JP4994718B2 - トルクレンチ装置 - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2〜図7に示すように、第1の締結部材(6A)と第2の締結部材(6B)とを締め付けるトルクレンチ装置であって、前記第1の締結部材に着脱自在に装着される第1のソケット部(8)をこの第1の締結部材とともに回転させる第1のレンチ部(10)と、前記第2の締結部材に着脱自在に装着される第2のソケット部(9)をこの第2の締結部材とともに回転させる第2のレンチ部(11)と、前記第1のレンチ部に先端部が回転自在に連結されるピストンロッド(17c)を有し、この第1のレンチ部を回転駆動するための駆動力を発生するクレビス形油圧シリンダ(17)と、前記第1の締結部材と前記第2の締結部材とが同時に締め付けられるように、前記第1のレンチ部の回転駆動に連動して前記第2のレンチ部を回転駆動する連動部(16)とを備え、前記連動部は、前記第1のレンチ部に一方の端部が回転自在に連結され、前記第2のレンチ部に他方の端部が回転自在に連結される一本のリンク部材(16)であり、前記クレビス形油圧シリンダのピストンロッド側とは反対側の端部を前記一本のリンク部材によって揺動自在に支持し、前記第1及び前記第2のソケット部は、前記第1及び前記第2の締結部材によって車両の一本リンクを締結するときに、この第1及びこの第2の締結部材と主電動機(4c)との間の間隙部(Δ 1 )に挿入可能なようにこの間隙部よりも高さ(H)が低く、かつ、この第1及びこの第2の締結部材とこの一本リンクとの間の間隙部(Δ 2 )よりも肉厚(T)が薄いことを特徴とするトルクレンチ装置(7)である。
図1は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置が使用される鉄道車両を概略的に示す側面図である。図2は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置が使用される鉄道車両のけん引装置を概略的に示す側面図である。図3は、図2のIII方向から見た正面図である。図4は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置の正面図である。図5は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置の側面図である。図6は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置の背面図である。図7は、この発明の実施形態に係るトルクレンチ装置の一部を破断して示す背面図である。以下では、鉄道車両のけん引装置の締結ボルトの締め付け作業にトルクレンチ装置を使用する場合を例に挙げて説明する。
(ボルト6A,6Bを同時に締結する場合)
以下では、図1〜図3に示す車両2の一本けん引リンクの連結部5bをボルト6A,6Bによって締結する場合を例に挙げて説明する。図3及び図4に示すボルト6A,6Bの径に適合するソケット部8,9を作業者が選択し、保持部10a,11aにソケット部8,9を作業者がそれぞれ挿入すると、レンチ部10,11にソケット部8,9が装着される。
以下では、最初にボルト6Aを締結した後に、ボルト6Bを締結する場合を例に挙げて説明する。図6に示す指標部14f,15fを参照して、図7に示すようにソケット部8が回転許容状態になる回転位置まで切替操作部14eを作業者が回転操作するとともに、ソケット部9が回転禁止状態になる回転位置まで切替操作部15eを作業者が回転操作する。その結果、図7に示すように、カム部14cの凸部にカムフォロア部14dが接触するため、つめ車12aとつめ12bとが噛み合い状態になる。一方、カム部15cの凹部にカムフォロア部15dが接触し、マグネット部15a及びばね15bをつめ車13aから離れるようにカムフォロア部15dが後退して、つめ車13aとつめ13bとの噛み合い状態が解除される。
(1) この実施形態では、ボルト6A,6Bが同時に締め付けられるように、レンチ部10の回転駆動に連動してレンチ部11を連動部16が回転駆動する。このため、従来技術1のような両ロッド式の復動油圧シリンダによって一対のボルトを交互に締め付ける場合に比べて、ボルト6A,6Bを同時に締め付けることができる。その結果、作業効率を向上させることができるとともに作業時間の短縮化を図ることができる。また、二本のボルト6A,6B同士で反力を受ける構造であるため、締め付け作業時に反力を受けるための治具を特別に用意する必要がなくなるため、作業負担を軽減することができる。
(1) この実施形態では、鉄道車両のけん引装置5のボルト6A,6Bの締め付け作業にトルクレンチ装置7を使用する場合を例に挙げて説明したが、フランジや軸受などを固定するボルトの締め付け作業にこのトルクレンチ装置7を使用することもできる。また、この実施形態では、トルクレンチ装置7によってボルト6A,6Bを締め付ける場合を例に挙げて説明したが、ボルト6A,6B以外にナットなどの他の締結部材をこのトルクレンチ装置7によって締め付けることもできる。
2 車両
3 車体
4 台車
4a 車輪
4b 台車枠
4c 主電動機
5 けん引装置
5a 連結管
5b,5c 連結部
5d,5e ブシュ孔
6A ボルト(第1の締結部材)
6B ボルト(第2の締結部材)
7 トルクレンチ装置
8 ソケット部(第1のソケット部)
9 ソケット部(第2のソケット部)
10 レンチ部(第1のレンチ部)
11 レンチ部(第2のレンチ部)
12,13 一方向回転規制部
12a,13a つめ車
12b,13b つめ
14 切替部(第1の切替部)
15 切替部(第2の切替部)
16 連動部
17 駆動力発生部
17a シリンダ
17b ピストン
17c ピストンロッド
Δ1,Δ2 間隙部
H 高さ
T 肉厚
Claims (3)
- 第1の締結部材と第2の締結部材とを締め付けるトルクレンチ装置であって、
前記第1の締結部材に着脱自在に装着される第1のソケット部をこの第1の締結部材とともに回転させる第1のレンチ部と、
前記第2の締結部材に着脱自在に装着される第2のソケット部をこの第2の締結部材とともに回転させる第2のレンチ部と、
前記第1のレンチ部に先端部が回転自在に連結されるピストンロッドを有し、この第1のレンチ部を回転駆動するための駆動力を発生するクレビス形油圧シリンダと、
前記第1の締結部材と前記第2の締結部材とが同時に締め付けられるように、前記第1のレンチ部の回転駆動に連動して前記第2のレンチ部を回転駆動する連動部とを備え、
前記連動部は、
前記第1のレンチ部に一方の端部が回転自在に連結され、前記第2のレンチ部に他方の端部が回転自在に連結される一本のリンク部材であり、
前記クレビス形油圧シリンダのピストンロッド側とは反対側の端部を前記一本のリンク部材によって揺動自在に支持し、
前記第1及び前記第2のソケット部は、前記第1及び前記第2の締結部材によって車両の一本リンクを締結するときに、この第1及びこの第2の締結部材と主電動機との間の間隙部に挿入可能なようにこの間隙部よりも高さが低く、かつ、この第1及びこの第2の締結部材とこの一本リンクとの間の間隙部よりも肉厚が薄いこと、
を特徴とするトルクレンチ装置。 - 請求項1に記載のトルクレンチ装置において、
前記第1のソケット部の回転を許容する回転許容状態とこの第1のソケット部の回転を禁止する回転禁止状態とに切り替える第1の切替部と、
前記第2のソケット部の回転を許容する回転許容状態とこの第2のソケット部の回転を禁止する回転禁止状態とに切り替える第2の切替部とを備えること、
を特徴とするトルクレンチ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のトルクレンチ装置において、
前記第1の切替部は、前記回転許容状態に切り替えるときには、前記第1のソケット部側のつめ車と前記第1のレンチ部側のつめとを噛み合わせ、前記回転禁止状態に切り替えるときには、前記第1のソケット部側のつめ車と前記第1のレンチ部側のつめとの噛み合いを解除し、
前記第2の切替部は、前記回転許容状態に切り替えるときには、前記第2のソケット部側のつめ車と前記第2のレンチ部側のつめとを噛み合わせ、前記回転禁止状態に切り替えるときには、前記第2のソケット部側のつめ車と前記第2のレンチ部側のつめとの噛み合いを解除すること、
を特徴とするトルクレンチ装置。
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