JP5001418B2 - 磁力回転装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示されるように、磁力回転装置10は、主として、複数の多極電磁石17を有する固定子12(本発明の固定子の一例)と、複数の永久磁石19(本発明の界磁体の一例)が設けられた回転体14(本発明の回転子の一例)と、磁力回転装置10を制御する制御装置21とを備えている。この磁力回転装置10は、多極電磁石17が有する4つの磁極34(34A〜34D)の磁界と永久磁石19の磁界とが相互に作用することにより生じた磁気反発力によって回転体14が回転するように構成されている。磁力回転装置10に駆動電流が供給されることにより、磁力回転装置10は電動機(モータ)として動作し、磁力回転装置10に外力が供給されて回転体14が回転されることにより、磁力回転装置10は発電機として動作する。以下、各構成要素について詳細に説明する。
図1に示されるように、回転体14は、回転軸であるシャフト37と、シャフト37が中心を貫通する4つの支持円盤39(39A〜39D)とを備えている。それぞれの支持円盤39は同形同大に形成されており、これらはシャフト37に固定されている。それぞれの支持円盤39は、スペーサ41を介して所定間隔を隔てた状態で互いに平行を保持した状態でシャフト37に固定されている。各支持円盤39の間隔は、永久磁石19の磁界強度や多極電磁石17の磁極34の磁界強度によって設定される要素であり、隣接する支持円盤39間において隣の磁極34から永久磁石19が磁界の影響を受けない程度の距離に設定されている。
図1に示されるように、固定子12は、回転体14の外側に設けられている。回転体14が固定子12の内側に設けられているため、本実施形態の磁力回転装置10は、所謂インナーロータタイプの回転装置である。なお、本発明は、インナーロータタイプのものに限られず、アウターロータタイプのものやフラットロータタイプのものにも適用可能である。
図1に示されるように、多極電磁石17は、シャフト37の軸方向に沿って一列に配置された4つの磁極34(34A〜34D)を有する。本実施形態では、8個の多極電磁石17は、シャフト37の周方向における配置位置が異なる以外は、全て同じ構成となっている。図3に示されるように、多極電磁石17は、四角柱状の4つの脚部29(29A〜29D)を有するコア30(本発明のコアの一例)と、コア30の各脚部29それぞれに電線が巻回されてなる4つのコイル32(本発明のコイルの一例)とを有している。コア30は、シャフト37の軸方向に沿うように設けられており、このコア30からシャフト37に直交する方向へ向けて4つの脚部29が延びている。上記4つの磁極34(34A〜34D)は、4つの脚部29それぞれにコイル32が設けられることによって構成されている。
図3に示されるように、コア30は、3つのC型コア33がその長手方向に連結されることによって構成されている。C型コア33は、側面から見た形状がアルファベットのC字状又は片仮名のコの字状に形成されたものであり、市場において安価で広く流通している周知のものである。C型コア33の脚部は、断面が正方形の四角柱状に形成されている。コア30の長手方向(C型コア33の連結方向、図3の紙面左右方向)の中央側に位置する2つの脚部29B,29Cは、C型コア33の脚部が2つ合わさった構成となっている。このため、長手方向の両端それぞれの脚部29A,29Dよりも中央側の2つの脚部29B,29Cのほうが長手方向の幅が広い。具体的には、図4に示されるように、脚部29B,29Cの長手方向の幅L2(=2b)は、脚部29A,29Dの幅L1(=b)の2倍となっている。なお、いずれの脚部29においても、コア30の短手方向(図4の紙面上下方向)の長さ(=c)は同じである。このため、多極電磁石17が有する4つの磁極34のうち、中央側の磁極34B,34C(本発明の中央側電磁極の一例)の脚部29B,29Cの断面積は、両端側の磁極34A,34D(本発明の端側電磁極の一例)の脚部29A,29Dの断面積の2倍となっている。
次に、図3を参照して、多極電磁石17の磁極34と永久磁石19との位置関係について説明する。図3に示されるように、4つの支持円盤39は、多極電磁石17の各磁極34と永久磁石19とが対向するようにシャフト37の軸方向に並んで配置されている。具体的には、支持円盤39Aは、磁極34AのS極の磁極面に対して永久磁石19AのS極の磁極面が対向する位置に配置されている。また、支持円盤39Bは、磁極34BのN極の磁極面に対して2つの永久磁石19B1及び永久磁石19B2それぞれのN極の磁極面が対向する位置に配置されている。また、支持円盤39Cは、磁極34CのS極の磁極面に対して2つの永久磁石19C1及び永久磁石19C2それぞれのS極の磁極面が対向する位置に配置されている。また、支持円盤39Dは、磁極34DのN極の磁極面に対して永久磁石19DのN極の磁極面が対向する位置に配置されている。このように支持円盤39が配置されているため、永久磁石19は、磁極34の極性と同じ極性の磁極が磁極34に対向するように配置されている。換言すると、シャフト37の軸方向両端それぞれに配置された支持円盤39A,39Dの永久磁石19は、軸方向両端それぞれに配置された磁極34A,34Dの極性と同じ極性の磁極が対向するように配置されており、また、軸方向中央側に配置された支持円盤39B,39Dの永久磁石19は、互いに軸方向に近接された状態で、軸方向中央側に配置された磁極34B,34Cの極性と同じ極性の磁極が対向するように配置されている。
図5は、多極電磁石17のコイル32に電流を供給するためのモータドライブ回路50(以下、回路50と略す。)である。回路50は制御装置21に組み込まれている。位置検出センサ46は回路50と接続されており、コイル32に電流を供給するタイミングを回路50に与えている。回路50としては、多極電磁石17の各コイル32に電流を供給するための直流電源52と、コイル32に直列に接続され、コイル32への電流の供給のオン・オフを行うスイッチ部54A,54Bと、スイッチ部54A,54Bに並列に接続されるコンデンサ56と、コイル32の有する電磁エネルギーがコンデンサ56に回生されるようにスイッチ部54Bに並列に接続されるダイオード58Bと、スイッチ部54Aに並列に接続されるダイオード58Aと、コンデンサ56に回生電流が流れるように直流電源52のプラス端子に接続される逆流阻止用のダイオード58Cとを備える
次に、この磁力回転装置10において、磁力による付勢力を与えて回転体14を回転させる動作について説明する。この磁力回転装置10では、図2に示されるように永久磁石19は、円盤5を周方向に8分割した角度間隔α(=45°)に対して40〜70%の割合の角度βを占めるように配置されている。永久磁石19が多極電磁石17の磁極34に対向している間、各コイル32に回路50による通電を行い、永久磁石19が磁極34を通過した後、各コイル32への電流を遮断することにより、回転体14に磁力による回転力を付与する。つまり、永久磁石19の回転方向先端が磁極34と対向する際に、回路50により各コイル32に通電を行い、その後、回転体14が角度β回転して永久磁石19の回転方向後端が磁極34を通過するまでの間、通電を続ける。そして、永久磁石19の回転方向後端が磁極34を通り過ぎると、回路50による電流の供給を遮断する。磁力回転装置10が動作する場合には、このような一連の動作が繰り返し行われる。本実施形態では、磁極面積の大きな平板状の永久磁石19が用いられているため、磁力回転装置10は、通電期間を長くすることができ、しかも、トルク定数を大きくすることができる。このため、単位入力電力当たりの銅損を小さくし、より効率を良くすることができる。
上述したように磁力回転装置10が構成されているため、支持円盤39B及び39Cそれぞれにおいて、2つの永久磁石19が軸方向に近接された分だけ、磁力回転装置10の軸方向のサイズが小さくなり、装置自体をコンパクトにすることができる。また、近接された2つの永久磁石19の双方は、同じ極性の磁極が多極電磁石17の磁極34に対向するように配置されているため、支持円盤39B及び39Cそれぞれに設けられた永久磁石19に対向する多極電磁石17の磁極34はいずれの永久磁石19に対しても同極性の磁界を発生させることができる。このため、双方の対峙空間には吸引力は生じず、反発力のみが生じることになる。これにより、多極電磁石17の磁界の利用効率が向上する。
以下、図7を用いて、2つのC型コア33が連結されたコア30Aを有する多極電磁石17A(本発明の多極電磁石の変形例)について説明する。多極電磁石17Aは、2つのC型コア33が連結されたコア30Aを有する点が上述の実施形態で示された多極電磁石17と相違しており、その他の構成は同じである。つまり、多極電磁石17Aは、図7に示されるように、シャフト37の軸方向に沿って一列に配置された3つの磁極34を有しており、これらの磁極34は、コア30Aの3つの脚部29それぞれにコイル32が設けられることによって構成されている。なお、多極電磁石17Aの各構成は、上述の多極電磁石17の各構成と同じであるため、多極電磁石17Aの各構成の詳細な説明は省略する。
12・・・固定子
14・・・回転体
17・・・多極電磁石
19・・・永久磁石
23・・・フレーム
29・・・脚部
30・・・コア
32・・・コイル
33・・・C型コア
34・・・磁極
37・・・シャフト
39・・・支持円盤
Claims (2)
- 回転軸の軸方向に隣接する極性が異なるように上記軸方向に沿って配置されたn+1個(nは3以上の奇数)の磁極を有する少なくとも一つの多極電磁石が設けられた固定子と、
回転軸の周方向に沿って配置された1つ又は複数の界磁体からなる複数の界磁体群を有し、これら複数の界磁体群が上記多極電磁石の磁極それぞれに対して同極性の磁極が対向するように回転軸の軸方向に並んで設けられた回転子と、を具備し、
上記多極電磁石及び上記界磁体の少なくともいずれか一方の磁界が他方に作用することにより回転力又は誘導起電力を生成する磁力回転装置であって、
上記多極電磁石は、n個のC型コアの脚部同士が連結されることによって形成されたn+1個の脚部を有するコアを備えており、
上記多極電磁石のn+1個の磁極は、回転軸の軸方向に沿って設けられた上記コアから回転軸に直交する方向へ延出された上記n+1個の脚部それぞれに同じ巻き厚のコイルが設けられたものであり、
上記回転子は、回転軸の軸方向に並んで設けられた2n個の上記界磁体群を備えており、
軸方向両端それぞれに配置された端側界磁体群は、上記多極電磁石において軸方向両端それぞれに配置された端側電磁極と同極性の磁極が対向するように配置され、
軸方向中央側に配置された中央側界磁体群のうち隣接する2つの中央側界磁体群それぞれの磁極は互いに軸方向に近接された状態で、軸方向中央側に配置された中央側電磁極に対向するように配置されている磁力回転装置。 - 上記界磁体は、表面及び裏面に磁極が形成された平板状の永久磁石である請求項1に記載の磁力回転装置。
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