JP4995919B2 - 多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路 - Google Patents

多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路 Download PDF

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Description

本発明は、パワーエレクトロニクスの分野に関連する。本発明は、独立請求項のプリアンブルにしたがって多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路に基づいている。
先行技術
コンバータ回路は、今日では、豊富なパワーエレクトロニックアプリケーションにおいて使用されている。ここで、このようなコンバータ回路に成される要求は、第1に、コンバータ回路に一般的に接続される電気AC電圧システムの位相において、できるだけ高調波を発生させないことと、第2に、可能な最小の数の電子構成要素により、可能な最大の電力を伝送することとを含む。多数の切換え電圧レベルを切り換える適切なコンバータ回路は、DE 692 05 413 T2に規定されており、ここで、第1の切換えグループと、n個のさらなる第1の切換えグループとが、各位相に対して設けられ、n≧1であり、第1の切換えグループは、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチとにより形成され、n個のさらなる第1の切換えグループは、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに接続されているコンデンサとにより、それぞれ形成されている。第1の切換えグループのそれぞれは、それぞれの隣接した第1の切換えグループに連結される型で接続されており、最初の、さらなる第1の切換えグループの、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、互いに接続されている。第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、絶縁された型で並べられた駆動電極を有するバイポーラトランジスタ(IGBT−絶縁されたゲートバイポーラトランジスタ)と、バイポーラトランジスタに逆並列に接続されたダイオードとによりそれぞれ形成されている。
多数の切換え電圧レベルを切り換えるさらなる一般的なコンバータ回路は、WO2006/053448A1に規定されている。
DE 692 05 413 T2にしたがう、多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路に関して問題となることは、動作中にコンバータ回路に蓄えられる電気エネルギーが非常に高いことである。電気エネルギーは、コンバータ回路のn個の第1の切換えグループのコンデンサ中に蓄えられることから、コンデンサは、この電気エネルギーに対して、すなわち、それらの絶縁耐力および/またはそれらのキャパシタンスに関して設計されなければならない。しかしながら、これは、大きな構造のサイズを有するコンデンサを必要とし、コンデンサは、それに応じて高価である。さらに、構造のサイズに関して大きいコンデンサのために、コンバータ回路は大量の空間を必要とし、多くのアプリケーションに対して、例えば、トラクションアプリケーションに対して要求される省スペースの構造が可能でないという結果を生じる。さらに、構造のサイズに関して大きいコンデンサの使用は、高い取り付けおよび維持の経費をもたらす。さらに、駆動可能な電力半導体スイッチとして、絶縁された型で並べられた駆動電極を有するバイポーラトランジスタの独占的な使用のために、DE 692 05 413 T2にしたがう、多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路は、高い電圧に、特に過電圧になりやすく、そのうえ、かなりの有効電力の損失を有する。
したがって、本発明の目的は、動作中にできるだけ電気エネルギーを蓄えず、省スペースの型で実現でき、可能な最大の範囲で高電圧および障害状態の影響を受けず、低い有効電力の損失を有する、多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路を規定することである。この目的は、それぞれ、請求項1および請求項2の特徴により達成される。本発明の有利な発展は、従属請求項に規定されている。
多数の切換え電圧レベルを切り換える本発明にしたがうコンバータ回路は、各位相に対して設けられる第1の切換えグループを備え、第1の切換えグループは、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチとにより形成され、第1の切換えグループの第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、互いに接続されている。本発明にしたがうと、n個の第2の切換えグループが設けられ、それぞれが、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、コンデンサとを有し、ここでn≧1であり、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと逆直列に接続されており、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと逆直列に接続されており、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、コンデンサに接続されており、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、コンデンサに接続されており、第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに直接接続され、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチとコンデンサとの間の分岐点に直接接続されており、第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに直接接続され、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチとコンデンサとの間の分岐点に直接接続されている。さらに、n>1に対して、n個の第2の切換えグループのそれぞれが、それぞれの隣接した第2の切換えグループと連結されており、第1の切換えグループは、最初の第2の切換えグループに接続されている。さらに、第3の切換えグループおよび第4の切換えグループが設けられており、それぞれが、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチと、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに接続されているコンデンサとを有しおり、ここで、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、互いに接続されている。第3の切換えグループは、n番目の第2の切換えグループに接続されており、第4の切換えグループは、n番目の第2の切換えグループに接続されており、第3の切換えグループは、第4の切換えグループに接続されている。代替として、p個の第5の切換えグループが設けられ、それぞれが、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチを有しており、ここでp≧1であり、p>1に対して、p個の第5の切換えグループのそれぞれは、それぞれの隣接した第5の切換えグループと連結されている。最初の第5の切換えグループは、n番目の第2の切換えグループに接続されており、第3の切換えグループが、p番目の第5の切換えグループに接続されており、第4の切換えグループが、p番目の第5の切換えグループに接続されており、第3の切換えグループは、第4の切換えグループに接続されている。p個の第5の切換えグループは有利にも、本発明にしたがうコンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに関して、追加のリダンダンシーを生成する。
同じ数の切換え電圧レベルが与えられると、設けられるn個の第2の切換えグループにより、第3および第4の切換えグループにより、さらに、p個の第5の切換えグループおよび上述したそれらの接続により、本発明にしたがうコンバータ回路は、従来技術にしたがうコンバータ回路と比較して、コンバータ回路のコンデンサの低減を有利にももたらすことができ、さらに、コンバータ回路の、蓄えられる電気エネルギーの低減をもたらすことができる。結果として、コンバータ回路の、蓄えられる電気エネルギーは、全体的に少量に保つことができ、それにより、コンバータ回路のコンデンサだけが、蓄えられる少量の電気エネルギーに対して、すなわち、それらの絶縁耐力および/またはそれらのキャパシタンスに関して設計されなければならない。結果として生じる、コンデンサの小さい構造のサイズのために、コンバータ回路はほとんど空間を必要とせず、多くのアプリケーションに対して、例えば、トラクションアプリケーションに対して要求される省スペースの構造が有利にも可能であるという結果を生じる。さらに、コンデンサの小さい構造のサイズの結果として、取り付けおよび維持の経費を有利にも少なく保つことができる。
本発明の、これらのおよびさらなる目的と、利点および特徴は、図面と共に、本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるだろう。
図面において使用される参照記号およびそれらの意味は、参照記号のリストにおいて要約されている。原則的に、図面において、同じ部分には同じ参照記号が与えられている。記述した実施形態は、一例として、本発明の主題を表し、限定的な効果を有さない。
図1は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第1の実施形態を示す。 図2は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第2の実施形態を示す。 図3は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第3の実施形態を示す。 図4は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第4の実施形態を示す。 図5は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第5の実施形態を示す。 図6は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第6の実施形態を示す。 図7は、本発明にしたがった、コンバータ回路の第7の実施形態を示す。
本発明を具体化する方法
図1は、特に、単相の、多数の切換え電圧レベルを切り換える本発明にしたがうコンバータ回路の第1の実施形態を示す。ここで、コンバータ回路は、各位相R、S、Tに対して設けられている第1の切換えグループ1を備えており、第1の切換えグループ1は、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ3とにより形成されており、第1の切換えグループ1の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2、3は、互いに接続されている。図1にしたがうと、第1の切換えグループ1の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2、3の間の分岐点は、特に位相Rに対する位相接続を形成する。
本発明にしたがうと、n個の第2の切換えグループ4.1、...4.nが設けられており、それぞれが、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5、6、7、8、9、10と、コンデンサ11とを有しており、ここで、n≧1であり、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5が、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6と逆直列に接続されており、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7が、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8と逆直列に接続されており、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5は、コンデンサ11に接続されており、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7は、コンデンサ11に接続されており、第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9が、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8に直接接続され、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5とコンデンサ11との間の分岐点に直接接続されており、第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10が、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6に直接接続され、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7とコンデンサ11との間の分岐点に直接接続されている。図1にしたがうと、n個の第2の切換えグループ4.1、...4.nのそれぞれは、4端子のネットワークであり、n>1に対して、n個の第2の切換えグループ4.1、...4.nのそれぞれは、それぞれの隣接した第2の切換えグループ4.1、...4.nと連結されている。さらに、図1にしたがうと、第1の切換えグループ1が、最初の第2の切換えグループ4.1に接続されており、第3の切換えグループ12および第4の切換えグループ13が設けられており、それぞれが、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、16と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ15、17と、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15、16、17に接続されているコンデンサ18、19とを有しており、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15、16、17は、互いに接続されている。さらに、図1にしたがうと、第3の切換えグループ12は、n番目の第2の切換えグループ4.nに接続されており、第4の切換えグループ13は、n番目の第2の切換えグループ4.nに接続されており、第3の切換えグループ12は、第4の切換えグループ13に接続されている。代替として、図2にしたがった、本発明にしたがうコンバータ回路の第2の実施形態のケースにおいて、p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pが設けられており、それぞれが、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22を有しており、ここでp≧1である。図2にしたがうと、p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pのそれぞれは、4端子のネットワークであることから、p>1に対して、p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pのそれぞれは、それぞれの隣接した第5の切換えグループ20.1、...20.pと連結されている。図2にしたがうと、最初の第5の切換えグループ20.1が、n番目の第2の切換えグループ4.nに接続されており、第3の切換えグループ12が、p番目の第5の切換えグループ20.pに接続されており、第4の切換えグループ13が、p番目の第5の切換えグループ20.pに接続されており、第3の切換えグループ12は、第4の切換えグループ13に接続されている。p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pは有利にも、本発明にしたがうコンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに関して追加のリダンダンシーを生成する。
同じ数の切換え電圧レベルが与えられると、設けられたn個の第2の切換えグループ4.1、...4.nにより、第3および第4の切換えグループ12、13により、さらに、p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pおよび上述したそれらの接続により、本発明にしたがうコンバータ回路は、少なく保たれるコンバータ回路のコンデンサ11、18、19,23の数をもたらすことができ、さらに、蓄えられるコンバータ回路の電気エネルギーの低減をもたらすことができる。結果として、蓄えられるコンバータ回路の電気エネルギーを、全体的に少量に保つことができ、それにより、コンバータ回路のコンデンサ11、18、19,23だけが、蓄えられる少量の電気エネルギーに対して、すなわち、それらの絶縁耐力および/またはそれらのキャパシタンスに関して設計されなければならない。結果として生じる、コンデンサの小さい構造のサイズのために、コンバータ回路はほとんど空間を必要とせず、多くのアプリケーションに対して、例えば、トラクションアプリケーションに対して要求される省スペースの構造が有利にも可能であるという結果を生じる。さらに、コンデンサ11、18、19,23の小さい構造のサイズの結果として、取り付けおよび維持の経費を有利にも少なく保つこともできる。
例えば、図1にしたがう第1の実施形態のケースにおいて、n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.nが選ばれる場合、たった3個のコンデンサにより、9の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路が達成される。例えば、図2にしたがう第2の実施形態のケースにおいて、n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.nと、p=1の第5の切換えグループ20.1、...20.pとが選ばれる場合、同様にたった3個のコンデンサにより、9の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路が達成され、コンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに関して追加のリダンダンシーが、p=1の第5の切換えグループ20.1、...20.pの結果として、有利にも存在する。
図1にしたがうと、第1の切換えグループ1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5とコンデンサ11との間の分岐点に接続されており、第1の切換えグループ1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ3が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7とコンデンサ11との間の分岐点に接続されている。第3の切換えグループ12の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ15との間の分岐点がさらに、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6と第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10との間の分岐点に接続されている。第4の切換えグループ13の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ16と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ17との間の分岐点がさらに、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8と第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9との間の分岐点に接続されている。図1にしたがうと、第3の切換えグループ12のコンデンサ18が、第4の切換えグループ13のコンデンサ19に接続されている。
図2にしたがうと、第1の切換えグループ1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5とコンデンサ11との間の分岐点に接続されており、第1の切換えグループ1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ3が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7とコンデンサ11との間の分岐点に接続されている。最初の第5の切換えグループ20.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21がさらに、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6と第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10との間の分岐点に接続されており、最初の第5の切換えグループ20.1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22が、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8と第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9との間の分岐点に接続されている。第3の切換えグループ12の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ15との間の分岐点がさらに、p番目の第5の切換えグループ20.pの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21に接続されており、第4の切換えグループ13の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ16と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ17との間の分岐点が、p番目の第5の切換えグループ20.pの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22に接続されている。最後に、図2にしたがうと、第3の切換えグループ12のコンデンサ18が、第4の切換えグループ13のコンデンサ19に接続されている。
図3は、本発明にしたがうコンバータ回路の第3の実施形態を図示する。図1から引き続き、図3において、第1の切換えグループ1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5とコンデンサ11との間の分岐点に接続されており、第1の切換えグループ1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ3が、最初の、第2の切換えグループ4.1の、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7とコンデンサ11との間の分岐点に接続されている。図1とは異なり、それぞれの第2の切換えグループ4.1、...4.nのケースにおいて、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8への第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9の接続は、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8と第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7との間の分岐点であり、それぞれの第2の切換えグループ4.1、...4.nのケースにおいて、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6への第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10の接続は、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6と第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5との間の分岐点である。さらに、第3の切換えグループ12の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ15との間の分岐点は、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6に接続されている。さらに、第4の切換えグループ13の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ16と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ17との間の分岐点は、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8に接続されており、第3の切換えグループ12のコンデンサ18が、第4の切換えグループ13のコンデンサ19に接続されている。
図4は、本発明にしたがうコンバータ回路の第4の実施形態を図示する。図2から引き続き、図4中のコンバータ回路において、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...20.p、関係付けられる第5の切換えグループ20.1、...20.pの、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22に接続されているコンデンサ23を有しており、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10の間の分岐点と、の間の分岐点に接続されている。最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23はさらに、最初の第5の切換えグループ20.1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8および第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9の間の分岐点と、の間の分岐点に接続されている。例えば、図4にしたがう第4の実施形態のケースにおいて、n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.nと、p=1の第5の切換えグループ20.1、...20.pとが選ばれる場合、たった4個のコンデンサにより、9の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路が達成され、ここで、駆動可能な双方向電力半導体スイッチの重複した切換え状態の組み合わせ(すなわち、複数の切換え状態の組み合わせが同じ切換え電圧レベルを生成する)が、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...20.pのコンデンサ23により有利にも達成でき、それにより、概して、コンバータ回路のそれぞれのコンデンサ11、18、19、23における電圧を安定させることができ、コンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、損失をあまり発生させず、したがって、より効率的に利用できる。
図5は、本発明にしたがうコンバータ回路の第5の実施形態を図示する。図2から引き続き、図5においては、図3における方法と同様の方法で、第1の切換えグループ1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ2が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5とコンデンサ11との間の分岐点に接続されており、第1の切換えグループ1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ3が、最初の第2の切換えグループ4.1の、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7とコンデンサ11との間の分岐点に接続されている。図5にしたがうと、それぞれの第2の切換えグループ4.1、...4.nのケースにおいて、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8への第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ9の接続は、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8と第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ7との間の分岐点である。さらに、それぞれの第2の切換えグループ4.1、...4.nのケースにおいて、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6への第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ10の接続は、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6と第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5との間の分岐点である。さらに、最初の第5の切換えグループ20.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21は、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6に接続されており、最初の第5の切換えグループ20.1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22は、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8に接続されている。第3の切換えグループ12の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ15との間の分岐点がさらに、p番目の第5の切換えグループ20.pの第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21に接続されており、第4の切換えグループ13の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ16と第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ17との間の分岐点が、p番目の第5の切換えグループ20.pの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22に接続されている。最後に、第3の切換えグループ12のコンデンサ18が、第4の切換えグループ13のコンデンサ19に接続されている。図2にしたがうと、図5にしたがう実施形態のケースにおいて、コンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチに関して追加のリダンダンシーが、p個の第5の切換えグループ20.1、...20.pにより、有利にも達成できる。
図6は、本発明にしたがうコンバータ回路の第6の実施形態を図示する。図5から引き続き、図6において、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...20.pは、関係付けられる第5の切換えグループ20.1、...20.pの、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22に接続されているコンデンサ23を有しており、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6との間の分岐点に接続されている。さらに、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8との間の分岐点に接続されている。例えば、図6にしたがう第6の実施形態のケースにおいて、n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.nと、p=1の第5の切換えグループ20.1、...20.pとが選ばれる場合、たった4個のコンデンサにより、9の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路が達成され、駆動可能な双方向電力半導体スイッチの重複した切換え状態の組み合わせ(すなわち、複数の切換え状態の組み合わせが同じ切換え電圧レベルを生成する)が、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...20.pのコンデンサ23により達成でき、それにより、概して、コンバータ回路のそれぞれのコンデンサ11、18、19、23における電圧を安定させることができ、コンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、損失をあまり発生させず、したがって、より効率的に利用できる。
図5に関してさらなる変形として、図6とは異なり、最初の第5の切換えグループ20.1だけが、最初の第5の切換えグループ20.1の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22に接続されているコンデンサ23を有することも考えられ、ここで、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21と、n番目の第2の切換えグループ4.nの第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6との間の分岐点に接続されている。さらに、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22と、n番目の第2の切換えグループ4.nの第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8との間の分岐点に接続されている。n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.n、かつ、p=2の第5の切換えグループ20.1、...20.pに対して、最初の第5の切換えグループ20.1はコンデンサ23を有し、2番目の第5の切換えグループ20.2は、コンデンサ23を有さず、たった4個のコンデンサにより、9の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路が達成され、駆動可能な双方向電力半導体スイッチの重複した切換え状態の組み合わせ(すなわち、複数の切換え状態の組み合わせが同じ切換え電圧レベルを生成する)が、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...20.pのコンデンサ23により有利にも達成でき、それにより、概して、コンバータ回路のそれぞれのコンデンサ11、18、19、23における電圧を安定させることができ、コンバータ回路の駆動可能な双方向電力半導体スイッチは、損失をあまり発生させず、したがって、より効率的に利用できる。
図5に関してさらなる変形として、図6とは異なり、最初の第5の切換えグループ20.1と、少なくとも1つのさらなる第5の切換えグループ20.2、...20.pとが、それぞれ、関係付けられる第5の切換えグループ20.1、...、20.pの、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22に接続されているコンデンサ23を有することも同様に考えられ、ここで、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ6との間の分岐点に接続されている。さらに、最初の第5の切換えグループ20.1のコンデンサ23は、最初の第5の切換えグループ20.1の、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ22と、n番目の第2の切換えグループ4.nの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ8との間の分岐点に接続されている。
すべての実施形態において、それぞれの第2の切換えグループ4.1、...4.nの、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5、6、7、8、9、10が、望ましくは、それぞれ、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子を有することが考えられ、駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続される。したがって、それぞれの駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5、6、7、8、9、10で切り換えられる電圧を増加させることが有利にも可能である。さらに、それぞれの第5の切換えグループ20.1、...、20.pの、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22が、それぞれ、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子を有することも可能であり、駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続される。このケースにおいても、それぞれの駆動可能な双方向電力半導体スイッチ21、22で切り換えられる電圧を増加させることが可能である。さらに、第3の切換えグループ12の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15と、第4の切換えグループ13の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ16、17とが、それぞれ、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子を有することも可能であり、駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続される。そのケースにおいても、それぞれの駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15、16、17で切り換えられる電圧を増加させることが有利にも可能である。結果的に、図1ないし図6にしたがう実施形態に関して、任意の所望の数の駆動可能な双方向切換え素子が、それぞれの駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5、6、7、8、9、10、14、15、16、17、21、22に対して可能である。この点で、図7は、本発明にしたがうコンバータ回路の第7の実施形態を図示し、例として、n=1の第2の切換えグループ4.1、...4.nが、図3にしたがって設けられており、単一の第2の切換えグループ4.1の、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ5、6、7、8、9、10は、それぞれ、2個の駆動可能な双方向切換え素子を有し、第3および第4の切換えグループ12、13の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15、16、17は、それぞれ、3個の駆動可能な双方向切換え素子を有している。
コンバータ回路のそれぞれの駆動可能な双方向電力半導体スイッチのそれぞれの駆動可能な双方向切換え素子は、例えば、絶縁された型で並べられた駆動電極を有するバイポーラトランジスタ(IGBT−絶縁されたゲートバイポーラトランジスタ)と、それに逆並列に接続されたダイオードとにより形成されることが好ましい。第3および第4の切換えグループ12、13のコンデンサ18、19で高電圧を切り換えることができるようになるために、第3および第4の切換えグループ12、13の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ14、15、16、17の駆動可能な双方向切換え素子は、転流駆動電極を有する集積サイリスタ(集積ゲート転流サイリスタ(IGCT)と、それに逆並列に接続されたダイオードとにより形成されることが好ましい。
全体的に、多数の切換え電圧レベルを切り換える本発明にしたがうコンバータ回路は、その動作中に蓄えられる少量の電気エネルギーと、省スペースの構造とにより特徴付けられ、それゆえに、複雑ではなく、頑強であり、干渉をあまり受けない解決方法を示す。
参照記号のリスト
1 第1の切換えグループ
2 第1の切換えグループの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
3 第1の切換えグループの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
4.1、...4.n 第2の切換えグループ
5 第2の切換えグループの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
6 第2の切換えグループの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
7 第2の切換えグループの、第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
8 第2の切換えグループの、第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
9 第2の切換えグループの、第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
10 第2の切換えグループの、第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
11 第2の切換えグループのコンデンサ
12 第3の切換えグループ
13 第4の切換えグループ
14 第3の切換えグループの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
15 第3の切換えグループの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
16 第4の切換えグループの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
17 第4の切換えグループの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
18 第3の切換えグループのコンデンサ
19 第4の切換えグループのコンデンサ
20.1、...20.p 第5の切換えグループ
21 第5の切換えグループの、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
22 第5の切換えグループの、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ
23 第5の切換えグループのコンデンサ

Claims (13)

  1. 各位相(R、S、T)に対して提供される第1の切換えグループ(1)を備え、前記第1の切換えグループ(1)は、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)とにより形成され、前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2、3)は互いに接続されている、多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路において、
    n個の第2の切換えグループ(4.1、...4.n)が設けられており、それぞれが、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5、6、7、8、9、10)と、コンデンサ(11)とを有しており、ここで、n≧1であり、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と逆直列に接続されており、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と逆直列に接続されており、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)は、前記コンデンサ(11)に接続されており、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)は、前記コンデンサ(11)に接続されており、前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)に直接接続され、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と、前記コンデンサ(11)との間の分岐点に直接接続されており、前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)に直接接続され、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)と、前記コンデンサ(11)との間の分岐点に直接接続されており、
    n>1に対して、前記n個の第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のそれぞれは、それぞれの隣接した第2の切換えグループ(4.1、...4.n)と連結されており、
    前記第1の切換えグループ(1)は、最初の第2の切換えグループ(4.1)に接続されており、
    第3の切換えグループ(12)および第4の切換えグループ(13)が設けられており、それぞれが、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、16)と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15、17)と、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、15、16、17)に接続されているコンデンサ(18、19)とを有しており、ここで、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、15、16、17)は、互いに接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)は、n番目の第2の切換えグループ(4.n)に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)は、前記第4の切換えグループ(13)に接続されていることを特徴とするコンバータ回路。
  2. 各位相(R、S、T)に対して提供される第1の切換えグループ(1)を備え、前記第1の切換えグループ(1)は、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)とにより形成され、前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2、3)は互いに接続されている、多数の切換え電圧レベルを切り換えるコンバータ回路において、
    n個の第2の切換えグループ(4.1、...4.n)が設けられており、それぞれが、第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5、6、7、8、9、10)と、コンデンサ(11)とを有しており、ここで、n≧1であり、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と逆直列に接続されており、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と逆直列に接続されており、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)は、前記コンデンサ(11)に接続されており、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)は、前記コンデンサ(11)に接続されており、前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)に直接接続され、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と、前記コンデンサ(11)との間の分岐点に直接接続されており、前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)に直接接続されて、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)と、前記コンデンサ(11)との間の分岐点に直接接続されており、
    n>1に対して、前記n個の第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のそれぞれは、それぞれの隣接した第2の切換えグループ(4.1、...4.n)と連結されており、
    前記第1の切換えグループ(1)は、最初の第2の切換えグループ(4.1)に接続されており、
    第3の切換えグループ(12)および第4の切換えグループ(13)が設けられており、それぞれが、第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、16)と、第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15、17)と、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、15、16、17)に接続されているコンデンサ(18、19)とを有しており、ここで、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、15、16、17)は、互いに接続されており、
    p個の第5の切換えグループ(20.1、...20.p)が設けられており、それぞれが、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)を有しており、ここで、p1であり、
    p>1に対して、前記p個の第5の切換えグループ(20.1、...20.p)のそれぞれは、それぞれの隣接した第5の切換えグループ(20.1、...20.p)と連結されており、
    最初の第5の切換えグループ(20.1)は、n番目の第2の切換えグループ(4.n)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)は、p番目の第5の切換えグループ(20.p)に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)は、前記p番目の第5の切換えグループ(20.p)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)は、前記第4の切換えグループ(13)に接続されていることを特徴とするコンバータ回路。
  3. 前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、前記第1の切換えグループ(1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15)との間の分岐点は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)との間の分岐点に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(16)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(17)との間の分岐点は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)との間の分岐点に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)のコンデンサ(18)は、前記第4の切換えグループ(13)のコンデンサ(19)に接続されていることを特徴とする請求項1記載のコンバータ回路。
  4. 前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、前記第1の切換えグループ(1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、
    それぞれの第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のケースにおいて、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)への前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)の接続は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)との間の分岐点であり、それぞれの第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のケースにおいて、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)への前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)の接続は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)との間の分岐点であり、
    前記第3の切換えグループ(12)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15)との間の分岐点は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(16)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(17)との間の分岐点は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)のコンデンサ(18)は、前記第4の切換えグループ(13)のコンデンサ(19)に接続されていることを特徴とする請求項1記載のコンバータ回路。
  5. 前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、前記第1の切換えグループ(1)の前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と前記6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)との間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)との間の分岐点に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15)との間の分岐点は、前記p番目の第5の切換えグループ(20.p)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(16)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(17)との間の分岐点は、前記p番目の第5の切換えグループ(20.p)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)のコンデンサ(18)は、前記第4の切換えグループ(13)のコンデンサ(19)に接続されていることを特徴とする請求項2記載のコンバータ回路。
  6. 前記第1の切換えグループ(1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(2)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、前記第1の切換えグループ(1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(3)は、前記最初の第2の切換えグループ(4.1)の、前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ()と前記コンデンサ(11)との間の分岐点に接続されており、
    それぞれの第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のケースにおいて、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)への前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)の接続は、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)と前記第3の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(7)との間の分岐点であり、それぞれの第2の切換えグループ(4.1、...4.n)のケースにおいて、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)への前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)の接続は、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)と前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5)との間の分岐点であり、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)は、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(15)との間の分岐点は、前記p番目の第5の切換えグループ(20.p)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)に接続されており、
    前記第4の切換えグループ(13)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(16)と前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(17)との間の分岐点は、前記p番目の第5の切換えグループ(20.p)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)に接続されており、
    前記第3の切換えグループ(12)のコンデンサ(18)は、前記第4の切換えグループ(13)のコンデンサ(19)に接続されていることを特徴とする請求項2記載のコンバータ回路。
  7. それぞれの第5の切換えグループ(20.1、...20.p)は、関係付けられる第5の切換えグループ(20.1、...20.p)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)に接続されているコンデンサ(23)を有しており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)および前記第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(10)の間の分岐点と、の間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)および前記第5の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(9)の間の分岐点と、の間の分岐点に接続されていることを特徴とする請求項5記載のコンバータ回路。
  8. それぞれの第5の切換えグループ(20.1、...20.p)は、関係付けられる第5の切換えグループ(20.1、...20.p)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)に接続されているコンデンサ(23)を有しており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)との間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)との間の分岐点に接続されていることを特徴とする請求項6記載のコンバータ回路。
  9. 前記最初の第5の切換えグループ(20.1)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)に接続されているコンデンサ(23)を有しており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)との間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)との間の分岐点に接続されていることを特徴とする請求項6記載のコンバータ回路。
  10. 前記最初の第5の切換えグループ(20.1)と、少なくとも1つのさらなる第5の切換えグループ(20.2、...20.p)とは、関係付けられる第5の切換えグループ(20.1、...20.p)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)に接続されているコンデンサ(23)をそれぞれ有しており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第1の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(6)との間の分岐点に接続されており、
    前記最初の第5の切換えグループ(20.1)のコンデンサ(23)は、前記最初の第5の切換えグループ(20.1)の、前記第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(22)と、前記n番目の第2の切換えグループ(4.n)の、前記第4の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(8)との間の分岐点に接続されていることを特徴とする請求項6記載のコンバータ回路。
  11. 前記それぞれの第2の切換えグループ(4.1、...4.n)の第1の、第2の、第3の、第4の、第5の、および第6の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(5、6、7、8、9、10)は、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子をそれぞれ有しており、前記駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項記載のコンバータ回路。
  12. それぞれの第5の切換えグループ(20.1、...20.p)の、第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(21、22)は、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子をそれぞれ有しており、前記駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続されていることを特徴とする請求項2、5〜11のいずれか1項記載のコンバータ回路。
  13. 前記第3の切換えグループ(12)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(14、15)と、前記第4の切換えグループ(13)の、前記第1および第2の駆動可能な双方向電力半導体スイッチ(16、17)とは、少なくとも2個の駆動可能な双方向切換え素子をそれぞれ有しており、前記駆動可能な双方向切換え素子は、直列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項記載のコンバータ回路。
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