JP5006204B2 - 骨格支持構造体への挿入のために構成された膨張可能構造体を備える装置 - Google Patents

骨格支持構造体への挿入のために構成された膨張可能構造体を備える装置 Download PDF

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    • A61B17/8805Equipment for handling bone cement or other fluid fillers for introducing fluid filler into bone or extracting it

Description

(技術分野)
本発明は、骨疾患のための治療に関する。特に、本発明は、骨にアクセスして治療因子を堆積させるためのシステムおよび方法に関する。
(背景)
海綿質が、例えば、骨粗鬆症、虚血壊死または癌に起因して罹患すると、この海綿質は、周囲の皮質骨に対して適切な支持をもはや提供し得ない。従って、この骨は、圧縮骨折または崩壊を、より受けやすくなる。
放射線療法および化学療法が、癌状態(例えば、脊椎転移)を処置するために、通常使用されている。放射線療法は、多数の様式(外部光線放射、定位放射線手術、および永続的な間質放射線治療または一時的な間質放射線治療が挙げられる)で施され得る。
(要旨)
記載される方法およびデバイスは、放射線および治療の危険な副作用への周囲の組織の曝露を最小にしながら、治療因子を、骨格支持構造体(例えば、椎体)の内部容量に直接堆積させることを可能にする。1つの実施形態において、第一の細長部材は、骨格支持構造体の内部領域への非軸方向アクセスを提供するように構成された、管腔を有する。第二の細長部材は、治療因子を、この管腔を通して骨格支持構造体の内部領域へと輸送するように構成される。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から、明らかになる。
種々の図における同じ参照記号は、同じ要素を示す。
(詳細な説明)
図1は、放射線源を骨格支持構造体の内部領域に提供するための装置100を示す。装置100は、管腔104を有する第一の細長部材101を備え、第一の細長部材101は、骨格支持構造体の内部領域への、非軸方向アクセスを提供するように構成される。1つの実施形態において、第一の細長部材101は、例えば、カニューレ、カテーテル、針、トロカール、または他の適切なアクセスデバイスとして構成され得る。装置100は、第二の細長部材102を備え、この第二の細長部材は、治療因子を、第一の細長部材101の管腔104を通して骨格支持構造体の内部領域へと輸送するように構成される。最後に、装置100は、骨格支持構造体への挿入のために構成された膨張可能構造体103を備え、膨張可能支持構造体103は、骨格支持構造体の中の空隙を作製/膨張させるように構成される。
骨格支持構造体の内部領域に輸送される治療因子としては、例えば、化学療法剤、放射線源またはこれらの組み合わせが挙げられ得るが、これらに限定されない。
装置100を使用してアクセスされる骨格支持構造体としては、例えば、骨、軟骨およびその骨化誘導体、膜性骨および軟骨内性骨が挙げられ得るが、これらに限定されない。図3に示されるように、1つの実施形態において、第一の細長部材101は、椎体301からなる骨格支持構造体へのアクセスを容易にする。具体的には、図3に示されるように、内部容量304(代表的に、海綿質305を含む)は、椎体301の茎303を通して、第一の細長部材101を介してアクセスされる。椎体301の内部領域へのアクセスは、椎体301の側壁を介して、例えば、茎外アプローチ、後外側アプローチ、外側アプローチまたは前側アプローチを使用してか、あるいはまた、椎体301の終板を介して、達成され得る。
図1、図2A〜図2C、および図3に示されるように、1つの実施形態において、第二の細長部材102は、膨張可能構造体103を備える遠位端を有し、この膨張可能構造体は、骨格支持構造体の中に空隙302(例えば、図3における空隙302)を作製するように構成される。本明細書中で使用される場合、「膨張可能」とは、弾性膨張、非弾性膨張、および部分的に弾性/非弾性の膨張が挙げられる、構造体の特性をいう。膨張可能構造体は、変形可能なプラスチックまたは金属材料から作製され得る。本明細書中で使用される場合、「空隙を作製する」とは、骨格支持構造体の内部領域を膨張させて空隙を作製することに加えて、骨格支持構造体中に存在する空隙を膨張させることをも包含することを意味する。装置100を用いてアクセスされる骨格支持構造体は、アクセスされる前またはアクセスされる際に、空隙を作製し得ることが企図される。このような先に存在する空隙または同時に形成される空隙は、上記膨張可能構造体103を使用して、さらに膨張させられ得ることが、さらに企図される。
図2A〜図2Dに示されるように、膨張可能構造体103は、第二の細長部材102に連結され、そして骨格支持構造体の内部領域に、放射線量を送達するように構成され得る。図示される実施形態において、膨張可能構造体103は、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201からなる。第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、一次管腔202および二次管腔203を規定するように構成される(図2A〜図2Cを参照のこと)。適切な一次管腔202および二次管腔203の例としては、管、スリーブ、ポケット、ポーチ、袋、バッグ、または容器の、内部開口空間または空洞が挙げられるが、これらに限定されない。1つの実施形態において、一次管腔202および二次管腔203は、第二の細長部材102内に延び、そして実質的に、第二の細長部材102の長さにまたがる。放射線源は、第一の膨張可能構造体200と第二の膨張可能構造体20との間で、二次管腔203内に受容され得る。膨張可能構造体103の膨張は、例えば、一次管腔202への物質(例えば、流体)の添加により、制御され得る。
1つの実施形態において、図2Bおよび図2Cに示されるように、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、相関付けられた膨張状態を達成するように構成される。本明細書中で使用される場合、「相関付けられた膨張状態」とは、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201の、同時または同時でない、同じ速度または異なる速度での、あるいは膨張可能構造体200および201の性または他の特性に依存する一定の関係または可変の関係を達成するために適切な様式での、膨張を記載することが意図される。例えば、第一の膨張可能構造体200は、第二の膨張可能構造体201が実質的に同じ第一のサイズまで同時に膨張し得る間に、第一のサイズまで膨張し得る。あるいは、第一の膨張可能構造体200は、第二の膨張可能構造体201が第二のサイズまで同時に膨張し得る間に、第のサイズまで膨張し得る。膨張後、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、非膨張にされるように構成され得る。非膨張構成は、例えば、装置100の一部または全ての、骨格支持構造体からの取り外しを容易にし得る。
1つの実施形態において、第二の細長部材102は、その遠位端において、この遠位端が骨格支持構造体の内部領域の内側にある間に遠隔的に(例えば、X線透視検査、X線、MRI、CTスキャン、またはコンピュータ支援画像化を使用して)可視化されるように構成される。このような構成は、第二の細長部材102の遠位端の実質的に近くに配置された、遠隔可視化のための適切な印手段を備え得る(図示せず)。例えば、このような構成は、1つ以上の放射線不透過性マーカー帯を使用して達成され得る。別の実施例において、膨張可能構造体103は、1つ以上の放射線乳白剤(radiopacifier)から構成され得る。放射線乳白剤の例としては、ヨウ素(例えば、Mallinckrodtから入手可能なCONRAY(登録商標))、ガドリニウム、タングステン、タンタル、バリウム、ストロンチウムが挙げられるが、これらに限定されない。放射線乳白剤または放射線不透過性物質は、膨張可能構造体103の一次管腔202および/または二次管腔203の内側に配置され得ることが企図される。あるいは、第一の膨張可能構造体200および/または第二の膨張可能構造体201は、放射線乳白剤と同時に製造され得るか、あるいは膨張可能構造体103の内側または外側がコーティングされ得る。
別の実施形態において、第一の細長部材101は、骨格支持構造体に貫入するための手段(図示せず)をさらに備える。本明細書中で使用される場合、「骨格支持構造体に貫入するための手段」としては、スタイレット、ドリル、トロカール、針アセンブリ、カテーテルおよび骨格支持構造体に貫入するためのほかの任意の実施可能なデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。骨格支持構造体に貫入するための手段は、第一の細長部材101の遠位端に連結され得るか、または細長部材101と組み合わせて使用するために構成され得る。骨格支持構造体に貫入するための手段はまた、第二の細長部材102に連結され得る。
1つの実施形態において、放射線源が、所定の位置(例えば、骨格支持構造体に関して)に位置決めされ得る。段階ごとの位置決めが必要とされる場合、この所定の位置は、骨格支持構造体の実質的に近くまたは内部の、一連の仮止め位置(以下で議論される)であり得る。放射線源の位置決めは、第一の細長部材101および第二の細長部材102の構成によって、制御され得る。第一の細長部材101および第二の細長部材102の関連する構成としては、例えば、第一の細長部材101と第二の細長部材102との間の位置関係を知らせる指標または印(図示せず)が挙げられ得るが、これらに限定されない。放射線源の位置決めは、骨格支持構造体の測定を決定するため、および所望の位置における場所までの距離を計算するために、CTスキャンの使用によって補助され得る。骨格支持構造体内での放射線源の位置決めはまた、膨張可能構造体103の膨張に基づいて、制御され得る。例えば、膨張可能構造体の相対膨張量は、骨格支持構造体の内部または近くの複数の所定の位置(例えば、椎体301の内部容量304の内部)において、膨張可能構造体103内で展開される放射線源の位置決めを提供し得る。
1つの実施形態において、放射線源は、骨格支持構造体の内部領域の中に実質的に局在する放射線の用量を提供するように構成される。具体的には、放射線源の形態および物質は、第二の細長部材102の構成および展開と組み合わせて、所望の局在線量を提供するように調節され得る。このような線量は、計算可能である。例えば、放射線源が骨格支持構造体内の特定の局在位置(仮置き(dwell)位置)で、どれだけ長い時間を費やすか(仮置き時間)を計算するために、線量測定計画が使用され得る。
特定の実施形態において、放射線源は、アフターローダー(図示せず)を使用して、空隙302内に受容され得る。アフターローダーは、放射線源を装置100の第二の細長部材102の管腔に導入するために、この管腔に連結され得る。
1つの実施形態において、放射線源は、放射性核種である。この放射性核種は、液体、シード、針、ペレット、粒子、微小球の形態、または放射線処理のための放射性核種の任意の他の適切な形態であり得る。放射性核種は、Au−198、Co−60、Cs−137、I−125、I−135、Ir−192、P−32、Pd−103、Ra−226、Rh−106、Ru−106、Sr−90、Y−90、または放射線処理のために適切なほかの任意の同位体であり得、そして液体であっても、固体であっても、電気近接照射療法(Xoft,Inc.から入手可能)によってインサイチュで発生させられてもよい。
1つの実施形態において、装置100は、放射線源を遮蔽するために構成された放射線遮蔽材(図示せず)をさらに備える。この遮蔽材は、例えば、局所骨に線量を提供するために発光の放出が望まれるまで、放射線源からの発光を閉じ込めるように構成され得る。1つの実施形態において、この遮蔽材は、第二の細長部材102および/またはそこに連結された膨張可能構造体103を収容するように構成され得る(図示せず)。別の実施形態において、この遮蔽材は、金属メッシュからなり得、この金属メッシュは、膨張可能構造体103の膨張後に、骨格支持構造体の内部領域に挿入される。なお別の実施形態において、この遮蔽材は、第一の膨張可能構造体200および/または第二の膨張可能構造体201に組み込まれ得る。
図1および図3を参照すると、上記装置100を使用する方法は、以下の工程を包含する:非軸方向に、骨格支持構造体の内部領域に、骨格支持構造体の内部領域へのアクセス経路を規定する管腔104を有する第一の細長部材101を挿入する工程;管腔104に、放射線源を骨格支持構造体の内部領域に輸送するように構成された第二の細長部材102を挿入する工程;および放射線源を、管腔104を通して骨格支持構造体の内部領域に輸送する工程。
1つの実施形態において、装置100を使用する方法は、第二の細長部材102の少なくとも一部を膨張させて、骨格支持構造体の内部領域に空隙302を作製する工程をさらに包含する。第二の細長部材102を膨張させて、空隙302を作製する工程は、放射線源を管腔に通して輸送する前または輸送した後に、必要に応じて実施され得る。
別の実施形態において、装置100を使用する方法は、空隙302内に支持材料を堆積させる工程をさらに包含する。この支持材料は、骨セメント(例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、セラミック)、ヒト骨移植片(自家移植片または同種移植片)、合成的に誘導された骨代用物(例えば、硫酸カルシウム、リン酸カルシウムおよびヒドロキシアパタイト)であり得る。さらに、他の実施形態において、この支持材料は、化学療法薬剤を含有し得る。
別の実施形態において、放射線源を輸送する方法工程は、放射線源を、1つ以上の仮置き位置に位置決めする工程をさらに包含する。さらに、この方法は、骨格支持構造体の内部領域の中に実質的に局在する放射線の線量を提供する、複数の仮置き位置を決定する工程を包含し得る。仮置き位置を決定する工程としては、仮置き位置のコンピュータソフトウェアによる決定が挙げられるが、これに限定されない。
別の実施形態において、第一の細長デバイス101を挿入する方法工程は、第一の細長デバイス101を、椎体301の茎303を通して椎体301の内部容量304に挿入する工程を包含する(図3を参照のこと)。別の実施形態において、2つ以上の第一の細長デバイス101が、体301の1つ以上の茎303を通して挿入される。あるいは、第一の細長デバイス101を挿入する工程は、1つ以上の第一の細長デバイス101を、椎体301の側壁を通して、椎体301の内部容量304に挿入する工程を包含し得る。例えば、第一の細長デバイス101は、茎外アプローチ、後外側アプローチ、外側アプローチ、または前側アプローチによって;あるいは椎体301の終板を介して、挿入され得る。別の実施形態において、第一の細長デバイス101を挿入する方法工程は、第一の細長デバイス101を、骨、軟骨およびその骨化誘導体、膜性骨ならびに軟骨内性骨が挙げられる骨格支持構造体に挿入する工程を包含する。
上記のように、装置100は、骨格支持構造体の内部領域の中で使用するために提供され、この装置は、放射線源を収容するように構成された少なくとも1つの管腔からなり得る、膨張可能構造体を備える。図4A〜図4Dに示されるように、装置100は、膨張可能構造体103を備え得、この膨張可能構造体は、骨格支持構造体への挿入のために構成され、そして必要に応じて、細長部材(例えば、上記第二の細長部材102(図1、図2A、図2Bおよび図2Dを参照のこと))に連結されるように構成される。
膨張可能構造体103は、第一の層および第二の層を備え得る。これらの第一の層および第二のは、これらの第一の装置第二のとの間に放射線源を受容するように構成され得る。1つの実施形態において、図4A〜図4Dに示されるように、膨張可能構造103は、一次管腔202、および少なくとも1つの二次管腔203を備える。一次管腔202および二次管腔203は、第二の細長部材102内の管腔と流体連絡するように構成される。図4A〜図4Dに示される実施形態において、一次管腔202および二次管腔203は、第二の細長部材102内に延び、第二の細長部材102の長さに実質的にまたがる。
別の実施形態において、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、柔軟性、非柔軟性およびこれらの組み合わせが挙げられる、特性または特徴を有する材料から構成される。本明細書中で使用される場合、「柔軟性」は、弾性様式、膨張可能様式、または屈曲可能様式での可撓性の特性を包含する。さらに、本明細書中で使用される場合、「非柔軟性」は、剛性の品質を包含するが、その文脈に依存して、完全な剛性の意味を含まないかもしれない。第一の細長構造体200および第二の細長構造体201の製造の際に、このような材料の組み込みを変化させることによって、異なるサイズ、形状および堅固さの、膨張していないかまたは膨張した、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201が達成され得る。
膨張可能構造体103は、非膨張構成での骨格構造体への挿入のために構成され得る。膨張していない膨張可能構造体103の、骨格支持構造体への挿入は、この骨格支持構造体内に空隙302を作製し得る。膨張可能構造体103は、膨張可能構造体103の膨張の際に、骨格支持構造体内に空隙を作製するように、または空隙を膨張させるように、さらに構成され得る。図3、図4Aおよび図4Bに示されるように、1つの実施形態において、膨張可能構造体103は、非膨張構成(図4Aを参照のこと)で空隙(例えば、空隙302)に挿入され、この空隙内で膨張構成(図4Bを参照のこと)に膨張され、そして膨張後に非膨張にされるように、構成される。椎体301の内部量304の空隙302は、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201を、内部容量304の中で膨張させることによって、増加し得る。図3に示されるように、空隙302は、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201のうちの1つ以上が膨張される場合に提供され、この空隙は、海綿質305の圧縮から生じる。
1つの実施形態において、膨張可能構造体103は、内部管腔を有する膨張可能材料から構成され、この膨張可能材料は、第一の形状に膨張するように、そして第二の形状に可逆的に膨張するように、構成される。図2A〜図2Dに示されるように、装置100の膨張可能構造体103は、第一の膨張可能構造体200、および第一の膨張可能構造体200の中に配置された第二の膨張可能構造体201を備え得る。さらに、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、内壁および外壁を備える。物質(例えば、流体)が、内部管腔(図2A〜図2Cにおいて、一次管腔202として示される)に導入され得、この内部管腔で、この流体は、第二の膨張可能構造体201の内壁に押し付けられ、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201を含めた膨張可能構造体103の膨張を提供し得る(図示せず)。図2A〜図2Cに示されるように、第一の膨張可能構造体200と第の膨張可能構造体201との間に配置された、二次管腔203が存在する。1つの実施形態において、二次管腔203は、物質(例えば、流体)を受容するように構成される。特に、二次管腔203に受容される物質は、放射線源であり得る。
1つの実施形態において、第一の膨張可能構造体200および第二の膨張可能構造体201は、装置100の第二の細長部材102の遠位端からの、第一の膨張可能構造体200または第二の膨張可能構造体201のいずれか、あるいは両方の膨張可能構造体の、必要に応じた取り外しのために構成される(図示せず)。例えば、第一の膨張可能構造体200が、装置100からの取り外しのために構成され得、ここで、取り外しの際に、第二の膨張可能構造体201は、装置100の第二の細長部材102に取り付けられたままである。あるいは、第二の膨張可能構造体201が、装置100からの取り外しのために構成され得、ここで、第二の膨張可能構造体201の取り外しの際に、第一の膨張可能構造体200は、装置100の第二の細長部材102に取り付けられたままである。1つの実施形態において、膨張可能構造体103の構成は、管、スリーブ、ポケット、ポーチ、袋、バッグ、容器または他の適切な閉じた空間を形成する。
別の実施形態において、膨張可能構造体103は、所望の形状に可逆的に膨張するように構成された、膨張可能な幾何学的形状を備える(図示せず)。このような膨張可能な幾何学的形状の例としては、コイル状ワイヤ、種々の型のばね、および自己膨張型のステントまたは足場が挙げられるが、これらに限定されない。1つの実施形態において、装置100は、膨張可能構造体103を実質的に囲むように構成された、挿入スリーブをさらに備える(図示せず)。この挿入スリーブは、骨格支持構造体の内部領域での配置およびこの内部領域からの除去の間、膨張可能構造体を保護するために使用され得る。この挿入スリーブはまた、罹患した組織または器具の除去の間、罹患組織と接触した周囲の組織を保護し得る。この挿入スリーブは、罹患組織の、アクセス経路内の他の組織への「播種」を防止することを補助し得る。
図4Aおよび図4Bに示されるように、膨張可能構造体103は、一次管腔202および二次管腔203から構成される。一次管腔202は、膨張可能構造体103を膨張させるために構成され得、そして二次管腔203は、放射線源を収容するために構成され得る(図4Aおよび図4Bを参照のこと)。あるいは、別の実施形態において、一次管腔202は、放射線源を収容するために構成され得、一方で、二次管腔203は、膨張可能構造体103を膨張させるために構成される。
図4Aおよび図4Bに示されるように、少なくとも1つの二次管腔203が、第二の細長部材102の長軸に対して実質的に平行に配置される。さらに、少なくとも1つの二次管腔203は、膨張可能構造体103の周りを囲んで配置される(図4Aおよび図4Bを参照のこと)。少なくとも1つの二次管腔203を第二の細長部材102および膨張可能構造体103に対して配置するための、多数の構成のうちの任意のものが、使用され得る。例えば、二次管腔(すなわち、少なくとも1つの二次管腔203)の数および配向は、放射線源の収容および輸送を最適にするために、変更され得る。
1つの実施形態において、膨張可能構造体103は、放射線源と同時に製造された1つ以上の管腔から構成される。例えば、少なくとも1つの二次管腔203は、放射線源と同時に製造され得る。あるいは、一次管腔202が、放射線源と同時に製造され得る。
図4Aから図4Dに示されるように、1つの実施形態において、膨張可能構造体103の少なくとも1つの管腔203は、内部に配置されたカテーテル400を備え、このカテーテルは、膨張可能構造体103の遠位端の実質的に近くに、開口部402を有する。開口部402は、ガイドワイヤまたは補強スタイレットの通過に適合され得る。カテーテル400は、カテーテル管腔401を備え、そして第二の細長部材102内に延び得、そして第二の細長部材102の長さに実質的にまたがり得る(図4A〜図4Dを参照のこと)。別の実施形態において、膨張可能構造体103の少なくとも1つの管腔203は、膨張可能構造体103の遠位端の近くに、開口部も出口も備えない。
上記膨張可能構造体103を使用する方法は、膨張可能構造体103を骨格支持構造体に挿入する工程であって、この膨張可能構造体103は、放射線源を受容するように構成された少なくとも1つの管腔を備える、工程;膨張可能構造体103を膨張させる工程;および放射線源を、少なくとも1つの管腔を通して骨格支持構造体内に輸送する工程を包含する。別の実施形態において、この方法は、支持材料を骨格支持構造体内に堆積させる工程を、さらに包含する。この支持材料は、骨セメント(例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、セラミック)、ヒト骨移植片(自家移植片および同種移植片)、合成的に誘導された骨代用物(例えば、硫酸カルシウム、リン酸カルシウムおよびヒドロキシアパタイト)であり得る。さらに、別の実施形態において、この支持材料は、化学療法剤または放射性因子を含有し得る。
1つの実施形態において、装置100(膨張可能構造体103を備える)は、骨格支持構造体への最小侵襲性の挿入を提供するように構成される。例えば、図3に示されるように、装置100(第一の細長部材101および第二の細長部材102を備える)は、椎体301の内部量304の中での展開のための、最小侵襲性の構成を備える。この構成は、皮膚および筋肉の層を通しての、椎体301の所望の部分への小さいアクセス(例えば、図3に示されるような茎303を通して)が、装置100を内部容量304に導入するために必要とされるのみであるので、最小侵襲性である。あるいは、最小侵襲性アプローチは、椎体301の側壁に適用され得る。例えば、椎体301の所望の部分は、茎外アプローチ、後外側アプローチ、外側アプローチまたは前側アプローチを介して;あるいは椎体301の終板を介して、アクセスされ得る。最小侵襲性挿入アプローチが適用され得る他の骨格支持構造体としては、骨、軟骨およびその骨化誘導体、膜性骨および軟骨内性骨が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の多数の実施形態が、記載された。それにもかかわらず、種々の改変が、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解される。従って、他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内である。
図1は、第一の細長部材、および膨張可能構造体を有する第二の細長部材を備える、装置を示す。 図2Aは、非膨張構成で第二の細長部材に接続された膨張可能構造体を示す。 図2Bは、膨張構成で第二の細長部材に接続された膨張可能構造体を示す。 図2Cは、図2Bの膨張可能構造体の断面端面図である。 図2Dは、図2Aの第二の細長部材の断面端面図である。 図3は、椎体内に配置された、第一の細長部材、および膨張可能構造体を有する第二の細長部材を備える、装置を示す。 図4Aは、一次管腔および複数の二次管腔を備える膨張可能構造体を、非膨張構成で示す。 図4Bは、図4Aの膨張可能構造体を、膨張構成で示す。 図4Cは、膨張構成にある図4Bの膨張可能構造体の、断面端面図である。 図4Dは、図4Aの第二の細長部材の断面端面図である。

Claims (3)

  1. 骨格支持構造体への挿入のために構成された膨張可能構造体を備える装置において、前記膨張可能構造体は、
    前記膨張可能構造体を膨張するために構成された一次管腔と、
    放射線源を収容するために構成された複数の二次管腔とを備え、
    前記複数の二次管腔が前記膨張可能構造体の周りを囲んで配置された、装置。
  2. 前記複数の二次管腔が、前記膨張可能構造体の遠位端の近くに開口部も出口も備えない、請求項1に記載の装置。
  3. 前記膨張可能構造体の遠位端の近くに開口部を有するカテーテルを備える、請求項1又は2に記載の装置。
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