JP5004589B2 - 振動ピストン装置 - Google Patents
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Description
振動ピストン装置は、燃焼混合物の吸気、圧縮、燃焼、膨張、及び排出の個々の動作工程が、2つの位置間での個々のピストンの振動回動動作により引き起こされるところの一般的な内燃機関に属する。
処理工程に於いて、振動ピストンは、ハウジングに固定された共通の回転軸の周りを、ハウジング内に於いて回転するが、出力軸の回転動作としてピストンの回転動作を開始させることが可能である。振動ピストンはハウジング内に於いて回転するので、振動ピストンは前記振動回動動作を実施する。
各ピストン対に於いて、回動軸に関し相互に直径方向に対向する2つのピストンは、相互に堅固に接続されていてダブルピストンを形成しており、1組のピストン対の2つのピストン間に支持部分があり、この支持部分は、周知の振動ピストン装置に於いては幅の狭い支持(ベアリング)リングにより形成されている。両方のピストン対は、それぞれの支持リングにより、ジャーナル(回動軸を形成している)上に、十字構造にて、回動軸に関して回動するように装着されている。周知の振動ピストン装置のピストン対の支持リングは、ジャーナルのほぼ端部において、相互に離間されて設けられ、出力軸が取り付けられた更なるリングが、2つの支持リングの間でジャーナル上に設けられている。
従って、本発明の振動ピストン装置は、周知の振動ピストン装置とは対照的に、支持部分をピストンの一端部にそして側壁部分を他端部に離間させて設ける代わりに、各ピストン対に於いて支持部分と側壁部分とを相互に統合させるよう構成されている。本発明に係る構造は、好ましい実施形態に於いて構成されていることであるが、特に好ましい実施形態が備える出力軸が回動軸まで延びていない場合、支持部分を回動軸の方向に著しくより長く形成することが出来てこれにより更に安定させることが出来るという利点を有し、更に、側壁部分は、回動軸に関して平面的で且つ垂直になるよう構成される代わりに、(好ましい実施形態に示すように)回動軸に関して傾斜して構成されることが出来るという利点を有している。
2組のピストン対を十字状になるよう隣り合わせて設けると、ピストン対の2つの支持部分は、ピストン範囲の全体長さに亘って回動軸の方向に延びることになり、その結果、個々のピストン対を極めて安定した状態で回動軸上に装着することが出来る。
本発明の各ピストン対を実施することによってのみ可能となるこの実施形態は、2つの動作室即ち燃焼凹部は湾曲した側壁を有するという利点を有している。これは動作室に於いて点火させられる燃料/空気混合物の点火及び膨張の間の圧力配分に関して特に有利であることが証明されている。なぜなら、全体の膨張力は、ピストン動作面に作用するものであり、そして、回動動作に対する力の適用になんらの貢献をすることがない側壁部分での燃焼で使い果たされることがないからである。
2組のピストン対を十字状に相互接合することにより、動作室即ち燃焼凹部はその全体に於いて横方向に且つ基部で湾曲され、その結果、点火された燃料/空気混合物の膨張の間、全体圧力は、好ましくは平面状に設計されたピストン動作面に完全に作用することになり、その結果、本発明に係る振動ピストン装置の効率を、周知の振動ピストン装置と比較して改善することが出来る。
かくして、各ピストン対の側壁部分は、ピストンの振動回動動作の間、それぞれ対応するピストンに対して案内面を有利に形成する。
各ピストンが回転軸を中心に約90°広がっている実施形態に関連して、回転軸を中心に360°包囲されているこの構成の球形構造体は、球形キャップ状である2つのエンド部材と2組のピストン対とで形成される構成の場合に得られる。球形キャップ状のエンド部材も回転軸と回動軸とに関して垂直である軸の周りを90°広がっていることが好ましい。
その結果、エンド部材へのそしてピストン構造体への第1フォーク部分の回転可能固定接続が確実に行われ、この接続により大きなトルクを出力軸へ伝達することが出来る。
更に好ましい実施形態に於いて、第1フォーク部分のエンド部分は出力軸から外端部へ広がっている。
適切な且つ有利な構造の実施形態では、回動軸に垂直な方向に於けるフォーク部分の中央部での寸法の、フォーク部分の端部での対応する寸法に対する比率は、約1:1.5〜1:2.5の範囲であり、この比率は約1:2であることが好ましい。
回動軸方向に於けるフォーク部分の寸法に関する出力軸領域のフォーク部分の厚みは、約1:2〜1:4の範囲であるのが好ましく、約1:2.75であるのが好ましい。
更に好ましい実施形態に於いて、形状に於いて実質的に同一であり且つ取り外し可能な状態でエンド部材に接続されている第2フォーク部分が、第1フォーク部分と対向して設けられている。
第2フォーク部分は更なる出力軸を有することが好ましく、これにより、本発明に係る振動ピストン装置は、合計2本の出力軸を有するが、その1本は例えば発電機などのようなアセンブリを駆動するために使用されることが出来、他方の出力軸は、本発明に係る振動ピストン装置が自動車用駆動エンジンとして使用される場合、クラッチ又はトランスミッションへ延びるようにすることが出来る。
更に好ましい実施形態に於いて、ピストンの後部面に面する第1及び/又は第2フォーク部分の一側部は、ピストン後部面に対して本質的に補完的になる状態で湾曲するように形成されている。
これは、周知の振動ピストン装置に於いて既に設けられようにされているように、燃焼空気を予め圧縮するために使用することができる吸気圧力室が、それぞれピストン後部面と、フォーク部分の対応する対向面との間に形成される場合に、特に好ましいことである。然しながら、上記室は、ピストンを冷却するための冷却室としても簡単に使用することができる。
走行ローラは好ましくは円錐構造体であり、各円錐の想像上の延長部は、ハウジングの中央地点に位置する円錐先端となり、制御機構は、ピストンが回動動作を行うのに最適な状態で、振動ピストン装置の球対称に適合して構成されている。
勿論、上述の特徴や以下に説明される特徴はそれぞれ指定した組み合わせに於いてのみならず、本発明の範囲から逸脱しない範囲に於いて他の組み合わせや又は単独で適用されることが出来る。
全体を参照番号10で示す振動ピストン装置の実施形態を図1〜図9を参照に以下に、より詳細に説明を行う。振動ピストン装置10は例えば、好ましくは、内燃機関として使用される。
振動ピストン装置10は、第1ハウジングハーフ14と第2ハウジングハーフ16により構成されるハウジング12を有する。
ハウジング12の内壁30は本質的に球形構造である。
更に、振動ピストン装置10が動作する間、ピストン32〜38は回動軸42を中心として振動回動動作をおこなう。回動軸42は、図9の矢印44,46で示すように回転軸40に関してほぼ垂直方向に延びている。
各ピストンはピストン動作面を有し、即ちピストン32はピストン動作面32aを有し、ピストン34はピストン動作面34aを有し、ピストン36はピストン動作面36aを有し、ピストン38はピストン動作面38aを有している。図5に於いて、例えば、ピストン32,34のピストン動作面32a、34aのみが図示されている。ピストン動作面32a、34aは第1動作室すなわち燃焼凹部48を形成し、そしてピストン36,38のピストン動作面36a、38aは第2動作室すなわち燃焼凹部50(図9参照)を形成している。
更に、各ピストン対は、図6のピストン対32/36の場合に最も明瞭に示されているように、横方向(回動軸42の方向)に動作室48,50を区画する2つの側壁部分を有している。ピストン32の場合、動作室48を横方向に区画する側壁部分54を図6に見ることが出来る。支持(ベアリング)部分52と側壁部分54(あるいは、図6には示されてはいないが、側壁部分54と直径方向に対向するピストン36の側壁部分)とは、相互に一体的に形成されているとともに、図6に於いてピストン対32/36の場合に最も明白に示されているように、それぞれのピストン対32/36、34/38の同一側に設けられている。ピストン対34/38の支持部分56と側壁部分58とは図6に於いては部分的に示されている。
支持部分52,56は、回動軸42方向に関してそれぞれのピストン対32/36、34/38の幅の約半分にわたって、回動軸42方向に延びている。2組のピストン対32/36、34/38が、回動軸42に関して十字状に(図5に示すように)設けられるなら、ピストン対32/36、34/38はそれらの全体に於いて、ジャーナル64の全体長さに亘って装着され、これにより、回動軸42の周りで特に安定的となる。
それぞれの側壁部分54,55(図5)は、関連する支持部分52,56へ延びており、これにより、外側から内側へ、そして頂部から底部へ、図5及び図6に最も明白に示されているように、凹面を形成して湾曲している。ここで、それぞれの側壁部分54,55及び、図5には示していない更なる側壁部分は、回動軸42の方向に於いて支持部分52,56の全体長さに亘って、回動軸42方向へ延びている。
側壁部分54,58の湾曲と、対応する関連側壁部分(図示せず)の湾曲との結果、湾曲した動作室及び燃焼凹部48,50が形成され、そして、ピストン動作面32a〜38aだけが平面状態に形成され、その結果、発火後、燃料/空気混合物の膨張の間に生じる圧力は、高効率の場合に望まれるように、動作ピストン面32a〜38aに殆ど独占的に作用することになる。
図6はこのことをピストン32について示すものであり、ピストン32の、側壁部分54に対向する端部は、側面66を有するが、側面66の形状はピストン34の側壁部分に整合しており、これらのピストン32,34は動作室48を形成している。図6に示していないピストン34の側壁部分は、鏡面反転は別として、ピストン32の側壁部分54と同一形状を有している。このことは、別のピストン36,38についても対応してあてはまる。
更に、回動軸42方向に於ける各ピストン32〜38の寸法bと、回動軸42を横切る方向の各ピストン32〜38の寸法hとの比率、すなわち、各ピストン動作面32a〜38aの幅と高さとの比率は、約1.5:1〜2.5:1の範囲であることが好ましく、この例の場合、2.2:1である。
既に述べたように、支持部分52,56を備えた2組のピストン対32/36、34/38は固定ジャーナル64上に位置している(図7)。球体キャップ形状であり且つ図4に示すように回動軸42方向に相互にピストン対32/36、34/38を保持するエンド部材68又は70は、ジャーナル64の端部に設けられている。図7には、ピストンなしで、ジャーナル64とともに2つのエンド部材68,70だけが示されている。エンド部材68,70は、装着の際、ジャーナル64に対して永久的にボルト締めされている。ジャーナル64は、ピストン32/38を振動回動動作させるためにピストン対32/36、34/38のための支持部(ベアリング)として機能する。
振動ピストン装置10は更に、ピストン32〜38が回転に関して固定接続された2つの出力軸72,74(特に図4及び図7参照)を有している。出力軸72,74を回転可能に接続するために、各出力軸はその一端部にフォーク部分76(出力軸72)又はフォーク部分78(出力軸74)を有している。出力軸72,74は、それぞれのフォーク部分76,78へ回転に関して固定して接続されている。
フォーク部分76,78はそれぞれエンド部分80,82及び84,86を有し、これらは、球体キャプ形状のエンド部材68,70の間に設けられるとともに、取り外し可能な状態でそれらに直接接続されている。図7に示すように、取り外し可能な接続のためにねじ止め接続が使用される。
ここで、回動軸42に垂直な方向に於けるフォーク部分76又は78の中央部での寸法B1の、フォーク部分76又は78の端部での対応する寸法B2に関する比率は、約1:1.5〜1:2.5の範囲であり、本例では、この比率は約1:2である。
それぞれの駆動軸72,74の領域に於けるフォーク部分76,78、すなわち、それぞれのフォーク部分76,78の中心部に於けるフォーク部分76,78の厚みDの、寸法B3に関する比率は、約1:2〜1:4の範囲であり、本例では、約1:2.75である。
同様に、フォーク部分76,78に直接接続され且つ寸法B1よりほんの僅かだけ小さい出力軸72,74の端部の直径の比率は、先に記載した比率と殆ど同一である。
図4から最も明らかなように、各ピストン32〜38は、図4に示すような、ピストン32,34に対してそれぞれ湾曲構造のピストン後部面100、102を有し、これらのピストン後部面100、102に面する一側面104又は106(図7参照)は、これらのピストン後部面100、102を補完する状態で湾曲して形成されている。
この目的ため、ピストン後部面100、102と、フォーク部分76,78の対応する対向側面104,106との間に形成される吸気圧力室は、容積サイズの安定的繰り返し低減により圧縮される外気(フレッシュな空気)で周期的に充填される。この方法により形成される吸気圧力室における空気圧縮により、吸気圧力空気の昇温がもたらされる。この方法により予め加圧された外気が動作室48又は50にそれぞれ昇温状態で導入されると、燃焼効率が、吸気圧力空気の昇温により低減される。かくして本発明の振動ピストン装置では、動作室48又は50にそれぞれ導入される前に、吸気圧力室に於いて、予め加圧された外気を予め冷却することがなされる。これらの予備冷却措置は、吸気圧力室から動作室48又は50への供給ライン101に於いて、それぞれ供給ライン101又は103の、例えば、冷却レジスターにより、提供されることが出来る。
最後に、図5から最も明らかになるように、各ピストンは走行ローラ108(ピストン32)、110(ピストン34)、112(ピストン36)及び、114(ピストン38)を有している。走行ローラ108〜114は、個々のピストン32〜38の振動回動動作を、回転軸40を中心とするそれらの回転動作から導き出すための制御機構の一部をなしている。これについて、更に詳しくは、上記特許文献1が参照されるが、この資料の開示内容は引用によりここに明白に組み込まれている。
図4、図5及び図9から明らかなように、各走行ローラ108〜114は円錐構造であり、各円錐の想像上の延長点は、ピストン34の走行ローラ110について図9で示すように、ハウジング12の中心点である円錐先端部になる。
然しながら、台形状断面の代わりに、半円状断面にてハウジング12に於ける制御曲線を設計するとともに、ガイドローラ108〜114のガイド軸が装着される位置のピストン内に半球状中空部を設けることを考えることも出来、これにより、球体が、ピストン32〜38と対応する案内溝との間でピストンの案内を行い、球体は、各ピストン32〜38に於いて半球体状に且つハウジング12内の円弧状湾曲溝に於いて半球状に埋設されている。かくして、球体は湾曲溝内と同様、対応ピストン内で回転可能となる。球体を収容するため各ピストンに設けた半球状中空部は、球体が出来るだけ摩擦のない状態でこの凹部内を移動することが出来るよう、内部から安定的に給油されるものである。
Claims (26)
- 本質的に球形ハウジング内壁を有するハウジング(12)と、前記ハウジング(12)内部に設けられ、前記ハウジング(12)のほぼ中心部に位置する回転軸(40)の周りを共に回転する4つのピストン(32〜38)とを含み、
前記4つのピストン(32〜38)に於いて、前記ハウジングの中心に関して相互に略直径方向に対向するそれぞれ2つのピストンが剛体ピストン対(32/36、34/38)を形成し、前記2組のピストン対(32/36、34/38)は、前記回転軸(40)に関してほぼ垂直方向に延びる共通回動軸(42)の周りを両方向に行ったり来たり回動することが可能であり、前記2組のピストン対(32/36、34/38)は前記回動軸(42)に関して十字状に設けられ、前記2組のピストン対(32/36、34/38)の2つのピストンは、それらの間に動作室(48,50)を形成するように相互に対向するピストン動作面(32a,34a、36a,38a)を有し、各ピストン対(32/36、34/38)は、前記回動軸(42)上に前記ピストン対(32/36、34/38)を装着するための支持部分(52,56)と、前記動作室(48,50)の1つを前記回動軸の方向に区画するため、前記ピストン対(32/36; 34/38)の各ピストンに対する側壁部分(54,55,58)とを有している、振動ピストン装置に於いて、
前記支持部分(52,56)と前記側壁部分(54,55,58)とは、相互に一体的に構成されると共にそれぞれの前記ピストン対(32/36、34/38)の同じ側に設けられており、
各ピストン対は、前記支持部分および前記側壁部分を、当該ピストン対の一方側のみに有しており、
前記支持部分(52,56)は、前記回動軸(42)方向に於いて、前記ピストン対(32/36、34/38)の幅のほぼ半分に亘って前記回動軸(42)方向に延びており、
前記2組のピストン対(32/36、34/38)は、その支持部分(52,56)で、前記回動軸(42)を形成するジャーナル(64)上に固定されており、球形キャップ形状であり且つ前記ピストン対(32/36;34/38)を前記回動軸(42)方向において相互に対して保持するエンド部材(68,70)が、前記ジャーナル(64)の前記両端部に設けられており、
前記ピストン(32〜38)は少なくとも1つの出力軸(72,74)に接続されており、この出力軸(72,74)は、前記回転軸(40)の周りを回転することが出来ると共に、前記回動軸(42)の外部で第1フォーク部分(76,78)に於いて前記ピストン端部にて終わっており、前記フォーク部分(76,78)は、その2つのエンド部分(80〜86)が、前記エンド部材(68,70)の間に設けられているとともに、取り外し可能な状態で前記エンド部材(68,70)に直接接続されていることを特徴とする振動ピストン装置。 - それぞれの前記側壁部分(54、55、58)は、前記支持部分(52,56)上に延びて、外側から内側へそして頂部から底部へ凹面を形成するように湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の振動ピストン装置。
- それぞれの前記側壁部分(54、55、58)は、前記支持部分(52,56)の長さ全体に亘り前記回動軸(42)方向に延びていることを特徴とする請求項2に記載の振動ピストン装置。
- 各ピストン(32〜38)は、前記側壁部分(54、55、58)と反対側の端部にて、そのピストンとともにそれぞれ動作室(48,50)を形成する別のピストンの側壁部分(54、55、58)に整合する形状を持つ側面を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 各ピストン(32〜38)は前記回転軸(40)を中心として約90°広がっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)方向に於ける各ピストン(32〜38)の寸法(b)と、前記回動軸(42)を横切る方向の各ピストン(32〜38)の寸法(h)との比率は、約1.5:1 〜 2.5:1の範囲であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)方向に於ける各ピストン(32〜38)の寸法(b)と、前記回動軸(42)を横切る方向の各ピストン(32〜38)の寸法(h)との比率は、2.2:1であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)を中心とする前記動作室(48,50)の開口の最大角度(α)は、約40°〜約60°の範囲であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 球形キャップ形状の前記エンド部材(68,70)は前記回転軸(40)を中心として約90°広がっていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 球形キャップ形状の前記エンド部材(68,70)は、前記回転軸(40)と前記回動軸(42)とに関して垂直な軸を中心として約90°広がっていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記第1フォーク部分(76,78)の前記エンド部分(80〜86)は前記エンド部材(68,70)への確実なロック接続部材を有していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記第1フォーク部分(76,78)の前記エンド部分(80〜86)は、前記出力軸(72,74)側からその外端部へ向けて広がっていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)に垂直な方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の中央部での寸法(B1)の、前記フォーク部分(76,78)の端部での対応する寸法(B2)に対する比率は、約1:1.5〜1:2.5の範囲であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)に垂直な方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の中央部での寸法(B1)の、前記フォーク部分(76,78)の端部での対応する寸法(B2)に対する比率は、約1:2であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)に垂直な方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の端部での寸法(B2)の、前記回動軸(42)方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の寸法(B3)に対する比率は、約1:2〜約1:4の範囲であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記回動軸(42)に垂直な方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の端部での寸法(B2)の、前記回動軸(42)方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の寸法(B3)に対する比率は、約1:1.375であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記出力軸(64)の領域に於ける前記フォーク部分(76,78)の厚み(D)の、前記回動軸(42)方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の寸法(B3)に対する比率は、約1:2〜1:4の範囲であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記出力軸(64)の領域に於ける前記フォーク部分(76,78)の厚み(D)の、前記回動軸(42)方向に於ける前記フォーク部分(76,78)の寸法(B3)に対する比率は、約1:2.75であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 本質的に形状が同一であり且つ取り外し可能に前記エンド部材へ接続されている第2フォーク部分(78)が、前記第1フォーク部分(76)の反対側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記第2フォーク部分(78)は更なる出力軸(74)を有していることを特徴とする請求項19に記載の振動ピストン装置。
- 前記第1及び/又は第2フォーク部分(76,78)は、前記回転軸(40)と前記回動軸(42)とに関して垂直な軸を中心として約90°広がっていると共に、外側が球面形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至第20項のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記ピストン(32〜38)のピストン後部面に面する、前記第1及び/又は第2フォーク部分(76,78)の一方の側は、前記ピストン後部面を本質的に補完する状態に湾曲するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至21のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 吸気圧力室及び/又は冷却室が、前記ピストン後部面と、前記フォーク部分(76,78)の対応する前記対向面との間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至22のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 各ピストン(32〜38)は走行ローラ(108〜114)を有し、この走行ローラ(108〜114)の軸は前記ピストン動作面に関して、約30°〜50°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 各ピストン(32〜38)は走行ローラ(108〜114)を有し、この走行ローラ(108〜114)の軸は前記ピストン動作面に関して、約35°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の振動ピストン装置。
- 前記走行ローラ(108〜114)は円錐構造体であり、各円錐の想像上の延長点は前記ハウジングの中心点である円錐先端にくることを特徴とする請求項24又は25に記載の振動ピストン装置。
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