の歯17と第二の歯18の少なくとも一方がブリッジ14の線に概して沿って伸長している。言い換えると、開いた状態19では、第一の歯17と第二の歯18の少なくとも一方は、他方に向かって曲がっていない。ステープル10が閉じた状態20にあるとき、該形状記憶材料は高温度相を有する。一つの実施形態によれば、この高温度相はオーステナイトである。ステープル10が開いた状態19にあるとき、該形状記憶材料は低温度相を有する。一つの実施形態によれば、この低温度相はマルテンサイトである。
図2は更にステープル10を挿入するのに使用するステープラー22を示している。ステープラー22は、例えば、近位端50と遠位端26を有する細長いシャフト(例えばカテーテル30)から形成される。図2に示すように、遠位端26はステープル10を送出するように構成されていて、該ステープルは開いた状態19にて示してある。ステープラー22内の開いた状態19では、該ステープルは第一の歯17の端部が第二の歯18の遠位にあるように配置されている。以下により詳細に説明されるように、概して該カテーテルは、第一の歯17と第二の歯18を使って組織の対向部分を近づけるために内視鏡の作動チャネルを通して使用される。図4から図7を参照すると、ひとたび第一の歯17が体内組織を貫通すると、体内組織温度によって、第一の歯17が温かくなり、閉じた形状になる。その後、ステープラー22は、該組織を挿入された第一の歯17で引っ張り、第二の歯18を挿入するために、第2の組織に近接させる。第二の歯18は次に体内組織に挿入され、温かくなって閉じた形状を取り、従って体内組織を一体に引き寄せて切り口を閉じる。この時点で、ステープル10は閉じた状態20にある。
一つの実施形態によると、ステープル10が閉じた状態20にあるとき、第一の歯17の端部27は概して、例えば図8に図示する形状68で示すように、第二の歯18の端部28と向い合ってもよい。別の実施形態によると、ステープル10が閉じた状態20にあるとき、第一の歯17の端部27と第二の歯18の端部28は概して、例えば図9に図示する形状58で示す如く、ブリッジ部14と向い合ってもよい。
開いた状態19では、カテーテルのルーメン内に適合するステープル10を種々の形で提供可能であり、それによって該ステープルをカテーテルの遠位端から配備することが可能となる。図2に示した実施形態において、ステープル10は、第一の歯17と第二の歯18との間に線形の(一直線の)ブリッジ14を含む。この実施形態によれば、第一の歯17は概して一直線でブリッジ14の線に沿って伸長し、第二の歯18は曲がっている。厳密に言えば第二の歯18は湾曲している。代わりに、第二の歯18は角度を成していてよい。本開示の目的のために、「曲がっている」は、湾曲している或は角度を成している形状に言及するために使われる。ステープル10は又、第一の歯17も第二の歯18もブリッジ14の線に沿って伸長する両方開いた状態で提供される。別の実施形態では、第一の歯17は曲がっていて(湾曲して或は角度を成して)、第二の歯18はブリッジ14の線に沿って伸長する。いくつかの実施形態では、第一の歯17がその閉じた状態に移行した後に第二の歯18の第二組織への挿入を容易にするために、例えば図10Aから図10Cに示すように、ブリッジ14が開いた状態19で曲がっている(湾曲している或は角度を成している)。開いた状態19では、曲がっているブリッジ14は、2つの一直線の第一の歯17及び第二の歯18と、あるいは一直線の第一の歯17及び曲がっている又は角度を成した第二の歯18と、あるいは一直線の第二の歯18及び曲がっている又は角度を成した第一の歯17と、組み合わされる。
閉じた状態20では、第一の歯17と第二の歯18の両方とも、切り口を近づけられるように互いに向かって曲がっているのが好ましい。第一の歯17と第二の歯18は、開いた状態19と同様に閉じた状態20で異なる形状を有してもよい(上述したように)。例えば、いくつかの実施形態では、閉じた状態20で第一の歯17は湾曲していて、第二の歯18は角度を成していてもよい。代替として、閉じた状態20で第一の歯17は角度を成していて、第二の歯18は湾曲していてもよい。ブリッジ14は、閉じた状態20で、一直線か、角度を成しているか、湾曲していてもよい。
ステープル10は、形状記憶材料から形成されていてもよい。ニチノールのようなニッケルとチタンを含む形状記憶合金が使用される。形状記憶合金は、或る既定温度でオーステナイト相とマルテンサイト相の間で可逆的変態を行う。形状記憶合金の性質は、その変態温度に依存する。図12は、形状記憶合金の代表的な変態温度曲線を示す。y軸は材料内に存在するマルテンサイト相の割合(%)を示し、x軸は温度(T)を示す。A点において、形状記憶材料は温度Aであり、その構造は全体がオーステナイトである。該材料にはマルテンサイトは全く存在しない。曲線に沿ってB点に行くと、該形状記憶材料は温度Mに冷やされ、この時点でマルテンサイト相への変態が始まる。さらに冷やすと、該材料内のマルテンサイトの割合(%)が増加し、最終的に温度M割合はで100%に達する。この点(C)では、該形状記憶材料は全体がマルテンサイトである。該材料にはオーステナイトは全く存在しない。この相変態を逆行させ全体をオーステナイト構造に戻すには、該材料の温度を上げねばならない。曲線に沿ってD点に行くと、該形状記憶材料は温度Aに温められ、この時点で該材料はオーステナイト相への変態が始まる。更に加熱すると、オーステナイト相への変態が進むにつれて該材料のマルテンサイト相の割合が減少する。最終的に温度A以上で該材料はオーステナイト相への復帰変態を完全に終えている。
実際には、特定の形状記憶材料の変態温度を確認するために、公知の示差走査熱量測定技術が使用される。該変態温度は、合金の成分及び材料の加工履歴に影響される。正確な合金の成分の開発において、適切な変態温度を選択するために生物学的温度適合性が考慮される。例えば、形状記憶材料は、Aが体温よりわずかに低いか等しくなるように準備される。このような材料はその当初の形状を記憶し、体内組織との接触又はほぼ体内温度に温められると、その形状に戻る。本開示のステープル10用として、体温(摂氏37度)よりわずかに低いかほぼ等しいAの値を有する形状記憶材料を選択するのが望ましい。例えば、Aは摂氏約32度から摂氏約40度の範囲にある。別の実施形態によれば、Aは摂氏約36度から摂氏約38度の範囲にある。代替として、Aより高いか低い値を有する形状記憶材料がステープル10用に使用される。例として、摂氏約40度から摂氏約60度の範囲にある、例えば摂氏50度のAが、望ましい。別の実施形態によれば、Aは摂氏32度より低い。
ステープル10用に使用される形状記憶合金の正確な変態温度(例えばA)に基づいて、ステープル10は体内に送出する間、外部手段で加熱又は冷却を必要とする。例えば、いくつかの実施形態によれば、冷却は、オーステナイト相、ひいては閉じた状態20への早過ぎる変態を防ぐのに好ましい。このような冷却は、例えば、定期的に又は連続的にカテーテル30を冷えた食塩水で洗い流すことにより実行される。代替として、ステープル10は、オーステナイト相、ひいては閉じた状態20への変態を容易にするために外部手段で加熱を必要とする。このような加熱は、例えば、定期的に又は連続的にカテーテル30を温かい食塩水で洗い流すことにより実行される。これらの状況のいずれにおいても、ステープル10及び加熱又は冷却手段(例えば食塩水)は、周辺の体内組織と適合する温度に保持される。
いくつかの実施形態においては、形状記憶材料は公知のニッケルーチタン組成(例えばニチノール)から形成されている。該形状記憶材料は、あるいは、基本的に約30から約52パーセントのチタンと、10パーセントまでの一つ以上の追加の三元合金元素と、及び残りニッケルとから成る組成から形成される。このような三元合金元素は、パラジウム、白金、クロム、鉄、コバルト、バナジウム、マンガン、ホウ素、銅、アルミニウム、タングステン、タンタル及びジルコニウムから成るグループから選択される。具体的には、該三元合金元素は選択的に、10パーセントまでの鉄、コバルト、白金、パラジウム、クロムの一つ、及び約10パーセントまでの銅及びバナジウムである。ここで使われているように、パーセント組成は全て、特に断りのない限り、原子百分率である。他の形状記憶材料も利用可能で、限定するものではないが例として、自己架橋性高濃度ポリエチレン(HDPEX)のような照射記憶ポリマーがある。形状記憶合金は、公知であり、例えば、Scientific American 281巻74ページから82ページ(1979年11月号)の「形状記憶合金(Shape Memory Alloys)」で論じられている。
簡潔に言えば、ステープル10は、形状記憶材料がオーステナイト相にある間は、例えばマンドレルで成形することによりいずれの所望の閉じた状態20に形成可能である。その後、ステープル10は、体内組織に送出すためにカテーテル30のルーメンに受け入れられるように、開いた状態19で提供される。概して、ステープル10を開いた状態19で提供することは、ステープル10を形状記憶材料のM以下の温度に冷却することを含む。この冷却は、高温相(オーステナイト)から低温相(マルテンサイト)への形状記憶材料の完全な変態をもたらす(図12を参照)。ひとたびステープル10が完全にマルテンサイト構造を有すると、ステープル10は閉じた状態20から開いた状態19に変形される。約8%までの弾性(復帰可能)歪みが、ニッケルーチタン形状記憶合金から得られる。
変形後、もしもステープル10の温度が約Aより低く維持されると、該ステープルは、開いた状態19に留まる。もしも、ステープル10の温度がA以上に上げられると、その場合ステープル10は、完全にオーステナイト相に変態し、その閉じた状態20を思い出す(に戻る)。Aより低く、As以上の温度では、該ステープルは部分的にオーステナイト相に変態し、閉じた状態20に完全に変態しないで形状に何らかの変化を示す。言い換えると、該ステープルはこの温度範囲内では、部分的にマルテンサイトであり、部分的にオーステナイトである。より変形可能なマルテンサイト相に比較して、オーステナイト相のより高い剛性を生かすためには、該ステープルがこの範囲(Aより低く、A以上)内の温度で体内組織に送出されるのが望ましい。剛性を高めると、例えばステープル10の端部27、28で体内組織を最初に貫通するために有用である。代替として、いくつかの実施形態では、送出中、ステープル10をAより低い温度に保持するのが有利である。
ステープル10は、カテーテル30内での開いた状態19から組織内での閉じた状態20に段階的に移行し、第一の歯17は、第二の歯18に先立ってオーステナイト相に移行する。図4から図7、図10Aから図10C、及び図11Aから図11Cは、開いた状態19から閉じた状態20へのステープルの移行過程を例示している。開いた状態19で、ステープル10の第一の歯17は、カテーテル30のルーメン内の第二の歯18の遠位に配置される(図4参照)。A以上の温度に加熱されると、第一の歯17は、図5、図10B、及び図11Bに例示するように、その最終(閉じた)形状に移行する。該加熱は、例えば第一の歯17が体内組織に挿入されているとき、又は何か他の手段によって、生じる。第二の歯18は、第一の歯17が最終形状に移行した後も、その当初の形状に留まる。その後、第二の歯18は、体内組織に入ると(又は他の手段によって)、A以上の温度に加熱され、その最終(閉じた)形状に移行する。従って、ステープル10は、図7、図10C、及び図11Cに示すように、閉じた状態20に達する。
今、図2と図3を参照すると、送出カテーテル30は、近位端50と遠位端26とを含む。近位端50は、カテーテル30を制御し、ステープラー22を作動させるのに使用される。送出カテーテル30の操作は、近位端50(図2)を介して行われ、該近位端は通常のハンドル(図示せず)を備えている。さまざまなハンドル機構が、本開示によるステープラーと一緒に使用可能であることは、当業者には明らかに理解されよう。例えば、該ハンドルは、制御ワイヤに対してシースを動かすのに適した、親指用の指輪、鋏型ハンドル、ピン万力、又は他の従来のハンドルでよい。概して、該ハンドルは制御ワイヤを作動させるのに使用され、該ワイヤは次にステム運動を制御する。つまり、該ハンドルは制御ワイヤに接続され、該制御ワイヤをカテーテル30に対して動かし、その逆にも動かす。
図2と図3に示すように、ステープラー22は、カテーテル30の遠位端26まで伸長する制御ワイヤ34を有する。制御ワイヤ34は、ステンレス鋼又はプラスティックのような剛性を有する材料から形成される。制御ワイヤ34の遠位端はフック38を備える。フック38は送出及び挿入中にステープル10を捕まえ、把持する(即ち固定する)ように構成され、従って、ステープル10がステープラー22から不意に滑落することを防いでいる。遠位端26は更に、スロット42(図3)を含み、該スロットは、以下により詳細に説明するように、挿入中、該ステープルを回転可能にする。該組織に挿入するためステープル10を巧みに操作するのに、当業者にとっては公知のいかなる装置も、使用可能である。
図4から図6は、対向組織をステープル10とステープラー22で近づける方法を説明している。図4に示すように、内視鏡46は対向組織AとBの部位に案内される。ひとたび内視鏡46が対向組織AとBに隣接すると、医者はカテーテルのハンドルを作動させ、制御ワイヤ34を遠位に、即ち対向組織AとBに向かって、動かす。次に、図5に示すように、ステープラー22を組織Bに向かって動かし、その結果、第一の歯17が該組織を貫通する又は穴を開ける。ステープル10の第一の歯17が組織Bを貫通すると、体内温度に晒され、よって該ステープルの第一の歯17をその閉じた形状へと変化させる。第一 の歯17が閉じた形状を取った後、医者は、組織Bを組織Aに向けて引っ張るために組織B内の第一の歯17を使って、ステープラー22の遠位端を組織Aに向かって動かすことが出来る。図6に示すように、組織Bが組織Aに近づくにつれてステープル10の一部がスロット42を通って伸長し、第一の歯17が組織Bに挿入された後ステープル10を回転可能にする。この処置のこの時点において、医者は第二の歯18を組織Aに挿入することが出来る。ひとたび第二の歯18が体内組織に晒されて加熱されると、第二の歯18は閉じた形状を取り、制御ワイヤ34はステープル10に対して遠位方向にかつ横方向に動くことが出来、フック38をステープル10から外すことが出来る。ステープル10の温度がAに達するかそれを超えると、ステープル10は図7に示した閉じた状態20を取り、対向する組織AとBを接近させる。
本発明の開示した実施形態の種々の要素の構成又は組成で開示されていない又は付随的な他のどのような詳細も、該要素が開示されたものとして実施するのに必要な属性を有する限り、本発明の利点を達成するのに重要とは考えられない。確かに、当該医療技術の当業者は、種々のステープル形状と送出システム構成、及びそれらの首尾よい組み合わせとを考え出すであろう。これらの及び他の、構成の詳細は、本開示から見て、この分野の基本的な技能の一つの能力内であると考える。本発明の図示した実施形態は、実際的な、有効な構造を開示する目的で極めて詳細に説明したので、本発明は効果的に実施されよう。ここに説明した設計は、あくまで例としてのみ意図されている。本発明の新規な特徴は、本発明の精神と範囲から離れることなく他の構造形態に組み入れられよう。本発明は、図示した実施形態を参照して説明した諸要素を含むともにそれらから成る実施形態を包含する。別段の指摘がない限り、ここで使用した通常の単語と用語は全て、The New Shorter Oxford English Dictionaryの1993年版に定義された通常の意味を取る。全ての技術用語は、その特定の専門領域の当業者が使う、適切な技術専門分野で確立された通常の意味を持つ。医学用語は全て、Stedman‘s Medical Dictionaryの27版に定義されたようにその意味を取る。
本発明の一つの実施形態による外科用ステープルの側面図である。 本発明の一つの実施形態によるステープラーの切り取り遠位部分の側面図である。 本発明の一つの実施形態による、ステープラーの部分側面図である。 本発明の一つの実施形態によるステープラーの部分側面図と外科的切り口である。 本発明の一つの実施形態によるステープラーの部分側面図と外科的切り口の一側面を貫通して配備されたステープルである。 本発明の一つの実施形態によるステープラーの部分側面図と一つの組織経路を貫通して配備されたステープルである。 組織の対向両側面を固定するステープルの側面断面図である。 本発明の一つの実施形態による外科的ステープルの側面図である。 本発明の別の実施形態による外科的ステープルの側面図である。 本発明の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 本発明の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 本発明の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 本発明の別の実施形態の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 本発明の別の実施形態の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 本発明の別の実施形態の外科的ステープルの開いた状態から閉じた状態への移行を示す。 形状記憶合金の典型的な変態温度曲線である。

Claims (13)

  1. 医療機器において、
    作業ルーメンを有する細長いシャフトと、
    該作業ルーメン内に開いた状態で配置されるステープルであって、該ステープルはブリッジ部で接続された第一の歯と第二の歯とを含み、該ステープルは形状記憶材料を更に含み、該形状記憶材料の変態温度以上の温度で、開いた状態から閉じた状態に移行するように構成されているステープルと、
    を含み、
    該第一の歯は該作業ルーメン内にある時、該第二の歯の遠位に配置され、該第二の歯の端部が該第一の歯に向かって曲がっており、該第二の歯の端部が該作業ルーメン内にある時は、概して該シャフトの遠位方向を向くようされている医療機器。
  2. 該第一の歯と該第二の歯の少なくとも一方が、該開いた状態で概して該ブリッジ部の線に沿って伸長している、請求項1に記載の医療機器。
  3. 該ステープルが体内組織への送出後、該閉じた状態にされる、請求項1に記載の医療機器。
  4. 該第一の歯と該第二の歯が該閉じた状態で互いに向かって曲がり、それにより切り口の閉鎖を可能にする、請求項3に記載の医療機器。
  5. 該細長いシャフトの該作業ルーメンを貫通して伸長する制御機構を更に含む、請求項1に記載の医療機器。
  6. 該形状記憶材料の該変態温度が摂氏約32度から摂氏約40度の範囲にある、請求項1に記載の医療機器。
  7. 該形状記憶材料が形状記憶合金である、請求項1に記載の医療機器。
  8. 該形状記憶合金がニッケルとチタンを含む、請求項7に記載の医療機器。
  9. 該細長いシャフトが近位部分、遠位部分及び該遠位部分に沿って配置されたスロットとを更に含み、該スロットは該ステープルの一部分が通過可能に構成されている、請求項1に記載の医療機器。
  10. 該シャフトは該細長いシャフトの遠位端に軸方向スロットを更に有し、該スロットは該ステープルの一部分が通過出来るように構成されており、
    該ルーメンに沿って伸長する制御部材であって、該制御部材は、該ステープルを体内組織に送出するようにされている制御部材と、
    を有し、
    該ステープルは、体内組織に配置されると閉じた状態を取る、請求項1に記載の医療機器。
  11. 該制御部材が該ステープルを体内へ順次段階的に送出するようにされた、請求項10に記載の医療機器。
  12. 該形状記憶材料が高温相と低温相とを有する、請求項10に記載の医療機器。
  13. 該ステープルが該開いた状態で該形状記憶材料の低温相を有し、該閉じた状態で該形状記憶材料の高温相を有する、請求項12に記載の医療機器。
JP2008515882A 2005-06-10 2006-06-07 医療用ステープラー Expired - Fee Related JP5013489B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US68958905P 2005-06-10 2005-06-10
US60/689,589 2005-06-10
PCT/US2006/022158 WO2006135642A1 (en) 2005-06-10 2006-06-07 Medical stapler

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008543371A JP2008543371A (ja) 2008-12-04
JP2008543371A5 JP2008543371A5 (ja) 2009-07-09
JP5013489B2 true JP5013489B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=37022951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008515882A Expired - Fee Related JP5013489B2 (ja) 2005-06-10 2006-06-07 医療用ステープラー

Country Status (6)

Country Link
US (2) US8342376B2 (ja)
EP (1) EP1895914B1 (ja)
JP (1) JP5013489B2 (ja)
AU (1) AU2006258052B2 (ja)
CA (1) CA2611467C (ja)
WO (1) WO2006135642A1 (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8500777B2 (en) * 2007-03-13 2013-08-06 Longevity Surgical, Inc. Methods for approximation and fastening of soft tissue
EP2129301A4 (en) 2007-03-13 2015-03-25 Peter S Harris METHOD AND DEVICES FOR REDUCING THE MAGENTAL VOLUME
US8220689B2 (en) 2007-05-02 2012-07-17 Endogene Pty Ltd Device and method for delivering shape-memory staples
US20080287989A1 (en) * 2007-05-17 2008-11-20 Arch Day Design, Llc Tissue holding implants
EP2271270B1 (en) * 2008-04-14 2018-10-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic stapling device
US20090275957A1 (en) * 2008-05-01 2009-11-05 Harris Jason L Clip and delivery assembly used in forming a tissue fold
FR2930716B1 (fr) * 2008-05-05 2010-04-23 Maurice Bertholet Dispositif de conditionnement, de percage, de pose et de rechauffement d'une piece a memoire de forme, telle qu'une agrafe chirurgicale
US8163010B1 (en) * 2008-06-03 2012-04-24 Cardica, Inc. Staple-based heart valve treatment
US9039716B2 (en) 2008-07-01 2015-05-26 Boston Scientific Scimed, Inc. Dissecting-swatting surgical stapling device and methods of use
US9713468B2 (en) 2009-01-26 2017-07-25 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapler for applying a large staple through a small delivery port and a method of using the stapler to secure a tissue fold
US8801732B2 (en) * 2009-01-26 2014-08-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapler to secure a tissue fold
US9713471B2 (en) 2009-01-26 2017-07-25 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical device with tandem fasteners
EP2445417A2 (en) * 2009-06-26 2012-05-02 QuickRing Medical Technologies Ltd. Surgical stapler
WO2011112888A2 (en) * 2010-03-11 2011-09-15 Microkoll, Inc. Apparatus and method for tissue adhesion
WO2012019052A2 (en) 2010-08-04 2012-02-09 Micardia Corporation Percutaneous transcatheter repair of heart valves
US9402721B2 (en) 2011-06-01 2016-08-02 Valcare, Inc. Percutaneous transcatheter repair of heart valves via trans-apical access
US20150039008A1 (en) * 2011-11-15 2015-02-05 Naoki Suzuki Surgical instrument
EP3542758B1 (en) 2012-02-29 2022-12-14 Valcare, Inc. Percutaneous annuloplasty system with anterior-posterior adjustment
US9180008B2 (en) 2012-02-29 2015-11-10 Valcare, Inc. Methods, devices, and systems for percutaneously anchoring annuloplasty rings
US8992547B2 (en) 2012-03-21 2015-03-31 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for creating tissue plications
US9314245B2 (en) 2012-06-08 2016-04-19 Depuy Mitek, Llc Surgical fasteners and methods and devices for deploying a surgical fastener
WO2014145399A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Valcare, Inc. Systems and methods for delivery of annuloplasty rings
US10813751B2 (en) 2013-05-22 2020-10-27 Valcare, Inc. Transcatheter prosthetic valve for mitral or tricuspid valve replacement
WO2014190329A1 (en) 2013-05-24 2014-11-27 Valcare, Inc. Heart and peripheral vascular valve replacement in conjunction with a support ring
EP3797707A1 (en) 2013-06-28 2021-03-31 ValCare, Inc. Systems for securing an article to a tissue
CN104623724B (zh) * 2015-01-13 2018-04-10 南京天朗制药有限公司 具有水驱动自收缩功能的生物降解手术钉
US10159850B2 (en) * 2016-01-06 2018-12-25 Covidien Lp Brachytherapy clip and applicator
EP3405118A1 (en) * 2016-01-21 2018-11-28 The Cleveland Clinic Foundation System and apparatus for assisting with submucosal dissections
CN107753153B (zh) 2016-08-15 2022-05-31 沃卡尔有限公司 用于治疗心脏瓣膜关闭不全的装置和方法
US10709901B2 (en) * 2017-01-05 2020-07-14 Covidien Lp Implantable fasteners, applicators, and methods for brachytherapy
CN108618871A (zh) 2017-03-17 2018-10-09 沃卡尔有限公司 具有多方向锚部的二尖瓣或三尖瓣修复系统
CN107374685B (zh) * 2017-07-09 2023-08-15 杨西群 基于形状记忆合金的软组织套切吻合器
DE102018104549A1 (de) 2018-02-28 2019-08-29 Venock Medical Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Verschließen einer Gewebsöffnung
EP3890658A4 (en) 2018-12-03 2022-12-21 Valcare, Inc. STABILIZATION AND ADJUSTMENT TOOL TO CONTROL A MINIMALLY INVASIVE MITRAL/TRICUSPIDAL VALVE REPAIR SYSTEM
EP3998995A4 (en) 2019-07-15 2023-08-23 ValCare, Inc. TRANSCATHETER BIOPROSTHESIS ELEMENT AND SUPPORT STRUCTURE
US20220296223A1 (en) * 2019-08-26 2022-09-22 Venock Medical Gmbh Medical apparatus and method for closing an aperture in a tissue
EP3785643A1 (en) * 2019-08-26 2021-03-03 Venock Medical GmbH Medical apparatus and method for closing an opening in a tissue
WO2021046087A1 (en) * 2019-09-03 2021-03-11 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices for closure of openings in tissue
US11224761B1 (en) 2019-11-19 2022-01-18 Pointsource Technologies, Llc Radioactive therapeutic device
USD1028240S1 (en) 2019-11-19 2024-05-21 Pointsource Technologies, Llc Radioactive therapeutic device

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2797275A (en) * 1955-05-02 1957-06-25 Cutler Hammer Inc Electric switches
US4485816A (en) * 1981-06-25 1984-12-04 Alchemia Shape-memory surgical staple apparatus and method for use in surgical suturing
US4550870A (en) * 1983-10-13 1985-11-05 Alchemia Ltd. Partnership Stapling device
US5190546A (en) * 1983-10-14 1993-03-02 Raychem Corporation Medical devices incorporating SIM alloy elements
US5067957A (en) * 1983-10-14 1991-11-26 Raychem Corporation Method of inserting medical devices incorporating SIM alloy elements
US5104399A (en) * 1986-12-10 1992-04-14 Endovascular Technologies, Inc. Artificial graft and implantation method
US4787899A (en) * 1983-12-09 1988-11-29 Lazarus Harrison M Intraluminal graft device, system and method
US4719917A (en) * 1987-02-17 1988-01-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Surgical staple
US5002563A (en) * 1990-02-22 1991-03-26 Raychem Corporation Sutures utilizing shape memory alloys
US5342395A (en) * 1990-07-06 1994-08-30 American Cyanamid Co. Absorbable surgical repair devices
US5366458A (en) * 1990-12-13 1994-11-22 United States Surgical Corporation Latchless surgical clip
US6165292A (en) * 1990-12-18 2000-12-26 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Superelastic guiding member
US5219358A (en) * 1991-08-29 1993-06-15 Ethicon, Inc. Shape memory effect surgical needles
US5350400A (en) * 1991-10-30 1994-09-27 American Cyanamid Company Malleable, bioabsorbable, plastic staple; and method and apparatus for deforming such staple
CA2094463A1 (en) * 1992-04-28 1993-10-29 Claude Vidal Vessel clips
US5258009A (en) * 1992-06-30 1993-11-02 American Cyanamid Company Malleable, bioabsorbable,plastic staple having a knotted configuration; and method and apparatus for deforming such staple
US5342396A (en) * 1993-03-02 1994-08-30 Cook Melvin S Staples
US5632432A (en) * 1994-12-19 1997-05-27 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instrument
US5695504A (en) * 1995-02-24 1997-12-09 Heartport, Inc. Devices and methods for performing a vascular anastomosis
US6329069B1 (en) * 1995-07-26 2001-12-11 Surface Genesis, Inc. Composite structure and devices made from same and method
US6119913A (en) * 1996-06-14 2000-09-19 Boston Scientific Corporation Endoscopic stapler
US5906573A (en) * 1997-07-18 1999-05-25 Radiomed Corporation Radioactive surgical fastening devices and methods of making same
US6001110A (en) * 1997-06-20 1999-12-14 Boston Scientific Corporation Hemostatic clips
US6113611A (en) * 1998-05-28 2000-09-05 Advanced Vascular Technologies, Llc Surgical fastener and delivery system
JP4187930B2 (ja) 1998-08-03 2008-11-26 アンソン メディカル リミテッド 動脈の修復装置および方法
US6198974B1 (en) * 1998-08-14 2001-03-06 Cordis Webster, Inc. Bi-directional steerable catheter
EP1016378A1 (en) * 1998-12-28 2000-07-05 Robert A. Jacobs Surgical stapler
US6293949B1 (en) * 2000-03-01 2001-09-25 Sdgi Holdings, Inc. Superelastic spinal stabilization system and method
AU2001288599A1 (en) * 2000-09-01 2002-03-13 Advanced Vascular Technologies, Llc Vascular bypass grafting instrument and method
IL138320A (en) * 2000-09-07 2005-11-20 Niti Alloys Tech Ltd Staples for bone fixation
US6773438B1 (en) * 2000-10-19 2004-08-10 Ethicon Endo-Surgery Surgical instrument having a rotary lockout mechanism
US6638297B1 (en) * 2002-05-30 2003-10-28 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical staple
US7182769B2 (en) * 2003-07-25 2007-02-27 Medtronic, Inc. Sealing clip, delivery systems, and methods
US7556647B2 (en) * 2003-10-08 2009-07-07 Arbor Surgical Technologies, Inc. Attachment device and methods of using the same
US20050283190A1 (en) * 2004-06-16 2005-12-22 Huitema Thomas W Surgical fastener

Also Published As

Publication number Publication date
CA2611467C (en) 2011-01-11
US20130087598A1 (en) 2013-04-11
AU2006258052B2 (en) 2012-02-09
EP1895914A1 (en) 2008-03-12
US20060282118A1 (en) 2006-12-14
CA2611467A1 (en) 2006-12-21
US8342376B2 (en) 2013-01-01
EP1895914B1 (en) 2016-12-21
US9259222B2 (en) 2016-02-16
JP2008543371A (ja) 2008-12-04
AU2006258052A1 (en) 2006-12-21
WO2006135642A1 (en) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013489B2 (ja) 医療用ステープラー
US20210369282A1 (en) Non-invasive surgical ligation clip system and method of using
JP3700089B2 (ja) 形状記憶効果を有する外科針
US6551332B1 (en) Multiple bias surgical fastener
US7842046B1 (en) Endoscopic sewing device and associated method
US20050209612A1 (en) Endoscopic suturing assembly and associated methodology using a temperature biased suture needle
EP2022411A1 (en) Tissue manipulator
JPH07505801A (ja) 外科器具
JP6709419B2 (ja) 縫合針
JP5392934B2 (ja) 内視鏡クリッピングデバイス
US8529583B1 (en) Surgical clip removal apparatus
JP2020156907A (ja) 手術用鉗子

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20080206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110915

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120530

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5013489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees