JP4996098B2 - Decorative building board - Google Patents
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Description
本発明は、インクジェット印刷により所望の絵柄(模様を含む)が施された化粧建築板に関するものである。 The present invention relates to a decorative building board provided with a desired pattern (including a pattern) by ink jet printing.
従来、インクジェット印刷により所望の絵柄が施された化粧建築板としては、種々のものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。図5に示すものはその一例であり、この化粧建築板は、次のようにして形成されている。すなわち、セメント板等の基材1の表面に受理層2を形成した後、この受理層2の表面にインクジェット印刷することによってインクジェット印刷層3を形成すると、図5に示すような化粧建築板を得ることができるものである。
2. Description of the Related Art Conventionally, various types of decorative building boards on which a desired pattern is applied by ink jet printing have been provided (see, for example, Patent Document 1). The example shown in FIG. 5 is an example, and this decorative building board is formed as follows. That is, after forming the
しかし、基材1の表面に複数個の凹部4と凸部5が隣接して形成されている場合であって、この凹部4と凸部5に亘って連続する絵柄6をインクジェット印刷層3で形成すると、凸部5の部分において絵柄6は鮮明となるが、凹部4の部分では絵柄6が不鮮明となっていた。このように凹部4の部分では絵柄6が不鮮明になる原因は、インクジェット装置のノズルからインクを噴射した場合に、凸部5に達するインクよりも凹部4に達するインクの方が凹部4の深さ分だけ飛行距離が長くなるために、凹部4に達するインクの方が気流などの影響を受けやすくなり、凹部4の所望の位置にインクが到達しにくいことに起因すると考えられる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、凹部と凸部に亘って連続する絵柄に不鮮明な部分がなくなって所望の絵柄を形成することができる化粧建築板を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a decorative building board capable of forming a desired pattern without a blurred portion in a pattern continuous between a concave portion and a convex portion. It is what.
本発明に係る化粧建築板は、凹部4と凸部5を形成した基材1の表面にインクジェット印刷することによって、隣接する凹部4と凸部5に亘って連続する絵柄6を形成するようにした化粧建築板において、絵柄6を構成するインクジェット印刷層3は、凸部5の頂面から凹部4の側面4aを通じて凹部4の底面4bに至るまで形成され、凹部4における絵柄6のインクドット径を凸部5における絵柄6のインクドット径よりも大きく形成し、凹部4の側面4aでは底面4bに近づくにつれて徐々にインクドット径を大きくして成ることを特徴とするものである。
The decorative building board according to the present invention forms an
本発明によれば、インクドット径を大きくしたりインクドットピッチを密にしたりすることにより、凹部4に達するインクが気流などの影響を受けて所望の位置からズレて到達した場合でも、そのズレを目立たないようにすることができる。従って、凹部4において絵柄6が不鮮明に見えないようにすることができ、凹部と凸部に亘って連続する絵柄に不鮮明な部分がなくなって所望の絵柄6を形成することができるものである。
According to the present invention, even when the ink dot diameter is increased or the ink dot pitch is increased, the ink reaching the
以下、本発明の実施の形態を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below.
本発明に係る化粧建築板は、図1に示すように、基材1の表面に、水性塗料等で形成される受理層2、水性インク等で形成されるインクジェット印刷層3をこの順に積層することによって形成されている。絵柄6は上記インクジェット印刷層3により形成するものである。
As shown in FIG. 1, the decorative building board according to the present invention is formed by laminating a receiving
基材1としては、窯業系基材や金属系基材のように無機質のものであっても、樹脂系基材のように有機質のものであっても、いずれでもよい。窯業系基材の外装材は、瓦や外壁材等の用途に使用されるものである。窯業系基材は、無機質硬化体の原料となる水硬性膠着材に無機充填剤、繊維質材料等を配合し、成形した後に養生硬化させて作製されるものであり、水硬性膠着材としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポルトランドセメント、高炉セメント、高炉スラグ、ケイ酸カルシウム、石膏等から選ばれたものの一種あるいは複数種を用いることができる。また、無機充填剤としては、フライアッシュ、ミクロシリカ、珪砂等を、繊維質材料としては、パルプ、合成繊維等の無機繊維や、スチールファイバー等の金属繊維を、それぞれ単独であるいは複数種併せて用いることができる。成形は押出成形や注型成形、抄造成形、プレス成形等の方法により行うことができ、成形の後、必要に応じてオートクレーブ養生、蒸気養生、常温養生を行って、外装材として使用される窯業系基材を作製することができる。このように作製される窯業系基材の外装材の表面には、溶剤系、水溶性あるいはエマルション系のシーラーにより目止めを行い、基材1表面への吸い込みのばらつきを調整するようにしてもよい。使用されるシーラーとしては、特に限定されるものではないが、アクリル系やラテックス系のものを使用することができる。このシーラーの上には意匠性や耐久性の向上のために、アクリル系やラテックス系の有機塗膜を形成するようにしてもよい。その他、基材1としては、例えば、フレキシブルボード、珪酸カルシウム板、石膏スラグパーライト板、木片セメント板、プレキャストコンクリート板、ALC板、石膏ボード等の無機質板を用いることができる。
The
本発明で用いる基材1の印刷面(塗装面)となる表面は凹部4と凸部5により凹凸面に形成されている。例えば、凹部4は溝状に、凸部5は突条に形成することができる。また、凹部4と凸部5とは複数ずつ形成することができる。また、凹部4の深さ寸法は3〜15mm、凹部4の上面開口幅は4〜40mmとすることができるが、これに限定されるものではない。
The surface to be the printing surface (painted surface) of the
そして、化粧建築板を製造するにあたっては、上記のような基材1の表面(凹部4の側面と底面及び凸部5の頂面)にまず、必須ではないが、一般的にはシーラー(図示省略)を塗った後に受理層2を形成する。受理層2は、この上に形成されるインクジェット印刷層3のインクを定着させるために必要な層であり、水性塗料で形成する。このように、水性塗料で受理層2を形成することによって、環境負荷を低減することができるものである。
And in manufacturing a decorative building board, although it is not essential first on the surface of the base material 1 (the side surface and bottom surface of the
上記水性塗料としては、アクリル系エマルションをベースにしたアクリル樹脂塗料や、アクリルシリコン系エマルションをベースにしたアクリルシリコン樹脂塗料を用いることができる。水性塗料には、体質顔料と吸湿性樹脂のうちの少なくとも一方を配合しておくのが好ましい。これにより、インクの定着性を向上させることができると共に、発色性も向上させることができるものである。ここで、体質顔料としては、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、多孔質シリカ、珪藻土等を用いることができ、吸湿性樹脂としては、酢酸ビニル、ウレタン系ポリマー、アクリル系ポリマー、ポリビニルアルコール等のインキ吸収性ポリマー等を用いることができる。また、水性塗料には、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック等の着色顔料を配合することもできる。また、受理層2を水性塗料で形成するにあたっては、基材1の表面に水性塗料を塗布量30〜200g/m2・wetで塗布するのが好ましい。なお、水性塗料の塗布は、スプレーガン、ロールコーター、フローコーター、カーテンコーター等を用いて行うことができる。
As the water-based paint, an acrylic resin paint based on an acrylic emulsion or an acrylic silicon resin paint based on an acrylic silicon emulsion can be used. It is preferable to mix at least one of extender pigments and hygroscopic resins in the water-based paint. Thereby, the fixing property of the ink can be improved, and the coloring property can also be improved. Here, silica, alumina, aluminum hydroxide, barium sulfate, porous silica, diatomaceous earth, or the like can be used as the extender pigment, and vinyl acetate, urethane polymer, acrylic polymer, polyvinyl alcohol can be used as the hygroscopic resin. Ink-absorbing polymers such as can be used. Moreover, coloring pigments, such as a titanium oxide, iron oxide, and carbon black, can also be mix | blended with an aqueous coating material. Moreover, when forming the
そして、受理層2の表面に水性インクをインクジェット印刷することによってインクジェット印刷層3を形成する。そうすると、図1に示すような化粧建築板を得ることができる。ここで、インクジェット印刷するためのインクジェット装置としては、例えば、図2に示すようなものを用いることができる。このインクジェット装置は、噴射ノズル7を設けた塗装ノズルヘッド8、塗装ノズルヘッド8の噴射ノズル7に水性インクを供給する塗料供給タンク9、塗装ノズルヘッド8の噴射ノズル7からの水性インクの噴射を制御する塗装制御システム10などを設けたインクジェット式塗装機11と、基材1を搬送する搬送コンベア12とを備えて形成されるものである。
Then, an
塗装ノズルヘッド8は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の水性インクを噴出する4種類の塗装ノズルヘッド8y、8c、8m、8kから形成してあり、フルカラー印刷による塗装を行うことができるようにしてある。塗料供給タンク9も同様に4種類のものからなるものであり、イエローの水性インクを供給する塗料供給タンク9yは塗装ノズルヘッド8yに、シアンの水性インクを供給する塗料供給タンク9cは塗装ノズルヘッド8cに、マゼンタの水性インクを供給する塗料供給タンク9mは塗装ノズルヘッド8mに、ブラックの水性インクを供給する塗料供給タンク9kは塗装ノズルヘッド8kに、それぞれ接続してある。また、各塗装ノズルヘッド8y、8c、8m、8kは基材1の搬送方向に沿って配列してある。
The
塗装制御システム10は、各種のCPU、ROM、RAM等から構成されるものであり、塗装データ作成部、塗装制御部、噴射ノズル制御部等を備えて形成してある。塗装データ作成部は、原画をスキャナ等して得た色柄パターンのデータを入力して保存するものであり、塗装制御部は、塗装を行う基材1に応じた色柄パターンのデータを塗装データ作成部から取り出し、この色柄のパターンのデータに基づいて、噴射ノズル制御部に制御信号を出力するものである。また、噴射ノズル制御部は、塗装ノズルヘッド8y、8c、8m、8kの各噴射ノズル7に接続してあり、噴射ノズル制御部から入力される制御信号に基づいて各噴射ノズル7を制御するものである。各噴射ノズル7は例えばピエゾ制御方式や光熱交換素子にレーザー光を照射して制御する方式により噴射を行ったり噴射を停止したりするようになっており、噴射ノズル制御部で各噴射ノズル7を制御することによって、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各水性インクの噴射と停止を個別に制御して、色柄パターンに対応したフルカラー印刷による塗装を行うことができるものである。
The
搬送コンベア12は、インクジェット式塗装機11の下側に配置されるものであり、ベルトコンベアで形成することができる。
The
塗装ノズルヘッド8の下面には図3のように複数(例えば30個)の単体ヘッド16が、塗装ノズルヘッド8の長手方向に一列に配列して取り付けてある。単体ヘッド16は下面形状が矩形に形成してあり、単体ヘッド16の下面に開口して多数の噴射ノズル7が形成してある。噴射ノズル7は所定の一定間隔で単体ヘッド16の長手方向に配列されるものであり、図4の実施の形態では噴射ノズル7は単体ヘッド16に4列設けるようにしてある。このように噴射ノズル7を設けた単体ヘッド16を塗装ノズルヘッド8にその長手方向に複数取り付けることによって、塗装ノズルヘッド8の長手方向に配列されるように多数の噴射ノズル7を塗装ノズルヘッド8に設けることができるものである。ここで、単体ヘッド16はその長手方向を基材1の送り方向に対して所定角度で傾斜させた状態で塗装ノズルヘッド8に取り付けてあり、このように単体ヘッド16を傾斜させることで基材1の送り方向に対して垂直な方向(基材1の幅方向)での隣合う噴射ノズル7のピッチを小さくして、高密度のdpiで塗装を行なうことができるようにしてある。
A plurality of (for example, 30) single heads 16 are attached to the lower surface of the
そして、上記のように形成されるインクジェット装置でインクジェット印刷するにあたっては、まず、受理層2を形成した基材1を搬送コンベア12上に導入する。導入された基材1はそのまま送られてインクジェット式塗装機11の塗装ノズルヘッド8y、8c、8m、8kの下を順に通過する。このように、基材1を搬送コンベア12で送りながら、塗装ノズルヘッド8y、8c、8m、8kから水性インクを噴射させて塗着させることによって、受理層2の表面にインクジェット印刷層3を形成し、このインクジェット印刷層3により絵柄6を形成することができるものである。このように塗装された基材1はさらに送られ、次工程に搬出されるものである。
And when performing inkjet printing with the inkjet apparatus formed as mentioned above, the
ここで、本発明においては、受理層2に4〜20重量%の揮発分が残存している状態で、受理層2の表面に水性インクをインクジェット印刷するのが好ましく、これにより、受理層2もインクジェット印刷層3も共に水性であるため、受理層2に対する水性インクの馴染みが良くなり、良好な発色性を得ることができるものである。しかも、受理層2を十分に乾燥させておかなくても、この表面にインクジェット印刷層3を形成することができるので、化粧建築板の製造効率を高く得ることができるものである。しかし、受理層2に残存している揮発分が4重量%未満である場合には、水性インクの吸収性が悪く、水性インクを弾いてしまうおそれがあり、逆に、受理層2に残存している揮発分が20重量%を超える場合には、過度に湿潤しており、水性インクが滲んでしまうおそれがあり、揮発分が少な過ぎても多過ぎてもいずれの場合も発色性が悪くなるおそれがある。なお、揮発分とは、多量の水と、水に可溶な少量の溶剤とを意味する。
Here, in the present invention, it is preferable to perform inkjet printing on the surface of the
上記のようにして形成される化粧建築板にあっては、水性塗料で形成される受理層2の表面に、水性インクでインクジェット印刷層3を形成することによって、溶剤系塗料で受理層2を形成する場合に比べて、良好な発色性を得ることができるものである。また、従来は、受理層2が完全に乾いた状態で、この表面に水性インクをインクジェット印刷するようにしていたので、この場合には、水性インクが受理層2の表面で跳ね返され、この水性インクでノズルアレイ8が汚染されるおそれがあった。しかし、本発明では、受理層2に15重量%以上の揮発分が残存している状態で、インクジェット印刷するようにしているので、未乾燥状態の受理層2で水性インクを捕捉して、水性インクの跳ね返りを抑制することができ、その結果、水性インクによるノズルアレイ8の汚染を防止することができるものである。
In the decorative building board formed as described above, the ink-
本発明にあっては、上記のようにインクジェット印刷層3により絵柄6を形成するものであるが、絵柄6が隣接する凹部4と凸部5とに亘って連続して形成されている。このような絵柄6を構成するインクジェット印刷層3は、凸部5の頂面から凹部4の側面4aを通じて凹部4の底面4bに至るまで形成されることになるが、本発明の第1の実施の形態では、凹部4における絵柄6のインクドット径が、凸部5における絵柄6のインクドット径よりも大きくなるように印刷している。また、凹部4の側面4aでは底面4bに近づくにつれて徐々にインクドット径を大きくしている。
In the present invention, the
このようにインクジェット印刷層3のインクドット径を部分的に異ならせるには、例えば、噴射ノズル7から噴射するインクの液滴量(体積)を増減させるように制御することによって行うことができる。噴射ノズル7から噴射するインクの液適量を制御するにあたっては、例えば、噴射ノズル制御部から噴射ノズル7の圧電素子(ピエゾ素子など)に入力される制御信号の電圧や波形を制御して圧電素子の膨張伸縮量を調整することにより行うことができる。そして、塗装制御システム10において、基材1の搬送速度や噴射ノズル7と基材1との距離などを総合的に制御して、凹部4には凸部5よりも多い滴適量でインクの粒子を噴射すると共に凸部5には凹部4よりも少ない液適量のインクの粒子を噴射することによって、凹部4におけるインクドット径と凸部5におけるインクドット径とを異ならせるようにしている。
In this way, the ink dot diameter of the ink
上記第一の実施の形態では、凹部4における絵柄6のインクドット径を凸部5における絵柄6のインクドット径よりも大きく形成したので、凹部4に達するインクが、基材1の搬送に伴って生じる気流などの影響を受けて所望の位置からズレて到達した場合でも、そのズレを目立たないようにすることができる。従って、凹部4と凸部5との両方において同一のインクドット径で絵柄6を形成する場合に比べて凹部4と凸部5での鮮明さが安定して設計通りの絵柄6に仕上がるものであり、これにより、凹部4と凸部5に亘って連続する絵柄6に不鮮明な部分がなくなって所望の絵柄6を形成することができるものである。この実施の形態において、凹部4における絵柄6のインクドット径を60〜150μm、凸部5における絵柄6のインクドット径を20〜55μmとすることができるが、これらの数値は凹部4の深さ寸法(凹部4と凸部5の高低差)や凹部4の上面開口幅寸法などに応じて適宜設定可能である。
In the first embodiment, since the ink dot diameter of the
本発明の第二の実施の形態では、凹部4と凸部5との間でインクドット径を異ならせる代わりに、凹部4における絵柄6のインクドットピッチを凸部5における絵柄のインクドットピッチよりも密に形成したものであり、その他の構成は第一の実施の形態と同様である。インクのドットピッチを変化させる方法としては、図3に示すように、一の塗装ノズルヘッド8には多数の単体ヘッド16が設けられており、図4に示すように、各単体ヘッド16に多数の噴射ノズル7が形成されているので、例えば、これら噴射ノズル7の中でインクを噴射するものと噴射しないものとを制御して行うことができる。つまり、凸部5の部分では多数の噴射ノズル7の中の一部のみを用いてインクジェット印刷層3を形成すると共に凹部4の部分では多数の噴射ノズル7の全部あるいは凹部5よりも多い個数の噴射ノズル7を用いてインクジェット印刷層3を形成するものである。また、一の塗装ノズルヘッド8に形成する噴射ノズル7のピッチが異なる複数のインクジェット装置を用いて、噴射ノズル7のピッチが広いインクジェット装置で凸部5におけるインクジェット層3の印刷を行うと共に噴射ノズル7のピッチが狭いインクジェット装置で凹部4におけるインクジェット層3の印刷を行うようにすることができる。
In the second embodiment of the present invention, instead of making the ink dot diameter different between the
上記第二の実施の形態では、凹部4における絵柄6のインクドットピッチを凸部5における絵柄6のインクドットピッチよりも密に形成したので、凹部4に達するインクが、基材1の搬送に伴って生じる気流などの影響を受けて所望の位置からズレて到達した場合でも、そのズレを目立たないようにすることができる。従って、凹部4と凸部5との両方において同一のインクドットピッチで絵柄6を形成する場合に比べて凹部4と凸部5での鮮明さが安定して設計通りの絵柄6に仕上がるものであり、これにより、凹部4と凸部5に亘って連続する絵柄6に不鮮明な部分がなくなって所望の絵柄6を形成することができるものである。この実施の形態において、凹部4における絵柄6のインクドットピッチを2〜10μm、凸部5における絵柄6のインクドットピッチを4〜20μmとすることができるが、これらの数値は凹部4の深さ寸法(凹部4と凸部5の高低差)や凹部4の上面開口幅寸法などに応じて適宜設定可能である。
In the second embodiment, since the ink dot pitch of the
尚、本発明において、絵柄6を形成するインクジェット印刷層3は基材1の表面の全面に亘って連続するように形成してもよいし、基材1の表面に不連続で部分的に形成してもよい。
In the present invention, the ink
1 基材
4 凹部
5 凸部
6 絵柄
1
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