JP5004708B2 - 干渉判断装置、干渉判断方法、干渉判断プログラム、データ読取装置及びrfidシステム - Google Patents

干渉判断装置、干渉判断方法、干渉判断プログラム、データ読取装置及びrfidシステム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)システムで使用する電波と所定の電波との干渉を防止する技術に関するものである。
物品の個別管理や入退場管理などに非接触データ通信による自動認識(RFID)が行われている。この自動認識を行うRFIDシステムでは、物品や人物などの識別対象物に固有のID(識別子)を書き込んだIC(Integrated Circuit)タグを貼付しておく。そして、ゲートやドア脇などに設置された無線リーダ・ライタ装置が、電波を使って無線ICタグに電力を供給するとともに、固有ID読み出しのコマンドを送信する。無線ICタグは、無線リーダ・ライタ装置からの電波により、無線ICタグに内蔵されたシリコンチップを駆動する。無線ICタグは無線リーダ・ライタ装置からのコマンドに応じて、固有IDなどの無線ICタグに記憶されている情報を応答として返す。この際、無線ICタグは、無線リーダ・ライタ装置から発射されている無変調の電波に対する反射の有り、無しによって応答を返す。一方、無線リーダ・ライタ装置は、無線ICタグからの応答である反射波の有無を識別し、固有IDなど無線ICタグに記憶されている情報を取得する。
無線リーダ・ライタ装置は、このように微弱な反射波の有無の識別を行うので、近傍に同一周波数を用いた他の無線リーダ・ライタ装置が電波を発射している場合には、無線ICタグとの通信が阻害されてしまう。そのため、無線リーダ・ライタ装置は、電波を発射する前に、近傍の他の無線リーダ・ライタ装置が同一周波数を用いて電波を発射しているかどうかを調べている。ここでは、無線リーダ・ライタ装置のこの動作をキャリアセンスと呼ぶ。キャリアセンスの結果、近傍の同一周波数を用いた他の無線リーダ・ライタ装置が電波を発射していないことが明らかになると、無線ICタグとの通信を開始する。一方、近傍の同一周波数を用いた他の無線リーダ・ライタ装置が電波を発射していた場合には、使用する周波数を他の周波数に切り替えて、改めてキャリアセンスを行い、使用されていない周波数を用いて無線ICタグとの通信を行う。
無線ICタグが無線リーダ・ライタ装置にレスポンスを返す際にデータ符号化を行う技術として、FM(Frequency Modulation)0方式とミラーサブキャリア方式とがある。どちらのレスポンス方式(レスポンスの符号化方式)を使用するかは、無線リーダ・ライタ装置からのコマンドによって制御される。
FM0方式では、遠方の無線リーダ・ライタ装置からの妨害波の影響を受けやすい。そのため、FM0方式では、無線リーダ・ライタ装置の設置密度が疎になってしまうという課題がある。
一方、ミラーサブキャリア方式では、FM0方式に比べ、無線リーダ・ライタ装置の設置密度を蜜にできる。
通常、RFIDシステムの設置時にいずれのレスポンス方式を使用するかが設定される。
特開2003−229784号公報
電波環境は時々刻々と変化する。例えば、RFIDシステムの設置時には、ミラーサブキャリア方式が使える環境であっても、近傍に他のRFIDシステムが新たに設置されること等によって電波環境が変わり、RFIDシステムの設置後にミラーサブキャリア方式が使えない環境になってしまう可能性がある。
本発明は、例えば、電波環境が時々刻々と変化する環境において、最適なレスポンス方式を選択して通信を行うことを目的とする。
本発明に係る干渉判断装置は、例えば、電波が干渉するか否かを判断する干渉判断装置であり、
干渉レベルの閾値を設定し記憶装置に記憶する干渉レベル設定部と、
割り当てられた周波数帯に含まれる各周波数チャネルの干渉レベルを検出値として検出し記憶装置に記憶する干渉レベル検出部と、
上記干渉レベル検出部が過去の所定の期間に検出した各周波数チャネルの検出値を記憶装置に記憶する検出値記憶部と、
上記干渉レベル設定部が設定した閾値と、上記検出値記憶部が記憶した上記過去の所定の期間の各周波数チャネルの検出値とを比較し、周波数チャネル毎に上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であるか否かを処理装置により判定する比較部と、
上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であると上記比較部が判定した周波数チャネルは、電波が干渉しない周波数チャネルであると処理装置により判断するとともに、上記各周波数チャネルのどの周波数チャネルを電波が干渉しない周波数チャネルであると判断したかにより、使用すべきレスポンス方式を判断する判断部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る干渉判断装置は、キャリアセンスを行い、電波が干渉しない周波数チャネルを判断する。そして、本発明に係る干渉判断装置は、どの周波数チャネルを電波が干渉しない周波数チャネルであると判断したかにより、使用すべきレスポンス方式を判断する。そのため、本発明に係る干渉判断装置によれば、通信する際の電波環境に合わせて、使用する周波数チャネルやレスポンス方式を決定することができる。
実施の形態1.
この実施の形態では、使用すべきレスポンス方式を判断する無線リーダ・ライタ装置10について説明する。
まず、レスポンス方式について説明する。レスポンス方式とは、無線ICタグが無線リーダ・ライタ装置10にレスポンスを返す際にデータ符号化を行う技術である。レスポンス方式には、FM0方式(第2のレスポンス方式の一例)とミラーサブキャリア方式(第1のレスポンス方式の一例)とがある。
FM0方式は、図1に示すように、大電力の無線リーダ・ライタ装置10から送信されるコマンド送信用の周波数と微少電力の無線ICタグから送信されるレスポンス用の周波数とが同じ周波数(いずれもf1)である。そのため、FM0方式では、遠方の無線リーダ・ライタ装置10からの妨害波の影響を受けやすく設置密度が疎になってしまう。例えば、わが国では、FM0方式を使用した場合、数キロメートル四方に同時に制御可能な無線リーダ・ライタ装置10は、9台になる。
一方、ミラーサブキャリア方式は、図2に示すように、コマンド送信用の周波数とレスポンス用の周波数とが異なる(コマンド送信周波数がf1なのに対して、レスポンス周波数はf2とf3)。そのため、ミラーサブキャリア方式は、FM0方式の無線リーダ・ライタ装置10の設置密度を低くしなければならないという課題を解決している。例えば、ミラーサブキャリア方式を使用した場合、数キロメートル四方に同時に動作可能な無線リーダ・ライタ装置10は数千台以上になる。
但し、ミラーサブキャリア方式であっても、レスポンス用の周波数と同一の周波数帯に他の無線リーダ・ライタ装置10からの干渉波がある場合には通信が阻害されてしまう。そのため、ミラーサブキャリア方式を使用するには、ミラーサブキャリア方式用の周波数チャネルとして通信が阻害されない送信チャネルと受信チャネルを予め決め、無線ICタグからのレスポンスが阻害されないようにする必要がある。
しかしながら、RFIDシステムの設置時には、ミラーサブキャリア方式を使用できる環境であっても、近傍に他のRFIDシステムが新たに設置されるなどによって電波環境が変わり、ミラーサブキャリア方式が使用できなくなる可能性がある。
このような電波環境の変化の度にFM0方式、ミラーサブキャリア方式の切り替え、使用周波数帯の設定変更等を行う必要がある。
そこで、この実施の形態に係る無線リーダ・ライタ装置10は、以下に説明するように、通信する際の電波環境に合わせて最適なレスポンス方式を選択し設定変更を行う。
無線リーダ・ライタ装置10(データ読取装置、干渉判断装置)の機能について説明する。図3は、無線リーダ・ライタ装置10の機能を示す機能ブロック図である。
無線リーダ・ライタ装置10は、送信部11、受信部12、コマンド制御部13、キャリアセンス部14(干渉レベル検出部)、干渉レベル設定部15、比較部16、FM0復号部17、ミラーサブキャリア復号部18、制御部19(判断部)、を備える。
また、無線リーダ・ライタ装置10は、無線ICタグへ電波の送信するアンテナ20と、無線ICタグからのレスポンスを受信するアンテナ21と、キャリアセンスに用いる干渉波を受信するアンテナ22とに接続されている。
さらに、無線リーダ・ライタ装置10は、無線リーダ・ライタ装置10を制御する無線リーダ・ライタ装置制御機23に接続されている。
ここで、アンテナ20,21,22は、1つのアンテナで実現してもよい。
送信部11は、無線ICタグに搬送波、コマンドの送信を通信装置を介して行う。
受信部12は、無線ICタグからレスポンスの受信を通信装置を介して行う。
コマンド制御部13は、後述する制御部19からの指示によってFM0方式用のコマンド又はミラーサブキャリア方式用のコマンドを処理装置により切り替えて生成する。
キャリアセンス部14は、キャリアセンスを行う。つまり、キャリアセンス部14は、RFIDシステムに割り当てられた周波数帯に含まれる各周波数チャネルの干渉レベルを検出値として検出し記憶装置に記憶する。
干渉レベル設定部15は、電波が干渉するか否かの基準となる干渉レベルの閾値(設定干渉レベル)を設定し記憶装置に記憶する。
比較部16は、干渉レベル設定部15が設定した閾値と、キャリアセンス部14が検出した検出値(電波環境情報)とを比較器(処理装置)により比較する。比較部16は、比較の結果、周波数チャネル毎に検出値が閾値以下であるか否かを処理装置により判定する。
FM0復号部17は、受信部12が受信したレスポンスのFM0符号化(復号)を処理装置により行う。
ミラーサブキャリア復号部18は、受信部12が受信したレスポンスのミラーサブキャリア符号化(復号)を処理装置により行う。
制御部19は、現在の電波環境情報から符号化方法の選択や、送受信の制御を行う。具体的には、制御部19は、比較部16が検出値が閾値以下であると判定した周波数チャネルは電波が干渉しない周波数チャネルであると処理装置により判断する。そして、制御部19は、どの周波数チャネルを電波が干渉しないと判断したかにより、使用すべきレスポンス方式(符号化方法)の選択、送受信の制御を行う。つまり、制御部19は、現在の電波環境情報に基づき、コマンド制御部13を制御するとともに、FM0復号部17とミラーサブキャリア復号部18とのいずれにより符号化(復号)を行うかを制御する。
次に、図4から図6までに基づき、無線リーダ・ライタ装置10の動作を説明する。ここでは、ch1〜3とch7〜9とがミラーサブキャリア方式用の周波数チャネル、ch4〜6がFM0方式用の周波数チャネルとして割り当てられているとする。
干渉レベル設定部15は、無線ICタグと通信を開始する前に、予め所定の干渉レベルを閾値として設定する。この設定は無線リーダ・ライタ装置10の起動時のみに行われるとしても構わない。
キャリアセンス部14は、無線ICタグと通信を開始する前に、通信可能な周波数チャネルがあるか調べるために全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。測定結果が図4に示す状態であったとする。
図4では、ch4で閾値を超える干渉波が検出されたが、ミラーサブキャリア方式用の周波数チャネルでは閾値を超える干渉波は検出されていない。そこで、制御部19は、ch2でミラーサブキャリア方式用のコマンドを無線ICタグに対して送信するように制御する。そして、制御部19は、ch1とch3で無線ICタグからのレスポンスを受信するように制御する。
キャリアセンス部14は、次の通信を開始する前に、改めて通信可能な全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。測定結果が図5に示す状態であったとする。
図5では、ch3、ch4で閾値を超える干渉波が検出されたが、ch7、ch9のミラーサブキャリア方式のレスポンス用に使われる周波数チャネルでは閾値を超える干渉レベルは検出されていない。そこで、制御部19は、ch8でミラーサブキャリア方式用コマンドを無線ICタグに対して送信するように制御する。そして、制御部19は、ch7とch9で無線ICタグからのレスポンスを受信するように制御する。
さらに通信を継続するために、キャリアセンス部14は、改めて通信可能な全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。測定結果が図6に示す状態であったとする。
図6では、ch1、ch7のミラーサブキャリア方式のレスポンス用に使われる周波数チャネルで閾値を超える干渉波が検出されたため、ch1〜ch3、ch7〜ch9のいずれを使ってもミラーサブキャリア方式で通信を行うことができない。そこで、制御部19は、干渉波が出ていないch4〜ch6の中の例えば、ch4でFM0方式のコマンドを送信し無線ICタグからレスポンスを受取るように制御する。図6に示す状態でFM0方式で通信する場合、ch4ではなく、ch5、ch6のいずれで通信することが可能である。
上記無線リーダ・ライタ装置10は、通信する際にキャリアセンスを行い、その結果に基づきレスポンス方式を選択した。
次に、通信前に長期間受信電力をモニタした履歴により、使用すべきレスポンス方式を判断する無線リーダ・ライタ装置10について説明する。図7は、通信前に長期間受信電力をモニタした履歴により、使用すべきレスポンス方式を判断する無線リーダ・ライタ装置10の機能を示す機能ブロック図である。
図7に示す無線リーダ・ライタ装置10は、図3に示す無線リーダ・ライタ装置10の機能に加え、電波環境情報記録部24(検出値記憶部)、電波環境情報抽出部25を備える。
電波環境情報記録部24は、キャリアセンスした結果である検出値(電波環境情報)を時刻情報と共に保存する。つまり、電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14が過去の所定の期間に検出した各周波数チャネルの検出値を時刻情報とともに記憶装置に記憶する。
電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24から指定の条件に従って電波環境情報の抽出や、抽出した電波環境情報の加工を行う。
また、図7に示す無線リーダ・ライタ装置10の比較部16、制御部19はそれぞれ以下のような機能である。
比較部16は、干渉レベル設定部15が設定した閾値と、電波環境情報記録部24が抽出した過去の所定の期間の各周波数チャネルの検出値とを比較する。比較部16は、比較の結果、周波数チャネル毎に上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であるか否かを処理装置により判定する。
制御部19は、現在からある一定期間過去の電波環境情報から符号化方法の選択や、送受信の制御を行う。つまり、制御部19は、過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であると比較部16が判定した周波数チャネルは、電波が干渉しない周波数チャネルであると処理装置により判断する。そして、制御部19は、各周波数チャネルのどの周波数チャネルを電波が干渉しない周波数チャネルであると判断したかにより、使用すべきレスポンス方式(符号化方法)の選択や送信、受信の制御を行う。
次に、図7から図11までに基づき、無線リーダ・ライタ装置10の動作を説明する。ここでは、ch1〜3、ch7〜9がミラーサブキャリア方式用の周波数チャネル、ch4〜6がFM0方式用の周波数チャネルとして割り当てられているとする。
上述した通り、干渉レベル設定部15は、無線ICタグと通信を開始する前に、予め決められた干渉レベルを閾値として設定する。この設定は無線リーダ・ライタ装置10の起動時のみに行われるとしても構わない。
キャリアセンス部14は、無線ICタグと通信を開始する前に、通信可能な周波数チャネルがあるか調べるために全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。測定結果が図8に示す状態であったとする。
電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14が測定した検出値を時刻情報と関連付けて記憶する。ここでは、例えば、過去1週間の電波環境情報を保存する。また、検出値は、キャリアセンスの度に必ず保存する必要なく、保存頻度は可変である。
電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24が記憶した過去1週間分の検出値を抽出する。比較部16は、周波数チャネル毎に設定した干渉レベルの閾値を超えていないか比較する。ここでは、無線リーダ・ライタ装置10の起動直後であり、過去1週間分の検出値が存在しない。そのため、存在する分だけの検出値を用いて干渉レベルの閾値と比較を行うこととする。
比較部16が比較した結果、ch4で閾値を超える干渉波が検出されたが、ミラーサブキャリア方式用の周波数チャネルでは閾値を超える干渉波は検出されていない。そこで、制御部19は、ch2でミラーサブキャリア方式用のコマンドを無線ICタグに対して送信するように制御する。そして、制御部19は、ch1とch3で無線ICタグからのレスポンスを受信するように制御する。
次に、無線リーダ・ライタ装置10が稼動してから1週間後の動作例を示す。
キャリアセンス部14は、無線ICタグと通信を開始する前に、通信可能な周波数チャネルがあるか調べるために全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。また、電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14が測定した検出値を時刻情報と関連付けて記憶する。
電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24が記憶した過去1週間分の電波環境情報から周波数チャネル毎の干渉レベルの最大値を示す検出値を抽出する。その結果が図9に示す状態であったとする。
比較部16は、抽出した検出値が各周波数チャネルでの干渉レベルの閾値を超えていないか比較する。
比較部16が比較した結果、ch3、ch7のミラーサブキャリア方式のレスポンス用に使われる周波数チャネルで閾値を超える干渉波が過去に検出されている。また、ch4〜ch6でも現在干渉波が出ている。そこで、制御部19は、この近隣にch3、ch7をFM0方式の無線リーダ・ライタ装置10があり、安定したミラーサブキャリア方式での通信ができないと判断する。そして、制御部19は、干渉波が現在出ていないch1でFM0方式により無線ICタグと通信を行うように制御する。
さらに通信を継続するために、キャリアセンス部14は、無線ICタグと通信を開始する前に、通信可能な周波数チャネルがあるか調べるために全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。また、電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14が測定した検出値を時刻情報と関連付けて記憶する。
電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24が記憶した過去1週間分の電波環境情報から周波数チャネル毎の干渉レベルの最大値を示す検出値を抽出する。その結果が図10に示す状態であったとする。
比較部16は、抽出した検出値が各周波数チャネルでの干渉レベルの閾値を超えていないか比較する。
比較部16が比較した結果、ch3、ch7のミラーサブキャリア方式のレスポンス用に使われる周波数チャネルで閾値を超える干渉波が過去検出されている。そのため、制御部19は、ミラーサブキャリア方式での通信は行えないと判断する。しかし、ch4、ch5では現在干渉波が出ていないため、制御部19は、ch4でFM0方式で無線ICタグと通信を行うように制御する。
また、さらに通信を継続するために、キャリアセンス部14は、無線ICタグと通信を開始する前に、通信可能な周波数チャネルがあるか調べるために全周波数チャネルをキャリアセンスし干渉レベルの測定を行う。また、電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14が測定した検出値を時刻情報と関連付けて記憶する。
電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24が記憶した過去1週間分の電波環境情報から周波数チャネル毎の干渉レベルの最大値を示す検出値を抽出する。その結果が図11に示す状態であったとする。
比較部16は、抽出した検出値が各周波数チャネルでの干渉レベルの閾値を超えていないか比較する。
比較部16が比較した結果、ch3のミラーサブキャリア方式のレスポンス用に使われる周波数チャネルで閾値を超える干渉波が過去検出されている。しかし、ch7〜ch9では過去一週間干渉波が出ていない。そこで、制御部19は、この近隣にch7、ch9を使うFM0方式の無線リーダ・ライタ装置10が無く、ミラーサブキャリア方式での安定した通信ができると判断する。したがって、制御部19は、ch8でミラーサブキャリア方式用コマンドを無線ICタグに対して送信するように制御する。そして、ch7とch9で無線ICタグからのレスポンスを受信するように制御する。
上述した無線リーダ・ライタ装置10の動作をまとめると以下のようになる。図12は、無線リーダ・ライタ装置10の動作を示すフローチャートである。
干渉レベル設定処理(S1)では、干渉レベル設定部15は、無線ICタグと通信を開始する前に、干渉レベルを設定する。
次に、干渉レベル検出処理(S2)では、キャリアセンス部14は、電波を送信可能な全周波数チャネルをキャリアセンスし、現在の検出値を検出する。
次に、検出値記憶処理(S3)では、電波環境情報記録部24は、キャリアセンス部14がキャリアセンスした結果を保存することで、長期間の電波環境情報を蓄積する。
次に、比較処理・判断処理(S4)では、まず、電波環境情報抽出部25は、ある一定期間の過去から現在までの検出値を抽出する。比較部16は、電波環境情報抽出部25が抽出した検出値が閾値以下であるか否かを周波数チャネル毎に判定する。そして、制御部19は、比較部16の判定結果からミラーサブキャリア方式が使用できる周波数チャネルがあるか否かを判定する。
第1制御処理(S5)では、制御部19は、比較部16の判定結果からミラーサブキャリア方式が使用できる周波数チャネルがあると判断した場合、ミラーサブキャリア方式で通信を行うように制御するする。
一方、第2制御処理(S6)では、制御部19は、比較部16の判定結果からミラーサブキャリア方式が使用できる周波数チャネルが無いと判断した場合、FM0方式で通信を行うように制御する。
そして、通信判定処理(S7)では、制御部19は、無線ICタグとの通信完了後、無線ICタグとの通信を継続するかを判定する。
以上のように、この実施の形態に係る無線リーダ・ライタ装置10によれば、通信する際の電波環境に合わせて、使用する周波数チャネルやレスポンス方式を決定することができる。そのため、安定した無線ICタグと安定した通信を行うことができる。
なお、上述した図7の機能ブロック図では、コマンド制御部13、電波環境情報記録部24、電波環境情報抽出部25は、無線リーダ・ライタ装置10が備えているが、無線リーダ・ライタ装置制御機23が備えているとしてもよい。
また、上記説明において、電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24から各周波数チャネルの干渉レベルの最大値を抽出するとした。しかし、電波環境情報抽出部25は、電波環境情報記録部24が記憶した過去所定の期間の干渉レベルの平均値等を周波数チャネル毎に算出するとしてもよい。この場合、比較部16は、電波環境情報抽出部25が算出した周波数チャネル毎の平均値と閾値とを比較する。
また、上記説明では、電波環境情報記録部24は、過去1週間分の検出値を記憶するとした。しかし、検出値を保持する期間を変更してもよい。電波環境情報記録部24は、例えば、保持する期間を2週間や1ヶ月と長期間にすることで、より厳密な使用チャネルの判断ができる。
また、上記説明では、過去所定の期間(上記では過去1週間分)の環境情報がない場合は、存在する分だけの検出値を用いて干渉レベルの閾値と比較を行うとした。しかし、過去所定の期間の環境情報がない場合は、FM0方式で通信を行うといった動作をしてもよい。
また、上記説明では、無線リーダ・ライタ装置10を干渉判断装置としているが、干渉判断装置は、図3と図7との破線部で囲まれたキャリアセンス部14、干渉レベル設定部15、比較部16、制御部19のみを備える装置であるとしてもよい。つまり、この場合、干渉判断装置は、無線リーダ・ライタ装置10とは別の装置であるとし、無線リーダ・ライタ装置10は、制御部19の制御に基づいて動作するとしてもよい。
また、上記説明において、通信可能な周波数チャネルが複数ある場合には、所定の優先順位に基づいて使用する周波数チャネルを決めるとしてもよい。
上記内容をまとめると以下のようになる。
この実施の形態に係るRFIDシステムは、以下の無線ICタグと無線リーダ・ライタ装置10とを備える。
無線ICタグは、
データを保持するメモリと、
外部から与えられるコマンドを復調しコマンドを解析するコマンド解析部と、
上記メモリの読み出しあるいは、書込みを行うメモリ制御部と、
上記メモリより読み出されたデータと上記コマンド解析部での解析結果に基づき処理を行うコマンド実行部と、
上記メモリより読み出されたデータを符号化する際にコマンドで符号化方法の切り替えができる符号化部と、
上記符号化部より符号化されたデータを伝送する伝送手段と、
を有する。
また、無線ICタグとデータ通信を行う無線リーダ・ライタ装置10は、
無線ICタグに無変調波送信もしくはコマンドの送信の送信を行う送信部11と、
無線ICタグからのレスポンスを受信する受信部12と、
複数の異なるデータ符号化機能を持ち、制御部19からの指示によって符号化方式の切り替えを行うことができるデータ符号化部(コマンド制御部13)と、
複数の異なるデータ復号機能を持ち、制御部19からの支持によって受信データの復号方式の切り替えを行うことがデータ復号部(FM0復号部17、ミラーサブキャリア復号部18)と、
使用する周波数帯の干渉レベルを測定するキャリアセンス部14と、
干渉レベルを設定する干渉レベル設定部15と、
上記キャリアセンス部14からの測定した干渉レベルと上記干渉レベル設定部15に設定されている干渉レベルとを比較する比較部16と、
上記キャリアセンス部14にて測定した干渉レベルから現在の電波環境に適したデータ符号化方式、復号を選択し、無変調波あるいはコマンドの送信、上記無線ICタグからのレスポンス受信の制御を行う制御部19とを有する。
さらに、無線リーダ・ライタ装置10は、
上記キャリアセンス部14によって得られた干渉レベルと時刻情報を一定期間保持する電波環境情報記録部24と、
上記電波環境情報記録部24より任意の電波環境情報の抽出、加工を行う電波環境情報抽出部25とを有し、
比較部16は、上記電波環境情報抽出部25にて得られた干渉レベルと上記干渉レベル設定部15に設定されている干渉レベルとを比較する。
また、上記データ復号部は、FM0復号部17とミラーサブキャリア復号部18とをもち、制御部19からの指示によって復号が方式の切り替えを行うことができ、
上記制御部19は、キャリアセンス部14にて測定した現在の干渉レベルからFM0符号化方式とミラーサブキャリア符号化方式との選択と、無線ICタグに対してレスポンスの符号化方式を変更するコマンドを制御を行うことができる。
また、電波環境情報記録部24は、上記キャリアセンス部14によって得られた干渉レベルと時刻情報を電波環境情報として一定期間保持し、
上記電波環境情報抽出部25は、上記電波環境情報記録部24より任意の電波環境情報の抽出、加工を行い、
上記比較部16は、上記電波環境情報抽出部25にて得られた干渉レベルと上記干渉レベル設定部15に設定されている干渉レベルとを比較する。
次に、上記実施の形態におけるのハードウェア構成について説明する。
図13は、無線リーダ・ライタ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図13に示すように、無線リーダ・ライタ装置10は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、LCD(Liquid Crystal Display)901、タッチパネル902、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
ROM913、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913とRAM914とは、記憶装置の一例である。通信ボード915とタッチパネル902とは、入力装置の一例である。また、通信ボード915は、出力装置の一例である。さらに、通信ボード915は、通信装置の一例である。また、さらに、LCD901は、表示装置の一例である。
磁気ディスク装置920又はROM913などには、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、上記の説明において「送信部11」、「受信部12」、「コマンド制御部13」、「キャリアセンス部14」、「干渉レベル設定部15」、「比較部16」、「FM0復号部17」、「ミラーサブキャリア復号部18」、「制御部19」、「電波環境情報記録部24」、「電波環境情報抽出部25」等として説明した機能を実行するプログラムやその他のプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、上記の説明において、「閾値」、「検出値」、「最大値」、「平均値」等として説明した情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「ファイル」や「データベース」の各項目として記憶される。「ファイル」や「データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPU911の動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPU911の動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、上記の説明におけるフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、その他光ディスク等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、上記の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。また、「〜装置」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。さらに、「〜処理」として説明するものは「〜ステップ」であっても構わない。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ROM913等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、上記で述べた「〜部」としてコンピュータ等を機能させるものである。あるいは、上記で述べた「〜部」の手順や方法をコンピュータ等に実行させるものである。
FM0方式のコマンド用周波数と微少電力のレスポンス用の周波数を示す図。 ミラーサブキャリア方式の周波数と微少電力のレスポンス用の周波数を示す図。 無線リーダ・ライタ装置10の機能を示す機能ブロック図。 キャリアセンスの結果を示す図。 キャリアセンスの結果を示す図。 キャリアセンスの結果を示す図。 通信前に長期間受信電力をモニタした履歴により、使用すべきレスポンス方式を判断する無線リーダ・ライタ装置10の機能を示す機能ブロック図。 キャリアセンスの結果を示す図。 キャリアセンスの結果を示す図。 キャリアセンスの結果を示す図。 キャリアセンスの結果を示す図。 無線リーダ・ライタ装置10の動作を示すフローチャート。 無線リーダ・ライタ装置10のハードウェア構成の一例を示す図。
符号の説明
10 無線リーダ・ライタ装置、11 送信部、12 受信部、13 コマンド制御部、14 キャリアセンス部、15 干渉レベル設定部、16 比較部、17 FM0復号部、18 ミラーサブキャリア復号部、19 制御部、20,21,22 アンテナ、23 無線リーダ・ライタ装置制御機、24 電波環境情報記録部、25 電波環境情報抽出部。

Claims (6)

  1. 電波が干渉するか否かを判断する干渉判断装置であり、
    干渉レベルの閾値を設定し記憶装置に記憶する干渉レベル設定部と、
    割り当てられた周波数帯に含まれる各周波数チャネルの干渉レベルを検出値として検出し記憶装置に記憶する干渉レベル検出部と、
    上記干渉レベル検出部が過去の所定の期間に検出した各周波数チャネルの検出値を記憶装置に記憶する検出値記憶部と、
    上記干渉レベル設定部が設定した閾値と、上記検出値記憶部が記憶した上記過去の所定の期間の各周波数チャネルの検出値とを比較し、周波数チャネル毎に上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であるか否かを処理装置により判定する比較部と、
    コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが異なる第1のレスポンス方式と、コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが同一の第2のレスポンス方式とのどちらを使用するかを処理装置により判断する判断部であって、コマンド送信用の周波数チャネルと、そのコマンド送信用の周波数チャネルで送信したコマンドへのレスポンスを受信するレスポンス受信用の周波数チャネルとの組である一組の周波数チャネルに含まれるどの周波数チャネルでも、上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であると上記比較部が判定した場合には、上記一組の周波数チャネルを用いて上記第1のレスポンス方式を使用すると判断し、上記一組の周波数チャネルに含まれるいずれかの周波数チャネルで、上記過去の所定の期間の検出値が閾値を超えたと上記比較部が判定した場合には、上記過去の所定の期間の検出値が閾値以下である周波数チャネルを用いて上記第2のレスポンス方式を使用すると判断する判断部と
    を備えることを特徴とする干渉判断装置。
  2. 上記第1のレスポンス方式は、ミラーサブキャリア方式であり、
    上記第2のレスポンス方式は、FM(Frequency Modulation)0方式である
    ことを特徴とする請求項に記載の干渉判断装置。
  3. 請求項1又は2に記載の干渉判断装置を備えることを特徴とするデータ読取装置。
  4. 請求項記載のデータ読取装置を備えるRFID(Radio Frequency IDentification)システム。
  5. 電波が干渉するか否かを判断する干渉判断方法であり、
    処理装置が、干渉レベルの閾値を設定し記憶する干渉レベル設定ステップと、
    検出装置が、RFIDシステムに割り当てられた周波数帯に含まれる各周波数チャネルの干渉レベルを検出値として検出し記憶する干渉レベル検出ステップと、
    記憶装置が、上記干渉レベル検出ステップで過去の所定の期間に検出した各周波数チャネルの検出値を記憶する検出値記憶ステップと、
    比較器が、上記干渉レベル設定ステップで設定した閾値と、上記検出値記憶ステップで記憶した上記過去の所定の期間の各周波数チャネルの検出値とを比較し、上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であるか否かを周波数チャネル毎に判定する比較ステップと、
    処理装置が、コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが異なる第1のレスポンス方式と、コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが同一の第2のレスポンス方式とのどちらを使用するかを判断する判断ステップであって、コマンド送信用の周波数チャネルと、そのコマンド送信用の周波数チャネルで送信したコマンドへのレスポンスを受信するレスポンス受信用の周波数チャネルとの組である一組の周波数チャネルに含まれるどの周波数チャネルでも、上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であると上記比較ステップで判定した場合には、上記一組の周波数チャネルを用いて上記第1のレスポンス方式を使用すると判断し、上記一組の周波数チャネルに含まれるいずれかの周波数チャネルで、上記過去の所定の期間の検出値が閾値を超えたと上記比較ステップで判定した場合には、上記過去の所定の期間の検出値が閾値以下である周波数チャネルを用いて上記第2のレスポンス方式を使用すると判断する判断ステップと
    を備えることを特徴とする干渉判断方法。
  6. 電波が干渉するか否かを判断する干渉判断プログラムであり、
    干渉レベルの閾値を設定し記憶装置に記憶する干渉レベル設定処理と、
    RFIDシステムに割り当てられた周波数帯に含まれる各周波数チャネルの干渉レベルを検出値として検出し記憶装置に記憶する干渉レベル検出処理と、
    上記干渉レベル検出処理で過去の所定の期間に検出した各周波数チャネルの検出値を記憶装置に記憶する検出値記憶処理と、
    上記干渉レベル設定処理で設定した閾値と、上記検出値記憶処理で記憶した上記過去の所定の期間の各周波数チャネルの検出値とを比較し、上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であるか否かを周波数チャネル毎に処理装置により判定する比較処理と、
    コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが異なる第1のレスポンス方式と、コマンド送信用の周波数チャネルとレスポンス受信用の周波数チャネルとが同一の第2のレスポンス方式とのどちらを使用するかを判断する判断処理であって、コマンド送信用の周波数チャネルと、そのコマンド送信用の周波数チャネルで送信したコマンドへのレスポンスを受信するレスポンス受信用の周波数チャネルとの組である一組の周波数チャネルに含まれるどの周波数チャネルでも、上記過去の所定の期間の検出値がいずれも閾値以下であると上記比較処理で判定した場合には、上記一組の周波数チャネルを用いて上記第1のレスポンス方式を使用すると判断し、上記一組の周波数チャネルに含まれるいずれかの周波数チャネルで、上記過去の所定の期間の検出値が閾値を超えたと上記比較処理で判定した場合には、上記過去の所定の期間の検出値が閾値以下である周波数チャネルを用いて上記第2のレスポンス方式を使用すると判断する判断処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする干渉判断プログラム。
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