JP4991873B2 - メッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム - Google Patents

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Description

本発明はメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システムに関し、更に詳しくは、多重ライン又はフル映像ライン処理方式のメッセージ伝達基盤リアルタイム並列ステレオ整合システムに関する。
周知のように、ステレオ整合方法は一対の2次元イメージから3次元の空間情報を再現する方法である。図1に示すように、左側及び右側映像のエピポーラ線上の映像ラインから3次元空間における特定位置(X、Y、Z)に対応する左右ピクセルを見つける方法である。ここで、対応するピクセル対に対する両眼差dは、下記の式1のように定義される。
Figure 0004991873
両眼差は距離情報を含み、このような両眼差から計算された幾何学的特性を深さという。従って、入力映像からリアルタイムで両眼差値を計算すれば、観測空間の3次元距離情報と形態情報を測定できる。
このようなステレオ整合方法については、Dhondなどの論文(下記の非特許文献1参照)に基本的な概念が開示されており、最新ステレオマッチングアルゴリズムはSzeliskiの論文(下記の非特許文献2参照)に分かりやすく整理されている。
ステレオマッチングは、ローカルコストを用いてウィナー・テーク・オール(Winner−take−all)方式でマッチングする技法があり、グローバルエネルギーモデルを立て、それに基づいてエネルギーを最小化する技法がある。ウィナー・テーク・オール方式は単一スキャンライン内でステレオ整合を行い、高速で処理が可能である代りに、両眼差エラーが非常に大きい。グローバルエネルギーモデル技法の代表としては、グラフカット(Graph cut)、信頼性伝播(Belief Propagation)などが挙げられる。グラフカットと信頼性伝播技法はエネルギー最小化技法であって、非常によい結果を出しているが、処理時間が長くかかる。即ち、信頼性伝播技法は、下上ラインの関係を利用してエラーの少ない良好なステレオマッチング結果を示す。また、信頼性伝播技法はそれぞれシークエンス毎に繰り返して隣接するプロセッサからメッセージを受け、同時にメッセージを計算して隣接するプロセッサに送る方式であるので、ハードウェア化して高速並列処理を行うようになれば、短時間内で処理が可能である。そして、それぞれのメッセージは前方、後方、上方、下方に映像のピクセル位置から隣接する方向にメッセージをやりとりする構造を有する。
前述したように、従来のリアルタイムアルゴリズムは高速で処理が可能である代りに、両眼差マッチングエラーが大きく、信頼性伝播技法は順次的ソフトウェアアルゴリズムであって、両眼差マッチングエラーは少ないが、処理時間が多くかかるという問題がある。
Umesh R. Dhond and J.K.Aggarwal, Structure from Stereo − a review, IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics, 19(6):553-572, nov/dec 1989. D. Scharstein and R. Szeliski. A Taxonomy and Evaluation of Dense Two−Frame Stereo Correspondence Algorithms. IJCV 47(1/2/3):7-42, April-June 2002.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、周辺環境に強く、少ない両眼差ノイズを有する映像整合方法を提供するために、単一スキャンライン以上の多様なスキャンラインをステレオマッチングに用いる信頼性伝播アルゴリズムの原理を基本的に用い、これを高速化し、チップの開発を容易にするために、従来の順次的ソフトウェアアルゴリズムとは異なる新たな並列パイプライン構造のアルゴリズムを提供することにある。
前記目的を実現するための本発明によるメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システムは、第1及び第2映像取得手段から入力される映像をデジタル信号に変換して第1及び第2ピクセルデータを出力する映像処理部と、同一エピポーラ線上の前記第1及び第2ピクセルデータのデータ値を用いて各ピクセルの上方、下方、前方、後方メッセージのうち少なくとも2つ以上のメッセージを計算し、隣接するピクセルに対して計算されたメッセージを用いて各ピクセルの両眼差値を計算する映像整合部とを含む。
前述したように、本発明によれば、従来の順次的ソフトウェアアルゴリズムとは異なり、VLSIに実現可能な並列パイプラインのハードウェア構造を有することにより、高速処理が可能になる。即ち、整合時に多様な映像ラインを用いることで、周辺環境に強く、低いマッチングエラーを有すると同時に、新たな並列パイプラインVLSI構造を有することで、0(N)の時間複雑度(time complexity)を有するため、リアルタイム処理が可能であるという効果を奏する。
そして、多数の映像ラインをマッチングに用いることで、両眼差出力映像のノイズを除去できるので、周辺環境に安定的、且つ、正確な距離映像情報が得られるという効果がある。
ステレオ映像整合の概念図である。 本発明による多重ライン又はフル映像ライン処理方式のメッセージ伝達基盤リアルタイム並列ステレオ整合システムのブロック構成図である。 本発明の第1実施形態によってアルゴリズムIを行う映像整合部の構成図である。 本発明の第2実施形態によってアルゴリズムIIを行う映像整合部の構成図である。 本発明の第3実施形態によってアルゴリズムIIIを行う映像整合部の構成図である。 本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部の構成図である。 本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部でそれぞれのラインを処理するプロセッサの内部構成図である。 本発明による映像整合部を構成する前方、後方、上方、下方プロセッサの内部構成図である。 本発明による前方コストプロセッサの内部構成図である。 本発明による後方コストプロセッサの内部構成図である。 本発明によるマッチングコストプロセッサの内部構成図である。 本発明による映像整合部に含まれる両眼差計算プロセッサの内部構成図である。 本発明の第1実施形態によってアルゴリズムIを行う映像整合部の動作過程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によってアルゴリズムIIを行う映像整合部の動作過程を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態によってアルゴリズムIIIを行う映像整合部の動作過程を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部の動作過程を示すフローチャートである。 本発明によるアルゴリズムI〜IVで両眼差計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。 本発明によるアルゴリズムI〜IVで前方、後方、上方、下方メッセージプロセシングの動作過程を示すフローチャートである。 図18の前方コスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。 図18の後方コスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。 本発明によるマッチングコスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。 従来技術の映像整合による両眼差出力映像と、本発明の映像整合による両眼差出力映像とを比較して説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付する図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明を説明するにおいて、関連した公知の構成又は機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にするおそれがあると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
本発明は、映像におけるそれぞれのピクセルに対する両眼差値を計算するために、各ピクセルの上方、下方、前方、後方メッセージを計算し、プロセッサが隣接するピクセルに対応する計算されたメッセージをやりとりする並列パイプライン構造を有する。そして、それぞれのメッセージの計算に対してVLSIで実現できるj構造を有する。
図2は、本発明による多重ライン又はフル映像ライン処理方式のメッセージ伝達基盤リアルタイム並列ステレオ整合システムのブロック構成図である。
図示するように、本発明による並列ステレオ整合システムは、映像取得手段である第1、2カメラ10、20から入力される映像をデジタル信号に変換して第1及び第2ピクセルデータを出力する映像処理部30と、同一エピポーラ線上の第1及び第2ピクセルデータから所定のメッセージを計算し、計算されたメッセージを用いて決定値をユーザシステム50に出力する映像整合部40とを含む。ここで、第1及び第2ピクセルデータは、それぞれ同一エピポーラ線上の左側及び右側映像ラインのピクセルデータであることが好ましい。
映像整合部40は、大きくアルゴリズムI、II、III、IVに応じてそれぞれ変わる。
まず、以下の説明で用いられる略号を整理すれば、次の通りである。
fは前方プロセシング時間を意味し、tbは後方プロセシング時間を意味し、tuは上方プロセシング時間を意味し、tdは下方プロセシング時間を意味し、toは両眼差計算(Disparity Computation)時間を意味し、tallは前方、後方、上方、下方プロセシング及び両眼差計算時間を意味する。このような各時間tf、tb、tu、td、to、tallは、並列に処理される時に同じタイミングになることもできる。
図3は、本発明の第1実施形態によってアルゴリズムIを行う映像整合部40の構成図である。
左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)をスキャンラインバッファ4011に格納し、前方プロセッサ(PEf)4012が左右映像ピクセルデータを受けて、その映像ピクセルデータ値を用いて計算された前方メッセージmf(tf、j)をスタック4013に格納する。後方プロセッサ(PEb)4014も左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)値を受けて、その映像ピクセルデータを用いて計算されたメッセージmb(tb)を両眼差計算プロセッサ(PEo)4015に送れば、両眼差計算プロセッサ(PEo)4015はスタック4013から格納された前方メッセージmf(tf、j)を受け、後方メッセージmb(tb)、そして左右映像ピクセルデータを受けて両眼差値を出力する。
図4は、本発明の第2実施形態によってアルゴリズムIIを行う映像整合部40の構成図である。
左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)をスキャンラインバッファ4021に格納し、前方プロセッサ(PEf)4022がスキャンラインバッファ4021から左右映像ピクセルデータを受け、バッファ4026から上ラインで計算された下方メッセージmd(tall、j、i−1)を受けて、その受けた映像ピクセルデータと下方メッセージを用いて計算された前方メッセージmf(tf、j)をスタック4023に格納する。後方プロセッサ(PEb)4024も左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)及び下方メッセージmd(tall、j、i−1)を受けて計算されたメッセージ値mb(tb)を両眼差計算プロセッサ(PEo)4025に送れば、両眼差計算プロセッサ(PEo)4025でスタック4023から格納された前方メッセージmf(tf、j)を受け、後方メッセージmb(tb)、下方メッセージ、左右映像ピクセルデータの入力を受けて両眼差値を出力する。下方プロセッサ(PEd)4027では上ラインの下方メッセージと後方メッセージ、前方メッセージ、映像ピクセルデータの入力を受けて下方メッセージmd(td、j、i)を計算してバッファ4026に格納する。
図5は、本発明の第3実施形態によってアルゴリズムIIIを行う映像整合部40の構成図である。アルゴリズムIIIは反復的計算構造を有し、反復ループ(iteration loop)をfで表した。
左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)をスキャンラインバッファ4031に格納し、前方プロセッサ(PEf)4032がスキャンラインバッファ4031から左右映像ピクセルデータ値gr(j+d(tall)、i)、gl(j、i)を受け、バッファ4036から以前反復ループで計算された上ラインと下ラインの下方メッセージ値md(tall、j、i−1、f−1)及び上方メッセージ値mu(tall、j、i+1、f−1)を受けて前方メッセージ値mf(tf、j)を計算してスタック4033に格納し、後方プロセッサ(PEb)4034も左右映像ピクセルデータ値及び上方、下方メッセージを受けて計算された後方メッセージmb(tb)を両眼差計算プロセッサ(PEo)4035に送れば、両眼差計算プロセッサ(PEo)4035でスタック4033に格納された前方メッセージと後方、上方、下方メッセージ、そして左右映像ピクセルデータを受けて両眼差値を出力する。下方プロセッサ(PEd)4037では上ラインの下方メッセージと後方、前方メッセージ、映像ピクセルデータの入力を受けて新たな下方メッセージmd(td、j、i)、f)を計算してバッファ4036に格納する。上方プロセッサ(PEu)4038では下ラインの上方メッセージと後方、前方メッセージ、映像ピクセルデータの入力を受けて新たな上方メッセージmu(tu、j、i、f)を計算してバッファ4036に格納する。
図6は、本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部40の構成図である。アルゴリズムIVは反復的計算構造を有し、反復ループをfで表した。そして、高速処理のために、P個のプロセッサPE0、PE1、PE2、…が並列に処理される。
左右映像ピクセルデータはカメラ映像から入力され、スキャンラインバッファ4041に格納される。P個のそれぞれのラインに対してプロセッサPE0、PE1、PE2…が並列に配置されて同時にP個のラインを処理し、処理が終了すれば、その次のP個のラインを同時に処理する方式で行われる。従って、図6に示すように、P個のラインで最初のプロセッサは最初のライン処理を行い、p番目のプロセッサはp番目のライン処理を行う。このような方式で1つの映像は映像ライン数がN個であれば、計N/Pだけ処理しなければ、映像全体が処理されない。各プロセッサは、左右映像ピクセルデータgr(j+d(tall)、q*P+p)、gl(j、q*P+p)をスキャンラインバッファ4041から入力を受け、隣接するプロセッサとの通信のために、上位バッファ4046から下方メッセージmd(td、j、q*P+p、f)を受け、下位バッファ4046から上方メッセージmu(tu、j、q*P+p、f)を受けて処理した後、上位バッファ4046に上方メッセージを格納し、下位バッファ4046に下方メッセージを格納する。全てのプロセッサは、このような方式で高速で互いにメッセージをやりとりし、並列に処理される。
図7は、本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部40でそれぞれのラインを処理するプロセッサPE0、PE1、PE2、…の内部構成図である。
前方プロセッサ(PEf)4042が左右映像ピクセルデータgr(j+d(t all )、q*P+p)、gl(j、q*P+p)と以前反復ループで計算された上ラインと下ラインの下方メッセージ値md(tall、j、q*P+p−1、f−1)及び上方メッセージ値mu(tall、j、q*P+p+1、f−1)の入力を受けて前方メッセージ値mf(tf、j)を計算してスタック4043に格納する。後方プロセッサ(PEb)4044も左右映像ピクセルデータ及び上方、下方メッセージを受けてその映像ピクセルデータとメッセージを用いて計算された後方メッセージmb(tf)を両眼差計算プロセッサ(PEo)4045に送れば、両眼差計算プロセッサ(PEo)4045でスタック4042から格納された前方メッセージと後方、上方、下方メッセージ、そして左右映像ピクセルデータを受けて両眼差値を出力する。下方プロセッサ(PEd)4047では上ラインの下方メッセージと後方、前方メッセージ、映像ピクセルデータの入力を受けて新たな下方メッセージを計算する。上方プロセッサ(PEu)4048では下ラインの上方メッセージと後方、前方メッセージ、映像ピクセルデータの入力を受けて新たな上方メッセージを計算する。
図8は、本発明によるリアルタイム並列ステレオ整合システムで映像整合部40を構成する前方、後方、上方、下方プロセッサの内部構成図である。
各プロセッサは、メッセージを計算するために構成されるが、左右映像ピクセルデータgr(j+d(ti))、gl(j)の入力を受けてマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサ4051と、マッチングコストと多重メッセージ値の入力を受けて前方コストを計算する前方コストプロセッサ4052と、前方コストの入力を受けて格納するスタック4053と、スタック4053から前方コストの入力を受けて後方コストを計算する後方コストプロセッサ4054と、後方コストを次の実行時に再帰的に利用可能にするリカーシブバッファ4055とを含む。
図9は、本発明による前方コストプロセッサ4052の内部構成図である。図9で便宜上、前方コストプロセッサを2つの回路に分けて示したが、実際は1つの回路である。
前方コストプロセッサ4052は、入力を受けたメッセージから入力パラメータを差し引く減算器40521と、それぞれの減算器40521の出力とマッチングコストを加算する第1加算器40522と、第1加算器40522の出力値と第2加算器40525の出力値のうち、小さい値を出力する比較器40523と、比較器40523値を1クロック遅延させる第1ディレーバッファ40524と、第1ディレーバッファ40524の出力にコストC0を加算する第2加算器40525と、第1加算器40522の出力値と他の入力値とを比較して小さい値を出力する第2比較器40526と、第2比較器40526の結果値を1クロック遅延させて第2比較器40526の他の入力値として提供する第2ディレーバッファ40527と、第2比較器40526の出力にコストK1を加算して出力する第3加算器40528とを含む。
図10は、本発明による後方コストプロセッサ4054の内部構成図である。図10で便宜上、後方コストプロセッサを2つの回路に分けて示したが、実際は1つの回路である。
後方コストプロセッサ4054は、入力を受けたコストと第1加算器40543の出力値のうち、小さい値を選択する第1比較器40541と、第1比較器40541の出力を1クロック遅延させて第1加算器40543に提供する第1ディレーバッファ40542と、C0値と第1ディレーバッファ40542の出力を加算する第1加算器40543と、第1比較器40541の出力と入力パラメータ値とを比較してより小さい値を出力する第2比較器40544と、第2比較器40544の出力値と第2ディレーバッファ40546の出力値を加算する第2加算器40545と、第2加算器40545の出力値を1クロック遅延させて第2加算器40545の入力値として提供する第2ディレーバッファ40546と、第2加算器40545の出力値を任意の数だけシフトさせてパラメータとして出力するシフト部40547とを含む。
図11は、本発明によるマッチングコストプロセッサ4051の内部構成図である。
マッチングコストプロセッサ4051は、左右映像ピクセルデータの入力を受けて2つの映像ピクセルデータ値の差の絶対値を計算する差絶対値計算部40511と、差絶対値計算部40511の出力値をパラメータK2と比較してより小さい値を出力する比較器40512とを含む。
図12は、本発明によるリアルタイム並列ステレオ整合システムで映像整合部40に含まれる両眼差計算プロセッサ4015、4025、4035、4045の内部構成図である。
入力を受けたメッセージから入力パラメータを差し引く減算器40051と、左右映像ピクセルデータからマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサ40052と、それぞれの減算器40051の出力とマッチングコストプロセッサ40052の出力を加算する加算器40053と、比較器40055の出力値を1クロック遅延させるディレーバッファ40054と、ディレーバッファ40054の出力値と加算器40053の出力値のうち、小さい値を出力する比較器40055、両眼差計算プロセシングのステップを知らせるtカウンタ40056と、比較器40055の2つの入力値のうち、加算器40053からの入力値がより小さい値になった時、tカウンタ40056値を格納する両眼差出力バッファ40057とで構成される。
以下、本発明によるリアルタイム並列ステレオ整合システムの各構成要素別の動作順序を詳細に説明する。
図13は、本発明の第1実施形態によってアルゴリズムIを行う映像整合部40の動作過程を示すフローチャートである。
映像ライン数がNであり、1ラインでピクセル数がMである時、i番目の映像ラインとその映像ラインでj番目のピクセルに対して個別に計算が行われる。本アルゴリズムは、i番目の映像ラインで、0からM−1までj番目のピクセル上で前方処理(S111〜S117)され、その後、M−1から0までj番目のピクセル上で後方処理(S121〜S128)される。前方処理では図3の前方プロセッサが左右映像のピクセルデータ値の入力を受けて前方メッセージ値を計算(S114)し、その前方メッセージ値をスタックに格納(S115)する。そして、後方処理では図3の後方プロセッサが左右映像のピクセルデータ値の入力を受け、後方メッセージ値を計算(S123)し、図3の両眼差計算プロセッサは後方メッセージ値とスタックから前方メッセージ値を読み込んで両眼差値を計算(S124)する。
図14は、本発明の第2実施形態によってアルゴリズムIIを行う映像整合部40の動作過程を示すフローチャートである。
i番目の映像ラインとその映像ラインでj番目のピクセルに対して個別に計算が行われる。本アルゴリズムは、i番目の映像ラインで0からM−1までj番目のピクセル上で前方処理(S211〜S217)された後、M−1から0までj番目のピクセル上で後方処理(S221〜S229)される。前方処理では図4の前方プロセッサで左右映像ピクセルデータ値と上ラインの下方メッセージ値の入力を受けて前方メッセージ値が計算(S214)され、その前方メッセージ値がスタックに格納(S215)される。そして、後方処理では図4の後方プロセッサで左右映像ピクセルデータ値と上ラインの下方メッセージ値の入力を受け、後方メッセージ値を計算(S223)し、図4の下方プロセッサでは左右映像ピクセルデータ値と前方、後方及び上ラインの下方メッセージ値の入力を受けて現在のラインの下方メッセージ値を計算(S224)する。図4の両眼差計算プロセッサでは下方、後方、前方メッセージ値を読み込んで両眼差値を計算(S225)する。
図15は、本発明の第3実施形態によってアルゴリズムIIIを行う映像整合部40の動作過程を示すフローチャートである。
f番目の反復ループとそのループでi番目の映像ラインとその映像ラインでj番目のピクセルに対して個別に計算が行われる。本アルゴリズムは、映像全体をF回数だけ繰り返し行って両眼差映像のノイズを低減する。本アルゴリズムはi番目のラインで、j番目のピクセル上では0からM−1まで前方処理(S311〜S318)された後、j番目のピクセル上でM−1から0まで後方処理(S321〜S332)される。前方処理では図5の前方プロセッサで左右映像のピクセルデータ値とf−1番目の反復ループで上ラインの下方メッセージ値とf−1番目の反復ループで下ラインの上方メッセージ値の入力を受けて前方メッセージ値が計算(S315)され、その値がスタックに格納(S316)される。そして、後方処理では図5の後方プロセッサで左右映像のピクセルデータ値とf−1番目の反復ループにおける上ラインの下方メッセージ値とf−1番目の反復ループにおける下ラインの上方メッセージ値の入力を受け、後方メッセージ値を計算(S323)し、図5の下方プロセッサでは左右映像のピクセルデータ値と前方、後方及びf−1番目の反復ループにおける上ラインの下方メッセージ値の入力を受けて現在のラインの下方メッセージ値を計算(S324)する。図5の上方プロセッサでは左右映像のピクセルデータ値と前方、後方及びf−1番目の反復ループにおける下ラインの上方メッセージ値の入力を受けて現在のラインの上方メッセージ値を計算(S324)する。図5の両眼差計算プロセッサでは後方、前方メッセージ値とf−1番目の反復ループにおける上方、下方メッセージ値を読み込んで両眼差値を計算(S325)する。
図16は、本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行う映像整合部40の動作過程を示すフローチャートである。
本アルゴリズムは、映像全体においてF回繰り返して行われ、高速処理のために、P個のプロセッサが並列に処理される。即ち、本アルゴリズムは、アルゴリズムIIIの並列高速処理のために構成される。それぞれの映像ラインに対してプロセッサが並列に配置されて同時にP個のラインを処理し、処理が終了すれば、その次のP個のラインを同時に処理する方式で行われる。従って、図6に示すように、P個のラインで、最初のプロセッサは最初のラインを、p番目のプロセッサはp番目のラインを処理する。このような方式で1つの映像は映像ライン数がN個である時、計Q=N/Pだけ行わなければ、映像全体が完全に処理されない。
i番目のラインで、処理はj番目のピクセル上では0からM−1まで前方処理(S411〜S418)された後、j番目のピクセル上でM−1から0まで後方処理(S421〜S431)される。前方処理では図7の前方プロセッサで左右映像ピクセルデータ値とf−1番目の反復ループで上ラインの下方メッセージ値とf−1番目の反復ループで下ラインの上方メッセージ値の入力を受けて前方メッセージ値が計算(S415)され、その値がスタック(S416)に格納される。そして、後方処理では図7の後方プロセッサで左右映像のピクセルデータ値とf−1番目の反復ループにおける上ラインの下方メッセージ値とf−1番目の反復ループにおける下ラインの上方メッセージ値の入力を受け、後方メッセージ値を計算(S423)し、図7の下方プロセッサでは左右映像のピクセルデータ値と前方、後方及びf−1番目の反復ループにおける上ラインの下方メッセージ値の入力を受けて現在のラインの下方メッセージ値を計算(S424)する。図6Bの上方プロセッサでは左右映像のピクセルデータ値と前方、後方及びf−1番目の反復ループにおける下ラインの上方メッセージ値の入力を受けて現在のラインの上方メッセージ値を計算(S424)する。図5の両眼差計算プロセッサでは後方、前方メッセージ値及びf−1番目の反復ループにおける上方、下方メッセージ値を読み込んで両眼差値を計算(S425)する。
図17は、本発明によるアルゴリズムI〜IVで両眼差計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。
段階S508〜S509により、入力メッセージmk(t)はtが0からD−1までのステート値を有するベクトルであり、mk(−1)は入力パラメータを示す。U0(−1)=Kに初期化(可能な限り最大値)(S501)し、左右映像ピクセルデータ値と入力メッセージのそれぞれのステート値は反復ループ毎に入力される(S502)。そして、左右映像ピクセルデータ値を用いて図11のマッチングコストプロセッサでマッチングコストを計算(S503)し、計算されたマッチングコストを入力メッセージから入力パラメータを差し引いた値に加算(S504)する。新たに計算されたUi(t)値は以前ループで計算された最小値U0(t−1)と比較(S505)して現ループの最小値U0(t)を計算(S506、S507)する。そして、新たに計算された値Ui(t)が最小値である時、反復ループの個数tをdレジスタに格納し、全ステップが終了すれば、値dを出力(S510)する。即ち、それぞれステップ毎に計算された値が全体反復ループで最小となるUi(t)を求め、その時のループの個数tを値dとして出力するアルゴリズムである。
図18は、本発明によるアルゴリズムI〜IVで前方、後方、上方、下方メッセージの処理過程を示すフローチャートである。
図8のマッチングコストプロセッサでは左右映像ピクセルデータの入力(S601)を受けてマッチングコストmdata(t)を計算(S602)し、図8の前方コストプロセッサではマッチングコストmdata(t)と入力メッセージと図8のリカーシブバッファから入力されるm0(tbuf)の入力を受けて前方コストを計算(S603)した後、スタックに格納(S604)し、図8の後方コストプロセッサではスタックで前方コスト値を読み込んで(S605)、後方コスト値を出力(S606〜S607)する。このとき、出力された後方コスト値が図8のリカーシブバッファに入力されて次回の前記アルゴリズムを行う際に用いることができる。m0(tbuf)は前方及び下方メッセージを計算する過程で再帰的に前方コストプロセッサが計算を行う時、メッセージ入力として提供される。
図19は、図18の前方コスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。
段階S707〜S708により、入力コストmk(t)はtが0からD−1までの値を有するベクトルであり、mk(−1)は入力パラメータを示す。U0(−1)=Kに初期化(S701)し、入力コスト値は反復ループ毎に入力され(S702)、入力コストから入力パラメータを差し引いた値を加算する(S703)。新たに計算された値Ui(t)は、以前ループで計算されたU0(t−1)+C0と比較(S704)して最小値を現ループのU0(t)として計算(S705〜S706)する。
図20は、図17の後方コスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。
段階S810〜S811により、入力メッセージUi(t)はtが−1からD−1までのステート値を有するベクトルであり、mk(−1)は入力パラメータを示す。U0(−1)=Kに初期化(可能な限り最大値)(S801)し、反復ループ毎に前方コストの各ステート値Ui(t)が入力される(S802)。Ui(t)と以前ループで計算されたma(t−1)+C0とを比較して最小値を現ループのma(t)にセットする(S803〜S805)。
次に、ma(t)は再び入力パラメータUi(−1)と比較されて小さい値がm0(t)として計算されて出力される(S806〜S808)。
s(t)は0に初期化された後、反復ループ毎にm0(t)を加算し(S809)、最終のループでms(D−1)をA0だけシフトライト(Shift right)する(S812)。このシフトされた値は、メッセージの正規化パラメータとなる。
図21は、本発明によるリアルタイム並列ステレオ整合システムでマッチングコスト計算アルゴリズムの処理過程を示すフローチャートである。
左右映像ピクセルデータの入力を受けて2つデータの差の絶対値a(t)を計算し(S901)、a(t)とK1とを比較(S902)して、より小さい値がmdata(t)として計算(S903、S904)される。
図22及び図23は、入力される左右映像を示し、図24は、基準(reference)両眼差出力映像を示す。図25は、左右映像の単一スキャンラインのみを用いた他のアルゴリズム(scan line optimization algorithm)の計算結果を示す。図26は、本発明の第1実施形態によってアルゴリズムIを行って得られた両眼差出力映像であり、図27は、本発明の第2実施形態によってアルゴリズムIIを行って得られた両眼差出力映像であり、図28は、本発明の第3実施形態によってアルゴリズムIIIを行うか、本発明の第4実施形態によってアルゴリズムIVを行って得られた両眼差出力映像である。
このように本発明の実施形態によれば、アルゴリズムIからアルゴリズムII、アルゴリズムIII、アルゴリズムIVに発展するほど、水平方向のストライプノイズが除去されて両眼差エラーが減少したことが分かる。
以上、本発明の幾つかの実施形態に限定して説明したが、本発明の技術が当業者によって容易に変形実施される可能性は自明である。このように変形された実施形態は、本発明の特許請求の範囲に記載された技術思想に当然含まれるものと理解すべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
第1及び第2映像取得手段から入力される映像をデジタル信号に変換して第1及び第2ピクセルデータを出力する映像処理部と、
同一エピポーラ線上の前記第1及び第2ピクセルデータのデータ値を用いて各ピクセルの上方、下方、前方、後方メッセージのうち少なくとも2つ以上のメッセージを計算し、隣接するピクセルに対応する計算されたメッセージを用いて各ピクセルの両眼差値を計算する映像整合部と
を含む並列VLSI計算構造又はアルゴリズムを用いるメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[2]
前記映像整合部は、
前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
前記左右映像ピクセルデータを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージを格納するスタックと、
前記左右映像ピクセルデータを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前方メッセージ及び後方メッセージを受けて前記両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと
を含むことを特徴とする[1]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[3]
前記映像整合部による映像整合は全てのラインに対して行われ、各ラインで一方の水平方向に前記前方メッセージが計算され、計算された前記前方メッセージが前記スタックに格納される前方処理が完了した後に、前記ラインで他方の水平方向に前記後方メッセージ値を計算し、前記両眼差値を計算する後方処理が行われることを特徴とする[2]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[4]
前記映像整合部は、
前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
前記左右映像ピクセルデータ及び隣接した上ラインに対応する下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージ値を格納するスタックと、
前記左右映像ピクセルデータ及び前記隣接した上ラインに対応する下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前方メッセージ及び前記後方メッセージを受けて両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと
を含むことを特徴とする[1]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[5]
前記映像整合部による映像整合は前記隣接した上ラインに対して前記下方メッセージを計算し、その後に前記計算された下方メッセージを用いて前記前方及び後方メッセージを計算し、前記両眼差値を計算し、現在のラインの前記下方メッセージを計算して隣接した下ラインで用いるようにすることを特徴とする[4]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[6]
前記前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、前記後方処理時に前記後方及び下方プロセッサと前記両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする[4]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[7]
前記映像整合部は、
前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
前記左右映像ピクセルデータ及び以前反復ループで計算された隣接した下ラインに対応する隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された隣接した上ラインに対応する隣接した下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージを格納するスタックと、
前記スキャンラインバッファから受けた前記左右映像ピクセルデータ及び前記以前反復ループで計算された前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
前記スキャンラインバッファから受けた前記左右映像ピクセルデータ値と前記以前反復ループで計算された前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて前記両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した下方メッセージの入力を受けて現在のラインに対応する現在の下方メッセージを計算する下方プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージの入力を受けて現在のラインに対応する現在の上方メッセージを計算する上方プロセッサと
を含むことを特徴とする[1]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[8]
前記映像整合部は映像全体に対して前記映像整合を複数回繰り返し行って両眼差映像のノイズを低減することを特徴とする[7]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[9]
前記前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、前記後方処理時に前記後方及び上方、下方プロセッサ、前記両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする[7]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[10]
前記映像整合部は、
前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
複数のプロセッサが並列配列されている並列プロセッサ部と、
前記上方及び下方メッセージを格納する2つ以上のメッセージバッファと
を含み、
それぞれの前記プロセッサは、前記スキャンラインバッファから前記左右映像ピクセルデータを受信し、前記上方メッセージを格納しているメッセージバッファから前記上方メッセージを受信し、前記下方メッセージを格納している他のメッセージバッファから前記下方メッセージを受信してそれぞれの映像ラインを処理した後、前記上方メッセージを格納している前記メッセージバッファに前記下方メッセージを格納し、前記下方メッセージを格納している前記他のメッセージバッファに前記上方メッセージを格納することを特徴とする[1]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[11]
並列に配列されている前記プロセッサの同時実行により複数のラインを処理することを特徴とする[10]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[12]
前記並列プロセッサ部は、
前記左右映像ピクセルデータ及び隣接するメッセージバッファから隣接した下ラインに対応する隣接した上方メッセージ、他の隣接するメッセージバッファから隣接した上ラインに対応する隣接した下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
前記計算された前方メッセージを格納するスタックと、
前記左右映像ピクセルデータ及び前記隣接するメッセージバッファから前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記他の隣接するメッセージバッファから前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージ、前記隣接した下方メッセージを受けて両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した下方メッセージの入力を受けて現在の下方メッセージを計算する下方プロセッサと、
前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージの入力を受けて現在の上方メッセージを計算する上方プロセッサと
を含むことを特徴とする[10]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[13]
前記映像整合部は、映像全体に対して映像整合を複数回繰り返し行い、一定数の前記プロセッサが同一数のラインをそれぞれ並列に処理することを特徴とする[10]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[14]
それぞれの前記プロセッサが並列に処理されて前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、後方処理時に前記後方及び上方、下方プロセッサ、両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする[10]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[15]
前記前方、後方、上方又は下方プロセッサは、
前記左右映像ピクセルデータの入力を受けてマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサと、
前記マッチングコストと多重メッセージ値の入力を受けて前方コストを計算する前方コストプロセッサと、
前記前方コストの入力を受けて格納するスタックと、
前記スタックから前記前方コストの入力を受けて後方コストを計算する後方コストプロセッサと、
前記後方コストを次回の実行時に再帰的に利用可能にするリカーシブバッファと
を含むことを特徴とする[2]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[16]
前記前方コストプロセッサは、
前記入力を受けた多重メッセージ値から入力パラメータを差し引く減算器と、
前記減算器の出力値と前記マッチングコストを加算する第1加算器と、
第1入力値を1クロック遅延させる第1ディレーバッファと、
前記第1ディレーバッファの出力値に任意の制御パラメータ値を加算する第2加算器と、
前記第1加算器の出力値と前記第2加算器の出力値のうち、より小さい値を前記第1ディレーバッファの前記第1入力値として提供する第1比較器と、
前記第1加算器の出力値と第2入力値とを比較してより小さい値を出力する第2比較器と、
前記第2比較器の結果値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前第2比較器の前記第2入力値として提供する第2ディレーバッファと、
前記第2比較器の出力値に制御パラメータを加算する第3加算器と
を含むことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[17]
前記後方コストプロセッサは、
前記入力を受けた前方コストと比較入力値のうち、より小さい値を選択する第1比較器と、
前記第1比較器の出力値を1クロック遅延させる第1ディレーバッファと、
前記第1ディレーバッファの出力値と任意の制御パラメータ値を加算して前記加算した値を前記第1比較器の前記比較入力値として提供する第1加算器と、
前記第1比較器の出力値と入力パラメータとを比較してより小さい値を出力する第2比較器と、
前記第2比較器の出力値と追加入力値を加算する第2加算器と、
前記第2加算器の出力値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前記第2加算器の前記追加入力値として提供する第2ディレーバッファと、
前記第2加算器の出力値を任意の数だけシフトさせて前記シフトされた値をパラメータとして出力するシフト部と
を含むことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[18]
前記マッチングコストプロセッサは、
前記左右映像ピクセルデータの入力を受けて2つの値の差の絶対値を計算する差絶対値計算部と、
前記差絶対値計算部の出力値と制御パラメータとを比較してより小さい値を出力する比較器と
を含むことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[19]
前記両眼差計算プロセッサは、
前記入力を受けたメッセージ値から入力パラメータを差し引く減算器と、
前記左右映像ピクセルデータを用いてマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサと、
前記減算器の出力値と前記マッチングコストプロセッサの出力値を加算する加算器と、
前記加算器の出力値と第2入力値のうち、より小さい値を出力する比較器と、
前記比較器の出力値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前記比較器の前記第2入力値として提供するディレーバッファと、
前記両眼差計算プロセッサの各反復ループのステップ番号を知らせるカウンタと、
前記比較器の出力値が前記加算器の出力値になれば、前記カウンタの出力値を格納する両眼差出力バッファと
を含むことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[20]
前記両眼差計算プロセッサは、反復ループ毎に前記左右映像ピクセルデータと入力メッセージ値のステート値を読み込んで前記マッチングコストを計算し、前記計算されたマッチングコストから入力パラメータを差し引いた値を前記入力メッセージ値に加算し、新たに計算された値と以前反復ループで計算された以前最小値とを比較して現在反復ループで現在の最小値を計算し、前記新たに計算された値が前記現在の最小値である時、前記現在反復ループのステップ番号をレジスタに格納し、全ての反復ループが終了すれば、前記レジスタに格納された値を出力することを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[21]
前記前方、後方プロセッサは、前記マッチングコストプロセッサにより計算されたコスト値と入力メッセージ値と前記リカーシブバッファに格納されたコスト値を用いて前記前方コストプロセッサがクロックステップ毎に前記前方コストを計算して前記計算された前方コストを前記スタックに格納する前方処理を終えると、前記後方コストプロセッサは前記スタックから前記前方コストを計算して後方コストを出力し、出力された後方コストを前記リカーシブバッファに入力させる後方処理を行うことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[22]
前記前方コストプロセッサは、前記ディレーバッファを可能な限り大きい値に初期化し、反復ループ毎に入力コストを読み込みながら、前記入力コストから入力パラメータを差し引いた値を入力メッセージ値に加算し、前記加算した値を前記ディレーバッファに格納された以前値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を出力すると同時に、前記より小さい値を前記ディレーバッファに格納することを特徴とする[21]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[23]
前記後方コストプロセッサは、前記第1ディレーバッファを可能な限り最大値に初期化し、前記第2ディレーバッファを0に初期化した後、反復ループ毎に前記前方コストを読み込んで前記前方コストを前記第1ディレーバッファに格納された値に制御パラメータ値を加算した比較値と比較してより小さい値を前記第1ディレーバッファに格納し、前記第1ディレーバッファの出力値を入力パラメータと比較してより小さい値を出力し、反復ループ毎に前記第1ディレーバッファの現在の出力値を前記第1ディレーバッファの以前出力値と加算して前記加算した値を前記第2ディレーバッファに格納し、前記第2ディレーバッファに格納された値を任意の数だけシフトしてパラメータを計算した後に出力することを特徴とする[21]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[24]
前記上方、下方プロセッサは、クロックステップ毎に前記マッチングコストプロセッサにより計算されたコスト値と入力メッセージ値を用いて前記前方コストプロセッサが前方コストを計算した後、前記計算された前方コストを前記スタックに格納する前方処理を終えると、前記後方コストプロセッサは前記スタックから前記前方コストを受けて後方コストを出力する後方処理を行うことを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[25]
前記前方コストプロセッサは、前記ディレーバッファを可能な限り大きい値に初期化し、反復ループ毎に入力コストを読み込みながら、前記入力コストから入力パラメータを差し引いた値を入力マッサージ値に加算し、前記加算した値を前記ディレーバッファに格納された以前値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を出力すると同時に、前記より小さい値を前記ディレーバッファに格納することを特徴とする[24]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[26]
前記後方コストプロセッサは、前記第1ディレーバッファを可能な限り最大値に初期化し、前記第2ディレーバッファを0に初期化した後、反復ループ毎に前記前方コストを読み込んで前記前方コストを前記第1ディレーバッファに格納された値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を前記第1ディレーバッファに格納し、前記第1ディレーバッファの出力値は入力パラメータと比較して小さい値を出力し、ステップ毎に前記第1ディレーバッファの現在の出力値に前記第1ディレーバッファの以前出力値を加算して前記加算した値を前記第2ディレーバッファに格納し、前記第2ディレーバッファに格納された値を任意の数だけシフトしてパラメータを計算した後に出力することを特徴とする[24]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
[27]
前記前方、後方、上方、下方プロセッサは、それぞれ前方、後方、上方、下方メッセージを計算することを特徴とする[15]のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。

Claims (26)

  1. 第1及び第2映像取得手段から入力される映像をデジタル信号に変換して第1及び第2ピクセルデータを出力する映像処理部と、
    同一エピポーラ線上の前記第1及び第2ピクセルデータのデータ値を用いて、基準映像の特定のピクセルが有し得る特定の両眼差に対する信頼性を計算するための値を示すメッセージである上位スキャンライン方向への上方メッセージ、下位スキャンライン方向への下方メッセージ、前方処理により計算される前方メッセージ、後方処理により計算される後方メッセージを計算するとき、
    特定のピクセルが隣接するピクセルに伝達するメッセージは、基準映像のピクセルと比較映像のピクセル値の類似度と以前メッセージの演算により取得したメッセージに基づいて決定し、
    前記特定のピクセルが隣接するピクセルに伝達したメッセージに基づいて全ての両眼差に対してメッセージの演算を行った後、最小メッセージ値を有する両眼差を当該ピクセルの両眼差として決定する映像整合部と
    を含み、
    前記映像整合部は、
    左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
    前記左右映像ピクセルデータを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
    前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージを格納するスタックと、
    前記左右映像ピクセルデータを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前方メッセージ及び後方メッセージを受けて前記両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと
    を含むメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  2. 前記映像整合部による映像整合は全てのラインに対して行われ、各ラインで一方の水平方向に前記前方メッセージが計算され、計算された前記前方メッセージが前記スタックに格納される前方処理が完了した後に、前記ラインで他方の水平方向に前記後方メッセージ値を計算し、前記両眼差値を計算する後方処理が行われることを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  3. 前記映像整合部は、
    前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
    前記左右映像ピクセルデータ及び隣接した上ラインに対応する下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
    前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージ値を格納するスタックと、
    前記左右映像ピクセルデータ及び前記隣接した上ラインに対応する下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前方メッセージ及び前記後方メッセージを受けて両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  4. 前記映像整合部による映像整合は前記隣接した上ラインに対して前記下方メッセージを計算し、その後に前記計算された下方メッセージを用いて前記前方及び後方メッセージを計算し、前記両眼差値を計算し、現在のラインの前記下方メッセージを計算して隣接した下ラインで用いるようにすることを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  5. 前記前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、前記後方処理時に前記後方及び下方プロセッサと前記両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  6. 前記映像整合部は、
    前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
    前記左右映像ピクセルデータ及び以前反復ループで計算された隣接した下ラインに対応する隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された隣接した上ラインに対応する隣接した下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
    前記前方プロセッサにより計算された前方メッセージを格納するスタックと、
    前記スキャンラインバッファから受けた前記左右映像ピクセルデータ及び前記以前反復ループで計算された前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
    前記スキャンラインバッファから受けた前記左右映像ピクセルデータ値と前記以前反復ループで計算された前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記以前反復ループで計算された前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて前記両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した下方メッセージの入力を受けて現在のラインに対応する現在の下方メッセージを計算する下方プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージの入力を受けて現在のラインに対応する現在の上方メッセージを計算する上方プロセッサと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  7. 前記映像整合部は映像全体に対して前記映像整合を複数回繰り返し行って両眼差映像のノイズを低減することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  8. 前記前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、前記後方処理時に前記後方及び上方、下方プロセッサ、前記両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  9. 前記映像整合部は、
    前記左右映像ピクセルデータを格納するスキャンラインバッファと、
    複数のプロセッサが並列配列されている並列プロセッサ部と、
    前記上方及び下方メッセージを格納する2つ以上のメッセージバッファと
    を含み、
    それぞれの前記プロセッサは、前記スキャンラインバッファから前記左右映像ピクセルデータを受信し、前記上方メッセージを格納しているメッセージバッファから前記上方メッセージを受信し、前記下方メッセージを格納している他のメッセージバッファから前記下方メッセージを受信してそれぞれの映像ラインを処理した後、前記上方メッセージを格納している前記メッセージバッファに前記下方メッセージを格納し、前記下方メッセージを格納している前記他のメッセージバッファに前記上方メッセージを格納することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  10. 並列に配列されている前記プロセッサの同時実行により複数のラインを処理することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  11. 前記並列プロセッサ部は、
    前記左右映像ピクセルデータ及び隣接するメッセージバッファから隣接した下ラインに対応する隣接した上方メッセージ、他の隣接するメッセージバッファから隣接した上ラインに対応する隣接した下方メッセージを受けて前方メッセージを計算する前方プロセッサと、
    前記計算された前方メッセージを格納するスタックと、
    前記左右映像ピクセルデータ及び前記隣接するメッセージバッファから前記隣接した下ラインに対応する前記隣接した上方メッセージ、前記他の隣接するメッセージバッファから前記隣接した上ラインに対応する前記隣接した下方メッセージを受けて後方メッセージを計算する後方プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記スタックに格納された前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージ、前記隣接した下方メッセージを受けて両眼差値を計算する両眼差計算プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した下方メッセージの入力を受けて現在の下方メッセージを計算する下方プロセッサと、
    前記左右映像ピクセルデータと前記前方メッセージ及び前記後方メッセージ、前記隣接した上方メッセージの入力を受けて現在の上方メッセージを計算する上方プロセッサと
    を含むことを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  12. 前記映像整合部は、映像全体に対して映像整合を複数回繰り返し行い、一定数の前記プロセッサが同一数のラインをそれぞれ並列に処理することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  13. それぞれの前記プロセッサが並列に処理されて前方処理時に前記前方プロセッサが動作し、後方処理時に前記後方及び上方、下方プロセッサ、両眼差計算プロセッサが動作することを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  14. 前記前方、後方、上方又は下方プロセッサは、
    前記左右映像ピクセルデータの入力を受けてマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサと、
    前記マッチングコストと、上位スキャンラインからの下方メッセージ値及び下位スキャンラインからの上方メッセージ値を含む多重メッセージ値の入力を受けて前方コストを計算する前方コストプロセッサと、
    前記前方コストの入力を受けて格納するスタックと、
    前記スタックから前記前方コストの入力を受けて後方コストを計算する後方コストプロセッサと、
    前記後方コストを次回の実行時に再帰的に利用可能にするリカーシブバッファと
    を含むことを特徴とする請求項に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  15. 前記前方コストプロセッサは、
    前記入力を受けた上方スキャンラインからの下方メッセージ値及び下位スキャンラインからの上方メッセージ値を含む多重メッセージ値からメッセージ全体の平均値に該当する入力パラメータを差し引く減算器と、
    前記減算器の出力値と前記マッチングコストを加算する第1加算器と、
    第1入力値を1クロック遅延させる第1ディレーバッファと、
    前記第1ディレーバッファの出力値に任意の制御パラメータ値を加算する第2加算器と、
    前記第1加算器の出力値と前記第2加算器の出力値のうち、より小さい値を前記第1ディレーバッファの前記第1入力値として提供する第1比較器と、
    前記第1加算器の出力値と第2入力値とを比較してより小さい値を出力する第2比較器と、
    前記第2比較器の結果値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前第2比較器の前記第2入力値として提供する第2ディレーバッファと、
    前記第2比較器の出力値に制御パラメータを加算する第3加算器と
    を含むことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  16. 前記後方コストプロセッサは、
    前記入力を受けた前方コストと比較入力値のうち、より小さい値を選択する第1比較器と、
    前記第1比較器の出力値を1クロック遅延させる第1ディレーバッファと、
    前記第1ディレーバッファの出力値と任意の制御パラメータ値を加算して前記加算した値を前記第1比較器の前記比較入力値として提供する第1加算器と、
    前記第1比較器の出力値と、自身の出力値を第2ディレーバッファを介して遅延させた入力パラメータとを比較してより小さい値を出力する第2比較器と、
    前記第2比較器の出力値と追加入力値を加算する第2加算器と、
    前記第2加算器の出力値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前記第2加算器の前記追加入力値として提供する第2ディレーバッファと、
    前記第2加算器の出力値を任意の数だけシフトさせて前記シフトされた値をパラメータとして出力するシフト部と
    を含むことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  17. 前記マッチングコストプロセッサは、
    前記左右映像ピクセルデータの入力を受けて2つの値の差の絶対値を計算する差絶対値計算部と、
    前記差絶対値計算部の出力値と制御パラメータとを比較してより小さい値を出力する比較器と
    を含むことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  18. 前記両眼差計算プロセッサは、
    前記入力を受けたメッセージ値から入力パラメータを差し引く減算器と、
    前記左右映像ピクセルデータを用いてマッチングコストを計算するマッチングコストプロセッサと、
    前記減算器の出力値と前記マッチングコストプロセッサの出力値を加算する加算器と、
    前記加算器の出力値と第2入力値のうち、より小さい値を出力する比較器と、
    前記比較器の出力値を1クロック遅延させて前記遅延された値を前記比較器の前記第2入力値として提供するディレーバッファと、
    前記両眼差計算プロセッサの各反復ループのステップ番号を知らせるカウンタと、
    前記比較器の出力値が前記加算器の出力値になれば、前記カウンタの出力値を格納する両眼差出力バッファと
    を含むことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  19. 前記両眼差計算プロセッサは、反復ループ毎に左右映像ピクセルデータの差値と制御パラメータとを比較して最小値をマッチングコストとして決定するマッチングコストの計算を行い、前記計算されたマッチングコストから入力パラメータを差し引いた値を前記入力メッセージ値に加算し、新たに計算された値と以前反復ループで計算された以前最小値とを比較して現在反復ループで現在の最小値を計算し、前記新たに計算された値が前記現在の最小値である時、前記現在反復ループのステップ番号をレジスタに格納し、全ての反復ループが終了すれば、前記レジスタに格納された値を出力することを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  20. 前記前方、後方プロセッサは、前記マッチングコストプロセッサにより計算されたコスト値と入力メッセージ値と前記リカーシブバッファに格納されたコスト値を用いて前記前方コストプロセッサがクロックステップ毎に前記前方コストを計算して前記計算された前方コストを前記スタックに格納する前方処理を終えると、前記後方コストプロセッサは前記スタックから前記前方コストを計算して後方コストを出力し、出力された後方コストを前記リカーシブバッファに入力させる後方処理を行うことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  21. 前記前方コストプロセッサは、前記ディレーバッファを可能な限り大きい値に初期化し、反復ループ毎に入力コストを読み込みながら、前記入力コストから入力パラメータを差し引いた値を入力メッセージ値に加算し、前記加算した値を前記ディレーバッファに格納された以前値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を出力すると同時に、前記より小さい値を前記ディレーバッファに格納することを特徴とする請求項20に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  22. 前記後方コストプロセッサは、前記第1ディレーバッファを可能な限り最大値に初期化し、前記第2ディレーバッファを0に初期化した後、反復ループ毎に前記前方コストを読み込んで前記前方コストを前記第1ディレーバッファに格納された値に制御パラメータ値を加算した比較値と比較してより小さい値を前記第1ディレーバッファに格納し、前記第1ディレーバッファの出力値を入力パラメータと比較してより小さい値を出力し、反復ループ毎に前記第1ディレーバッファの現在の出力値を前記第1ディレーバッファの以前出力値と加算して前記加算した値を前記第2ディレーバッファに格納し、前記第2ディレーバッファに格納された値を任意の数だけシフトしてパラメータを計算した後に出力することを特徴とする請求項20に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  23. 前記上方、下方プロセッサは、クロックステップ毎に前記マッチングコストプロセッサにより計算されたコスト値と入力メッセージ値を用いて前記前方コストプロセッサが前方コストを計算した後、前記計算された前方コストを前記スタックに格納する前方処理を終えると、前記後方コストプロセッサは前記スタックから前記前方コストを受けて後方コストを出力する後方処理を行うことを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  24. 前記前方コストプロセッサは、前記ディレーバッファを可能な限り大きい値に初期化し、反復ループ毎に入力コストを読み込みながら、前記入力コストから入力パラメータを差し引いた値を入力マッサージ値に加算し、前記加算した値を前記ディレーバッファに格納された以前値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を出力すると同時に、前記より小さい値を前記ディレーバッファに格納することを特徴とする請求項23に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  25. 前記後方コストプロセッサは、前記第1ディレーバッファを可能な限り最大値に初期化し、前記第2ディレーバッファを0に初期化した後、反復ループ毎に前記前方コストを読み込んで前記前方コストを前記第1ディレーバッファに格納された値に制御パラメータを加算した値と比較してより小さい値を前記第1ディレーバッファに格納し、前記第1ディレーバッファの出力値は入力パラメータと比較して小さい値を出力し、ステップ毎に前記第1ディレーバッファの現在の出力値に前記第1ディレーバッファの以前出力値を加算して前記加算した値を前記第2ディレーバッファに格納し、前記第2ディレーバッファに格納された値を任意の数だけシフトしてパラメータを計算した後に出力することを特徴とする請求項23に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
  26. 前記前方、後方、上方、下方プロセッサは、それぞれ前方、後方、上方、下方メッセージを計算することを特徴とする請求項14に記載のメッセージ伝達基盤ステレオ映像整合システム。
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