JP5006199B2 - 色付きコンタクトレンズ製造のためのパッド転写印刷方法 - Google Patents

色付きコンタクトレンズ製造のためのパッド転写印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は一般に、色付きコンタクトレンズを製造する方法に関するものである。より詳細には、本発明は、優れた画質を有する色付きヒドロゲルコンタクトレンズを製造するためのパッド転写印刷方法に関するものである。
レンズ中に分散された、またはレンズ上に印刷された1種以上の着色剤を有するコンタクトレンズに対する需要は高い。これらの色付きコンタクトレンズは、眼の自然な美しさを高め、あるいは、装用者の瞳孔上に独特のパターンを付与し、あるいは、回転マーク、反転マーク、製品/ブランドコード、ロット番号、「デモ」レンズ等の装飾用以外のパターンまたはマークを付与し提供することができ、装用者、アイケア実施者、および製造業者に有益である。
コンタクトレンズにインクを印刷する公知の方法には、インク転写印刷がある。この方法によれば、レンズに転写される色付き膜が、まず金型の表面に付着され、次にその金型においてレンズが形成される。この液状の色付き膜のパターンは、金属板またはセラミック板をエッチングまたはレーザー加工することで提供することができる。次に、エッチングされたパターンに適切なインクが充填され、適切なドクター装置で余分なパターンが掻き取られ、柔らかいシリコーンゴム製の転写スタンプまたは転写パッドがパターンに型押しされてパッドの表面にパターンが転写される。次に、画像を含むパッドがレンズ成形金型に入れられ、パターンを転写するように正しい位置で押し下げられて、色付き膜が生成される。次に、この色付き膜に部分的な硬化または完全な硬化を施すことができる。その後、レンズ形成材料が金型に追加され、化学線硬化または熱硬化されてコンタクトレンズが形成される。これにより、色付き膜が成形面から離れ、コンタクトレンズの本体と一体になる。
数種類の有機溶剤型インクが、コンタクトレンズへのカラー画像のインク転写印刷手法で用いられてきた。実際、色付きコンタクトレンズの需要が増えているため、このレンズの大量生産が必要となり、水溶性のインクを使用することが望ましい。水性インクを使用すれば、色付きコンタクトレンズの自動化生産を単純化することができ、その結果、より環境に優しく安価な製品がもたらされる。
コンタクトレンズへのカラー画像のインク転写印刷に水性インクを利用する場合、インク転写の程度ならびにその不鮮明化および剥離の程度はいくつかの要因に左右されることが判明している。それらの要因の中でもとりわけ、クリシェから金型にインクを転写するのに要する時間、コンタクトレンズの素材、およびインクの配合が重要である。
特に、クリシェからインクを受け取って、金型にインクを付着させるまでの、水性インクがパッドに滞留する時間が長いほど、画質が劣化することが観察された。この原因は、パッド上のインクが乾燥するからである。滞留時間が非常に短くても(1〜5秒)、インクの乾燥が始まってしまい、ついには十分な遅延によってパッド上でインクが完全に乾燥して、インク転写が行われなくなり、金型への転写時に画像が大幅に劣化してしまう。
さらに、驚くべきことに、コンタクトレンズ形成材料が水性モノマーである場合、レンズの機械的強度はインクおよび空気中の水分含有量と厳密に相関していることが判明している。
したがって、レンズの品質を損なうことなく、高い画質を有する色付きコンタクトレンズを製造するための水性インク転写印刷方法を開発することが必要である。
本発明は、色付きヒドロゲルコンタクトレンズ製造のためのパッド転写印刷方法を提供するものであり、この方法は、
(a)コンタクトレンズに印刷すべきパターンが生成されている、少なくとも1つのクリシェに水性インクを提供するステップと、
(b)少なくとも1つの転写パッドを用いて、水性インクをクリシェから少なくとも1つのコンタクトレンズ成形金型の少なくとも1つの表面に転写するステップと、
(c)金型に転写されたインクを少なくとも部分的に硬化して色付き膜を形成するステップと、
(d)ヒドロゲルレンズ形成材料を金型の中に分配するステップと、
(e)金型内のレンズ形成材料を硬化してコンタクトレンズを形成し、それにより、色付き膜を成形面から分離し、コンタクトレンズの本体と一体化するようにするステップとを含み、
上記ステップを含む方法の特徴とするところは、
インク転写時の1以上の転写パッド直近の相対空気湿度を、標準的な圧力および温度の条件において50%を超えるように保つことである。
本発明は、成形色付きコンタクトレンズの製造方法に関するものであり、ここで、成形色付きコンタクトレンズは、残りの表面の少なくとも一部分に、透明な中央の視覚的セッションおよびカラー画像を含むものである。カラー画像は、装飾用パターン、例えば虹彩のようなパターン、ファッションパターン(例えばWild Eye(商標))、オーダーメード(MTO)パターン、義眼パターンなど、使用者がコンタクトレンズを容易に取り扱い、挿入することを可能にする反転マーク、円環状回転マーク、または例えば数字もしくはバーコードのいずれかの形態のコンタクトレンズ最小在庫管理単位(SKU)であり得る。カラー画像は、単一のカラー画像であっても多数のカラー画像であってもよい。
本発明は、以下の諸態様によってより詳しく例証される。
一態様によれば、最初に、任意の公知のインク付け方法に従ってインク供給手段によって少なくとも1つのクリシェに水性インクが付けられ、適切なドクターブレードで余分なインクが掻き取られる。少なくとも1つの転写パッド、好ましくは1組のパッドが一緒に、クリシェからインクを受け取り、少なくとも1つのコンタクトレンズ形成金型の少なくとも1つの表面に転写する。インクがクリシェから吸い上げられてからインクが金型に被着覆されるまでに、インクが1以上のパッドに滞留している間(「吸い上げられてから剥離するまでの時間」)、図3および図4に示したように、インクの乾燥を防止するために、1以上のパッドの直近を覆う湿った空気を生成するか、または加湿空気を1以上のパッドに吹き付けて、相対空気湿度が50%を超えるように保たれる。また、湿った空気を、インクが付けられたクリシェおよび/またはインクが付けられた金型表面に吹き付けることもできる。
湿った空気は、使用するパッド転写印刷機の構成に応じて方向性を有していても、拡散性を有していてもよい。典型的な空気流は700〜950ml/分である。但し、この空気流は、使用する装置に応じて調節および最適化することができる。相対空気湿度は、インクの乾燥を防止するのに十分高いことが望ましいが、コンタクトレンズの形成を妨げてはならない。好ましくは、空気の相対湿度は、標準的な圧力および温度において50〜100%、より好ましくは60〜90%、さらに好ましくは75〜80%である。ここで、標準的な温度とは15〜30℃の範囲、好ましくは23〜28℃の範囲を意味する。標準的な圧力という用語も、周囲圧力とすることができる。本発明の好ましい態様においては、標準的な圧力はさらに層流空気流の動態的圧力を含んでもよい。標準的な圧力の範囲は800〜1200(×10Pa)、好ましくは950〜1050(×10Pa)、最も好ましくは980〜1020(×10Pa)と定義される。
加湿空気は、実験室バブラーなどの加湿手段や、ダクトに連結、または印刷機の周囲の空気に直接連結するように設計された任意の工業用加湿器を用いて生成することができる。例えば、JS Humidifiers株式公開会社のMobile Environmental Control Systemを用いて、温度および湿度が制御された空気を提供してもよい。好ましい態様においては、JS Humidifiers株式公開会社のJetSpray(商標)加湿器を用いることもできる。加湿器内で、圧縮空気が霧化されて、迅速に蒸発して空気中で直接、または空気処理装置において所望のレベルまで湿度を上げる細かい噴霧が生成される。JetSpray(商標)加湿器は、空気流の全体にわたって設置された1以上の特注設計のマニホールドに取り付けられた適切な数の噴霧ノズルを含む。水分分布は、ノズル容量の選択、マニホールド上でのノズルの適切な間隔、ノズルの正しい位置決めおよび柔軟な配向によって保証される。さらに好ましい態様においては、湿った空気の層流は、印刷中に1以上のパッド、クリシェ、および金型の付近に生成される。
少なくとも1つの金型の少なくとも1つの成形面にインクを付けた後、適切な硬化手段によって熱的に、あるいは好ましくは紫外線放射、またはイオン化放射(例えばガンマ線やX線の照射)やマイクロ波照射などその他の化学線による熱紫外線またその他の化学線放射によって、印刷されたインクを少なくとも部分的に予備硬化して、本発明による色付き膜を形成することができる。硬化手段は、1つのランプが同時に複数の金型に均等照明を提供するように、好ましくは1つの、最も好ましくは複数の光ファイバープローブを備える一般的なランプであり得る。好ましくは、このランプは紫外線水銀ランプ、特にドープ中圧水銀ランプである。したがって、例えば、Philips社の中圧ランプHPA 2020またはこれに匹敵するHeraeus社の中圧ランプを用いることができる。または、浜松社のランプまたはDr Groebel社のランプを単独で、または適切なカットフィルターおよび/または集光レンズと組み合わせて用いることができる。
この光ファイバープローブは好都合なことに0.3〜6mの長さを有しており、有利なことに、液体光ファイバーとして形成されているので、紫外線を透過させるのに特に適している。好ましくは予備硬化時間は0.1〜10秒、好ましくは0.5〜5秒、より好ましくは1〜2秒の範囲である。
予備硬化に続いて、ヒドロゲルレンズ形成材料が、好ましくは自動ディスペンサーを用いて、印刷された金型のレンズ形成キャビティの中に分配される。
次に、米国特許第5,034,166号に記載されている回転成形(特に9欄35〜61行を参照)、または好ましくは鋳込み成形によってコンタクトレンズを形成することができる。鋳込み成形の場合、金型は一般に少なくとも2つの金型半部、すなわち第1金型半部および第2金型半部を含んでいる。第1金型半部は第1成形面(または光学面)を画定し、第2金型半部は第2成形面(または光学面)を画定する。第1成形面と第2成形面の間にレンズ形成キャビティが形成されるように、第1金型半部および第2金型半部は相互に受容し合うように構成されている。金型半部の成形面は金型のキャビティ形成面であり、レンズ形成材料と直接接触する。
印刷された金型表面または金型半部は、10秒間、好ましくは5秒間放置してから、対応する他方の金型半部に合わされ、空気式閉鎖システムを用いて両金型を閉じることができる。その中でレンズ形成材料が化学線硬化または熱硬化される。これにより、色付き膜が成形面から剥離し、コンタクトレンズの本体と一体になる。
好ましい態様によれば、印刷ユニットは少なくとも1つのクリシェ、少なくとも1組の転写パッド、場合により少なくとも1つの水性インク供給手段、少なくとも1つの加湿手段、および少なくとも1つの硬化手段を含んでいる。この場合、転写パッドによってクリシェからインクが吸い上げられる直前、その最中、またはその直後に、1以上のコンタクトレンズ形成金型を印刷ユニットに配置する必要がある。1以上のレンズ形成金型に印刷されたインクを予備硬化した後のみ、1以上の金型が印刷ユニットから取り出される。印刷ユニットの外部で、1以上のレンズ形成金型にヒドロゲルレンズ形成材料が充填される。次に、ヒドロゲルレンズ形成材料が化学線硬化または熱硬化される。これにより、色付き膜が成形面から離れ、コンタクトレンズの本体と一体になる。
この態様によれば、空気加湿および空気温度が印刷ユニット内で慎重に制御される。1以上のパッドにインクを付けるたびに、湿った空気を1以上のパッドに吹き付けてもよいし、自動化された層流空気流によって印刷ユニットにおいて一定の相対湿度および温度を保ってもよい。その際、温度および相対空気湿度が常時または定期的に測定され、適正値に調節される。
さらに好ましい態様によれば、印刷ユニットは、部分的にまたは完全に自動化された色付きコンタクトレンズ製造ラインの一部である。製造工場における適切な移送サブシステムによって、少なくとも1つのレンズ形成金型、好ましくは複数のレンズ成形金型が同時に、所定の経路に沿って印刷ユニットの中に移される。そこで、1つの金型がその時点で、または複数の金型が同時に、上記の方法に従って印刷される。1以上のレンズ形成金型を印刷ユニットの中で連続的に移動させることができるが、印刷プロセスの少なくとも1つのステップ中は、1以上の金型が静止していることが好ましい。好ましくは、1以上の金型が静止した状態にあるのは30秒以下、より好ましくは10秒以下、最も好ましくは5秒以下である。任意の公知の適切な転写パッド印刷機構を本発明で用いることができる。
パッド印刷機構には、当技術分野において公知の、Tampoタイプの印刷機構(Tampo vario 90/130)、ゴム印、シンブル、直接捺染パッド、または転写印刷パッドが含まれるが、これらに限定されるわけではない。これらの印刷パッドは好ましくは、シリコーンまたはポリウレタンを含んでいる。これらのポリマーの弾性により、インクが一時的にパッドに付着し、インクがコンタクトレンズ金型に接触するとパッドから完全に剥離することが可能になる。
本発明で用いられるクリシェは、セラミックまたは金属(例えば鋼)製であり得る。クリシェが鋼製である場合、緩衝剤(例えばリン酸塩など)を添加することで水性インクのpHを中和する(例えば、pH6.8〜7.8に調整する)ことが望ましい。例えば化学エッチングやレーザーアブレーションなど当業者にとって公知の任意の方法に従って、画像をクリシェにエッチングすることができる。
クリシェは使用後に、適切な溶剤への浸漬、超音波処理、または機械摩耗などで洗浄することができる。浅いクリシェ(例えば20μmの深さ)を使用する場合は、インクの付着によってパターンがより速く劣化することがあるため、特に洗浄が好ましい。
本発明で使用すべきコンタクトレンズ形成金型は一般に少なくとも2つの金型半部、すなわち第1金型半部および第2金型半部を含んでいる。第1金型半部は第1光学面を画定し、第2金型半部は第2光学面を画定する。第1成形面と第2成形面の間にレンズ形成キャビティが形成されるように、第1金型半部および第2金型半部は互いに受け止められるように構成されている。金型半部の成形面は金型のキャビティ形成面であり、レンズ形成材料と直接接触する。
レンズ形成金型は、金型を作製するための当技術分野において公知のあらゆる材料から作製し得る。その材料の例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、PMMA、Topas(R)COC級8007−S10(ドイツのフランクフルト市およびニュージャージー州のサミット市のTicona社のエチレンおよびノルボルネンの透明非晶質共重合体)などのポリマー材料または石英、ガラス、もしくはサファイアが挙げられる。これらの金型は使い捨てであっても、再利用可能であってもよい。再利用可能な金型はレンズの製造後に、水または適切な溶剤を用いて、未架橋のプレポリマーおよびその他の残留物を迅速且つ効果的に洗い落とし、空気で乾燥させることが出来る。
好ましい態様においては、レンズ形成材料が溶液、無溶媒液体、または場合により他の成分の存在下での1種以上のプレポリマーの溶融液である場合、再利用可能な金型が用いられ、化学線のスペース的制約の下でレンズ形成材料が化学線硬化されて、色付きコンタクトレンズが形成される。この場合、レンズ形成材料が、2つの金型半部からなる金型の中に入れられる。この2つの金型半部は好ましくは、互いに接触するのではなく、その間に設けられた環状の狭い間隙を有している。この間隙は金型キャビティにつながっているため、余分なレンズ材料が間隙に流れ去ることができる。
コンタクトレンズの2つの向かい合う表面(前面および後面)は2つの光学面によって画定され、その縁は金型の壁ではなく化学線のスペース的制約によって画定される。通常、2つの成形面と、スペース的制約の明確な周囲境界の突出とによって囲まれる領域内のレンズ形成材料のみ架橋結合されるが、スペース的制約の周囲境界の外部およびすぐ近くのレンズ形成材料は架橋結合されない。その結果、コンタクトレンズの縁が、化学線のスペース的制約のある寸法および幾何形状の円滑且つ正確な複製になることが望ましい。
本発明と組み合わせて用いられる水性インクは、溶剤が水であるインクである。このインクは、水の他に有機溶剤を含んでもよい(但し、含まないことが好ましい)。この水性インクは、少なくとも1種の着色剤または顔料を含んでいる。顔料の選択は重要ではない。顔料は、所望の色をもたらす任意の着色物質またはそれらの組み合わせであり得る。
水性インクは好ましくは、エチレン不飽和基を有する水溶性バインダーポリマーをさらに含んでいる。好ましくは、このバインダーポリマーは、水溶性架橋性ポリ(ビニルアルコール)プレポリマー;水溶性ビニル基末端ポリウレタン;ポリビニルアルコール誘導体、ポリエチレンイミン誘導体、またはポリビニルアミン誘導体;水溶性架橋性ポリ尿素プレポリマー;架橋性ポリアクリルアミド;ビニルラクタム、メチルメタクリレート、およびコモノマーの架橋性統計コポリマー;ビニルラクタム、ビニルアセテート、およびビニルアルコールの架橋性コポリマー;架橋性側鎖を備えるポリエーテル−ポリエステルコポリマー;分岐ポリアルキレングリコール−ウレタンプレポリマー;ポリアルキレングリコール−テトラ(メタ)アクリレートプレポリマー;架橋性ポリアリルアミングルコノラクトンプレポリマー、およびこれらの混合物からなる群より選択される、水溶性化学架橋性プレポリマーである。さらに好ましくは、水溶性化学架橋性プレポリマーはレンズ形成材料の重合可能成分の1種である。
より好ましくは、水性インクは、初期硬化時間の約50%以下、好ましくは40%以下、より好ましくは25%以下、さらに好ましくは15%以下の硬化時間をインクに提供するのに十分な量の開始剤、好ましくは光開始剤をさらに含んでいる。任意の適切な光開始剤をインクの配合で用いることができる。発明者が現在好ましいとしている光開始剤は、Irgacure(R)2959、Irgacure(R)907、Irgacure(R)500、Irgacure(R)651、Irgacure(R)369、Darocure(R)1173、またはDarocure(R)4265である(Irgacure(R)およびDarocure(R)はスイス、バーゼル市のCiba Speciality Chemicals社の登録商標である)。
最も好ましくは、水性インクは界面活性剤をさらに含んでいる。好ましい界面活性剤の例は、Surfynol(R)420界面活性剤(エトキシ化アセチレンジオール)などのアセチレンジオール系界面活性剤である。本発明のインクにおけるSurfynol(R)420界面活性剤の濃度は、好ましくは約0.03〜約0.16重量%である(Surfynol(R)は米国のAir Products and Chemicals社の登録商標である)。
好ましい態様においては、本発明と組み合わせて用いられるインクは、約30〜98重量%、好ましくは約50〜93重量%の量の水と、約2〜40重量%、好ましくは約6〜30重量%の量の水溶性化学線硬化バインダーポリマーと、約0.5〜30重量%、好ましくは約1.5〜20重量%の量の少なくとも1種の着色剤と、約0.03〜約0.20重量%の量の急速拡散性界面活性剤(好ましくはアセチレンジオール系界面活性剤、より好ましくはSurfynol(R)420界面活性剤)と、約0.4〜約2.4重量%、より好ましくは約0.55〜約2.1重量%、さらに好ましくは約0.7〜約1.5重量%の量の光開始剤とを含んでいる。
水性インクは好ましくは、約100センチポアズ(cps)を上回る粘度、より好ましくは200cpsを上回る粘度、さらに好ましくは350cpsを上回る粘度を有している。インク溶液の粘度は最高で約5,000cpsであり得るが、好ましくは約900〜約3500cpsである。
当技術分野において公知の任意のレンズ形成材料を本発明で用いることができる。好ましいレンズ形成材料は、ヒドロゲルを形成することができる。レンズ形成材料は、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)などのビニルモノマーからなり得るし、1種以上のプレポリマー、場合により1種以上のビニルモノマーおよび/またはマクロマを含み得るし、場合により、光開始剤、着色剤、充填剤など様々な成分をさらに含み得る。当然のことながら、任意のシリコーン含有プレポリマーまたはシリコーンを含有しない任意のプレポリマーを本発明で用いることができる。レンズ形成材料の選択は主に、最終コンタクトレンズの使用の最終的な様相によって決まるが、今のところ好ましいレンズ材料は、Nelfilcon(米国のCiba Vision社の製品)など、欧州特許第A−641,806号で開示されているような変性ポリビニルアルコールプレポリマーである。Nelfilconは水溶性であり、光学的品質を持つ仕上げ加工されたレンズを数秒以内にNelfilconから製造することができ、しかも以降の抽出段階または仕上げ段階が不要であるため、Nelfilconが特に好ましい。
本明細書において用いる、コンタクトレンズの「前面」という用語は、装着時に眼から離れる方のレンズ表面を意味し、通常は実質的に凸面である。本明細書において用いる、コンタクトレンズの「後面」という用語は、装着時に眼に向く方のレンズ表面を意味し、通常は実質的に凹面である。
コンタクトレンズの前面もしくは後面またはその両方を印刷することができるが、インクはレンズの前面に施すことが好ましい。しかし、前面および後面の両方にパターンを付与することによって達成できる特別な装飾効果が存在する。例えば、1色の色付きパターンをレンズの後面または対応する金型半部に施し(例えば白色)、これと同じまたは異なる色付きパターンをレンズの前面または対応する金型半部に施すことができる(例えば紺色)。このようにすると、外見が実物そっくりの多色の肌合いの外見、または観察者に向けて反射する白色の背景を用いた一層明るい色調を有することができるレンズが得られるであろう。
金型の両面に印刷する方法でレンズの両面にインクを塗布する場合、上記のように、後面の金型および前面の金型の両方にパターンを施す。レンズ形成用のモノマー混合物の一部を両方の金型半部に供給し、両方の金型半部を部分重合して、レンズの前面および後面にパターンを定着させる。2つの金型半部を組み合わせ、それを相互重合させると、両面にパターンを有するレンズの硬化および形成が完了する。また、レンズ形成材料は、均一で透明な色合いをレンズ全体に持たせるための少量の顔料を含むことができる。
コンタクトレンズは、印刷される前に透明であり得る。または、コンタクトレンズは、印刷される前に色合いを持っていてもよい。すなわち、本発明の印刷方法を用いてそのレンズに印刷する前に、当技術分野において周知の方法を用いて着色剤がそのレンズに添加されていてもよい。
上記の方法による色付きコンタクトレンズの製造によって、1以上のパッドへのインクの「吸い上げから剥離までの時間」を引き延ばし、改良された画質をもたらすことが可能になる。例えば、図1はコンタクトレンズに印刷すべきパターンを示している。図2は、インク転写時の相対空気湿度が0%、パッドへのインクの「吸い上げから剥離までの時間」が15秒という条件で図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを示している。「吸い上げから剥離までの時間」が上記と同じ、インク転写時の相対空気湿度が80%という条件で図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを図3に示している。明確に観察できるように、「吸い上げから剥離までの時間」が一定の場合、転写されるインクの量は相対空気湿度によって決まる。図4は、図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを示している。「吸い上げから剥離までの時間」が30秒であるにもかかわらず、インク転写時の相対空気湿度が高い(80%)ため、良好な画質を得ることができる。好ましいインクの「吸い上げから剥離までの時間」は0.5〜10秒、より好ましくは2〜5秒である。
最も好ましくは、インクの付着性を実証し、レンズの機械的安定性の最初の兆候を示すために、本発明によりコンタクトレンズ上に生成されるカラー画像は、滅菌存続試験および少なくとも指摩擦試験に合格しなければならない。指摩擦試験は、含水コンタクトレンズを包装溶液、例えば緩衝生理食塩溶液から取り出し、2本の指の間または1本の指と手のひらの間のいずれかでレンズを最長約10秒間指で擦ることによって実施される。着色剤の滲み出し、不鮮明化、または剥離が目視または顕微鏡(〜10X)で観察された場合、摩擦試験は不合格となる。摩擦試験の不合格は、レンズの機械的特性が低いことを示す最初の兆候でもある。
「滅菌存続試験に合格する」とは、オートクレーブまたは紫外線もしくはX線の照射などの滅菌段階後に著しい退色や剥離などが一切観察されないことを意味する。好ましくは、レンズは付着性試験にも合格しなければならない。この試験は、レンズを綿で擦るステップとレンズに付着した色の量を測定するステップとからなる。
驚くべきことに、レンズへのインクの付着性だけが空気湿度に左右されるわけではないことが観察された。実際に、レンズ、特に水性モノマーで形成されたレンズの機械的特性が、印刷時の相対空気湿度、予備硬化時間、硬化時間、および照射線量に左右される。特に、相対空気湿度が高いほど、機械的により安定したレンズがもたらされる。
次の表はこれらの効果を例証している。温度は約26℃、圧力は約1013x10Pa、レンズ形成材料はNelfilconであった。
Figure 0005006199
さらにより好ましくは、本発明により生成される色付きコンタクトレンズは機械的試験に合格しなければならない。
この機械的試験は、コンタクトレンズ材料の弾性率、最大応力、最大伸び、および靭性などの機械的特性を判断するように考案されている。引張試験がVitrodyne V1000機械試験機またはMTI Phoenix機械試験機で実施される。コンタクトレンズ材料をストリップにカットし、そのストリップの厚さを測り、そのストリップを機械試験機の2つのグリップの間に嵌める。次に、両グリップの間のストリップを標準的な試験液、すなわちリン酸緩衝生理食塩水(PBS)に浸す。試験手順において、両方のグリップを互いにゆっくりと離しながら(例えば、200μm/秒)、ストリップが破断するまで、ストリップにかかる応力およびひずみを記録する。記録されたデータに基づいて、公知の方法を用いて弾性率(単位MPa)、靭性(単位kJ/m)、最大応力(単位MPa)、最大ひずみ(単位μm/μm)、および最大伸び(単位%)を求める。各パラメータについて、仕様の範囲内に収まるように、すなわち機械的試験に合格するように、特定の範囲が設定されている。
次の表は機械的試験の結果を例示している。温度は約27℃、圧力は約1013x10Pa、レンズ形成材料はNelfilconであり、紫外線照射線量は一定に保った。
Figure 0005006199
コンタクトレンズに印刷すべきパターンを示している。 図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを示している。なお、インク転写時の空気湿度は0%であり、インクの「吸い上げから剥離までの時間」は15秒であった。 図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを示している。なお、インク転写時の空気湿度は80%であり、インクの「吸い上げから剥離までの時間」は15秒であった。 図1のパターンが印刷されたコンタクトレンズを示している。なお、インク転写時の空気湿度は80%であり、インクの「吸い上げから剥離までの時間」は30秒であった。

Claims (12)

  1. (a)コンタクトレンズに印刷すべきパターンが生成されている、少なくとも1つのクリシェに水性インクを提供するステップと、
    (b)少なくとも1つの転写パッドを用いて、前記水性インクを前記クリシェから少なくとも1つのコンタクトレンズ成形金型の少なくとも1つの表面に転写するステップと、
    (c)前記表面に転写された前記水性インクを少なくとも部分的に硬化して色付き膜を形成するステップと、
    (d)ヒドロゲルレンズ形成材料を前記金型中に分配するステップと、および
    (e)前記金型内の前記レンズ形成材料を硬化してコンタクトレンズを形成し、それにより、前記色付き膜を前記表面から分離し、前記コンタクトレンズの本体と一体化するようにするステップとを含む、
    色付きヒドロゲルコンタクトレンズの製造のための転写方法であって、
    前記水性インク中の水の含有量が30〜98重量%であり、
    前記転写時の前記転写パッド直近の相対空気湿度を、標準的な圧力および温度の条件において50%を超えるように保つことを特徴とする転写方法。
  2. 前記相対的空気湿度が60〜90%である、請求項1記載の転写方法。
  3. 前記相対的空気湿度が75〜80%である、請求項1記載の転写方法。
  4. 加湿器により湿った空気をインクの付いた前記転写パッドに吹き付けて相対湿度が50%を超えるように保つ、請求項1記載の転写方法。
  5. さらに、湿った空気を、インクの付いた前記クリシェおよびインクの付いた前記金型に吹き付ける、請求項1記載の転写方法。
  6. 相対空気湿度を、層流空気流によって50%を超えるように保つ、請求項1記載の転写方法。
  7. 前記ステップ(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)における相対空気湿度が61.7%以上である請求項1記載の転写方法。
  8. 少なくとも1つのクリシェ、少なくとも1つの転写パッドおよび少なくとも1つの硬化手段を含み、少なくとも1つのコンタクトレンズ形成金型をステップ(a)、(b)および(c)の間に配置してから移し、1以上の金型を移送サブシステムで移動する完全にまたは部分的に自動化された色付きコンタクトレンズの製造ラインの一部である、印刷ユニットで行う、請求項1〜7のいずれか1項記載の転写方法。
  9. 前記移送サブシステムが、印刷ユニット内で静止した状態および移動を交互に行い、金型が30秒以下の間に1つの停止した状態にある、請求項8記載の転写方法。
  10. 前記移送サブシステムが、ステップ(b)の間に静止した状態にある、請求項9記載の転写方法。
  11. 前記水性インクが、約100センチポアズ(cps)を上回る粘度を有し、少なくとも1種の着色剤、エチレン性不飽和基を有する水溶性バインダーポリマー、開始剤、および界面活性剤を含む、請求項1〜10のいずれか記載の転写方法。
  12. コンタクトレンズにインクを転写印刷するインク転写印刷工程を含むコンタクトレンズの製造方法であって、
    前記インク転写印刷工程で、前記コンタクトレンズが、請求項1〜11のいずれか1項記載の転写方法で転写印刷されることを特徴とするコンタクトレンズの製造方法。
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