JP5012373B2 - 合成画像出力装置および合成画像出力処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明によれば、特殊効果の対象の人物について予め設定された身振りを行なった動画画像が取得されると、動画中から人物画像が抽出され、設定された身振りの人物画像が検出され、その身振りの特殊効果の対象者の人物画像が検出されて、特殊効果の対象者と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置換えた合成画像が作成、出力されるので、動画撮影された人物画像について、その人物の意志に従って、他の人物画像を変身させた合成画像を生成することが可能になる。その際、検出された人物画像の身振りに対応する特殊効果を示すマークデータを付加するようにしたので、この特殊効果のマークデータにより、適切な特殊効果で他の人物画像を変身させられることが確認できる。
図1は、本発明の合成画像出力装置の実施形態に係るデジタルカメラ10を利用した動画像の撮影状態と合成画像の生成状態を示す概念図である。
このデジタルカメラ10は、その背面にLCD表示部11、入力部12、音声出力部(スピーカ)13を備え、入力部12の操作に応じて撮影される動画像(撮影画像)Gは、リアルタイムで表示部11に表示される。
なお、前記顔画像認識処理、モーションキャプチャ処理、3D画像処理については、周知の画像処理技術であるためその詳細な説明を省略する。
このような主要な機能を有するデジタルカメラ10を、例えば家族で利用してその男の子Pを死神役、妹Kを美少女戦士B役(主人公)、姉Jを美少女戦士A役(脇役)とした一連のシーンを母親が動画撮影して遊ぶ場合に、当該デジタルカメラ10において、男の子Pの顔画像を死神画像(役柄画像24Gw)に対応付けて予め登録する。
撮影中の動画像Gは、図1(A)に示すように、リアルタイムで表示部11に表示されると共に、本デジタルカメラ10が有する前記各種の機能によって解析され、男の子Pの人物画像には、対応する死神画像(役柄画像24Gw)を示す役柄変身マーク24Mwが付加表示され、姉Jの人物画像にすでに予め設定された身振り(モーション)が検出されており、(変身画像14Gu1)を示す変身マーク14Mu1が付加表示されるとともに、死神によって装着された仮面画像(Gk)を示す仮面マークMkが付加表示されている。そして妹Kの人物画像には、予め設定された特殊効果身振り(モーション)が検出された際に、対応する癒しの特殊効果(特殊効果画像23Gu2)を示す特殊効果マーク23Mu2が付加表示される。、図1(A’)に示すように、この癒しの特殊効果により、姉Jの人物画像に付加表示された仮面マークMkが削除され、男の子Pの人物画像に付加表示された死神の役柄変身マーク(24Mw1)が、元の星の王子画像(役柄画像24Gw1')に対応する星の王子の役柄変身マーク(24Mw1')に変更されて付加表示される。
またこの際、図1(A)に示すように、前記仮面付きの美少女戦士A(変身画像14Gu1)死神画像(役柄画像24Gw)にそれぞれ対応付けられて予め記憶されている音声データ「クックック、」「ザクッ、ザクッ」が読み出され音声出力部13から出力され、前記美少女戦士Bの特殊効果身振り(モーション)に対応付けられて予め記憶されている音声データ「キュアースター」、が読み出され音声出力部13から出力され、図1(A’)に示すように、特殊効果により変身後の美少女戦士A(変身画像14Gu1)星の王子画像(役柄画像24Gw1')にそれぞれ対応付けられて予め記憶されている音声データ「レモン♪レモン♪」「キラリ、キラリ」が読み出され音声出力部13から出力されることで、各役柄を演じている最中の妹Kや男の子Pや姉Jにあっても、自らがその役柄通りに変身処理され、自分の意志どおりの特殊効果が出されていることを容易に認識することができる。
この後、前記一連のシーンの動画像Gの撮影が終了すると共にそのマーク付き撮影画像Gmが生成されると、当該マーク付き撮影画像Gmが前記各種の機能によって解析され、図1(B)に示すように、前記役柄変身マーク24Mwの付加された男の子Pの人物画像に対応する死神の役柄画像24Gwと、前記変身マーク14Mu2の付加された妹Kの人物画像に対応する元の顔画像Kf’での美少女戦士Bの変身画像14Gu2、前記変身マーク14Mu1と仮面マークMkの付加された姉Jの人物画像に対応する仮面画像Gk付きの美少女戦士Aの変身画像14Gu1が、予め設定された背景画像BGに合成されてなる合成動画像GGが生成される。また、図1(B')に示すように、特殊効果により変身後の前記役柄変身マーク24Mw'の付加された男の子Pの顔の星の王子の役柄画像24Gw'と、特殊効果により仮面マークMkの削除された姉Jの顔の美少女戦士Aの変身画像14Gu1が、予め設定された背景画像BGに合成されてなる合成動画像GGが生成される。また、変身マークに対応する音声データを対応づけて保存するようにしたので、適切な効果音がついた合成画像を容易に作成することができる。
CPU16は、メモリ17に予め記憶されたシステムプログラム、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体18からカードスロットなどの記録媒体読取部19を介して前記メモリ17に読み込まれたカメラ制御プログラム、あるいは通信ネットワーク(N)上のサーバ装置30(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部20を介して前記メモリ17に読み込まれたカメラ制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。
前記メモリ17のプログラムメモリ22には、本デジタルカメラ10の全体の動作を司るシステムプログラムや撮影動作を司るカメラ制御プログラム、通信ネットワークN上のサーバ装置30や外部の通信端末B(PC:personal computer)40との通信動作を司る通信制御プログラムが記憶されると共に、前記画像撮影部21により撮影された撮影画像Gに基づいて、前述したマーク付き撮影画像Gmや合成画像GGを生成したり出力したりするための前記各種の機能を司る画像処理プログラムが予め記憶される。
また、前記メモリ17には、変身データメモリ14、特殊効果データメモリ23A、防御効果データメモリ23B、変身役柄データメモリ24A、役柄別変身状態メモリ24B、撮影画像データメモリ25、マーク付き撮影画像データメモリ26、合成画像データメモリ27、およびその他の作業用データメモリなどが備えられる。
この変身データメモリ14は、変身モーションモデルデータ14Pと変身画像データ14Guと変身マークデータ14Muの記憶領域を有し、変身画像データ14Guの記憶領域には、複数種類の変身画像データ(変身キャラクタ)、その音声データおよび顔合成位置データが、例えば美少女戦士Aの変身画像データ14Gu1、その音声データ「レモン♪レモン♪」14Su1、および顔合成位置データ14F1、美少女戦士Bの変身画像データ14Gu2、その音声データ「キュート♪キュート♪」14Su2および顔合成位置データ14F2として記憶される。また、変身マークデータ14Muの記憶領域には、前記複数種類の変身画像データ14Gu1,14Gu2をそれぞれ簡易表現する変身マークデータ14Mu1,14Mu2が記憶される。そして、変身モーションモデルデータ14Pの記憶領域には、前記複数種類の変身画像データ14Gu1,14Gu2にそれぞれ変身するための一連のモーション(身振り)からなる変身モーションモデルデータ14P1a〜14P1c(回転しながら両手を丸く上げていくモーション),14P2a〜14P2c(回転しながらペンを持つ右手を上げていくモーション)が記憶される。なお美少女戦士Bの変身モーションモデルデータ14P2a〜14P2cには、ペンを振るモーションモデルデータ部分14P2aD〜14P2cDが含まれており、ペンの物品を持って行われた特定モーションのみが変身モーションとして検出される。このため美少女戦士B役のペンを持った人のみが美少女戦士Bに変身できることとなる。
前記特殊効果データメモリ23Aは、特殊効果モーションモデルデータ23Pと特殊効果画像データ23Guと効果の種類23Wと特殊効果マークデータ23Muの記憶領域を有し、特殊効果画像データ23Guの記憶領域には、前記複数種類の変身画像データ14Gu1,14Gu2,24Gwにそれぞれ対応する特殊効果A,B,Cについて、特殊効果画像データおよびその音声データが、例えば美少女戦士A用の特殊効果画像データ23Gu1およびその音声データ「キュアーハート」23Su1、美少女戦士B用の特殊効果画像データ23Gu2およびその音声データ「キュアースター」23Su2、死神用の特殊効果画像データ23Gu3およびその音声データ「デスムーン」23Su3として記憶される。
効果の内容23Wの記憶領域は、効果の種類23Kと効果の相手23Tの記憶領域を有し、効果の種類23Kの記憶領域には、相手を悩乱状態から正常状態に戻すキュア(癒し)効果23K1,23K2と、相手を正常状態から悩乱状態にするデス(死神)効果23K3が記憶される。
効果の種類23Wの記憶領域の中の効果の相手23Tの記憶領域には、前記特殊効果A,B,Cについて、「特殊効果が出る相手」として、例えば「特殊効果モーションを向けた相手」23T1、「周辺の敵すべて」23T2、「周辺の敵すべて」23T3が記憶される。ここで周辺の敵とは、美少女戦士A、美少女戦士Bに対しては、死神、仮面付(悩乱状態)の美少女戦士をいう。逆に死神、仮面付(悩乱状態)の美少女戦士に対しては、正常な美少女戦士A、美少女戦士Bをいう。
また、特殊効果マークデータ23Muの記憶領域には、前記複数種類の特殊効果画像データ23Gu1,23Gu2,23Gu3をそれぞれ簡易表現する特殊効果マークデータ23Mu1,23Mu2,23Mu3が記憶される。そして、特殊効果モーションモデルデータ23Pの記憶領域には、前記複数種類の特殊効果画像データ23Gu1,23Gu2,23Gu3をそれぞれ対応する変身画像データ14Gu1,14Gu2,23Gwの所定の位置から発生させて付加するための一連のモーション(身振り)からなる特殊効果モーションモデルデータ23P1a〜23P1c(両腕を左右に離した状態から両手を手前で合わせて特殊効果を与える相手に向けて突き出すモーション),23P2a〜23P2c(左手を腰につけて右手でペンを持ち頭上でくるくる回すモーション),23P3a〜23P3c(右手で棒を前方に振り下ろすモーション)が記憶される。なお美少女戦士Bの特殊効果モーションモデルデータ23P2a〜23P2cには、ペンを振るモーションモデルデータ部分23P2aD〜23P2cDが含まれている。このため、ペンの物品を持って行われた特定モーションのみが特殊効果モーションとして検出されので、美少女戦士B役のペンを持った人のみが美少女戦士Bの特殊効果を出せることとなる。
前記特殊効果とこの防御効果を用いることにより、例えば美少女戦士Aが死神Pに向けてキュア効果モーション23P1a〜23P1cを行って、キュア効果23K1を出したり(図17)、死神Pが美少女戦士Aから受けたキュア効果23K1に対して、防御効果を出してキュア効果を無効化したり(図17)、死神Pが美少女戦士Aに対してデス効果23K3を出して美少女戦士Aを仮面付の悩乱状態にしたり(図18)、美少女戦士Bが悩乱状態の美少女戦士Aと死神Pに対して、キュア効果23K2を出して(図21)、美少女戦士Aを仮面なしの正常状態にし、死神Pを王子Pに変身させたり(図22)といったシナリオを、特殊効果モーションをつけて演技するだけで、事前の準備なしに、特撮風に撮影画像中の顔画像がついた変身合成画像の動画を作成できることとなる。
この防御効果データメモリ23は、特殊効果モーションモデルデータ23'Pと防御効果画像データ23'Guと防御効果マークデータ23'Muの記憶領域を有し、防御効果画像データ23'Guの記憶領域には、防御効果A,Bについて、防御効果画像データおよびその音声データが、例えば死神P用のデス特殊を無効にする効果画像データ23'Gu1およびその音声データ「バキン」23'Su1、美少女戦士B用のキュア特殊を無効にする防御効果画像データ23'Gu2およびその音声データ「パーン」23'Su2として記憶される。また、防御効果マークデータ23'Muの記憶領域には、前記複数種類の防御効果画像データ23'Gu1,23'Gu2をそれぞれ簡易表現する防御効果マークデータ23'Mu1,23'Mu2が記憶される。そして、防御効果モーションモデルデータ23'Pの記憶領域には、前記複数種類の特殊効果画像データ23'Gu1,23'Gu2をそれぞれ対応する変身画像データ14Gu1,14Gu2の所定の位置で防御するための一連のモーション(身振り)からなる防御効果モーションモデルデータ23'P1a〜23'P1c(顔の前方で右手でペンを回転させるモーション),23'P2a〜23'P2c(棒を突き出したり頭上手前に傾けたりするモーション)が記憶される。
この役柄データメモリ24Aは、ユーザ登録される変身対象画像データ24T、変身(1)画像データ24Gwと変身(1)マークデータ24Mw、変身(2)画像データ24Gw′と変身(2)マークデータ24Mw′、変身条件データ24Hの記憶領域を有し、変身(1)画像データ24Gwの記憶領域には、複数種類の第1段階の変身画像データ(変身キャラクタ)およびその音声データが設定される。
変身対象画像データ24Tの記憶領域には、役柄別に複数種類の変身画像データ24Gwに変身させて置き換えるための対象となる人物の顔画像が、例えば登録A;男の子の顔画像Pとしてユーザ登録され記憶される。登録Aの男の子Pの画像に対応して役柄-死神の変身(1)画像データ24Gw1およびその音声データ「ザクッ、ザクッ」24Sw1として記憶される。また、変身(1)マークデータ24Mwの記憶領域には、前記変身(1)画像データ24Gw1を簡易表現する変身(1)マークデータ24Mw1が記憶される。
また、変身(2)画像データ24Gw′の記憶領域には、前記第1段階の変身画像データ24Gw1に対応する第2段階の変身画像データ24Gw1′およびその音声データ24Sw1′が記憶される。また、変身(2)マークデータ24Mw′の記憶領域には、前記変身(2)画像データ24Gw1′を簡易表現する変身(2)マークデータ24Mw1′が記憶される。さらに、変身条件データ24Hの記憶領域には、前記第1段階の変身(1)画像データ24Gw1から第2段階の変身(2)画像データ24Gw1′に変身するための条件データ24H1が記憶される。例えば、男の子(P)の画像に対応して役柄-王子の変身の画像データ24Gw1’およびその音声データ「キラリ、キラリ、」が設定されている。また、変身条件データ24H1として「美少女戦士Bのキュア効果」が設定されている。
撮影画像データメモリ25には、画像撮影部21により静止画または動画撮影されて入力された撮影画像データGが記憶される。
なお、前記構成のデジタルカメラ10は、当該デジタルカメラ10自体により動画撮影される撮影画像データGに基づいて、前記マーク付き撮影画像データGm(図1(A)参照)をリアルタイムに生成表示し、この後に当該マーク付き撮影画像データGmから前記合成画像データGG(図1(B)参照)を生成して表示あるいは外部に出力するものである。これに対し、前記デジタルカメラ10が有する撮影機能以外の前記動画撮影された撮影画像データGからマーク付き撮影画像データGm(図1(A)参照)を生成し、このマーク付き撮影画像データGmから合成画像データGG(図1(B)参照)を生成するための各種の機能を、通信ネットワークN上のサーバ装置30に備えさせ、通信機能付きのデジタルカメラ(通信端末A)10′やPC(通信端末B)40から転送された動画撮影データGに基づき、当該サーバ装置30が前記マーク付き撮影画像データGmおよび合成画像データGGを生成し、前記各通信端末(A)10′,(B)40に応答配信してサービスを提供する構成としてもよい。
このサーバ装置30は、コンピュータであるCPU31を備えている。
CPU31は、メモリ32に予め記憶されたシステムプログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体33から光ディスクドライブなどの記録媒体読取部34を介して前記メモリ32に読み込まれたサーバ制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。
また、前記メモリ32には、前記図1〜図6を参照して説明したデジタルカメラ10におけるそれと略同一のデータ内容である、変身データメモリ32B、特殊効果データメモリ32CA、特殊効果データメモリ32CB,破壊データメモリ32D、変身役柄データメモリ32D、役柄別変身状態メモリ32E、撮影画像データメモリ32F、マーク付き撮影画像データメモリ32G、合成画像データメモリ32H、およびその他の作業用データメモリなどが備えられる。
図8は、前記合成画像出力装置による合成画像出力処理の全体過程を示すフローチャートである。
図9は、前記合成画像出力処理に伴い撮影画像(G)中に存在する人物(P,J,K)の対象画像を抽出する対象画像抽出処理を示すフローチャートである。
図12は、前記合成画像出力処理に伴い特殊効果モーション(23P)の検出された人物画像(J,K)に特殊効果マーク(23Gu)を付加すると共に対応音声(23Su)を出力する特殊効果マーク処理を示すフローチャートである。
このモーション変身マーク処理では、前記対象画像抽出処理により抽出される一連の撮影画像データGnの中の人物画像(J,P,K)について、前記変身データメモリ14(図3参照)に予め記憶された美少女戦士Aの一連の変身モーションモデルデータ14P1a〜14P1cや美少女戦士Bの一連の変身モーションモデルデータ14P2a〜14P2cと一致する画像部分が検出されたか否か判断される。この際変身モーションモデルデータ14P2a〜14P2cには、ペンを振るモーションモデルデータ部分14P2aD〜14P2cDが含まれているので、ペンの物品を持って行われた特定モーションのみが変身モーションとして検出される。このため美少女戦士B役のペンを持った人のみが美少女戦士Bに変身できることとなる。(ステップD1)。
なお、前記モーション検出された人物画像Kの顔画像の位置に対応付加される変身マークデータ14Mu1は、当該顔画像に重ねて付加されるか、または当該顔画像の近傍に付加されるかの何れであってもよい。
そして、現在デジタルカメラ10による撮影中にあると判断された場合には(ステップD3(Yes))、前記変身データメモリ14(図3参照)に対応付けられて記憶されている美少女戦士Aの音声データ「レモン♪レモン♪」14Su1が読み出され、同図16(B)に示すように音声出力部13から出力される(ステップD4)。
なお、前記モーション検出された人物画像Kの顔画像の位置に対応付加される変身マークデータ14Mu2は、当該顔画像に重ねて付加されるか、または当該顔画像の近傍に付加されるかの何れであってもよい。
本実施例では、特殊効果には、相手を悩乱状態から正常状態に戻すキュア(癒し)効果23K1,23K2と、相手を正常状態から悩乱状態にするデス(死神)効果23K3とがある。
この特殊効果マーク処理では、前記対象画像抽出処理により抽出される一連の撮影画像データGnの中の人物画像(P,J,K)について、前記特殊効果データメモリ23A(図4参照)に予め記憶された特殊効果Aの一連の変身モーションモデルデータ23P1a〜23P1cや特殊効果Bの一連の変身モーションモデルデータ23P2a〜23P2cや特殊効果Cの一連の変身モーションモデルデータ23P3a〜23P3cと一致する画像部分が検出されたか否か判断される。この際、特殊効果B,特殊効果Cのように、特殊効果モーションにペンや棒が含まれる場合は、ペンや棒を持つ人のみ特殊効果モーションとして検出される(ステップE1)。
そして、特殊効果Aの効果の種類23T1がキュア効果であると判断されると(ステップE7(Yes))ステップE13へ進み、効果の相手者は仮面マークデータ付きの美少女戦士ではないと判断されると(ステップE13(No))、ステップE15へ進む。そして効果の相手者が死神マーク付きであると判断されると(ステップE15(Yes))、ステップE15へ進み、効果の相手者である男の子(死神役)Pにより防御効果モーションモデルデータ23'P2a〜23'P2cと、棒を持つ部分(23'P2aB〜23'P2cB)も含めて、身振りが一致する画像部分であると検出されると(ステップE16(Yes))、特殊効果マーク23Mu1の隣に特殊効果が無効化されたことを示すハートが割れた形の防御効果マーク23'Mu2を付ける((ステップE17)。この場合、男の子(死神役)Pの防御効果が出されたので、死神の変身状態が継続されることとなる。その後、防御効果マーク23'Mu2に対応する音声データ「パーン」23'Su2が出力される(ステップE22)。特殊効果が無効化されたことを示す防御効果マーク23'Mu2によりカメラ画面を見て撮影している母親は、防御効果が適切に出され、特殊効果が無効化されたことを視覚的に確認できる。また、防御効果マーク23'Mu2に対応する音声データ「パーン」の音により、母親や演技者全員は、防御効果が適切に出され、特殊効果が無効化されたことを聴覚的に確認できる。
また、ステップ15で効果の相手者が死神マーク付きであると判断されると(ステップ15(Yes))、ステップ16へ進み、効果の相手者による防御効果モーションの身振りがないと判断されると、(ステップ16(No))、死神役(男の子)Pから死神マークデータ24Mw1を削除し、星の王子マークデータ24Mw1'を付ける。このように、キュア効果(癒し効果)によって、死神が元の星の王子に戻ることができたことになる。そして星の王子の変身役柄マークデータ24Mw1’に対応する音声データ24Sw1’「キラリ、キラリ」が出力される(ステップE23)。
ここで、入力部12に対する合成画像生成のためのユーザ操作に応じて、あるいは前記一連の撮影画像データの取得終了に伴い自動的に、合成画像の生成処理に進むと判断されると(ステップS4(Yes))、前記マーク付き撮影画像データメモリ26から前記一連のマーク付き撮影画像データGm1〜Gm8が作業用メモリに読み出され、図14における変身マーク合成処理へ移行される(ステップSF)。
なお、後から顔を合成するのではなく、変身画像データ24Gw1',14Gu1,14Gu2を、顔を隠さない範囲に限定して元の男の子P,姉J,妹Kの画像に合成するようにしても良い。この場合は元の顔部分がそのまま合成画像に残るので、顔を残した衣装部分のみを変更した簡易な合成画像を作成することができる。
そして、前記変身役柄データメモリ24A(図6参照)に対応付けられて記憶されている死神の音声データ「ザクッ、ザクッ」24Sw1、星の王子の音声データ「キラリ、キラリ」24Sw1'、前記変身データメモリ14(図3参照)に対応付けられて記憶されている美少女戦士A,美少女戦士Bの音声データ「レモン♪レモン♪」14Su1,「キュート♪キュート♪」14Su12が読み出され前記図15(C)〜図22(C)に示すように生成された合成画像GG1〜GG8に対応付けられて保存される。なお仮面マークデータMkが含まれている場合には、美少女戦士A,美少女戦士Bの音声データに替えて仮面マークデータMkに対応する音声データ「クックック」Skが合成画像GG1〜GG8に対応付けられて保存される。(ステップF10)。
この特殊効果マーク合成処理では、まず、前記マーク付き撮影画像データメモリ26から作業用メモリに読み出されたマーク付き撮影画像データGm1〜Gm8について、前記特殊効果データメモリ23A(図4参照)に予め記憶されている特殊効果マークデータ23Muまたは特殊効果データメモリ23B(図5参照)に予め記憶されている防御効果マークデータ23'Muが付加された画像が含まれているか否か判断される(ステップH1)。
そして、前記特殊効果データメモリ23A(図4参照)に対応付けられて記憶されている特殊効果Aの音声データ「キュアーハート」23Su1、特殊効果Bの音声データ「キュアースター」23Su2、特殊効果Cの音声データ「デスムーン」23Su3が読み出され、また前記防御効果データメモリ23B(図5参照)に対応付けられて記憶されている防御効果Bの音声データ「パーン」23'Su2が読み出され、前記図17(C),図18(C),図21(C),図22(C)に示すように生成された合成画像GG3に対応付けられて保存される。(ステップH5)。
そして、前記合成画像データメモリ27に記憶された一連の合成画像データ(対応付けられた音声データを含む)GG1〜GG8が、前記図15(C)〜図22(C)で示すように、表示部11により再生表示されると共に音声出力部13により再生出力される(ステップS7)。なお、本合成画像出力装置がサーバ装置30(図7参照)として構成されている場合には、前記ステップS1において受信された一連の撮影画像データG1〜G8の送信元である通信ネットワークN上の通信端末A(デジタルカメラ)10′や通信端末B(PC)40に対して、前記合成画像データメモリ27に記憶された一連の合成画像データ(対応付けられた音声データを含む)GG1〜GG8が読み出されて応答送信される(ステップS7)。
また、撮影画像データGnに含まれる予め設定された特殊効果のモーション(身振り)をしている人物画像(K)が検出されると、当該設定モーションのモデルデータ23Pに対応付けられて特殊効果データメモリ23Aに記憶されている例えば美少女戦士Bの特殊効果の内容23W2のうちの効果の種類「キュア(癒し)効果23K」と効果の相手「周辺の敵全て23T2」に応じて、効果の対象者の人物画像(J,K)が検出され、前記撮影画像データGnの人物画像(J,K)を、そのモーションを同じにした変身画像データ(24Gw1',14Gu1)に置き換えられた合成画像データGGnとして生成出力されるので、前記動画撮影に際して被写体となる人物がアニメのヒーローとして魔法モーション(身振り)をするだけで、その魔法により、他の被写体の人物を姿勢はそのままで、変身させたキャラクタ画像に置き換えた合成画像を容易に生成することができる。
これにより、例えばユーザ家族において子供をヒーロー役にした動画撮影を行えば、容易に特撮風の合成動画像GGnを作ることができ、当該生成された合成動画像GGnを表示部11に出力表示させて見たり、外部のモニタに出力表示させて見たりすることで、これまでにない楽しみを得ることができる。
11(37)…表示部
12(36)…入力部
13 …音声出力部
14(32B)…変身データメモリ
14P…変身モーションモデルデータ
14Gu…変身画像データ
14Su…変身音声データ
14Mu…変身マークデータ
15(32D)…破壊データメモリ
15T…破壊対象画像データ
15G…破壊画像データ
15S…破壊音声データ
15M…破壊(前)マークデータ
15M′…破壊(後)マークデータ
16(31)…CPU
17(32)…メモリ
18(33)…外部記録媒体
19(34)…記録媒体読取部
20(35)…電送制御部
21 …画像撮影部
22(32A)…プログラムメモリ
23A(32CA)…特殊効果データメモリ
23B(32CB)…防御効果データメモリ
23'P…防御効果モーションモデルデータ
23'Gu…防御効果画像データ
23'Su…防御効果音声データ
23'Mu…防御効果マークデータ
Mk…仮面マークデータ
24A(32D)…変身役柄データメモリ
24B(32E)…役柄別変身状態
24T…変身対象(顔)画像データ
24Gw…変身画像データ
24Sw…変身音声データ
24Mw…変身マークデータ
24H …変身条件データ
25(32F)…撮影画像データメモリ
26(32G)…マーク付き撮影画像データメモリ
27(32H)…合成画像データメモリ
30 …サーバ装置
40 …通信端末B(PC)
N …通信ネットワーク(インターネット)
BG…背景画像データ
Gn…撮影画像データ
Gmn…マーク付き撮影画像データ
GGn…合成画像データ
P …人物画像(男の子)
K …人物画像(妹)
J …人物画像(姉)
Claims (11)
- 予め設定された身振りのモデルデータと特殊効果の内容データとを対応付けて記憶する特殊効果データ記憶手段と、
動画撮影された一連の撮影画像データを取得する撮影画像取得手段と、
この撮影画像取得手段により取得された一連の撮影画像データの中から人物画像を抽出する人物画像抽出手段と、
この人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、前記特殊効果データ記憶手段により記憶されているモデルデータとその予め設定された身振りが一致する人物画像を検出する特殊効果身振り検出手段と、
この特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、前記身振りのモデルデータに対応する特殊効果の内容データに基づいて、前記人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、特殊効果の対象者の人物画像を検出する効果対象者検出手段と、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を含む前記撮影画像データについて、検出された人物画像を当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた合成画像データを生成する合成画像生成手段と、
この合成画像生成手段により生成された一連の合成画像データを出力する合成画像出力手段と、
を備え、
前記合成画像生成手段は、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を含む撮影画像データについて、当該検出された人物画像に前記変身キャラクタの画像データを示すマークデータを付加したマーク付き撮影画像データを生成するマーク付き撮影画像生成手段を有する、
ことを特徴とする合成画像出力装置。 - 予め設定された身振りのモデルデータと特殊効果の内容データと特殊効果を示すマークデータとを対応付けて記憶する特殊効果データ記憶手段と、
動画撮影された一連の撮影画像データを取得する撮影画像取得手段と、
この撮影画像取得手段により取得された一連の撮影画像データの中から人物画像を抽出する人物画像抽出手段と、
この人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、前記特殊効果データ記憶手段により記憶されているモデルデータとその予め設定された身振りが一致する人物画像を検出する特殊効果身振り検出手段と、
この特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、前記身振りのモデルデータに対応する特殊効果の内容データに基づいて、前記人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、特殊効果の対象者の人物画像を検出する効果対象者検出手段と、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた合成画像データを生成する合成画像生成手段と、
この合成画像生成手段により生成された一連の合成画像データを出力する合成画像出力手段と、
を備え、
前記合成画像生成手段は、
前記特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、当該検出された身振りに対応する特殊効果を示すマークデータを付加した合成画像データを生成するマーク付き合成画像生成手段と、
前記撮影画像取得手段による一連の撮影画像データの取得に伴い、前記マーク付き合成画像生成手段により生成されたマークデータを付加した合成画像を表示させるマーク付き撮影画像表示制御手段を有する、
ことを特徴とする合成画像出力装置。 - 前記合成画像生成手段は、
前記マーク付き撮影画像生成手段により生成された前記変身キャラクタを示すマークデータが付加された人物画像を、当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えると共に、該変身キャラクタの音声データを対応付けた合成画像データを生成し、
前記撮影画像取得手段による一連の撮影画像データの取得に伴い、前記マーク付き撮影画像生成手段により生成されたマーク付き撮影画像データを表示させるマーク付き撮影画像表示制御手段と、
このマーク付き撮影画像表示制御手段による前記マーク付き撮影画像データの表示制御に伴い、当該マーク付き撮影画像データのマークデータに対応する変身キャラクタの音声データを出力させる音声出力制御手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の合成画像出力装置。 - 前記合成画像生成手段は、
前記マーク付き撮影画像生成手段により生成された特殊効果を示すマークデータ付きの合成画像について、当該特殊効果の対象の人物画像を特定し、当該特定された人物画像に特殊効果の画像データを付加すると共に、当該特殊効果の音声データを対応付けた合成画像データを生成し、
前記マーク付き撮影画像表示制御手段による前記マークデータを付加した合成画像の表示制御に伴い、当該マークデータに対応する特殊効果の音声データを出力させる音声出力制御手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の合成画像出力装置。 - 前記合成画像生成手段は、前記効果対象者検出手段により検出された人物画像中の顔画像を除く画像部分を、当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた顔画像付の合成画像データを生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の合成画像出力装置。
- 前記効果対象者検出手段は、前記特殊効果の内容データに基づいて、前記人物画像の身振りで示した相手の人物画像を特殊効果の対象者として検出することを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の合成画像出力装置。
- 予め設定された防御の身振りのモデルデータと、前記特殊効果が無効化されたことを示す防御効果の画像データとを対応付けて記憶する防御効果データ記憶手段と、
前記効果対象者検出手段により特殊効果の対象者の人物画像が検出された際に、当該人物画像の身振りと前記防御の身振りのモデルデータが一致したか否かを検出する防御身振り検出手段と、
この防御身振り検出手段により、当該人物画像の身振りと前記防御の身振りのモデルデータが一致したと検出された際の前記撮影画像データについて、前記防御効果データ記憶手段により記憶されている防御効果の画像データを付加した合成画像データを生成する防御合成画像生成手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の合成画像出力装置。 - 前記合成画像生成手段は、前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた合成画像データを生成する際に、当該合成画像データに当該変身キャラクタに対応する音声データを対応付けする、
ことを特徴とする請求項3〜7の何れか1項に記載の合成画像出力装置。 - 前記特殊効果データ記憶手段は、予め設定された身振りのモデルデータと特殊効果の画像データおよび音声データとを、さらに対応付けて記憶し、
前記合成画像生成手段は、前記特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際の撮影画像データについて、特殊効果の画像データを付加すると共に、当該特殊効果の音声データを対応付けた合成画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の合成画像出力装置。 - コンピュータを、
予め設定された身振りのモデルデータと特殊効果の内容データとを対応付けて記憶する特殊効果データ記憶手段、
動画撮影された一連の撮影画像データを取得する撮影画像取得手段、
この撮影画像取得手段により取得された一連の撮影画像データの中から人物画像を抽出する人物画像抽出手段、
この人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、前記特殊効果データ記憶手段により記憶されているモデルデータとその予め設定された身振りが一致する人物画像を検出する特殊効果身振り検出手段、
この特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、当該身振りのモデルデータに対応する特殊効果の内容データに基づいて、前記人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、特殊効果の対象者の人物画像を検出する効果対象者検出手段、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を含む前記撮影画像データについて、検出された人物画像を当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた合成画像データを生成する合成画像生成手段、
この合成画像生成手段により生成された一連の合成画像データを出力する合成画像出力手段、
として機能させ、
前記合成画像生成手段は、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を含む撮影画像データについて、当該検出された人物画像に前記変身キャラクタの画像データを示すマークデータを付加したマーク付き撮影画像データを生成するマーク付き撮影画像生成手段を有する、
ように機能させるコンピュータ読み込み可能な合成画像出力処理プログラム。 - コンピュータを、
予め設定された身振りのモデルデータと特殊効果の内容データと特殊効果を示すマークデータとを対応付けて記憶する特殊効果データ記憶手段、
動画撮影された一連の撮影画像データを取得する撮影画像取得手段、
この撮影画像取得手段により取得された一連の撮影画像データの中から人物画像を抽出する人物画像抽出手段、
この人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、前記特殊効果データ記憶手段により記憶されているモデルデータとその予め設定された身振りが一致する人物画像を検出する特殊効果身振り検出手段、
この特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、当該身振りのモデルデータに対応する特殊効果の内容データに基づいて、前記人物画像抽出手段により抽出された人物画像の中から、特殊効果の対象者の人物画像を検出する効果対象者検出手段、
前記効果対象者検出手段により検出された人物画像を当該人物画像と同じ姿勢の変身キャラクタの画像データに置き換えた合成画像データを生成する合成画像生成手段、
この合成画像生成手段により生成された一連の合成画像データを出力する合成画像出力手段、
として機能させ、
前記合成画像生成手段は、
前記特殊効果身振り検出手段により予め設定された身振りの人物画像が検出された際に、当該検出された身振りに対応する特殊効果を示すマークデータを付加した合成画像データを生成するマーク付き合成画像生成手段と、
前記撮影画像取得手段による一連の撮影画像データの取得に伴い、前記マーク付き合成画像生成手段により生成されたマークデータを付加した合成画像を表示させるマーク付き撮影画像表示制御手段を有する、
ように機能させるコンピュータ読み込み可能な合成画像出力処理プログラム。
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