JP5005855B2 - Oil fence equipment - Google Patents

Oil fence equipment Download PDF

Info

Publication number
JP5005855B2
JP5005855B2 JP2001026818A JP2001026818A JP5005855B2 JP 5005855 B2 JP5005855 B2 JP 5005855B2 JP 2001026818 A JP2001026818 A JP 2001026818A JP 2001026818 A JP2001026818 A JP 2001026818A JP 5005855 B2 JP5005855 B2 JP 5005855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil fence
oil
floating
hull
tanker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001026818A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2001348854A (en
Inventor
哲士 渡辺
克彦 山田
康之 小坂
Original Assignee
海和テック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 海和テック株式会社 filed Critical 海和テック株式会社
Priority to JP2001026818A priority Critical patent/JP5005855B2/en
Publication of JP2001348854A publication Critical patent/JP2001348854A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5005855B2 publication Critical patent/JP5005855B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment
    • Y02A20/204Keeping clear the surface of open water from oil spills

Landscapes

  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてタンカーが港湾内の係留設備に係留された状態で、陸上の油荷役設備とタンカーの油タンクとの間で油を荷役する際に、該タンカーの油給排口とこの油給排口に接続される係留設備とを取り囲むためのオイルフェンス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のオイルフェンス装置として、特開平8−3974号公報に記載の装置がある。この装置は、タンカーTの油送出口の両側に位置するように所定距離離間してタンカー係留位置の近傍の海底から海面上まで一対のガイド杭71を立設し、これらのガイド杭71に自身の浮力調整によりガイド杭71に沿って海底から海面まで浮き沈みする浮沈ブイ72をそれぞれ配設し、これら浮沈ブイ72に浮沈式オイルフェンス73の長さ方向の両端部を連結して油荷役装置の下方の海面を取り囲み、前記一対の浮沈ブイ72に短尺の着脱式オイルフェンス74を着脱自在に連結し、それらの着脱式オイルフェンス74の開放端部にはタンカTーの舷側(側面)に接続可能なマグネット接続部75を設けて、タンカーTの油送出口の下方の海面を一対の着脱式オイルフェンス74で囲むようにした構造からなる。図11に、この構造のオイルフェンス装置を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のオイルフェンス装置には、次のような不都合な面がある。
【0004】
▲1▼ タンカーT内に貯留した油が送出されるに従ってタンカーTの吃水が下がり、これに伴って、図11(b)に示すように着脱式オイルフェンス74の開放端部75側が海面の上方に上昇し、海面とオイルフェンス74との間に隙間が生じ、そこから油が流出するおそれがある。
【0005】
▲2▼ タンカーTからの油荷役作業が終了し、タンカーTが出港したのちに、着脱式オイルフェンス74を取り外し、浮沈式オイルフェンス73内のエアを抜いてオイルフェンス73を海底に沈下させる必要があるので、後片付けの作業に時間がかかる。
【0006】
▲3▼ 浮沈式オイルフェンス73を沈下させる際に、浮沈72ブイ内のエアを抜いたときに両者の自重でそれぞれが急下降するので、海底に衝突して破損するおそれがあり、取り扱いに注意を要する。
【0007】
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、特にタンカーからの油荷役作業時にタンカーの吃水の変化があってもオイルフェンスを海面上に保持でき、仮に海面上に油が漏れ出ても油の周囲への拡散を確実に防止でき、また作業の準備および片付けなどが容易な、オイルフェンス装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係るオイルフェンス装置は、港湾内に係留されたタンカーの油タンクと陸上の油貯留設備との間で油を荷役する際に、該タンカーの油給排口とこの油給排口に接続されるタンカー係留設備とを取り囲むためのオイルフェンス装置において、前記タンカーの舷側に沿って油給排口を挟んで所定距離を離間し、海底より海面上に突出して立設された一対のガイド支柱と、該ガイド支柱間に配置され前記係留設備を挟んで前記タンカーと反対側の海面下方を取り囲み且つ上下動可能であるメイン浮沈式オイルフェンスと、前記各ガイド支柱から前記タンカーの舷側に向けて延設され且つ上下動可能である一対の端部浮沈式オイルフェンスと、前記各端部浮沈式オイルフェンスの先端にコネクターを介して装着され弾力性および可撓性を有する筒状の船体シール装置とを備え、前記船体シール装置は、前記コネクターとの重量バランスを図る円柱状スポンジ体又は円柱状空洞部を、平面視において中心にして挟むように、前記端部浮沈式オイルフェンスの深さに対応する幅をもつ帯状弾性板材により中空状に取り囲む一対の船体シール部を相互に接合し、略U字形に形成した構造からなることを特徴とする。
【0009】
上記した構成を有する本発明のオイルフェンス装置によれば、端部浮沈式オイルフェンスの先端の船体シール装置をタンカーの舷側に密着させることにより、船体とオイルフェンス先端間のシール性が保たれ、油の漏洩が防止される。しかも船体の舷側と船体シール装置との間は接触状態に保持され固定されていないから、タンカー内の油量が減少して吃水が下がっても(船体が浮上しても)、船体シール装置に対して船体が摺れ上がる。いいかえれば、船体が浮上あるいは沈下(吃水が変化)しても、船体シール装置を含む端部浮沈式オイルフェンスの状態は変化せず海面上で一直線状に保たれ、且つ船体シール装置が船体の舷側に接触した状態に保たれることにより、船体とオイルフェンスによって取り囲まれた領域から油が漏洩することがない。また、船体シール装置は、前記コネクターとの重量バランスを図る円柱状スポンジ体又は円柱状空洞部を、平面視において中心にして挟むように、前記端部浮沈式オイルフェンスの深さに対応する幅をもつ帯状弾性板材により中空状に取り囲む一対の船体シール部を相互に接合し、略U字形に形成した構造からなるから、オイルフェンス本体と船体シール装置とを接続するためのコネクターが金属製で比重が大きい場合にも、図9(a)・(b)に示すようにオイルフェンスが全長にわたり重量バランスが図られるので、端部浮沈式オイルフェンスが海面下に沈下するときに、全長にわたりほぼ均等に沈下する。したがって、端部浮沈式オイルフェンスを浮上させるだけで、オイルフェンスとして使用できる。
【0010】
なお、船体シール装置が前述した構造ではなく、しかもコネクターが金属製等で比重が重い場合には、図10に示すようにオイルフェンスのエアチューブ内のエアを抜いたときに、オイルフェンス本体の先端部側が他の部位に比べて沈下し易くなって、下方へ折れ曲がるため、オイルフェンスは長さ方向にわたって均等には沈下しない。そして、このような状態でオイルフェンスが沈下した場合には、エアチューブ内にエアを供給してオイルフェンスを浮上させようとした場合に、オイルフェンスの先端側が折れ曲がったままで真っすぐには復元しないなどのトラブルが生じるおそれがある。
【0012】
また、船体シール装置は一対の船体シール部が中心の円柱状スポンジ体又は円柱状空洞部と一体となって空気バネ的な作用をし、船体の舷側に対し密着するので、優れたシール性が発揮される。また、船体シール装置が略U字形に形成されているので、タンカーのサイズ(トン数)や船体形状や接触位置等により船体の舷側に対し接触するオイルフェンスの先端(船体シール装置)の角度が変化しても、船体シール装置の接触面積が十分に確保されるので、シール性が高く保たれる。
【0013】
請求項に記載のように、前記各端部浮沈式オイルフェンスの基端と前記メイン浮沈式オイルフェンスの両端とを、前記ガイド支柱に対し浮沈自在に遊嵌されたリング状浮沈ブイにそれぞれコネクターを介して連結するとともに、前記リング状浮沈ブイに対する端部浮沈式オイルフェンスの基端とメイン浮沈式オイルフェンスの端とを外海(オイルフェンスで囲まれた領域外)側交差角αが内海(オイルフェンスで囲まれた領域内)側交差角βに比べて狭くなるように連結し、前記メイン浮沈式オイルフェンスの端部付近を前記端部浮沈式オイルフェンスの先端部が船体の舷側に密着する方向に付勢することが好ましい。
【0014】
請求項に記載のオイルフェンス装置によれば、タンカー舷側の油送出口を挟むように配置された両側の端部浮沈式オイルフェンスの先端部(船体シール装置)側が、図9(c)に示すようにタンカーの舷側に対し押し付けられる方向に各端部浮沈式オイルフェンス6にそれぞれモーメントMが作用し、先端の船体シール装置10が舷側に確実に密着するから、たとえば波風等によって船体Tが揺動しても先端の船体シール装置10が舷側から離間することがないので、オイルフェンス領域内から油が漏洩しにくい。
【0015】
請求項に記載のように、前記各端部浮沈式オイルフェンスの一端と前記メイン浮沈式オイルフェンスの一端との少なくとも一方を、前記ガイド支柱に対し浮沈自在に遊嵌されたリング状浮沈ブイにそれぞれ一定の厚みを有するゴム板などの弾性体からなるフレキシブルアダプターを備えたフレキシブルコネクターを介して連結することが好ましい。
【0016】
請求項に記載のオイルフェンス装置によれば、波風等を受けても図12のようにフレキシブルアダプターが大きく湾曲し(図12の2点鎖線部分を参照)、コネクターにおけるオイルフェンスのエアチューブに至る空気通路が遮断されことが防止されるので、オイルフェンスのエアチューブに対する給排気が阻害されることがない。また、強風や大きな荒波などを受けた際にフレキシブルアダプターの弾性板が湾曲しオイルフェンス本体が破損するのを防止するヒューズ的な作用もある。
【0017】
請求項に記載のように、各端部浮沈式オイルフェンスの先端に装着された前記船体シール装置を、前記タンカーの船壁に密着させる箇所を挟んで所定の距離をあけて位置するケーソンやドルフィンやアンカーなどの支持部に一端を結束した2本のロープによりそれぞれ結束して前記船体シール装置の移動範囲を規制することができる。
【0018】
請求項に記載のオイルフェンス装置によれば、オイルフェンス先端の船体シール装置をタンカーの船壁に密着させた使用状態だけでなく、オイルフェンスを海面下に沈下させた状態においても船体シール装置が所定の位置から遠くに流されることが2本のロープによって規制されるから、強風や荒波などを受けても船体シール装置が流されたりせず、また強風や荒波などを受けた後にも沈下させた船体シール装置を簡単に引き上げて使用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るオイルフェンス装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は係留設備にタンカーが係留され油荷役作業を行っている状態における本発明のオイルフェンス装置の実施例を概略的に示す平面図、図2は端部浮沈式オイルフェンスを示す平面図、図3は図2の端部浮沈式オイルフェンスの側面図、図4はメイン浮沈式オイルフェンスを示す平面図、図5は図4のメイン浮沈式オイルフェンスの側面図である。図6(a)は浮沈ブイを示す側面図、図6(b)は浮沈ブイとメイン浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す側面図、図6(c)は浮沈ブイと端部浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す側面図である。図7は浮沈ブイとメイン浮沈式オイルフェンスおよび端部浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す平面図で、図7(a)は平面図、図7(b)は底面図である。図8は係留設備の給排気管の配置を示す平面図である。
【0021】
図1に示すように、タンカーTは係留設備51に係留され、油荷役作業が行われる。係留設備51は大型のケーソン52を中心に小型のケーソン53〜55が間隔をあけ、且つ一側壁の位置を揃えて一連に並べられ、各ケーソン52〜55間が桟橋56〜58で接続されている。また、大型のケーソン52と陸地(不図示)とが主桟橋59で接続されているが、この主桟橋59には空気供給管60が主桟橋59に沿って配管されている。なお、図示は省略するが、陸上に設置された油タンクなどの油貯留設備から油給排用配管が主桟橋59およびケーソン52に沿ってタンカーTの油送出口(不図示)に導かれる。また、係留設備51の両側のケーソン53・55からそれぞれ側方に距離をあけて別のケーソン61・62が設けられ、ケーソン53と61間およびケーソン55と62間が長尺の桟橋63・64によって接続されている。
【0022】
係留設備51の両側のケーソン53・55の外側には、一対のガイド支柱1・2が海底から海面上に上端部が突出するように立設されている。各ガイド支柱1・2には、リング状浮沈ブイ3が遊嵌され、浮沈自在に配装されている。浮沈ブイ3は、図7のように円周方向で二分割したドーナツ形鋼管製フロート3aを突き合わせて、結合した構造からなり、フロート3aの上下両面に円周方向に間隔をあけて配置された複数のガイドローラ3bが、ガイド支柱1・2に当接するように半径方向中心部に一部を突出させて軸着されている。またフロート3aの下面には緩衝具3cが下向きに突設され、さらにフロート3aの上下両面にバランスウエイト3wが取着されている。これらのバランスウエイト3wにより、浮沈ブイ3はわずかに浮力が生じる程度に比重が調整される。
【0023】
一対の浮沈ブイ3間には、メイン浮沈式オイルフェンス5の両端がコネクター7を介して接続されている。メイン浮沈式オイルフェンス5は、図1のように係留設備51のタンカーTと反対側の海面下を取り囲むように多数のアンカー13付きロープ14で張設されている。一方、タンカーTの舷側には、その中央部付近に設けられている油送出口(不図示)を両側から囲むように、一対の浮沈ブイ3から端部浮沈式オイルフェンス6が延設されている。
【0024】
オイルフェンス5およびオイルフェンス6は、図6に示すようにそれぞれ所定深さの帯状体5a・6aを備え、帯状体5a・6aの深さ方向の中間位置においてエアチューブ(空洞部)5b・6bが長さ方向に沿って一体に形成されている。帯状体5a・6aは、たとえばゴム材を含浸させた布材からなり、帯状体5a・6aの下部に長さ方向に沿って多数のウエイト5w・6wが間隔をあけて取着されている。
【0025】
端部浮沈式オイルフェンス6は、基端が浮沈ブイ3にフレキシブルコネクター8を介して接続されているが、浮沈ブイ3に対しオイルフェンス5端部とオイルフェンス6基端とは、図7のように両者の取付角度における外海(オイルフェンスで囲まれた領域外)側角度αが内海(オイルフェンスで囲まれた領域内)側角度βに比べて狭くなるように接続されている。本例では、外海側角度αが中心線に対しそれぞれ20°ずつ狭くて140°になる。一方、オイルフェンス6の先端には、コネクター9を介して船体シール装置10が接続されている。またオイルフェンス5・6のエアチューブ5b・6bの両端又は一端は、図6のように対応するコネクター7・8の給排気路7a・8aに接続されるが、各給排気路7a・8aの下部には給排気エアホースの取付口7c・8cが設けられており、各取付口7c・8cには給排気管(エアホース:図8)66の一端が取着される。
【0026】
船体シール装置10は、平面視において円柱状の補助浮力体兼用緩衝材11を中心部に配置し、オイルフェンス6の深さに対応する幅をもつゴム板材12aにより中空状に取り囲む一対の船体シール部12を相互に接合し、略U字形に形成した構造からなる。なお、補助浮力体兼用緩衝材11は、本例では円柱状スポンジ体からなるが、たとえば円柱状空洞部であってもよい。補助浮力体兼用緩衝材11は、コネクター9が通常、金属部分が大部分を占めるために重いことから、コネクター9との重量バランスを図るために設けている。つまり、オイルフェンス6のエアチューブ6b内のエアを抜くと、コネクター9の重量によって図10(a)〜(c)に示すようにオイルフェンス6の先端側が垂れ下がって、折れ曲がる傾向がある。そこで、船体シール装置10の中心部に補助浮力体兼用緩衝材11を設けてコネクター9との重量バランスを図ることにより、図9(a)・(b)に示すようにオイルフェンス6が一直線状に延びた状態で、全体的にほぼ均等に沈下する。
【0027】
さらに、図7に示すように、浮沈ブイ3に対するオイルフェンス5とオイルフェンス6との取付角度がα(140°)で、オイルフェンス5の端部側をオイルフェンス6の先端の船体シール装置10がタンカーTの舷側に密着する方向に、つまり図7(a)では矢印Aの方向にモーメントが作用するように、オイルフェンス5の端部側が矢印Bの方向に、たとえばアンカー13付きロープ14により引っ張って付勢される。
【0028】
図1・図8に示すように、空気供給管60はケーソン52上に配備されたオイルフェンス操作装置65に接続されている。オイルフェンス操作装置65からは一対の給排気管66がケーソン53側のガイド支柱1とケーソン55側のガイド支柱2とに、それぞれ配管され、オイルフェンス6用コネクター8の取付口8cとオイルフェンス5用コネクター7の取付口7cとに給排気管66の一端が取り付けられている。
【0029】
以上のようにして本実施例に係るオイルフェンス装置が構成されるが、本実施例のオイルフェンス装置の使用態様について以下に説明する。
【0030】
図1において、タンカーTが港湾内の係留設備51に係留されるときに、オイルフェンス5・6・6はガイド支柱1・2に沿って浮沈ブイ3・3とともに海底に沈下している。タンカーTが係留された状態で、オイルフェンス操作装置65(図8)を操作して、オイルフェンス5のエアチューブ5bおよびオイルフェンス6のエアチューブ6bに空気を導入する。これにより、オイルフェンス5・6・6は浮沈ブイ3とともにガイド支柱1・2に沿って海面上に浮上する。
【0031】
オイルフェンス5はあらかじめ多数のアンカー13付きロープ14に接続されているから、海面上に浮上したときに定位置に配置されるとともに、漂流が防止される。一方、海面に浮上したオイルフェンス6・6は、図1に示すようにタンカーTの大きさや船体の形状によって先端の船体シール装置10の位置を調整する必要があるので、たとえば作業者が作業船等を用いて船体シール装置10をロープ(不図示)や竿(不図示)などによりタンカーTの舷側の適所に密着するように移動する。両側の船体シール装置10が油送出口(不図示)を挟むようにタンカーTの舷側に接触すれば、あとは上記したとおりオイルフェンス6がモーメントを受けて船体シール装置10がタンカーTの舷側に密着する。したがって、この状態で、係留設備51のタンカーTと反対側の海面がオイルフェンス5により取り囲まれ、またタンカーTの油送出口の下方の海面が一対のオイルフェンス6・6により取り囲まれる。そこで、油の荷役作業を開始すれば、仮に油送出口等から油が漏れ出しても周囲に油が拡散するのが、オイルフェンス5・6・6によって防止される。
【0032】
こうして油荷役作業が終了すれば、あるいは同作業が終了してタンカーTが出港すれば、オイルフェンス操作装置65(図8)を操作して、オイルフェンス5のエアチューブ5bおよびオイルフェンス6のエアチューブ6b内の空気を排出する。これにより、オイルフェンス5・6・6は浮沈ブイ3とともにガイド支柱1・2に沿って海面下に沈下する。長尺のオイルフェンス5は多数のアンカー13付きロープ14に接続され漂流が防止されており、また両側のオイルフェンス6・6は短かく、且つ上記したようにほぼ一直線状に延びた状態のまま沈下するので、上記公報に記載の従来のオイルフェンス装置のようにオイルフェンスを着脱するなどの手間のかかる作業が一切なく、簡単にオイルフェンスの片付け作業が終了する。
【0033】
なお、船体シール装置10は上記実施例の構造に限るものではなく、図示は省略するが、例えばゴム板材12aにより上下両端を閉塞した円柱状の中空体に形成したり、あるいは円柱状のスポンジ体の外周面にゴム板材12aを一体に貼着したりすることにより、全体を補助浮力体兼用緩衝材11により構成することもでき、これらの場合にも上記の実施例の船体シール装置10と同様の作用効果を奏する。
【0034】
図12および図13はオイルフェンス装置の他の実施例を示すもので、本例の場合、浮沈ブイ3とメイン浮沈式オイルフェンス5および端部浮沈式オイルフェンス6との間にそれぞれフレキシブルコネクター8を介して接続しているところが、上記実施例と相違する。フレキシブルコネクター8は、金属製のコネクター本体17に弾性体としての一定の厚みを有するゴム板からなるフレキシブルアダプター18の一端が金属製の連結具19により連結されており、このフレキシブルアダプター18の他端が浮沈ブイ3の一端に連接された金属製の連結具19により連結されている。このため、波風等を受けて図14のように金属製コネクター7とオイルフェンス6との間が屈曲したときには空気通路が遮断されるので、オイルフェンス6のエアチューブ6bに対する給排気が不可能になったりオイルフェンス6が破損したりすることがあるが、そのようなおそれがない。
【0035】
図15および図16は端部浮沈式オイルフェンス6の先端に設けた船体シール装置10/10’の移動範囲を所定範囲内に規制するための手段を示すもので、タンカーTの船壁に船体シール装置10が密着する範囲内において、図15のようにドルフィン20とアンカー13とから、およびドルフィン22とアンカー13とから、それぞれ所定長さのロープ15・16をそれぞれ延ばし、2本のロープ15・16の端部にて船体シール装置10/10’を引っ張っている。また、船体シール装置10/10’の移動範囲を、海面上においてだけでなく海面下(海中)においても規制できるように、たとえば図16に示すように一方のロープ15の一端はドルフィン20の支柱21(海面下)に、他方のロープ16の一端はドルフィン22(海面上)にそれぞれ結び付け、各ロープ15・16の他端を船体シール装置10に結び付けている。このため、オイルフェンス6を沈下させた状態から引き上げるときには、ドルフィン22側のロープ16を使用して簡単に行うことができる。なお、船体シール装置10(10’)には中心部に補助浮力体兼用緩衝材11を設けてコネクター9との重量バランスを図っているので、オイルフェンス6が一直線状に延びた状態で、全体的にほぼ均等に沈下する。しかも、オイルフェンス6が沈下した状態で、図15の斜線領域内で図16の斜線領域内に移動範囲が規制されるために、遠くに流されることがない。なお、本例のオイルフェンス装置は上記以外の構成部分については図1のオイルフェンス装置と共通するので、共通する部材には同一の符号を付して図示し説明は省略する。図16中の符号23はドルフィン22の支柱を示す。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明のオイルフェンス装置には、次のような優れた効果がある。
【0037】
求項1の発明では、端部浮沈式オイルフェンスの先端の弾力性および可撓性を有する船体シール装置をタンカーの舷側に接触させることにより、船体とオイルフェンス先端間のシール性が保たれ、油の漏洩が防止される。しかもタンカー内の油量が変化して船体の吃水が変化しても、船体シール装置を含む端部浮沈式オイルフェンスの状態は変化せず海面上で一直線状に保たれ、船体とオイルフェンスによって取り囲まれた領域から油が漏洩することがない。
【0038】
また、船体シール装置は、コネクターとの重量バランスを図る円柱状スポンジ体又は円柱状空洞部を、平面視において中心にして挟むように、前記端部浮沈式オイルフェンスの深さに対応する幅をもつ帯状弾性板材により中空状に取り囲む一対の船体シール部を相互に接合し、略U字形に形成した構造からなるから、オイルフェンス本体と船体シール装置とを接続するためのコネクターが金属製で比重が大きい場合にも、オイルフェンスが全長にわたり重量バランスが図られ、端部浮沈式オイルフェンスが全長にわたりほぼ均等に沈下するので、オイルフェンス使用後の作業だけでなく、使用開始時の作業も容易である。
【0039】
また、船体シール装置は空気バネ的な作用をし、船体の舷側に対し密着するので、優れたシール性が発揮され、また、船体シール装置が略U字形に形成されているので、タンカーのトン数や船体形状等により船体の舷側に対するオイルフェンスの先端の船体シール装置の接触角度が変化しても、船体シール装置の接触面積が十分に確保されるので、シール性が高く保たれる。
【0040】
請求項の発明では、タンカー舷側の油送出口の両側に配置される端部浮沈式オイルフェンスの先端の船体シール装置が、タンカーの舷側に対し押し付けられる方向にモーメントが作用し、先端の船体シール装置が舷側に確実に密着するから、波風等によって船体が揺動しても先端の船体シール装置が舷側から離間することがなく、油の漏洩が確実に防止される。
【0041】
請求項の発明では、強い波風等を受けてもフレキシブルアダプターが大きく湾曲し、コネクターにおけるオイルフェンスのエアチューブに至る空気通路が遮断されてエアチューブに対する給排気を阻害したりオイルフェンスの本体が破損したりすることが防止される。
【0042】
請求項の発明では、オイルフェンス先端の船体シール装置をタンカーの船壁に密着させた使用状態だけでなく、オイルフェンスを海面下に沈下させた状態においても船体シール装置が所定の領域内に留まり遠くに流されることが2本のロープによって規制されるから、強風や荒波などを受けても船体シール装置が流されたりせず、また強風や荒波などを受けた後にも沈下させた船体シール装置を簡単に引き上げて使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】係留設備にタンカーが係留され油荷役作業を行っている状態における本発明のオイルフェンス装置の実施例を概略的に示す平面図である。
【図2】図1の端部浮沈式オイルフェンスを示す平面図である。
【図3】図2の端部浮沈式オイルフェンスの側面図である。
【図4】図1のメイン浮沈式オイルフェンスを示す平面図である。
【図5】図4のメイン浮沈式オイルフェンスの側面図である。
【図6】図6(a)は浮沈ブイを示す側面図、図6(b)は浮沈ブイとメイン浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す側面図、図6(c)は浮沈ブイと端部浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す側面図である。
【図7】本発明の実施例に係るオイルフェンス装置における浮沈ブイとメイン浮沈式オイルフェンスおよび端部浮沈式オイルフェンスとの接続箇所を示す平面図で、図7(a)は平面図、図7(b)は底面図である。
【図8】本発明の実施例に係るオイルフェンス装置における係留設備の給排気管の配置を示す平面図である。
【図9】図9(a)・(b)は本発明の実施例に係るオイルフェンス装置のオイルフェンス6が一直線状に延びた状態で全体的にほぼ均等に沈下する状態を示す側面図、図9(c)は本発明の実施例に係るオイルフェンス装置の先端の船体シール装置が船体の舷側に押し付けられる方向にモーメントが作用する状態を示す平面図である。
【図10】図10(a)〜(c)は浮力体兼用緩衝材が船体シール装置に備えられておらず、しかもコネクターが金属製等で比重が重い場合に、オイルフェンス6のエアチューブ内のエアを抜いたときに、オイルフェンス6の先端部側が他の部位に比べて沈下し易くなって下方へ折れ曲がる状態を順に示す側面図である。
【図11】従来のマグネット式接続部を備えたオイルフェンス装置を示すもので、図11(a)はタンカー内の油の荷役作業開始時の状態を示す側面図、図11(b)は油の荷役作業の途中の状態を示す側面図、図11(c)は油の荷役作業終了後にオイルフェンス装置を沈下させた状態を示す側面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係るオイルフェンス装置を示す主要部分の平面図である。
【図13】図12のオイルフェンス装置を展開して示す側面図である。
【図14】波風等を受けて金属製コネクターとオイルフェンスとの間が屈曲して空気通路が遮断された状態を示す平面図である。
【図15】係留設備にタンカーが係留され油荷役作業を行っている状態における船体シール装置の移動範囲を所定範囲内に規制するための手段を施した本発明の他の実施例に係るオイルフェンス装置を概略的に示す平面図である。
【図16】船体シール装置の移動範囲を所定範囲内に規制するための手段を施した本発明の他の実施例に係るオイルフェンス装置を示す、海面下における側面図である。
【符号の説明】
1・2 ガイド支柱
3 浮沈ブイ
5 メイン浮沈式オイルフェンス
6 端部浮沈式オイルフェンス
7・9 コネクター
8 フレキシブルコネクター
10 船体シール装置
11 補助浮力体兼用緩衝材
12 船体シール部
17 金属製コネクター本体
18 フレキシブルアダプター
19 金属製連結具
20・22 ドルフィン
21・23 支柱
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to an oil supply / discharge port of a tanker and the oil tank when the oil is loaded between an onshore oil handling facility and an oil tank of a tanker while the tanker is moored at a mooring facility in a harbor. The present invention relates to an oil fence device for surrounding a mooring facility connected to a supply / discharge port.
[0002]
[Prior art]
As this type of oil fence apparatus, there is an apparatus described in JP-A-8-3974. This device erected a pair of guide piles 71 from the sea floor near the tanker mooring position to the sea surface at a predetermined distance so as to be located on both sides of the oil delivery outlet of the tanker T, and the guide piles 71 themselves The floating buoys 72 that float up and down from the sea floor to the sea surface are arranged along the guide pile 71 by adjusting the buoyancy of each of the floating buoys 72, and both ends in the longitudinal direction of the floating boom 73 are connected to the floating buoys 72. Surrounding the sea surface below, short detachable oil fences 74 are detachably connected to the pair of floating buoys 72, and the open ends of these detachable oil fences 74 are connected to the side (side) of the tanker T. A possible magnet connection portion 75 is provided, and the sea surface below the oil delivery outlet of the tanker T is surrounded by a pair of detachable oil fences 74. FIG. 11 shows an oil fence apparatus having this structure.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the oil fence device described in the above publication has the following disadvantages.
[0004]
(1) As the oil stored in the tanker T is sent out, the flooding of the tanker T falls, and as a result, the open end 75 side of the detachable oil fence 74 is above the sea level as shown in FIG. And a gap is formed between the sea surface and the oil fence 74, and oil may flow out from there.
[0005]
(2) After the oil cargo handling work from the tanker T is completed and the tanker T leaves the port, it is necessary to remove the detachable oil fence 74 and evacuate the air in the floating oil fence 73 to sink the oil fence 73 to the seabed. Because there is, it takes time to clean up.
[0006]
(3) When sinking the floating boom 73, when the air in the floating 72 buoy is pulled out, each of them falls suddenly due to their own weight, so there is a risk of collision with the seabed and damage. Cost.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-mentioned points. In particular, the oil fence can be held on the sea surface even if there is a change in the flooding of the tanker during the oil handling operation from the tanker, and even if oil leaks on the sea surface, It is an object of the present invention to provide an oil fence apparatus that can surely prevent the spread of the oil to the surroundings and that can be easily prepared and cleaned up.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the oil fence apparatus according to the present invention is configured to supply and discharge oil from a tanker when the oil is loaded between an oil tank of a tanker moored in a harbor and an oil storage facility on land. In the oil fence device for enclosing the mouth and the tanker mooring equipment connected to the oil supply / discharge port, the oil supply / discharge port is spaced along the shore side of the tanker, and the oil fence is connected to the tanker mooring equipment. A pair of guide struts standing upright, a main floating oil fence that is disposed between the guide struts and surrounds the sea surface on the opposite side of the tanker and is movable up and down, and each guide A pair of end-floating oil fences that extend from the support to the tanker side and can move up and down, and are attached to the tips of the end-floating oil fences via connectors. And a cylindrical hull sealing device having elasticity and flexibility, The hull sealing device has a width corresponding to the depth of the end floating oil fence so as to sandwich a cylindrical sponge body or a cylindrical cavity portion for weight balance with the connector in the plan view. A pair of hull seals enclosed in a hollow shape by a belt-like elastic plate member having a substantially U-shape. It is characterized by that.
[0009]
According to the oil fence device of the present invention having the above-described configuration, the sealing performance between the hull and the tip of the oil fence is maintained by closely contacting the hull sealing device at the tip of the end-floating type oil fence to the anchor side of the tanker. Oil leakage is prevented. Moreover, since the hull side of the hull and the hull seal device are kept in contact and are not fixed, even if the amount of oil in the tanker decreases and drowning falls (even if the hull rises), the hull seal device On the other hand, the hull slides up. In other words, even if the hull rises or sinks (the drowning changes), the state of the end-floating oil fence including the hull seal device does not change, and is kept in a straight line on the sea surface. The oil is not leaked from the area surrounded by the hull and the oil fence by being kept in contact with the heel side. Hull seal device Is a strip-shaped elastic plate material having a width corresponding to the depth of the end-floating oil fence so as to sandwich a cylindrical sponge body or a cylindrical cavity portion for achieving a weight balance with the connector in a plan view. A pair of hull seals that are enclosed in a hollow shape are joined to each other to form a substantially U-shape. 9 (a) and 9 (b), when the connector for connecting the oil fence body and the hull seal device is made of metal and has a large specific gravity. In Since the il fence is balanced in weight over the entire length, when the end floating oil fence sinks below the sea surface, it sinks almost evenly over the entire length. Therefore, it is possible to use it as an oil fence simply by levitating the end floating type fence.
[0010]
In addition, The hull sealing device is not the structure described above, In addition, when the connector is made of metal or the like and the specific gravity is heavy, when the air in the air tube of the oil fence is removed as shown in FIG. 10, the tip end side of the oil fence body tends to sink compared to other parts. Therefore, the oil fence does not sink evenly in the length direction because it bends downward. And when the oil fence sinks in such a state, when trying to float the oil fence by supplying air into the air tube, the tip side of the oil fence is bent and does not restore straight May cause trouble.
[0012]
Also, The hull seal device has a pair of hull seals integrated with the central cylindrical sponge body or columnar cavity and acts as an air spring, and is in close contact with the hull side of the hull, providing excellent sealing performance. The Moreover, since the hull sealing device is formed in a substantially U shape, the angle of the tip of the oil fence (hull sealing device) that contacts the hull side of the hull depending on the size (tonnage) of the tanker, hull shape, contact position, etc. Even if it changes, the contact area of the hull sealing device is sufficiently secured, so that the sealing performance is kept high.
[0013]
Claim 2 As described in the above, the base end of each end floating oil fence and the both ends of the main floating oil fence are respectively connected to ring-shaped floating buoys that are loosely fitted to the guide columns via connectors. The crossing angle α between the base end of the end-floating type boom and the end of the main float-type boom is outside the sea (outside the area surrounded by the oil fence). In the direction surrounded by the side crossing angle β, the end part of the main floating boom is in close contact with the side of the hull. It is preferable to energize.
[0014]
Claim 2 As shown in FIG. 9 (c), according to the oil fence device described in FIG. 9 (c), the tip end (hull seal device) side of the end floating / floating type oil fence arranged on both sides so as to sandwich the oil delivery outlet on the tanker side is sandwiched. A moment M acts on each end floating oil fence 6 in the direction in which the tanker is pressed against the shore side of the tanker, and the hull sealing device 10 at the tip is securely attached to the shore side. However, since the hull sealing device 10 at the front end is not separated from the shore side, the oil hardly leaks from the inside of the oil fence region.
[0015]
Claim 3 As described in the above, at least one of one end of each end floating oil fence and one end of the main floating oil fence is fixed to a ring-shaped floating buoy that is loosely fitted to the guide column. It is preferable to connect via a flexible connector provided with a flexible adapter made of an elastic body such as a rubber plate having a thickness of 5 mm.
[0016]
Claim 3 According to the oil fence apparatus described in Fig. 12, the flexible adapter bends greatly as shown in Fig. 12 even when subjected to wave wind or the like (see the two-dot chain line portion in Fig. 12), and the air passage leading to the air tube of the oil fence in the connector Is prevented from being shut off, so that supply / exhaust to the air tube of the oil fence is not hindered. Also, it has a fuse-like action that prevents the flexible adapter's elastic plate from being bent and damaging the boom body when subjected to strong winds or large rough waves.
[0017]
Claim 4 The caisson, the dolphin and the anchor positioned at a predetermined distance across the place where the hull sealing device attached to the tip of each end floating oil fence is closely attached to the ship wall of the tanker The range of movement of the hull sealing device can be regulated by binding with two ropes having one end bound to a support portion such as the above.
[0018]
Claim 4 According to the oil fence device described in (1), the hull seal device is not only used in a state in which the hull seal device at the tip of the oil fence is in close contact with the tanker vessel wall but also in a state in which the oil fence is submerged below the sea level. Since the two ropes are allowed to flow away from the location, the hull seal device will not be washed away even when subjected to strong winds or stormy waves, and the hull sunk after receiving strong winds or stormy waves. The sealing device can be easily pulled up and used.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an oil fence apparatus according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a plan view schematically showing an embodiment of an oil fence device of the present invention in a state where a tanker is moored in a mooring facility and performing oil handling work, and FIG. 2 is a plan view showing an end floating / floating type oil fence, FIG. 3 is a side view of the end-floating boom of FIG. 2, FIG. 4 is a plan view showing the main float-floating boom, and FIG. 5 is a side view of the main float-floating boom. 6 (a) is a side view showing the ups and downs buoy, FIG. 6 (b) is a side view showing the connection between the ups and downs buoy and the main ups and downs type oil fence, and FIG. 6 (c) is the ups and downs buoy and the end ups and downs oil. It is a side view which shows the connection location with a fence. FIG. 7 is a plan view showing a connection location between the floating buoy, the main floating boom and the end floating boom, FIG. 7 (a) is a plan view, and FIG. 7 (b) is a bottom view. FIG. 8 is a plan view showing the arrangement of the supply and exhaust pipes of the mooring facility.
[0021]
As shown in FIG. 1, the tanker T is moored in a mooring facility 51, and oil handling work is performed. In the mooring facility 51, small caissons 53 to 55 are arranged around a large caisson 52 with a space between them and the positions of one side wall are aligned, and each caisson 52 to 55 is connected by a pier 56 to 58. Yes. A large caisson 52 and land (not shown) are connected by a main pier 59, and an air supply pipe 60 is connected to the main pier 59 along the main pier 59. In addition, although illustration is abbreviate | omitted, the piping for oil supply / discharge is guide | induced to the oil delivery outlet (not shown) of the tanker T along the main pier 59 and the caisson 52 from oil storage facilities, such as an oil tank installed on the land. In addition, separate caissons 61 and 62 are provided at a distance from the caissons 53 and 55 on both sides of the mooring facility 51, and the piers 63 and 64 having a long length between the caissons 53 and 61 and between the caissons 55 and 62 are provided. Connected by.
[0022]
On the outside of the caissons 53 and 55 on both sides of the mooring facility 51, a pair of guide columns 1 and 2 are erected so that the upper ends protrude from the seabed to the sea surface. A ring-shaped floating buoy 3 is loosely fitted on each guide column 1 and 2, and is arranged so as to be freely floating. The floating / buoy buoy 3 has a structure in which doughnut-shaped steel pipe floats 3a divided into two in the circumferential direction as shown in FIG. 7 are joined to each other, and are arranged on both upper and lower surfaces of the float 3a at intervals in the circumferential direction. A plurality of guide rollers 3b are pivotally attached so as to partially protrude in the center portion in the radial direction so as to contact the guide columns 1 and 2. Further, a shock absorber 3c protrudes downward from the lower surface of the float 3a, and balance weights 3w are attached to the upper and lower surfaces of the float 3a. By these balance weights 3w, the specific gravity of the floating buoy 3 is adjusted to such an extent that buoyancy is slightly generated.
[0023]
Between the pair of floating buoys 3, both ends of the main floating boom 5 are connected via connectors 7. As shown in FIG. 1, the main floating / floating type oil fence 5 is stretched by a number of ropes 14 with anchors 13 so as to surround the sea surface opposite to the tanker T of the mooring facility 51. On the other hand, on the heel side of the tanker T, an end floating type oil fence 6 is extended from a pair of floating buoys 3 so as to surround an oil feed outlet (not shown) provided near the center from both sides. Yes.
[0024]
As shown in FIG. 6, the oil fence 5 and the oil fence 6 are provided with strips 5a and 6a having predetermined depths, respectively, and air tubes (cavities) 5b and 6b at intermediate positions in the depth direction of the strips 5a and 6a. Are integrally formed along the length direction. The band-like bodies 5a and 6a are made of, for example, a cloth material impregnated with a rubber material, and a large number of weights 5w and 6w are attached to the lower part of the band-like bodies 5a and 6a at intervals along the length direction.
[0025]
The end floating / floating type oil fence 6 has a base end connected to the floating buoy 3 via a flexible connector 8. The end of the oil fence 5 and the base end of the oil fence 6 are connected to the floating buoy 3 in FIG. Thus, the connection angle is such that the angle α on the outside sea (outside the area surrounded by the oil fence) side angle α is narrower than the angle β on the inside sea (in the area surrounded by the oil fence) side. In this example, the open sea side angle α is narrowed by 20 ° to 140 ° with respect to the center line. On the other hand, a hull seal device 10 is connected to the tip of the oil fence 6 via a connector 9. Further, both ends or one ends of the air tubes 5b and 6b of the oil fences 5 and 6 are connected to the supply and exhaust passages 7a and 8a of the corresponding connectors 7 and 8 as shown in FIG. At the lower part, there are provided air supply / exhaust air hose attachment ports 7c, 8c, and one end of an air supply / exhaust pipe (air hose: FIG. 8) 66 is attached to each attachment port 7c, 8c.
[0026]
The hull seal device 10 has a pair of hull seals arranged in a hollow shape by a rubber plate 12a having a columnar auxiliary buoyancy body cushioning material 11 in the center portion and having a width corresponding to the depth of the oil fence 6 in plan view. The parts 12 are joined to each other and have a substantially U-shaped structure. The auxiliary buoyancy body cushioning material 11 is formed of a cylindrical sponge body in this example, but may be, for example, a cylindrical cavity. The auxiliary buoyancy body cushioning material 11 is provided in order to balance the weight with the connector 9 because the connector 9 is usually heavy because the metal portion occupies most of it. That is, when the air in the air tube 6b of the oil fence 6 is removed, the tip side of the oil fence 6 hangs down due to the weight of the connector 9 as shown in FIGS. Therefore, by providing the auxiliary buoyancy body cushioning material 11 at the center of the hull sealing device 10 and balancing the weight with the connector 9, the oil fence 6 is aligned in a straight line as shown in FIGS. 9 (a) and 9 (b). In the extended state, it sinks almost uniformly.
[0027]
Further, as shown in FIG. 7, the mounting angle of the oil fence 5 and the oil fence 6 with respect to the floating buoy 3 is α (140 °), and the hull sealing device 10 at the end of the oil fence 6 is on the end side of the oil fence 5. The end of the oil fence 5 is directed in the direction of arrow B, for example, by a rope 14 with an anchor 13 so that the moment acts in the direction in which it is in close contact with the heel side of the tanker T, that is, in the direction of arrow A in FIG. Pulled and energized.
[0028]
As shown in FIGS. 1 and 8, the air supply pipe 60 is connected to an oil fence operating device 65 provided on the caisson 52. A pair of air supply and exhaust pipes 66 are piped from the oil fence operation device 65 to the guide strut 1 on the caisson 53 side and the guide strut 2 on the caisson 55 side, respectively, and the attachment port 8c of the connector 8 for the oil fence 6 and the oil fence 5 One end of a supply / exhaust pipe 66 is attached to the attachment port 7 c of the connector 7 for use.
[0029]
The oil fence apparatus according to the present embodiment is configured as described above. The usage mode of the oil fence apparatus of the present embodiment will be described below.
[0030]
In FIG. 1, when the tanker T is moored at the mooring facility 51 in the harbor, the oil fences 5, 6, 6 are sunk along the guide columns 1, 2 together with the floating buoys 3, 3 on the seabed. With the tanker T moored, the oil fence operating device 65 (FIG. 8) is operated to introduce air into the air tube 5 b of the oil fence 5 and the air tube 6 b of the oil fence 6. As a result, the oil fences 5, 6, 6 float on the sea surface along the guide columns 1, 2 together with the floating buoy 3.
[0031]
Since the oil fence 5 is connected to a large number of ropes 14 with anchors 13 in advance, it is arranged at a fixed position when it floats on the sea surface and drift is prevented. On the other hand, the oil fences 6 and 6 that have surfaced on the sea surface need to adjust the position of the hull seal device 10 at the tip according to the size of the tanker T and the shape of the hull as shown in FIG. The hull seal device 10 is moved by using a rope (not shown), a saddle (not shown), or the like so as to be in close contact with an appropriate position on the side of the tanker T. If the hull seal devices 10 on both sides come into contact with the side of the tanker T so as to sandwich the oil delivery outlet (not shown), the oil fence 6 receives a moment as described above, and the hull seal device 10 moves toward the side of the tanker T. In close contact. Accordingly, in this state, the sea surface opposite to the tanker T of the mooring facility 51 is surrounded by the oil fence 5, and the sea surface below the oil delivery outlet of the tanker T is surrounded by the pair of oil fences 6. Therefore, if the oil handling operation is started, the oil fences 5, 6 and 6 prevent the oil from diffusing to the surroundings even if the oil leaks out from the oil delivery outlet or the like.
[0032]
When the oil handling operation is completed or when the tanker T leaves the port after the operation is completed, the oil fence operating device 65 (FIG. 8) is operated to operate the air tube 5b of the oil fence 5 and the air of the oil fence 6. The air in the tube 6b is discharged. As a result, the oil fences 5, 6, 6 sink to the sea surface along the guide posts 1, 2 together with the floating buoy 3. The long oil fence 5 is connected to a number of ropes 14 with anchors 13 to prevent drifting, and the oil fences 6 and 6 on both sides are short and extend substantially in a straight line as described above. Since it sinks, there is no troublesome work such as attaching and detaching the oil fence as in the conventional oil fence apparatus described in the above publication, and the work of cleaning up the oil fence is easily completed.
[0033]
The hull sealing device 10 is not limited to the structure of the above embodiment, and although not shown in the drawings, for example, the hull sealing device 10 may be formed into a cylindrical hollow body whose upper and lower ends are closed by a rubber plate 12a, or a cylindrical sponge body. The rubber plate member 12a can be integrally attached to the outer peripheral surface of the body, so that the entire structure can be constituted by the auxiliary buoyancy body cushioning material 11. In these cases as well, the same as the hull sealing device 10 of the above embodiment. Has the effect of.
[0034]
12 and 13 show another embodiment of the oil fence apparatus. In this example, the flexible connector 8 is provided between the floating buoy 3 and the main floating oil fence 5 and the end floating oil fence 6. It is different from the above-described embodiment in that the connection is made via the. In the flexible connector 8, one end of a flexible adapter 18 made of a rubber plate having a certain thickness as an elastic body is connected to a metal connector body 17 by a metal connector 19, and the other end of the flexible adapter 18. Are connected by a metal connector 19 connected to one end of the floating buoy 3. For this reason, the air passage is blocked when the metal connector 7 and the oil fence 6 are bent as shown in FIG. 14 in response to wave wind or the like, so that supply and exhaust of the air tube 6b of the oil fence 6 is impossible. The oil fence 6 may be damaged, but there is no such fear.
[0035]
FIGS. 15 and 16 show means for restricting the movement range of the hull sealing device 10/10 ′ provided at the tip of the end-floating type oil fence 6 within a predetermined range. Within the range in which the sealing device 10 is in close contact, the ropes 15 and 16 having predetermined lengths are respectively extended from the dolphin 20 and the anchor 13 and from the dolphin 22 and the anchor 13 as shown in FIG. -The hull seal device 10/10 'is pulled at the end of 16. Further, for example, as shown in FIG. 16, one end of one rope 15 is a column of the dolphin 20 so that the movement range of the hull sealing device 10/10 ′ can be regulated not only on the sea surface but also below the sea surface (under the sea). 21 (below the sea surface), one end of the other rope 16 is tied to the dolphin 22 (above the sea surface), and the other end of each rope 15, 16 is tied to the hull sealing device 10. For this reason, when pulling up the oil fence 6 from the sinked state, the rope 16 on the dolphin 22 side is used. simply It can be carried out. The hull sealing device 10 (10 ') is provided with an auxiliary buoyancy body cushioning material 11 at the center to balance the weight with the connector 9, so that the oil fence 6 extends in a straight line. Sinks almost evenly. In addition, in a state where the oil fence 6 is sunk, the movement range is regulated in the hatched area in FIG. 16 within the hatched area in FIG. In addition, since the oil fence apparatus of this example is common to the oil fence apparatus of FIG. 1 about components other than the above, the same code | symbol is attached | subjected to a common member and description is abbreviate | omitted. Reference numeral 23 in FIG. 16 indicates a column of the dolphin 22.
[0036]
【Effect of the invention】
As is apparent from the above description, the oil fence device of the present invention has the following excellent effects.
[0037]
Contract In the invention of claim 1, the sealing property between the hull and the tip of the oil fence is maintained by bringing the hull sealing device having elasticity and flexibility at the tip of the end-floating type oil fence into contact with the side of the tanker, Oil leakage is prevented. Moreover, even if the amount of oil in the tanker changes and the hull inundation changes, the state of the end-floating type oil fence including the hull seal device does not change and is kept in a straight line on the sea surface. Oil does not leak from the enclosed area.
[0038]
The hull sealing device The cylindrical sponge body or columnar cavity for weight balance with the connector is hollowed by a belt-like elastic plate having a width corresponding to the depth of the end floating oil fence so as to be sandwiched with the center in plan view. A pair of hull seals that surround each other are joined together and formed into a substantially U-shape. Therefore, even when the connector for connecting the oil fence body and the hull seal device is made of metal and has a large specific gravity, the oil fence is balanced in weight over the entire length, and the end-floating oil fence is almost even over the entire length. Since it sinks, not only the work after using the oil fence but also the work at the start of use is easy.
[0039]
Also, The hull sealing device acts as an air spring and adheres closely to the hull side of the hull, providing excellent sealing performance. Also, since the hull sealing device is formed in a substantially U shape, Even if the contact angle of the hull sealing device at the tip of the oil fence with the hull side of the hull changes depending on the hull shape or the like, the contact area of the hull sealing device is sufficiently secured, so that the sealing performance is kept high.
[0040]
Claim 2 In this invention, the hull sealing device at the tip of the end-floating type oil fence disposed on both sides of the oil feed outlet on the tanker anchor side acts in the direction in which it is pressed against the anchor side of the tanker. Since it is in close contact with the dredging side, even if the hull is swung by wave winds or the like, the hull sealing device at the tip is not separated from the dredging side, and oil leakage is reliably prevented.
[0041]
Claim 3 In this invention, the flexible adapter bends greatly even when subjected to strong wave winds, etc., and the air passage leading to the air tube of the oil fence in the connector is interrupted, obstructing air supply / exhaust to the air tube or damaging the main body of the oil fence Is prevented.
[0042]
Claim 4 In this invention, the hull seal device stays within a predetermined area not only in a use state where the hull seal device at the tip of the oil fence is in close contact with the tanker's ship wall but also in a state where the oil fence is submerged below the sea level. Since the flow is restricted by two ropes, the hull seal device will not be swept away even when subjected to strong winds or rough waves, and the hull seal device that has been submerged after receiving strong winds or rough waves is easy. Can be used by pulling it up.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view schematically showing an embodiment of an oil fence apparatus according to the present invention in a state where a tanker is moored at a mooring facility and an oil handling operation is performed.
FIG. 2 is a plan view showing the end floating / floating type oil fence of FIG. 1;
FIG. 3 is a side view of the end-floating type oil fence of FIG. 2;
4 is a plan view showing the main ups and downs type oil fence of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a side view of the main floating boom of FIG.
6 (a) is a side view showing a floating buoy, FIG. 6 (b) is a side view showing a connection point between the floating buoy and a main floating buoy, and FIG. 6 (c) is a floating buoy and an end. It is a side view which shows the connection location with a partial ups and downs type oil fence.
FIG. 7 is a plan view showing a connection point between a floating buoy, a main floating / floating type oil fence, and an end floating / floating type oil fence in the oil fence apparatus according to the embodiment of the present invention, and FIG. 7 (b) is a bottom view.
FIG. 8 is a plan view showing the arrangement of the supply and exhaust pipes of the mooring facility in the oil fence apparatus according to the embodiment of the present invention.
9 (a) and 9 (b) are side views showing a state in which the oil fence 6 of the oil fence apparatus according to the embodiment of the present invention sinks almost uniformly in a state where the oil fence 6 extends in a straight line. FIG. 9C is a plan view showing a state in which a moment acts in a direction in which the hull sealing device at the tip of the oil fence device according to the embodiment of the present invention is pressed against the side of the hull.
FIGS. 10 (a) to 10 (c) show the inside of the air tube of the oil fence 6 when the buoyant body cushioning material is not provided in the hull sealing device and the connector is made of metal or the like and has a high specific gravity. FIG. 6 is a side view sequentially illustrating a state in which the tip side of the oil fence 6 is more likely to sink than other parts and bends downward when the air is extracted.
11A and 11B show an oil fence apparatus provided with a conventional magnet type connecting portion, in which FIG. 11A is a side view showing a state at the start of cargo handling work of oil in a tanker, and FIG. FIG. 11C is a side view showing a state in which the oil fence apparatus is sunk after the oil handling operation is completed.
FIG. 12 is a plan view of a main part showing an oil fence device according to another embodiment of the present invention.
13 is a side view showing the oil fence device of FIG. 12 in an unfolded state.
FIG. 14 is a plan view showing a state where an air passage is blocked by bending between a metal connector and an oil fence in response to a wave wind or the like.
FIG. 15 is an oil fence according to another embodiment of the present invention in which means for restricting the movement range of the hull seal device within a predetermined range in a state where a tanker is moored at a mooring facility and an oil handling operation is performed. It is a top view which shows an apparatus roughly.
FIG. 16 is a side view under the sea surface showing an oil fence device according to another embodiment of the present invention in which means for restricting the moving range of the hull sealing device to a predetermined range is provided.
[Explanation of symbols]
1.2 Guide strut
3 Floating buoy
5 Main Floating Oil Fence
6 End floating oil fence
7.9 Connector
8 Flexible connectors
10 Hull seal device
11 Auxiliary buoyancy body cushioning material
12 Hull seal
17 Metal connector body
18 Flexible adapter
19 Metal connector
20.22 Dolphin
21 ・ 23 Prop

Claims (4)

港湾内に係留されたタンカーの油タンクと陸上の油貯留設備との間で油を荷役する際に、該タンカーの油給排口とこの油給排口に接続されるタンカー係留設備とを取り囲むためのオイルフェンス装置において、
前記タンカーの舷側に沿って油給排口を挟んで所定距離を離間し、海底より海面上に突出して立設された一対のガイド支柱と、
該ガイド支柱間に配置され前記係留設備を挟んで前記タンカーと反対側の海面下方を取り囲み且つ上下動可能であるメイン浮沈式オイルフェンスと、
前記各ガイド支柱から前記タンカーの舷側に向けて延設され且つ上下動可能である一対の端部浮沈式オイルフェンスと、
前記各端部浮沈式オイルフェンスの先端にコネクターを介して装着され弾力性および可撓性を有する筒状の船体シール装置とを備え、
前記船体シール装置は、前記コネクターとの重量バランスを図る円柱状スポンジ体又は円柱状空洞部を、平面視において中心にして挟むように、前記端部浮沈式オイルフェンスの深さに対応する幅をもつ帯状弾性板材により中空状に取り囲む一対の船体シール部を相互に接合し、略U字形に形成した構造からなることを特徴とするオイルフェンス装置。
Surrounds the tanker's oil supply / discharge port and the tanker's mooring facility connected to the oil supply / discharge port when loading oil between the tanker's oil tank moored in the harbor and the onshore oil storage facility In the oil fence device for
A pair of guide struts erected on the surface of the tanker at a predetermined distance across the oil supply / discharge port and projecting from the sea floor to the sea surface;
A main ups and downs type oil fence which is arranged between the guide columns and surrounds the sea surface under the tanker and sandwiches the mooring equipment and is movable up and down;
A pair of end-up-and-down oil fences that extend from the guide struts toward the heel side of the tanker and are movable up and down;
A cylindrical hull sealing device attached to the tip of each end-floating oil fence via a connector and having elasticity and flexibility;
The hull sealing device has a width corresponding to the depth of the end floating oil fence so as to sandwich a cylindrical sponge body or a cylindrical cavity portion for weight balance with the connector in the plan view. An oil fence device comprising a structure in which a pair of hull seal portions surrounded by a hollow elastic plate material having a hollow shape are joined to each other to form a substantially U shape .
前記各端部浮沈式オイルフェンスの基端と前記メイン浮沈式オイルフェンスの両端とを、前記ガイド支柱に対し浮沈自在に遊嵌されたリング状浮沈ブイにそれぞれコネクターを介して連結するとともに、前記リング状浮沈ブイに対する端部浮沈式オイルフェンスの基端とメイン浮沈式オイルフェンスの端とを外海側交差角が内海側交差角に比べて狭くなるように連結し、前記メイン浮沈式オイルフェンスの端部付近を前記端部浮沈式オイルフェンスの先端部が船体の舷側に密着する方向に付勢した請求項記載のオイルフェンス装置。The base end of each end floating oil fence and the both ends of the main floating oil fence are connected via a connector to ring-shaped floating buoys that are loosely fitted to the guide columns, respectively. The base end of the end-floating oil fence and the end of the main floating-type oil fence with respect to the ring-shaped floating buoy are connected so that the outer sea side crossing angle is narrower than the inland sea side crossing angle. boom according to claim 1, wherein the vicinity of the end tip of said end portion floating and sinking oil fence has been urged in a direction in close contact with the broadside of the ship. 前記各端部浮沈式オイルフェンスの一端と前記メイン浮沈式オイルフェンスの一端との少なくとも一方を、前記ガイド支柱に対し浮沈自在に遊嵌されたリング状浮沈ブイにそれぞれ一定の厚みを有するゴム板などの弾性体からなるフレキシブルアダプターを備えたフレキシブルコネクターを介して連結する請求項1または2に記載のオイルフェンス装置。A rubber plate having a certain thickness on a ring-shaped floating buoy that is loosely fitted to the guide column so that at least one of the one end of each end floating-type boom and the one end of the main floating-type boom The oil fence apparatus according to claim 1, wherein the oil fence apparatus is connected via a flexible connector including a flexible adapter made of an elastic body such as. 各端部浮沈式オイルフェンスの先端に装着された前記船体シール装置を、前記タンカーの船壁に密着させる箇所を挟んで所定の距離をあけて位置するケーソンやドルフィンやアンカーなどの支持部に一端を結束した2本のロープによりそれぞれ結束して前記船体シール装置の移動範囲を規制する請求項1〜のいずれか1つに記載のオイルフェンス装置。The hull seal device attached to the tip of each end-floating type oil fence is connected to a support portion such as a caisson, a dolphin, an anchor, etc. that is located at a predetermined distance across a place where the hull seal is in close contact with the ship wall of the tanker. The oil fence device according to any one of claims 1 to 3 , wherein the range of movement of the hull seal device is regulated by two ropes that are bound together.
JP2001026818A 2000-04-03 2001-02-02 Oil fence equipment Expired - Fee Related JP5005855B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001026818A JP5005855B2 (en) 2000-04-03 2001-02-02 Oil fence equipment

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000100268 2000-04-03
JP2000-100268 2000-04-03
JP2000100268 2000-04-03
JP2001026818A JP5005855B2 (en) 2000-04-03 2001-02-02 Oil fence equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001348854A JP2001348854A (en) 2001-12-21
JP5005855B2 true JP5005855B2 (en) 2012-08-22

Family

ID=26589314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001026818A Expired - Fee Related JP5005855B2 (en) 2000-04-03 2001-02-02 Oil fence equipment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5005855B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6183923B2 (en) * 2014-05-09 2017-08-23 海和テック株式会社 Oil fence equipment
JP6183924B2 (en) * 2014-07-23 2017-08-23 海和テック株式会社 Oil fence equipment

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319382Y2 (en) * 1978-04-05 1988-05-31
JPS5917957Y2 (en) * 1979-06-08 1984-05-24 株式会社ブリヂストン floating type oil fence
JP2543960Y2 (en) * 1990-02-19 1997-08-13 鈴英株式会社 Tip-sealing device for floating-sink type oil fence
JPH083974A (en) * 1994-06-08 1996-01-09 Taisei Corp Oil fence device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001348854A (en) 2001-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6767162B2 (en) System and apparatus for rapidly installed breakwater
AU2017243983B2 (en) Seabed base structure and method for installation of same
GB1585922A (en) Semi-submersible vessels providing a loading mooring and storage facility
JP2017537246A (en) Submarine terminal for maritime activities
JP2006525189A (en) Ship mooring method and system
US5385427A (en) Method and apparatus for containment of oil and other pollutants
JPS59500676A (en) floating boom
US5810512A (en) Method and apparatus for containment and treatment of oil and other pollutants
JP5005855B2 (en) Oil fence equipment
US7785036B2 (en) Installation method for a preventative booming for oil containment boom with a spiral configuration
US4290381A (en) Floating marina
JP2007085128A (en) Contamination preventive device
JP2003278137A (en) Floating body type gate device
JPS5992291A (en) Device for mooring and loading and unloading tanker and its installing method
JPH1121866A (en) Oil fence
US20060078385A1 (en) Apparatus for creating a local reduction in wave height
JP2008049977A (en) Floating shipway
KR200390423Y1 (en) A tying structure of floating fender
US7618214B2 (en) Containment boom guide system and method
KR20190130223A (en) Floater
JP3426772B2 (en) Leakage oil-proof sheet
JP2018100481A (en) Oil boom device
KR100562065B1 (en) Submerged flexible horizontal and vertical membrance breakwater system
JP6202676B2 (en) Pollution prevention membrane device
JP4832047B2 (en) Mooring equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5005855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees