JP5003796B2 - 燃料噴射状態検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射に伴い燃料供給経路内で生じる燃料圧力の変化を表した圧力波形を燃圧センサで検出し、検出した圧力波形に基づき燃料噴射状態を推定する燃料噴射状態検出装置に関する。
内燃機関の出力トルク及びエミッション状態を精度良く制御するには、燃料噴射弁の噴孔から噴射される燃料の噴射量及び噴射開始時期等、その噴射状態を精度良く制御することが重要である。そこで特許文献1,2等には、噴孔に至るまでの燃料供給経路内で噴射に伴い生じる燃料圧力の変化を燃圧センサで検出することで、実際の噴射状態(噴射開始時期や噴射量等)を検出する技術が開示されている。このように実際の噴射状態を検出できれば、その検出結果に基づき噴射状態を精度良く制御することができる。
例えば特許文献2には、燃圧センサにより検出される圧力波形を取得し、その圧力波形中に現れる変化点P1,P2,P3(図2(c)参照)を検出し、これらの変化点P1,P2,P3の出現時期及び圧力値に基づき、実際の噴射状態(噴射開始時期R1、噴射終了時期R4、噴射量Q等)を算出している。
特開2010−3004号公報 特開2009−57924号公報
しかしながら、燃圧センサにより検出された圧力波形は噴射状態をそのまま反映している訳ではなく、噴射状態とは無関係に生じる脈動が圧力波形に現れていることが、本発明者らが実施した各種試験により明らかとなった。
先ず、上記試験に用いた燃料噴射弁の構造について、図1の拡大図である図3を参照して以下に説明する。燃料噴射弁10が有する弁体12にはシート面12aが形成されており、このシート面12aがボデー11の着座面11eに着座すると(図1参照)、高圧通路11aが閉鎖されて噴孔11bが閉弁されることとなり噴射率はゼロになる。一方、シート面12aが着座面11eから離座すると(図3参照)、高圧通路11aが開放されて噴孔11bが開弁されることとなる。
そして、弁体12がフルリフト位置まで開弁作動した状態(図3(a)参照)では、高圧通路11aの流路面積は噴孔11bの部分で最小となり、噴射燃料の流量は噴孔11bで絞られた噴孔絞り状態になる。そして、閉弁作動の開始後、弁体12のストローク量(リフトアップ量)が所定量に達するまでは、噴孔絞り状態が継続する(図3(b)参照)。一方、弁体12のストローク量が所定量未満になると、高圧通路11aの流路面積はシート面12aの部分で最小となり、シート面12aで流量が絞られるシート絞り状態になる(図3(c)参照)。
つまり、フルリフト位置にある弁体12が閉弁位置へ向けて移動を開始すると、噴孔絞り状態からシート絞り状態へ移行し、この移行時点R3(図2(b)参照)で、実際の噴射率(単位時間当たりに噴射される量)は低下を開始する。そして、弁体12が閉弁位置へ達したR4時点で噴射率はゼロになる。
この点を鑑みると、圧力波形が上昇を開始するのは、噴孔絞り状態からシート絞り状態へ移行した時点であると当初では想定していた。しかし、実際に試験した圧力波形には、シート絞り状態へ移行する直前に僅かに圧力上昇する脈動(図2(c)中の一点鎖線B参照)が生じることが分かった。このように脈動Bが生じるメカニズムを本発明者は次のように考察した。
すなわち、弁体12がフルリフト位置から閉弁位置へ向けて移動すると、高圧通路11aのうち弁体12を収容する弁体収容室11fの容積が小さくなっていく。すると、その容積縮小分だけ高圧通路11a内の燃料圧力は僅かに上昇することとなり、この上昇が前記脈動Bとなって圧力波形に現れる。要するに、弁体12が閉弁位置へ向けて移動を開始すると、弁体収容室11fの容積縮小に起因して、噴孔絞り状態であるにも拘わらずP3a時点で圧力が僅かに上昇する脈動Bが生じる。その後、シート絞り状態へ移行したことに起因してP3時点で圧力上昇を開始する。ちなみに、弁体12が閉弁位置に達した後も圧力はそのまま上昇していく。
以上の考察に基づけば、圧力波形のうちP3時点以降の圧力上昇は噴射率の下降を表しているものの、上記脈動Bは、噴射率が変化していないにも拘わらず生じるものであり、噴射以外の影響による波形であると言える。したがって、上記脈動Bが含まれた状態の圧力波形に基づき噴射率を算出する特許文献1,2の手法では、実際の噴射率(噴射状態)を高精度で検出できない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、実際の噴射状態を高精度で検出可能な燃料噴射状態検出装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、噴孔を開閉する弁体を開弁作動させることにより、内燃機関で燃焼させる燃料を前記噴孔から噴射する燃料噴射弁と、前記噴孔に至るまでの燃料供給経路内の燃料圧力を検出する燃圧センサと、を備えた燃料噴射システムに適用されることを前提とする。
そして、前記燃圧センサの検出値に基づき、燃料噴射に伴い前記燃料供給経路内で生じる燃料圧力の変化を表した圧力波形を取得する圧力波形取得手段と、前記弁体が閉弁位置へ向けて移動することに伴い生じる前記圧力波形中の脈動を、複数種類のパターンにモデル化した脈動モデルが予め記憶された脈動モデル記憶手段と、前記複数種類の脈動モデルの中から、前記圧力波形中に現れる実際の脈動に類似する脈動モデルを選択する脈動モデル選択手段と、前記脈動モデル選択手段により選択された脈動モデルを前記圧力波形から差し引いて脈動消し波形を算出する脈動消し手段と、前記脈動消し波形に基づき、前記噴孔からの燃料噴射状態を推定する噴射状態推定手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明は要するに、弁体が閉弁位置へ向けて移動することに伴い生じる圧力波形中の脈動を、複数種類のパターンにモデル化して記憶させておく。そして、実際の脈動に類似する脈動モデルを選択し、選択した脈動モデルを圧力波形から差し引いて脈動消し波形を算出する。そのため、噴射以外の影響による脈動が圧力波形から除去されるので、補正後の圧力波形(脈動消し波形)と噴射状態との相関を高めることができる。そして、相関が高くなった脈動消し波形に基づき噴射状態を推定するので、噴射状態を高精度で検出できる。
請求項2記載の発明では、前記脈動モデル選択手段は、前記燃料噴射弁へ供給される燃料の供給圧力に基づき、前記脈動モデルを選択することを特徴とする。
先述した通り、前記脈動は、弁体収容室11fの容積が縮小することに起因して燃料圧力が僅かに上昇する現象である。そして、このように生じる脈動の形は、その時に燃料噴射弁へ供給されている燃料の圧力(供給圧力)が異なれば異なる形になる、との知見を発明者は得た。この知見を鑑みた上記発明によれば、供給圧力に基づき脈動モデルを選択するので、実際の脈動に類似する脈動モデルを高精度で選択できる。よって、脈動消し波形の算出精度を向上でき、ひいては燃料噴射状態の推定精度を向上できる。
請求項3記載の発明では、前記燃料噴射弁は多気筒内燃機関の各気筒に設けられ、前記燃圧センサは、複数の前記燃料噴射弁の各々に対して設けられており、前記脈動モデル選択手段は、複数の前記燃圧センサのうち噴射していない燃料噴射弁に対応する燃圧センサにより検出された圧力を前記供給圧力とみなして、前記選択を実施することを特徴とする。
非噴射気筒の燃圧センサにより検出された圧力は供給圧力を表していると言える。よって上記発明によれば、例えば燃料ポンプから供給される燃料を蓄圧して複数の燃料噴射弁へ分配供給する分配容器に、供給圧力を検出する専用の燃圧センサを設けることを不要にできる。
請求項4記載の発明では、前記脈動消し手段は、噴射終了指令信号を前記燃料噴射弁へ出力した時点に基づき前記圧力波形の位相と前記脈動モデルの位相を関連付けし、その関連付けした状態で前記圧力波形から前記脈動モデルを差し引いて前記脈動消し波形を算出することを特徴とする。
脈動モデルを圧力波形から差し引いて脈動消し波形を算出するにあたり、圧力波形の位相と脈動モデルの位相を精度良く関連付けして合わせ込んだ状態で前記算出を実施しなければ、脈動消し波形の精度が低下してしまう。この課題に対し本発明者は、噴射終了指令信号を出力した時点と脈動が現れる時点とは相関が高いことに着目して上記発明を想起した。すなわち、噴射終了指令信号の出力時点に基づき圧力波形の位相と脈動モデルの位相を関連付けするので、脈動消し波形の算出精度を向上でき、ひいては燃料噴射状態の推定精度を向上できる。
本発明の一実施形態にかかる燃料噴射状態検出装置が適用される、燃料噴射システムの概略を示す図。 (a)は図1に示す燃料噴射弁への噴射指令信号、(b)は噴射指令信号に伴い生じる燃料噴射率の変化を表す噴射率波形、(c)は図1に示す燃圧センサにより検出された検出圧力の変化を表す圧力波形を示すタイムチャート。 (a)は弁体がフルリフト位置にある状態を示し、(b)は噴孔絞り状態を示し、(c)はシート絞り状態を示す断面図。 (a)は噴射時圧力波形W及び非噴射時圧力波形PCを示し、(b)は噴射時圧力波形Wから非噴射時圧力波形PCを差し引いて得られた波形W−PCを示し、(c)は波形W−PCから脈動モデルMを差し引いて得られた波形W−PC−M示す図。 図4(c)に示す波形W−PC−Mを算出して噴射率波形を算出する処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明に係る燃料噴射状態検出装置を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の燃料噴射状態検出装置は、車両用のエンジン(内燃機関)に搭載されたものであり、当該エンジンには、複数の気筒#1〜#4について高圧燃料を噴射して圧縮自着火燃焼させるディーゼルエンジンを想定している。
図1は、上記エンジンの各気筒に搭載された燃料噴射弁10、各々の燃料噴射弁10に搭載された燃圧センサ20、及び車両に搭載された電子制御装置であるECU30等を示す模式図である。
先ず、燃料噴射弁10を含むエンジンの燃料噴射システムについて説明する。燃料タンク40内の燃料は、高圧ポンプ41によりコモンレール42(蓄圧容器)に圧送されて蓄圧され、各気筒の燃料噴射弁10(#1〜#4)へ分配供給される。複数の燃料噴射弁10(#1〜#4)は、予め設定された順番で燃料の噴射を順次行う。なお、高圧ポンプ41にはプランジャポンプが用いられているため、プランジャの往復動に同期して間欠的に燃料は圧送される。
燃料噴射弁10は、以下に説明するボデー11、ニードル形状の弁体12及びアクチュエータ13等を備えて構成されている。ボデー11は、内部に高圧通路11aを形成するとともに、燃料を噴射する噴孔11bを形成する。弁体12は、ボデー11内に収容されて噴孔11bを開閉する。
ボデー11内には弁体12に背圧を付与する背圧室11cが形成されており、高圧通路11a及び低圧通路11dは背圧室11cと接続されている。高圧通路11a及び低圧通路11dと背圧室11cとの連通状態は制御弁14により切り替えられており、電磁コイルやピエゾ素子等のアクチュエータ13へ通電して制御弁14を図1の下方へ押し下げ作動させると、背圧室11cは低圧通路11dと連通して背圧室11c内の燃料圧力は低下する。その結果、弁体12へ付与される背圧力が低下して弁体12は開弁作動する。一方、アクチュエータ13への通電をオフして制御弁14を図1の上方へ作動させると、背圧室11cは高圧通路11aと連通して背圧室11c内の燃料圧力は上昇する。その結果、弁体12へ付与される背圧力が上昇して弁体12は閉弁作動する。
したがって、ECU30がアクチュエータ13への通電を制御することで、弁体12の開閉作動が制御される。これにより、コモンレール42から高圧通路11aへ供給された高圧燃料は、弁体12の開閉作動に応じて噴孔11bから噴射される。例えばECU30は、エンジン出力軸の回転速度及びエンジン負荷等に基づき、噴射開始時期、噴射終了時期及び噴射量等の目標噴射状態を算出し、算出した目標噴射状態となるようアクチュエータ13へ噴射指令信号を出力して、燃料噴射弁10の作動を制御する。
ECU30は、アクセル操作量等から算出されるエンジン負荷やエンジン回転速度に基づき目標噴射状態を算出する。例えば、エンジン負荷及びエンジン回転速度に対応する最適噴射状態(噴射段数、噴射開始時期、噴射終了時期、噴射量等)を噴射状態マップにして記憶させておく。そして、現時点でのエンジン負荷及びエンジン回転速度に基づき、噴射状態マップを参照して目標噴射状態を算出する。そして、算出した目標噴射状態に基づき噴射指令信号t1、t2、Tqを設定する。例えば、目標噴射状態に対応する噴射指令信号を指令マップにして記憶させておき、算出した目標噴射状態に基づき、指令マップを参照して噴射指令信号を設定する。以上により、エンジン負荷及びエンジン回転速度に応じた噴射指令信号が設定され、ECU30から燃料噴射弁10へ出力される。
ここで、噴孔11bの磨耗等、燃料噴射弁10の経年劣化に起因して、噴射指令信号に対する実際の噴射状態は変化していく。そこで、後に詳述するように燃圧センサ20により検出された圧力波形に基づき燃料の噴射率波形を演算して噴射状態を検出し、検出した噴射状態と噴射指令信号(パルスオン時期t1、パルスオフ時期t2及びパルスオン期間Tq)との相関関係を学習し、その学習結果に基づき、指令マップに記憶された噴射指令信号を補正する。これにより、実噴射状態が目標噴射状態に一致するよう、燃料噴射状態を高精度で制御できる。
次に、燃圧センサ20のハード構成について説明する。燃圧センサ20は、以下に説明するステム21(起歪体)、圧力センサ素子22及びモールドIC23等を備えて構成されている。ステム21はボデー11に取り付けられており、ステム21に形成されたダイヤフラム部21aが高圧通路11aを流通する高圧燃料の圧力を受けて弾性変形する。圧力センサ素子22はダイヤフラム部21aに取り付けられており、ダイヤフラム部21aで生じた弾性変形量に応じて圧力検出信号を出力する。
モールドIC23は、圧力センサ素子22から出力された圧力検出信号を増幅する増幅回路等の電子部品を樹脂モールドして形成されており、ステム21とともに燃料噴射弁10に搭載されている。ボデー11上部にはコネクタ15が設けられており、コネクタ15に接続されたハーネス16により、モールドIC23及びアクチュエータ13とECU30とはそれぞれ電気接続される。
ここで、噴孔11bから燃料の噴射を開始することに伴い高圧通路11a内の燃料の圧力(燃圧)は低下し、噴射を終了することに伴い燃圧は上昇する。つまり、燃圧の変化と噴射率(単位時間当たりに噴射される噴射量)の変化とは相関があり、燃圧変化から噴射率変化(実噴射状態)を検出できると言える。そして、検出した実噴射状態が目標噴射状態となるよう先述した噴射指令信号を補正する。これにより、噴射状態を精度良く制御できる。
次に、燃料噴射中の燃料噴射弁10に搭載された燃圧センサ20により検出した燃圧変化を表した圧力波形と、その燃料噴射弁10にかかる燃料噴射率の変化を表した噴射率波形との相関について、図2を用いて説明する。
図2(a)は、燃料噴射弁10のアクチュエータ13へECU30から出力される噴射指令信号を示しており、この指令信号のパルスオンによりアクチュエータ13が通電作動して噴孔11bが開弁する。つまり、噴射指令信号のパルスオン時期t1により噴射開始が指令され、パルスオフ時期t2により噴射終了が指令される。よって、指令信号のパルスオン期間(噴射指令期間Tq)により噴孔11bの開弁時間を制御することで、噴射量Qを制御している。
図2(b)は、上記噴射指令に伴い生じる噴孔11bからの燃料噴射率の変化(噴射率波形)を示し、図2(c)は、燃料噴射中の燃料噴射弁10に設けられた燃圧センサ20により検出された、噴射率の変化に伴い生じる検出圧力の変化(噴射時圧力波形)を示す。噴射時圧力波形と噴射率波形とは以下に説明する相関があるため、検出された噴射時圧力波形から噴射率波形を推定(検出)することができる。
すなわち、先ず、図2(a)に示すように噴射開始指令がなされたt1時点の後、噴射率がR1の時点で上昇を開始して噴射が開始される。一方、検出圧力は、R1の時点で噴射率が上昇を開始してから遅れ時間C1が経過した時点で、変化点P1にて下降を開始する。その後、R2の時点で噴射率が最大噴射率に到達したことに伴い、検出圧力の下降は変化点P2にて停止する。次に、R3の時点で噴射率が下降を開始したことに伴い、検出圧力は変化点P3にて上昇を開始する。その後、R4の時点で噴射率がゼロになり実際の噴射が終了したことに伴い、検出圧力の上昇は変化点P5にて停止する。
ちなみに、噴射時圧力波形のうち一点鎖線Aに示す部分の脈動は、燃料噴射に伴い生じた高圧通路11a内の燃料減少分を補うべく、最大噴射率に達した直後にコモンレール42から高圧通路11aへ燃料供給されることに起因して生じるものである。また、噴射時圧力波形のうち一点鎖線Bに示す部分の脈動は、先述したように、図3(b)の噴孔絞り状態の期間中に弁体12が閉弁位置へ向けて移動することに伴い、弁体収容室11fの容積が縮小したことに起因して生じるものである。
以上説明したように、噴射時圧力波形と噴射率波形とは相関が高い。そして、噴射率波形には、噴射開始時期(R1出現時期)や、噴射終了時期(R4出現時期)、噴射量(図2(b)中の網点部分の面積)が表されているので、噴射時圧力波形を噴射率波形に変換することで噴射状態を検出できる。
ところで、コモンレール42から燃料噴射弁10へ分配供給される燃料の圧力(分配供給圧力PC)は刻々と変化する。例えば、図4(a)中の実線は噴射気筒に対応する圧力波形Wを示すのに対し、図4(a)中の点線は、前記圧力波形Wと同時期に検出された分配供給圧力PCの変化を示す。なお、分配供給圧力PCの変化は、噴射していない燃料噴射弁10に対応する燃圧センサ20を用いて検出している。したがって、例えば#1気筒の燃料噴射弁10(#1)から燃料を噴射して、#2気筒の燃料噴射弁10(#2)からは噴射を停止している時には、#1気筒の燃圧センサ20による検出圧力が噴射時圧力波形Wに相当し、#2気筒(裏気筒)の燃圧センサ20による検出圧力が、分配供給圧力PCの変化を示す非噴射時圧力波形に相当する。
図4(a)に例示する非噴射時圧力波形が、噴射開始に伴い徐々に低下していく波形になっている理由は、コモンレール42から噴射気筒の燃料噴射弁10へ分配供給した分だけ分配供給圧力PCが低下することによる。ちなみに、燃料噴射中に高圧ポンプ41によるポンプ圧送が行われると、分配供給圧力PCは燃料噴射中であっても上昇していく。
要するに、噴射時圧力波形Wは分配供給圧力PCの変化(非噴射時圧力波形)の影響を受けているので、噴射時圧力波形Wから非噴射時圧力波形を差し引けば、噴射時圧力波形Wから分配供給圧力PCの変化による影響が除去される。図4(b)中の実線は、このように差し引く補正を実施した後の噴射時圧力波形W−PCを示している。なお、図2(c)に例示される噴射時圧力波形Wは、分配供給圧力PCが変化していないと仮定した場合の波形であり、差し引いた後の波形W−PCと噴射時圧力波形Wとが同じ波形になっていると仮定したものである。
次に、燃圧センサ20の検出値(噴射時圧力波形W)に基づき、図2(b)に示す噴射率波形を算出する手順について説明する。
図5は、ECU30が有するマイクロコンピュータによる噴射率波形の算出処理手順を示すフローチャートであり、当該処理は、イグニッションスイッチがオン操作されたことをトリガとして起動した後、所定周期で繰り返し実行される。
先ず、図5に示すステップS10(圧力波形取得手段)において、燃料噴射中の気筒#1の燃料噴射弁10に対応する燃圧センサ20により検出された、先述の圧力波形W(図4(a)中の実線参照)を取得する。続くステップS20では、噴射していない気筒#2の燃料噴射弁10に対応する燃圧センサ20により検出された、先述の非噴射時圧力波形PCを取得する(図4(a)中の破線参照)。続くステップS30では、ステップS10で取得した噴射時圧力波形Wから、ステップS20で取得した非噴射時圧力波形PCを差し引いて、噴射時圧力波形Wを補正する(図4(b)中の実線参照)。これにより、噴射時圧力波形Wに含まれている非噴射気筒(裏気筒)の波形成分(供給圧PCの変化)が、噴射時圧力波形から除去される。
ここで、先述した脈動Bは、図2(c)中の符号M1,M2,M3に例示される如く複数種類のパターンに予めモデル化されている。これらの脈動モデルM1〜M3は、脈動の形状が異なっており、具体的には圧力上昇量を示す脈動の高さ(振幅)、及び圧力上昇期間を示す脈動長さ(周期)がそれぞれ異なるようにモデル化されている。そして、これら複数種類の脈動モデルM1〜M3は、ECU30(脈動モデル記憶手段)が有するEEPROM等の不揮発性メモリに予め記憶されている。
そして、図5のステップS40(脈動モデル選択手段)では、補正後の噴射時圧力波形W−PC中に現れる実際の脈動Bに最も近い脈動モデル(最適脈動モデルM)を、複数種類の脈動モデルM1〜M3の中から選択する。具体的には、供給圧力PCと最適脈動モデルとの関係を予めマップ等の形式でECU30に予め記憶させておく。そして、ステップS20で取得した供給圧力PCに基づき前記マップを参照して、実際の脈動Bの波形形状とその形状が最も類似する最適脈動モデルMを選択する。供給圧力PCに応じて脈動モデルの形状は変化する。例えば、供給圧力PCが高いほど脈動モデルの脈動高さは大きくなり、また、供給圧力PCが高いほど脈動モデルの脈動長さは長くなる。したがって、供給圧力PCに基づけば、最適脈動モデルMを選択できる。
例えば、脈動モデルM1〜M3と脈動Bとのずれ量(各々の時刻における圧力差の総和)が最小となる脈動モデルが選択されるように、供給圧力PCと最適脈動モデルとの関係を設定しておけば、最も類似する最適脈動モデルMを選択する上で好適である。或いは、脈動モデルM1〜M3と脈動Bとの振幅差及び周波数差の少なくとも一方が最小となる脈動モデルが選択されるように、供給圧力PCと最適脈動モデルとの関係を設定しておいてもよい。
なお、上記選択に用いる供給圧力PCには、噴射開始前の圧力P0(図2(c)参照)を用いてもよいが、噴射終了指令信号を出力したt2時点以降の供給圧力PCを用いることが望ましい。例えば、脈動Mが現れる期間T20(図4(b)参照)の供給圧力PCを用いればよく、詳細には、前記期間T20中の供給圧力PCの平均を用いればよい。なお、噴射終了指令信号を出力したt2時点から所定時間T10(図2(a)参照)が経過した時点を前記期間T20の開始時点t3とすればよい。或いは、上記選択に用いる供給圧力PCに、前記t2時点の供給圧力PCを用いてもよいし、前記t3時点の供給圧力PCを用いてもよい。
続くステップS50(脈動消し手段)では、ステップS30で算出した圧力波形W−PCから、ステップS40で選択した脈動モデルMを差し引く処理(脈動消し処理)を実施して、図4(c)に示す脈動消し波形W−PC−Mを算出する。このようにして算出された脈動消し波形W−PC−Mには、脈動Bの影響が除去されることとなる。
この脈動消し処理を実施するにあたり、圧力波形W−PCの位相と脈動モデルMの位相を精度良く関連付けして合わせ込んだ状態で前記処理を実施しなければ、脈動消し波形W−PC−Mの精度が低下してしまう。そこで本実施形態では、噴射終了指令信号の出力時点に基づき圧力波形の位相と脈動モデルの位相を関連付けする。例えば、脈動モデルMの開始時点を前記t3時点に合わせ込んで関連付けすればよい。これにより、脈動消し波形W−PC−Mの算出精度向上を図ることができる。
続くステップS60(噴射状態推定手段)では、ステップS50で算出した脈動消し波形W−PC−Mに基づき、図2(b)に示す噴射率波形を推定する。例えば、脈動消し波形W−PC−M中に現れる各種変化点P1,P2,P3,P5、傾きPα,Pβ、及びP1からP2までの圧力降下量等と、噴射率波形の各種変化点R1,R2,R3,R4、傾きRα,Rβ、及び最大噴射率Rhとの相関を予めECU30に記憶させておき、その相関に基づき、脈動消し波形W−PC−Mから噴射率波形を推定する。ちなみに、図2(b)の例では噴射率波形を台形形状に推定しているが、噴射指令期間Tqが短く噴射量が少ない場合には、噴射率波形の形状は三角形になる。
以上により、本実施形態によれば、弁体12が閉弁位置(着座面11eへの着座位置)へ向けて移動することに伴い生じる圧力波形中の脈動Bを、複数種類のパターンにモデル化して記憶させておく。そして、複数種類の脈動モデルM1〜M3の中から、実際の脈動Bに最も類似する脈動モデルMを選択し、選択した脈動モデルMを圧力波形W−PCから差し引いて脈動消し波形W−PC−Mを算出する。そのため、噴射以外の影響による脈動Bが圧力波形Wから除去されるので、補正後の圧力波形(脈動消し波形)と実際の噴射率変化との相関を高めることができる。そして、相関が高くなった脈動消し波形W−PC−Mに基づき噴射率波形を推定するので、噴射率波形(噴射状態)を高精度で検出できる。
また、その時の供給圧力PCに基づいて、実際の脈動Bに最も類似する脈動モデルMを選択するので、実際の脈動Bに最も類似する脈動モデルMを高精度で選択できる。よって、脈動消し波形W−PC−Mの算出精度を向上でき、ひいては燃料噴射状態の推定精度を向上できる。
また、非噴射気筒の燃圧センサ20により噴射時圧力波形Wと同時期に検出された波形(非噴射時圧力波形)は分配供給圧力PCの変化を表していることに着目し、前記選択に用いる供給圧力PCを非噴射時圧力波形に基づき取得するので、供給圧力を検出する専用の燃圧センサをコモンレール42に設けることを不要にできる。
さらに、本実施形態によれば、分配供給圧力PCの変化を表す波形を噴射時圧力波形Wから差し引いて補正するので、噴射時圧力波形Wから分配供給圧力PCの変化による影響が除去される。よって、脈動消し波形W−PC−Mと実際の噴射率変化との相関を高めることができるので、噴射率波形の算出精度向上を促進できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記実施形態では、供給圧力PCに基づき最適脈動モデルMを選択しているが、複数種類の脈動モデルM1〜M3の全てについて、圧力波形W−PCとのずれ量を算出するマッチング処理を実施し、前記ずれ量が最も小さい脈動モデルを選択するようにしてもよい。なお、前記ずれ量は、例えば最小二乗法により算出すればよい。
・上記実施形態では、非噴射気筒の燃圧センサ20により検出された圧力波形に基づき分配供給圧PCを取得しているが、コモンレール42に燃圧センサ(図示せず)を搭載して、その燃圧センサにより検出された圧力波形に基づき分配供給圧PCを取得してもよい。
・上記実施形態では、噴射時圧力波形Wから非噴射時圧力波形を差し引いて補正し、補正後の噴射時圧力波形W−PCから脈動モデルMを差し引く処理を実施しているが、上記補正を廃止して、噴射時圧力波形Wから脈動モデルMを差し引く処理を実施してもよい。
・図1に示す上記実施形態では、燃圧センサ20を燃料噴射弁10に搭載しているが、本発明にかかる燃圧センサはコモンレール42の吐出口42aから噴孔11bに至るまでの燃料経路内の燃圧を検出するよう配置された燃圧センサであればよい。よって、例えばコモンレール42と燃料噴射弁10とを接続する高圧配管42bに燃圧センサを搭載してもよい。つまり、コモンレール42及び燃料噴射弁10を接続する高圧配管42bと、ボデー11内の高圧通路11aとが「燃料供給経路」に相当する。
10…燃料噴射弁、11b…噴孔、12…弁体、20…燃圧センサ、30…ECU(脈動モデル記憶手段)、42…コモンレール(分配容器)、S10…圧力波形取得手段、S40…脈動モデル選択手段、S50…脈動消し手段、S60…噴射状態推定手段。

Claims (4)

  1. 噴孔を開閉する弁体を開弁作動させることにより、内燃機関で燃焼させる燃料を前記噴孔から噴射する燃料噴射弁と、
    前記噴孔に至るまでの燃料供給経路内の燃料圧力を検出する燃圧センサと、
    を備えた燃料噴射システムに適用され、
    前記燃圧センサの検出値に基づき、燃料噴射に伴い前記燃料供給経路内で生じる燃料圧力の変化を表した圧力波形を取得する圧力波形取得手段と、
    前記弁体が閉弁位置へ向けて移動することに伴い生じる前記圧力波形中の脈動を、複数種類のパターンにモデル化した脈動モデルが予め記憶された脈動モデル記憶手段と、
    前記複数種類の脈動モデルの中から、前記圧力波形中に現れる実際の脈動に類似する脈動モデルを選択する脈動モデル選択手段と、
    前記脈動モデル選択手段により選択された脈動モデルを前記圧力波形から差し引いて脈動消し波形を算出する脈動消し手段と、
    前記脈動消し波形に基づき、前記噴孔からの燃料噴射状態を推定する噴射状態推定手段と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射状態検出装置。
  2. 前記脈動モデル選択手段は、前記燃料噴射弁へ供給される燃料の供給圧力に基づき、前記脈動モデルを選択することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射状態検出装置。
  3. 前記燃料噴射弁は多気筒内燃機関の各気筒に設けられ、前記燃圧センサは、複数の前記燃料噴射弁の各々に対して設けられており、
    前記脈動モデル選択手段は、複数の前記燃圧センサのうち噴射していない燃料噴射弁に対応する燃圧センサにより検出された圧力を前記供給圧力とみなして、前記選択を実施することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射状態検出装置。
  4. 前記脈動消し手段は、噴射終了指令信号を前記燃料噴射弁へ出力した時点に基づき前記圧力波形の位相と前記脈動モデルの位相を関連付けし、その関連付けした状態で前記圧力波形から前記脈動モデルを差し引いて前記脈動消し波形を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料噴射状態検出装置。
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